JP2001027089A - 地下構造物の構築工法及びそれに使用するエレメント - Google Patents

地下構造物の構築工法及びそれに使用するエレメント

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JP2001027089A JP11198585A JP19858599A JP2001027089A JP 2001027089 A JP2001027089 A JP 2001027089A JP 11198585 A JP11198585 A JP 11198585A JP 19858599 A JP19858599 A JP 19858599A JP 2001027089 A JP2001027089 A JP 2001027089A
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修司 富田
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Mitsuru Shimizu
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Kiyoshi Kuwabara
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Yasuhiro Ito
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中壁施工についても覆工構造体の施工に使用す
る掘削機械と同じものを使用することができ、これによ
り施工期間の短縮化及び施工コストの低減化を図る。 【解決手段】上床版15に連なるように、覆工エレメン
ト19と断面がほぼ同じ外形寸法を有する長尺の複数の
中壁用第1のエレメント1を並列させて地山に挿入し
て、隣接する各第1のエレメント1を互いに連結する工
程と、各第1のエレメント1の内部に長尺の中壁用第2
のエレメント2を長手方向に挿入して、最上段の第2の
エレメント2を上床版15に連結するとともに、隣接す
る各第2のエレメント2を互いに連結することにより、
これらの第2のエレメント2のみ又は第1のエレメント
1との協働により、中壁用コンクリート打設空間23を
区画する工程と、中壁用コンクリート打設空間23にコ
ンクリートを打設して中壁を構築する工程と、上床版1
5、側壁及び中壁により囲まれた地山を掘削して、中壁
空間23を区画した以外の第1のエレメント1を撤去す
る工程とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地下構造物の構
築工法及びそれに使用するエレメント関し、さらに詳細
には、覆工エレメントを用いて構築した覆工構造体を本
体構造物として利用し、この本体構造物に薄中壁を構築
する工法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道線路や道路の下方に立体交差する地
下構造物を構築する工法の1つとして、長尺の多数の鋼
製エレメントを用いて覆工を行うURT(Under
Railway/Road Tunnel)工法が知ら
れている。
【0003】この工法において、覆工構造体を本体構造
物として利用する場合、エレメントとしては、構造的に
通常850mm×850mmあるいは1000mm×1000
mm程度のものが使用される。構造物のスパンが長くなる
と、その中間に中壁が入り2径間以上の構造物となり、
この場合、中壁は上床版や側壁などの覆工構造物よりも
厚さが薄い壁となる。したがって、中壁もエレメントを
用いて施工しようとすると、覆工構造体に用いたエレメ
ントよりも外形寸法が小さなものを使用することにな
る。また、その結果、掘削機械(刃口)もそれに応じた
小さなものが必要となる。
【0004】すなわち、従来では、中壁の厚さが600
mm程度の場合には、上床版や側壁施工に使用する掘削機
械とは別個に、特別な掘削機械を製作し、もしくは人力
による掘削を行って中壁を構築していた。また、中壁が
300mmから400mm程度のさらに薄い壁であれば、図
12に示すような方法が採られていた。
【0005】まず、上床版100及び下床版101の中
央部対向位置にメッセル導孔等により掘削して梁102
を施工して、梁102,102間に仮支柱103を構築
する。その後、仮支柱103により上載荷重を仮受けし
ながら、上下床版100,101及び側壁104で囲ま
れた地山を掘削し、掘削により開放された空間に中壁1
05を構築し、仮支柱103を撤去する。
【0006】しかしながら、上記従来の方法は、特別の
