JP2001026950A - 旋回作業車の油圧操作レバー部構造 - Google Patents

旋回作業車の油圧操作レバー部構造

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JP2001026950A
JP2001026950A JP11200375A JP20037599A JP2001026950A JP 2001026950 A JP2001026950 A JP 2001026950A JP 11200375 A JP11200375 A JP 11200375A JP 20037599 A JP20037599 A JP 20037599A JP 2001026950 A JP2001026950 A JP 2001026950A
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lock lever
hydraulic
stand
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2004Control mechanisms, e.g. control levers

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  • Mining & Mineral Resources (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の旋回作業車においては、ロックレバー
の上下回動操作にて油圧操作レバーによる作業機の操作
を入切するようにしているが、油圧操作レバーにより作
業機の作動ができないロック状態となる方向にロックレ
バーが回動されている場合に、油圧操作レバーの操作に
よりロックレバーが誤操作されて作業機の作動が可能と
なってしまうことがあった。 【解決手段】 油圧操作レバー21による作業機7の操
作状態を、ロックレバー23が上方回動された切状態か
ら、該ロックレバー23が下方回動された入状態へ切り
換えるロック状態の解除を、該ロックレバー23の上下
回動操作によってのみ可能とするロック状態解除規制機
構を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋回作業車に搭載
される作業機の操作を行う油圧操作レバーのロック機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、バックホー等の作業機を搭載
した旋回作業車においては、例えば、旋回体上に運転シ
ートを設け、該運転シートの後方にエンジンを覆うボン
ネットを配置し、該運転シートの左右両側に、作業機の
操作を行うための油圧操作レバーを配設し、該油圧操作
レバーが配設されているレバースタンドにロックレバー
を設けたものがある。該ロックレバーは上下回動操作可
能に構成され、ロックレバーの回動操作により、作業機
への作動油の供給を切り換えるコントロールバルブと、
該コントロールバルブの切換操作を行う油圧操作レバー
との連係を断接自在に構成している。このように、ロッ
クレバーは、油圧操作レバーによる作業機の操作を入切
するものであって、ロックレバーを下方回動操作すると
油圧操作レバーの操作により作業機が作動し、ロックレ
バーを上方回動操作すると油圧操作レバーを操作しても
作業機が作動しなくなるように構成されている。また、
作業機の操作が可能となっている状態では、下方回動操
作したロックレバーが前方へ傾倒した姿勢となり、運転
シート前側方の乗降口が塞がれて作業者が乗降できない
ようになっている。さらに、左右一側に配置される油圧
操作レバーのレバースタンドは、ロックレバーとともに
回動可能に構成されており、該ロックレバーを下方回動
するとレバースタンドが下方へ回動されて油圧操作レバ
ーの操作性が向上し、ロックレバーを上方回動するとレ
バースタンドが上方へ回動されて、乗降口のスペースが
広がり乗降性が向上するようにしている。
【0003】また、左右他側に配置されるレバースタン
ドの後方に配置されるボンネットの前部にはオルタネー
ター等が収納されている。該オルタネーター等のボンネ
ット前部に収納されている部材は、ボンネットの後端か
ら離れているため、ボンネット後端部に開口するメンテ
ナンス窓からはメンテナンスすることができず、左右他
側のレバースタンドを取り外すことにより、該レバース
タンドの後方に位置する部分のボンネットを開口してオ
ルタネーター等のメンテナンスを行うようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、ロックレ
