JP2001030505A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2001030505A
JP2001030505A JP20859699A JP20859699A JP2001030505A JP 2001030505 A JP2001030505 A JP 2001030505A JP 20859699 A JP20859699 A JP 20859699A JP 20859699 A JP20859699 A JP 20859699A JP 2001030505 A JP2001030505 A JP 2001030505A
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定美 小山
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直浩 荒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録ヘッドの底面に付着したゴミにインクが染
み込みこのゴミが作画中に作画媒体に落下して作画媒体
が汚れるのを防止する。 【解決手段】 作画時、記録ヘッド(52)は作画媒体
(30)に対してY軸方向に移動し、記録ヘッド(5
2)のノズル(52a)から多数のインク滴を作画媒体
(30)に制御可能に吐出する。作画媒体(30)はX
軸方向に搬送され作画媒体(30)に作画が行われる。
インクジェットプリンタの、作画領域外には記録ヘッド
(52)の底面(52b)の長手方向に対して平行な方
向に移動可能なワイパ(14)を備えたワイピング装置
(2)が配設されている。所定のタイミングで記録ヘッ
ド(52)がワイピング装置(2)の配置領域に移動
し、ワイパ(14)が記録ヘッド(14)の底面(52
b)に沿って移動し該底面(52b)の略全域をノズル
(52a)部分を除いて拭き取る。ワイパ(14)の走
査方向の前後にはワイパ(14)から飛散するインクな
どの液体を受け止める液体飛散防護壁(83)(85)
が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに関し、更に特定すれば、記録ヘッドの底面を拭
き取るワイピング装置を備えたインクジェットプリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】作画媒体に対してインクジェット型記録
ヘッドをY軸方向に作画範囲内で走査し、記録ヘッドの
ノズルから多数のインク滴を作画媒体に制御可能に吐出
し、前記作画媒体をX軸方向に搬送して作画媒体に作画
を行うインクジェットプリンタが従来知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】此の種のインクジェッ
トプリンタでは、作画中に、作画媒体の表面に静電気等
によって付着したゴミ等が記録ヘッドの底面に付着する
ことがある。特にターポリンと呼ばれる作画媒体は塩化
ビニールで布を挟み込んだ構造であり、作画媒体の端部
から布の糸クズが出ていることが多く、その作画媒体の
端部を記録ヘッドが通過したときに糸クズが記録ヘッド
の底面に付着してしまう。ゴミや糸クズ等が記録ヘッド
の底面に付着していると、作画作業中に、そのゴミや糸
クズに徐々にインクが染み込んでゆき、これが作画中の
作画媒体の上に落下し、作画媒体を汚してしまうという
問題点があった。本発明は、上記問題点を解決すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、作画媒体に対してインクジェット型記録
ヘッドをY軸方向に走査し、記録ヘッドのノズルから多
数のインク滴を作画媒体に制御可能に吐出し前記作画媒
体をX軸方向に搬送して作画媒体に作画を行うインクジ
ェットプリンタにおいて、所定のタイミングで前記記録
ヘッドの底面の略全域をワイパで拭き取るようにしたも
のである。また、本発明は、前記ワイパに前記記録ヘッ
ドのノズルとの接触を避ける逃げ部分を設け、前記記録
ヘッドの底面の略全域を前記ノズル部分を除いてワイパ
で拭き取るようにしたものである。また、本発明は、作
画媒体に対してインクジェット型記録ヘッドをY軸方向
に作画範囲内で走査し、記録ヘッドのノズルから多数の
インク滴を作画媒体に制御可能に吐出し、前記作画媒体
をX軸方向に搬送して作画媒体に作画を行うインクジェ
ットプリンタにおいて、作画領域外に前記記録ヘッドの
底面の長手方向に対して平行な方向に移動可能なワイパ
を備えたワイピング装置を配設し、所定のタイミングで
前記記録ヘッドを前記ワイピング装置の配置領域に移動
し、前記ワイパを前記記録ヘッドの底面に沿って走査し
