JP2001030673A - 綴じ具のベース固定構造 - Google Patents

綴じ具のベース固定構造

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JP2001030673A
JP2001030673A JP11207866A JP20786699A JP2001030673A JP 2001030673 A JP2001030673 A JP 2001030673A JP 11207866 A JP11207866 A JP 11207866A JP 20786699 A JP20786699 A JP 20786699A JP 2001030673 A JP2001030673 A JP 2001030673A
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高佳 東野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リベットを採用して固定強度を確実なものと
し、廃棄処分に際して分別を難なく行うことのできる綴
じ具のベース固定構造を提供すること。 【解決手段】 綴じ具10のベース15がリベット12
によって表紙体11に固定されている。ベース15に
は、リベット挿通穴12と、このリベット挿通穴の外周
に沿って形成されたスリット穴(弱め部)21と、この
スリット穴21の近傍に設けられた破壊用穴23が形成
されている。破壊用穴23にスクリュードライバ30等
の先端を差し込んでこれを抉るように外力を付与するこ
とで、スリット穴21がベース部分15Aの変形を許容
してリベット12とベース15との係合を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は綴じ具のベース固定
構造に係り、更に詳しくは、リベットを用いて綴じ具を
固定した場合でも、当該綴じ具の取り外しを少ない負担
で行うことのできる綴じ具のベース固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種バインダー、ファイルに
は、表紙体を被固定面として綴じ具が固定されている。
公知の綴じ具は、パイプ状若しくはリング状の綴じ部材
がベース上に設けられており、このベースがリベットを
介して表紙体に固定される構造となっている。これによ
れば、綴じ具を強固に固定することができ、表紙体との
一体性を確実なものとすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リベッ
トによる固定の場合、老朽化したバインダー、ファイル
を廃棄処分するにあたり、表紙体と綴じ具とを分別する
ことが極めて困難であることから、通常は、そのまま廃
棄されているのが実情となっている。そのため、近時の
ゴミ処理問題に十分に対応できないという社会問題を惹
起するに至っている。
【0004】そこで、最近では、分別廃棄を容易且つ徹
底ならしめるため、リベットを用いることなくベースを
表紙体の内外から挟み付けることのできる挟持部材を用
いて綴じ具を着脱自在に固定する構造が採用されつつあ
る。
【0005】ところが、リベットによる固定は、非常に
強い固定強度を有しているのに対し、リベットを用いな
い固定構造は、相対的に固定強度を低下せざるを得ない
という構造上の問題がある。また、リベット以外の固定
構造は、表紙体の外面側に位置する部材と、ベースの内
面側に位置する部材とを用いる構成を採用するため、部
品点数が増加するものとなる。更に、挟持部材の露出す
る面積も少なくなく、従って、表紙体の外面側に露出す
る挟持部材を隠蔽しなければならないという制約もあ
る。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような問題に着目して案
出されたものであり、その目的は、リベットを採用して
固定強度を確実なものとしつつ、廃棄処分に際して分別
を困難なく行うことのできる綴じ具のベース固定構造を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、綴じ部材を備えた綴じ具のベースをリベ
ットを用いて被固定面に固定可能に設けたベース固定構
造において、前記ベースは、リベット挿通穴と、このリ
ベット挿通穴回りに形成された弱め部と、この弱め部の
近傍に設けられた破壊用穴とを備える、という構成を採
っている。このように構成すれば、前記破壊用穴にスク
リュードライバ等の先端を差し込み、これをねじって破
壊力を生じさせることで、当該破壊力が弱め部に作用す
ることとなる。そして、弱め部回りに変形がもたらされ
てリベットを脱落させることができ、ひいては、表紙体
と綴じ具との分別が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における弱め部は、リベッ
ト挿通穴に連なるスリット穴若しくは切り込みにより構
成することが好ましい。このような構成とすれば、リベ
ット挿通穴が拡開するような変形を容易に生じさせるこ
とができる他、弱め部を単なる打ち抜き穴として難なく
形成することができる。
【0009】また、前記ベースの弱め部近傍に隆起部が
形成されるとともに、この隆起部に前記破壊用穴が形成
される、という構成を採用するとよい。これにより、ス
クリュードライバによる破壊力を生じさせる際に、梃子
の原理によって当該ドライバを操作することができ、強
大なる破壊力を付与することが可能となる。
【0010】更に、前記ベースは、被固定面に対して隙
間を形成する隙間形成部を設けられる、という構成が採
用されている。このような構成とすれば、ドライバの先
端が容易にベース面下に差し込みできるようになり、破
壊作業を無理なく行うことができる。
【0011】なお、本明細書において、「弱め部」と
は、リベット挿通穴回りを変形させることができればよ
いものであり、前述したスリット、切り込みの他、部分
的な薄肉部の形成等をも含む概念として用いられる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0013】図1には、本実施例の概略斜視図が示さ
れ、図2には、その平面図が示されている。これらの図
において、綴じ具10は、被固定面をなす硬質紙若しく
は樹脂製の表紙体11の内面側にリベット12を介して
固定されている。この綴じ具10は全体的に金属製とさ
れており、当該綴じ具10は、平面視略長方形状のベー
ス15と、このベース15の短寸幅方向両側に位置する
一対の綴じ板16,17と、これら綴じ板16,17間
