JP2001028134A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2001028134A JP11199708A JP19970899A JP2001028134A JP 2001028134 A JP2001028134 A JP 2001028134A JP 11199708 A JP11199708 A JP 11199708A JP 19970899 A JP19970899 A JP 19970899A JP 2001028134 A JP2001028134 A JP 2001028134A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の深さのピットが形成されている光ディ
スクにおいて、ピットの深さによってはトラッキングサ
ーボ信号の極性が反転し、サーボ外れを生じる。 【解決手段】 タンジェンシャルプッシュプル信号の極
性と、反射光量信号のエッジ部を検出し、その結果から
ピットの深さを検出してトラッキングサーボ信号の極性
を反転させ、サーボ外れを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録面の全面あるい
は一部に、あらかじめ凹凸形状を有するピットによって
情報が記録された光ディスクを使用する光ディスク装置
のトラッキングサーボに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスク面上にあらかじめ凹凸形状を有
するピットで情報を記録してある光ディスクを再生する
ための光ディスク再生装置において、光ビームをピット
列へ位置決めするためのトラッキングサーボ技術は以前
より種々提案されており、例えば特開昭58−1501
45号公報にその開示がなされている。
【0003】図7は位相差(時間差)法によるトラッキ
ングサーボのブロック構成図であり、上記特開昭58−
150145号公報第3図乃至は第4図に記載の構成を
描き直したものである。
【0004】位相差(時間差)法は、光ディスクからの
反射光ビームを、光ディスクの半径方向と接線方向に4
つの素子を有するフォトディテクタにて受光し、これら
フォトディテクタの内、対角に位置するものの出力の和
信号を求め、その和信号の位相差(時間差)を検出して
トラッキングを行なうものである。図7において、フォ
トディテクタ2にはディスクからの反射光を集光して入
射しており、それぞれの部分は入射した光量に応じた信
号を出力する。加算アンプ3−1、3−2はフォトディ
テクタ2のうち対角に位置する部分同士aとc、bとd
の和信号を求めコンパレータ(比較回路)5−1、5−
2に出力する。コンパレータ5−1、5−2はリファレ
ンス信号+Ref1、+Ref2と加算アンプ3−1、
3−2の出力信号を比較しその結果である2値化信号を
出力する。
【0005】光ビームの反射光はピットにより回折を受
けるため、反射光のフォトディテクタ上での強度分布は
光ビームとピット個々の位置関係によって時間的に変動
する。例えば光ビームがピット列の真上を追従している
場合、ピット上のフォトディテクタの対角位置に有する
素子(a+c)と(b+d)それぞれの出力の和信号は
同じ変化をするため、コンパレータ5−1、5−2の出
力信号も同じタイミングで同じ変化をする。また光ビー
ムがピット列の真上からずれた位置を追従している場
合、上記(a+c)と(b+d)それぞれの出力の和信
号は、そのずれ量に応じた位相差(時間差)を、ずれの
方向に応じてどちらかが先に変化する。
【0006】従ってコンパレータ5−1、5−2の出力
信号間の位相差(時間差)を位相比較回路7で検出して
上記位相差(時間差)に応じたパルスを出力させ、この
パルスをLPF(ローパスフィルタ)8−1、8−2で
低周波成分のみ抽出して差分回路9でその差を求める事
により、光ビームとピット列とのずれ量と方向を示すト
ラッキング信号を得る事が出来る。
【0007】またトラッキングサーボ信号を得るための
別の技術の例として、プッシュプル法がある。
【0008】プッシュプル法は接線方向に分割された反
射光ビームの内周側と外周側の光量差を求めこれをトラ
ッキング信号とする方法であり、図8にはそのプッシュ
プル法によるトラッキングサーボ信号を生成するための
ブロック構成図の例を示している。
【0009】光ビームをピット列上に照射すると両者の
位置関係により、その反射光はピットにより回折を受け
るが、プッシュプル法ではその反射光を光ディスクの内
周側と外周側各々の方向で2分して検出し、その平均的
な強度に基いてトラッキングサーボ信号を生成する。
【0010】図8において、反射光が4分割されたフォ
トディテクタ上に集光されるのは先の位相差(時間差)
法と同様であるが、加算回路3−1、3−2はフォトデ
ィテクタの対角に位置する素子では無く、内周側と外周
側に位置する素子それぞれの出力信号を加算して、その
加算結果を差分回路17に出力する。差分回路17はこ
れら加算回路3−1、3−2からの2つの信号の差分結
果をLPF18に出力し、その差分結果から個々のピッ
トが有する高周波の成分を除去して低域成分、言い換え
れば光ビームとピット列のやや平均的なずれに相当する
信号成分を抽出したものをトラッキングサーボ信号とし
て得るのがプッシュプル法の原理である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】現在光ディスクではピ
ットやマークの有無と同時にその長さに情報を含ませ
る、ピット(マーク)長記録が一般的に用いられている
が、ピットの深さにも情報を持たせれば更に大容量の情
報の記録を見込む事が出来る。これは既に本出願人が、
特願平11−184604号として出願している。
【0012】技術であるが、この技術では凹凸形状を有
するピットで生じる光の干渉による回折パターンが、ピ
ットの深さによって異なることを利用して、新たな情報
を含ませるものである。
【0013】図9はピット深さによって記録された情報
の再生原理を示す模式図である。光の波長をλ、光ディ
スク基板の屈折率をnとした時、ピット31は深さが
(λ/4n)未満の(λ/6n)程度の比較的浅いピッ
ト、斜線で表したピット32は深さが(λ/4n)を越
えて(λ/3n)程度の比較的深いピットである。これ
らのピット列を光ビームにて図中の矢印の方向に走査し
た場合、フォトディテクタへの入射光量の総和信号
(a)は、光ビームがピット31上に位置する時とピッ
