JP2001027097A - トンネル掘削機のカッタ交換方法及びトンネル掘削機 - Google Patents

トンネル掘削機のカッタ交換方法及びトンネル掘削機

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JP2001027097A JP11199837A JP19983799A JP2001027097A JP 2001027097 A JP2001027097 A JP 2001027097A JP 11199837 A JP11199837 A JP 11199837A JP 19983799 A JP19983799 A JP 19983799A JP 2001027097 A JP2001027097 A JP 2001027097A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル掘削機のカッタ交換方法及びトンネ
ル掘削機において、カッタの交換作業時にカッタの移動
を良好に行うことを可能とすることで作業性の向上を図
る。 【解決手段】 カッタビット24a,24b,24cを
移動ブロック28によって連結したカッタ列をカッタヘ
ッド13のガイドレール27に沿って移動自在に支持
し、カッタ収納箱34に引き込んで交換可能としたトン
ネル掘削機において、移動ブロック28に開口部を閉止
するダミービット31aを装着すると共に、ガイドレー
ル27のレール溝25a,26aと各移動ブロック28
のガイド部28aとのガイド面にグリースを注入するグ
リース注入孔54と、カッタビット24a,24b,2
4cをカッタ収納箱34側へ移動させることで形成され
たガイドレール27の空間部に充填剤を充填する充填剤
注入孔58とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル掘削機に
設けられたローラカッタやカッタビットなどを交換する
トンネル掘削機のカッタ交換方法、並びにトンネルボー
リングマシンやシールドマシンなどのトンネル掘削機に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、岩盤を掘削するトンネルボーリ
ングマシンは、円筒形状をなす掘削機本体の前部に駆動
回転可能なカッタヘッドが回転自在に装着され、このカ
ッタヘッドにディスクカッタ及びカッタビットが多数取
付けられる一方、後部には既設トンネルの壁面に圧接自
在なグリッパが装着されると共に、掘削機本体とこのグ
リッパとの間に複数のスラストジャッキが架設されて構
成されている。従って、グリッパにより掘削反力を確保
した状態で、カッタヘッドを回転させながらスラストジ
ャッキを伸長させると、掘削機本体が前進してディスク
カッタ及びカッタビットが前方の岩盤を破砕し、トンネ
ルを掘削することができる。
【0003】ところで、近年、トンネルは長距離化の傾
向にあり、トンネル掘削の作業中にカッタヘッドに装着
されたディスクカッタやカッタビットが摩耗してしま
う。このディスクカッタやカッタビットが摩耗すると、
岩盤の掘削効率が低下してしまうので、掘削作業を停止
して磨耗したディスクカッタやカッタビットを交換しな
ければならない。従来、ディスクカッタやカッタビット
の交換は、前方の地盤を薬液の注入や凍結などにより固
化改良し、この地盤改良地点まで掘削した後に後退して
チャンバ内の掘削土砂を全て排出し、作業者がこのカッ
タヘッドの前方やチャンバ内に入ってディスクカッタや
カッタビットの交換作業を行っていた。
【0004】ところが、このような交換作業では、地盤
の改良を行うために使用する薬液などに費用がかかって
不経済であると共に、作業時間が長くかかってしまい作
業性が良くない。また、作業者はカッタヘッドの前方や
チャンバ内などの狭い空間で作業を行うことなり、不自
由な作業となって作業者にかかる負担が大きくなってし
まうという問題がある。そこで、カッタビットを掘削機
本体内で交換可能としたものが、例えば、特開平10−
280878号公報に開示されている。
【0005】この特開平10−280878号公報に開
示された「トンネル掘削機」は、スキンプレートの前部
にカッタヘッドを駆動回転可能に装着し、カッタヘッド
に中心部側が内方の屈曲したガイドレールを配設し、互
いに屈曲自在に連結された複数のホルダをこのガイドレ
ールに移動自在に支持してカッタビットを装着し、ガイ
ドレールの端部にゲート機構を介してカッタビット交換
室を取付け、移動ジャッキによって各カッタビットをカ
ッタビット交換室内に移動可能としたものである。従っ
て、移動ジャッキによってカッタビットをカッタビット
交換室内に移動し、ここで新しいカッタビットと交換す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トンネル掘
削機は、カッタヘッドを回転させた状態で前進させるこ
とで、カッタビットが前方の地盤を破砕してトンネルを
掘削することができる。そのため、地盤の種類によって
は、カッタヘッドと切羽との間に岩石や土砂、泥土など
が存在することとなる。前述した公報に開示された「ト
ンネル掘削機」にあっては、カッタスポークに取付けら
れたガイドレールにカッタビットを移動自在に装着し、
摩耗したカッタビットをガイドレールの端部に取付けた
カッタビット交換室に移動し、ここで新しいものと交換
している。そのため、地盤の掘削によって発生した岩石
や土砂、泥土などがガイドレール内に浸入し、摩耗した
カッタビットの交換作業時にカッタビットの移動を阻害
してしまう虞がある。
【0007】また、摩耗したカッタビットの交換作業時
には、カッタヘッドの前面部に位置するカッタビットを
ガイドレールに沿ってカッタビット交換室に移動して交
換作業を行っている。そのため、カッタビット交換室に
移動することで、ガイドレール内には空間部が発生して
しまい、このガイドレールの空間部に掘削土砂が入り込
