JP2001029921A - 生ゴミ処理機の培養材兼水分調整材 - Google Patents

生ゴミ処理機の培養材兼水分調整材

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JP2001029921A
JP2001029921A JP11212796A JP21279699A JP2001029921A JP 2001029921 A JP2001029921 A JP 2001029921A JP 11212796 A JP11212796 A JP 11212796A JP 21279699 A JP21279699 A JP 21279699A JP 2001029921 A JP2001029921 A JP 2001029921A
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JP
Japan
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garbage
moisture
fibers
cultivation
mixed
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JP11212796A
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English (en)
Inventor
Yoshiichi Takubo
芳一 田窪
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TAKUBO KOGYOSHO KK
Original Assignee
TAKUBO KOGYOSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分調整材あるいは培養材の通気性劣化現象
の進行が遅いすなわち寿命の長い培養材兼水分調整材で
あり、生ゴミへの付着性、保水性、保温性が良く、水素
イオン濃度が中性である培養材兼水分調整材を提供する
こと。 【解決手段】 約1:15〜1:1.5の大きさ比率が
ある少なくとも2種類以上の植物繊維材を混合する。そ
うした植物繊維素材としてヤシの実の外殻繊維を微細に
切断し粉粒化したものと籾殻を適度に混合して培養材兼
水分調整材とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ処理機の培
養材兼水分調整材に関するものであり、特に有機質を分
解する微生物の活動を促進する環境に適した培養材兼水
分調整材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生ゴミ処理機に用いる植物繊維の
水分調整材としては、おがくず、ピートモス、籾殻、ヤ
シ殻等を用いることが行われているが、それぞれは単体
で用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水分調整材あるいは培
養材は、初期段階では良好な通気性を有するが、水分調
整材あるいは培養材自体が微生物によって徐々に分解さ
れ細粒化されて通気性が損なわれてくる。そのため、一
般家庭用の装置においては、好気性微生物の活動が低下
しないように水分調整材あるいは培養材を約3ヶ月に1
度の割合で全部あるいは一部分を残して交換することが
必要であった。
【0004】そこで本発明においては、水分調整材ある
いは培養材の通気性劣化現象の進行が遅いすなわち寿命
の長い培養材兼水分調整材であり、生ゴミへの付着性、
保水性、保温性が良く、水素イオン濃度が中性である培
養材兼水分調整材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【0006】上記課題を解決するために、その平均大き
さが約1:15〜1:1.5の比率がある少なくとも2
種類以上の植物繊維材を混合することを特徴とするもの
であり(請求項1)、そうした植物繊維素材としてヤシ
の実の外殻繊維を微細に切断し粉粒化したものと籾殻を
適度に混合して培養材兼水分調整材とするものである
(請求項2〜4)。
【発明の実施の形態】
【0007】以下に、図面に基づいて本発明の実施の形
態を説明する。図1は、培養材兼水分調整材としてヤシ
の実の外殻繊維2と籾殻1との混合物に生ゴミAを混入
した状態を図示したものである。籾殻1は加工すること
無しに利用しており、その大きさは長径が約7mmで短径
が約4mm以下である。ヤシの実の外殻繊維2は細粉加工
して、その大きさは、約0.5mm〜5mmである。
【0008】籾殻1はヤシの実の外殻繊維2に比較して
大きく内部に空洞を有するため通気性が良いが、その反
面生ゴミAへの付着性は低い。ヤシの実の外殻繊維2は
細粉加工されているため通気性は籾殻1ほど良くはない
が、反面生ゴミAへの付着性が高く生ゴミAにまんべん
なく付着している。ヤシの実の外殻繊維2に籾殻1を3
0%混入したものは、ヤシの実の外殻繊維2だけのもの
に比べると空隙率が約6.7%増加する。またヤシの実