掘削機械を製作したり、あるいは中壁に関しては異なる
施工法を適用したりするので、施工費用が高価になるだ
けでなく、施工期間も長くなるとういような問題があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目
的を達成するものである。この発明の目的は、中壁施工
についても覆工構造体の施工に使用する掘削機械と同じ
ものを使用することができ、これにより施工期間の短縮
化及び施工コストの低減化を図ることができる地下構造
物の構築工法及びそれに使用するエレメントを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を達
成するために、次のような手段を採用している。この発
明は、特に中壁施工のためになされたものであるが、中
壁以外の上床版や側壁施工にも適用することができ、し
たがって最も広い概念として次のように特定することが
できる。
【0009】すなわち、この発明は、長尺の多数の第1
のエレメントを並列させて地山に挿入して、隣接する各
第1のエレメントを互いに連結する工程と、各第1のエ
レメントの内部に長尺の第2のエレメントを長手方向に
挿入して、隣接する各第2のエレメントを互いに連結す
ることにより、これらの第2のエレレメントと前記第1
のエレメントとの協働により、壁体用コンクリート打設
空間を区画する工程と、前記壁体用コンクリート打設空
間にコンクリートを打設して壁体を構築する工程と、前
記壁体により囲まれた地山を掘削して、前記壁体用コン
クリート打設空間を区画した以外の前記第1のエレメン
トを撤去する工程とを備えてなる地下構造物の構築工法
にある。
【0010】中壁を施工する場合には、長尺の多数の覆
工エレメントを並列させて地山に挿入して、隣接する各
覆工エレメントを連結することにより、上床版及び側壁
を含む覆工構造体を構築する工程と、前記上床版に連な
るように、前記覆工エレメントと断面がほぼ同じ外形寸
法を有する長尺の複数の中壁用第1のエレメントを並列
させて地山に挿入して、隣接する各第1のエレメントを
互いに連結する工程と、各第1のエレメントの内部に長
尺の中壁用第2のエレメントを長手方向に挿入して、最
上段の第2のエレメントを前記上床版に連結するととも
に、隣接する各第2のエレメントを互いに連結すること
により、これらの第2のエレメントのみ又は第2のエレ
メントと前記第1のエレメントとの協働により、中壁用
コンクリート打設空間を区画する工程と、前記中壁用コ
ンクリート打設空間にコンクリートを打設して中壁を構
築する工程と、前記上床版、前記側壁及び前記中壁によ
り囲まれた地山を掘削して、前記中壁空間を区画した以
外の前記第1のエレメントを撤去する工程とを備える。
【0011】この発明によれば、中壁施工に必要なコン
クリート打設空間は、中壁用第1のエレメントを地山に
挿入し、この第1のエレメントの内部に第2のエレメン
トを挿入することにより区画される。そして、中壁用コ
ンクリート打設空間を区画する以外の第1のエレメント
は、掘削後に撤去される。地山に挿入される第1のエレ
メントの断面は、覆工構造体のエレメントの外形寸法と
ほぼ同じであり、したがって覆工構造体の施工に使用す
る掘削機械を使用することが可能となり、施工方法を大
きく変えることなく、覆工構造体と同様の施工をするこ
とができる。
【0012】また、この発明は、上記工法に使用するエ
レメントにあり、長尺の第1のエレメントと、この第1
のエレメントの内部に長手方向に挿入される第2のエレ
メントであって、該第2のエレメントのみ又は前記第1
のエレメントとの協働により中壁用コンクリート打設空
間を区画する第2のエレメントとからなることを特徴と
する。
【0013】前記エレメントは、例えば、前記第1のエ
レメントが断面コ字形の部材であって、1対の側部プレ
ートと、これらの側部プレートの端部に内方側に張り出
すように形成されたフランジプレートと、これらのフラ
ンジプレート間に長手方向に沿ってスライド自在に設け
られたスライドプレートとからなり、前記第2のエレメ
ントが断面コ字形の部材であって、1対の側部プレート
と、これらの側部プレート間に形成された底部プレート
とからなり、前記第2のエレメントの前記第1のエレメ
ントへの挿入により、前記底部プレートが前記スライド
プレートと置換する構造とすることができる。
【0014】前記第1のエレメントの前記側部プレート
の両端部、前記フランジプレートの先端部及び前記スラ
イドプレートの両端部に長手方向に沿って延びる継手が
それぞれ設けられ、また、前記第2エレメントの前記側