ト32上に位置する時とで明確な差はない。即ち光量の
総和信号による情報はピットの深さで大差が無く、むし
ろピットの有無で明確な光量の変化がある方が安定した
情報の再生が可能であるため、光量の総和信号にはピッ
ト深さで余り差が生じない方が望ましく、ピット深さで
これに情報を持たせない方が良い。
【0014】しかし反射光を光ビームの進行方向で前後
半部に分けてその光量差を求めた信号、タンジェンシャ
ルプッシュプル信号(b)に注目すると、光ビームがピ
ット上に差し掛かりあるいは脱出する時に発生するパル
ス状の信号の極性が、ピットの深さに起因する光の回折
パターンの相違により逆転する。これはピットの有無に
よる総和信号の変化とは全く独立した別個の現象であ
る。
【0015】従ってこのタンジェンシャルプッシュプル
信号の極性を検出すれば、ピットの長さ・有無だけでは
無く、ピットの深さにも新たな情報を含ませることが可
能となる。これが本出願人が既に出願した上記特願平1
1−184604号の要旨である。
【0016】しかし、ピット深さでタンジェンシャルプ
ッシュプル信号の極性が反転すると言う事は、ピットの
深さで反射光の回折パターンが変化すると言う事であ
る。そのため反射光の回折パターンによる強度分布を利
用している位相差法やプッシュプル法では、深いピット
と浅いピットでトラッキング信号の極性が反転してしま
う可能性があり、位相差法やプッシュプル法等、従来の
方法では正しくトラッキングサーボ制御が行なえない。
【0017】本発明は上記の様な、深さの異なるピット
を有する光ディスクにおいても正しくトラッキングサー
ボ制御を行い得る技術を提供するものである。
【0018】
【課題を解決する手段】上記の課題を解決するために、
本発明は以下のような手段を講じた。
【0019】即ち、第1の手段は、ピットにより情報を
記録した部位を有する光ディスクを使用すると共に、前
記ピットの深さを検出するピット深さ検出手段と、前記
ピット深さ検出手段の出力に基づいてピット列に光ビー
ムを追従させるためのトラッキング信号の極性を反転さ
せる極性反転手段を備えていることを特徴とする。
【0020】また、第2の手段は、第1の手段の光ディス
ク装置において、前記ピット深さ検出手段は、前記ピッ
トに照射した光ビームの反射光の光量に応じた信号と、
前記ピット列の接線方向における強度分布の差に応じた
信号とに基き、前記反射光の光量に応じた信号の変化点
における、前記強度分布の差に応じた信号の極性に基い
て、前記ピットの深さを検出する事を特徴とする。
【0021】また、第3の手段は、第1の手段または第2
の手段の光ディスク装置において、前記ピット深さ検出
手段は、前記接線方向に置ける強度分布の差に応じた信
号を、2つの基準値と比較して2値化する第1及び第2
の比較手段と、前記反射光の光量に応じた信号を、また
別の基準値と比較して2値化する第3の比較手段と、上
記第3の比較手段の出力の変化タイミングで上記第1及
び第2の比較手段の出力を参照し、その参照結果に基づ
いてピットの深さを検出する事を特徴とする。
【0022】また、第4の手段は、第1の手段の光ディス
ク装置において、前記ピットに照射した光ビームの反射
光を受光素子で受光し、その受光素子からの出力信号の
位相差を位相差検出手段で検出してトラッキング信号を
生成すると共に、前記ピット深さ検出手段の検出結果に
応じてトラッキング信号の極性を切替える事を特徴とす
る。
【0023】また、第5の手段は、第1の手段の光ディ
スク装置において、前記ピットに照射した光ビームの反
射光の、前記光ディスクの半径方向における強度分布の
差を受光素子で受光し、差分手段によってその受光素子
からの出力信号の強度差に基きトラッキング信号を生成
すると共に、前記ピット深さ検出手段の検出結果に応じ
てトラッキング信号の極性を切替える事を特徴とする。
【0024】また、第6の手段は、第4の手段または第5
の手段の光ディスク装置において、前記受光素子は前記
光ビームの反射光の、前記ピットの列の接線方向並びに
前記光ディスクの半径方向にそれぞれ略平行な方向の強
度分布を検出出来る配置を有する事を特徴とする。
【0025】また、第7の手段は、第6の手段の光ディス
ク装置において、前記受光素子は略「田の字」形状に配
置されている事を特徴とする。
【0026】また、第8の手段は、第6の手段の光ディス
ク装置において、前記受光素子は前記光ディスクの半径
方向に略平行な強度分布を検出出来る素子と、検出しな
い素子とが配置されている事を特徴とする。
【0027】また、第9の手段は、第1の手段の光ディス
ク装置において、前記光ビームの光の波長をλ、光ディ
スクの基板の屈折率をn、任意の整数をk、mとしたと
き、使用する光ディスク状に形成されるピットの深さ
が、(kλ/2n)<D1<{(λ/4n)+(kλ/
2n)}、並びに、{(λ/4n)+(mλ/2n)}
<D2<{(m+1)・λ/2n}の条件を満たすD
1、D2の何れかに分類される事を特徴としている。
【0028】また、第10の手段は、第9の手段の光デ
ィスク装置において、前記整数のk、mの少なくとも一
方を0とした事を特徴としている。
【0029】また、第11の手段は、第10の手段の光
ディスク装置において、前記ピットの深さに情報を含ま
せた事を特徴としている。
【0030】また、第12の手段は、第1、第9、乃至
は第10の手段の光ディスク装置において、光を照射し
て反射率の異なる記録マークを形成する記録型の光ディ
スクが装着された場合、これに対する前記トラッキング
信号の極性がトラッキングサーボ外れを生じる極性とな
る様に、光ディスクのピットの深さを選択した事を特徴
としている。
【0031】
【発明の実施の形態】[実施形態1]本発明の一実施例を
図1乃至図6を用いて説明する。
【0032】図1はトラッキング信号の生成に所謂位相
差法を使用した光ディスク装置に対して本発明を適用し
た場合の、主要部分のブロック図である。
【0033】光ディスクからの反射光は集光されてフォ
トディテクタ2に入射され、フォトディテクタ2はそれ
ぞれの入射光量に比例した信号を出力する。このフォト
ディテクタは光ビームの進行方向、言い換えれば光ディ
スク上に形成されているピット列の接線方向と、光ディ
スクの半径方向の、2つの方向に反射光を分割する格好
の配置となっている。
【0034】加算回路3−1、3−2はこのフォトディ
テクタ2の対角に位置する部分aとc、bとdからの出
力の和信号を、加算回路3−3、3−4は光ビーム進行