の外殻繊維2は良好な吸水性、保水性を有するため、生
ゴミAの水分を吸着しその中に溶出した低分子の糖やア
ミノ酸などの有機成分をヤシの実の外殻繊維2に着床し
ている微生物に与える働きをする。
【0009】
【表1】 表1は、22リットルの培養材兼水分調整材に1日1.
0kgの生ゴミを連続投入して4ヶ月経過した時の状態を
示した表である。培養材兼水分調整材には、ヤシの実の
外殻繊維と籾殻を7対3の割合で混合したものと籾殻単
独のものと、ヤシの実の外殻繊維単独のものと、ピート
モスを使用した。
【0010】表1からわかるように、ヤシの実の外殻繊
維と籾殻を7:3で混合した培養材兼水分調整材が他の
種類のものと比べて容積、重量増加率が低く、またにお
いも少なく、目で見た分解状態が一番良い。
【0011】図2のグラフは、各培養材兼水分調整材で
生ゴミ分解処理を行い、その日数による比重の変化を測
定したものである。このグラフから判るようにヤシの実
の外殻繊維と籾殻を混合したものが一番比重の変化が少
なく、すなわち通気性の劣化が少ないということであ
り、生ゴミ分解微生物の培養材兼水分調整材として寿命
が長いということである。
【0012】図3は、本発明の培養材兼水分調整材Bを
使用した家庭用の生ゴミ処理機の実施例の1つである。
生ゴミ処理機の本体Cの内部に底が円弧状の処理槽C1が
配置され、その処理槽C1内のかくはん手段C2により生ゴ
ミAと培養材兼水分調整材Bが混合かくはんされ、培養
材兼水分調整材Bに着床しているかあるいは別途投入さ
れた微生物により生ゴミAが分解処理される。
【発明の効果】ヤシの実の外殻繊維と籾殻は共に生ゴ
ミ分解処理に利用する土壌菌などの微生物に分解されに
くいので、通気性の劣化の進行が遅く生ゴミ分解処理機
の培養材兼水分調整材としては、他の素材のものと比べ
て寿命が約30%延びる。(表1および図2のグラフよ
り) ヤシ外殻繊維と籾殻を混合することにより、保水性と
通気性という相反する性質が好気性微生物の生ゴミ分解
に適した状態でバランス良く両立する。 通気性が良いにもかかわらず、ヤシの実の外殻繊維を
微細に切断し粉粒化したので生ゴミに対する付着性が良
く、微生物が効率よく活動できるので、分解速度が速
い。 ヤシ外殻繊維と籾殻は共に体積に対して表面積が大き
いので微生物が着床しやすい形状であるので、菌の培地
として適当である。 水素イオン濃度が、微生物の活動に適した中性から弱
アルカリ性で維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の培養材兼水分調整材と生ゴミの混合状
態を示す模式図
【図2】各種培養材兼水分調整材の比重の変化を示した
グラフ
【図3】家庭用生ゴミ処理機の断面図
【符号の説明】
1…籾殻 2…ヤシの実の外殻繊維 A…生ゴミ B…培養材兼水分調整材 C…本体 C1…処理槽 C2…かくはん手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機質を分解する微生物を利用して生ゴミ
    を分解処理する装置において、前記微生物の培養材兼水
    分調整材としてその平均大きさが約1:15〜1:1.
    5の比率がある少なくとも2種類以上の植物繊維材を混
    合したことを特徴とする生ゴミ処理機の培養材兼水分調
    整材。
  2. 【請求項2】植物繊維材として、ヤシの実の外殻繊維と
    籾殻を混合したことを特徴とする請求項1記載の生ゴミ
    処理機の培養材兼水分調整材。
  3. 【請求項3】植物繊維材として、その大きさが約0.5
    mm〜5mmに加工したヤシの実の外殻繊維と籾殻を混合し
    たことを特徴とする請求項1ないし2記載の生ゴミ処理
    機の培養材兼水分調整材。
  4. 【請求項4】植物繊維材として、ヤシの実の外殻繊維と
    籾殻を容積比7対3〜5対5の割合で混合したことを特
    徴とする請求項1ないし3記載の生ゴミ処理機の培養材
    兼水分調整材。
JP11212796A 1999-07-27 1999-07-27 生ゴミ処理機の培養材兼水分調整材 Pending JP2001029921A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITFI20120176A1 (it) * 2012-09-07 2014-03-08 Francesco Barbagli Processo per il trattamento di reflui organici.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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ITFI20120176A1 (it) * 2012-09-07 2014-03-08 Francesco Barbagli Processo per il trattamento di reflui organici.

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