JP2001025105A - 燃料電池車の電力制御装置 - Google Patents

燃料電池車の電力制御装置

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JP2001025105A
JP2001025105A JP11196044A JP19604499A JP2001025105A JP 2001025105 A JP2001025105 A JP 2001025105A JP 11196044 A JP11196044 A JP 11196044A JP 19604499 A JP19604499 A JP 19604499A JP 2001025105 A JP2001025105 A JP 2001025105A
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Japan
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fuel cell
power
voltage
reformer
fuel
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JP11196044A
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Takeshi Aso
剛 麻生
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、改質器をアイドル状態に制御した
場合でも、応答遅れで残った水素ガスによる圧力上昇・
温度上昇を防止し、かつ、回生時に燃料電池による2次
電池への過充電を防止することができる燃料電池車の電
力制御装置を提供することにある。 【解決手段】 アクセルペダル30のオフ操作時に、改
質器13で生成される水素ガスを所定量まで減衰するよ
うに制御しておく。ここで、改質器13からスタック1
5に供給される水素ガスの圧力を検出し、改質器13か
らスタック15に供給される水素ガスの圧力が規定圧力
値以上の場合には、この水素ガスの圧力が規定圧力値未
満になるまでの応答遅れ分の水素ガスをスタック15に
消費させるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池車の電力
制御装置に関し、特に、改質器をアイドル状態に制御し
た場合でも、応答遅れで残った水素ガスによる圧力上昇
・温度上昇を防止ることができる燃料電池車の電力制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、負荷の変化に追従して燃料電池の
出力を制御する装置としては、特開昭63−28977
3号公報に記載された燃料電池発電装置が報告されてい
る。
【0003】この装置では、例えば負荷の急増に対して
改質器が応答するまでの間は、2次電池がバックアップ
して負荷へ電力を供給して改質器の遅い応答を補い、燃
料電池自体からの出力が負荷に対して十分な電力に到達
した後には、負荷へ供給する出力の余剰分を2次電池に
充電するように制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の燃
料電池発電装置では、負荷の変化に応じて燃料電池の出
力を制御し、燃料電池からの出力の応答遅れの分は2次
電池からの出力で補正していた。
【0005】しかしながら、減速時に回生制動を行う車
両にこのような制御方法を適用した場合、燃料電池の出
力が瞬断されず、2次電池を充電しながら回生充電を行
うことが考えられ、2次電池に対して過充電状態となる
恐れがある。
【0006】また、例えば燃料電池からの出力を瞬断し
た場合、改質器に応答遅れがあるため、水素ガスH2が
ある時定数を持って減少しながら出力され続け、水素ガ
スH2が消費されないことに起因して圧力上昇・温度上
昇等の恐れがある。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、改質器をアイドル状態に制御した場
合でも、応答遅れで残った水素ガスによる圧力上昇・温
度上昇を防止し、かつ、回生時に燃料電池による2次電
池への過充電を防止することができる燃料電池車の電力
制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、改質器で生成される燃料を燃
料電池に供給し、この燃料電池により電力を発電する燃
料電池車の電力制御装置において、アクセルペダルのオ
フ操作を検出するアクセル操作検出手段と、アクセルペ
ダルのオフ操作時に、改質器で生成される燃料を所定量
まで減衰するように制御するアイドル制御手段と、改質
