JP2001026131A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2001026131A
JP2001026131A JP20140499A JP20140499A JP2001026131A JP 2001026131 A JP2001026131 A JP 2001026131A JP 20140499 A JP20140499 A JP 20140499A JP 20140499 A JP20140499 A JP 20140499A JP 2001026131 A JP2001026131 A JP 2001026131A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気層を隠蔽した磁気カード等の記録媒体へ
の熱転写印刷において、サーマルヘッドの熱エネルギー
を調整し、磁気層部分と他の印画部分との熱伝導率差又
は着色性の差異に起因する印刷濃度の差異をなくして均
一な濃度による転写印刷を行う。 【解決手段】 磁気層と非磁気層のように熱伝導率の異
なる少なくとも2つ以上の素材が一面上に区画形成され
てなる記録媒体1に、転写フィルム25を介してサーマル
ヘッド20を圧接して所定の画像を転写印刷するについ
て、熱伝導率の異なる少なくとも2つ以上の素材の各々
の箇所で、サーマルヘッド20の熱エネルギーを異ならせ
て制御する制御手段30を備え、磁気層上の印刷画像の転
写濃度が低下するのを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気層(磁気スト
ライプ)を着色層で被覆してカード表面から隠蔽した磁
気カード等の記録媒体の表面にカラー画像等を熱転写印
刷するサーマルヘッドを備えたカードプリンタ等の記録
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録媒体の一例として、クレ
ジットカード、キャッシュカード、ライセンスカード、
IDカード等を作成するについては、プラスチックカー
ド等の素材となるカードの片面もしくは両面に、人物の
顔写真等の画像、人名等の各種文字を熱転写方式を用い
てカラーで又は単色で印刷記録することが行われてい
る。
【0003】この熱転写印刷は、例えばカラー画像転写
では面順次で昇華染料又は熱溶融性インクによる転写層
を形成した転写フィルムを使用し、この転写フィルムを
介してサーマルヘッドを記録媒体に圧接し、転写フィル
ムを送りつつサーマルヘッドに画像信号を供給して、所
定の画像を転写形成するものである。
【0004】前記のようなカードにあっては、磁気記録
のためのデータを保有するストライプ状の磁気層がカー
ド表面の所定位置に濃色で配設されているため、画像等
を印刷記録する際にはこの磁気層を避けた位置に印刷処
理することが多用されているが、この場合、印刷位置の
制約を受けることから、デザイン的に美観を損ねるなど
の問題があった。
【0005】そこで、前記磁気層を被覆し、カード全面
に画像等の印刷記録を可能とする着色層を積層してカー
ド表面から磁気層を隠蔽した、いわゆる磁気隠蔽カード
と総称されるカードが試行されている。
【0006】ところで、前記転写フィルムを使用した熱
転写方式の印刷記録においては、サーマルヘッドより与
える熱エネルギーに応じて転写される印刷画像の濃度が
変化する特性を有するものがある。このような熱転写式
の階調画像形成においては、サーマルヘッドの構造及び
その通電方式、制御形態等の原因により所望の印画濃度
が得られない問題を有し、例えば、特開平10−162
76号、特開平5−330121号、特許第27655
46号等の公報に各種補正方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した磁気隠蔽カー
ドにあっては、磁気記録を行うにあたりその磁性力を十
分に確保するために、磁気層上を被覆する着色層は極力
薄いものが望まれる反面、熱転写方式を用いて画像等の
印刷記録を行う際には、カードの磁気層の部分に施した
印画部分が他の部分に施した印画部分に比べて印刷濃度
が低下して均一な印刷濃度が得られず、印刷濃度にばら