バーの回動操作により、作業機への作動油の供給を切り
換えるコントロールバルブと、該コントロールバルブの
切換操作を行う油圧操作レバーとの連係を断接自在に構
成した旋回作業車において、ロックレバーが上方回動さ
れて作業機操作ができない状態にあるときは、レバース
タンドはガススプリング等により付勢されて上方回動状
態を保持している。しかし、このようにロックレバー及
びレバースタンドが上方回動状態にある場合に、油圧操
作レバーをレバースタンドが下方回動する方向へ操作す
ると、該油圧操作レバーの操作力がガススプリング等の
付勢力に打ち勝って、この油圧操作レバーの操作力によ
りレバースタンド及びロックレバーが下方回動して、作
業機の作動が可能となってしまうことがあった。即ち、
油圧操作レバーの操作によりロックレバーが誤操作され
るという問題があった。
【0005】また、前述の如く、ボンネットに収納され
るオルタネーターのメンテナンスを行うためには、多く
のボルト等により締結されてシート台に取付固定されて
いるレバースタンドを取り外す必要があったため、オル
タネーターのメンテナンス作業が煩雑で面倒なものとな
っていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の
手段を説明する。即ち、請求項1においては、ロックレ
バーの回動操作により、作業機への作動油の供給を切り
換えるコントロールバルブと、該コントロールバルブの
切換操作を行う油圧操作レバーとの連係を断接自在に構
成した旋回作業車において、ロックレバーの回動支点部
が該ロックレバーの回動操作に伴って摺動するガイド孔
の、該回動支点部が位置するとコントロールバルブと油
圧操作レバーとが接続される開放側端部、及び、該回動
支点部が位置するとコントロールバルブと油圧操作レバ
ーとが切断されるロック側端部の両方に、ロックレバー
の回動操作位置を保持する係止溝を形成した。
【0007】また、請求項2においては、前記ロックレ
バーの回動支点部を付勢手段により付勢し、該付勢手段
の付勢力により、該回動支点部を、前記ガイド孔の開放
側端部及びロック側端部に保持するように構成した。
【0008】また、請求項3においては、油圧操作レバ
ー及びロックレバーが等が装備されるレバースタンド
を、エンジンを覆うボンネットに着設した旋回作業車に
おいて、該レバースタンドを前方へ回動可能に構成し
て、レバースタンドの前方回動操作により、該ボンネッ
トのレバースタンド着設面を開口可能とした。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は本発明の油圧操作レバー
機構を有する旋回作業車を示す側面図、図2は同じく旋
回作業車の運転操作部及び運転シートを示す斜視図、図
3は運転シートの一側方に配置されロックレバーととも
に上下回動可能に構成されるレバースタンドを示す側面
図、図4は同じく正面図、図5は同じくロックレバーの
上下回動機構を示す斜視図、図6はロックレバーが下方
回動状態にある場合のカム及びスプリングの状態を示す
側面図、図7はロックレバーが上方回動状態にある場合
のカム及びスプリングの状態を示す図、図8は運転シー
トの他側方に配置され前方回動可能に構成されるレバー
スタンドを示す側面図である。
【0010】まず、本発明の油圧操作レバーロック機構
を有する旋回作業車の構成について説明する。図1にお
いて、旋回作業車は、クローラ式走行装置1の上部中央
に旋回体2を左右旋回可能に支持しており、該クローラ
式走行装置1の前後一端部には、ブレード3を上下回動
自在に配設している。旋回体2の上方にはエンジン等を
被覆するボンネット14が配設されるとともに、運転操
作部15及び運転シート16が設けられ、該運転操作部
15及び運転シート16の上方にはキャノピー8が配設
されている。
【0011】また、旋回体2の前端部にはブームブラケ
ット12が左右回動自在に取り付けられ、該ブームブラ
ケット12にはブーム6の下端部が上下回動自在に支持
されている。ブーム6は途中部で前方に屈曲して略
「く」字状に形成されており、該ブーム6の上端部には
アーム5が回動自在に支持され、該アーム5の先端部に
は作業用アタッチメントであるバケット4が回動自在に
支持されている。これらのブーム6、アーム5、及びバ
ケット4等により作業機7が構成されている。
【0012】そして、前記ブーム6はブームシリンダ1
1により回動動作され、アーム5はアームシリンダ10
により回動動作され、バケット4はバケットシリンダ9
により回動動作されている。該ブームシリンダ11、ア