て該底面の略全域を前記ノズル部分を除いて拭き取ると
ともに前記ワイパの走査方向の前後にワイパから飛散す
るインクなどの液体を受け止める液体飛散防護壁を配設
したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
した図面を参照して詳細に説明する。図3において、
(22)はインクジェットプリンタ(24)の基板(2
6)の左右に配置された脚体(他方は図示省略)であ
り、これらの上端に基板(26)が固設されている。前
記脚体(22)及び基板(26)は、インクジェットプ
リンタ(24)の機体を構成している。
【0006】脚体(22)の上部には、軸ホルダ(2
8)が固設され、軸ホルダ(28)には、ロール紙ホル
ダ(32)の軸部が回転自在且つ脱着自在に支承されて
いる。ロール紙ホルダ(32)にはロール状に巻かれた
作画媒体(30)のロール部(30a)が脱着可能に保
持されている。
【0007】前記基板(26)にはプラテン(34)
(用紙案内板)が固定され、該プラテン(34)の上流
端の近傍には、Y軸方向に延びる、作画媒体(30)の
幅と略同長のガイドローラ(36)が配置されている。
前記ガイドローラ(36)は、前記ロール紙(30)の
ロール部(30a)の上方に配置され、該ガイドローラ
(36)の両端は前記基板(26)にブラケットを介し
て回転自在に支承されている。(38)はY軸レールで
あり、前記プラテン(34)の上方に水平に配置され、
両端がブラケットを介して基板(26)に支承されてい
る。
【0008】前記Y軸レール(38)にはYカーソル
(40)(キャリッジ)が移動可能に取り付けられ、該
Yカーソル(40)は、プーリ間に無端状に掛け渡され
たスチールベルト(42)を介して、基板(26)に配
設されたY軸駆動装置(図示省略)に連係している。前
記プラテン(34)には、Y軸方向に沿ってスリットが
形成され、該スリットに駆動ローラ(44)が配置され
ている。
【0009】駆動ローラ(44)の両端は、ブラケット
を介して基板(26)に回転可能に支承され、該駆動ロ
ーラ(44)は、基板(26)に配設されたX軸駆動装
置(図示省略)に連係している。前記Y軸レール(3
8)には、ピンチローラ軸(46)が弾発機構(図示省
略)を介して昇降可能に取り付けられ、該ピンチローラ
軸(46)に回転自在に嵌着されたピンチローラ(4
8)は、前記駆動ローラ(44)の表面から離反した状
態と、該表面に水平に弾接した状態のいずれか一方の状
態に設定し得るように構成されている。
【0010】前記Yカーソル(40)の一方側にはヘッ
ドベース(50)が固設され、これに4色用の4個の、
それぞれノズル(52a)を備えたインクジェット記録
ヘッド(52)が取り付けられている。前記4列の記録
ヘッド(52)の互いに同一平面上に配置された底面
(52b)は細長い長方形となっており、該底面(52
b)に、多数のインク吐出孔が一列状に開口するノズル
(52a)が若干突出して配設されている。
【0011】前記4列の記録ヘッド(52)の各々は互
いに所定の間隔を存して互いに平行に並列配置され、各
々の底面(52b)がY軸レール(38)に対して直角
なX軸線に対してある角度αを有して配列されている。
前記Yカーソル(40)の他方側には、記録ヘッド(5
2)と同数の、4色(ブラックK、シアンC、マゼンダ
M、イエローY)の溶剤インク用のサブタンク(54)
が取り付けられ、該サブタンク(54)の上蓋には、そ
れぞれ、電磁弁(56)が取り付けられている。
【0012】各サブタンク(54)には、インクのレベ
ルを検出するセンサが設けられている。前記記録ヘッド
(52)とこれに対応するサブタンク(54)間のイン
ク供給路即ちチューブ(53)内が負圧に保たれるよう
に、前記サブタンク(54)の液上面が対応する記録ヘ
ッド(52)のインク吐出口よりも下方に配置されてい
る。
【0013】(58)は基板(26)に配設されたメイ
ンタンクケースであり、これにサブタンク(54)と同
数の、4色溶剤インク用のメインタンク(60)(3個
は図示省略)と洗浄液タンク(62)が脱着可能に収納
されている。各タンク(60)(62)は、ばねにより
支えられ、各タンク(60)(62)の下に配置された
リミットスイッチから成るセンサにより、インク残量が
検出されるように構成されている。
【0014】前記メインタンク(60)とサブタンク
(54)とは電磁弁を介してチューブケーブル(12
2)により連通している。(64)は基板(26)に取
り付けられた供給コントローラであり、ポンプと電磁弁
を内蔵し、更に、これら電子機器を制御する電子制御回
路部を備えている。またプリンタ(24)の基板(2
6)には、XY軸駆動装置及び記録ヘッド(52)のイ
