JP2001030451A - フェノールフォーム複合板 - Google Patents

フェノールフォーム複合板

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JP2001030451A
JP2001030451A JP20923199A JP20923199A JP2001030451A JP 2001030451 A JP2001030451 A JP 2001030451A JP 20923199 A JP20923199 A JP 20923199A JP 20923199 A JP20923199 A JP 20923199A JP 2001030451 A JP2001030451 A JP 2001030451A
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phenol foam
composition layer
inorganic composition
foam composite
inorganic
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JP20923199A
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English (en)
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Yuichi Arito
裕一 有戸
Tsumoru Kuwabara
積 桑原
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で、難燃性、加工性に優れ、なおかつ高
い断熱性能も併せ持つフェノールフォーム複合板を提供
する。 【解決手段】 熱伝導率が0.025kcal/m・h
r・℃以下、独立気泡率が80%以上、密度が10kg
/m3以上200kg/m3以下のフェノールフォームの
少なくとも片面に無機粒子を60重量%以上含む厚さ
0.1〜10mmの無機組成物層を有するフェノールフ
ォーム複合板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた難燃性を有
し、かつ断熱性にも優れるフェノールフォーム複合板に
関する。
【0002】
【従来の技術】フェノールフォームは、有機発泡体のな
かでも、特に難燃性、耐熱性、低発煙性、寸法安定性、
耐溶剤性、加工性に優れているため、各種建築材料とし
て有用なものである。
【0003】フェノールフォームを製造する一般的な方
法は、フェノールとホルマリンを触媒により重合したフ
ェノール樹脂と、発泡剤、界面活性剤、硬化触媒、その
他添加剤を混合した発泡性組成物を発泡硬化させるもの
である。フェノールフォームは有機発泡体としては、耐
熱温度が高く優れた難燃性を有するものの、より高い難
燃性を付与するためには石膏ボード、珪酸カルシウム板
等の無機系材料や鉄、アルミニウム等の金属材料を表面
材として複合したり(特開昭55−90350号公
報)、大量の難燃剤をフェノール樹脂に添加する(特開
昭61−268733号公報)必要があった。
【0004】しかしながら、石膏ボード、珪酸カルシウ
ム板等の無機系材料や鉄、アルミニウム等の金属材料を
表面材としてフェノールフォームに複合した場合には、
重量が増加し、施工性が低下する問題があった。また、
難燃剤をフェノール樹脂中に添加して準不燃レベルの難
燃性を得る場合には、大量に添加した難燃剤の影響によ
り、断熱性を著しく損なう等の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のフェ
ノールフォームが有する上記諸問題を解決しうるもので
ある。即ち本発明は、軽量で、難燃性、加工性に優れ、
なおかつ高い断熱性能も併せ持つフェノールフォーム複
合板を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、フェノー
ルフォームの難燃化に於いては、不利だと考えられてい
た熱伝導率が低く、独立気泡率が高いフェノールフォー
ムを無機組成物層と複合化させることにより、上記本発