器から燃料電池に供給される燃料圧力を検出する圧力検
出手段と、改質器から燃料電池に供給される燃料圧力が
規定圧力値以上かを判断する圧力判断手段と、改質器か
ら燃料電池に供給される燃料圧力が規定圧力値以上の場
合には、この燃料圧力が規定圧力値未満になるまでの応
答遅れ分の燃料を燃料電池に消費させるように制御する
消費制御手段とを備えたことを要旨とする。
【0009】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記燃料電池で発電される発電電圧を検出する
電圧検出手段を備え、前記消費制御手段は、前記燃料電
池による発電電圧が規定電圧値以上のときには燃料電池
の出力電流が増加するように制御する一方、発電電圧が
規定値以上ではないときには燃料電池の出力電流が減少
するように制御することを要旨とする。
【0010】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記燃料電池による発電電力を充電するととも
に、車軸を駆動するモータへ充電されている電力を放電
する2次電池と、ブレーキペダルのオン操作を検出する
ブレーキ操作検出手段と、ブレーキペダルのオン操作時
に、2次電池の充電可能電力を算出する充電可能電力算
出手段と、前記燃料電池による発電電力を算出する発電
電力算出手段と、この充電可能電力と発電電力との差分
量だけ回生制動を行うようにモータを制御するモータ制
御手段とを備えたことを要旨とする。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、アクセ
ルペダルのオフ操作時に、改質器で生成される燃料を所
定量まで減衰するように制御しておく。ここで、改質器
から燃料電池に供給される燃料圧力を検出し、改質器か
ら燃料電池に供給される燃料圧力が規定圧力値以上の場
合には、この燃料圧力が規定圧力値未満になるまでの応
答遅れ分の燃料を燃料電池に消費させるように制御する
ことで、改質器をアイドル状態に制御した場合でも、改
質器の応答遅れにより残った水素ガスによる圧力上昇・
温度上昇を防止することができる。
【0012】また、請求項2記載の本発明によれば、燃
料電池で発電される発電電圧を検出するようにしてお
き、燃料電池による発電電圧が規定電圧値以上のときに
は燃料電池の出力電流が増加するように制御すること
で、燃料電池での燃料の消費量を増大させ改質器の燃料
圧力を低減させることができる。一方、発電電圧が規定
値以上ではないときには燃料電池の出力電流が減少する
ように制御することで、燃料電池の発電電圧が更に低下
することを防止しつつ、燃料の消費を進めることができ
る。
【0013】また、請求項3記載の本発明によれば、ブ
レーキペダルのオン操作時に、2次電池の充電可能電力
と燃料電池による発電電力との差分量だけ回生制動を行
うようにモータを制御することで、燃料電池による2次
電池への過充電を防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施の形態に係る燃料
電池車の電力制御装置のシステム構成を示す図である。
【0016】燃料電池電気自動車のシステムの運転時
に、吸い込んだ空気は、圧縮機11で圧縮され改質器1
3及びスタック15へ供給される。改質器13では、原
料タンク(図示せず)から送られた例えばメタノールと
水が混合した改質燃料を気化し改質触媒による化学反応
によって燃料となる水素ガスH2を得てスタック15に
供給する。スタック15は、多数枚からなる燃料電池の
集合体であり、流入した水素ガスH2と空気中の酸素を
反応させて電気エネルギーを得る。
【0017】スタック電力制御部17は、入力側にはス
タック15が接続され、さらに、スタック15で発電さ
れる電流・電圧を検出するためのスタック電流・電圧検
出部16が設けられおり、出力側には2次電池19やイ
ンバータ21が接続されており、燃料電池出力演算部3
7からの制御信号に応じてスタック15からの電圧を昇
降動作可能なDC/DCコンバータから構成されてい
る。
【0018】図2は、スタック電力制御部17を構成す
るDC/DCコンバータ71の具体的構成を示す図であ
る。
【0019】このDC/DCコンバータ71の出力側に
は、DC/DCコンバータの出力電圧を検出するための
電圧検出部73が設けられており、電圧検出部73で検
出される出力電圧は燃料電池出力演算部37に出力され
る。そして、DC/DCコンバータ71は、燃料電池出
力演算部37から与えられる指令値CNT1,CNT3
に基づいてトランジスタTr1及びTr3をスイッチン
グ動作させ、出力電流を所望の値に制御する。
【0020】具体的には、スタック電流・電圧検出部1
6で検出される入力電流Iを制御対象とし、燃料電池出
