JP2001028801A - 搬送台車の充電方法及び充電装置並びにその充電装置を用いた搬送システム - Google Patents

搬送台車の充電方法及び充電装置並びにその充電装置を用いた搬送システム

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JP2001028801A
JP2001028801A JP11199068A JP19906899A JP2001028801A JP 2001028801 A JP2001028801 A JP 2001028801A JP 11199068 A JP11199068 A JP 11199068A JP 19906899 A JP19906899 A JP 19906899A JP 2001028801 A JP2001028801 A JP 2001028801A
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battery
charging
transport vehicle
magnetic
station
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Seiichi Shimizu
誠一 清水
Chiaki Saka
千秋 坂
Mitsuo Sekino
光男 関野
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Nippon Shooter Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリーを具備した搬送台車に対して電気
接点を用いることなくステーション側から無接触で搬送
台車のバッテリーを充電情報を授受しながら充電する搬
送台車の充電方法及び充電装置並びにその充電装置を用
いた搬送システムを提供するにある。 【解決手段】 バッテリーと、このバッテリーに充電電
力を供給する二次巻線と、バッテリー情報の出力手段と
を搭載した自走式の搬送台車であって、この搬送台車が
所定のステーションに到着したことを台車検知手段によ
り検知し、そのステーションに装備されている一次巻線
と二次巻線とが磁気結合するように磁気開閉手段を閉じ
た後、インバーターにより一次巻線を励磁させ、二次巻
線を介してバッテリーに充電する搬送台車の充電方法で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリーを具備
した搬送台車に対して電気接点を用いることなくステー
ション側から無接触で搬送台車のバッテリーを充電情報
を授受しながら充電する搬送台車の充電方法及び充電装
置並びにこの充電装置を用いた搬送装置に係り、特に医
療機器関連及び医療現場で使用される搬送台車の充電方
法及び充電装置並びにその充電装置を用いた搬送システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から提案・実現されている搬送台車
などへの充電方法には、接触式のものと無接触式のもの
とがある。前者は、接点部を機械的に接合させる方式の
ものであり、後者は、機械的な接点を用いることなく高
周波の電磁誘導により一次側の給電部から二次側の受電
部へ電力を伝送するものである。
【0003】無接触式の主なものは、磁性対面を付き当
てることにより、一次側から二次側へ電力を伝送するい
わゆる付き当て式と呼ばれるものである。この方式は、
文字通り一次側と二次側とを対面させて充電する方式で
あり、固定側である一次側を固定した場合は移動体側で
ある二次側を一次側に程良く接近させなければならな
い。
【0004】このとき、一次側と二次側との位置関係が
うまく合わないと、一次側と二次側との間に空隙が生じ
ることがあり、この空隙を生じさせないように工夫をし
ても今度は相対的な位置関係がうまく合わないというこ
とが起きてしまうことがあるが、接触方式の場合には、
この無接触方式以上に接点部の位置関係を合わせるのが
難しくなる。
【0005】このような位置関係のずれにより、バッテ
リーへの充電が良好に行えなかったり、場合によっては
充電が不能になるという状況が出てきてしまう。このよ
うな場合、保守員が適切な位置関係を保たせるといった
作業を行わなければならなくなり、充電の自動化を行う
上で大きな障害になる。