部プレートの両端部及び前記底部プレートの両端部に長
手方向に沿って延びる継手がそれぞれ設けられている。
【0015】前記エレメントの別の例として、前記第1
のエレメントが断面コ字形の部材であって、1対の側部
プレートと、これらの側部プレートの端部に内方側に張
り出すように形成されたフランジプレートであって、長
手方向に沿って互いにスライド自在なフランジプレート
とからなり、前記第2のエレメントが前記第1のエレメ
ントへの挿入により、前記フランジプレートの一方に、
これと直角となるようにスライド自在に装着されるスラ
イドプレートからなる構造とすることができる。
【0016】前記第1のエレメントの前記側部プレート
の両端部、前記フランジプレートの先端部及び一方の前
記フランジプレートの先端部内外面に長手方向に沿って
延びる継手がそれぞれ設けられ、また、前記第2エレメ
ントの両端部に長手方向に沿って延びる継手がそれぞれ
設けられている。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図面を参
照しながら以下に説明する。まず、エレメントについて
説明する。図1はエレメントを示す正面図であり、エレ
メントは(a)に示す第1のエレメント1と、(b)に
示す第2のエレメント2とからなる。
【0018】第1のエレメント1は断面コ字形で長尺の
鋼製部材であり、1対の側部プレート3,3と、これら
の側部プレート3,3の端部に内方側に張り出すように
形成されたフランジプレート4,4と、これらのフラン
ジプレート4,4間に設けられたスライドプレート5と
からなる。フランジプレート4,4及びスライドプレー
ト5は、第1のエレメント1の底部プレートを構成して
いる。
【0019】側部プレート3,3の両端部には、長手方
向に沿って延びるほぼC字形の継手6a,6bが溶接に
より固着して設けられている(以下に述べる各継手も同
様の形状であり、同様の手段により設けられる)。ま
た、フランジプレート4,4の先端部及びスライドプレ
ート5の両端部にも、継手7,8が長手方向に沿ってそ
れぞれ設けられている。これらの継手7,8は互いに嵌
合し、これによりスライドプレート5は長手方向にスラ
イド自在となっている。
【0020】第2のエレメント2も断面コ字形で長尺の
鋼製部材であり、この第2のエレメント2は中壁施工時
に、第1のエレメント1の内部に長手方向に沿って挿入
される。第2のエレメント2は、1対の側部プレート
9,9と、これらの側部プレート9,9の端部間に設け
られた底部プレート10とからなる。側部プレート9,
9の両端部には継手11a,11bが設けられ、また底
部プレート10の両端部には継手12が設けられてい
る。
【0021】底部プレート10と第1のエレメント1の
スライドプレート5の幅は等しく、したがって第2のエ
レメント2を第1のエレメント1の内部に挿入すると、
底部プレート10の継手12がフランジプレート4の継
手7に嵌合し、第1のエレメント1のスライドプレート
5が第2のエレメント2の底部プレート10と置換す
る。
【0022】次に、上記エレメントを使用しての、地下
構造物の構築工法の実施の形態について説明する。以下
に示す実施の形態は、鉄道線路下に、これを横断する地
下構造物(トンネル)を構築する例である。
【0023】図2は、従来と同様の手法により、鉄道線
路13の下方の地山14に、長尺の多数の覆工エレメン
ト18,19を推進又は牽引により、並列させて順次挿
入することにより、上床版15、下床版16及び側壁1
7からなる覆工構造体を構築した状態を示している。こ
れらの覆工エレメント18,19は、先端に掘削機械
(刃口)を装着し、地山に掘削しながら挿入される。
【0024】覆工構造体に使用されるエレメントは、断
面が閉合した中空四角形の基準覆工エレメント18(詳
細は図示せず)と、図7に詳細を示すように、断面がコ
字形の多数の連結覆工エレメント19とからなる。基準
覆工エレメント18及び連結覆工エレメント19は、い
ずれも鋼製の部材である。連結覆工エレメント19の開
口側端部及び隅角部には、前述した中壁用エレメントの
継手と同様の継手20,21が長手方向に沿ってそれぞ
れ設けられている。
【0025】連結覆工エレメント19は、基準覆工エレ
メント18に続いて地山に挿入され、その際、連結覆工
エレメント19の継手20が基準覆工エレメント18の
隅角部に設けられた継手(図示せず)に嵌合されること
により、両エレメントが連結される。また、地山に挿入
した連結覆工エレメント19には、他の連結覆工エレメ
ント19が、それらの継手20,21を嵌合させながら
連結される。
