JP2001030157A - 磁気ヘッドの加工方法及び加工装置並びに加工治具 - Google Patents

磁気ヘッドの加工方法及び加工装置並びに加工治具

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JP2001030157A JP20565299A JP20565299A JP2001030157A JP 2001030157 A JP2001030157 A JP 2001030157A JP 20565299 A JP20565299 A JP 20565299A JP 20565299 A JP20565299 A JP 20565299A JP 2001030157 A JP2001030157 A JP 2001030157A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローバー中の個々の素子高さを高精度に加工
制御するため、個々の素子高さに合せてローバーを直接
的に制御する。 【解決手段】 所定サイクル毎に、該時の実際の素子の
高さと目標素子高さとの偏差を求め、該時と設定された
加工終了時間とで算出される加工時間とをもとに、加工
終了時間には偏差が実質的に0となるような加工レート
を算出し、予め設定しておいた素子への押圧力と加工レ
ートとの関係をもとに該時の押圧力を求め、ローバーに
荷重を作用させるように設けた荷重制御アクチュエータ
を該押圧力を出力するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁変換素子が薄
膜で形成される磁気ヘッドの電磁変換素子の高さを精密
に加工するための加工方法及び加工装置並びに加工治具
に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁変換素子が薄膜で形成される磁気ヘ
ッド、例えばインダクティブ型薄膜ヘッドやMRヘッド
では、前者ではスロートハイト(Throat Height)、後
者ではMR素子高さと呼ばれる電磁変換素子の高さ寸法
を、一定限度の許容公差内に維持することが特性上重要
である。通常それらの寸法出しは磁気ヘッドスライダー
の浮上面(Air Bearing Surface、以下ABS面と称
す)をラップ加工することで行われるが、高い加工精度
が要求される。前記磁気ヘッドは、スライダーとなるセ
ラミック基板上に、電磁変換素子を磁性材や絶縁材の薄
膜を積層することで形成しており、1枚の円盤状の基板
から多数の磁気ヘッドを製造することができる。前述し
た電磁変換素子高さ寸法出しのための加工においては、
生産性を上げるため、前記基板から電磁変換素子が列状
に並んだ状態に切出したローバーと称する細長い基板に
ラップ加工を行なうのが一般的である。しかし、円盤状
の基板からローバーを切り出す時に発生する加工歪み
や、ローバーを治具へ接着する時の加圧むらなどによ
り、ローバーに曲がりが生じ、これによりラップ加工後
の電磁変換素子高さ寸法がばらつく、という問題が生じ
る。
【0003】この問題を解決するための従来技術とし
て、特公平7−112672に開示されている研磨制御
装置がある(以下公知例と称す)。これはMRヘッドを
製造するに際し、基板上に電磁変換素子であるMR素子
を成膜すると同時に、研磨ガイドとなるELG(Electr
ical Lapping Guide)と呼ばれる抵抗体をMR素子に対
して一定位置に形成しておき、ローバーのABS面のラ
ップを行いながらELGの抵抗値あるいはMR素子自体
の抵抗値を測定し、その結果に基づいた荷重の制御によ
りローバーを保持している治具を変形させ、ローバーの
曲がりを矯正しながら所定のMR素子高さまで加工を行
う装置である。以下、公知例の原理を図7、8により説
明する。なお用語は公知例で用いられたものそのままで
なく、本発明の説明に使用した用語に言い直している。
図7はラップ装置の全体構成略図である。ローバー15
は治具51に接着されており、定盤17上でABS面が
ラップされる。この公知例では加工量の制御にローバー
15の両端に形成されたELG52、53の抵抗値と、
MR素子54の抵抗値を用いている。ABS面がラップ
されるとELG52、53とMR素子54の高さが小さ
