JP2001028319A - 真空コンデンサ - Google Patents
真空コンデンサInfo
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- JP2001028319A JP2001028319A JP11201089A JP20108999A JP2001028319A JP 2001028319 A JP2001028319 A JP 2001028319A JP 11201089 A JP11201089 A JP 11201089A JP 20108999 A JP20108999 A JP 20108999A JP 2001028319 A JP2001028319 A JP 2001028319A
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Abstract
ドピンを固定電極側の端板にロー付けすると、固定電極
端板にメタライズ処理が必要になるし、横方向の応力で
ガイドピンにクラックが発生することがある。 【解決手段】 固定側端板3の中心部にガイドピン9を
摺動自在に支持するガイド部17をロー付けまたは端板
から一体的に切り出し、ガイドピン9はガイド部17に
対して摺動自在に設ける。ガイド部17及びリード部1
0の長さL1,L2は、可動電極の移動最大長さより大き
い寸法にしてガイドピンの外れを防止する。
Description
振回路、半導体製造装置用の高周波電源、あるいは誘導
加熱装置のタンク回路等に用いられる容量可変形の真空
コンデンサに関する。
である。セラミック等の絶縁円筒1の両端側に銅製の円
筒管2a,2bを接合して円筒部を形成し、この円筒部
を固定側端板を兼ねた固定電極取付導体3と可動側端板
4とで閉塞して、コンデンサ部を収容する真空容器5を
形成している。
径)の異なる複数の円筒状電極板F1,F2…Fnを同心
円状に一定間隔をもって取り付けて固定電極6を形成し
ており、また、この固定電極6の各電極板間の間隙内
に、非接触状態で挿出入できるように、内径の異なる複
数の円筒状電極板M1,N2…Mnを可動電極取付導体7
に設けて可動電極8を形成している。
状電極板F1〜Fnの同心部に、円筒状電極板の軸線に沿
ってガイドピン9が設けられる。可動電極取付導体8に
は、円筒状電極板M1〜Mnの同心部に、ガイドピン9を
挿入するガイド部10aをもつ可動リード部10が設け
られる。
ベローズ11がロー付けされ、電極側に真空空間を形成
しながら可動リード部10の上下動が可能にされる。
れ、内端部に鍔部12aが設けてある。13は外周にね
じが螺設された可動リードボルトで、一端は可動リード
部10の先端部に固定され、他端側は軸線に沿って鍔部
12a内の空隙を遊貫してねじ受部12内に突設されて
いる。14は容量調整ナットで、可動リードボルト13
が螺合するねじ孔を有し、その一端側はねじ受部12内
に突出した可動リードボルト13の端部に螺合し、ベア
リング等の軸受15を介して鍔部12aの内底に回転自
在に取付けられている。16は最大容量を調節するネジ
である。
ミック等による絶縁円筒で形成してもよい。要は、固定
電極と可動電極とを電気的に絶縁されればよい。
電容量の調整を行う場合は、可動電極と固定電極に課電
し、調整ナット14を回動させることにより、可動リー
ド部10を軸線方向に移動させて固定電極6の電極板と
可動電極8の電極板との対向面積を変え、両電極6と8
間に生ずる静電容量の値を連続的に変化させる。
に絶縁されなければならないので、ガイドピン9と可動
リード部10とは電気的に絶縁されなければならない
が、この絶縁手段は、摺動の円滑性を阻害しないように
行う必要がある。それにはガイドピン9および可動リー
ド部10のいずれか一方を絶縁材料で構成する必要があ
る。摺動性の円滑を保つためにガイドピン9をセラミッ
ク、特にアルミナによるセラミックで形成し、可動リー
ド部10をリン青銅で形成することを好適とし、また、
ガイドピン9を金属性にし、その表面に滑性の優れたナ
イロン樹脂をコーティングしても絶縁を保ちながら円滑
な摺動を確保することができる。
では、固定電極6の電極板と可動電極8の電極板との空
隙を精度よく保持して可動電極8を移動させるため、ガ
イドピン9が設けられているが、このガイドピン9は固
定側端板3の中心にロー付け接合で固定されている。こ
こで、ガイドピン9がセラミック製の場合、ロー付け接
合するためには固定側端板3はメタライズ処理される。
の容量を多数回変化させると、ガイドピン9と可動リー
ド部10のガイド部10aの間に横方向の応力が発生
し、この応力のためガイドピン9(セラミック製)にそ
の端面でクラックが発生し、固定電極6との接合部が破
損することがある。
発生を防止した真空コンデンサを提供することにある。
決するため、固定側端板にはガイドピンを摺動自在に支
持できるガイド部を設けることで固定側端板と該ガイド
部の間を機械強度を高めて固定し、このガイド部にガイ
ドピンを摺動自在に挿入することで端板のメタライズ処
理及びガイドピンのロー付けを不要にしながらガイド機
能を確保したもので、以下の構成を特徴とする。
動側端板を有する真空容器と、前記固定側端板に複数の
円筒状電極板を同心状に取り付けて形成した固定電極
と、前記固定電極の各円筒状電極板間に非接触状態で挿
出入できるように複数の円筒状電極板を同心状に取り付
けて形成した可動電極と、前記可動電極の取付導体と前
記可動側端板との間に設けられ、真空状態を保持した状