【0026】以下、同様にして連結覆工エレメント19
を順次連結し、各覆工エレメント18,19の内部にコ
ンクリートを打設して覆工構造体を構築する。この覆工
構造体に使用されるエレメント及び工法については、こ
の出願人により出願された特願平10−289120号
明細書に詳細に記載されている。
【0027】中壁は次のようにして施工される。すなわ
ち覆工構造体の構築後、図3及び図7に示すように、上
床版15と下床版16との間の中壁施工位置の地山に、
これらの床版15,16と連なるように、複数の中壁用
第1のエレメント1を並列させて、推進又は牽引により
順次挿入する。
【0028】これらの中壁用第1のエレメント1は、覆
工構造体のエレメント18,19と断面の外形寸法が同
じである。したがって、中壁用第1のエレメント1の先
端に装着される掘削機械(刃口)として、覆工構造体の
エレメント18,19に使用した掘削機械と同じものを
使用することができる。
【0029】中壁施工位置にある上床版15及び下床版
16の連結覆工エレメント19には、前述した継手と同
様の、外側及び内側それぞれ2本ずつの継手51,52
が長手方向に沿って設けられている。最上段の中壁用第
1エレメント1は、その継手6aを連結覆工エレメント
19の外側の継手51に嵌合させながら、地山に挿入さ
れ、上床版15に連結される。また、最上段の中壁用第
1のエレメント1に引き続く、他の中壁用第1のエレメ
ント1は継手6a,6bを嵌合させながら地山に順次挿
入され、隣接する第1のエレメント1どうしが連結され
る。
【0030】次に、図4及び図8に示すように、各中壁
用第1のエレメント1の内部に中壁用第2のエレメント
2を推進または牽引により挿入する。その際、最上段の
中壁用第2のエレメント2は、側部プレート9の継手1
1aを連結覆工エレメント19の内側の継手52に嵌合
させるとともに、底部プレート10の継手12を第1の
エレメント1の継手7に嵌合させながら挿入される。こ
の結果、最上段の第2のエレメント2は上床版15及び
第1のエレメント1に連結され、また第1のエレメント
1のスライドプレート5が第2のエレメント2の底部プ
レート10と置換する。
【0031】最上段の中壁用第2のエレメント2に引き
続く、他の第2のエレメント2は継手11a,11bを
嵌合させるとともに、継手12を第1のエレメント1の
継手7に嵌合させながら、第1のエレメント1の内部に
順次挿入される。このようにして、第1のエレメント1
の内部に第2のエレメント2を挿入するごとに隣接する
第2のエレメント2どうしが連結され、第1のエレメン
ト1の内部には第2のエレメント2による所定幅を有す
る中壁用コンクリート打設空間23が区画される。そし
て、この中壁用コンクリート打設空間23にはコンクリ
ートを打設して硬化させ、中壁24を構築する。
【0032】なお、中壁用第2のエレメント2の挿入
は、全ての第1のエレメント1を地山に挿入した後に行
ってもよいし、第1のエレメント1を地山に1段又は数
段挿入するごとに行ってもよい。
【0033】以上の工程により中壁24が構造体として
の機能を発揮する。したがって、次の工程として、図5
に示すように、上下床版15,16、側壁17及び中壁
24によって囲まれた地山の掘削が可能となる。掘削は
上部から下部に向けて行われ、中壁コンクリート打設空
間23を区画した以外の部材すなわち第1のエレメント
1が現れたら、第2のエレメント2に対しスライドさせ
て撤去する。
【0034】次に、図6に示すように、上下床版15,
16、側壁17及び中壁24の表面に化粧コンクリート
25を施す。このようにして、薄中壁24を有し、覆工
構造体を本体構造物として利用した地下構造物が構築さ
れる。
【0035】図9は、エレメントの別の実施の形態を示
す正面図である。(a)に示すように、第1のエレメン
ト1は、前記実施の形態と同様に、断面コ字形で長尺の
鋼製部材であり、1対の側部プレート30,31と、こ
れらの側部プレート30,31の端部に内方側に張り出
すように形成されたフランジプレート332,33とか
らなる。これらのフランジプレート32,33は第1の
エレメント1の底部プレートを構成している。
【0036】側部プレート30,31の両端部には、長
手方向に沿って延びる継手34a,34bが設けられ、
またフランジプレート32,33の先端部にも同様の継
手35,36がそれぞれ設けられている。継手35,3
6は互いに嵌合し、これによりフランジプレート32,
33は長手方向に沿って互いにスライド自在となってい
る。さらに、一方のフランジプレート33の先端部内外
面にも継手37a,37bが設けられている。