くなるため、それらの抵抗値が徐々に高くなる。すなわ
ちELG52、53とMR素子54の抵抗値はMR素子
高さを表す。そこで制御装置55はラップ加工中にディ
ジタルオームメータ56でELG52、53と複数個の
MR素子54の抵抗値を測定し、得られた抵抗値からロ
ーバーの曲がり状態を求め、これに基づいてアクチュエ
ータ57、58、59が治具51にかける荷重を制御す
る。
【0004】図8は公知例における治具51の形状であ
る。治具51にはH型スロット61が設けられており、
これにより両端支持の梁材62が形成されている。ロー
バー15は梁材62の下面63に接着されている。さら
にH型スロット61の形状寸法F、G、H、Iは、アク
チュエータ58が押し棒64を介して梁材62の中央部
を押したとき、梁材62のたわみ曲線が2次多項式とな
るように設計されている。アクチュエータ57、58、
59が梁材62にかける荷重はELG52、53とMR
素子54の抵抗値から求められたローバー15の平行度
と湾曲度に基づいて制御される。アクチュエータ57、
58、59の荷重をそれぞれPL、PC、PRとする
と、平衡度に関してローバー15の図面に向かって右側
の加工量が足りない場合にはPL<PR、左側の加工量
が足りない場合にはPL>PRとなるように制御され
る。また湾曲度に関してローバー15の中央部の加工量
が足りない場合にはPC>PL、PR、両端の加工量が
足りない場合にはPC<PL、PRとなるように制御さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例では、梁材
62のたわみ曲線が2次多項式で近似できるようにH型
スロット形状を設計しておき、ローバー15の平行度と
湾曲度に基づいて治具51に加える荷重を制御してい
る。しかし治具51へローバー15を接着した後、或い
はローバー15をラップ加工している最中のローバーの
曲がり形状は、図9に示すように必ずしも2次多項式で
表すのが最適ではない。図9は、治具へローバーを接着
した後のローバーの曲がりを、両端の電磁変換素子(以
下素子と略す)を基準に各素子の位置を顕微鏡で測定し
た結果をプロットして表し、これを2次近似曲線化した
ものを示したものである。2次近似曲線ではずれが大き
く、これを基にした荷重制御によって変形させた梁材6
2の形状と実際のローバー15の形状の差が、加工後の
素子高さばらつきを生ずることがわかる。今後さらに厳
しくなる素子高さの許容公差に対して加工合格率を向上
させるには、ローバーを取付けた梁材の形状を制御する
のでは対応が難しくなっている。本発明は、ローバー中
の個々の素子高さを高精度に加工制御するため、個々の
素子高さに合せてローバーを直接的に制御するための磁
気ヘッドの加工方法及び加工装置並びに加工治具を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッドの加
工方法は、複数の磁気ヘッドの電磁変換素子(以下素子
と略す)が並んでいるローバー内の各素子を所望の高さ
に加工するための加工方法において、所定サイクル毎
に、該時の実際の素子の高さと目標素子高さとの偏差を
求め、該時と設定された加工終了時間とで算出される加
工時間とをもとに、加工終了時間には偏差が実質的に0
となるような加工レートを算出し、予め設定しておいた
素子への押圧力と加工レートとの関係をもとに該時の押
圧力を求め、ローバーに荷重を作用させるように設けた
荷重制御アクチュエータを該押圧力を出力するように制
御することを特徴とする。なお、偏差が実質的に0と
は、実際に0というだけではなく、0に近い許容値範囲
内にあることを言う。
【0007】また、本発明の磁気ヘッドの加工装置は、
複数の磁気ヘッドの電磁変換素子(以下素子と略す)が
並んでいるローバー内の各素子を所望の高さに加工する
ための加工装置において、回転定盤、ローバーを取付け
る加工ヘッド及び制御装置を有し、加工ヘッドにはロー
バーの所定箇所に荷重を与える所定数の荷重制御アクチ
ュエータが配設され、制御装置は素子高さを示す信号を
もとに該素子が目標高さとなるような荷重を算出する演
算部を備え荷重制御アクチュエータの荷重を制御するこ
とを特徴としている。なお、荷重制御アクチュエータと
しては、流体圧力を利用したシリンダや、電磁気量を利