んでしまう。すると、新しく交換したカッタビットをカ
ッタビット交換室からガイドレールに戻すとき、この掘
削土砂が邪魔となって新しいカッタビットをカッタヘッ
ドの所定位置に戻すことができなくなってしまう。
【0008】更に、カッタヘッドには、カッタヘッドの
前面部のカッタビットを掘削機本体側のカッタビット交
換室に引き込むための開口が形成されているため、カッ
タヘッドによる地盤の掘削時に、この開口からガイドレ
ール内に掘削土砂が入り込んでカッタビットの移動を阻
害してしまう。
【0009】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、カッタの交換作業時にカッタの移動を良好に行
うことを可能とすることで作業性の向上を図ったトンネ
ル掘削機のカッタ交換方法及びトンネル掘削機を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明のトンネル掘削機のカッタ交換方法
は、カッタヘッド前面に位置する複数のカッタを一連に
連結する複数のカッタ列を有し、該カッタ列の一連また
はその一部をガイドレールに沿ってカッタ収納箱内に引
き込んで他のカッタと交換可能なトンネル掘削機であっ
て、少なくとも前記カッタヘッドの回転による掘削時及
び前記カッタ収納箱内への前記カッタ列の引き込み時
に、前記カッタ列と前記ガイドレールとのガイド部に潤
滑剤を注入することを特徴とするものである。
【0011】また、請求項2の発明のトンネル掘削機の
カッタ交換方法は、カッタヘッド前面に位置する複数の
カッタを一連に連結する複数のカッタ列を有し、該カッ
タ列の一連またはその一部をガイドレールに沿ってカッ
タ収納箱内に引き込んで他のカッタと交換可能なトンネ
ル掘削機であって、前記カッタが前記カッタ収納箱側に
移動するのに伴って、前記ガイドレール内に形成される
空間部に充填剤を注入することを特徴とするものであ
る。
【0012】また、請求項3の発明のトンネル掘削機
は、筒状の掘削機本体と、該掘削機本体を前進させる推
進ジャッキと、前記掘削機本体の前部に回転自在に装着
されたカッタヘッドと、該カッタヘッドを駆動回転する
カッタヘッド駆動手段と、前記カッタヘッドの前面部に
放射状に設けられたガイドレールと、該ガイドレールに
沿ってそれぞれ移動自在に支持された移動ブロックと、
該移動ブロックに装着されたカッタと、前記各ガイドレ
ールにおける前記カッタヘッドの中心側端部に設けられ
たゲート機構と、前記各ガイドレールの端部に該ゲート
機構を介して着脱可能なカッタ収納箱と、前記ガイドレ
ールに位置する前記移動ブロック及び前記カッタを前記
カッタ収納箱内に引き込み及び押し出し可能なカッタ移
動手段と、該カッタ移動手段と前記移動ブロックとを着
脱自在に連結する連結部材と、前記ガイドレールと前記
移動ブロックとのガイド部に潤滑剤を注入する潤滑剤注
入手段と、前記カッタヘッドの掘削によって発生した掘
削土砂を外部に排出する排土手段とを具えたことを特徴
とするものである。
【0013】また、請求項4の発明のトンネル掘削機で
は、前記潤滑剤注入手段は、前記ガイドレールの長手方
向に沿って複数設けられていることを特徴としている。
【0014】また、請求項5の発明のトンネル掘削機
は、筒状の掘削機本体と、該掘削機本体を前進させる推
進ジャッキと、前記掘削機本体の前部に回転自在に装着
されたカッタヘッドと、該カッタヘッドを駆動回転する
カッタヘッド駆動手段と、前記カッタヘッドの前面部に
放射状に設けられたガイドレールと、該ガイドレールに
沿ってそれぞれ移動自在に支持された移動ブロックと、
該移動ブロックに装着されたカッタと、前記各ガイドレ
ールにおける前記カッタヘッドの中心側端部に設けられ
たゲート機構と、前記各ガイドレールの端部に該ゲート
機構を介して着脱可能なカッタ収納箱と、前記ガイドレ
ールに位置する前記移動ブロック及び前記カッタを前記
カッタ収納箱内に引き込み及び押し出し可能なカッタ移
動手段と、該カッタ移動手段と前記移動ブロックとを着
脱自在に連結する連結部材と、前記移動ブロックが前記
カッタ収納箱側に移動して形成された前記ガイドレール
の空間部に充填剤を注入する充填剤注入手段と、前記カ
ッタヘッドの掘削によって発生した掘削土砂を外部に排
出する排土手段とを具えたことを特徴とするものとであ
る。
【0015】また、請求項6の発明のトンネル掘削機で
は、前記充填剤注入手段は、前記ガイドレールの長手方
向に沿って複数設けられていることを特徴としている。
【0016】また、請求項7の発明のトンネル掘削機で
は、前記カッタ移動手段によって前記移動ブロックが該
ガイドレールに戻されたときに、前記ガイドレールの空
間部に注入された充填剤は、該ガイドレールの外方に押
し出し可能であることを特徴としている。
【0017】また、請求項8の発明のトンネル掘削機
は、筒状の掘削機本体と、該掘削機本体を前進させる推
進ジャッキと、前記掘削機本体の前部に回転自在に装着
されたカッタヘッドと、該カッタヘッドを駆動回転する
カッタヘッド駆動手段と、前記カッタヘッドの前面部に
放射状に設けられたガイドレールと、該ガイドレールに
沿ってそれぞれ移動自在に支持された移動ブロックと、
該移動ブロックに装着されたカッタと、前記各ガイドレ
ールにおける前記カッタヘッドの中心側端部に設けられ
たゲート機構と、前記各ガイドレールの端部に該ゲート
機構を介して着脱可能なカッタ収納箱と、前記ガイドレ
ールに位置する前記移動ブロック及び前記カッタを前記
カッタ収納箱内に引き込み及び押し出し可能なカッタ移
動手段と、該カッタ移動手段と前記移動ブロックとを着
脱自在に連結する連結部材と、前記移動ブロックに連結
されて前記カッタが前記カッタヘッドの前面部の位置す
るときに該カッタを前記カッタ収納箱内に引き込むため
の開口部を閉止する閉止部材と、前記カッタヘッドの掘
削によって発生した掘削土砂を外部に排出する排土手段