態で前記可動電極の移動を可能とするベローズと、前記
可動電極を前記固定電極側に摺動自在にガイドするガイ
ド手段とを備えた真空コンデンサであって、前記ガイド
手段は、前記固定側端板の中心部に一体的に設けられる
ガイド部と、このガイド部に対向して前記可動側端板の
中心部に設けられる可動リード部と、前記ガイド部と可
動リード部とにそれぞれ摺動自在に挿入されるガイドピ
ンとを備えたことを特徴とする。
向の長さは、それぞれ前記固定電極に対する前記可動電
極の最大移動長さより大きい寸法にしたことを特徴とす
る。
成図で、縦断正面図を示している。同図が図2と異なる
部分は、固定側端板3にはガイドピン9の取り付け位置
に円筒状のガイド部17を設けた点にある。
または同等の部材で作成され、固定側端板3にロー付け
される。ガイドピン9は、固定側端板3にロー付けされ
ることなく、摺動自在でガイド部17に挿入される。ま
た、ガイドピン9は、可動リード部10に対しても固定
されることなく、摺動自在にされる。
ド部10の長さ寸法L2は、可動電極8の最大移動長さ
L0よりも大きくされ、可動電極8が最小容量位置にさ
れた場合にもガイドピン9がガイド部17及び可動リー
ド部10から外れないようにする。
ピン9は、固定側端板3にロー付けされることなく、ガ
イド部17に挿入される構造にし、ガイド部17を固定
側端板3にロー付けするため、ガイド部17と固定側端
板3との間のロー付けはこれらが同一部材又は同等部材
にされて強固な構造を得ることができる。この構造によ
り、ガイドピン9がセラミック製にされる場合で、多数
回の容量変更操作がなされたときにもガイドピン9にク
ラックが発生するのを防止できる。また、固定側端板3
にはメタライズ処理が不要になる。
体構造のものにした切り出し構造とすることができる。
この場合、ガイド部17と固定側端板3とのロー付けも
不要になる。
動リード部10に取付けた場合であるが、可動電極取付
導体7に取付けてもよく、また、可動リード10は可動
電極取付導体と一体又は別個に設けた構造など、適宜設
計変更できる。
定側端板に摺動自在に支持するガイド部を設けたため、
固定側端板とガイド部とを機械的強度を高めて固定又は
一体構造のものにでき、固定側端板をメタライズ処理す
ること及び固定側端板にガイドピンを直接にロー付けす
る必要性がなくなるし、ガイドピンのクラック発生を防
止できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒部の一端側に固定側端板、他端側に
可動側端板を有する真空容器と、 前記固定側端板に複数の円筒状電極板を同心状に取り付
けて形成した固定電極と、 前記固定電極の各円筒状電極板間に非接触状態で挿出入
できるように複数の円筒状電極板を同心状に取り付けて
形成した可動電極と、 前記可動電極の取付導体と前記可動側端板との間に設け
られ、真空状態を保持した状態で前記可動電極の移動を
可能とするベローズと、 前記可動電極を前記固定電極側に摺動自在にガイドする
ガイド手段とを備えた真空コンデンサであって、 前記ガイド手段は、前記固定側端板の中心部に一体的に
設けられるガイド部と、このガイド部に対向して前記可
動側端板の中心部に設けられる可動リード部と、前記ガ
イド部と可動リード部とにそれぞれ摺動自在に挿入され
るガイドピンとを備えたことを特徴とする真空コンデン
サ。 - 【請求項2】 前記ガイド部と可動リード部の軸方向の
長さは、それぞれ前記固定電極に対する前記可動電極の
最大移動長さより大きい寸法にしたことを特徴とする請
求項1に記載の真空コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20108999A JP3882406B2 (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 真空コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20108999A JP3882406B2 (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 真空コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001028319A true JP2001028319A (ja) | 2001-01-30 |
JP3882406B2 JP3882406B2 (ja) | 2007-02-14 |
Family
ID=16435222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20108999A Expired - Lifetime JP3882406B2 (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 真空コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3882406B2 (ja) |
-
1999
- 1999-07-15 JP JP20108999A patent/JP3882406B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3882406B2 (ja) | 2007-02-14 |
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