方向のaとd、光ビーム進行方向とは逆方向のbとcか
らの出力の和信号を出力する。
【0035】また、加算回路4はフォトディテクタ2の
出力の総和を求め出力する。加算回路3−1、3−2の
出力はコンパレータ5−1、5−2にてあらかじめ設定
されたレファレンス電圧+Ref1、+Ref2とそれ
ぞれ比較され、その比較結果である2値化信号は選択回
路6に入力される。
【0036】スイッチ(選択回路)6は上記コンパレー
タ5−1、5−2の出力を位相比較回路7のR、V入力
端子の何れに入力するかを切替えるものであり、後述す
るFF回路の出力信号によりこの切替を行う。
【0037】位相比較回路7はR入力とV入力を比較
し、両者間の位相差に応じた幅のパルスを、その何れの
位相差が進んでいるかに応じて出力する。例えばこの例
ではR入力に比べてV入力が遅れている場合にはU出力
より、逆にV入力が進んでいる場合はD出力からその遅
延量に応じた幅のパルスを出力するものとする。
【0038】位相比較回路7のU出力信号及びD出力信
号は、それぞれLPF8−1、8−2によって低域成分
のみが抽出され差分回路9に入力され、差分回路9はL
PF8−1と8−2の出力同士の差分すなわち位相比較
回路7の出力の低域成分の差分をトラッキング信号とし
て出力する。
【0039】一方、フォトディテクタ2からの出力信号
の総和を求める加算回路4の出力は、コンパレータ(比
較回路)10にてリファレンス電圧+Ref4と比較さ
れ、その結果である2値化信号、換言すればピットの有
無による反射光量の大小を表す信号であるが、これはエ
ッジ検出回路11に入力される。エッジ検出回路11は
コンパレータ10の出力信号の立ち上がり・立ち下がり
エッジのうち、図1に於いては非ピット→ピットの遷移
に対応する、立ち下がりエッジでパルスを出力する。
【0040】またフォトディテクタ2の素子の内、光ビ
ーム進行方向に関して前後方向に位置する素子の出力を
それぞれ求めた、加算回路3−3、3−4の出力は差分
回路12に入力される。この差分回路2の出力は、反射
光のピット列接線(Tangent)方向の強度分布差
を示す信号である事から、タンジェンシャルプッシュプ
ル信号と呼ばれ、これはコンパレータ(比較回路)13
−1、13−2に入力される。コンパレータ13−1は
タンジェンシャルプッシュプル信号とあらかじめ設定さ
れリファレンス電圧+Ref3と比較し、タンジェンシ
ャルプッシュプル信号が+Ref3より大きいとき
“H”を出力する一方、コンパレータ13−2はタンジ
ェンシャルプッシュプル信号とあらかじめ設定されリフ
ァレンス電圧−Ref3と比較し、タンジェンシャルプ
ッシュプル信号が−Ref3より小さいとき“H”を出
力する。
【0041】コンパレータ13−1、13−2の出力は
ANDゲート(マスク回路)14−1、14−2のそれ
ぞれ一方の入力端子に接続されており、またANDゲー
ト14−1、14−2のもう一方の入力端子には共に、
エッジ検出回路11の出力が接続されている。
【0042】従ってANDゲート14−1、14−2
は、エッジ検出回路11の出力からパルスが出力された
時点において、コンパレータ13−1、13−2の何れ
かの出力が“H"であるかに応じてそれぞれパルスを出
力する事になる。
【0043】なお見方を変えればこれらANDゲート1
4−1と14−2は、コンパレータ13−1と13−2
の出力である、タンジェンシャルプッシュプル信号を2
値化したものを、エッジ検出回路11の出力である、反
射光量信号を2値化したものの変化点で参照して出力し
ているものと言う事も可能である。
【0044】あるいはコンパレータ13−1、13−2
が出力を発生しても、エッジ検出回路11がパルスを発
生する特定のタイミング以外ではこれをマスクし、出力
しない働きをしていると言う事も出来る。
【0045】ANDゲート14−1、14−2の出力は
FF回路15−1、15−2のクロック入力に接続され
ている。またそのD入力は“H"レベルに接続されてい
るため、FF回路15−1、15−2はクロック入力に
パルスが入力されると出力が“H”になり、リセット端
子にパルスが入力されると出力が“L”になるような接
続になっている。
【0046】一方FF回路15−1のリセット端子には
FF回路15−2の出力Qの立ち上がりにパルスを発生
するパルス発生回路15−2の出力が、FF回路15−
2のリセット端子にはFF回路15−1の出力Qの立ち
上がりにパルスを発生するパルス発生回路15−1の出
力が接続されているため、上記FF回路15−1あるい
は15−2何れかの出力Qが立ち上がると、更に換言す
ればANDゲート回路14−1あるいは14−2からそ
れぞれFF回路15−1、15−2に対してパルスが出
力されると、他方のFF回路をリセットする構成となっ
ている。
【0047】FF回路15−1及び15−2の出力Qは
スイッチ6の制御端子C1,C2にそれぞれ接続されて
おり、FF回路の出力が“H”でFF回路の出力が
“L”のときはスイッチ6の端子O1はA1側、O2は
B2側にそれぞれ接続され、位相比較回路7のR入力へ
はコンパレータ5−1の出力、V入力へはコンパレータ
5−2の出力が選択して接続される。逆に状態が反転し
てFF回路の出力が“L”、FF回路の出力が“H”の
ときは、スイッチ6の端子O1はB1側、O2はA2側
に接続され、位相比較回路7のR入力へはコンパレータ
5−2の出力、V入力へはコンパレータ5−1の出力が
選択されるような構成になっている。
【0048】既に述べた様に、位相比較回路7はR入力
とV入力の位相差を比較して、その進み遅れの方向と量
に応じたパルスを出力するものであるため、R入力とV
入力を入れ替えるとパルスを出力する端子が入れ替わ
る。
【0049】従ってFF回路15−1及び15−2の出
力Qの状態が変化すれば、差分回路9の出力であるトラ
ッキング信号の極性が反転する事になる。
【0050】次いで深さが異なるピットを有する光ディ
スクに於いて、そのピット列上を光ビームが追従して行
く際における、図1各部の波形とタイミングを、図2を
用いて説明する。
【0051】図2中、31は深さが比較的浅いピット、
ハッチングを施した32は比較的深いピットである。光
ビーム1がこれらの上を追従して行く際、その反射光量
を表す、加算回路4の出力信号(a)はピットの有無に
応じて大小のレベル変化をするものであり、光ビームが
ピットに差し掛かるに連れてレベルは低下し、抜け出す
に連れて増大する。
【0052】一方、差分回路12の出力である、タンジ