力演算部37から与えられる指令値CNT1,CNT3
が電力指令値であれば、入力電圧で除することで目標電
流を算出し、また、与えられる指令値CNT1,CNT
3が電流指令値であればその値を目標として動作する。
【0021】図1に戻り、2次電池19は、電力を充放
電可能なバッテリであり、2次電池19には充放電時の
電流Ib,電圧Vbを検出するために電流センサ,電圧
センサ(図示せず)が接続されている。
【0022】インバータ21は、モータ出力演算部39
から与えられる指令値に応じて3相交流を生成して駆動
モータ23に出力し、駆動モータ23により車軸を駆動
させる。
【0023】アクセル開度検出部31は、運転者による
アクセルペダル30の踏み込み量を検出してアクセル開
度として出力する。ブレーキ踏力検出部33は、運転者
によるブレーキペダル32の踏み込み量を検出してブレ
ーキ踏力として出力する。
【0024】2次電池充電可能量演算部35は、2次電
池19に接続される電流センサ,電圧センサ(図示せ
ず)からの充放電時の電流Ib,電圧Vbに基づいて、
2次電池19の充電可能量を演算する。
【0025】燃料電池出力演算部37は、アクセル開度
検出部31からのアクセル開度、ブレーキ踏力検出部3
3からのブレーキ踏力、2次電池充電可能量演算部35
で演算された2次電池19の充電可能量に基づいて、空
気の吸引量及び水素ガスH2の生成量を制御してスタッ
ク15(燃料電池)による出力を制御する。同時に、燃
料電池出力演算部37では、スタック電流・電圧検出部
16で検出される入力側電圧Vinと、電圧検出部73で
検出される出力側電圧Vout を比較し、この比較結果に
応じてスタック電力制御部17を降圧動作又は昇圧動作
するように制御する。
【0026】モータ出力演算部39は、アクセル開度検
出部31からのアクセル開度、ブレーキ踏力検出部33
からのブレーキ踏力、2次電池充電可能量演算部35で
演算された2次電池19の充電可能量に基づいて、イン
バータ21に出力するモータ指令値及びブレーキ制御部
41に出力するブレーキ制動力を演算する。
【0027】ブレーキ制御部41は、モータ出力演算部
39から出力されたブレーキ制動力Brに応じた油圧を
ブレーキ43に加えてブレーキ制動を得る。
【0028】次に、図3〜図5に示すフローチャートに
基づいて燃料電池車の電力制御装置の動作を説明する。
なお、図3に示す改質器アイドル制御移行判断処理と、
図5に示す回生制動力制限処理は同時に並列処理される
こととする。
【0029】燃料電池電気自動車は、車両走行中に、ア
クセルぺダル30がオン状態で改質器通常制御を行って
いる。このとき、アクセルぺダル30がオン状態からオ
フ状態に移行した場合には、改質器アイドル制御及びス
タックH2消費制御を行って慣性運動状態に入り、最終
的に車両にクリープ速度を出させるようにし、再びアク
セルぺダル30がオン操作された場合にも、改質器通常
制御に復帰可能な運転状態を保持するものである。
【0030】まず、図2を参照して、燃料電池出力演算
部37による改質器アイドル制御移行判断処理について
説明する。
【0031】2次電池19の充電可能電力(別途演算)
とほぼ等しい電力で燃料電池を運転している場合、ま
ず、ステップS10では、アクセル開度検出部31で検
出されたアクセル開度からアクセルぺダル30がオフ状
態かを判断する。ここで、アクセルぺダル30がオフ状
態の場合には並列処理としてステップS30及びS40
に進む。一方、アクセルぺダル30がオン状態の場合に
はステップS20に進む。
【0032】アクセルぺダル30がオン状態の場合に
は、車両が通常の運転状態にあるので、ステップS20
では、改質器13に対して通常の制御処理を施す。な
お、本実施の形態では、通常の制御処理に関する説明を
省略することとする。
【0033】アクセルぺダル30がオフ状態の場合、ス
テップS30では、燃料電池出力演算部37は、改質器
アイドル制御処理として、改質器13にアイドル制御信
号を出力する。この結果、今まで改質器13からスタッ
ク15へ供給していた水素ガスH2の供給が徐々に所定
量まで減衰される。改質器13の応答遅れ時間として例
えば0.5〜2分程度だけ水素ガスH2が規定圧力値に
なるまで減衰しながら出力される。
【0034】この場合、スタック15から出力される電
力は、アクセルぺダル30がオフ状態になっても急に停
止せず、遅れて出力される水素ガスH2を消費するよう
に徐々に低下させる。このため、スタック15で水素ガ
スH2が消費されないことに起因した圧力上昇や、消費
されずに残った水素ガスH2による改質器13での温度
上昇を避けることができる。
【0035】次に、図4に示すフローチャートを参照し
て、ステップS40でのスタックH2消費制御処理につ