ームシリンダ10、及びバケットシリンダ9は油圧シリ
ンダに構成され、各シリンダ9・10・11は運転操作
部15内に配設されるコントロールバルブを介して、旋
回台2のボンネット14内に配設される油圧ポンプから
油圧ホースを通じて圧油が供給されることにより伸縮駆
動されている。
【0013】図2に示すように、前記運転シート16は
シート台17上に設置されており、該運転シート16の
左右一側及び左右他側には、作業機7を操作する油圧操
作レバー21・22がそれぞれ配設されている。左右一
側に配設される油圧操作レバー21の後方にはアクセル
レバー26が配設され、左右他側に配設される油圧操作
レバー22の後方にはブレードレバー27が配設されて
いる。油圧操作レバー21及びアクセルレバー26はレ
バースタンド28に一体的に取り付けられ、油圧操作レ
バー22及びブレードレバー27はレバースタンド29
に一体的に取り付けられている。
【0014】また、左右一側のレバースタンド28から
は、油圧操作レバー21による作業機7の操作を入切す
るためのロックレバー23が前方へ延出し、左右他側の
レバースタンド29からは、油圧操作レバー22による
作業機7の操作を入切するロックレバー24が前方へ延
出している。該ロックレバー23・24は上下回動可能
に構成されており、該ロックレバー23・24を下方回
動操作すると油圧操作レバー21・22の操作による作
業機7の作動が可能となる開放状態となり、ロックレバ
ー23・24を上方回動操作すると油圧操作レバー21
・22を操作しても作業機7が作動しなくなるロック状
態にロックされるように構成されている。このように、
左右のロックレバー23・24を上下回動操作すること
で、油圧操作レバー21・22による作業機7の作動を
ロックするロック機構を構成しているのである。
【0015】さらに、ロックレバー23・24が下方回
動されて油圧操作レバー22により作業機7が作動可能
となっている場合には、該ロックレバー23・24が前
方へ傾倒した姿勢となって左右の乗降口18・19を塞
ぎ、作業者の乗降ができないようになっている。また、
左右一側に配置される油圧操作レバー21のレバースタ
ンド28は、ロックレバー23とともに上下回動可能に
構成されている。そして、該ロックレバー28を下方回
動するとレバースタンド21も下方へ回動されて油圧操
作レバー21が前方へ移動し、該油圧操作レバーの操作
性が向上するように構成されるとともに、該ロックレバ
ー23を上方回動するとレバースタンド28も上方へ回
動されて、乗降口18のスペースが広がり乗降性が向上
するように構成されている。
【0016】尚、運転シート16の前方には走行レバー
25・25が配設され、該走行レバー、前記油圧操作レ
バー21・22、ロックレバー23・24、アクセルレ
バー26、及びブレードレバー27等により運転操作部
15が構成されている。また、前記ボンネット14は運
転シート16の後方から左右他側にかけて配置されてい
る。
【0017】次に、左右一側に配置されるロックレバー
23による油圧操作レバー21の前記ロック機構につい
て説明する。図3乃至図5に示すように、ロックレバー
23は支軸31に嵌装されるレバー側ボス32に固設さ
れており、該レバー側ボス32と支軸31とはピン43
により一体的に回動可能に連結されている。また、レバ
ースタンド28は回動中心30を中心として上下回動自
在であり、該レバースタンド28の側壁に固設されるス
タンド側ボス33に前記支軸31が回動自在に嵌装され
ている。これにより、ロックレバー23がレバースタン
ド28に回動自在に支持されている。
【0018】前記支軸31の内側端はレバースタンド2
8から内側方向へ突出しており、該支軸31の内側端部
にはカム36が固設されている。前記シート台17のレ
バースタンド28側側面にはガイド板35が固設され、
該ガイド板35にはガイド孔53が形成されている。該
ガイド孔53は、図3において略逆S字状に形成され、
その下端部及び上端部は略鉤状に形成されて、それぞれ
下方係止溝53a及び上方係止溝53bを構成してい
る。また、該ガイド孔53には、カム36の先端部に固
設されるガイドピン37が摺動自在に嵌入している。そ
して、ロックレバー23、支軸31、カム36、及びカ
ム34は一体的に回動可能に構成されている。また、支
軸31、カム36、ガイドピン37、及びカム34等に
より、ロックレバー23の回動支点部を構成している。
【0019】一方、支軸31の外側端部にはカム34が
固設され、該カム34の先端部には係止ピン38が固設
されている。カム34に固設される係止ピン38とレバ