つきが発生する等の問題が生じていた。
【0008】これは、前記磁気層がこれに含まれる鉄分
等の金属成分により熱伝導率が高く、印刷時の熱エネル
ギーを拡散、放熱し、温度が低くなることに起因するも
のである。また、その他の要因により、熱転写印刷にお
ける着色性が低い部分が生じることも考えられ、これに
起因して印刷濃度にばらつきが発生する。
【0009】そこで、本発明は上記事情に鑑み、磁気隠
蔽カード等の記録媒体への熱転写印刷時において、サー
マルヘッドの熱エネルギーを調整し、熱伝導率差、着色
性差に起因する印刷濃度の差異をなくして均一な濃度に
よる印刷を可能とした記録装置を提供せんとするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の記録装置は、熱伝導率又は着色性の異なる少なくと
も2つ以上の素材が一面上に区画形成されてなる記録媒
体に、転写フィルムを介してサーマルヘッドを圧接して
所定の画像を転写印刷する際に、前記熱伝導率又は着色
性の異なる少なくとも2つ以上の素材の各々の箇所で、
前記サーマルヘッドの熱エネルギーを異ならせて制御す
る制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0011】さらに、前記制御手段は、前記記録媒体の
一面上に形成される前記熱伝導率の高い又は前記着色性
の低い素材に対する印刷時の熱エネルギーが、他の異な
る素材に対する熱エネルギーより相対的に大きくなるよ
うに制御するものである。
【0012】また、本発明の他の記録装置は、磁気層に
着色層を積層してなる磁気カードに、転写フィルムを介
してサーマルヘッドを圧接して所定の画像を転写印刷す
る際に、前記磁気層とは異なる他の印画部分と境界をな
す磁気層両端部付近に対する前記サーマルヘッドによる
熱エネルギーを他の印画部分とは異ならせて制御する制
御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0013】さらに、前記制御手段は、前記サーマルヘ
ッドの先端に備えた複数の発熱抵抗素子に与える熱エネ
ルギーを、前記磁気層とは異なる他の印画部分と境界を
なす磁気層両端部付近に対して単調増減するように、又
は印刷ラインごとに大小ランダムに可変となるように制
御するものである。
【0014】
【発明の効果】上記のような本発明の記録装置によれ
ば、記録媒体における熱伝導率又は着色性の異なる少な
くとも2つ以上の素材の各々の箇所で、転写フィルムを
介して所定の画像を転写印刷するサーマルヘッドの熱エ
ネルギーを異ならせて制御する制御手段を備えたことに
より、上記熱伝導率又は着色性の差異に起因する印刷濃
度の変動を補正して所定の濃度による画像の転写印刷を
行うことができる。
【0015】また本発明の他の記録装置によれば、磁気
層に着色層を積層してなる磁気カードの磁気層両端部付
近に対するサーマルヘッドによる熱エネルギーを他の印
画部分とは異ならせて制御する制御手段を備えたことに
より、磁気層と他の印画部分との境界をなす部分におけ
る印刷濃度の急激な変動を補正して、境界線等が現出す
るのを防止することができ、印刷品質を高めることがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。図1は本発明の記録装置により転写
印刷を行う記録媒体としての磁気カードの平面図、図2
はそのX−X断面拡大図である。
【0017】記録媒体1(磁気カード)は、PVCなど
によるプラスチックカード等のベースカード2の表面又
は両面に帯状に磁気層3(磁気ストライプ)が形成さ
れ、その一面(上面)に異なる素材が区画形成されてな
る。この磁気層3を含むベースカード2の表面の全体に
は、銀インク又は金インク等による着色層4が被覆形成
され、前記磁気層3が隠蔽された磁気隠蔽カードとな
る。
【0018】上記着色層4上には必要に応じて絵柄6
(図1で右向き斜線領域)を含む薄膜の透明保護層5が
積層され、さらに、上層には磁気層3の部分を含む所定
領域に受像層7(図1で左向き斜線領域)が積層され、
この受像層7に対して熱転写方式により昇華染料等によ