いて説明する。
【0036】まず、ステップS110では、改質器13
からスタック15に供給される水素ガスH2の圧力をH
2圧力検出部25で検出する。
【0037】そして、ステップS120では、スタック
15に供給される水素ガスH2の検出圧力が規定圧力値
以上かどうかを判断する。検出圧力が規定圧力値未満に
なった場合には処理を終了する。
【0038】一方、スタック15に供給される水素ガス
H2の検出圧力が規定圧力値以上の場合には、ステップ
S130に進み、スタック電流・電圧検出部16により
スタック15の出力電圧を検出する。
【0039】そして、ステップS140では、スタック
15から出力される検出電圧が規定電圧値以上かどうか
を判断する。
【0040】ここで、スタック15の検出電圧が規定電
圧値以上の場合にはステップS150に進み、燃料電池
出力演算部37はスタック電流を増大させるようにスタ
ック電力制御部17を制御する。
【0041】具体的には、燃料電池出力演算部37で
は、スタック電流・電圧検出部16で検出される入力側
電圧Vinと電圧検出部73で検出される出力側電圧Vou
t を比較する。
【0042】ステップS150では、
【数1】Vin < Vout となり、入力側電圧Vinの方が出力側電圧Vout より低
い場合には、昇圧動作を行うため、CNT1によりトラ
ンジスタTr1をON制御した状態で、所望の電流Iが
流れるように、あるデューティ比の矩形波からなるCN
T3をトランジスタTr3に出力してスイッチング動作
させる。この結果、トランジスタTr3がON制御時
に、スタック15から入力される電力がインダクタL1
に充電され、トランジスタTr3がOFF制御時に、イ
ンダクタL1から電力が放電されてコンデンサC3の端
子間電圧に加わり昇圧される。
【0043】なお、燃料電池出力演算部37は、コンデ
ンサC3の端子間電圧を電圧検出部73で監視してお
き、コンデンサC3の端子間電圧が目標値以下に低下し
たら、再びCNT3によりトランジスタTr3をON制
御し、コンデンサC3の両端電圧を上昇させる動作を繰
り返すことで、外部指令に応じた直流電圧を得ることが
できる。
【0044】この結果、スタック電圧Vinが規定電圧値
より高い場合には、所定の微量値分だけ現在値より指令
値を増加させ、水素ガスH2の消費量を増大させ水素ガ
スH2の圧力を低減させることができる。
【0045】一方、スタック15の検出電圧が規定電圧
値未満の場合にはステップS160に進み、燃料電池出
力演算部37はスタック電流を減少させるようにスタッ
ク電力制御部17を制御する。
【0046】ステップS160では、
【数2】Vin > Vout となり、入力側電圧Vinの方が出力側電圧Vout より高
い場合には、降圧動作を行うため、まず、CNT3によ
りトランジスタTr3をOFF制御し、所望の電流Iが
流れるように、あるデューティ比の矩形波からなるCN
T1をトランジスタTr1に出力してスイッチング動作
させる。この結果、トランジスタTr1がON制御時
に、スタック15から入力される電力がインダクタL
1、ダイオードD3を介してコンデンサC3に充電さ
れ、トランジスタTr1がOFF制御時に、コンデンサ
C3から電力が放電されてコンデンサC3の端子間電圧
が降圧される。
【0047】なお、燃料電池出力演算部37は、コンデ
ンサC3の端子間電圧を電圧検出部73で監視してお
き、コンデンサC3の端子間電圧が目標値以下に低下し
たら、再びCNT1によりトランジスタTr1をON制
御し、コンデンサC3の両端電圧を上昇させる動作を繰
り返すことで、外部指令に応じた直流電圧を得ることが
できる。
【0048】この結果、スタック電圧Vinの方が規定電
圧値より低い場合には、所定の微量値分だけ現在値より
指令値を減少させ、スタック電圧Vinが更に低下するこ
とを防止しつつ、水素ガスH2の消費を進めることがで
きる。
【0049】なお、本実施の形態では、上述したように
指令電圧値を微量値分だけ増減制御する場合について説
明したが、本発明はこのような場合に限るものではな
く、スタック電圧Vinに目標値を設定してフィードバッ
ク制御を用いてこの目標値にスタック電圧が一致するよ
うに制御してもよい。
【0050】次に、図5に示すフローチャートを参照し
て、モータ出力演算部39による回生制動力制限処理に
ついて説明する。
【0051】まず、ステップS210では、ブレーキぺ
ダル32の操作によるブレーキ踏力をブレーキ踏力検出
部33で検出する。そして、ステップS215では、こ
のブレーキ踏力が規定踏力値以上となり、ブレーキぺダ
ル32がオン操作されているかどうかを判断する。ブレ
ーキぺダル32がオン操作されていない場合にはステッ
プS210に戻り、処理を繰り返す。