【0037】第2のエレメント2は、この実施の形態で
は両端部に長手方向に沿って延びる継手39a,39b
が設けられたスライドプレート38からなる。このスラ
イドプレート38は中壁施工時に、第1のエレメント1
の内部に継手37a,39bを互いに嵌合させることに
より、一方のフランジプレート33に直角となるように
スライド自在に装着される。
【0038】この実施の形態によるエレメント1,2を
使用した工法について、図10及び図11を参照して説
明する。中壁施工位置にある上床版15及び下床版16
の連結覆工エレメント19には、2本の外側の継手40
と1本の内側の継手41とが設けられている。
【0039】図2を参照して説明したように、上下床版
15,16及び側壁17からなる覆工構造体を構築した
後、前記実施の形態と同様に図10に示すように、複数
の中壁用第1のエレメント1を並列させて、推進又は牽
引により順次地山に挿入する。この中壁用第1のエレメ
ント1も、前記実施の形態と同様、覆工構造体のエレメ
ント18,19と断面の外形寸法が同じである。したが
って、中壁用第1のエレメント1の先端に装着される掘
削機械(刃口)として、覆工構造体のエレメント18,
19に使用した掘削機械と同じものを使用することがで
きる。
【0040】第1のエレメント1を地山に挿入するに際
し、最上段の第1エレメント1は、その継手34aを覆
工エレメント19の外側の継手40に嵌合させながら、
地山に挿入される。この結果、最上段の第1のエレメン
ト1は上床版15に連結される。また、最上段の中壁用
第1のエレメント1に引き続く、他の中壁用第1のエレ
メント1は継手34a,34bを嵌合させながら地山に
順次挿入され、隣接する第1のエレメント1どうしが連
結される。
【0041】次に、図11に示すように、中壁用第1の
エレメント1の内部に中壁用第2のエレメント2を推進
または牽引により挿入する。その際、最上段の中壁用第
2のエレメント2は、継手39aを連結覆工エレメント
19の内側の継手41に嵌合させるとともに、継手39
bを第1のエレメント1の継手37aに嵌合させながら
挿入される。この結果、最上段の第2のエレメント2は
上床版15及び第1のエレメント1に連結される。
【0042】また、最上段の中壁用第2のエレメント2
に引き続く、他の第2のエレメント2は継手39a,3
9bを隣接する第1のエレメント1の継手37b,37
aにそれぞれ嵌合させながら、第1のエレメント1の内
部に順次挿入される。この結果、第2のエレメント2が
第1のエレメント1に連結されるとともに、隣接する第
2のエレメント2どうしが連結される。
【0043】このようにして、各第1のエレメント1の
内部には第1のエレメント1(一方の側部プレート31
及び一方のフランジプレート33)と第2のエレメント
2との協働により所定幅を有する中壁用コンクリート打
設空間23が区画され、この中壁用コンクリート打設空
間23にはコンクリートを打設して硬化させ、中壁を構
築する。
【0044】次に、前記実施の形態と同様に、上下床版
15,16、側壁17及び中壁によって囲まれた地山を
掘削し、掘削に伴って中壁コンクリート打設空間23を
区画した以外の部材すなわち第1のエレメント部分(他
方の側部プレート30及び他方のフランジプレート3
2)が現れたら、これら他方の部分30,32を一方の
部分31,33に対しスライドさせて撤去する。以下、
前記実施の形態と同様に化粧コンクリートを施し、薄中
壁を有する地下構造物が構築される。
【0045】この実施の形態で使用したエレメントすな
わち図9に示したエレメント1,2は、中壁施工に限ら
ず、上床版や側壁の施工にも適用することができる。し
たがって、請求項1でいう壁体とは、中壁に限らず、上
床版や側壁をも含む概念である。例えば、上床版施工に
適用する場合は、図11を反時計方向に90度回転さ
せ、エレメント1,2の列を水平にした挿入態様が上床
版施工の状態であり、コンクリート打設後、掘削に伴い
線路から離れた側の第1のエレメント部分30,32を
撤去する。これにより、肉厚が薄い上床版を構築するこ
とができる。
【0046】上記実施の形態は例示にすぎず、この発明
は下記のように種々の改変が可能である。 (1)上記実施の形態では、覆工構造体として上下床版
及び側壁からなるボックス構造のものを示したが、下床
版を含まない門型構造としてもよく、この場合掘削後に
底部コンクリートを打設すればよい。 (2)中壁用エレメントの地山への挿入は、上床版の施
工後であれば可能であり、必ずしも覆工構造体の構築後
でなくともよい。
【0047】(3)覆工構造体に使用したエレメント