るカラー画像等の転写画像8が印刷形成される。この転
写画像8は、顔写真などの個別情報が後述のサーマルヘ
ッド20を使用して転写フィルム25から熱転写印刷さ
れるもので(図3参照)、上記受像層7は、昇華染料等
の移行を受容する素材で形成されている。なお、前記転
写画像8は、受像層7を設けることなく、直接着色層4
又は透明保護層5上に形成してもよい。
【0019】前記転写画像8は、例えば、前記記録媒体
1を図1の矢印Dの方向に繰り返して搬送し、磁気層3
の伸長方向と直交する方向に延びるサーマルヘッド20
によって、転写フィルム25に面順次で形成されたイエ
ロー、マゼンタ、シアン及び必要に応じてブラックの各
色画像が順に熱転写されて印刷形成されてなる。また、
氏名等の単色印画(例えば黒色文字)を同様にサーマル
ヘッド20によって転写フィルム25から熱転写印刷し
てもよい。
【0020】上記のように前記転写画像8を磁気層3の
上部から磁気層3以外の部分にわたって印刷形成するに
ついて、磁気層3は磁性体金属等を含むことに伴って熱
伝導率が他のベースカード2の部分より高く、サーマル
ヘッド20により与える熱エネルギーが同一でも伝熱拡
散及び放熱により温度が低くなり、磁気層3上部の転写
濃度がそれ以外のベースカード2の上部に対する転写濃
度に比べて薄くなる傾向にあり、これを後述の制御手段
30で補正しつつ転写印刷を行うものである。また、前
記記録媒体1の磁気層3には、磁気エンコーダーによっ
て各種情報が書き込まれる。
【0021】次に、上記転写画像8の熱転写印刷を行う
記録装置の実施の形態を示す。図3は一例の記録装置の
印刷部分の機構図である。
【0022】本例の記録装置10における転写印刷部1
1は、記録媒体1(磁気カード)の搬送方向Dに、第1
キャプスタンローラ12、プラテンローラ13、第2キ
ャプスタンローラ14が順に配設されている。第1キャ
プスタンローラ12、第2キャプスタンローラ14の上
方には、第1ピンチローラ15、第2ピンチローラ16
が回転自在に設置されている。前記プラテンローラ13
は、図示しないプラテンモータの駆動力が伝達されて印
刷時に高精度に記録媒体1を搬送する。またこのプラテ
ンローラ13を介して第1及び第2キャプスタンローラ
12,14の駆動が行われる。
【0023】前記プラテンローラ13の上方にはサーマ
ルヘッド20が接離移動可能に設けられている。このサ
ーマルヘッド20は先端部にプラテンローラ13に圧接
可能なラインヘッド21(発熱部)を有し、該ラインヘ
ッド21とプラテンローラ13との間に転写フィルム2
5が介装される。この転写フィルム25は、繰出し軸2
6に巻回収容され、先端が反対側の巻取り軸27に巻か
れたカセット方式に設置され、送りローラ28の駆動に
よって記録媒体1の搬送に連係してフィルム送りが行わ
れる。
【0024】前記サーマルヘッド20のラインヘッド2
1は、詳細は図示しないが、先端部が記録媒体1の表面
に線接触するように設けられ、この先端部には複数の発
熱抵抗素子が所定の密度(解像度)で並設され、各発熱
抵抗素子が記録媒体1の幅方向に並んで転写画像の画素
となり、発熱エネルギーの大きさが印画濃度となる。各
発熱抵抗素子には個別電極が接続され、制御手段として
の制御ユニット30に接続されて、該制御ユニット30
により各発熱抵抗素子への給電が制御され、各画素の熱
エネルギーすなわち印画濃度が変更調整可能である。こ
の制御ユニット30は、上記熱エネルギーを、各発熱抵
抗素子への電流値、電圧値、通電時間、通電パルス数、
通電パルス幅のうち少なくとも1つの制御によって行い
得るが、後述の説明では通電パルス幅の制御で行ってい
る。
【0025】なお、前記発熱抵抗素子は、セラミック基
板のグレーズ層に担持され、表面側には保護層が被覆さ
れている。上記グレーズ層は蓄熱層としての役割と伝熱
効率の向上を図るもので、発熱抵抗素子の熱を記録媒体
へ迅速に伝え、発色後はできるだけ速く発色開始温度以
下に下げる機能を果たす。
【0026】前記制御ユニット30は記録装置10内に
設置され、装置表面部に設置された操作パネル31と接
続されると共に、外部に配置されたホストコンピュータ