ンク吐出等を制御するコントローラ(図示省略)が取り
付けられている。
【0015】(2)は記録ヘッド(52)の底面(52
b)のノズル周囲部分とノズル(52a)の吐出口を清
掃するためのワイピング装置であり、装置本体(4)が
基板(26)の作画範囲外の側部で且つ、記録ヘッド
(52)のY軸レール(38)に沿った移動範囲の下方
に配設されている。装置本体(4)の上面には細長長方
形状のワイパ移動通路(6)が開口している。
【0016】ワイパ移動通路(6)の長手方向は、X軸
線に対して、記録ヘッド(52)の長手方向と同じ角度
αを有している。ワイパ移動通路(6)の下方には、液
体収納容部(8)が形成されている。装置本体(4)に
はワイパ移動通路(6)の長手方向に対して平行に、送
りねじ(10)が回転自在に軸支されている。送りねじ
(10)の一方は、装置本体(4)に固設されたモータ
(102)の出力軸にギア機構を介して連結している。
【0017】前記ワイパ移動通路(6)と前記記録ヘッ
ド(52)の底面(52b)とは、記録ヘッド(52)
がワイパ移動通路(6)の直上に移動すると互いに平行
に対向するように構成されている。前記ワイパ移動通路
(6)には図5に示すように、ワイパ保持具(12)が
配置され、これにワイパ(14)が取り付けられてい
る。前記ワイパ保持具(12)は連結具(65)を介し
て担体(67)に連結している。前記担体(67)に設
けられた横穴は、前記送りねじ(10)に対して平行
に、前記装置本体(4)に軸支された一対のガイド軸
(69)(71)にスライド自在に嵌合している。
【0018】前記送りねじ(10)にはナット部材(7
3)のねじ部が螺合し、該ナット部材(73)に前記担
体(67)が結合している。前記ワイパ(14)は、ゴ
ム板その他の同効材から成り、上縁部(14a)が記録
ヘッド(52)の底面(52b)より若干高く、該底面
(52b)と係合し得る位置に設定され、更に上縁部
(14a)の長手方向は記録ヘッド(52)のノズル
(52a)の長手方向に対して直角に設定されている。
【0019】ワイパ(14)の上縁部(14a)の中央
にはノズル(52a)を避けるための三角形状の凹部か
ら成る逃げ(75)が穿設されている。前記逃げ(7
5)の形状は三角形に特に限定されるものではなく、四
角形等でも良い。装置本体(4)の上部には、ワイパ移
動通路(6)の一端近傍の側方に位置して取付板(7
7)が立設され、これにワイパ拭き取り用のワイパクリ
ーナ(79)が回転自在且つ脱着可能に嵌着区された軸
体(81)が固設されている。
【0020】前記装置本体(4)にはワイパ移動通路
(6)の前後に位置して液体飛散防護壁(83)(8
5)が立設されている。(106)は、記録ヘッド(5
2)のノズル(52a)の吐出口を蓋ぐためのゴムキャ
ップ(108)と、液体排出口(110)とを交互に有
するパージボックスであり、基板(26)の、作画範囲
外の側部で且つ記録ヘッド(52)の移動範囲に配置さ
れ、モータによって昇降可能に構成されている。
【0021】パージボックス(106)の各キャップ
(108)と排出口(110)は、チューブ及び電磁弁
を介して、基板(26)に固設された集合管(120)
に接続している。(114)はメインタンク(60)内
のインクを攪拌するための攪拌用モータ、(116)は
脚体(22)に取り付けられた廃液タンクケース、(1
18)は廃液タンクである。
【0022】前記廃液タンク(118)は、ケース(1
16)に収納されたばねにより支持され、タンク(11
8)の底部とケース(116)の上面との間に配置され
たリミットスイッチから成るセンサによって、インク量
が検出されるように構成されている。
【0023】前記各メインタンク(60)の底部には、
磁性材から成る回転子が回転自在に軸支され、モータ
(114)の駆動によって回転子が回転し、各メインタ
ンク(60)内のインクが攪拌されるように構成されて
いる。
【0024】上記各部品及び装置は、チューブによって
配管されている。前記記録ヘッド(52)は、Yカーソ
ル(40)のY軸レール(38)に沿った移動によっ
て、作図範囲から外れた、パージボックス(112)の
直上まで移動し得るように構成されている。
【0025】次に本実施形態の動作について説明する。
プラテン(34)上に作画媒体(30)をセットするに
は、ピンチローラ(48)を上昇させ、ロール部(30
a)から作画媒体(30)を引き出し、ガイドローラ
(36)を経て、駆動ローラ(44)とピンチローラ
(48)との間に挿入し、しかる後に、ピンチローラ
(48)を下降させて、ピンチローラ(48)を作画媒
体(30)の上から駆動ローラ(44)に弾接する。
【0026】これにより、作画媒体のセットが終了す
る。作画媒体のセットが完了し、プリンタが作画モード