ェンシャルプッシュプル信号(b)は、先述の通りピッ
ト列の接線方向における、光ビームの反射光の強度分布
の差を求めたものであるから、光ビームの進行方向に対
する前半部と後半部とが異なる状況にある時、より具体
的には光ビームがピットに差し掛かる、あるいは抜け出
す等、ピットの前後エッジ付近に位置する時点に於い
て、それぞれ逆極性を有するパルス状の信号となる。
【0053】ところでピットからの反射光の強度分布
は、光ビームのピットによる回折の影響を受けた結果で
あり、特に使用する光(光ビーム)の波長をλ、光ディ
スク基板の屈折率をnとした時、(λ/4n)を境とし
て回折の方向は逆転する。
【0054】このためピットの深さが上記(λ/4n)
を境として、これ未満の浅いものと、これを越える深い
ものとが形成されていれば、光ビームがピットに差し掛
かりあるいは抜け出す際のタンジェンシャルプッシュプ
ル信号の極性は逆転する事になる。
【0055】従って上記反射光量を示す、加算回路4の
出力信号(a)のレベルが変化する時点におけるタンジ
ェンシャルプッシュプル信号(b)の極性を観測すれ
ば、ピット深さを判断・検出する事が出来、これに基い
てトラッキング信号の極性を逆転させる様な処理を行え
ば、ピットの深さによらず正しいトラッキングサーボ制
御が行える事になる。これが本発明の基本的な考え方で
ある。
【0056】同時にタンジェンシャルプッシュプル信号
等からピットの深さを検出して、その違いにより例えば
深いピットには別の意味を持たせて記録密度を高めた
り、付加的な情報を持たせる等としても良い。この様な
光ディスクに対しても、本発明によるトラッキングサー
ボ信号極性の切替えは有効であり、ピット深さが異なる
ものが混在しても正しくトラッキング追従が行え、上記
付加的な情報等の再生を的確に行える。
【0057】なお図2に於いては光ビームが浅いピット
31に差し掛かった時にタンジェンシャルプッシュプル
信号(b)は正、抜け出す時に負となり、深いピット3
2に関してはこれと逆の変化をするものとして示してい
る。無論この関係は逆であっても回路の接続などを幾ら
か変更すれば簡単に対応出来るものであって構わない。
【0058】図2に戻って動作の説明を続ける。先の加
算回路4の出力信号(a)をコンパレータ10により基
準電圧+Ref4で2値化したものが(c)であり、こ
れはピットの深さでは無く、その有無に応じて“H”と
“L”のレベル変化をする。そのレベル変化をするのは
ピットのエッジ近傍であって、エッジ検出回路11では
ここでは(c)の立ち下がり、即ち光ビームがピットに
差し掛かった時点においてのみ、パルス信号(d)を出
力する。
【0059】一方タンジェンシャルプッシュプル信号
(b)はコンパレータ13−1、13−2によりそれぞ
れ相異なる基準値である+Ref3、−Ref3と比較
され、(e)(f)に示す2値化信号となる。これらと
エッジ検出回路11の出力である(d)との論理積がA
NDゲート14−1、14−2の出力(g)(h)であ
るが、浅いピットに於いてはエッジ検出回路11の出力
パルス(d)が発生する時点でコンパレータ13−1の
出力が“H”レベルとなるため、ANDゲート14−1
の出力(g)にパルスが発生し、FF回路15−1の出
力Qを“H”レベルとする。逆に深いピットの場合には
エッジ検出回路11の出力パルス(d)が発生する時点
でコンパレータ13−2の出力が“H”レベルとなるた
め、ANDゲート14−2の出力(g)にパルスが発生
し、FF回路15−2の出力Qを“H”レベルとする。
【0060】そして前述の通り、FF回路15−1、1
5−2の出力Qによりスイッチ6は切り替わり、位相比
較回路7への入力信号が切替えられるため、トラッキン
グサーボ信号の極性はピット深さに応じて適切なものと
なる様、自動的に切替えが行われる。
【0061】なお図1に於いて、スイッチ(選択回路)
6は位相比較回路7の入力を切替える構成としている
が、これを位相比較回路7の出力であるU、D端子とL
PF8−1及び8−2の間に挿入し、位相比較回路7の
出力を切替える構成としても同様にトラッキングサーボ
信号の極性を切替える事が出来る。
【0062】あるいは位相比較回路7自体が例えばR入
力とV入力の位相差を検出する回路を2組有していて、
片方がR入力を基準としてV入力の進み遅れを検出し、
他方がV入力を基準としてR入力の進み遅れを検出する
様な構成である等の場合には、FF回路15−1、15
−2の出力Qを用いてその一方だけを動作させるべく、
位相比較回路7の動作を直接切替えても構わない。
【0063】若しくはスイッチ6をLPF8−1、8−
2と差分回路9との間に挿入してここでトラッキングサ
ーボ信号の極性を切替える構成や、更には差分回路9の
出力を反転する反転アンプを別途設け、差分回路9とこ
の反転アンプの出力何れかを選択してトラッキングサー
ボ信号とする構成であっても良い。
【0064】また図1に於いてスイッチ6はコンパレー
タ5−1、5−2からの出力である2値化(ディジタ
ル)信号を選択して出力する構成であるから、図3に示
す様なANDゲート6−1乃至6−4、ORゲート6−
5及び6−6、インバータ6−7及び6−8で構成した
ものであっても構わない。
【0065】更に図1に於いてANDゲート14−1及
び14−2を省略し、エッジ検出回路11の出力をFF
回路15−1及び15−2のクロック入力に直接加える
一方、FF回路15−1のD入力を“H”レベル固定で
無くコンパレータ13−1の出力に接続し、またFF回
路15−2のD入力も“H”レベル固定で無くコンパレ
ータ13−2の出力に接続しても同様の動作を得る事が
出来る。
【0066】若しくはエッジ検出回路11の動作をコン
パレータ10の出力の立ち下がりでは無く、立ち上がり
に於いてパルスを出力するものであっても、立ち上がり
・立ち下がり双方に於いてパルスを発生するものであっ
ても、多少の回路変更で同様にピット深さに応じてトラ
ッキングサーボ信号の極性を自動的に切替える構成のも
のを得る事が可能である。
【0067】本実施例における各要素に於いて、各フォ
トディテクタの素子出力はコンパレータを経て2値化さ
れると、その後は殆どがこの2値化した信号の処理で進
められる。特にタンジェンシャルプッシュプル信号に関
するコンパレータ13−1、13−2、及び光量の総和
信号に関するコンパレータ10以降、スイッチ6の制御
に至るまでの、ピットの深さを検出する部位、若しくは
スイッチ6を図3に示すような構成とした場合にはその
