JP2001023337A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JP2001023337A
JP2001023337A JP11195844A JP19584499A JP2001023337A JP 2001023337 A JP2001023337 A JP 2001023337A JP 11195844 A JP11195844 A JP 11195844A JP 19584499 A JP19584499 A JP 19584499A JP 2001023337 A JP2001023337 A JP 2001023337A
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JP
Japan
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leader member
leader
tape
case
spring
Prior art date
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Application number
JP11195844A
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English (en)
Inventor
Motohiko Shima
元彦 志摩
Hiroshi Kaneda
博志 金田
Masatoshi Okamura
昌寿 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Publication of JP2001023337A publication Critical patent/JP2001023337A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のテープカートリッジではテープ先端は
リーダーブロックに固定されていたが、高精度の加工を
必要とした。これに代えてピン状のリーダー部材にする
と安定した保持力、耐久性、及び確実な着脱ができなく
なる。 【解決手段】 上下ケースよりなるケース本体内にテー
プを巻装した1つのテープリールが回転可能に収容さ
れ、該テープの先端がピン状のリーダー部材に固定され
て、ケース本体に設けた収納部に保持され、該収納部の
開口から装置側のテープ引き出し部材によって引き出さ
れるように構成されているテープカートリッジにおい
て、前記リーダー部材は、前記収納部で、上下ケース内
にそれぞれ設けられた金属製ばね部材によって保持され
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
に用いられる1リールタイプのテープカートリッジに関
する。
【0002】
【従来の技術】1リールタイプのテープカートリッジは
実公平6−24073号等において提案されている。テ
ープの先端がリーダーブロックに固定されており、リー
ダーブロックのケース本体への装着を弾性部材を介して
行うことが開示されている。図6は同公報に示された1
リールタイプのカートリッジを示す平面図であり(理解
しやすいように上ケースを除いて示した)、カートリッ
ジ62の内部に単一の回転リール76に巻装された磁気
テープ78を収納し、カートリッジ62の一つの隅部1
00に設けた開口66に、ブロック受け凹所96を設
け、そこにテープ挿通用のリーダーブロック68を着脱
自在に嵌合する。リーダーブロック68には係止ピン8
0により磁気テープ78の先端を係止させる凹所90が
形成されている。更にリーダーブロック68の外面側に
は記録再生装置側から侵入してリーダーブロック68を
引き出すことができる引出ピンを受け入れ且つ係止する
ための凹部84が設けられている。リーダブロック68
を凹部84に保持するために、カートリッジ62にはリ
ーダーブロック68の一端部に係止する可動の突出部7
4を設けて弾性部材108により図示の位置に向けて常
時偏倚させてあり、リーダーブロック68が凹部84か
ら出し入れされる際に適切な出し入れ力を付与するよう
になっている。
【0003】このカートリッジ62の使用時には、装置
側の自動挿通機構が作動して引出ピン(図示せず)が先
ず凹部84に侵入してリーダーブロック68に係止し、
次いでリーダーブロック68を引出し、装置の所定のテ
ープ走行通路に沿って挿通し、最後に装置側の巻き取り
リールのハブの外周に設けられた受け部にリーダーブロ
ック68を収納して固定する。巻き戻しの場合にはリー
ダーブロック68は逆の経路をたどってカートリッジ6
2の開口部の図示の位置に戻される。
【0004】このように、従来の1リールタイプのテー
プカートリッジでは、テープ先端は係止ピン80を介し
てリーダーブロック68に固定されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のテープカートリ
ッジにはテープ先端はリーダーブロックに固定されてい
た。リーダーブロックは装置内のテープを巻き取るリー
ルの一部を構成するので、その精度は高いものが必要で
あり、各カートリッジにこの高精度のリーダブロックを
必要とするのでカートリッジが高価となった。そのた
め、これに代えてテープ先端をピン状のリーダー部材に
取り付けて、リーダー部材は装置のテープ引き出し用に
のみ使用することが考えられる。ところが、ピン状のリ
ーダー部材を用いた場合、ケース内での安定した保持
力、耐久性、及び確実な着脱が可能とならなければなら
ない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下ケースよ
りなるケース本体内にテープを巻装した1つのテープリ
ールが回転可能に収容され、テープの先端がピン状のリ
ーダー部材に固定されて、ケース本体に設けた収納部に
保持され、収納部の開口から、装置側のテープ引き出し
部材によって引き出されるように構成されているテープ
カートリッジであって、リーダー部材は、前記収納部
で、上下ケースにそれぞれ設けられた金属製ばね部材に
よって保持されることを特徴とするテープカートリッジ
により課題を解決する。1つの形態では、金属ばね部材
は、互いに対向するようにそれぞれ上下ケース内に設け
られてピン状のリーダー部材の上下端部を挟み込んで保
持する。他の形態では、金属ばね部材は、上下ケース内
にピン状のリーダー部材の上下両端部をそれぞれ挟み込