32(パソコン)と接続されて、印刷すべき画像信号等
が入力される。この制御ユニット30は上記印刷制御の
ほか、記録媒体1、転写フィルム25を搬送する各種駆
動モータの制御等も行う。
【0027】上記転写印刷部11による印刷は、まず、
送られてきた記録媒体1に転写フィルム25を介してサ
ーマルヘッド20のラインヘッド21を当て、プラテン
モータの駆動によってプラテンローラ13及び両キャプ
スタンローラ12,14を回転させて記録媒体1を高精
度に搬送しつつ、ホストコンピュータ32からの画像信
号に応じて所定のパターンでラインヘッド21の発熱制
御を行い、記録媒体1の往復移動と転写フィルム25の
送りと、サーマルヘッド20の上下動とを連係作動して
行う。
【0028】前記制御ユニット30におけるサーマルヘ
ッド20の制御に関する内部機構を、図4の制御ブロッ
ク図に示す。制御ユニット30は、装置全体のモータ類
の制御、操作パネル31の制御及び後述のホストI/F
37、DMAC38、DRAM42、サーマルヘッドコ
ントロール40へのパラメータ設定を行うCPU33
(中央演算処理装置)を備え、このCPU33にアドレ
ス/データバス34を介してROM35、第1SRAM
36、ホストI/F37、DMAC38、画像処理部3
9、サーマルヘッドコントロール40、操作パネル3
1、EEPROM41が接続されている。
【0029】前記ROM35はCPU33のファームウ
ェア並びにテーブル類格納用メモリーであり、第1SR
AM36はCPU33のデータ並びに制御パラメータ類
の一次格納用メモリーであり、ホストI/F37はホス
トコンピュータ32(パソコン)とのデータ入出力の制
御を行うインターフェイスであり、DMAC38は画像
データの格納用メモリーであるDRAM42への入出力
制御を行うコントローラであり、画像処理部39はRG
B−CMY変換、蓄熱値補正、抵抗値補正等を行う演算
処理装置であり、この画像処理部39のデータは第2S
RAM43に格納される。サーマルヘッドコントロール
40は、前記サーマルヘッド20に対するデータの送出
と通電パルス(ストローブ)の生成を行うコントローラ
であり、操作パネル31は表示機能(LCD)と操作機
能(スイッチ)を持つ操作盤であり、EEPROM41
はCPU33のパラメータ等を格納する不揮発性のメモ
リーである。
【0030】全体の処理手順を図5及び図6のフローチ
ャートに基づいて説明する。まず、図5のパラメータ入
力フローにおいて、ステップS1で操作者が、操作パネ
ル31から補正に関わるパラメータ(ストライプ開始位
置a0、ストライプ幅a1、位置ばらつき幅a2、補正係数
K)及び濃度設定値を入力すると、CPU33はこのパ
ラメータをEEPROM41に格納し(S2)、この処
理を終了する。
【0031】上記ストライプ開始位置a0は、図1に示す
ように、記録媒体1の側端を基準とした磁気層3(磁気
ストライプ)の端部位置であり、磁気層3の幅がストラ
イプ幅a1であり、位置ばらつき幅a2(図8参照)は端部
における後述のぼかし処理を行う幅であり、補正係数K
は磁気層3上と他の非磁気部との転写濃度差に相当する
係数であり、濃度設定値は標準的な濃度に対する全体の
転写濃度を調整する設定値である。
【0032】図6の印刷動作フローでは、印刷動作を開
始する際に、ステップS3でホストコンピュータ32か
ら印刷開始指示を受けると共に転写印刷すべきRGB画
像データ(RGB信号による画像データ)を受信する
と、CPU33はこのRGB画像データをDMAC38
を経てDRAM42に格納すると共に、前記補正パラメ
ータをEEPROM41から読み出して画像処理部39
に転送する(S4)。画像処理部39は補正パラメータ
を受領すると(S5)、これに基づいて図8に示すよう
な補正テーブルTを作成して第2SRAM43に格納す
る(S6)。この補正テーブルの作成の詳細は、図7に
基づいて後述する。
【0033】次に、CPU33はステップS7で記録媒
体1を印刷位置に搬送した後、画像処理部39に印刷開
始を指示し(S8)、ステップS15で画像処理部39
によるステップS9〜S14の印刷処理の実行による印
刷終了を待ち、印刷終了時にカードを排出し(S1