スイッチ6に至るまでも、ディジタルIC化する事が可
能であって集積化が容易である。
【0068】また本実施例では位相差法によりトラッキ
ングサーボ信号を生成しているが、この位相差法は偏芯
の大きな光ディスク等でピット列に光ビームを追従させ
る際に、光ビームを集光させる対物レンズが大きく変位
してもトラッキングサーボ信号にオフセットが生じにく
いと言う利点に加え、フォトディテクタからの信号を2
値化した後の位相差検出はディジタル回路で処理出来る
ため、回路の集積化の面でも更に利点がある。
【0069】なおフォトディテクタ2に注目すると、本
実施例では光ビームの反射光の内、ピット列の接線方向
と光ディスクの半径方向にそれぞれ略平行な強度分布を
検出する様に素子が配置されている。このためフォトデ
ィテクタの出力からは、その反射光の強度分布に基き、
タンジェンシャルプッシュプル信号とプッシュプル信
号、並びに反射光量の総和に相当する信号の何れも生成
可能である。
【0070】更に言及すれば、その素子の配置は略「田
の字」型である。この略「田の字」型フォトディテクタ
は従来より光ディスク装置の光ピックアップには多用さ
れて来たものであるため、所謂非点収差法によるフォー
カス誤差信号の生成も可能であると共に、その従来より
ある光ピックアップに新たな素子を付加する事も無く利
用しながら、本発明における、ピット深さを検出しトラ
ッキングサーボ信号の極性を自動的に切替え得ると言う
利点を併せて享受出来る事になる。
【0071】ところで既に述べた様に、従来の光ディス
クの様にピットの深さが1種類のものであれば、反射光
量の総和信号とも言える加算回路4の出力信号(a)の
レベルの変化に伴う、タンジェンシャルプッシュプル信
号(b)の変化の極性は一定となるため、トラッキング
サーボ信号の極性はそのピット深さに適したものに固定
され、従来の光ディスクとの互換性が保たれる。
【0072】あるいはピットでは無く、光の照射により
反射率が異なる記録マークを形成する、記録タイプの光
ディスクに於いても、反射光量の総和信号は勿論、タン
ジェンシャルプッシュプル信号も得る事が出来る。これ
は記録マークに光ビームが差し掛かりまた抜け出す際、
反射光の光ビーム進行方向の前後方向に強度分布差が生
じるためである。
【0073】この際記録マークの反射率によってタンジ
ェンシャルプッシュプル信号の極性の変化は一定とな
り、従ってトラッキングサーボ信号の極性は固定され、
記録マークによる情報の再生も正常に行える。
【0074】但しピットの深さに情報を持たせた光ディ
スクの内容をこの様な記録タイプの光ディスクにコピー
すると、反射光量の総和による情報だけは複写出来る
が、ピットの深さ情報は複写出来ないので、ピット深さ
に持たせた情報のコピーは防止される。
【0075】若しくは反射率が異なる記録マークを形成
する記録タイプの光ディスクではトラッキングサーボ信
号の極性が固定される事を利用して、これと逆の極性に
トラッキングサーボ信号の極性が固定される様にピット
深さを調整する事も考えられる。この場合、ピットで情
報が記録された光ディスクでは正しくトラッキングサー
ボ制御が可能だが、これをコピーした記録タイプの光デ
ィスクが装着された場合にはトラッキングサーボ信号の
極性が逆転してトラック外れを起こし、情報が再生出来
無く出来るため、新たなコピー防止策にも適用し得る。
【0076】[実施形態2]続いて本発明の第2の実施例
を図4を用いて説明する。この実施例では反射光を受光
するフォトディテクタの構造が先の実施例1における、
略「田の字」型のものとは異なるものを使用した例であ
る。
【0077】一般に略「田の字」型のフォトディテクタ
は、個々の光学部品を組合わせて作る光ピックアップに
於いて使用される事が多い。先の実施例では説明を省略
したが、この「田の字」型のフォトディテクタからはフ
ォーカスサーボ信号をも生成する事が多く、その際には
非点収差法と呼ばれる光学的技術を併用する事が殆どで
ある。
【0078】ところがこの非点収差法は光学系の調整が
幾分敏感であり、個別部品の点数も多い事から組み立て
・調整コストがやや高くなりがちである。
【0079】一方近年、一つのパッケージの中にフォト
ディテクタや、光源である半導体レーザー等を集積し、
個別部品の点数を減らすと共に光学系の調整を容易にし
たものが広く使われつつある。これは所謂ホログラムレ
ーザーユニットと呼ばれるものであって、光学系の一部
をホログラムと呼ばれる一種の回折格子に代替させ、フ
ォーカスサーボ信号とトラッキングサーボ信号、並びに
記録された情報信号の再生までもその中に内蔵したフォ
トディテクタの出力から生成し得るものである。
【0080】図4はトラッキング信号の生成に所謂位相
差法を使用した光ディスク装置に対して本発明を適用し
た場合の、主要部分のブロック図であるが、フォトディ
テクタ22の素子の配置が略「田の字」型では無く、や
や変形したものとなっている。なお先の実施例に対し、
フォトディテクタの素子の呼称を変更している。
【0081】この図4におけるフォトディテクタ22も
先の第1の実施例と同様、4つの素子a、b、c、dを
有するが、反射光は先述した回折格子であるホログラム
によって分割され、断片となってそれぞれの素子上に集
光される。素子a、bは反射光の内、光ビームの走査・
進行方向の前半分に相当する部分を受光するが、光ディ
スクとの焦点位置のずれに応じて両者への入射光量が変
化する様に上記ホログラムが設計されているので、これ
ら素子aとbの出力差からはフォーカスサーボ信号を得
る事が出来る。また素子c、dは反射光の後半分に相当
する部分を受光するが、光ディスク内周側・外周側の光
をそれぞれ受光する様に配置されているので、これら素
子c、dからは後述する様に位相差法やプッシュプル法
等によりトラッキング信号を得る事が出来る。そして全
ての素子の出力の総和は、反射光量の変化、即ち光ディ
スク上に記録されている情報信号を反映したものとな
る。
【0082】タンジェンシャルプッシュプル信号を得る
には先述の様に、光ビームの反射光の内、その進行・走
査方向、換言すればピット列の接線方向における光量の
差を求めれば良いので、図4では前半分に相当する反射
光を受光する素子a、bの出力を加算回路3−4で求め
る一方、後半分に相当する反射光を受光する素子c、d
の出力を加算回路3−3で求め、両者の加算結果の差を
差分回路12で求めている。
【0083】また光量の総和信号を求める加算回路4は
先の図1と同様に、a、b、c、d、4素子の出力和を