明の課題を達成し得ることを見出し、本発明を完成させ
るに至った。
【0007】即ち本発明は、 1. 熱伝導率が0.025kcal/m・hr・℃以
下、独立気泡率が80%以上、密度が10kg/m3
上200kg/m3以下のフェノールフォームの少なく
とも片面に無機粒子を60重量%以上含む厚さ0.1〜
10mmの無機組成物層を有する事を特徴とするフェノ
ールフォーム複合板、 2. 無機組成物層中の無機粒子が1種又は2種以上の
金属化合物から成り、該金属化合物の、少なくとも1つ
が水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグ
ネシウム、炭酸カルシウム、アルミン酸カルシウム、2
水和石膏、ホウ酸亜鉛又は水化ケイ酸アルミニウムであ
ることを特徴とする上記1のフェノールフォーム複合
板、 3. 無機組成物層が有機系バインダーを40〜1重量
%含有する上記1又は2のフェノールフォーム複合板、 4. 無機組成物層の少なくとも片面に不燃面材層を有
する上記1、2又は3記載のフェノールフォーム複合板 5. フェノールフォーム複合板の無機組成物層を有す
る側の最表面が不燃面材層である上記4に記載のフェノ
ールフォーム複合板、 6. 無機組成物層が面材を介在せずにフェノールフォ
ームと接合した上記1、2、3、4又は5に記載のフェ
ノールフォーム複合板、である。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
フェノールフォーム複合板は、無機組成物層を熱伝導率
が低く、独立気泡率が高いフェノールフォームと組み合
わせることにより、無機組成物層の難燃効果が増幅さ
れ、難燃性が高い複合板となるものである。
【0009】本発明のフェノールフォームの熱伝導率は
0.025kcal/m・hr・℃以下である。好まし
くは0.022kcal/m・hr・℃以下、より好ま
しくは0.020kcal/m・hr・℃以下である。
また、熱伝導率の下限は0.010kcal/m・hr
・℃以上である。これまでフェノールフォームの熱伝導
率が低いと、火災などの際、加熱側に熱がこもり、加熱
側の温度が上昇しフェノールフォームの分解を促進させ
ると考えられていた。しかるに、我々は、フェノールフ
ォームの熱伝導率を低くして無機組成物層と複合化する
ことにより、高い難燃性が得られることを見いだした。
【0010】後に示す準不燃材料認定の模型箱試験にお
いて、フラッシュオーバー現象が観測されるのは、模型
箱内温度が上昇することによると言われているが、驚く
べきことに内部に熱が蓄積されるはずの熱伝導率の低い
フェノールフォームを用いた実施例1では、フラッシュ
オーバー現象が見られなかったのに対し、熱伝導率の高
いフェノールフォームを用いた比較例1でフラッシュオ
ーバー現象が観測された。
【0011】また、本発明においては、フェノールフォ
ームの独立気泡率は、80%以上である。好ましくは8
5%以上、より好ましくは90%以上である。通常、独
立気泡率が高いと爆裂の原因となるが、フェノールフォ
ームの熱伝導率が低い場合には、加熱による急激な温度
上昇が無くなり、爆裂が起こらなくなる。また、独立気
泡率が80%未満であると熱伝導率が低下する恐れがあ
る。
【0012】該フェノールフォームの密度は10kg/
3以上200kg/m3以下であり、より好ましくは2
0kg/m3以上100kg/m3以下である。密度が1
0kg/m3未満だと圧縮強度等の機械的強度が小さく
なり、取り扱い時に破損しやすくなり、脆性も増加し、
実用面での問題を生じ易くなる。逆に密度が200kg
/m3を超えるとフェノールフォームの伝熱が増加し熱
伝導率が高くなる恐れがある。
【0013】本発明の無機組成物層を形成する無機粒子
とは、無機成分で構成されている粉末や発泡粒等であ
る。具体的には、セメント粉、珪石粉、珪砂、タルク、
マイカ、酸化アルミニウム、珪酸カルシウム、ワラスト
ナイト、ガラス粉、ガラスビーズ、フライアッシュ、シ
リカフューム、スラグ、パーライト、シラスバルーン、
ガラスバルーン、フライアシュバルーン、セラミックス
バルーン、バーミキュライト、水酸化アルミニウム、水
酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、アルミン酸カルシウム、2水和石膏、ホウ酸亜鉛、
水化ケイ酸アルミニウム等が例示できる。これら、無機
粒子の平均粒径は3mm以下、好ましくは1mm以下、
より好ましくは500μm以下で、100nm以上、好
ましくは1μm以上である。無機粒子の平均粒径が3m
m以上であると無機組成物層の表面平滑性が損なわれる
恐れがあるばかりでなく、無機組成物層の難燃性が低下
する可能性がある。また、無機粒子の平均粒径が100
nm未満の場合、嵩密度が低下し取り扱い難くなる。
【0014】これら無機粒子のうち、水酸化アルミニウ
ム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、ドウソナ
イト、炭酸カルシウム、アルミン酸カルシウム、2水和
石膏、ホウ酸亜鉛、水化ケイ酸アルミニウム等の加熱に
より分解する化合物は、燃焼時に温度を下げる効果があ
るので好ましい。その中でも、水酸化アルミニウム、水
酸化マグネシウム、アルミン酸カルシウムは重量当たり
の吸熱量が大きく、分解温度も適切なのでより好まし
い。更に、水酸化アルミニウムは価格も安く特に好まし
い。
【0015】本発明の無機組成物層中の無機粒子の含有
量は、60重量%以上、好ましくは65重量%以上であ
り、99重量%未満である。本発明の無機組成物層は、
必要に応じて上記無機粒子を燐酸塩、水ガラス、セメン
ト、モルタル等の無機系バインダーや、でん粉のり、に
かわ、ポリビニルアルコール系接着剤、溶剤系ラテック
ス、水性ラテックス、フェノール樹脂接着剤等の有機系
バインダーにより固定したものである。
【0016】無機系バインダーは、有機系バインダーと
比較して不燃性がより高くなる点で好ましい。無機組成
物層中の無機系バインダーの含有量は1重量%以上好ま
しくは5重量%以上更に好ましくは10重量%以上であ
り40重量%未満である。無機系バインダーが無機組成
物層中に1重量%未満だと接着性が悪くなり無機組成物
層が崩れやすくなる。また、40重量%以上だと未硬化
の無機組成物層の粘度が低くなり取り扱いにくくなる。
有機系バインダーは、不燃性の点では、無機系バインダ
ーに少々劣るものの、無機組成物層の脆さが改善され、
無機組成物層の加工性が向上する点で好ましい。
【0017】有機系バインダーを用いた場合、無機組成
物層中の有機系バインダーの含有量は1重量%以上、好
ましくは3重量%以上であり、上限は40重量%未満、
好ましくは30重量%以下である。有機系バインダーの
含有量が40重量%以上であると、高温に曝されたとき
に有機系バインダーが燃焼して難燃性を損なう恐れがあ
る。また、有機系バインダーが1重量%より少ない場合
には無機粒子の固着が不十分となり無機粒子が無機組成
物層中より剥離する心配がある。
【0018】また、有機系バインダーとして水性高分子
ラテックスを用いた場合、未硬化の無機組成物層の粘度
が塗工作業に適し取り扱いやすく、更に硬化後の無機組
成物層に柔軟性が備わり、加工性が向上するので、より
好ましい。本発明の水性高分子ラテックスは、合成高分
子ラテックスでも天然高分子ラテックスでも良いが、品
質の安定性及び供給安定性は合成高分子ラテックスが優
れており、より好ましい。該合成高分子ラテックスと
は、エチレン性不飽和カルボン酸単量体とこれらと共重
合可能なその他の単量体とを含有する単量体組成物とを
重合して得られる共重合体ラテックスであり、具体的に
は、スチレンブタジエン系ラテックス、アクリル系ラテ
ックス、酢酸ビニル系ラテックス、サラン系ラテック
ス、塩ビ系ラテックスが例示される。
【0019】本発明の無機組成物層の厚みは0.1mm
以上であり、好ましくは0.5mm以上より好ましくは
1mm以上であり、厚みの上限は10mm以下であり、
好ましくは8mm以下、より好ましくは6mm以下であ
る。厚みが0.1mmより小さいと難燃効果が小さくな
り、また10mmより大きいと複合板が重くなり取り扱
い難くなる。
【0020】さらに、本発明では無機組成物層を不燃面
材で補強すると、無機組成物層が高温に曝されバインダ
ーの保持力が弱まった場合でも、無機組成物層の剥落を