にはいると、コントローラは、インク充填動作を行い、
しかる後に、作画動作に移行する。作画がスタートする
と、作画媒体(30)のくり出し部は、駆動ローラ(4
4)の一方向の間欠回転により、プラテン(34)上を
X軸方向即ち矢方向(C)に搬送される。
【0027】また、記録ヘッド(52)は、コントロー
ラの制御により画像情報に基いて駆動され、ノズル(5
2a)からインクを吐出するとともに、Yカーソル(4
0)のY軸レール(38)に沿った往復移動によって、
Y軸に沿って作画媒体(30)を走査し、コントローラ
のメモリに展開された画像情報が作画媒体(30)に可
視化される。
【0028】記録ヘッド(52)のピエゾ素子がインク
を吐出すれば、ピエゾ素子は、その分、インクをサブタ
ンク(54)から自動的に吸引する。この場合、サブタ
ンク(54)を負圧にしないと、記録ヘッド(52)
は、インクを吸引しすぎてインクが流れ出てしまうこと
になる。サブタンク(52)を負圧にするため、本実施
形態では、記録ヘッド(52)のインク吐出口に対して
サブタンク(54)底面のレベルを下方に設定してあ
る。
【0029】作画の開始時及び作画中、予め設定された
時間間隔で記録ヘッド底面のワイピング動作が行われ
る。コントローラはヘッド底面ワイピングモードに移行
すると、Yカーソル(40)をY軸レール(38)に沿
って移動し、4列の一番前の記録ヘッド(52)の底面
(52b)をワイパ移動通路(6)の直上に移動させ
る。このとき、ワイパ(14)は予めワイパ移動通路
(6)のいずれか一方の端に位置しているため、記録ヘ
ッド(52)はワイパ(14)に衝突することなくワイ
パ移動通路(6)の直上に移動することができる。
【0030】次にコントローラは、モータ(102)を
駆動し、送り軸(10)を回転させる。送りねじ(1
0)の回転により、ナット部材(73)は送りねじ(1
0)に沿って移動する。このナット部材(73)の移動
によって、担体(67)及び連結具(65)が移動し、
ワイパ(14)は、一方の待機位置からワイパ移動通路
(6)に沿って記録ヘッド(52)に向かって移動す
る。
【0031】ワイパ(14)が記録ヘッド(52)に到
達すると、ワイパ(14)の上縁部(14a)が記録ヘ
ッド(52)の底部に衝突し、ワイパ(14)がその弾
力によって撓み、上縁部(14a)が記録ヘッド(5
2)の底面(52b)に弾接する。このとき、ワイパ
(14)の逃げ(75)はノズル(52a)に位置し、
ノズル(52a)のインク吐出面は開放された状態を保
持する。
【0032】更にワイパ(14)が記録ヘッド(52)
の底面(52b)に弾接しつつ底面(52b)を走査す
る方向に移動する。ワイパ(14)が図2(A)にハッ
チングで示す、記録ヘッド(52)の底面(52b)の
略全域を走査し、底面(52b)に付着している糸クズ
等のゴミを除去した後、ワイパ(14)が記録ヘッド
(52)から外れて、ワイパ移動通路(6)の他方の待
機位置まで移動する。このとき連結具(65)の位置が
センサによって検出され、モータ(102)が停止して
ワイパ(14)の移動が停止する。
【0033】ワイパ(14)によって記録ヘッド(5
2)の底面(52b)を拭い取るとき底面(52b)に
付着するインクがワイパ(14)の走査移動方向に飛び
散ることになるが、この飛散するインクは、液体飛散防
護壁(83)または(85)に当たり、インクの飛散を
防止する。従ってワイピング時、装置本体(4)の他の
箇所にインクが飛び散って汚す恐れがない。
【0034】また、記録ヘッド(52)の底面(52
b)をワイパ(14)で拭き取るとき、ノズル(52
a)部分は逃げ(75)によってワイパ(14)と接触
しない。そのため、ゴミや糸クズ等あるいはノズル(5
2a)に付着するインクの固まりがワイパ(14)によ
ってノズル(52a)の吐出穴に押し込まれることがな
く、ノズル(52a)の目詰まりを防ぐことができる。
【0035】次にコントローラは、Yカーソル(4)を
所定量Y軸レール(38)に沿って移動し、2列目の記
録ヘッド(52)の底面(52b)をワイパ移動通路
(6)の直上に移動する。次に、モータ(102)が逆
回転方向に駆動されワイパ(14)は、ワイパ移動通路
(6)に沿って元の待機位置の方向に移動し、2列目の
記録ヘッド(52)の、ノズル(52a)を除いた、ノ
ズル周囲の底面(52b)の略全域をワイパ(14)の
上縁部(14a)で拭き取る。
【0036】上記の要領で、3列目と4列目の記録ヘッ
ド(52)の底面(52b)のワイピングを順次行い、
ワイピング動作を完了すると、再び作画モードに移行す
る。ノズル(52a)部分のワイピング動作については
本発明の要旨ではないのでその説明を省略する。