求める接続となっている。
【0084】一方、位相差法によるトラッキング信号を
生成するために先の図1で見られた加算回路3−1、3
−2はこの図4では存在しない。これはディテクタ22
の素子配置が先述の様に異なったものであるため、素子
aやb、の信号を用いても位相差法に用いる信号が得ら
れないためである。言い換えればこれら素子a、bは反
射光の内、光ディスクの半径方向における強度分布を検
出しない様に配置された素子であり、素子c、dは検出
出来る様に配置された素子であるとも言える。この様な
先の略「田の字」型に素子が配置されたフォトディテク
タとの相違は、既に述べた通りホログラムレーザーユニ
ットに内蔵して小型の要素部品とするのに適した配置を
選択した事に起因している。
【0085】もっとも光ディスクの半径方向である、内
外周方向の反射光を受光する2素子の出力があれば、そ
れらの出力には光ビームとピット列との相対的な位置ず
れに応じた位相差が現れるので、位相差法によるトラッ
キング信号の生成が可能である。従ってこの図4では素
子c、dの出力を他とは加算する事無く、そのままコン
パレータ5−1と5−2にそれぞれ与えている。
【0086】なお図4の回路における動作とタイミング
は既に先の実施例で説明したものと変わりは無いので省
略する。
【0087】なおフォトディテクタ22に注目すると、
本実施例でも反射光の内、ピット列の接線方向と光ディ
スクの半径方向にそれぞれ略平行な方向の強度分布を検
出し得る様に素子が配置されている。(光ディスクの半
径方向に略平行な方向の強度分布を検出するのが素子
c、dであり、ピット列の接線方向に略平行な方向の強
度分布を検出するのが素子a、bのペアに対する素子
c、dのペアである。)このため先の第1の実施例と同
様、フォトディテクタの出力からタンジェンシャルプッ
シュプル信号と位相差法に必要な信号、並びに反射光量
の総和に相当する信号の何れも生成可能である。
【0088】更に言及すれば、その素子の配置は前述の
如くホログラムレーザーユニットに適しているため、こ
のホログラムレーザーユニットを用いて小型化した光ピ
ックアップに於いてもピット深さを検出し、トラッキン
グサーボ信号の極性を自動的に切替得ると言う本発明の
利点を併せて享受出来る事になる。
【0089】[実施形態3]続いて本発明にかかる第3の
実施例を図5を用いて説明する。
【0090】本実施例は先の第1の実施例と同様に、略
「田の字」型に素子が配置されたフォトディテクタを用
いてはいるが、トラッキングサーボ信号の生成に位相差
法では無く、プッシュプル法を用いたものである。
【0091】この図5に於いて、タンジェンシャルプッ
シュプル信号と反射光量の総和信号を求め、それに基い
てピットの深さを検出・判断し、スイッチ6を切替える
のは先の第1の実施例と変わる所は無い。その動作も同
一である。
【0092】一方本実施例ではトラッキングサーボ信号
を生成するのに上述の通りプッシュプル法を用いたもの
を想定している。プッシュプル法は光ビームの反射光を
光ディスクの内周側と外周側に分け、その強度差を求め
てトラッキングサーボ信号とする。
【0093】そのためこの図5において、加算回路3−
1により反射光の光ディスク内周側の成分を受光する素
子a、bの出力の和を求める一方、加算回路3−2では
光ディスク外周側の成分を受光する素子c、dの出力の
和を求め、位相比較回路を通さずに両者の出力振幅の差
を差分回路17で求める構成となっている。差分結果は
LPF18でその低域成分を抽出し、トラッキングサー
ボ信号として出力される。
【0094】スイッチ6は検出したピットの深さに応じ
て切替えられるものであるが、この図5では加算回路3
−1及び3−2の出力を差分回路17に接続する際の極
性を切替える構成としている。無論差分回路17の出力
に別途反転アンプを設け、これと差分回路17との出力
の一方を切替えてトラッキングサーボ信号とする構成で
あっても構わない。
【0095】本実施例ではトラッキングサーボ信号の生
成にプッシュプル法を用いているが、このプッシュプル
法ではピット列だけでは無く、連続した案内溝であるグ
ルーブが混在した光ディスクに於いてもトラッキングサ
ーボ信号を生成する事が出来る。
【0096】[実施形態4]本発明に掛かる第4の実施例
を図6を用いて説明する。
【0097】本実施例では第2の実施例と同様に、ホロ
グラムレーザーユニットに内蔵された、略「田の字」形
状では無いフォトディテクタを使用する一方、トラッキ
ングサーボ信号の生成には先の第3の実施例と同様にプ
ッシュプル法を適用した場合を想定している。なおフォ
トディテクタ22の各素子の呼称を、第1並びに第3の
実施例における略「田の字」形状のものから変更し、第
2の実施例におけるものと同じにしている。
【0098】図6に於いて、フォトディテクタ22と加
算回路3−3、3−4、及び加算回路4並びにその後の
回路など、タンジェンシャルプッシュプル信号や反射光
量に相当する信号を求め、ピット深さを検出する部位の
接続と動作は先の第2の実施例と同様である。
【0099】異なっているのはフォトディテクタ22の
素子c、dの接続であり、スイッチ6を経て差分回路1
7に接続され、その出力振幅の差が求められる構成とな
っている。
【0100】既に第3の実施例の説明に際して述べた通
り、プッシュプル法は光ビームの反射光を光ディスクの
内周側と外周側に分け、その強度差を求めてトラッキン
グサーボ信号とするものである。一方第2の実施例の説
明に際して述べた様に、素子c、dは反射光の後半分に
相当する部分を受光するが、光ディスク内周側・外周側
の光をそれぞれ受光する様に配置されているので、これ
ら素子c、dの出力差を求めれば、略「田の字」型のフ
ォトディテクタを用いるのと同様にプッシュプル法によ
るトラッキングサーボ信号を得る事が出来る。
【0101】この実施例においてスイッチ6は素子c、
dからの出力を切替えて差分回路17に与え、トラッキ
ングサーボ信号の極性を切替える様になっているが、別
途反転アンプを設けて差分回路17の出力との切替を行
う等の構成としても構わない。
【0102】なお既に第1の実施例に於いて説明した様
に、本発明ではピットからの反射光の回折方向、ひいて
はその強度分布がピットの深さにより異なり、特に使用
する光(光ディスクに照射する光ビーム)の波長をλ、
光ディスクの基板の屈折率をnとした時、(λ/4n)
を境として逆転する事を利用している。この事は個々に