防止でき、難燃性の効果がより向上し好ましい。本発明
の不燃面材は、チタン酸カリウム、ガラス等の無機短繊
維又は長繊維を60重量%以上含有する坪量50g/m
2以上500g/m2以下の軟質シートで、例えば水酸化
アルミニウム紙、炭酸カルシウム紙、珪酸カルシウム
紙、珪酸マグネシウム紙等の不燃紙や、ガラス短繊維を
抄紙したガラス繊維不織布、チョップドストランドマッ
ト、ガラスクロス等が例示できる。これら不燃面材の厚
みは、通常50μm〜1mmである。
【0021】本発明のフェノールフォームには、熱伝導
率と独立気泡率を損なわない限り無機又は有機難燃剤を
混合しても構わない。通常、熱伝導率と独立気泡率を損
なわない難燃剤の総添加量は、フェノールフォーム中5
0重量%以下、好ましくは40重量%以下である。無機
難燃剤としては、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、ドウソナイト、炭酸カルシウ
ム、アルミン酸カルシウム、ホウ酸亜鉛、水化ケイ酸ア
ルミニウム等の加熱により分解して水を放出する化合物
や三酸化アンチモン、五酸化アンチモン等のアンチモン
系難燃剤などが例示できる、有機難燃剤としてはデカブ
ロムジフェニルオキサイド、オクタブロモジフェニルオ
キサイド等の臭素系難燃剤、塩素化ポリエチレン、塩素
化パラフィン等の塩素系難燃剤、トリフェニルホスフェ
ート、トリクレジルホスフェート、トリスクロロエチル
ホスフェート、ポリ燐酸アンモニウム等のリン系難燃
剤、メラミンシアヌレート、トリアジン化合物、グアニ
ジン化合物等の窒素系難燃剤等が例示できる。
【0022】次に本発明のフェノールフォーム複合板の
製造方法について説明する。フェノールフォーム製造に
用いるフェノール樹脂は、フェノールとホルマリンを原
料としてアルカリ触媒により重合させたレゾール樹脂あ
るいは、酸触媒によって重合させたノボラック樹脂ある
いは金属塩触媒により重合したベンジリックエーテル型
フェノール樹脂を用いることが出来る。中でもレゾール
樹脂は通常液状で取り扱い易く、硬化反応の制御もしや
すく好ましい。
【0023】本発明のフェノールフォームの発泡に通常
使用される発泡剤は、例えば、プロパン、ブタン、ペン
タン、ヘキサン等の炭化水素類、1,1,1,2−テト
ラフルオロエタン(HFC−134a)、1,1−ジフ
ルオロエタン(HFC−152a)、ペンタフルオロエ
タン(HFC−125)等のHFC類、ジクロロトリフ
ルオロエタン(HCFC−123)、ジクロロフルオロ
エタン(HCFC−141b)等のHCFC類、トリク
ロロトリフルオロエタン(CFC−113)、トリクロ
ロモノフルオロメタン(CFC−11)等のCFC類、
その他、炭酸ガス等が挙げられる。また、窒素、空気、
ヘリウム、アルゴンなどの低沸点物質を発泡核剤として
発泡剤に添加しても良い。好ましい発泡核剤の添加量は
発泡剤に対し0.05〜5mol%である。
【0024】発泡硬化させる際の硬化触媒としては、ト
ルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、ベンゼンスル
ホン酸、フェノールスルホン酸、スチレンスルホン酸、
ナフタレンスルホン酸などの芳香族スルホン酸を単独又
は2種以上混合して使用できる。通常の硬化触媒の使用
量はレゾール樹脂100重量部に対し1〜30重量部の
範囲である。また硬化助剤としてレゾルシノール、クレ
ゾール、サリゲニン(o−メチロールフェノール)、p
−メチロールフェノールなどを添加しても良い。通常の
硬化助剤の添加量は、硬化触媒に対して1〜300重量
部の範囲である。また、これら硬化触媒を、ジエチレン
グリコール、エチレングリコールなどの溶媒で希釈して
使用することも出来る。
【0025】本発明で使用する界面活性剤は、ノニオン
系の界面活性剤が効果的であり、例えば、エチレンオキ
サイドとプロピレンオキサイドの共重合体であるアルキ
レンオキサイドや、アルキレンオキサイドとヒマシ油の
縮合物、又はアルキレンオキサイドとノニルフェノー
ル、ドデシルフェノールのようなアルキルフェノールと