ースタンド28に固設される係止ピン45との間には、
引っ張り方向に付勢力を有するスプリング39が架設さ
れている。また、シート台17とレバースタンド28と
の間にはガスダンパー40等の付勢部材が介装され、該
ガスダンパー40によりレバースタンド28を上方回動
方向へ付勢している。
【0020】以上の如く構成されたロックレバー23及
びレバースタンド28の回動動作にについて説明する。
図3及び図5に示す状態においてはロックレバー23及
びレバースタンド28は下方回動して開放状態にあり、
ガイド板35のガイド孔53に嵌入するガイドピン37
は、ガイド孔53の開放側端部である下端の下方係止溝
53aに位置している。この状態においては、図6に示
すように、前記スプリング39によりカム36が後方へ
回動される方向に付勢され、ガイドピン37が下方係止
溝53aの後方側端部に圧接しており、ロックレバー2
3の下方回動状態を安定して保持するようにしている。
このように、スプリング39によりロックレバー23を
付勢することにより、該ロックレバー23の下方回動位
置を保持して、油圧操作レバー21の操作による作業機
7の作動が可能な開放状態が解除されないように保持し
ている。
【0021】また、レバースタンド28内には油圧作動
スイッチ51が設けられており、ロックレバー23が下
方回動状態にあるときには、該油圧作動スイッチ51の
当接片51aが、レバー側ボス32に固設されロックレ
バー23と一体的に回動するスイッチングプレート52
に当接して、油圧作動スイッチ51がオンされている。
該油圧作動スイッチ51がオンされているときは、作業
機7への作動油の供給を切り換えるコントロールバルブ
がオンされて、該作業機7へ作動油が供給される状態に
あり、油圧操作レバー21の操作による該作業機7の作
動が可能となっている。即ち、油圧操作レバー21とコ
ントロールバルブとの連係が接続された開放状態となっ
ている。
【0022】そして、下方回動状態にあるレバースタン
ド28は、ロックレバー23を上方回動することにより
該ロックレバー23とともに上方回動する。即ち、ロッ
クレバー23を上方回動すると、ガイド孔53に嵌入す
るガイドピン37が下方係止溝53aに沿って前方に移
動する。この場合、ガイドピン37は支軸31を中心に
して回動するため、図6に示すように、下方係止溝53
aを支軸31の中心31aを中心とする半径rの円弧形
状に形成して、該ガイドピン37が下方係止溝53aに
沿って移動可能なように構成している。
【0023】ガイドピン37が下方係止溝53aに沿っ
て前方に移動した後、さらにロックレバー23を上方回
動すると、ガイドピン37はガイド孔53のガイド孔本
体53cに沿って上方へ移動し、これに伴ってレバース
タンド28が回動中心30を中心として上方回動する。
この場合、図6、図7に示すように、ガイド孔本体53
cは、おおよそ回動中心30を中心とする半径Rの円弧
形状に形成されているので、ガイドピン37がガイド孔
本体53cに沿って上方へ移動するのに伴い、該ガイド
ピン37をカム36及び支軸31を介して支持している
レバースタンド28が回動中心30を中心として上方回
動することとなる。
【0024】ガイドピン37がガイド孔本体53cの上
端部まで移動した後に、ロックレバー23をさらに上方
回動すると、該ガイドピン37が上方係止溝53bに沿
って前方に移動する。この場合、ガイドピン37は支軸
31を中心にして回動するため、図7に示すように、上
方係止溝53bを支軸31の中心31aを中心とする半
径rの円弧形状に形成して、該ガイドピン37が上方係
止溝53bに沿って移動可能なように構成している。
尚、ガイド孔53のガイド孔本体53cと、下方係止溝
53a及び上方係止溝53bとは異なった方向に形成さ
れており、該ガイド孔本体53cは略垂直方向に形成さ
れ、下方係止溝53a及び上方係止溝53bは略水平方
向に形成されている。
【0025】また、ロックレバー23を上方回動する
と、前記スイッチングプレート52が油圧作動スイッチ
51の当接片51aから離れる方向に回動して、該油圧
作動スイッチ51がオフされるため、前記コントロール
バルブがオフされて作業機7への作動油の供給が停止さ
れ、油圧操作レバー21の操作による作業機7の作動が
できなくなる。即ち、油圧操作レバー21とコントロー
ルバルブとの連係が切断されたロック状態となってい
る。
【0026】前述の如く、下方回動状態にあるレバース
タンド28はロックレバー23の上方回動操作により上
方回動されるが、油圧操作レバー21を操作することに
よりレバースタンド28へ上方回動方向の力がかかった