は述べていないが、何れの実施例に於いても共通の原理
である。
【0103】しかしこの回折方向の逆転を生じる深さは
(λ/4n)だけでは無く、実際にはこれを基準として
深さが(λ/2n)増す毎に存在する。従って更に一般
的には光ビームの光の波長をλ、光ディスクの基板の屈
折率をn、任意の整数をk、mとしたとき、ピットの深
さが (kλ/2n)<D1<{(λ/4n)+(kλ/2
n)} 並びに {(λ/4n)+(mλ/2n)}<D2<{(m+
1)・λ/2n} の条件を満たすD1、D2の何れかのグループに分類さ
れれば、反射光の回折方向はこれらのグループに属する
ピットの間で逆転するため、ピットの深さを検出し、ト
ラッキングサーボ信号の極性切替が可能である。
【0104】従って光ディスクの製造上、ある程度のピ
ット深さがある方が製造しやすい、等の理由がある場合
にはその条件を満たす様にk、mを選定すれば良い。ま
たkとmは同一の値をとる必要は無いので、ピット深さ
を選定する際の自由度が大きい。
【0105】もっとも一般にはピット深さが必要最小限
の深さに留まる方が製造が容易であり、また再生される
信号の品質も良いと言われているため、その際には上記
k、mの少なくとも一方を0とすれば良い。
【0106】
【発明の効果】本発明の第1の手段の構成による光ディ
スク装置は、ピットの深さの相違を検出してトラッキン
グサーボ信号の極性を自動的に切替えるので、相異なる
深さで形成されたピットを有する光ディスクに対しても
正確なトラッキングサーボ制御が可能であると共に、ピ
ットの深さが1種類である光ディスクに対してはトラッ
キングサーボ信号の極性を切替えないので、従来の光デ
ィスクに対しても互換性を有する。
【0107】本発明の第2の手段にかかる光ディスク装
置は、第1の手段の光ディスク装置において、ピット列
に照射した光ビームの反射光の光量に応じた信号の変化
点における、ピット列の接線方向における強度分布の差
に応じた信号の極性に基いて、前記ピットの深さを検出
する。これらの信号は光ピックアップから簡単に生成す
る事が出来る信号であるため、光ピックアップに新たな
フォトディテクタやセンサ類を設ける必要が無く、ピッ
トの深さを判別する事が出来る。
【0108】本発明の第3の手段にかかる光ディスク装
置は、第1の手段または第2の手段に記載の光ディスク装
置において、前記接線方向に置ける強度分布の差に応じ
た信号や、前記反射光の光量に応じた信号を比較手段に
より2値化し、その信号の変化タイミングやレベルに基
いてピットの深さを判別する。そのためピット深さ検出
のための回路手段の大半をディジタルICとして集積化
する事が出来、信頼性やコスト、実装面積などの面で優
れている。
【0109】本発明の第4の手段にかかる光ディスク装
置は、第1の手段に記載の光ディスク装置において、位
相差法によりトラッキング信号を生成すると共に、前記
ピット深さ検出手段の検出結果に応じてトラッキング信
号の極性を切替える。従って対物レンズが大きく変位し
てもトラッキングサーボ信号にオフセットが生じにくい
他、位相差法に必要な位相差検出手段も大半がディジタ
ル回路であるため、更に回路の集積化が図れて信頼性や
コスト、実装面積などの面でも優れている。
【0110】本発明の第5の手段にかかる光ディスク装
置は、第1の手段に記載の光ディスク装置において、プ
ッシュプル法によりトラッキング信号を生成すると共
に、前記ピット深さ検出手段の検出結果に応じてトラッ
キング信号の極性を切替える事を特徴とする。従ってピ
ット列だけで無く、連続したグルーブが混在して形成さ
れている光ディスクに於いてもトラッキングサーボ信号
を生成する事が出来る。
【0111】本発明の第6の手段にかかる光ディスク装
置は、第4の手段または第5の手段に記載の光ディスク装
置において、前記受光素子は前記光ビームの反射光の、
前記ピット列の接線方向並びに前記光ディスクの半径方
向にそれぞれ略平行な方向の強度分布を検出出来る配置
を有するため、ピット深さの検出に必要な信号を適切に
生成する事が出来る。
【0112】本発明の第7の手段にかかる光ディスク装
置は、第6の手段に記載の光ディスク装置において、前
記受光素子が従来光ピックアップに於いて多用されてい
る、略「田の字」状に配置されているため、従来の光ピ
ックアップを新たな素子を付加する事無く利用する事が
出来る。
【0113】本発明の第8の手段にかかる光ディスク装
置は、第6の手段に記載の光ディスク装置において、前
記受光素子は前記光ディスクの半径方向に略平行な強度
分布を検出出来る素子と、出来ない素子とが配置されて
いる。この素子の配置はホログラムレーザーユニットに
適したものであるため、ホログラムレーザーユニットを
用いて、光ピックアップや装置の小型化が図れる。
【0114】本発明の第9の手段にかかる光ディスク装
置は、第1の手段の光ディスク装置において、前記光ビ
ームの光の波長をλ、光ディスクの基板の屈折率をn、
任意の整数をk、mとしたとき、使用する光ディスク状
に形成されるピットの深さが、(kλ/2n)<D1<
{(λ/4n)+(kλ/2n)}、並びに、{(λ/
4n)+(mλ/2n)}<D2<{(m+1)・λ/
2n}の条件を満たすD1、D2の何れかに分類される
事を特徴としている。このため、ピットの深さによって
トラッキングサーボ信号の自動切替が行えると共に、光
ディスク製造時の設計自由度が増す。
【0115】本発明の第10の手段にかかる光ディスク
装置は、第9の手段の光ディスク装置において、前記整
数のk、mの少なくとも一方を0とした事を特徴として
いる。このため光ディスクの製造の時間やコストを抑え
る事が出来ると共に、再生した信号の品質を高くする事
が可能である。
【0116】本発明の第11の手段にかかる光ディスク
装置は、第1の手段、第9の手段、乃至は第10の手段
の光ディスク装置に於いて、前記ピットの深さに情報を
含ませた事を特徴としている。このためトラッキングサ
ーボ信号の極性の自動切替を行うと共に、その切替を行
った対象のピットから、深さに応じた情報を別途再生す
る事が出来、記録密度の向上や付加的な情報を得る事が
出来る。
【0117】本発明の第12の手段にかかる光ディスク
装置は、第1の手段、第9の手段、乃至は第10の手段
の光ディスク装置に於いて、光を照射して反射率の異な
る記録マークを形成する記録型の光ディスクが装着され
た場合、これに対する前記トラッキング信号の極性がト
ラッキングサーボ外れを生じる極性となる様に、光ディ
スクのピットの深さを選択した事を特徴とする。そのた