とを具えたことを特徴とするものである。
【0018】また、請求項9の発明のトンネル掘削機で
は、前記閉止部材は、カッタであることを特徴としてい
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1に本発明の一実施形態に係るトンネル
掘削機の概略断面、図2にトンネル掘削機の一部切欠正
面視、図3にトンネル掘削機の前部概略断面、図4にカ
ッタ交換時におけるトンネル掘削機の前部概略断面、図
5にグリース注入位置に対応するカッタスポークの断面
(図2のV−V断面)、図6に充填剤注入位置に対応す
るカッタスポークの断面(図2のVI−VI断面)、図7に
グリース注入配管を表す概略、図8に充填剤注入配管を
表す概略、図9にダミービットを表すカッタヘッド要部
斜視を示す。
【0021】本実施形態のトンネル掘削機において、図
1及び図2に示すように、掘削機本体11は円筒形状を
なし、この掘削機本体11の前部には軸受12によって
カッタヘッド13が回転自在に装着されている。このカ
ッタヘッド13の後部にはリングギア14が固定される
一方、掘削機本体11には油圧モータ15が取付けら
れ、この油圧モータ15の駆動ギア16がこのリングギ
ア14に噛み合っている。従って、油圧モータ15を駆
動して駆動ギア16を回転駆動すると、リングギア14
を介してカッタヘッド13を回転することができる。
【0022】また、掘削機本体11にはカッタヘッド1
3の後方に位置してバルクヘッド17が取付けられてお
り、カッタヘッド13とこのバルクヘッド17との間に
チャンバ18が形成されている。そして、掘削機本体1
1内には排土手段としてのスクリューコンベヤ19が配
設されており、前端部がこのチャンバ18に連通し、後
端部が掘削機本体11の外部に延設されている。
【0023】一方、掘削機本体11の後部内周辺にはシ
ールドジャッキ20が周方向に沿って複数並設されてお
り、このシールドジャッキ20が掘進方向後方に伸長し
て掘削したトンネル内周面に構築された既設セグメント
Sに押し付けることで、その反力により掘削機本体11
を前進することができる。また、掘削機本体11の後部
にはセグメントSを組立てるエレクタ装置21が設けら
れている。なお、掘削機本体11は前胴11aと後胴1
1bとが球面軸受によって屈曲自在に連結され、中折れ
ジャッキ11cによって屈曲可能となっている。
【0024】ところで、本実施形態において、前述した
カッタヘッド13の前面部には、中央に先行カッタビッ
ト22が固定されると共に、この先行カッタビット22
から3つのカッタスポーク23a,23b,23cが放
射状に固定され、このカッタスポーク23a,23b,
23cの両側には長手方向に沿って複数のカッタビット
24a,24b,24cが移動自在に装着されており、
このカッタビット24a,24b,24cが磨耗して掘
削能率が低下したときには、新しいものと容易に交換で
きるようになっている。
【0025】以下、各カッタビット24a,24b,2
4cの支持構造について説明するが、それぞれほぼ同様
の構造となっているため、カッタビット24aについて
のみ説明して他のカッタビット24b,24cについて
の説明は省略する。
【0026】即ち、図1乃至図6に示すように、カッタ
ヘッド13の前面部には断面が矩形形状をなすカッタス
ポーク23aが固定され、このカッタスポーク23aの
一側にはレール溝25aを有するガイド部材25とレー
ル溝26aを有するガイド部材26とが所定間隔で対向
するように固定されることで、ガイドレール27が形成
されている。なお、カッタスポーク23aの他側にも同
様にガイドレール27が形成されている。このガイドレ
ール27は、カッタヘッド13の前面側がほぼ直線状を
なし、内端部側がカッタヘッド13の内部側(掘進方向
後方)にほぼ90°で屈曲している。そして、ガイドレ
ール27のレール溝25a,26aには5つの移動ブロ
ック28のガイド部28aが移動自在に支持され、各移
動ブロック28は隣接する者同士が所定の間隔で連結リ
ンク29によってピン連結されることで、ガイドレール
27の屈曲形状に合わせて折れ曲がりながら移動するこ
とができる。そして、各移動ブロック28と各連結リン
ク29とが屈曲可能な各連結部には土砂の浸入を防止す
るスポンジラバー61が装着されると共に、ガイドレー
ル27の上下両側には内部への土砂の浸入を防止するラ
ビリンスシール62が装着されている。
【0027】そして、先端部側に位置する4つの移動ブ
ロック28にはカッタビット24aが支持軸30によっ
てそれぞれ揺動自在に取付けられると共に、後端部側に
位置する1つの移動ブロック28にはダミービット31
aが固定されている。このカッタビット24aは、通
常、カッタヘッド13の前面部に位置し、ダミービット
31aは、カッタヘッド13の前面部に位置するが、こ
のとき、図9に詳細に示すように、カッタビット24a
の交換時にこのカッタビット24aが掘削機本体11内
に移動するための開口部32を閉止している。
【0028】また、ガイドレール27(カッタスポーク
23a,23b,23c)におけるカッタヘッド13の
中心側の端部にはゲート機構33を介してカッタ収納箱
34が着脱自在となっている。即ち、カッタスポーク2
3aの端部には開口部35を有する枠体36が固定さ
れ、この枠体36には支持フレーム37が固定され、こ
の支持フレーム37には、この開口部35を開閉可能な
2組のゲート38,39が装着されている。そして、第
1ゲート38は2枚のゲート板38aが油圧ジャッキ3
8bによって接近離反自在であり、各ゲート板38aに
は対向する切欠部38cが形成されている。第2ゲート
39は2枚のゲート板39aが油圧ジャッキ39bによ
って接近離反自在となっている。
【0029】一方、ガイドレール27に移動自在に支持
された後端部側の移動ブロック28には複数の連結リン
ク29を介して連結シャフト40が連結されている。支