場合には、該レバースタンド28及びロックレバー23
は上方回動しない。即ち、油圧操作レバー21を操作す
ること等によってレバースタンド28へ上方回動方向の
力がかかった場合、下方回動状態にあって下方係止溝5
3aに嵌入しているガイドピン37は、レバースタンド
28とともに回動中心30を中心として上方へ移動しよ
うとするが、下方係止溝53aは略水平方向に形成され
ているので、該ガイドピン37は下方係止溝53aに係
止して移動できず、レバースタンド28の上方回動が阻
止される。また、ガイドピン37が下方係止溝53aか
ら移動しないため支軸31は回動せず、ロックレバー2
3も上方回動されない。
【0027】このように、下方回動位置に位置して開放
状態となっているレバースタンド28及びロックレバー
23が、油圧操作レバー21等にかかる力により上方回
動することを、ガイド孔53の下方係止溝53aにより
防止し、ロックレバー23の上方回動操作によっての
み、開放状態からロック状態への切り換えが可能なよう
に構成している。これにより、油圧操作レバー21を操
作して作業機7を作動している途中に、作業機7の作動
が誤って停止することを防いでいる。
【0028】また、ロックレバー23を上方回動操作し
て、該ロックレバー23及びレバースタンド28が、図
3に想像線で示す上方回動位置まで上方回動されると、
ガイド孔53に沿って移動するガイドピン37は上方係
止溝53bに位置することとなる。この状態において
は、前記スイッチングプレート52は油圧作動スイッチ
51の当接片51aから離れて、油圧操作レバー21の
操作による作業機7の作動ができなくなり、油圧操作レ
バー21がロックされた状態となる。
【0029】ロックレバー23が上方回動されてガイド
ピン37が下方係止溝53aから上方係止溝53bへ移
動する間に、前記スプリング39により付勢されるカム
34は死点越えして、該ガイドピン37が上方係止溝5
3bへ達したときには、図7に示すように、スプリング
39によりカム36が上方へ回動される方向に付勢され
ている。そして、この状態においては、ガイドピン37
がスプリング39の付勢力により上方係止溝53bの上
前方側端部に圧接しており、ロックレバー23の上方回
動状態を安定して保持するようにしている。
【0030】このように、スプリング39によりロック
レバー23の前記回動支点部を付勢することにより、該
ロックレバー23の上方回動位置を保持して、油圧操作
レバー21の操作による作業機7の作動が不可能となる
ロック状態が解除されないように保持している。これに
より、油圧操作レバー21のロック状態を解除するつも
りがないのに、作業者の身体が触れたり衣服が引っかか
ってロックレバー23が不用意に下方回動して、該油圧
操作レバー21のロック状態が解除されてしまうといっ
た誤操作を防止することができる。
【0031】そして、上方回動状態にあるレバースタン
ド28は、ロックレバー23を下方回動することにより
該ロックレバー23とともに下方回動する。即ち、前述
の上方回動の場合とは逆に、ロックレバー23を下方回
動すると、ガイド孔53に嵌入するガイドピン37が上
方係止溝53aに沿って略後方に移動した後、該ガイド
孔53のガイド孔本体53cに沿って下方へ移動する。
ガイドピン37がガイド孔本体53cに沿って下方移動
すると、カム36及び支軸31を介してガイドピン37
を支持しているレバースタンド28が回動中心30を中
心として下方回動するのである。
【0032】前述の如く、上方回動状態にあるレバース
タンド28はロックレバー23の下方回動操作により下
方回動されるが、油圧操作レバー21の操作等によりレ
バースタンド28へ下方回動方向の力がかかった場合に
は、該レバースタンド28及びロックレバー23は下方
回動しない。即ち、油圧操作レバー21を操作すること
等によってレバースタンド28へ下方回動方向の力がか
かった場合、ガイド孔53に嵌入するガイドピン37
は、レバースタンド28が下方回動しようとするのに伴
って下方へ移動しようとするが、該ガイドピン37は略
水平方向に形成された上方係止溝53bに係止して移動
できないため、レバースタンド28の下方回動が阻止さ
れる。また、ガイドピン37が上方係止溝53bから移
動しないため支軸31は回動せず、ロックレバー23も
下方回動されない。
【0033】このように、上方回動位置に位置し、油圧
操作レバー21をロック状態としているレバースタンド
28及びロックレバー23が、油圧操作レバー21等に
かかる力により下方回動することを、ガイド孔53の上
方係止溝53bにより防止しており、ロック状態から開