【0037】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したので、記録
ヘッドの底面に糸クズなどのゴミが付着した状態での作
画を防止することができ、インクの染み込んだゴミによ
って作画媒体が汚れるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイピング装置の外観図である。
【図2】記録ヘッドとワイパとの関係を示す説明図であ
る。
【図3】インクジェットプリンタの外観図である。
【図4】ワイピング装置の平面図である。
【図5】D−D線断面図である。
【図6】ワイピング装置の側面図である。
【符号の説明】
2 ワイピング装置 4 装置本体 6 ワイパ移動通路 8 液体収納容部 10 送りねじ 12 ワイパ保持具 14 ワイパ 14a 上縁部 22 脚体 24 インクジェットプリンタ 26 基板 28 軸ホルダ 30 作画媒体 30a ロール部 32 ロール紙ホルダ 34 プラテン 36 ガイドローラ 38 Y軸レール 40 Yカーソル 42 スチールベルト 44 駆動ローラ 46 ピンチローラ軸 48 ピンチローラ 50 ヘッドベース 52 インクジェット記録ヘッド 52a ノズル 52b 底面 53 チューブ 54 サブタンク 56 電磁弁 58 メインタンクケース 60 メインタンク 62 洗浄液タンク 64 供給コントローラ 65 連結具 67 担体 69 ガイド軸 71 ガイド軸 73 ナット部材 75 逃げ 77 取付板 79 ワイパクリーナ 81 軸体 83 液体飛散防護壁 85 液体飛散防護壁 102 ワイパモータ 106 パージボックス 108 キャップ 110 インク排出口 114 モータ 116 廃液タンクケース 118 廃液タンク 120 集合管 122 チューブケーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作画媒体に対してインクジェット型記録
    ヘッドをY軸方向に走査し、記録ヘッドのノズルから多
    数のインク滴を作画媒体に制御可能に吐出し前記作画媒
    体をX軸方向に搬送して作画媒体に作画を行うインクジ
    ェットプリンタにおいて、所定のタイミングで前記記録
    ヘッドの底面の略全域をワイパで拭き取るようにしたこ
    とを特徴とするインクジェットプンタ。
  2. 【請求項2】 前記ワイパに前記記録ヘッドのノズルと
    の接触を避ける逃げ部分を設け、前記記録ヘッドの底面
    の略全域を前記ノズル部分を除いてワイパで拭き取るよ
    うにしたことを特徴とする「請求項1」に記載のインク
    ジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 作画媒体に対してインクジェット型記録
    ヘッドをY軸方向に作画範囲内で走査し、記録ヘッドの
    ノズルから多数のインク滴を作画媒体に制御可能に吐出
    し、前記作画媒体をX軸方向に搬送して作画媒体に作画
    を行うインクジェットプリンタにおいて、作画領域外に
    前記記録ヘッドの底面の長手方向に対して平行な方向に
    移動可能なワイパを備えたワイピング装置を配設し、所
    定のタイミングで前記記録ヘッドを前記ワイピング装置
    の配置領域に移動し、前記ワイパを前記記録ヘッドの底
    面に沿って走査して該底面の略全域を前記ノズル部分を
    除いて拭き取るとともに前記ワイパの走査方向の前後に
    ワイパから飛散するインクなどの液体を受け止める液体
    飛散防護壁を配設したことを特徴とするインクジェット
    プリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100695548B1 (ko) 2004-02-13 2007-03-15 세이코 엡슨 가부시키가이샤 액적 토출 장치, 전기 광학 장치의 제조 방법, 전기 광학장치 및 전자 기기
JP2007130638A (ja) * 2007-01-31 2007-05-31 Ishii Hyoki Corp インクジェットヘッドワイピング装置、及び配向膜形成装置のインクジェットヘッドワイピング装置

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KR100695548B1 (ko) 2004-02-13 2007-03-15 세이코 엡슨 가부시키가이샤 액적 토출 장치, 전기 광학 장치의 제조 방법, 전기 광학장치 및 전자 기기
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