持フレーム37には取付ボルト41によってゲート蓋4
2が取付けられており、連結シャフト40はこのゲート
蓋42を貫通し、この連結シャフト40に固定されたリ
ンク押えブラケット43が取付ボルト44によりこのゲ
ート蓋42に着脱自在に取付けられている。
【0030】従って、通常時、つまり、カッタヘッド1
3を回転して前方を地盤を掘削するときには、図3に示
すように、第1ゲート38が閉止し、第2ゲート39を
開放する。即ち、第1ゲート38の各ゲート板38aを
互いに接近させると、各切欠部38cが連結シャフト4
0を挾持することで開口部35を閉止し、カッタヘッド
13(ガイドレール27)側と掘削機本体11側とを遮
断して止水することができる。
【0031】一方、カッタビット24aを交換する場
合、取付ボルト44を外してリンク押えブラケット43
とゲート蓋42との連結を解除すると共に、取付ボルト
41を外してゲート蓋42を取り外してから、カッタ収
納箱34を装着する。そして、この状態で、各ゲート3
8,39を開放すると、カッタビット24a及び移動ブ
ロック28等を開口部35を通してカッタ収納箱34内
に引き込むことができる。その後、全てのカッタビット
24a及び移動ブロック28等をカッタ収納箱34内に
引き込んだら、第2ゲート39の各ゲート板39aを互
いに接近させることで開口部35を閉止し、カッタヘッ
ド13(ガイドレール27)側と掘削機本体11側とを
遮断して止水することができる。
【0032】また、ゲート機構33を介して着脱自在な
カッタ収納箱34は、カッタビット24aが装着された
5つの移動ブロック28や連結リンク29や連結シャフ
ト40等が連結されたカッタ列を収納可能な長さとなっ
ており、内部の水を注入することから水密性を有してい
る。そして、このカッタ収納箱34の後部にカッタ移動
手段としての油圧ジャッキ45が装着されており、駆動
ロッド45aの先端部が連結シャフト40に連結部材と
しての連結ピン46によって連結可能となっている。
【0033】ところで、本実施形態では、カッタヘッド
13の回転による掘削作業時に、掘削土砂がガイドレー
ル27内に浸入し、カッタビット24a,24b,24
cの交換作業時に移動ブロック28の移動を阻害しない
ように、ガイドレール27と移動ブロック28とのガイ
ド部に常時潤滑剤としてのグリースを注入(潤滑剤注入
手段)するようにしている。
【0034】即ち、図5及び図7に示すように、掘削機
本体11の中心部にはカッタヘッド13との間にロータ
リージョイント51が設けられており、グリース供給ホ
ース52の基端部はこのロータリージョイント51を介
して掘削機本体11側に設置された図示しないグリース
供給源に連結され、このグリース供給ホース52の他端
部はカッタヘッド13に取付けられた分配機53に連結
されている。一方、各カッタスポーク23a,23b,
23cの各ガイド部材25,26には各レール溝25
a,26aに開口するグリース注入孔54がガイドレー
ル27の長手方向に複数形成されており、前述した分配
機53から分岐した複数の連結ホース55がこの各グリ
ース注入孔54に連結されている。この場合、各グリー
ス注入孔54は等間隔てで設けることが望ましく、分配
機53から各連結ホース75を介して各グリース注入孔
54にグリースが供給されるため、全てのグリース注入
孔54から同圧力でグリースが送給されている。
【0035】従って、少なくともカッタヘッド13の回
転による掘削作業時と、カッタビット24a,24b,
24cの交換作業時には、グリース供給源からグリース
供給ホース52を介してグリースが分配機53に送給さ
れ、この分配機53から各連結ホース55を介して各グ
リース注入孔54にグリースが供給され、ガイドレール
27のレール溝25a,26aと各移動ブロック28の
ガイド部28aとのガイド面に常時グリースが注入され
ることとなる。そのため、この部分への掘削土砂の浸入
が防止され、カッタビット24a,24b,24cの交
換作業時における移動ブロック28の移動が阻害される
ことはない。
【0036】また、本実施形態では、カッタビット24
a,24b,24cの交換作業時に、カッタビット24
a,24b,24cと共にガイドレール27に位置して
いた移動ブロック28が、カッタ収納箱34側に移動し
て形成されたガイドレール27の空間部に掘削土砂が浸
入し、カッタビット24a,24b,24cを交換後の
移動ブロック28が再びガイドレール27に戻るのを阻
害しないように、このガイドレール27の空間部に充填
剤を注入(充填剤注入手段)するようにしている。
【0037】即ち、図6及び図8に示すように、カッタ
ヘッド13の後部には開閉バルブ56が固定されてお
り、この開閉バルブ56には充填剤供給ホース57の基
端部が連結されている。一方、各カッタスポーク23
a,23b,23cには各ガイドレール27の側面に開
口する充填剤注入孔58がガイドレール27の長手方向
に複数形成されており、前述した充填剤供給ホース57
の先端部がこの各充填剤注入孔58に連結されている。
なお、カッタヘッド13の停止時には、掘削機本体11
側に設置された図示しない充填剤供給源から延出された
連結ホースが開閉バルブ56に連結可能となっている。
なお、この充填剤は、流動性を有する高分子系樹脂など
を用いると良く、また、水であってもよい。
【0038】従って、カッタビット24a,24b,2
4cの交換作業時に、充填剤供給源から延出された連結
ホースを開閉バルブ56に連結し、移動ブロック28を
ガイドレール27に沿ってカッタ収納箱34側へ移動さ
せるのと同時に、開閉バルブ56を開放して充填剤供給
源から充填剤供給ホース57を介して各充填剤注入孔5
8に充填剤を供給すると、移動ブロック28が移動して
形成されたガイドレール27の空間部に充填剤が充填さ
れることとなる。そのため、このガイドレール27内へ