【0052】一方、ブレーキぺダル32がオン操作され
ている場合には、ステップS220に進み、モータ出力
演算部39はブレーキ踏力に基づいて制動力Broを演
算する。すなわち、モータ出力演算部39では、ブレー
キ踏力検出部33で検出されたブレーキ踏力から制動ト
ルクを算出する。この算出処理は、ブレーキ踏力と比例
関係で制動トルクを求めてもよい。あるいは、ブレーキ
踏力に対応する制動トルクを予め記憶する1次元マップ
を参照して求めてもよい。
【0053】そして、並列処理としてステップS230
及びステップS300に進む。ここで、ステップS23
0では、モータ出力演算部39は、モータ出力Pmoを
演算する。すなわち、アクセル開度検出部31からのア
クセル開度、ブレーキ踏力検出部33からのブレーキ踏
力に基づいて、現在のモータトルクを求め、このモータ
トルクにモータ回転数を乗算することで、駆動モータ2
3が発生可能なモータ出力Pmoを演算する。
【0054】なお、モータ出力Pmoは、このモータ出
力Pmoが0になるまで降下するだけの力、すなわち、
制動力Broで表すことができ、
【数3】Pmo=Bro となる。
【0055】そして、ステップS240では、2次電池
充電可能量演算部35で演算された2次電池充電可能電
力Pcを取得する。
【0056】ここで、図6を参照して、2次電池充電可
能量演算部35による2次電池の最大放電電力と最大充
電電力の演算方法を説明する。
【0057】まず、2次電池19に設けられている電流
センサ,電圧センサ(図示せず)から充放電時の電流I
b,電圧Vbを検出し、放電中の2次電池のV−I特性
をサンプリングする。
【0058】この2次電池では充放電時の内部抵抗がほ
ぼ一致し、かつ、V−I特性の直線性がよいこととし、
サンプリング結果のV−I特性を直線回帰して、さらに
回帰直線を充電側および放電側に延長する。図6に示す
ように、回帰直線のV軸切片Eo は2次電池の開放電圧
を表わし、回帰直線の傾きは2次電池の内部抵抗Rを表
わす。
【0059】ここで、回帰直線は、
【数4】V=Eo −I・R と表わすことができる。
【0060】回帰直線と充電時の許容最大電圧Vmax と
の交点Aの電流Icmax は充電許容値を与え、交点Aで
は次式が成立する。
【0061】
【数5】Vmax =Eo−Icmax ・R 同様に、回帰直線と放電時の放電終止電圧Vmin との交
点Bの電流Idmax は放電許容値を与え、交点Bでは次
式が成立する。
【0062】
【数6】Vmin =Eo −Idmax ・R となる。最大充電電力Pcは、上記(5)式により、
【数7】Pc=Vmax ・Icmax = Vmax ・(Eo −
Vmax )/R また、最大放電電力Pdは、(6)式により、
【数8】Pd=Vmin ・Idmax =Vmin ・(Eo −V
min )/R となる。
【0063】放電中のV−I特性のサンプリング値は、
2次電池の放電深度DODや温度などの2次電池の状態
に応じた値であり、このようなサンプリング値を直線回
帰して求められる最大充電電力Pcと最大放電電力Pd
は、当然ながら放電深度DODや温度などの2次電池の
状態に応じた電力である。
【0064】図5に戻り、ステップS250では、モー
タ出力演算部39は、燃料電池出力演算部37からスタ
ック電力Psを取得する。
【0065】ここで、燃料電池出力演算部37では、現
在の出力電流I及び出力電圧Vinからスタック電力Ps
を演算すると、
【数9】Ps=I・Vin となる。
【0066】そして、ステップS260では、2次電池
充電可能電力Pcとスタック電力Psの差がモータ出力
Pmoよりも大きいかどうかを判断する。
【0067】
【数10】Pm<Pc−Ps ここで、(10)式で左辺の方が大きい場合には、ステ
ップS270に進み、モータ出力Pmとして、
【数11】Pm=Pmo と設定する。
【0068】一方、(10)式で右辺の方が大きい場合
には、ステップS280に進み、モータ出力Pmとし
て、
【数12】Pm=Pc−Ps と設定する。そして、並列処理としてステップS290
及びステップS300に進む。
【0069】ここで、ステップS290では、モータ出
力演算部39は、設定したモータ出力Pmに基づいて、
駆動モータ23を制御するための指令値(PWM制御信
号)を生成してインバータ21に出力する。
【0070】一方、ステップS300では、制動力Br
oがモータ出力Pmよりも大きいかどうかを判断する。
【0071】制動力Broの方が大きい場合には、ステ
ップS320に進み、ブレーキ制動力Brとして、
【数13】Br=Bro−Pm と設定する。
【0072】一方、制動力Broの方が小さい場合に
は、ステップS310に進み、ブレーキ制動力Brとし
て、
