JP3365082B2 - 真空コンデンサ - Google Patents

真空コンデンサ

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JP3365082B2 JP23391294A JP23391294A JP3365082B2 JP 3365082 B2 JP3365082 B2 JP 3365082B2 JP 23391294 A JP23391294 A JP 23391294A JP 23391294 A JP23391294 A JP 23391294A JP 3365082 B2 JP3365082 B2 JP 3365082B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大電力送信機の発振回
路、半導体製造装置用の高周波電源、あるいは誘導加熱
装置のタンク回路等に用いられる真空コンデンサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の一般的な可変形真空コンデ
ンサの基本構成の断面図で、例えば、セラミック等の絶
縁円筒12の両端側に銅製の円筒管11a,11bを接
合して円筒部を形成し、この円筒部を固定側端板兼固定
電極取付導体13と可動側端板14とで閉塞して、コン
デンサ部を収容する真空容器10を形成している。
【0003】固定電極取付導体13の内側には、径(半
径)の異なる複数の円筒状電極板F1,F2…Fnを同心
円状に一定間隔をもって取り付けて固定電極15を形成
しており、また、この固定電極15の各電極板間の間隙
内に、非接触状態で挿出入できるように、内径の異なる
複数の円筒状電極板M1,N2…Mnを可動電極取付導体
18に設けて可動電極16を形成している。
【0004】可動電極取付導体18には、可動リード1
8′が設けられ、この可動リード18′は、可動側端板
14を貫通して設けた軸受17に回動不能で上下動自在
に支承され、可動電極16を真空容器の外部から軸線方
向に移動させる。19はベローズで、一端が可動側端板
14及び軸受17とロー付けされ、他端側は可動リード
18′又は可動導体18にロー付けられ、軸受17と可
動リード18′の摺動部ならびに軸受17の可動側端板
14の貫通部を覆い、真空漏れを防止しながら、可動リ
ードの上下動ができるようにしている。
【0005】なお、真空容器10の円筒部は、全体をセ
ラミック等による絶縁円筒で形成してもよい。要は、固
定電極と可動電極とを電気的に絶縁されればよい。
【0006】このように構成したコンデンサで、その静
電容量の調整を行う場合は、可動電極と固定電極に課電
し、可動リード18′を静電容量調整手段(図4参照)
により可動リードの軸線方向に移動させて固定電極15
と可動電極16との対向面積を変え、両電極15,16
間に生ずる静電容量の値を連続的に変化させる。
【0007】以上のように静電容量を調整する場合、可
動電極16を可動リードの軸線方向に移動して固定電極
15との対向面積を可変して行うものであるが、固定電
極と可動電極とは、夫々径の異なる複数の円筒状電極板
を互いに非接触状態で、一定間隔を保ったまま可動電極
を移動させなければならない。
【0008】即ち、固定側と可動側の円筒状電極板間の
間隔は狭いため、非接触で、且つ平行状態を保ったまま
可動電極を移動させる必要があり、このため、軸受17
と可動リード18′の寸法公差を厳しくする必要があ
る。公差が緩いと、可動リードと軸受の摺動部が円筒状
電極板と離れた位置(下側)にあるので、可動リードと
軸受とのわすかな間隙でも、可動側の円筒状電極板の傾
きは大きくなり、静電容量および耐電圧特性が不安定な
ものとなる。
【0009】そこで、可動リードと軸受との摺動部の公
差を厳しくすると、この摺動部は大気中にあるため、塵
や埃等の侵入により、摺動性が阻害される、という問題
があり、本願の出願人は図4に示すように、固定電極取
付導体13の固定電極軸心部にガイドピン1(又はガイ
ド部5)および可動電極取付取付導体18の可動電極軸
心部に、ガイドピンを挿入して案内するガイド部5(又
はガイドピン1)を設けて上記の課題を解決した。
【0010】即ち、固定側電極取付導体13の内側で円
筒状電極板F1〜Fnの同心部に、円筒状電極板の軸線に
沿ってガイドピン1を設けるとともに、可動電極取付導
体18側にこのガイドピン1を挿入するガイドピン挿入
孔3を有するガイド部5を設けて案内部を形成し、該ガ
イドピン挿入孔3に電気的絶縁を保ってガイドピン1を
摺動自在に挿入し、前記可動電極をガイドピンで案内し
て移動させるようになし、固定側の円筒状電極板と一定
間隔を保ちながら、可動側の円筒状電極板を移動させ、
可動リードの傾きに起因する耐電圧、静電容量の不安定
さをなくしたものである。上記のガイド部5は、可動リ
ード2と一体に形成されているが、可動電極取付導体1
8に別個に設けてもよい。
【0011】なお、固定電極15と可動電極16とは電