の縮合生成物、更にはポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル等の脂肪酸エステル類、ポリジメチルシロキサン等の
シリコーン系化合物、ポリアルコール類等がある。これ
らの界面活性剤は一種類で用いても良いし、二種類以上
を組み合わせて用いても良い。本発明で使用する界面活
性剤の量はレゾール樹脂100重量部当たり0.3から
10重量部の範囲で好ましく使用される。
【0026】本発明のフェノールフォームは、フェノー
ル樹脂と、発泡剤、界面活性剤、硬化触媒を混合機に導
入し、均一に混合して得た発泡性組成物を面材で挟み込
み発泡、硬化して得ることが出来る。ここで使用される
面材は、クラフト紙、PP不織布、PET不織布の通常
面材や、前記不燃面材が使用できる。フェノールフォー
ムの面材として不燃面材を用いるとフェノールフォーム
複合板の不燃性がより向上するので好ましい。また、無
機組成物層をフェノールフォームとの複合前に予め製造
する場合は、面材の上に無機粒子とバインダーを混合し
た無機組成物を展開して乾燥又は加熱により硬化させ
る。この場合も、面材は前記不燃面材を用いると、難燃
性がより向上するので好ましい。
【0027】本発明に於いて、無機組成物層とフェノー
ルフォームを複合させる方法は、予め製造したフェノー
ルフォームと無機組成物層を前記無機バインダー又は有
機バインダーにより張り合わせる方法(無機組成物層が
不燃面材を含む面材を両面に有する場合は、フェノール
フォームの面材と無機組成物層の面材を張り合わせるこ
とになる。)、予め製造したフェノールフォームに無機
組成物を塗布する方法(この場合、塗布した無機組成物
の上に不燃面材をのせると、難燃性がさらに向上して好
ましい。)、あるいは予め製造した無機組成物層の上に
直接発泡性組成物を展開して発泡させ、複合板を作成す
る方法がある。無機組成物層の上に直接発泡性組成物を
展開して発泡させる場合、フェノールフォームのもう一
方の面は、面材で覆っても良いし、更に無機組成物層で
覆っても良い。無機組成物層の上に直接発泡性組成物を
展開する場合、フェノールフォームと無機組成物層の間
に面材を介在しないフェノールフォーム複合板を得るこ
ともできる。
【0028】フェノールフォームを連続的に製造する場
合、発泡性組成物を面材で挟み込み、コンベア型のオー
ブン等で加熱して発泡硬化させるやり方が一般的であ
る。有機系バインダーの中でも、高分子ラテックスを用
いた本発明の無機組成物層は、柔軟性が特に優れるの
で、フェノールフォームを連続的に製造する場合の面材
としての使用も可能となる。以上フェノールフォーム複
合板の複合化方法は、数多く構成も様々であるが、無機
組成物層の表面が不燃面材で覆われていると、高温に曝
されたときに無機組成物層の脱落防止になり、難燃性が
より高くなり好ましい。
【0029】次に本発明におけるフェノールフォーム複
合板の評価方法について説明する。独立気泡率は、次の
ようにして測定した。フェノールフォームからコルクボ
ーラーでくり貫いた直径35〜36mmの円筒試料を、
高さ30〜40mmに切りそろえ、空気比較式比重計1
000型(東京サイエンス社製)の標準使用方法により
試料容積を測定する。その試料容積から試料重量と樹脂
密度から計算した気泡壁の容積を差し引いた値を、試料
の外寸から計算した見かけの容積で割った値であり、A
STM D2856に従い測定した。ただし、フェノー
ル樹脂の密度は1.27g/cm3とした。熱伝導率は
無機組成物層を取り除いたフェノールフォーム200m
m角を、低温板5℃、高温板35℃でJIS A141
2の平板熱流計法に従い測定した。
【0030】本発明におけるフェノールフォームの密度
は、20cm角のフェノールフォームを試料とし、この
試料の無機組成物層、面材を取り除いて、重量と見かけ
容積を測定して求めた値であり、JIS K7222に
従い測定した。無機粒子の平均粒径の測定は、平均粒径
が0.150mm以上の場合はJISA 1102の
「骨材のふるい分け試験法」に準じて行ったふるい分け
試験の結果から求めた体積メジアン径を平均粒径とし
た。また、平均粒径が0.150mm以下の場合はレー
ザー回折式粒度分布測定装置((株)島津製作所製 S