【0006】更に、従来の技術では、ほぼ一方向的に充
電を行うため、バッテリーの状況に関係なく電力をバッ
テリーへ供給する場合が多い。このような場合、バッテ
リーが要求している状況を電力を供給する側が把握でき
ないということがあり、場合によっては、バッテリーの
寿命を縮める他、バッテリーの損壊などを招くといった
問題が生じることも起きうる。
【0007】したがって、バッテリーを用いたシステム
を構築する場合など、保守員が随時、バッテリーを点検
しなければならないといった状況になり、システムを構
築する上で非常に煩わしい作業が発生する。
【0008】なお、非接触式で電磁結合して、固定側か
ら移動体側に電力を給電する無接触給電方法および装置
としては、例えば、特開平9−149502号公報に記
載された技術が存在するが、ここに記載されている移動
体とは、電源を内蔵せず自律移動する物体、例えばマシ
ニングセンタ用加工パレットなどに対して電気接点を用
いることなく固定部側より無接触で給電するだけの技術
に関するものだけである。
【0009】したがって、ここに記載された技術では、
移動体側にバッテリ電源を搭載し、このバッテリ電源の
有効管理、つまりバッテリの寿命を損なうことなく不意
の損壊防止、給電と充電との自動連携機能、走行に必要
な充電を自動認識して随時行うバッテリの管理体制の
他、移動体自身での走行など搬送システムに必要な機能
を実現することはできない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
第一に、効率の良い電力伝送の実現には、付き当て面の
相対的な位置関係、たとえば台車の停止位置の精度の向
上が余儀なくされるという問題がある。第二に、煩わし
い作業である手動による位置あわせが必要になるという
問題がある。第三に、バッテリーの充電は、フイードバ
ック情報のない一方的な充電方式であるオープンループ
の制御方式を用いているので、最適な充電システムの構
築が難しい面がある。
【0011】そこで、本発明はこの従来方式の課題に鑑
みてなされたものであって、二次側である搬送台車が停
止する位置がある程度、変化しても、つまり給電部と受
電部との相対位置がある程度変化しても、一次、二次巻
線間の高周波の電磁結合の状態が変化せず、一次側から
二次側へ最適な充電が行える搬送台車の充電方法及び充
電装置を提供することを目的とする。更に、人手を介さ
ず、電力を必要とするバッテリーに適当な電力を、適宜
に自動的に供給できるシステムを提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するための搬送台車の充電方法として、バッテリー
と、該バッテリーに充電電力を供給する二次巻線と、バ
ッテリー情報の出力手段とを搭載した自走式の搬送台車
であって、該搬送台車が所定のステーションに到着した
ことを台車検知手段により検知し、そのステーションに
装備されている一次巻線と前記二次巻線とが磁気結合す
るように磁気開閉手段を閉じた後、インバーターにより
前記一次巻線を励磁させ、前記二次巻線を介して前記バ
ッテリーに充電するようにしたものである。
【0013】また、本発明は、以上の課題を解決するた
めの搬送台車の充電装置として、バッテリーを搭載した
自走式の搬送台車と、該搬送台車が到着したことを検知
する台車検知手段を備えたステーションとからなり、前
記搬送台車は、前記バッテリーに充電電力を供給する二
次巻線と、バッテリー情報の出力手段とを備え、前記ス
テーションは、前記二次巻線と磁気結合する一次巻線
と、その磁気結合のための磁気開閉手段と、前記一次巻
線を励磁するためのインバーターとを備えるようにした
ものである。
【0014】さらに、本発明は、以上の課題を解決する
ための搬送システムとして、バッテリーと、該バッテリ
ーに充電電力を供給する二次巻線と、バッテリー情報の
出力手段とを搭載した自走式の複数の搬送台車と、該搬
送台車が到着したことを検知する台車検知手段と、前記
二次巻線と磁気結合する一次巻線と、その磁気結合のた
めの磁気開閉手段と、前記一次巻線を励磁するためのイ
ンバーターと、コントローラとを備えた少なくとも一つ
のステーションとからなり、そのステーションに到着し
た前記搬送台車を台車検知手段により検出し、前記一次
巻線と前記二次巻線とが磁気結合するように前記磁気開
閉手段を閉じた後、前記バッテリー情報の出力手段から