6)、この処理を終了する。
【0034】上記画像処理部39による印刷処理は、ス
テップS9で上記印刷開始の指示を受領すると、ライン
同期信号を待ち(S10)、ステップS11で1ライン
分の画像処理信号に従い、前記DMAC38経由でDR
AM42から前記RGB画像データを取り込み、このR
GB画像データを印刷用画像データにRGB−CMY変
換等の処理を行って、CMY階調データDn(シアン、マ
ゼンタ及びイエローの各色転写用データ)を求める。
【0035】そして、ステップS12でこのCMY階調
データDnに対して、第2SRAM43から順次読み出さ
れる補正テーブル値Tnを掛けて、印刷データPnを求め、
Pn=Dn×Tn (0≦n<N)この印刷データPnをサ
ーマルヘッドコントロール40に出力し1ライン分の印
刷を行い(S13)、ステップS14で印刷が終了した
か否かを判定し、全体の印刷が終了するまで上記ステッ
プS10〜S13の処理を繰り返して順次ライン印刷を
行う。なお、nはサーマルヘッドの1ライン上の画素番
号であり、印刷領域に対応して全体でN画素である。
【0036】上記ステップS13においてサーマルヘッ
ドコントロール40は、CPU33から設定されるスト
ローブパルス幅と、画像処理部39から出力された印刷
データPnに従って出力値を求め、サーマルヘッド20を
駆動し所定の熱エネルギーを発生させて印刷を行う。こ
こでストローブパルス幅は、予め設定されているデフォ
ルトパルス幅(標準パルス幅)と前記操作者による濃度
設定値とにより、ストローブパルス幅=デフォルトパル
ス幅×濃度設定値によって求まる。
【0037】前記図6におけるステップS6の補正テー
ブルの作成を、図7のフローチャートに沿って説明す
る。ここでは、図8に示すように、サーマルヘッド20
のヘッド画素(N画素)に対応したヘッド画素数と等し
いサイズの補正テーブルT(Nバイト)を作成するもの
である。
【0038】前記補正テーブル作成指示に対し、ステッ
プS30〜S33で補正テーブル全体に補正係数Kを格
納する。まず、ステップS30で画素番号nを0(初期
値)とし、この画素番号nに対応するテーブル補正値Tn
に補正係数Kを代入し(S31)、ステップS32で画
素番号nに1を加えてインクリメントする。この画素番
号nがNとなってステップS33の判定がYESとなる
まで上記処理を繰り返して画素番号n=0〜Nの補正テ
ーブル値Tnに補正係数Kを代入する。
【0039】次に、ステップS34〜S37で磁気スト
ライプ開始位置a0から磁気ストライプ幅a1に該当する補
正テーブル位置に最大補正係数Kmax を格納する。この
最大補正係数Kmax は前記補正係数Kより大きい最高値
であり、換言すれば前記補正係数Kは磁気層3の存在に
伴う転写濃度の低下分に相当する分だけ最大補正係数K
max より小さな値に設定されている。まず、ステップS
34で画素番号nをストライプ開始位置a0とすると共に
変数xを0として、この画素番号n=a0に対応する補正
テーブル値Tnに上記最大補正係数Kmax を代入し(S3
5)、ステップS36で画素番号n及び変数xにそれぞ
れ1を加えてインクリメントする。この変数xがストラ
イプ幅a1となってステップS37の判定がYESとなる
まで上記処理を繰り返して画素番号n=a0〜a0+a1のス
トライプ範囲の補正テーブル値Tnに最大補正係数Kmax
を代入する。
【0040】次にステップS38〜S41で磁気ストラ
イプ開始位置a0を中心とした位置ばらつき幅a2に対応す
る補正テーブル位置に対し、前記補正係数Kから最大補
正係数Kmax まで直線的に単調増加するぼかし補正係数
を格納する。まず、ステップS38で微小値a3=(Kmax-
K)/(a2+1)を設定し、画素番号n=a0-a2/2として増加開
始位置に設定し、変数xを0に、変数yを補正係数Kに
設定し、この画素番号nに対応する補正テーブル値Tnに
上記変数yすなわち補正係数Kを代入する(S39)。
ステップS40で画素番号n及び変数xにそれぞれ1を
加えてインクリメントすると共に、変数yには微小値a3
を加算する。上記変数xが前記ばらつき幅a2となってス