の掘削土砂の浸入が防止される。そして、カッタ収納箱
34内でのカッタビット24a,24b,24cの交換
後、新しいカッタビットと共に移動ブロック28をガイ
ドレール27の所定位置に戻すとき、この移動ブロック
28は充填剤を外方に押し出しながら移動することとな
り、その移動が阻害されることはない。
【0039】なお、図1及び図2において、63は油圧
ジャッキによって必要時にカッタヘッド13の外方に突
出するコピーカッタ、64はカッタビット24a,24
b,24cの摩耗状態を検出する摩耗検出センサ、65
は薬液注入管である。
【0040】ここで、このように構成されたトンネル掘
削機によるトンネル掘削作業、並びにカッタビットの交
換作業について説明する。
【0041】トンネルを掘削形成するには、図1及び図
2に示すように、油圧モータ15によってカッタヘッド
13を回転させなから、複数のシールドジャッキ20を
伸長して既設セグメントSへの押し付け反力によって掘
削機本体11を前進させることで、多数のカッタビット
24a,24b,24cによって前方の地盤を掘削す
る。そして、掘削された土砂はチャンバ18内に取り込
まれ、スクリューコンベヤ19によって外部に排出され
る。次に、シールドジャッキ20の何れか一つを縮み方
向に作動して既設セグメントSとの間に空所を形成し、
エレクタ装置21によってこの空所に新しいセグメント
Sを装着する。この作業の繰り返しによって所定長さの
トンネルを掘削形成していく。
【0042】このトンネルを掘削作業時には、図3に示
すように、移動ブロック28に連結された連結シャフト
40がゲート蓋42を貫通して固定されると共に、第1
ゲート38の各ゲート板38aがこの連結シャフト40
を挾持して開口部35を閉止している。そのため、カッ
タビット24a,24b,24cは所定位置に確実に固
定されると共に、カッタヘッド13側と掘削機本体11
側とが確実に遮断されて止水することができる。また、
このとき、多数のグリース注入孔54からガイドレール
27のレール溝25a,26aと各移動ブロック28の
ガイド部28aとのガイド面にグリースが注入されてお
り、この部分への掘削土砂の浸入を防止している。この
場合、グリースを所定時間連続注入した後に所定時間休
止するような間欠注入方式が望ましい。
【0043】このようなトンネル掘削作業を長期にわた
って行っていくと、カッタビット24a,24b,24
cが磨耗して掘削能力が低下するため、このカッタビッ
ト24a,24b,24cの交換が必要となる。この場
合、摩耗検出センサ64によってカッタビット24a,
24b,24cの摩耗状態を検出する。
【0044】即ち、図3に示すように、カッタヘッド1
3の回転を停止し、最初に交換するカッタビット24a
を下方に位置させる。そして、取付ボルト44を外して
リンク押えブラケット43とゲート蓋42との連結を解
除すると共に、取付ボルト41を外してゲート蓋42を
取り外す。そして、図4に示すように、支持フレーム3
7の端部に取付ボルト41を用いてカッタ収納箱34を
装着すると共に、油圧ジャッキ45の伸長状態にある駆
動ロッド45aの先端部を連結ピン46によって連結シ
ャフト40と連結する。この状態で、切羽側に泥水が充
満していれば、カッタ収納箱34内に注水して水圧を切
羽側の泥水圧と平衡、あるいはそれよりも高くしてか
ら、第1ゲート38により開口部35を開放する。
【0045】そして、油圧ジャッキ45を収縮すること
で、カッタビット24aが装着された5つの移動ブロッ
ク28や連結リンク29や連結シャフト40等が連結さ
れたカッタ列をカッタ収納箱34内に引き込み、第2ゲ
ート39により開口部35を閉止する。この場合、カッ
タヘッド13の前面側には砂礫等が混在して開口部32
とダミービット31aとの隙間に入り込んで、カッタビ
ット24aの引き込みを阻害する可能性がある。そのた
め、このカッタビット24aの引き込み開始時に、油圧
ジャッキ45を若干繰り返し伸縮移動することで、ダミ
ービット31aを開口部32付近で前後移動させる。す
ると、開口部32とダミービット31aとの隙間に入り
込んだ砂礫等が除去されて円滑な引き込みが可能なる。
また、このとき、各グリース注入孔54からガイドレー
ル27のレール溝25a,26aと各移動ブロック28
のガイド部28aとのガイド面にグリースが注入されて
おり、ガイドレール27に対する各移動ブロック28の
移動が円滑に行われる。
【0046】また、ガイドレール27に位置したカッタ
ビット24aをカッタ収納箱34側へ移動させるのと同
時に、開閉バルブ56を開放して充填剤供給ホース57
を介して各充填剤注入孔58に充填剤を供給する。する
と、移動ブロック28が移動して形成されたガイドレー
ル27の空間部に充填剤が順次充填されることとなり、
ガイドレール27内への掘削土砂の浸入が防止される。
なお、この場合、ガイドレール27の空間部内での圧力
を所定値になったら充填剤の充填を停止すればよい。
【0047】このようにして磨耗したカッタビット24
aをカッタ収納箱34内に収納したら、カッタ収納箱3
4内の水を排出して図示しない蓋を開けてカッタビット
24aを新しいものと交換する。そして、再び、カッタ
収納箱34内に注水してから第2ゲート39により開口
部35を開放し、油圧ジャッキ45を伸長することで、
新しいカッタビットが装着された5つの移動ブロック2
8や連結リンク29や連結シャフト40等が連結された
カッタ列をカッタ収納箱34から押し出し、ガイドレー
ル27の所定の位置に移動し、第1ゲート38により開
口部35を閉止する。このとき、新しいカッタビットが
装着された移動ブロック28は、ガイドレール27内の
充填剤を外方に押し出しながら移動することとなり、土
砂などによってその移動が阻害されることはない。
【0048】そして、新しいカッタビット等がガイドレ
ール27の所定の位置に戻されると、連結シャフト40
と油圧ジャッキ45の駆動ロッド45aの先端部との連