の情報に基づく前記充電制御部からの指示により、前記
インバーターを駆動させて前記一次巻線を励磁させ、二
次巻線を介して前記バッテリーに充電及び充電の完了を
させ、少なくとも各搬送台車毎の走行またはバッテリー
の充電情報を管理するようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る充電方法と、
該方法を実施する充電装置並びにその充電装置を用いた
搬送装置の実施の形態について図を用いて説明する。図
1は本発明の実施の1形態を略示的に示した全体構成図
である。
【0016】搬送装置は、ステーション10と搬送台車
30で構成されるが、先ずステーション10の構成につ
いて説明する。ステーション10は、交流電源11、整
流器12、インバータ13、磁気開閉器14、15、駆
動部16、台車検知器19、コントローラ20、状態表
示器21、信号入力端22などで構成されている。
【0017】まず、ステーション10のこれらの構成要
素について説明する。交流電源11としては、例えば商
用電源が用いられ、この商用電源は整流器12に印加さ
れて整流され直流電圧に変換される。この直流電圧は、
インバータ13に印加されここで高周波の交流電圧に変
換される。
【0018】磁気開閉手段として機能する磁気開閉器1
4は、コ字状の固定コア14Aを有し、この固定コア1
4Aには一次巻線14Bが巻回され、この一次巻線14
Bにはインバータ13から高周波の交流電圧が印加され
ている。この固定コア14Aの磁気開放部14Cには、
図2に示すように、これを閉塞したり開放したりするこ
とができるように移動コア14Dがスライドできるよう
にその前面に設けられている。この移動コア14Dは、
例えばエアシリンダーなどで構成された駆動部16で、
図2に示すように、矢印方向に機械的に上下にスライド
させることができる。
【0019】磁気開閉手段として機能する磁気開閉器1
5は、図2に示すように、磁気開閉器14と同じよう
に、コ字状の固定コア15Aを有し、この固定コア15
Aには一次巻線15Bが巻回され、この一次巻線15B
はコントローラ20と接続され、非接触状態で搬送台車
と通信信号の送受をすることができる。
【0020】この固定コア15Aの磁気開放部15Cに
は、これを閉塞したり開放したりすることができるよう
に移動コア15Dが設けられ、この移動コア15Dは、
駆動部16で移動コア14Dと同時に機械的にスライド
することができる。
【0021】台車検知器19は、後述するレール上を搬
送する搬送台車の当該マークなどを検知して搬送台車が
ステーション部10に到着したことを検知する検知器で
あり、例えば光センサなどで構成することができる。
【0022】コントローラ20は、インバータ13の動
作を制御する制御信号C1を送出し、また駆動部16の
動作を制御する制御信号C2をも送出する。また、駆動
部16からは移動コア14D、15Dで完全に磁気開放
部14C、15Cが閉塞したことを知らせる制御信号C
4が送出される。また、コントローラ20は、搬送台車
30からの通信信号を受信し、さらに台車検知器19か
らの台車到着を検知する検知信号C5を受信する。
【0023】さらに、信号受信部21は、搬送台車30
から空間を通して伝送される無線の通信信号を信号入力
端22を介して受信するとともに、無線情報の内容をコ
ントローラ20に伝送する。このように、ステーション
10は、搬送台車30側からの通信信号を受信し、その
内容を知ることができるので、管理室としての機能も存
在する。
【0024】次に、搬送台車30の構成について説明す
る。搬送台車30は、磁気結合部31、整流回路32、
磁気結合部33、モータ35、アナログ・デジタル変換
器36、通信制御部37、台車識別マーク39、通信端
子40などにより構成されている。搬送台車30は固定
コア14Aに発生する磁束と磁気結合を行う磁気結合部
31を有し、図2に示すように、この磁気結合部31は
コアで構成された矩形状の二次巻線31Aと、この二次
巻線31Aに発生する磁束を検出するためにこの二次巻
線31Aに巻回された検出コイル31Bとから構成され
ており、この検出コイル31Bは、図1に示すように、
整流回路32に接続されている。
【0025】また、搬送台車30は固定コア15Aに発
生する磁束と磁気結合を行う磁気結合部33を有し、こ
の磁気結合部33は、図2に示すように、磁気結合部3