【数14】Br=0 と設定する。
【0073】ここで、ステップS330では、モータ出
力演算部39は、設定したブレーキ制動力Brをブレー
キ制御部41に出力する。
【0074】この結果、駆動モータ33により指示され
たモータ出力が得られるとともに、ブレーキ43により
ブレーキ制動が得られる。
【0075】このように、ブレーキON操作と同時に回
生制動制御を開始し、この時にスタックが発電を継続し
ている場合には、2次電池の充電可能電力と、スタック
からの出力電力とを比較し、その差分電力だけ駆動モー
タによる回生制動を行うように制御する。この結果、ブ
レーキON操作時のスタックによる2次電池への過充電
を防止することができる。
【0076】なお、駆動モータによる回生制動を制限し
た場合、運転者の所望する車両としての制動力より少な
くならないように、機械式ブレーキによる制動力を制御
することで、これを補うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る燃料電池車の電力
制御装置のシステム構成を示す図である。
【図2】スタック電力制御部17を構成するDC/DC
コンバータ71の具体的構成を示す図である。
【図3】改質器アイドル制御移行判断処理のフローチャ
ートである。
【図4】スタックH2消費制御処理のフローチャートで
ある。
【図5】回生制動力制限処理のフローチャートである。
【図6】2次電池の最大放電電力と最大充電電力の演算
方法を説明するための図である。
【符号の説明】
11 圧縮機 13 改質器 15 スタック 16 スタック電流・電圧検出部 17 スタック電力制御部 19 2次電池 21 インバータ 37 燃料電池出力演算部 23 駆動モータ 30 アクセルペダル 31 アクセル開度検出部 32 ブレーキペダル 33 ブレーキ踏力検出部 35 2次電池充電可能量演算部 37 燃料電池出力演算部 39 モータ出力演算部 41 ブレーキ制御部 43 ブレーキ
フロントページの続き Fターム(参考) 5H027 AA02 BA01 DD03 KK00 KK05 KK54 MM12 MM26 5H115 PI16 PI18 PU08 PV02 PV09 PV23 QI04 QI07 QN12 RB22 SE06 SJ12 SJ13 TI01 TI05 TI06 TO12 TO13 TO21 TO23 TO30 TR19 TU05 TU12 TU16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改質器で生成される燃料を燃料電池に供
    給し、この燃料電池により電力を発電する燃料電池車の
    電力制御装置において、 アクセルペダルのオフ操作を検出するアクセル操作検出
    手段と、 アクセルペダルのオフ操作時に、 改質器で生成される燃料を所定量まで減衰するように制
    御するアイドル制御手段と、 改質器から燃料電池に供給される燃料圧力を検出する圧
    力検出手段と、 改質器から燃料電池に供給される燃料圧力が規定圧力値
    以上かを判断する圧力判断手段と、 改質器から燃料電池に供給される燃料圧力が規定圧力値
    以上の場合には、この燃料圧力が規定圧力値未満になる
    までの応答遅れ分の燃料を燃料電池に消費させるように
    制御する消費制御手段とを備えたことを特徴とする燃料
    電池車の電力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記燃料電池で発電される発電電圧を検
    出する電圧検出手段を備え、 前記消費制御手段は、 前記燃料電池による発電電圧が規定電圧値以上のときに
    は燃料電池の出力電流が増加するように制御する一方、
    発電電圧が規定値以上ではないときには燃料電池の出力
    電流が減少するように制御することを特徴とする請求項
    1記載の燃料電池車の電力制御装置。
  3. 【請求項3】 前記燃料電池による発電電力を充電する
    とともに、車軸を駆動するモータへ充電されている電力
    を放電する2次電池と、 ブレーキペダルのオン操作を検出するブレーキ操作検出
    手段と、 ブレーキペダルのオン操作時に、 2次電池の充電可能電力を算出する充電可能電力算出手
    段と、 前記燃料電池による発電電力を算出する発電電力算出手
    段と、 この充電可能電力と発電電力との差分量だけ回生制動を
    行うようにモータを制御するモータ制御手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池車の電力制御
    装置。
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