結を解除すると共に、取付ボルト41に外してカッタ収
納箱34を支持フレーム37から取り外す。一方、この
支持フレーム37にゲート蓋42を取付け、連結シャフ
ト40に固定したリンク押えブラケット43を取付ボル
ト44によりこのゲート蓋42に固定することで、新し
いカッタビットがガイドレール27の所定の位置に位置
決めされる。なお、1つのカッタスポーク23aには2
列のカッタビット24aが配設されており、上述の交換
作業を2回行うこととなる。そして、このようにしてカ
ッタビット24aの交換作業が完了すると、他のカッタ
ビット24b,24cに対して同様の作業を行って全て
のカッタビット24a,24b,24cの交換作業を行
う。
【0049】このように本実施形態のトンネル掘削機に
あっては、カッタヘッド13のカッタスポーク23a,
23b,23cに配設されたカッタビット24a,24
b,24cをガイドレール27に移動ブロック28を介
してそれぞれ移動自在に支持し、このガイドレール27
の端部にゲート機構33を介してカッタ収納箱34を連
結してある。従って、カッタビット24a,24b,2
4cのカッタ列をそれぞれカッタ収納箱34内に引き込
むことで、短時間で容易にカッタビット24a,24
b,24cを交換することができる。
【0050】また、カッタビット24a,24b,24
cをカッタ収納箱34内へ引き込むとき、油圧ジャッキ
45を若干繰り返し伸縮移動してダミービット31aを
開口部32付近で前後移動させている。そのため、開口
部32とダミービット31aとの隙間に入り込んだ砂礫
等が除去されることとなり、円滑な引き込みを行うこと
ができる。
【0051】また、カッタヘッド13の回転による掘削
作業時とカッタビット24a,24b,24cの交換作
業時に、多数のグリース注入孔54からガイドレール2
7のレール溝25a,26aと各移動ブロック28のガ
イド部28aとのガイド面にグリースが注入している。
そのため、この部分への掘削土砂の浸入が防止され、ガ
イドレール27に対する各移動ブロック28の移動を円
滑に行うことができる。
【0052】更に、ガイドレール27に位置したカッタ
ビット24a,24b,24cをカッタ収納箱34側へ
移動させるのと同時に、移動ブロック28が移動して形
成されたガイドレール27の空間部に充填剤を充填して
いる。そのため、ガイドレール27内への掘削土砂の浸
入が防止され、新しいカッタビットが装着された移動ブ
ロック28等をガイドレール27の所定の位置に戻すと
き、移動ブロック28がガイドレール27内の充填剤を
外方に押し出しながら移動することとなり、土砂などに
よる移動ブロック28の移動の阻害を防止することがで
きる。
【0053】なお、上述の実施形態において、移動ブロ
ック28に閉止部材としてダミービット31aを装着し
て開口部32を閉止するようにしたが、ダミービット3
1aは単なる蓋であってもよい。
【0054】また、カッタ収納箱34を長尺に形成して
全てのカッタビット24a及び各移動ブロック28、連
結リンク29、連結シャフト40等が連結されたカッタ
列を収納可能としたが、カッタビット24a及び移動ブ
ロック28を一組ずつ収納して交換してもよい。また、
カッタ収納箱34をカッタヘッド13側に固定したが、
掘削機本体11側に支持して3つのカッタ列(カッタビ
ット24a,24b,24c)に対して共用してもよ
い。更に、カッタ移動手段としての油圧ジャッキ45を
適用したが、駆動モータによってねじ軸を回転し、この
ねじ軸に螺合するナットにカッタ列を連結して移動可能
としてもよい。
【0055】更に、上述したトンネル掘削機を、カッタ
ヘッド13の前面部にカッタビット24a,24b,2
4cのみを移動可能としたシールド掘削機として説明し
たが、カッタスポーク23a,23b,23cの中央部
に複数のローラカッタ列を設けたトンネルボーリングマ
シンに適用することもでき、この場合、カッタビット2
4a,24b,24cのみならずローラカッタ列を移動
可能としてもよい。そして、カッタビット24a,24
b,24cやこのローラカッタの配置は前述の実施形態
に限定されるものではない。
【0056】また、上述の実施形態では、本発明のトン
ネル掘削機を泥土圧式シールド掘削機として説明した
が、泥水式シールド掘削機としてもよく、この場合、排
土手段としてスクリューコンベヤ19に代えて送水管と
排水管とアジテータを用いればよい。更に、トンネルボ
ーリングマシンにて適用できる。
【0057】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明のトンネル掘削機のカッタ交換方
法によれば、カッタヘッド前面に位置する複数のカッタ
を一連に連結する複数のカッタ列を有し、このカッタ列
の一連またはその一部をガイドレールに沿ってカッタ収
納箱内に引き込んで他のカッタと交換可能なトンネル掘
削機であって、少なくともカッタヘッドの回転による掘
削時及びカッタ収納箱内へのカッタ列の引き込み時に、
カッタ列とガイドレールとのガイド部に潤滑剤を注入す
るようにしたので、ガイド部への掘削土砂の浸入が防止
され、ガイドレールに対するカッタ列の移動を円滑に行
うことで作業性の向上を図ることができる。
【0058】また、請求項2の発明のトンネル掘削機の
カッタ交換方法によれば、カッタヘッド前面に位置する
複数のカッタを一連に連結する複数のカッタ列を有し、
このカッタ列の一連またはその一部をガイドレールに沿
ってカッタ収納箱内に引き込んで他のカッタと交換可能
なトンネル掘削機であって、カッタがカッタ収納箱側に
移動するのに伴って、ガイドレール内に形成される空間
部に充填剤を注入するようにしたので、ガイドレール内
への掘削土砂の浸入が防止され、新しいカッタをガイド
レールの所定の位置に戻すとき、土砂などによってカッ
タの移動が阻害されることはなく、カッタ列の移動を円
滑に行うことで作業性の向上を図ることができる。