1と同様にしてコアで構成された矩形状の二次巻線33
Aと、この二次巻線33Aに発生する磁束を検出するた
めにこの二次巻線33Aに巻回された検出コイル33B
とから構成されている。
【0026】この矩形状の二次巻線31Aは、移動コア
14Dが開放されたときに、磁気開放部14Cの中に挿
入することができ、移動コア14Dが閉じられたときに
磁気結合されてステーション10側から搬送台車30側
へ電力の伝送が可能となる。さらに、矩形状の二次巻線
33Aは、移動コア15Dが開放されたときに、磁気開
放部15Cの中に挿入することができ、移動コア15D
が閉じられたときに磁気結合されて搬送台車30側から
ステーション10側へ通信信号の伝送が可能となる。そ
して、これらの矩形状の二次巻線31Aと33Aは、搬
送台車30が少々動揺してもこの揺動に耐えうる大きさ
と、強度を有している。
【0027】さらに、これらの二次巻線31Aと33A
は、図2に示すように、ステーション10側の固定コア
14A、15Aの走行方向の幅よりもやや大きな矩形状
に構成されており、ステーション10に搬送台車30が
停止する場合は、ある程度の範囲を持つようにされ、少
々停止位置がずれていても、充電或いは通信が可能なよ
うになっている。
【0028】整流回路32は、バッテリー38と電気的
に接続されてバッテリー38を充電する。バッテリー3
8の電源は、レール34上を走行する搬送台車30のモ
ータ35に供給されると共に搬送台車30内の各種電気
機器の動力源にもなる。バッテリー38内にはバッテリ
ーの放電状況からその残量検出する残量検出器38Aが
設けられている。
【0029】この残量検出器38Aから出力されたアナ
ログの電気信号は、整流回路32からの電源で付勢され
たアナログ・デジタル変換器36でデジタル信号に変換
されて、通信制御部37に送出される。
【0030】通信制御部37は、このデジタル信号を、
例えば高周波信号に変換して磁気結合部33に供給す
る。磁気結合部33はコアで構成された矩形状の二次巻
線33Aと、この二次巻線33Aに巻回された検出コイ
ル33Bとから構成されている。
【0031】矩形状の二次巻線33Aは、移動コア15
Dが開放されたときに、磁気開放部15Cの中に挿入す
ることができ、移動コア15Dが閉じられたときに磁気
結合されて搬送台車30側からステーション10側へ通
信信号の伝送が可能となる。
【0032】また、搬送台車30には台車識別マーク3
9がステーション10と対向する搬送台車30側に設け
られている。更に、通信制御部37は、ここで無線信号
に変換して通信端子40を介して、例えばステーション
10の信号入力端22に送出したり、或いは管理室41
でこの無線信号を受信してバッテリー33の残量などを
管理することができる。このように、バッテリーの残量
を検知する残量検知手段を搬送台車に付加する構成とし
ているので、管理室ではバッテリーの残量の検知状況を
知ることができる。
【0033】次に、以上の本発明に係る充電装置を用い
た搬送装置の動作について図1と図2を用いて説明す
る。まず、前提として、搬送台車30は、例えば、レー
ル34上に走行可能な形で配設されており、このレール
34上を走行する搬送台車に、所定の荷を積み、指示さ
れた内容に沿って、所定の場所まで搬送台車30を走行
させる。ステーション10側には、図示していないが、
搬送台車30あるいはレール34へ指示通りの走行内容
を転送可能な手段が設けられており、この指示に従って
搬送台車30は走行を繰り返している。
【0034】そして、搬送台車10は、レール34の上
をバッテリー38を動力源としてモーター35を付勢し
て走行しているが、走行している搬送台車10がステー
ション10に到達すると、ステーション10の台車検知
器19が走行してきた搬送台車10に付与されている台
車識別マーク39を検知する。
【0035】台車検知器19で検知した検知信号C5
は、コントローラ20に伝送され、コントローラ20は
これにより、制御信号C2を駆動部16に伝送して通常
は駆動部16により上方に引き上げられている移動コア
14D、15Dを押し下げて磁気開放部14C、15C
を閉じる方向に動作する指示する。
【0036】これにより、磁気開放部14C、15Cは
閉じるが、完全に磁路を閉じたときに、これを駆動部1
6は認識し、駆動部16を駆動させて制御信号C4をコ
ントローラ20に送出する。