テップS41の判定がYESとなるまで上記処理を繰り
返し、画素番号n=a0-a2/2〜a0+a2/2のばらつき範囲の
補正テーブル値Tnに補正係数がK〜Kmax に直線的に単
調増加するぼかし補正係数を代入する。
【0041】次にステップS42〜S45で磁気ストラ
イプ開始位置a0と磁気ストライプ幅a1を加えた位置(す
なわち反対側の端部位置)を中心とした位置ばらつき幅
a2に対応する補正テーブル位置に対し、前記最大補正係
数Kmax から補正係数Kまで直線的に単調減少するぼか
し補正係数を格納する。まず、ステップS42で微小値
a3=(Kmax-K)/(a2+1)を設定し、画素番号n=a0+a1-a2/
2として減少開始位置に設定し、変数xを0に、変数y
を最大補正係数Kmax に設定し、この画素番号nに対応
する補正テーブル値Tnに上記変数yすなわち最大補正係
数Kmax を代入する(S43)。ステップS44で画素
番号n及び変数xにそれぞれ1を加えてインクリメント
すると共に、変数yから微小値a3を減算する。上記変数
xが前記ばらつき幅a2となってステップS45の判定が
YESとなるまで上記処理を繰り返し、画素番号n=a0
+a1-a2/2〜a0+a1+a2/2のばらつき範囲の補正テーブル値
Tnに補正係数がKmax 〜Kに直線的に単調減少するぼか
し補正係数を代入する。
【0042】これにより、図8に示すような、ヘッド画
素番号nに対する補正テーブル値Tnが設定された補正テ
ーブルTが作成される。この補正テーブルTによって、
サーマルヘッド20に対する出力すなわち熱エネルギー
は、磁気層3上で大きく両端部で直線的に単調に増減す
る特性で補正され、磁気層3の部分で熱エネルギーが増
大して熱伝導率の差分に伴う転写濃度変動を補正し、均
一な濃度で転写印刷が行える。
【0043】特に、上記磁気層3の両端部における単調
増減するぼかし補正係数の設定により、予め入力された
ストライプ開始位置a0のデータに対し、記録媒体1に内
在する磁気層3の位置のばらつき、あるいは記録装置1
0における記録媒体1の送り精度に伴う搬送時の位置ば
らつき等の誤差に起因して、実際の磁気層3の両端部位
置がパラメータ入力値よりずれた場合においても、最大
補正部分が非磁気層部分に転写されないようにし、又
は、最小補正部分が磁気層3の部分に転写されないよう
にして大きな濃淡変動部分が現出しないようにしてい
る。
【0044】前記転写濃度補正における他の実施の形態
としては、前記図6のステップS12における濃度補正
演算を、位置ばらつき幅a2に該当しない範囲の画素番号
nについては、印刷データPnを、Pn=Dn×Tnにより前記
と同様に演算を行い、位置ばらつき幅a2に該当する範囲
の画素番号nについては、印刷データPnを、Pn=Dn×Tn
×Rjにより求めるようにしてもよい。上記係数Rjは乱数
テーブル値であり、jは乱数テーブルのサイズを最大値
として1ドット処理ごとにインクリメントされる乱数テ
ーブルへのポインタである。
【0045】具体的には、図9に補正係数がK〜Kmax
に増加するぼかし補正部分について示すように、各印刷
ラインごとで大小ランダムに変動する。図9(A)は前記
基本補正テーブルによる単調増加特性である。これに対
し乱数テーブル係数Rjによりm番目のラインでは図9
(B)のように非直線ランダム特性となり、同様にm+1
ライン及びm+2ラインでは図9(C)及び(D)のよう
に、各ラインで異なる特性でぼかし補正部分が大小ラン
ダムに設定される。これにより、さらに磁気層3の境界
部分の位置ずれに対応する濃度変動がぼかされて目立た
なくできる。
【0046】また、前述の実施の形態においては、磁気
層3の位置情報は操作者によって外部から入力設定して
いるが、この磁気層3の位置を検知する検知手段(図示
せず)を備え、この検知手段からの検知信号に基づい
て、サーマルヘッド20の画素位置に対する補正テーブ
ルを作成して、制御するようにしてもよい。その際、ぼ
かし補正係数は設定しないか、境界の狭い範囲で設定す
ればよい。なお、上記検知手段としては、例えば、転写
印刷部11の上流側に設けた磁気センサ等により、記録
媒体1の磁気層3を検出して位置情報としてもよく、或