は、継手がエレメント間で応力伝達可能な部材である。
したがって、このようなエレメントを用いるのが好まし
いが、これに限らずPCケーブルでプレストレスを導入
する断面が閉合したエレメントを用いることもでき、ま
たエレメント間を溶接やボルトで接合する方式のエレメ
ントを用いることもできる。 (4)中壁用エレメントの継手についても、上記実施の
形態で示した継手に限らず種々の形式の継手を使用する
ことができる。要は、中壁用コンクリート打設空間を区
画する部材を残して、容易に撤去可能なものであればよ
く、継手に限らず、ボルトを使用することもでき、また
中壁用コンクリート打設空間を区画する部材の接合には
溶接を採用することもできる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、中壁
施工についても覆工構造体の施工に使用する掘削機械と
同じものを使用することができ、したがって施工方法を
変えることがなく、施工期間の短縮化及び施工コストの
低減化を図ることができる。また、設計上必要な壁幅に
容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明によるエレメントの実施の形
態を示す正面図である。
【図2】図2は、この発明による地下構造物の構築工法
の実施の形態を示し、覆工構造体を構築した状態を示す
正面図である。
【図3】図3は、図2に引き続く施工手順を示す正面図
である。
【図4】図4は、図3に引き続く施工手順を示す正面図
である。
【図5】図5は、図4に引き続く施工手順を示す正面図
である。
【図6】図6は、図5に引き続く施工手順を示す正面図
である。
【図7】図7は、図3に示した施工手順の詳細を示す正
面図である。
【図8】図8は、図4に示した施工手順の詳細を示す正
面図である。
【図9】図9は、エレメントの別の実施の形態を示す正
面図である。
【図10】図10は、図9に示したエレメントを使用し
た工法の施工手順の詳細を示す正面図である。
【図11】図11は、図10に引き続く施工手順の詳細
を示す正面図である。
【図12】図12は、従来工法を示す正面図である。
【符号の説明】
1:第1のエレメント 2:第2のエレメント 3:側部プレート 4:フランジプレート 5:スライドプレート 6a:継手 7:継手 9:側部プレート 10:底部プレート 11a:継手 12:継手 13:鉄道線路 14:地山 15:上床版 16:下床版 17:側壁 18:基準覆工エレメント 19:連結覆工エレメント 20:継手 21:継手 23:中壁用コンクリート打設空間 24:中壁 51:継手 52:継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富田 修司 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 森山 智明 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 清水 満 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 桑原 清 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 齋藤 雅春 東京都千代田区三崎町二丁目5番3号 鉄 建建設株式会社内 (72)発明者 千々岩 三夫 東京都千代田区三崎町二丁目5番3号 鉄 建建設株式会社内 (72)発明者 伊藤 康裕 東京都千代田区三崎町二丁目5番3号 鉄 建建設株式会社内 (72)発明者 茂木 聡 東京都千代田区三崎町二丁目5番3号 鉄 建建設株式会社内 Fターム(参考) 2D054 AB05 AC20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺の多数の第1のエレメントを並列させ
    て地山に挿入して、隣接する各第1のエレメントを互い
    に連結する工程と、 各第1のエレメントの内部に長尺の第2のエレメントを
    長手方向に挿入して、隣接する各第2のエレメントを互
    いに連結することにより、これらの第2のエレレメント
    と前記第1のエレメントとの協働により、壁体用コンク
    リート打設空間を区画する工程と、 前記壁体用コンクリート打設空間にコンクリートを打設
    して壁体を構築する工程と、 前記壁体により囲まれた地山を掘削して、前記壁体用コ
    ンクリート打設空間を区画した以外の前記第1のエレメ
    ントを撤去する工程とを備えてなる地下構造物の構築工
    法。