に位置する綴じ部材としての綴じ桿18とを備えて構成
されている。なお、綴じ具10自体は、ベース15を備
えたタイプのものである限り、異なる構造のものが採用
可能である。従って、図における綴じ具10は概略を示
すのみであり、ここでは詳細な構造が省略されているも
のと理解されたい。
【0014】前記ベース15は、図3に示されるよう
に、長手方向両側の略中央部に設けられた略円形のリベ
ット挿通穴20と、このリベット挿通穴20に連なると
ともに、当該リベット挿通穴20の周方向略90度間隔
位置に設けられた弱め部としてのスリット穴21と、こ
れらスリット穴21の外側近傍位置で、前記リベット挿
通穴20と略同心円上の四箇所に位置するスリット状の
破壊用穴23とを備えて構成されている。ここで、ベー
ス15の長手方向両端側には、図4及び図5に示される
ように、隙間形成部としての屈曲部25が形成されてお
り、この屈曲部25によってベース15と前記表紙体1
1との間に若干の隙間Cが形成されるようになってい
る。
【0015】前記リベット12は、表紙体11の外面側
からリベット挿通穴20に挿通されて先端がプレスされ
ており、図3中二点鎖線で示されるように、リベット1
2の先端外周部がリベット挿通穴20の形成縁及び各ス
リット穴21の各内方部分に係合し、これによって、ベ
ース15が表紙体11に強固に固定されることとなる。
【0016】次に、前記実施例における綴じ具10の取
り外し要領について、図6をも参照しながら説明する。
【0017】図6に示されるように、破壊用穴23に、
例えば、スクリュードライバ30の先端を差し込む。そ
して、このスクリュードライバ30を同図中矢印で示さ
れるような方向に抉って外力を適宜付与すればよい。こ
の外力は、前述した弱め部となるスリット穴21間のベ
ース部分15A(図3参照)に及ぶようになり、スリッ
ト穴21によってベース部分15Aの変形が許容されて
浮き上がることとなる。そして、このベース部分15A
の浮き上がりによってリベット12の先端との係合が外
れ、この時、リベット12は固定状態の支持を失って脱
落することとなる。
【0018】従って、このような実施例によれば、リベ
ット挿通穴20回りにスリット穴21及び破壊用穴23
を設けるだけで、従来困難とされていたリベット12の
取り外しを可能とすることができ、綴じ具10と表紙体
11との分別廃棄を容易ならしめることが可能となる。
【0019】なお、図7に示されるように、前記破壊用
穴23が形成される領域を部分的な隆起部31として形
成し、この隆起部31の段高さを利用して、スクリュー
ドライバ30を操作する際に、梃子の原理を利用した外
力の付与が可能となるようにすることができる。これに
よれば、前記実施例よりも、更に容易にリベット12の
取り外しを行うことが可能となる。
【0020】また、前記実施例における弱め部としての
スリット穴21は、切り込みに代えてもよい他、形成位
置、形成数、スリット開放幅等を適宜変更することが可
能である。要するに、本発明は、リベット12による固
定領域に、変形を及ぼしめることのできるスリット穴等
が形成されていれば足りる。
【0021】また、隙間形成部を構成する屈曲部25
は、図示構成例に限定されるものでなく、ベース15の
表紙体側面に適宜なリブを設けることによって代替する
ことができる。また、屈曲部25は必ずしも設けなくと
もよい。但し、屈曲部25を設ければ、前述したスクリ
ュードライバ30の先端差し込みを容易且つ確実に行え
るという利点を得る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベースのリベット挿通穴回りに弱め部と破壊用穴とを設
けたから、破壊用穴にスクリュードライバ等の先端を差
し込んだ状態で、これを抉るような破壊力を付与するこ
とで、当該破壊力が弱め部に作用することとなり、弱め
部回りの変形でリベットの脱落を行って表紙体と綴じ具
との分離が可能になるという効果を得る。
【0023】また、弱め部をリベット挿通穴に連なるス
リット穴若しくは切り込みにより構成したから、リベッ
ト挿通穴が拡開するような変形を容易に生じさせること
ができる。
【0024】更に、前記弱め部近傍に隆起部を形成して
当該隆起部に破壊用穴を形成した構成では、例えば、ス
クリュードライバによる破壊力を生じさせる際に、梃子
の原理によって当該ドライバを操作することができ、強
大なる破壊力を付与することが可能となる。
【0025】また、前記ベースに表紙体との間に隙間を
形成する隙間形成部を設けた構成により、ドライバの先
端を容易にベース面下に差し込みでき、破壊力を強く及
ぼしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】綴じ具が表紙体に固定された状態を示す概略斜
視図。
【図2】図1の平面図。
【図3】ベースの要部平面図。
【図4】図1のA−A線矢視断面図。
【図5】図2のB−B線矢視断面図。
【図6】図2のC−C線矢視断面図。
【図7】図6の変形例を示す断面図。
【符号の説明】
10 綴じ具 11 表紙体 12 リベット 15 ベース 18 綴じ桿(綴じ部材) 20 リベット挿通穴 21 スリット穴(弱め部) 23 破壊用穴 25 屈曲部(隙間形成部) 31 隆起部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綴じ部材を備えた綴じ具のベースをリベ
    ットを用いて被固定面に固定可能に設けたベース固定構
    造において、 前記ベースは、リベット挿通穴と、このリベット挿通穴
    回りに形成された弱め部と、この弱め部の近傍に設けら
    れた破壊用穴とを備えたことを特徴とする綴じ具のベー
    ス固定構造。
  2. 【請求項2】 前記弱め部は、リベット挿通穴に連なる
    スリット穴若しくは切り込みにより構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の綴じ具のベース固定構造。
  3. 【請求項3】 前記ベースの弱め部近傍に隆起部が形成
    されるとともに、この隆起部に前記破壊用穴が形成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の綴じ具の
    ベース固定構造。
  4. 【請求項4】 前記ベースは、被固定面に対して隙間を
    形成する隙間形成部を備えていることを特徴とする請求
    項1,2又は3記載の綴じ具のベース固定構造。
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