いは、記録媒体1の表裏の同一位置に磁気層3が形成さ
れている場合には、裏面側の磁気層3の位置をイメージ
センサ、磁気センサ等で検出し、位置情報とすればよ
い。
【0047】さらに、前記実施の形態においては、磁気
層3の熱伝導率の差に基づく熱転写濃度の変動を補正制
御する例について説明したが、他の原因により記録媒体
の特定部分の熱転写の着色性が異なり、これに起因して
転写濃度差が生起する場合にも、同様にその着色性の差
異に基づく補正テーブルを作成して転写濃度の変動を抑
制するように制御すればよいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置により印刷する1つの実施の
形態の記録媒体の平面図
【図2】図1のX−X断面拡大図
【図3】本発明の1つの実施の形態における記録装置の
要部機構図
【図4】制御手段の制御ブロック図
【図5】パラメータ入力処理を示すフローチャート
【図6】印刷動作処理を示すフローチャート
【図7】補正テーブル作成処理を示すフローチャート
【図8】補正テーブル例を示す説明図
【図9】他の実施の形態における補正テーブル例を示す
説明図
【符号の説明】
1 記録媒体(磁気カード) 2 ベースカード 3 磁気層(磁気ストライプ) 4 着色層 5 透明保護層 7 受像層 8 転写画像 10 記録装置 11 転写印刷部 13 プラテンローラ 20 サーマルヘッド 21 ラインヘッド 25 転写フィルム 30 制御ユニット(制御手段) 31 操作パネル 32 ホストコンピュータ 33 CPU 39 画像処理部 40 サーマルヘッドコントロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱谷 卓美 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 磯野 一 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニ スカ株式会社内 (72)発明者 藤本 敏郎 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニ スカ株式会社内 Fターム(参考) 2C066 AA03 AD05 CF06 CF09 CZ08 CZ09

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱伝導率の異なる少なくとも2つ以上の
    素材が一面上に区画形成されてなる記録媒体に、転写フ
    ィルムを介してサーマルヘッドを圧接して所定の画像を
    転写印刷する記録装置において、 前記記録媒体への印刷時に、前記熱伝導率の異なる少な
    くとも2つ以上の素材の各々の箇所で、前記サーマルヘ
    ッドの熱エネルギーを異ならせて制御する制御手段を備
    えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 着色性の異なる少なくとも2つ以上の素
    材が一面上に区画形成されてなる記録媒体に、転写フィ
    ルムを介してサーマルヘッドを圧接して所定の画像を転
    写印刷する記録装置において、 前記記録媒体への印刷時に、前記着色性の異なる少なく
    とも2つ以上の素材の各々の箇所で、前記サーマルヘッ
    ドの熱エネルギーを異ならせて制御する制御手段を備え
    たことを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 前記サーマルヘッドの熱エネルギーは、
    熱伝導率が最も高い素材に対して最高値となるように設
    定されると共に、前記制御手段が熱伝導率の差に応じて
    前記サーマルヘッドの熱エネルギーを制御することを特
    徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記サーマルヘッドの熱エネルギーは、
    最も着色性の低い素材に対して最高値となるように設定
    されると共に、前記制御手段が着色性の差に応じて前記
    サーマルヘッドの熱エネルギーを制御することを特徴と