放状態への切り換えは、ロックレバー23の下方回動操
作によってのみ行うことが可能なように構成している。
これにより、例えば、作業者が運転シート16から乗降
口18を通じて降車しようとしている際に、衣服が油圧
操作レバー21に引っかかる等して、該油圧操作レバー
21にレバースタンド28が下方回動する方向の力がか
かった場合に、該レバースタンド28及びロックレバー
23が下方回動して作業機7が誤って作動することを防
いでいる。
【0034】次に、左右他側に配置される油圧操作レバ
ー22及び該油圧操作レバー22が装備されるレバーガ
イド29について説明する。図8に示すように、前記レ
バーガイド29には油圧操作レバー22が立設されると
ともに、ブレードレバー27が設けられており、該レバ
ーガイド29の反運転シート16側側面にはロックレバ
ー24が取り付けられている。該ロックレバー24は支
軸61を中心にして上下回動可能に構成されており、該
ロックレバー24が上方回動されている場合には、レバ
ースタンド29内に設けられる油圧作動スイッチ62の
当接片62aが、ロックレバー24と一体的に回動する
スイッチングプレート63に当接し、該ロックレバー2
4が下方回動されている場合には、該スイッチングプレ
ート63は上方回動して油圧作動スイッチ62の当接片
62aに当接しないように構成されている。
【0035】そして、スイッチングプレート63が油圧
作動スイッチ62の当接片62aに当接した状態では該
油圧作動スイッチ62がオフされて、コントロールバル
ブがオフされるため、作業機7への作動油の供給が停止
されて、油圧操作レバー22の操作による作業機7の作
動ができなくなり、スイッチングプレート63と当接片
62aとが当接していない状態では油圧作動スイッチ6
2がオンされて、コントロールバルブがオンされるた
め、作業機7へ作動油が供給されて油圧操作レバー21
の操作による該作業機7の作動が可能となるように構成
している。
【0036】レバーガイド29は、ボンネット14の前
端部に着設されており、該レバーガイド29により、ボ
ンネット14前端部に開口するメンテナンス窓14aが
閉塞されている。また、該メンテナンス窓14aにはボ
ンネット14内と外部とを隔離する遮蔽板56が配設さ
れており、該遮蔽板56の後方にはオルタネーター57
等が配設されている。該オルタネーター57は、ボンネ
ット14の後部に収納されるエンジン20と連結されて
いる。
【0037】また、レバーガイド29は、下端部の回動
中心60を中心として前方へ回動可能に構成されてお
り、該レバーガイド29を前方へ回動操作することで、
該レバーガイド29により閉塞されていたメンテナンス
窓14aが外部に開放される。尚、レバーガイド29が
後方に回動されて閉じている場合には、該レバーガイド
29の上端部がボルト67によりボンネット14に締結
固定されており、該ボルト67を緩めて取り外すことに
よってレバーガイド29を前方回動して開くことが可能
となる。
【0038】このように、レバーガイド29上端部のボ
ルト67を取り外すだけで、該レバーガイド29を前方
回動してボンネット14前端部のメンテナンス窓14a
を開放することができるように構成している。これによ
り、ボンネット14前端部のメンテナンス窓14aを開
放することが簡単・容易な作業で可能となり、前記遮蔽
板56を取り外してボンネット14前端部に配置される
オルタネーター57のメンテナンスを迅速且つ容易に行
うことが可能となる。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
ロックレバーの回動支点部が該ロックレバーの回動操作
に伴って摺動するガイド孔の、該回動支点部が位置する
とコントロールバルブと油圧操作レバーとが接続される
開放側端部、及び、該回動支点部が位置するとコントロ
ールバルブと油圧操作レバーとが切断されるロック側端
部の両方に、ロックレバーの回動操作位置を保持する係
止溝を形成したので、例えば、ロックレバーがロック状
態にあるときに、作業者が運転シートから乗降口を通じ
て降車する際に、衣服が油圧操作レバーに引っかかる等
して、該油圧操作レバーに、ロックレバーとともに回動
するレバースタンドが下方回動する方向の力がかかった
場合に、該レバースタンド及びロックレバーが下方回動
して作業機が誤って作動することを防ぐことができる。
また、ロックレバ−が開放状態にあるときに、油圧操作
レバーを操作して作業機を作動している途中に、レバー
スタンド及びロックレバーが上方回動して、作業機の作
動が誤って停止することを防ぐことができる。
【0040】更に、請求項2の如く、前記ロックレバー