ALD−3000)で粒度分布測定を行い、その測定結
果の(50/G)vol%径(小粒子径側からの積算値
が(50/G)vol%になる粒径)を無機粒子の平均
粒径とした。ここで、Gは無機粒子全量に対する0.1
50mmのふるい通過分の占める体積割合(vol%)
である。
【0031】無機組成物層の厚さは、フェノールフォー
ム複合板の断面で10カ所測定し、平均して求めた。難
燃性の評価は、建設省告示1372号に記載された準不
燃材料の試験の模型箱試験に準じて行いフラッシュオー
バー現象を観察した。また、防火性の評価は次のように
行った。600℃に加熱コントロールしている小型電気
炉の入り口を塞ぐように試料を10分間押し当て、裏面
温度を測定し最終到達温度を防火性の指標にした。な
お、この防火性の評価で裏面の最終到達温度が260℃
を越えないサンプルは、土塗壁同以上の防火構造認定相
当の防火性を有することを予め確認しておいた。次に実
施例および比較例によって本発明をさらに詳細に説明す
る。
【0032】
【発明の実施の形態】フェノールフォームの製造に用い
たレゾール樹脂は、次のように調整した。 [レゾール樹脂の合成]反応機に、50重量%ホルマリ
ン(三菱ガス化学(株)製)3800gと99重量%フ
ェノール(和光純薬工業(株)製、試薬特級)3000
gを仕込み、プロペラ回転式の撹拌機により撹拌し、温
調機により反応機内部液温度を40℃に調整する。次い
で、50重量%苛性ソーダ水溶液を66g加え、反応液
を40℃から85℃に段階的に上昇させ、85℃で12
0分間保持した。その後、反応液を30℃まで冷却し、
パラトルエンスルホン酸一水和物の50重量%水溶液で
pHが6になるまで中和した。この反応液を、60℃で
脱水処理して用いた。
【0033】
【実施例1】レゾール樹脂にシリコーン系界面活性剤
(ポリアルキルシロキサン−ポリオキシアルキレン共重
合体:ダウコーニングアジア(株)製 ペインタッド
32)をレゾール樹脂100gに対して3.5gの割合
で溶解する。この、レゾール樹脂混合物と、発泡剤とし
て1,1,1,2−テトラフルオロエタン(ダイキン工
業(株)製 HFC−134a)に窒素を0.3重量%
溶解した物と、硬化触媒としてパラトルエンスルホン酸
一水和物70重量%(和光純薬工業(株)製)とジエチ
レングリコール30重量%(和光純薬工業(株)製)の
混合物をそれぞれ、レゾール樹脂混合物100重量部、
発泡剤16重量部、硬化触媒17重量部の割合で温調ジ
ャケット付きピンミキサーに供給し、ミキサーから出て
きた混合物を、珪酸マグネシウム紙((株)常磐電気製
GRANDEX GP−25)の敷いた型枠に流し込
み厚さを均一に整えた後、同不燃面材で上面を被覆し、
型枠の蓋をした。次いで同型枠を70℃のオーブンに入
れ30分間保持した後90℃のオーブンに1時間保持し
その後100℃のオーブンに1時間保持した。
【0034】一方、水酸化アルミニウム(住友化学工業
(株)製 RC−325)とバインダーとしてアクリル
ラテックス(旭化成工業(株)製 ペトロック45)を
重量比で85対30の比率で混合し、珪酸マグネシウム
紙(GRANDEX GP−25)の上に塗布し、その
上にフェノールフォームを置いて、60℃で乾燥し、フ
ェノールフォーム複合板を得た。このとき、無機組成物
層(不燃面材は除く)の厚さは2mmであった。なお、
無機粒子とバインダーを混合した無機組成物の粘度は水
を添加して調整した。
【0035】
【実施例2】水酸化アルミニウムとアクリルラテックス
を重量比で90対20の比率で混合し、GRANDEX
GP−25の上に塗布して、60℃で乾燥して、不燃
面材を有する無機組成物層を得る。このとき無機組成物
層の厚さは3mmであった。この、無機組成物層の不燃
面材を有しない面の上に実施例1と同様にして得た発泡
性組成物を展開して、発泡性組成物の上に無機組成物層
を重ね発泡硬化させフェノールフォーム複合板を得た。
【0036】
【実施例3】水酸化アルミニウムと無機系バインダー
((株)常磐電気製 GRANDEXFJ521)を重
量比で70対64の比率で混合し、GRANDEX G
P−25の上に塗布して、60℃で乾燥し、不燃面材を
有する無機組成物層を得る。このとき無機組成物層の厚