【0037】コントローラ20は、この制御信号C4に
基づきインバータ13に制御信号C1を送出してインバ
ータ13の動作開始を指示する。この指示を受けた高周
波のインバータ13は、磁気開閉器14の一次巻線14
Aに電流を流し、固定コア14Aと、二次巻線31Aと
を介して検出コイル31Bに高周波電力を伝送する。同
時に、移動コア15Dも押し下げられて磁気結合部15
の磁気開放部15Cも閉じられ、通信可能となる。
【0038】検出コイル31Bに伝送された高周波電力
は、整流回路32で整流されて、直流電力とされてバッ
テリー38を充電する。バッテリー38に設けられた残
量検出器38Aで検出されたバッテリー38の充電情報
は、アナログ・デジタル変換器36でデジタル信号に変
換されて通信制御部37に出力される。
【0039】通信制御部37は、このデジタル信号を高
周波信号に変換して磁気結合されている磁気結合部33
を介してコントローラ20に伝送する。コントローラ2
0は、この充電情報からインバータ13に制御信号C1
を送出して最適な充電を行うと共に、充電が終了したら
コントローラ20はインバータ13に充電終了の指示を
出す。同時に、コントローラ20は、駆動部16に、制
御信号C2を送出して、移動コア14D、15Dを引き
上げて磁気開放部14C、15Cを開放して搬送台車3
4を走行可能な状態とする。そして、最適な充電を受け
たバッテリの動力により、再び搬送台車は走行可能にな
る。
【0040】このように、搬送台車30がステーション
10に到着したことを位置検知手段19により検知して
から、ステーション10内のインバータ13により一次
巻線が付勢された磁気開閉手段14、15により二次巻
線と磁気結合を行い、この後二次巻線を介してバッテリ
ー38に電力を供給して充電し、充電完了の後に磁気開
閉手段14、15を開いて搬送台車30を移動可能にす
る搬送台車の充電方法をとっているので、無接触で搬送
台車のバッテリーを充電することができる。
【0041】以上のように構成した状態では、搬送台車
30がステーション10に到着したときのみしかステー
ション10側に充電情報などを転送できず、搬送台車3
0の走行中はこれらの情報を転送することができない。
【0042】しかし、通信制御部37でこの充電情報な
どを、例えば無線で通信端子40を介して伝送するよう
にすれば、ステーション10側はもちろんこのステーシ
ョン10とは別の位置に設けてある管理室41などに充
電情報など運行管理に必要な情報を提供することがで
き、単なる搬送台車30の充電装置としてだけではな
く、搬送台車30の走行全体の運行を管理できる搬送装
置としても機能させることができる。
【0043】図3及び図4は、本発明に係る磁気結合部
の一部を変形した変形実施例の構成を示す。この場合
は、図4に示すように、ステーション45側のコ字形の
コアを搬送台車46側に突き出すように構成を変更した
ものである。
【0044】ステーション45は、図3に示すように、
磁気結合部47、48を有しており、磁気結合部47は
電力伝送、磁気結合部48は通信信号の伝送用である
が、同様な構成であるので、ここでは電力伝送用の磁気
結合部47について説明する。
【0045】磁気結合部47は、コ字形の固定コア47
Aとこの固定コア47Aの胴部に巻回された一次巻線4
7Bとから構成されているが、この固定コア47Aの両
磁極端がステーション45の搬送台車46に面した対向
面49に距離dだけ突出した構成として配設されてい
る。この一次巻線47Bは、図1に示すインバータ13
から電力が供給される。
【0046】一方、搬送台車46には、図4に示すよう
に、中央部近傍に二次巻線50が巻回された略直方体の
移動コア51が搬送台車46のステーション45と対向
する対向面52に一部にネジが切られた支持軸53、5
4を介して固定されている。これらの支持軸53、54
は、例えばナット55、56を巻回して、例えばバネ5
7、58を収縮させてコア51を押圧することによりこ
の移動コア51を固定コア47Aの磁極面に確実に密着
できるようになっている。
【0047】このような構造によっても、図1に示し
た、駆動部16により開閉動作をする移動コア14Dと
15Dによる電磁結合と同様な効果がある。なお、図4
に示す磁気結合による密着構造では、バネ57、58を
用いたが、このほかにシリンダなどを用いても良い。
【0048】このように、この搬送台車46の充電方法