  2. 【請求項2】長尺の多数の覆工エレメントを並列させて
    地山に挿入して、隣接する各覆工エレメントを連結する
    ことにより、上床版及び側壁を含む覆工構造体を構築す
    る工程と、 前記上床版に連なるように、前記覆工エレメントと断面
    がほぼ同じ外形寸法を有する長尺の複数の中壁用第1の
    エレメントを並列させて地山に挿入して、隣接する各第
    1のエレメントを互いに連結する工程と、 各第1のエレメントの内部に長尺の中壁用第2のエレメ
    ントを長手方向に挿入して、最上段の第2のエレメント
    を前記上床版に連結するとともに、隣接する各第2のエ
    レメントを互いに連結することにより、これらの第2の
    エレメントのみ又は第2のエレメントと前記第1のエレ
    メントとの協働により、中壁用コンクリート打設空間を
    区画する工程と、 前記中壁用コンクリート打設空間にコンクリートを打設
    して中壁を構築する工程と、 前記上床版、前記側壁及び前記中壁により囲まれた地山
    を掘削して、前記中壁用コンクリート打設空間を区画し
    た以外の前記第1のエレメントを撤去する工程とを備え
    てなる地下構造物の構築工法。
  3. 【請求項3】長尺の第1のエレメントと、 この第1のエレメントの内部に長手方向に挿入される第
    2のエレメントであって、該第2のエレメントのみ又は
    前記第1のエレメントとの協働により壁体用コンクリー
    ト打設空間を区画する第2のエレメントとからなること
    を特徴とするエレメント。
  4. 【請求項4】前記第1のエレメントは断面コ字形の部材
    であって、1対の側部プレートと、これらの側部プレー
    トの端部に内方側に張り出すように形成されたフランジ
    プレートと、これらのフランジプレート間に長手方向に
    沿ってスライド自在に設けられたスライドプレートとか
    らなり、 前記第2のエレメントは断面コ字形の部材であって、1
    対の側部プレートと、これらの側部プレート間に形成さ
    れた底部プレートとからなり、 前記第2のエレメントの前記第1のエレメントへの挿入
    により、前記底部プレートが前記スライドプレートと置
    換することを特徴とする請求項3記載のエレメント。
  5. 【請求項5】前記第1のエレメントの前記側部プレート
    の両端部、前記フランジプレートの先端部及び前記スラ
    イドプレートの両端部に長手方向に沿って延びる継手が
    それぞれ設けられ、 また、前記第2エレメントの前記側部プレートの両端部
    及び前記底部プレートの両端部に長手方向に沿って延び
    る継手がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求
    項4記載のエレメント。
  6. 【請求項6】前記第1のエレメントは断面コ字形の部材
    であって、1対の側部プレートと、これらの側部プレー
    トの端部に内方側に張り出すように形成されたフランジ
    プレートであって、長手方向に沿って互いにスライド自
    在なフランジプレートとからなり、 前記第2のエレメントは前記第1のエレメントへの挿入
    により、前記フランジプレートの一方に、これと直角と
    なるようにスライド自在に装着されるスライドプレート
    からなることを特徴とする請求項3記載のエレメント。
  7. 【請求項7】前記第1のエレメントの前記側部プレート
    の両端部、前記フランジプレートの先端部及び一方の前
    記フランジプレートの先端部内外面に長手方向に沿って
    延びる継手がそれぞれ設けられ、 また、前記第2エレメントの両端部に長手方向に沿って
    延びる継手がそれぞれ設けられていることを特徴とする
    請求項6記載のエレメント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006299694A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 East Japan Railway Co 防護鋼板を用いたエレメント工法
JP2009185527A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Institute Of National Colleges Of Technology Japan トンネル構築方法

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