用したピエゾ素子やボイスコイルモータや、機械的バネ
力を応用したものなどが利用可能であるが、変位変動へ
の追従性や制御性、また多数箇所押圧するための小サイ
ズ化が可能という点等を考慮すると空圧シリンダが好ま
しく、素子1〜5個毎となるように多数本設けることが
できる。また、各空圧シリンダには空気圧を電気的に制
御することのできる圧力調整手段を各々配設することに
より容易に荷重制御をすることができる。
【0008】また、本発明の磁気ヘッドの加工治具は、
複数の磁気ヘッドの電磁変換素子(以下素子と略す)が
並んでいるローバー内の各素子を所望の高さに加工する
ための加工治具において、平行リンク構造を成し、移動
子が上下方向に移動するようなローバー取付け部が鍵盤
状に連接され、移動子の下部にローバーを取付けるよう
にしたことを特徴としている。なお、この加工治具は前
述した加工装置に用いることが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係わる加工装置の概要を
図1を基にして説明する。加工装置1は、回転定盤1
7、研磨スラリー供給装置(図示せず)、ローバー15
を貼付けた加工治具10を取付ける加工ヘッド20、及
び制御装置18を有している。加工ヘッドは荷重制御ア
クチュエータとしての空圧シリンダ21を複数鉛直方向
に配置し、その下方に各空圧シリンダの出力を伝達する
ガイド部材22を備えている。ガイド部材22は、加工
治具10に取付けられたローバー15の所定箇所を押圧
するものであるが、直接空圧シリンダ21で押圧するよ
うにして不要としてもよい。各空圧シリンダには、荷重
制御アクチュエータの荷重調整手段として電気信号で空
気圧が制御できる電空レギュレータ19が配設されてい
る。
【0010】空圧シリンダの本数は各素子を個々に押圧
するだけの本数が望ましいが、求める加工精度によって
適宜決めればよく、数素子毎に1箇所の割合でローバー
に荷重を付与するような本数としてもよい。空圧シリン
ダは別体のものを連ねて配置してもよいが、この場合外
形寸法で決まるピストンのピッチ寸法とローバーの長さ
から、自ずと最大本数が規定される。この規定された本
数以上の空圧シリンダを配置する場合は、ブロック体か
ら本数分のシリンダ部を密接加工してピストンピッチを
狭めた多連シリンダを用いたり、ガイド部材の取り付け
構造を工夫したりする等で対応することができる。
【0011】次に制御の概要を図2を基に説明する。制
御装置18の信号入力部に、マルチチャンネルのディジ
タルオームメータを介して複数のELG16の抵抗値R
が入力される。ここでiは1列に並んだELGのうち
i番目のELGに関するものを意味する添字である。な
お、用いるローバー15は、前記従来の技術の項で述べ
たように、素子成膜時に各素子に隣接してELG16が
形成されたものであり、ELG16は素子に対して一定
位置に形成されているため、その抵抗値を測定すること
で素子高さを求めることができる。なお、磁気ヘッドが
MRヘッドの場合には、ELG16を設けず、MR素子
自体の抵抗値を測定し、これより素子高さを求めること
もできる。
【0012】演算部は各抵抗値Rに対応した素子の素
子高さhを算出して、目標素子高さとの各々の偏差を
求め、ローバーの各素子の押圧力を演算する。押圧力
は、該時と設定された加工終了時間とで算出される加工
時間とをもとに、加工終了時間には偏差が実質的に0、
即ち、0又は0に近い許容値内となるような加工レート
を算出し、予め求めて記憶しておいた押圧力と加工レー
トの関係をもとに演算する。次いで、該押圧力を発生さ
せるための空気圧力を得るための所定電気信号量e
求められ、電空レギュレータ19へ出力される。電空レ
ギュレータ19は電気信号量eに応じた空気圧力p
を空圧シリンダ21に作用させる。この演算、操作を一
定サイクル毎に行なうことにより、各素子の高さを目標
の高さに収束させることができる。
【0013】次に本発明に係わる加工治具の基本構造を
図3をもとに説明する。ブロック体に微細溝加工を施し
複数のローバー取付け部材11を形成する。ローバー取
付け部材11はピアノの鍵盤状に水平方向に並列してお
り、隣接するローバー取付け部材とは各固定部12によ
り互いに連結されている。ローバー取付け部材11は、