は、搬送台車46がステーション45に到着したこと
を、例えば図1に示す位置検出手段としての台車検知器
19などにより検知してから、図1に示すインバータ1
3に対応するステーション45内のインバータにより一
次巻線47Bが付勢された磁気開閉手段によりコア51
を介して二次巻線50と磁気結合を行い、この後、二次
巻線50を介してバッテリーに電力を供給して充電し、
充電完了の後に磁気開閉手段を開いて搬送台車46を移
動可能にするようにしたものである。
【0049】この場合の磁気開閉手段は、一次巻線47
Bが巻回されステーション45側に固定された固定コア
47Aと、二次巻線50が巻回され搬送台車46側に装
着された移動コア51とから成り立っている。
【0050】図4に示す移動コア51は一体としての磁
性体で構成されているが、これは図5に示すように、磁
気テープ59を非磁性体のベース基板60に貼り付けた
構造のものでも良い。
【0051】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る搬
送台車の充電方法によれば、搬送台車がステーションに
到着したことを台車検知手段により検知してから、ステ
ーション内のインバータにより一次巻線が付勢された磁
気開閉手段により二次巻線と磁気結合を行い、この後、
二次巻線を介してバッテリーに電力を供給して充電す
る、という搬送台車の運行とステーションの充電シーケ
ンスが手順を踏んで無接触で行われるので、安全でしか
も確実で信頼性の高い搬送台車の充電方法を提供するこ
とができる。
【0052】次に、本発明に係る搬送台車の充電装置に
よれば、台車検知手段により搬送台車がステーションに
到着したことを検知し、磁気開閉手段により一時巻線と
二次巻線との磁気結合を行なうようにしたので、搬送台
車への充電操作が自動的にしかも的確に行うことがで
き、バッテリーの寿命を損なうことなく、不意の損壊を
防止することができる。しかも、搬送台車という走行体
において磁気結合という無接触で充電を行うので、電力
の授受に際してこの授受のための搬送台車のステーショ
ンへの位置決めを正確に行う必要がなく、このため充電
作業を効率よく実現でき、生産性の向上に寄与するとい
う優れた効果を有する。
【0053】さらに、本発明に係る搬送システムによれ
ば、搬送台車の充電装置による効果に加えて、バッテリ
ーの残量を検知する残量検知手段を搬送台車に付加して
この残量の検知状況を管理室に通知できるようにしたの
で、単なる搬送台車の充電装置としてだけではなく、搬
送台車の走行全体の運行を管理することができ、安定し
た信頼性の高い搬送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態を示す全体構成図であ
る。
【図2】図1における磁気開閉器の近傍の構成を説明す
る斜視図である。
【図3】本発明に係る磁気開閉器の近傍の他の構成を示
す射視図である。
【図4】図3に示す磁気開閉器の近傍で搬送台車の走行
方向から見た部分側面図である。
【図5】図3に示すコアの一部を変更した部分構成図で
ある。
【符号の説明】
10;ステーション、11;交流電源、12:整流器、
13;インバータ、14;磁気開閉器、14A;固定コ
ア、14B;一次巻線、14C;磁気開放部、14D;
移動コア;15;磁気開閉器、15A;固定コア、15
B;一次巻線、15C;磁気開放部、15D;移動コ
ア;16;駆動部、19;台車検知器、20;コントロ
ーラ、22;信号入力端、30;搬送台車、31;磁気
結合部、31A;二次巻線、31B;検出コイル、;3
2;整流回路、33;磁気結合部、33A;二次巻線、
33B;検出コイル、34;レール、35;モータ、3
6;アナログ・デジタル変換器、37;通信制御部、3
8;バッテリ、38A;残量検出器、39;台車識別マ
ーク、40;通信端子、41;管理室
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 17/00 H01F 23/00 B (72)発明者 関野 光男 東京都文京区湯島1丁目12番3号 株式会 社日本シューター内 Fターム(参考) 5G003 AA01 BA01 DA04 FA06 GB08 5H105 BA02 BB07 CC04 CC19 DD10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリーと、該バッテリーに充電電力