気的に絶縁されなければならないので、ガイドピン1と
ガイド部5とは電気的に絶縁されなければならないが、
この絶縁手段は、摺動の円滑性を阻害しないように行う
必要がある。それにはガイドピン1およびガイド部5の
いずれか一方を絶縁材料で構成する必要がある。摺動性
の円滑を保つためにガイドピン1をセラミック、特にア
ルミナによるセラミックで形成し、ガイド部5をリン青
銅で形成することを好適とし、また、ガイドピン1を金
属性にし、その表面に滑性の優れたナイロン樹脂をコー
ティングしても絶縁を保ちながら円滑な摺動を確保する
ことができる。
【0012】図4は静電容量調整手段20を設けた例の
断面図で、該静電容量調整手段20は、可動リードの自
由端2a側に穿設されたねじ部2cと、このねじ部2c
に螺合するねじ部23aを有する静電容量調整ねじ23
と、一端側が可動側端板14に取り付けられた静電容量
調整用のねじ受部21とにより構成され、このねじ受部
21の他端側にスラストベアリング22を介して回転自
在に静電容量調整ねじ23を取り付ける。23bは調整
ねじ23の操作部で、この操作部23bを手動又はモー
タ等で回転して可動リード2を介して可動電極16を上
下に移動する。
【0013】なお、可動リード2を回動不能で上下動自
在にする手段は、ガイドピン1とガイド部5の互いの摺
動面の一方にキー溝、他方にキーを設ける等の一般的な
手段で実現できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図4のように円筒状電
極板M1〜Mnを取り付けた可動電極取付導体18を、真
空容器の中の円筒電極板の中心部に設けた案内ガイドピ
ンで案内して移動させるので、可動電極16は可動リー
ド2の軸線方向に正確に移動し得るとともに、この案内
部は真空容器内にあるので塵や埃等の浸入は無く、摺動
性も阻害されることがない等の優れた効果を発揮する。
【0015】しかし、製品化の段階では常にいくつかの
解決しなければならない課題が潜在している。
【0016】図4に示された真空コンデンサの場合、最
大静電容量は、可動電極16が固定電極15の内部に最
も深く進入した位置であり、ガイドピン1の先端1aが
ガイドピン挿入孔3の穴底部3aに突き当たった位置で
決まる。
【0017】また、最小静電容量は、調整ねじ23を回
転して可動リード2を下方に移動させ、その自由端2a
が、ねじ受部21の底面21aに突き当たった位置で決
まる。
【0018】従って、静電容量の可変(調整)範囲が広
く要求されると、可動リード2の移動距離l′が長くな
り、可動リード2をl′だけ移動させるのにねじ部23
aの先端部23cと可動リード底部2bの距離lをl≧
l′とする必要があり、真空コンデンサの全長方向に対
して2l′の空間が必要となり、全長が長くなるという
課題が残されていた。
【0019】また、此の種の真空コンデンサにおいて
は、同軸円筒電極の静電容量CはC=(ε0l)/(l
ogb/a)で表され、真空コンデンサでは対面する同
軸円筒電極が多数あり、上式を夫々加えた値が静電容量
値となる。
【0020】なお、上式において、ε0は真空の誘導
率、aは内外電極の外径、bは外側電極の内径、lは交
差する長さを示す。
【0021】しかし同一仕様により製作した真空コンデ
ンサであっても、円筒電極の真円ずれ、または配置によ
る誤差等で静電容量値が若干違う値となってしまう。
【0022】また、ガイドピン1の全長誤差によって
も、最大静電容量値がばらついてしまうという課題も生
じた。
【0023】以上の点に鑑み本発明は、真空コンデンサ
の全長の長さを短縮してコストの低減を図るとともに、
製作された真空コンデンサの最大静電容量値を調整して
均一な品質の真空コンデンサを提供することを目的とす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明において上記課題
を解決するための手段は、円筒部の一端側に固定側端
板、他端側に可動側端板を有する真空容器と、該真空容
器内に、同心円状で径の異なる複数の円筒状電極板を固
定電極取付導体に同心状に取り付けて形成した固定電極
と、この固定電極の各円筒状電極板間に非接触状態で挿
出入できるように径の異なる複数の円筒状電極板を可動
電極取付導体に同心状に取り付けて形成した可動電極
と、該可動電極を前記真空容器の可動側端板の外部から
円筒状電極板の軸線方向に移動させる可動リードと、該
可動リードの外周側で前記可動側端板の内側に設けら
れ、真空状態を保持した状態で可動リードの移動を可能
とするベローズと、前記固定電極取付導体と可動電極取
付導体の相対向する面の中心部に夫々設けられたガイド
ピン、このガイドピンを電気的に絶縁して摺動自在に挿
入するガイド部とで形成した案内部を備えて成る真空コ
ンデンサであって、前記ベローズ内において可動リード
の先端部に可動リードボルトを軸線方向に取付け、且つ
前記可動側端板には、その内側でベローズ内に突出した
ねじ受部を設けてその端部に軸受を設け、前記可動リー