さは1mmであった。次いで、面材を水酸化アルミニウ
ム紙(阿波製紙(株)製、セロテックスFDC−50G
AB)に変更した以外は実施例1と同様にして作成した
フェノールフォームの両面に無機組成物層の不燃面材が
外側に出るようにGRANDEX FJ521で張り合
わせ、フェノールフォーム複合板を得た。
【0037】
【実施例4】水酸化アルミとアクリルラテックスを重量
比で85対30の比率で混合し、GRANDEX GP
−25の上に塗布して、60℃で乾燥して、不燃面材を
有する無機組成物層を得る。このとき無機組成物層の厚
さは5mmであった。次に、発泡剤をノルマルペンタン
(和光純薬(株)製99+%)50重量%、イソブタン
(エスケイ産業(株)製 純度99%以上)50重量
%、の混合物に窒素を0.3重量%溶解した物にして、
ミキサーへの供給を6重量部に変更した以外は実施例1
と同様にして得た発泡性組成物を無機組成物層の不燃面
材が外側に向くように、無機組成物層で挟み込み発泡硬
化させフェノールフォーム複合板を得た。
【0038】
【実施例5】珪酸カルシウム(白石工業(株)製 WH
ITON P30)とアクリルラテックスを重量比で9
5対10の比率で混合し、GRANDEX GP−25
の上に塗布して、その上に面材をセロテックスFDC−
50GABに変更した以外は、実施例1と同様にして得
たフェノールフォームを置いて、60℃で乾燥し、フェ
ノールフォーム複合板を得た。このとき無機組成物層の
厚さは5mmであった。
【0039】
【実施例6】水酸化アルミニウムと珪酸カルシウムとG
RANDEX FJ521を重量比でそれぞれ40対2
0対85の比率で混合し、GRANDEX GP−25
の上に塗布して、その上に面材をセロテックスFDC−
50GABに変更した以外は、実施例1と同様にして得
たフェノールフォームを置いて、60℃で乾燥し、フェ
ノールフォーム複合板を得た。このとき無機組成物層の
厚さは2mmであった。
【0040】
【実施例7】水酸化マグネシウム(協和化学工業(株)
キスマ5A)と塩ビラテックス(日本ゼオン(株)Ni
pol G351)を重量比でそれぞれ80対36の比
率で混合した無機組成物を、セロテックスFDC−50
GABの上に塗布して、その上に実施例1と同様にして
得たフェノールフォームを置いて、更にその上に上記無
機組成物を塗布してGRANDEX GP−25をのせ
て60℃で乾燥し、フェノールフォーム複合板を得た。
このとき無機組成物層の厚さはそれぞれ1.5mmであ
った。
【0041】
【実施例8】面材をセロテックスFDC−50GABに
変更した以外は実施例1と同様にして得たフェノールフ
ォームを、GRANDEX GP−25の上に塗布した
水酸化アルミニウムとGRANDEX FJ521の重
量比50対106の無機組成物の上に置いて、60℃で
乾燥し、フェノールフォーム複合板を得た。このとき無
機組成物層の厚さは2.5mmであった。
【0042】
【実施例9】珪酸マグネシウム紙をポリエステル不織布
(旭化成工業(株)製 スパンボンドE1040)に変
更した以外は実施例1と同様にして得たフェノールフォ
ームを用いて、実施例8と同様にしてフェノールフォー
ム複合板を得た。
【0043】
【実施例10】無機組成物を紙面材(王子製紙(株)製
Kライナー)に塗布して用いた以外は実施例8と全く
同様にしてフェノールフォーム複合板を得た。
【0044】
【実施例11】レゾール樹脂に水酸化アルミニウムを樹
脂100重量部に対して30重量部添加して、ミキサー
へのレゾール樹脂混合物の供給量を130重量部に変更
した以外は、実施例1と全く同様にして、フェノールフ
ォーム複合板を作成した。
【0045】
【比較例1】レゾール樹脂に水を20重量部添加して、
ミキサーへのレゾール樹脂混合物の供給量を120重量
部に変更した以外は、実施例1と全く同様にしてフェノ
ールフォーム複合板を作成した。
【0046】
【比較例2】実施例1と同様にして得たフェノールフォ
ームにGRANDEX GP−25を実施例1で用いた
無機組成物で接着した。このとき無機組成物層の厚さは
0.05mmであった。なお、フェノールフォームの厚