加工対象のローバー15の全長が貼り付けられるような
範囲に設け、その数は空圧シリンダの本数設定と同様、
素子高さの加工精度等に合せて決めればよいが、通常空
圧シリンダと同数とする。
【0014】図4に示すように、ローバー取付け部材1
1は、側面を上辺と下辺が平行リンク13を成すように
略H字状、又は矩形状に切り欠かれ、残りの辺で移動子
14と固定部12を構成する平行四辺形リンク構造をな
している。従って、移動子14は平行リンク部13を介
して上下方向に可動できる。図4(a)に示すように、
加工治具10が加工ヘッド20に取付けられた時、移動
子14の上部はガイド部材22で押圧されるような位置
となる。図5に、図4(a)のA−A方向から見た加工
治具10を示すが、隣接する移動子14の下端部を結ぶ
面は水平面を成しており、移動子下端部にローバー15
をABS面と反対面をワックス等により貼り付けて固定
することができる。
【0015】次にローバー内の素子高さ加工方法につい
て説明する。まず、加工治具10の移動子14の下面に
ローバー15をABS面が外側になるようにして接着し
固定する。次いで、加工治具10を加工ヘッド20にボ
ルト等で固定する。研磨スラリーを滴下しながら定盤1
7を回転させ、ローバーのABS面が定盤表面に当接す
るように加工ヘッドを下降させるとともに、空圧シリン
ダ21に所定の初期荷重を付与する。移動子14はガイ
ド部材22で押されて、ローバー15のABS面が定盤
表面に押圧される。加工ヘッドの停止位置やローバーの
厚さばらつき、さらには加工に伴うローバーの厚さ減少
に対する変位の変動に対しては、図4(b)に強調して
示すが、平行四辺形リンクが微小変形することにより追
従する。
【0016】加工開始後所定サイクル毎に、制御装置1
8には素子のELG16の抵抗値R が入力され、演算
部は各Rに対応した素子の素子高さhを算出して、
目標素子高さとの各々の偏差を求め、前述したように加
工時間内に偏差が実質的に0となるように該素子に対す
る移動子の押圧力を演算する。該移動子を押圧するよう
に配置された空圧シリンダの電空レギュレータへ押圧力
に対応する所定電気信号が出力され、該空圧シリンダは
所望の出力に制御される。なお、移動子及び空圧シリン
ダを素子2〜5個毎、例えば3個毎に1箇所となるよう
に配設した場合、前記制御に用いる素子高さは、対応す
る3素子のELG抵抗値の平均値、あるいは選定してお
いた素子のELG抵抗値をもとに算出するとよい。該出
力は、ガイド部材22を介して、ローバー取付け部材の
移動子14に付与され、ローバー15の所定位置に直接
荷重が作用する。この操作を一定サイクルごとに行なう
ことにより、各素子の高さは目標の高さに収束してい
き、ばらつきの少ない高精度な加工をすることができ
る。なお、ラップ加工のための押圧荷重だけでなく、ロ
ーバー15の傾きを考慮した荷重を別途補正すると、よ
り効率的に、さらに精度よくローバー15の中の素子高
さを揃えることができる。
【0017】前記加工治具は、ローバー取り付け部材1
1は固定部12でのみ相互に連結され、移動子14は分
離している櫛状形状のものを示したが、図6に示すよう
に移動子14のローバー取り付け部が連なった構造のも
のを用いることもできる(第2の治具と呼ぶ)。図6
は、図5と同様加工治具10を図4(a)のA−A方向
から見た図である。この第2の治具は、移動子14が押
圧された時、この荷重は隣接する移動子にも作用するた
め、該移動子に取付けられたローバー箇所に直に押圧力
が作用せず、均された荷重として作用するという特徴が
ある。即ち、前述した加工治具ほど制御された押圧力が
直接作用するものではないが、ローバーに直接的に素子
高さに応じた荷重を作用させるという点で、従来技術で
述べた治具とは全く異なるものである。従って、前述し
た加工制御方法に対しても問題なく適用することがで
き、適宜前述した構造の加工治具と使い分けることがで
きる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は次の効果を
有している。 1)本発明の加工方法は、一定サイクル毎に実際の素子
高さと目標素子高さの偏差と、その後の加工時間をもと
に加工レートを算出し、所定荷重を付与するようにする