【0059】また、請求項3の発明のトンネル掘削機に
よれば、掘削機本体の前部にカッタヘッドを駆動回転可
能に装着し、このカッタヘッドの前面部に放射状に設け
られたガイドレールにカッタが装着された移動ブロック
を移動自在に支持し、このガイドレールの端部にゲート
機構を介してカッタ収納箱を着脱可能とすると共に、カ
ッタ移動手段によってガイドレールに位置する移動ブロ
ック及びカッタをこのカッタ収納箱内に引き込み及び押
し出し可能とし、ガイドレールと移動ブロックとのガイ
ド部に潤滑剤を注入する潤滑剤注入手段を設けたので、
ガイド部への掘削土砂の浸入が防止され、ガイドレール
に対するカッタ列の移動を円滑に行うことで作業性の向
上を図ることができる。
【0060】また、請求項4の発明のトンネル掘削機に
よれば、潤滑剤注入手段をガイドレールの長手方向に沿
って複数設けたので、ガイドレールの全ての領域にわた
ってカッタ列の円滑な移動を確保することができる。
【0061】また、請求項5の発明のトンネル掘削機に
よれば、掘削機本体の前部にカッタヘッドを駆動回転可
能に装着し、このカッタヘッドの前面部に放射状に設け
られたガイドレールにカッタが装着された移動ブロック
を移動自在に支持し、このガイドレールの端部にゲート
機構を介してカッタ収納箱を着脱可能とすると共に、カ
ッタ移動手段によってガイドレールに位置する移動ブロ
ック及びカッタをこのカッタ収納箱内に引き込み及び押
し出し可能とし、移動ブロックがカッタ収納箱側に移動
して形成されたガイドレールの空間部に充填剤を注入す
る充填剤注入手段を設けたので、ガイドレール内への掘
削土砂の浸入が防止され、新しいカッタをガイドレール
の所定の位置に戻すとき、土砂などによってカッタの移
動が阻害されることはなく、カッタ列の移動を円滑に行
うことで作業性の向上を図ることができる。
【0062】また、請求項6の発明のトンネル掘削機に
よれば、充填剤注入手段をガイドレールの長手方向に沿
って複数設けたので、ガイドレールの全ての領域にわた
って掘削土砂の浸入が防止され、カッタ列の円滑な移動
を確保することができる。
【0063】また、請求項7の発明のトンネル掘削機に
よれば、カッタ移動手段によって移動ブロックがガイド
レールに戻されたときに、ガイドレールの空間部に注入
された充填剤をガイドレールの外方に押し出し可能とし
たので、充填剤を回収する必要がなくなり、カッタ列の
移動を円滑に行って作業性の向上を図ることができる。
【0064】また、請求項8の発明のトンネル掘削機に
よれば、掘削機本体の前部にカッタヘッドを駆動回転可
能に装着し、このカッタヘッドの前面部に放射状に設け
られたガイドレールにカッタが装着された移動ブロック
を移動自在に支持し、このガイドレールの端部にゲート
機構を介してカッタ収納箱を着脱可能とすると共に、カ
ッタ移動手段によってガイドレールに位置する移動ブロ
ック及びカッタをこのカッタ収納箱内に引き込み及び押
し出し可能とし、移動ブロックに連結されてカッタがカ
ッタヘッドの前面部の位置するときにカッタをカッタ収
納箱内に引き込むための開口部を閉止する閉止部材を設
けたので、カッタヘッドの回転による掘削時に開口部か
ら掘削機本体内に掘削土砂が入り込むことがなく、良好
なトンネル掘削作業を実施することができる。
【0065】また、請求項9の発明のトンネル掘削機に
よれば、閉止部材をカッタとしたので、カッタをカッタ
収納箱内へ引き込むとき、カッタを開口部付近で前後移
動させることで、開口部とカッタとの隙間に入り込んだ
砂礫等が除去されることとなり、カッタの円滑な引き込
みを可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るトンネル掘削機の概
略断面図である。
【図2】トンネル掘削機の一部切欠正面図である。
【図3】トンネル掘削機の前部概略断面図である。
【図4】カッタ交換時におけるトンネル掘削機の前部概
略断面図である。
【図5】グリース注入位置に対応するカッタスポークの
断面(図2のV−V断面)図である。
【図6】充填剤注入位置に対応するカッタスポークの断
面(図2のVI−VI断面)図である。
【図7】グリース注入配管を表す概略図である。
【図8】充填剤注入配管を表す概略図である。
【図9】ダミービットを表すカッタヘッド要部斜視図で
ある。
【符号の説明】
11 掘削機本体 13 カッタヘッド 15 油圧モータ(カッタヘッド駆動手段) 19 スクリューコンベヤ(排土手段) 20 シールドジャッキ(推進ジャッキ) 23a,23b,23c,23d カッタスポーク 24a,24b,24c カッタビット 25a,26b レール溝(ガイド面) 27 ガイドレール 28 移動ブロック 29 連結リンク 31a,31b,31c ダミービット(閉止部材) 32 開口部 33 ゲート機構 34 カッタ収納室 35 開口部 38,39 ゲート 40 連結シャフト 45 油圧ジャッキ(カッタ移動手段) 46 連結ピン(連結部材) 53 分配機 54 グリース注入孔(潤滑剤注入手段) 55 連結ホース 56 開閉バルブ 57 充填剤供給ホース 58 充填剤注入孔(充填剤注入手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向谷 常松 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設株 式会社内 Fターム(参考) 2D054 BA06 BA07 BB07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタヘッド前面に位置する複数のカッ
    タを一連に連結する複数のカッタ列を有し、該カッタ列
    の一連またはその一部をガイドレールに沿ってカッタ収
    納箱内に引き込んで他のカッタと交換可能なトンネル掘
    削機であって、少なくとも前記カッタヘッドの回転によ