さは全て25mmになるように調整した。実施例、比較
例のフェノールフォームの熱伝導率、独立気泡率、密
度、無機組成物層の厚み、難燃性試験の裏面最終温度、
および模型箱試験の結果を表1に示す。
【0047】模型箱試験においては、実施例1のフェノ
ールフォーム複合板はフラッシュオーバー現象が見られ
ず、合格レベルにあることを確認した。これに対し、独
立気泡率が低く熱伝導率が高い比較例1のフェノールフ
ォーム複合板では、模型箱試験において試験開始約6分
後にフラッシュオーバー現象が観測され合格レベルには
達しないことを確認した。
【0048】更に、防火性の指標となる裏面温度試験に
おいても実施例1〜11に示すように、本発明のフェノ
ールフォーム複合板は優れた防火性を示した。但し、実
施例10は、裏面温度試験後の試験片の加熱面である無
機組成物層の損傷がやや大きかった。これに対し、比較
例1に示すように、熱伝導率が高く、独立気泡率が低い
フェノールフォームと無機組成物層を組み合わせても、
本発明ほどの防火性は示さなかった。また、比較例2に
示すように、フェノールフォームの熱伝導率が低く、独
立気泡率が高い場合でも、無機組成物層の厚みが足りな
いと、やはり充分な防火性は示さなかった。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】本発明により、軽量で、難燃性、防火性
に優れ、なおかつ高い断熱性能も併せ持つ各種建築材料
として有用なフェノールフォーム複合板を得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/94 E04B 1/94 R // C08L 27:06 33:00 Fターム(参考) 2E001 DD01 DE01 GA03 GA24 GA28 GA82 GA85 GA86 HA33 HD02 JA06 JA18 JB01 4F100 AA01B AA03B AA07B AA08B AA18B AA19B AA31B AA33B AK33A AK34 AS00B BA02 BA03 BA10A BA10C DE01B DJ02A EC18 EJ02 EJ08 GB07 JA13A JB07 JJ01A JJ02 JJ03 JJ07C JL01 JL03 JL04 YY00A YY00B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱伝導率が0.025kcal/m・h
    r・℃以下、独立気泡率が80%以上、密度が10kg
    /m3以上200kg/m3以下のフェノールフォームの
    少なくとも片面に無機粒子を60重量%以上含む厚さ
    0.1〜10mmの無機組成物層を有する事を特徴とす
    るフェノールフォーム複合板。
  2. 【請求項2】 無機組成物層中の無機粒子が1種又は2
    種以上の金属化合物から成り、該金属化合物の、少なく
    とも1つが水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水
    酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、アルミン酸カルシ
    ウム、2水和石膏、ホウ酸亜鉛又は水化ケイ酸アルミニ
    ウムであることを特徴とする請求項1記載のフェノール
    フォーム複合板。
  3. 【請求項3】 無機組成物層が有機系バインダーを40
    〜1重量%含有する請求項1又は2記載のフェノールフ
    ォーム複合板。
  4. 【請求項4】 無機組成物層の少なくとも片面に不燃面
    材層を有する請求項1、2又は3記載のフェノールフォ
    ーム複合板。
  5. 【請求項5】 フェノールフォーム複合板の無機組成物
    層を有する側の最表面が不燃面材層である請求項4記載
    のフェノールフォーム複合板。
  6. 【請求項6】 無機組成物層が面材を介在せずにフェノ
    ールフォームと接合した請求項1、2、3、4又は5記
    載のフェノールフォーム複合板。
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