ので、加工終了時に素子を目標値に収束させることがで
きる。 2)本発明の加工装置は、ローバー内の多数の素子に対
し、個々に或いは数個毎に、目標高さと実高さの違いに
応じた固有の荷重付与ができるので、きめこまかい素子
高さ加工制御をすることができる。 3)本発明の加工治具は、ローバーの多数箇所に直接的
に荷重を作用させることができるので、任意の形状のロ
ーバーの曲りに対しても、簡単な制御で対応でき、かつ
精度よく加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッド加工装置を説明するための
【図2】磁気ヘッド加工装置の制御概要を説明するため
の図
【図3】本発明の磁気ヘッド加工治具の基本構造を説明
するための図
【図4】本発明の磁気ヘッド加工治具のローバー取り付
け部材の側面を示す図
【図5】本発明の磁気ヘッド加工治具を図4のA−Aか
ら見た時の図
【図6】本発明の第2の磁気ヘッド加工治具を図4のA
−Aから見た時の図
【図7】従来例のローバーの曲がりを修正する機能を有
するラップ装置の概念図
【図8】上記従来例で使用される治具の形状図
【図9】ローバー内の素子高さ分布とこの2次近似した
曲線を示す図
【符号の説明】
10…治具、 11…ローバー取り付け部材、 13…
平行リンク、14…移動子、 15…ローバー、 17
…定盤、 18…制御装置、20…加工ヘッド、 21
…空圧シリンダ、 22…ガイド部材、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の磁気ヘッドの電磁変換素子(以下
    素子と略す)が並んでいるローバー内の各素子を所望の
    高さに加工するための加工方法において、 所定サイクル毎に、該時の実際の素子の高さと目標素子
    高さとの偏差を求め、該時と設定された加工終了時間と
    で算出される加工時間とをもとに、加工終了時間には偏
    差が実質的に0となるような加工レートを算出し、予め
    設定しておいた素子への押圧力と加工レートとの関係を
    もとに該時の押圧力を求め、ローバーに荷重を作用させ
    るように設けた荷重制御アクチュエータを該押圧力を出
    力するように制御することを特徴とする磁気ヘッドの加
    工方法。
  2. 【請求項2】 複数の磁気ヘッドの電磁変換素子(以下
    素子と略す)が並んでいるローバー内の各素子を所望の
    高さに加工するための加工装置において、 回転定盤、ローバーを取付ける加工ヘッド及び制御装置
    を有し、加工ヘッドにはローバーの所定箇所に荷重を与
    える所定数の荷重制御アクチュエータが配設され、制御
    装置は素子高さを示す信号をもとに該素子が目標高さと
    なるような荷重を算出する演算部を備え荷重制御アクチ
    ュエータの荷重を制御することを特徴とする磁気ヘッド
    の加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の磁気ヘッドの加工装置におい
    て、荷重制御アクチュエータは空圧シリンダであり、素
    子1〜5個毎となるように設け、各空圧シリンダには空
    気圧を電気的に制御することのできる圧力調整手段を各
    々配設した磁気ヘッドの加工装置。
  4. 【請求項4】 複数の磁気ヘッドの電磁変換素子(以下
    素子と略す)が並んでいるローバー内の各素子を所望の
    高さに加工するための加工治具において、平行リンク構
    造を成し、移動子が上下方向に移動するようなローバー
    取付け部が鍵盤状に連接され、移動子の下部にローバー
    を取付けるようにしたことを特徴とする磁気ヘッドの加
    工治具。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3の磁気ヘッドの加工装置
    において、請求項4記載の構造の加工治具を用い、前記
    荷重制御アクチュエータの出力を、加工治具の対応する
    移動子に付与し、ローバーの定盤に対する加圧力を移動
    子箇所毎に制御できることを特徴とする磁気ヘッドの加
    工装置。
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