    する請求項2に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記素材の少なくとも1つが、磁気記録
    を行うための磁気層であることを特徴とする請求項1又
    は2のいずれかに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記磁気層は、着色層を積層して隠蔽さ
    れていることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記サーマルヘッドはその先端に複数の
    発熱抵抗素子を備え、前記制御手段は、前記磁気層上の
    部分に対する発熱抵抗素子に与える熱エネルギーが、他
    の部分に対する発熱抵抗素子に与える熱エネルギーより
    相対的に大きくなるように制御することを特徴とする請
    求項6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記熱エネルギーは、前記制御手段によ
    り、電流値、電圧値、通電時間、通電パルス数、及び通
    電パルス幅のうちの少なくとも1つが制御されることを
    特徴とする請求項7に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 磁気層上に着色層を積層してなる磁気カ
    ードに、転写フィルムを介してサーマルヘッドを圧接し
    て所定の画像を転写印刷する記録装置において、 前記磁気カードへの印刷時に、前記磁気層とは異なる他
    の印画部分と境界をなす磁気層両端部付近に対する前記
    サーマルヘッドによる熱エネルギーを他の印画部分とは
    異ならせて制御する制御手段を備えたことを特徴とする
    記録装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、外部からの磁気層位
    置情報に基づいて制御することを特徴とする請求項9に
    記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記磁気層の位置を検出する検知手段
    を備え、前記制御手段は、この検知手段からの検知信号
    に基づいて制御することを特徴とする請求項9に記載の
    記録装置。
  12. 【請求項12】 前記サーマルヘッドはその先端に複数
    の発熱抵抗素子を備え、前記制御手段がこの発熱抵抗素
    子に与える熱エネルギーを、前記磁気層両端部付近に対
    して単調増減するように制御することを特徴とする請求
    項9ないし11のいずれか1項に記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記サーマルヘッドはその先端に複数
    の発熱抵抗素子を備え、前記制御手段がこの発熱抵抗素
    子に与える熱エネルギーを、印刷ラインごとに大小ラン
    ダムに可変となるように制御することを特徴とする請求
    項9ないし11のいずれか1項に記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 前記熱エネルギーは、前記制御手段に
    より、電流値、電圧値、通電時間、通電パルス数、及び
    通電パルス幅のうちの少なくとも1つが制御されること
    を特徴とする請求項12又は13に記載の記録装置。
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JP2006327035A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Toshiba Corp 熱転写記録方法、熱転写記録装置および記録物
JP2009090500A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Toshiba Tec Corp 熱転写プリンタ、熱転写プリンタの制御方法

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