ドボルトを軸受に支持された調整ナットに螺合して該調
整ナットの回転操作によりコンデンサの静電容量を調整
するようにするとともに、前記可動リードボルトと調整
ナットの螺合部に、調整ナットを操作して定義した最大
静電容量値に調整した後、この調整位置で可動リードボ
ルトのガイドピン側への異動を規制する最大静電容量調
節手段を設けるものである。
【0025】また、前記最大静電容量調節手段は、可動
リードボルトの先端にねじ孔を設け、且つ調整ナットに
は可動リードボルトが螺入するねじ孔より大径の大径部
を設けてこの大径部から調節ねじを挿入して前記可動リ
ードボルトの先端のねじ穴に螺入するようにする。
【0026】
【作用】本発明は以上のように、可動リードにベローズ
内で直接可動リードボルトを接続するようにしたので、
ねじ受部を可動側端板の内側のベローズ内に配置するこ
とが可能となり、可動リードボルトの移動距離lはねじ
受部の底の外面31aに可動リードボルト32の接続部
32aが突き当たるまでであり、調整部は真空コンデン
サの固定側端板(固定電極取付導体13)と可動側端板
14内に配置でき、小形化が実現できる。
【0027】また、真空コンデンサの最大静電容量値を
調節する場合は、まず、調節ねじ36を螺入して固定す
る前に、調整ナット33を若干右に回し、ガイドピン1
の先端1aと可動リードボルト32の接続部37の終端
面32bが突き当たる最大静電容量の位置より若干可動
リード2を下方に移動させ、定義した最大静電容量(設
計値)に調節する。この若干の移動距離は、真空コンデ
ンサ静電容量のばらつきの程度で決まる。
【0028】次に、この状態で調節ねじ36を、調整ナ
ット33の大径部33aから挿入し、段部33bを受け
にして、可動リードボルト32の先端部のねじ穴32a
に螺入し、調節ねじ36を可動リードボルト32の先端
部に接着剤等で固定し、各真空コンデンサの最大静電容
量値を、定義した最大静電容量値に固定する。
【0029】
【実施例】以下本発明を図面に示す一実施例に基づいて
説明する。図1は本発明の一実施例の構成図で、縦断正
面図を示している。なお、図4と同一部分又は相当部分
にはこれと同じ符号を付して説明を省略する。
【0030】図1において、31はねじ受部で、該ねじ
受部31は可動側端14の内側に立設され、内端部に鍔
部31aが設けてある。32は外周にねじが螺設された
可動リードボルトで、一端側は可動リード2を短くした
その先端部の接続部37に取付けられ、他端側は軸線に
沿って前記鍔部31a内の空隙を遊貫してねじ受部31
内に突設されている。33は調整ナットで、可動リード
ボルト32が螺合するねじ孔33cを有し、その一端側
はねじ受部31内に突出した可動リードボルト32の端
部に螺合し、ベアリング等の軸受34を介して鍔部31
aの内底に回転自在に取付けられている。35は最大静
電容量調節部(手段)で、該最大静電容量調節部35
は、図2の拡大図に示すように、可動リードボルト32
の先端にねじ穴32aと、該ねじ穴32aに螺入する調
節ねじ36と、調整ナット33と可動リードボルト32
との螺合部分の調整ナット33内に、可動リードボルト
32が螺合するねじ孔33cより大径で調節ねじ36が
挿入されるように穿設された大径部33aと、この大径
部33aとねじ孔33cとの境の段部33bとから形成
されている。
【0031】真空コンデンサの最大静電容量値を調節す
る場合は、まず調節ねじ36を螺入して固定する前に調
整ナット33を若干右に回し(右ねじの場合)、ガイド
ピン1の先端1aと可動リードボルト32の接続部37
の終端面32bが突き当たる最大静電容量の位置より若
干可動リード2を下方に移動させ、定義した最大静電容
量値に調節する。この若干の調節量は真空コンデンサの
静電容量のばらつきの程度で決まる。
【0032】次に、この状態で調節ねじ36をその頭部
の当接面が段部35bに当接するまで調節ねじ36をね
じ穴32aに螺入し、当接したところで調節ねじ36を
可動リードボルト32に接着剤等で固定し、可動リード
ボルト32の上昇位置を規制する(調整ナットとは接着
しない)。
【0033】このように可動リードボルト32の上昇位
置を規制することにより、製作された真空コンデンサの
最大静電容量値にばらつきがあっても、各真空コンデン
サごとに最大静電容量値が調節でき、定義された最大静
電容量値に合致した品質の真空コンデンサが得られる。
【0034】また、調節ねじ36は、その最大静電容量
値の位置よりも調整ナット33を左に回そうとしても調
節ねじ36が段部33bに当たり、それ以上左に回らな
いので、調整ナット33が可動リードボルトから抜ける
のを防止するストッパの機能をも併せ持つ。
【0035】真空コンデンサの静電容量の調整は、調整
ナット33を回転することにより、例えば右回転では可
動リードボルト32が下方に移動し、左回転では上方に
移動し、可動電極16を上下動させ、固定電極15との
対向総面積を可変して静電容量を任意に調整する。この
調整手段は、手動又は図4の静電容量調整手段による。