めピットで情報を記録した光ディスクの情報を記録型の
光ディスクに不正にコピーしたものは正常にトラッキン
グサーボ制御が行えず、情報の再生が行えないため、コ
ピーの防止手段とする事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるブロック図であ
る。
【図2】図1の構成の各部の動作を説明する図である。
【図3】図1におけるスイッチ6の別の構成の説明図で
ある。
【図4】本発明の別の実施例にかかるブロック図であ
る。
【図5】本発明のまた別の実施例にかかるブロック図で
ある。
【図6】本発明の更に別の実施例にかかるブロック図で
ある。
【図7】位相差法の原理的の説明図である。
【図8】プッシュプル法の原理の説明図である。
【図9】ピット深さとタンジェンシャルプッシュプル信
号の関連の説明図である。
【符号の説明】
1:光ビーム、2:フォトディテクタ、3−1、3−
2、3−3、3−4:加算回路、4:加算回路、5−
1、5−2:コンパレータ(比較回路)、6:スイッチ
(選択回路)、6−1、6−2、6−3、6−4:AN
Dゲート、6−5、6−6:ORゲート6−7、6−
8:インバータ、7:位相比較回路、8−1、8−2:
LPF、9:差分回路、10:コンパレータ(比較回
路)、11:エッジ検出回路、12:差分回路、13−
1、13−2:コンパレータ(比較回路)、14−1、
14−2:ANDゲート(マスク回路)、15−1、1
5−2:FF回路、16−1、16−2:パルス発生回
路、17:差分回路、18:LPF回路22:フォトデ
ィテクタ、31、32:ピット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピットにより情報を記録した部位を有す
    る光ディスクを使用すると共に、前記ピットの深さを検
    出するピット深さ検出手段と、前記ピット深さ検出手段
    の出力に基づいてピット列に光ビームを追従させるため
    のトラッキング信号の極性を反転させる極性反転手段を
    備えていることを特徴とする、光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記ピット深さ検出手段は、前記ピット
    に照射した光ビームの反射光の光量に応じた信号と、前
    記ピット列の接線方向における強度分布の差に応じた信
    号とに基き、前記反射光の光量に応じた信号の変化点に
    おける、前記強度分布の差に応じた信号の極性に基い
    て、前記ピットの深さを検出する事を特徴とする、請求
    項1に記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記ピット深さ検出手段は、前記接線方
    向に置ける強度分布の差に応じた信号を、2つの基準値
    と比較して2値化する第1及び第2の比較手段と、前記
    反射光の光量に応じた信号を、また別の基準値と比較し
    て2値化する第3の比較手段と、上記第3の比較手段の
    出力の変化タイミングで上記第1及び第2の比較手段の
    出力を参照し、その参照結果に基づいてピットの深さを
    検出する事を特徴とする、請求項1乃至2に記載の光デ
    ィスク装置。
  4. 【請求項4】 前記ピットに照射した光ビームの反射光
    を受光素子で受光し、その受光素子からの出力信号の位
    相差を位相差検出手段で検出してトラッキング信号を生
    成すると共に、前記ピット深さ検出手段の検出結果に応
    じてトラッキング信号の極性を切替える、請求項1に記
    載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記ピットに照射した光ビームの反射光
    の、前記光ディスクの半径方向における強度分布の差を
    受光素子で受光し、差分手段によってその受光素子から
    の出力信号の強度差に基きトラッキング信号を生成する
    と共に、前記ピット深さ検出手段の検出結果に応じてト
    ラッキング信号の極性を切替える、請求項1に記載の光
    ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記受光素子は前記光ビームの反射光
    の、前記ピットの列の接線方向並びに前記光ディスクの
    半径方向にそれぞれ略平行な方向の強度分布を検出出来
    る配置を有する事を特徴とする、請求項4乃至5に記載
    の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記受光素子は略「田の字」形状に配置
    されている事を特徴とする、請求項6に記載の光ディス
    ク装置。
  8. 【請求項8】 前記受光素子は前記光ディスクの半径方
    向に略平行な強度分布を検出出来る素子と、検出しない
    素子とが配置されている事を特徴とする、請求項6に記
    載の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記光ビームの光の波長をλ、光ディス
    クの基板の屈折率をn、任意の整数をk、mとしたと
    き、使用する光ディスク状に形成されるピットの深さが (kλ/2n)<D1<{(λ/4n)+(kλ/2
    n)} 並びに {(λ/4n)+(mλ/2n)}<D2<{(m+
    1)・λ/2n} の条件を満たすD1、D2の何れかに分類される事を特
    徴とする、請求項1に記載の光ディスク装置。
  10. 【請求項10】 前記整数のk、mの少なくとも一方を
    0とした事を特徴とする、請求項9に記載の光ディスク
    装置。
  11. 【請求項11】 前記ピットの深さに情報を含ませた事
    を特徴とする、請求項1、9、乃至は請求項10に記載
    の光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 光を照射して反射率の異なる記録マー
    クを形成する記録型の光ディスクが装着された場合、こ
    れに対する前記トラッキング信号の極性がトラッキング
    サーボ外れを生じる極性となる様に、光ディスクのピッ
    トの深さを選択した事を特徴とする、請求項1、9、乃
    至10に記載の光ディスク装置。
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