の回動支点部を付勢手段により付勢し、該付勢手段の付
勢力により、該回動支点部を、前記ガイド孔の開放側端
部及びロック側端部に保持するように構成したので、油
圧操作レバーのロック状態を解除するつもりがないの
に、ロックレバーがロック状態にあるときに、作業者の
身体が触れたり衣服が引っかかったりすることや、機体
の振動等によりロックレバーが不用意に下方回動して、
該ロックレバーのロック状態が解除されてしまうといっ
た誤操作を防止することができる。また逆に、ロックレ
バーが開放状態にあるとき、同様にロックレバーが不用
意も上方回動して、該ロックレバーの開放状態が解除さ
れてしまうといった誤操作を防止することができる。
【0041】更に、請求項3の如く、レバースタンドを
前方へ回動可能に構成して、レバースタンドの前方回動
操作により、該ボンネットのレバースタンド着設面を開
口可能としたので、ボンネットのレバースタンド着設面
に形成されるメンテナンス窓を開口することが簡単・容
易な作業で可能となり、ボンネットのレバースタンド着
設面近傍に配置されるオルタネーター等の部材のメンテ
ナンスを迅速且つ容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧操作レバー機構を有する旋回作業
車を示す側面図である。
【図2】同じく旋回作業車の運転操作部及び運転シート
を示す斜視図である。
【図3】運転シートの一側方に配置されロックレバーと
ともに上下回動可能に構成されるレバースタンドを示す
側面図である。
【図4】同じく正面図である。
【図5】同じくロックレバーの上下回動機構を示す斜視
図である。
【図6】ロックレバーが下方回動状態にある場合のカム
及びスプリングの状態を示す側面図である。
【図7】ロックレバーが上方回動状態にある場合のカム
及びスプリングの状態を示す図である。
【図8】運転シートの他側方に配置され前方回動可能に
構成されるレバースタンドを示す側面図である。
【符号の説明】
2 旋回体 14 ボンネット 15 運転操作部 16 運転シート 17 シート台 21・22 油圧操作レバー 23・24 ロックレバー 28・29 レバースタンド 34・36 カム 35 ガイド板 39 スプリング 53 ガイド孔 53a 下方デテント部 53b 上方デテント部 57 オルタネーター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロックレバーの回動操作により、作業機
    への作動油の供給を切り換えるコントロールバルブと、
    該コントロールバルブの切換操作を行う油圧操作レバー
    との連係を断接自在に構成した旋回作業車において、ロ
    ックレバーの回動支点部が該ロックレバーの回動操作に
    伴って摺動するガイド孔の、該回動支点部が位置すると
    コントロールバルブと油圧操作レバーとが接続される開
    放側端部、及び、該回動支点部が位置するとコントロー
    ルバルブと油圧操作レバーとが切断されるロック側端部
    の両方に、ロックレバーの回動操作位置を保持する係止
    溝を形成したことを特徴とする旋回作業車の油圧操作レ
    バー部構造。
  2. 【請求項2】 前記ロックレバーの回動支点部を付勢手
    段により付勢し、該付勢手段の付勢力により、該回動支
    点部を、前記ガイド孔の開放側端部及びロック側端部に
    保持するように構成したことを特徴とする請求項1に記
    載の旋回作業車の油圧操作レバー部構造。
  3. 【請求項3】 油圧操作レバー及びロックレバーが等が
    装備されるレバースタンドを、エンジンを覆うボンネッ
    トに着設した旋回作業車において、該レバースタンドを
    前方へ回動可能に構成して、レバースタンドの前方回動
    操作により、該ボンネットのレバースタンド着設面を開
    口可能としたことを特徴とする旋回作業車の油圧操作レ
    バー部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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EP1693522A3 (en) * 2005-02-18 2007-06-27 Volvo Construction Equipment Holding Sweden AB Safety lever system in cab of excavator

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