【0036】真空コンデンサでは、真空との差圧によ
り、常に可動リードボルト32を上方(固定電極側)に
押し上げる力が作用し、この可動リードボルト32に螺
合している調整ナット33もその力を受け、ねじ受部3
1には面圧が生じ、調整ナット33を回転させるには、
大きな回転トルクを必要とするが、本発明ではベアリン
グ等の軸受33が調整ナット33とねじ受部31との間
に装着しているので、調整ナット33の回転操作は、小
さい回転トルクで可能となる。
【0037】また、ねじ受部31を可動側端板14に対
して真空コンデンサの内部方向に配置したので、可動リ
ードボルト32の移動距離lは、ねじ受部の鍔部31の
外面31aに可動リードボルト32の接続部32aが突
接するまでとなり、図4のl′の距離は不用となる。
【0038】なお、図1の実施例はベローズ19を可動
リード2に取付けた場合であるが、可動電極取付導体1
8に取付けてもよく、また、ガイド部5は可動リード2
と一体に形成した場合であるが、可動電極取付導体と一
体又は別個に設けてもよい。またガイドピン1は可動電
極取付導体側にガイド部は固定側端板13側に取付けて
もよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明は真空コンデンサの
全長が短縮化でき、それに伴って真空コンデンサを収納
する装置および組み込む装置全体が小形化でき、装置全
体としてのコストの低減が図れる。
【0040】また、製作された真空コンデンサの最大静
電容量値を簡単に調節して定義する最大静電容量値に合
致することができるので、最大静電容量値のばらつきを
無くして均一な最大静電容量値の真空コンデンサが得ら
れる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図。
【図2】本発明の一実施例の最大静電容量調節部の拡大
図。
【図3】真空コンデンサの基本構成図。
【図4】本発明の説明のための構成図。
【符号の説明】
1…ガイドピン 2…可動リード 2a…自由端部 3…ガイド挿入孔 5…ガイド部 10…真空容器 13…固定電極取付導体 14…可動側端板 15…固定電極 16…可動電極 18…可動電極取付導体 19…ベローズ 20…静電容量調整手段 21…ねじ受部 23…調整ねじ 23a…ねじ部 23b…操作部 31…ねじ受部 32…可動リードボルト 33…調整ナット 34…軸受 35…最大静電容量調節部 36…調節ねじ 37…接続部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒部の一端側に固定側端板、他端側に
    可動側端板を有する真空容器と、該真空容器内に、同心
    円状で径の異なる複数の円筒状電極板を固定電極取付導
    体に同心状に取り付けて形成した固定電極と、この固定
    電極の各円筒状電極板間に非接触状態で挿出入できるよ
    うに径の異なる複数の円筒状電極板を可動電極取付導体
    に同心状に取り付けて形成した可動電極と、該可動電極
    を前記真空容器の可動側端板の外部から円筒状電極板の
    軸線方向に移動させる可動リードと、該可動リードの外
    周側で前記可動側端板の内側に設けられ、真空状態を保
    持した状態で可動リードの移動を可能とするベローズ
    と、前記固定電極取付導体と可動電極取付導体の相対向
    する面の中心部に夫々設けられたガイドピン、このガイ
    ドピンを電気的に絶縁して摺動自在に挿入するガイド部
    とで形成した案内部を備えて成る真空コンデンサであっ
    て、 前記ベローズ内において可動リードの先端部に可動リー
    ドボルトを軸線方向に取付け、且つ前記可動側端板に
    は、その内側でベローズ内に突出したねじ受部を設けて
    その端部に軸受を設け、前記可動リードボルトを軸受に
    支持された調整ナットに螺合して該調整ナットの回転操
    作によりコンデンサの静電容量を調整するようにすると
    ともに、 前記可動リードボルトと調整ナットの螺合部に、調整ナ
    ットを操作して定義した最大静電容量値に調整した後、
    この調整位置で可動リードボルトのガイドピン側への移
    動を規制する最大静電容量調節手段を設けたことを特徴
    とする真空コンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記最大静電容量調節手段は、可動リー
    ドボルトの先端にねじ穴を設け、且つ調整ナットには可
    動リードボルトが螺入するねじ孔より大径の大径部を設
    けてこの大径部から調節ねじを挿入して前記可動リード
    ボルトの先端のねじ穴に螺入するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の真空コンデンサ。
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