    る掘削時及び前記カッタ収納箱内への前記カッタ列の引
    き込み時に、前記カッタ列と前記ガイドレールとのガイ
    ド部に潤滑剤を注入することを特徴とするトンネル掘削
    機のカッタ交換方法。
  2. 【請求項2】 カッタヘッド前面に位置する複数のカッ
    タを一連に連結する複数のカッタ列を有し、該カッタ列
    の一連またはその一部をガイドレールに沿ってカッタ収
    納箱内に引き込んで他のカッタと交換可能なトンネル掘
    削機であって、前記カッタが前記カッタ収納箱側に移動
    するのに伴って、前記ガイドレール内に形成される空間
    部に充填剤を注入することを特徴とするトンネル掘削機
    のカッタ交換方法。
  3. 【請求項3】 筒状の掘削機本体と、該掘削機本体を前
    進させる推進ジャッキと、前記掘削機本体の前部に回転
    自在に装着されたカッタヘッドと、該カッタヘッドを駆
    動回転するカッタヘッド駆動手段と、前記カッタヘッド
    の前面部に放射状に設けられたガイドレールと、該ガイ
    ドレールに沿ってそれぞれ移動自在に支持された移動ブ
    ロックと、該移動ブロックに装着されたカッタと、前記
    各ガイドレールにおける前記カッタヘッドの中心側端部
    に設けられたゲート機構と、前記各ガイドレールの端部
    に該ゲート機構を介して着脱可能なカッタ収納箱と、前
    記ガイドレールに位置する前記移動ブロック及び前記カ
    ッタを前記カッタ収納箱内に引き込み及び押し出し可能
    なカッタ移動手段と、該カッタ移動手段と前記移動ブロ
    ックとを着脱自在に連結する連結部材と、前記ガイドレ
    ールと前記移動ブロックとのガイド部に潤滑剤を注入す
    る潤滑剤注入手段と、前記カッタヘッドの掘削によって
    発生した掘削土砂を外部に排出する排土手段とを具えた
    ことを特徴とするトンネル掘削機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のトンネル掘削機におい
    て、前記潤滑剤注入手段は、前記ガイドレールの長手方
    向に沿って複数設けられていることを特徴とするトンネ
    ル掘削機。
  5. 【請求項5】 筒状の掘削機本体と、該掘削機本体を前
    進させる推進ジャッキと、前記掘削機本体の前部に回転
    自在に装着されたカッタヘッドと、該カッタヘッドを駆
    動回転するカッタヘッド駆動手段と、前記カッタヘッド
    の前面部に放射状に設けられたガイドレールと、該ガイ
    ドレールに沿ってそれぞれ移動自在に支持された移動ブ
    ロックと、該移動ブロックに装着されたカッタと、前記
    各ガイドレールにおける前記カッタヘッドの中心側端部
    に設けられたゲート機構と、前記各ガイドレールの端部
    に該ゲート機構を介して着脱可能なカッタ収納箱と、前
    記ガイドレールに位置する前記移動ブロック及び前記カ
    ッタを前記カッタ収納箱内に引き込み及び押し出し可能
    なカッタ移動手段と、該カッタ移動手段と前記移動ブロ
    ックとを着脱自在に連結する連結部材と、前記移動ブロ
    ックが前記カッタ収納箱側に移動して形成された前記ガ
    イドレールの空間部に充填剤を注入する充填剤注入手段
    と、前記カッタヘッドの掘削によって発生した掘削土砂
    を外部に排出する排土手段とを具えたことを特徴とする
    トンネル掘削機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のトンネル掘削機におい
    て、前記充填剤注入手段は、前記ガイドレールの長手方
    向に沿って複数設けられていることを特徴とするトンネ
    ル掘削機。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のトンネル掘削機におい
    て、前記カッタ移動手段によって前記移動ブロックが該
    ガイドレールに戻されたときに、前記ガイドレールの空
    間部に注入された充填剤は、該ガイドレールの外方に押
    し出し可能であることを特徴とするトンネル掘削機。
  8. 【請求項8】 筒状の掘削機本体と、該掘削機本体を前
    進させる推進ジャッキと、前記掘削機本体の前部に回転
    自在に装着されたカッタヘッドと、該カッタヘッドを駆
    動回転するカッタヘッド駆動手段と、前記カッタヘッド
    の前面部に放射状に設けられたガイドレールと、該ガイ
    ドレールに沿ってそれぞれ移動自在に支持された移動ブ
    ロックと、該移動ブロックに装着されたカッタと、前記
    各ガイドレールにおける前記カッタヘッドの中心側端部
    に設けられたゲート機構と、前記各ガイドレールの端部
    に該ゲート機構を介して着脱可能なカッタ収納箱と、前
    記ガイドレールに位置する前記移動ブロック及び前記カ
    ッタを前記カッタ収納箱内に引き込み及び押し出し可能
    なカッタ移動手段と、該カッタ移動手段と前記移動ブロ
    ックとを着脱自在に連結する連結部材と、前記移動ブロ
    ックに連結されて前記カッタが前記カッタヘッドの前面
    部の位置するときに該カッタを前記カッタ収納箱内に引
    き込むための開口部を閉止する閉止部材と、前記カッタ
    ヘッドの掘削によって発生した掘削土砂を外部に排出す
    る排土手段とを具えたことを特徴とするトンネル掘削
    機。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のトンネル掘削機におい
    て、前記閉止部材は、カッタであることを特徴とするト
    ンネル掘削機。
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