    を供給する二次巻線と、バッテリー情報の出力手段とを
    搭載した自走式の搬送台車であって、 該搬送台車が所定のステーションに到着したことを台車
    検知手段により検知し、 そのステーションに装備されている一次巻線と前記二次
    巻線とが磁気結合するように磁気開閉手段を閉じた後、 インバーターにより前記一次巻線を励磁させ、前記二次
    巻線を介して前記バッテリーに充電することを特徴とす
    る搬送台車の充電方法。
  2. 【請求項2】 前記バッテリー情報に基づいて充電が遂
    行される請求項1に記載の搬送台車の充電方法。
  3. 【請求項3】 前記バッテリー情報に基づいて充電の完
    了がなされ、前記一次巻線の励磁を停止すると共に、前
    記磁気開閉手段を開いて前記搬送台車の移動を可能にす
    る請求項1に記載の搬送台車の充電方法。
  4. 【請求項4】 バッテリーを搭載した自走式の搬送台車
    と、該搬送台車が到着したことを検知する台車検知手段
    を備えたステーションとからなり、 前記搬送台車は、前記バッテリーに充電電力を供給する
    二次巻線と、バッテリー情報の出力手段とを備え、 前記ステーションは、前記二次巻線と磁気結合する一次
    巻線と、その磁気結合のための磁気開閉手段と、前記一
    次巻線を励磁するためのインバーターとを備えているこ
    とを特徴とする搬送台車の充電装置。
  5. 【請求項5】 前記ステーションは、 前記バッテリー情報の出力手段からの出力情報を無接触
    で受信し、 充電と、充電完了と、磁気開閉手段の開閉駆動とを制御
    するコントローラを有する請求項4に記載の搬送台車の
    充電装置。
  6. 【請求項6】 前記磁気開閉手段は、 前記一次巻線が巻回され前記ステーション側に配設され
    た固定コアと、 前記二次巻線が巻回され前記搬送台車側に配設された移
    動コアとからなる請求項4または5に記載の搬送台車の
    充電装置。
  7. 【請求項7】 前記移動コアは、 磁気テープで構成されている請求項6に記載の搬送台車
    の充電装置。
  8. 【請求項8】 バッテリーと、該バッテリーに充電電力
    を供給する二次巻線と、バッテリー情報の出力手段とを
    搭載した自走式の複数の搬送台車と、 該搬送台車が到着したことを検知する台車検知手段と、
    前記二次巻線と磁気結合する一次巻線と、その磁気結合
    のための磁気開閉手段と、前記一次巻線を励磁するため
    のインバーターと、コントローラとを備えた少なくとも
    一つのステーションとからなり、 そのステーションに到着した前記搬送台車を台車検知手
    段により検出し、 前記一次巻線と前記二次巻線とが磁気結合するように前
    記磁気開閉手段を閉じた後、 前記バッテリー情報の出力手段からの情報に基づく前記
    充電制御部からの指示により、 前記インバーターを駆動させて前記一次巻線を励磁さ
    せ、二次巻線を介して前記バッテリーに充電及び充電の
    完了をさせ、 少なくとも各搬送台車毎の走行またはバッテリーの充電
    情報を管理するようにしたことを特徴とする搬送システ
    ム。
  9. 【請求項9】 各搬送台車の充電完了後に、 磁気開閉手段を開いて搬送台車の走行移動を可能にする
    請求項8に記載の搬送システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102075017A (zh) * 2011-02-18 2011-05-25 中国科学院电工研究所 一种移动式无接触不间断供电装置
KR101598843B1 (ko) * 2014-09-02 2016-03-02 주식회사 맥파이온 이송대차의 전원충전장치와 전원충전방법
JP2016054299A (ja) * 2009-08-07 2016-04-14 Auckland Uniservices Ltd 誘導電力伝達システム
JP2017024686A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 愛建電工株式会社 軌条移動体用給電装置

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