んで保持する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を実施例
に関連して詳しく説明する。図1〜3に第一の実施例を
示す。図1は本発明の実施例を示すテープカートリッジ
の分解斜視図である。本カートリッジは上下ケース1,
2からなる本体ケース内にテープを巻回した1つのテー
プリール3が回転可能に収納されている。下ケースには
装置の駆動軸が挿入される開口21を有する。上下ケー
ス1,2にはテープ引き出し用の開口13(図3)を形
成するための切欠12,22が形成されている。
【0008】テープリール3は上フランジ31、下フラ
ンジ33を一体に形成したハブ32及びハブ32の下面
の金属板7が一体に設けられている。金属板の周囲には
装置の駆動軸と係合する係合歯(図示なし)が設けられ
る。金属板7は軟磁性体から形成され、装置の駆動軸側
の磁気手段により吸着されてテープリール3が回転する
ようになっている。テープは水等によって直接ハブの外
周面に接着されるので、テープ固着用の固定部材は設け
られていない。ハブ32の内面には係合歯部35があ
り、ブレーキロック5と係合して不使用時にテープリー
ル3の不要な回転を防止する。
【0009】ブレーキロック5は下面側に歯部51を有
し、ハブ32の歯部35と係合する。ブレーキロック5
はブレーキスプリング4によって常時ブレーキ位置に押
圧されている。ブレーキロック5の凸部52に設けた十
字形の溝は上ケース1の内面に設けた位置規制部(図示
せず)と嵌合摺動し、確実にブレーキ位置とブレーキ解
除位置との間で上下動できるようになっている。装置に
装着されると、ブレーキロック5が上方へ持ち上げられ
てテープリール3との係合が解除されてテープリール3
が回転することができるようになる。
【0010】テープの先端はリーダー部材8に固定され
る。リーダー部材8は、ピン部材81、C字形クランプ
82からなる。図1〜3のようにリーダー部材8は上下
ケース1,2の切欠12,22の内方に形成されるU字
形状の壁14,24に囲まれたリーダー部材収納部25
が形成される。このリーダー部材収納部25に臨むばね
部材9がケース内面に固定されている。図2は下ケース
2のリーダー部材収納部25の拡大斜視図である。上下
ケースとも同じ構造なので、下ケースを用いて説明す
る。
【0011】ばね部材9は金属製の板ばねで、リーダー
部材収納部25より更にケースの奥側で固定されてい
る。ばね部材9は固定部26から開口13に壁24を越
えて延びている。ばね部材9の先端の折り曲げ部91は
開口13に向かって広がるように曲げ加工されており、
リーダー部材8装着時にスムーズに装着できる構成とな
っている。ここで、ばね部材9の折り曲げられた先端の
折り曲げ部91は開口13に形成される傾斜面Aと面
一、または、これより凹ませて位置するようにすると、
リーダー部材8をケースに装着する時にリーダー部材8
の上下端部がばね部材9の先端91に当たることがない
ので好ましい。
【0012】図3はリーダー部材8をケースに装着した
時の断面図である。リーダー部材8(この図では、ピン
部材81のみを示している)の上下端面はそれぞればね
部材9,9によって挟み込まれるように保持される。リ
ーダー部材8は上下ケースそれぞれに設けられたばね部
材9,9で保持されるので、ケースの中央で安定して保
持される。また、リーダー部材8とケース内面が直接摺
動することがないので、ケースの削れが発生することが
ない。
【0013】図4は別の実施例を示す下ケース2の拡大
斜視図である。上ケースも同様の構造であるので、下ケ
ースについてのみ説明する。ばね90は、リーダー部材
収納部25を形成する壁24に設けた切り込みに開口1
3に向かって平行に取り付けられている。このタイプは
ピン部材81の端部を横から挟みこんで保持するもので
ある。ばね90の開口13側には収納部25内側に向か
う凸部92が形成されている。また、凸部92付近では
ばね90と壁24の間に隙間27が形成されている。装
着されたリーダー部材8は端部を両横側から押さえられ
ると共に、開口13側の凸部92によってリーダー部材
8が収納部25から外れるのを防止している。
【0014】リーダー部材8を取り出す時には隙間27
があるのでばね90が撓むことができ、リーダー部材8
は凸部92,92を乗り越えてケース外に取り出され
る。逆にリーダー部材8が装着される時はこの逆の動作
となる。
【0015】図5は図4の変形例である。ばね90は壁
24に沿うU字状部93と取り付け部94とを一体に形
成してある。その他の凸部92、隙間27については図
4の例と同様である。こうすることで、部品点数を削減
することができ、組み立ても上下ケースに付き単独のば
ね90を取り付ければよいので工程の削減になる。
【0016】
【発明の効果】金属製ばね部材でリーダー部材の上下端
部を保持するのでリーダー部材の保持が確実となり、保
持力も長期間に亘って安定する。上下ケースにそれぞれ
ばね部材を配しているので、リーダー部材の上下方向の
保持力を略等しくでき、リーダー部材着脱時にリーダー
部材が傾いてしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1リールタイプの実施例を示すテープ
カートリッジの分解斜視図である。
【図2】下ケースの要部斜視図である。
【図3】リーダー部材収納部の断面図である。
【図4】別の実施例を示す下ケースの要部斜視図であ
る。
【図5】図4の変形例を示す下ケースの要部斜視図であ
る。
【図6】従来の1リールタイプのテープカートリッジの
上蓋を外して示した平面図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 3 テープリール 4 ブレーキスプリング 5 ブレーキロック 8 リーダー部材 9 ばね部材 12 切欠 13 開口 22 切欠 24 壁 25 リーダー部材収納部 26 取り付け部 27 隙間 81 ピン部材 82 C字形クランプ 90 ばね 91 先端の折り曲げ部 92 凸部 94 取り付け部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下ケースよりなるケース本体内にテー
    プを巻装した1つのテープリールが回転可能に収容さ
    れ、該テープの先端がピン状のリーダー部材に固定され
    て、ケース本体に設けた収納部に保持され、該収納部の
    開口から装置側のテープ引き出し部材によって引き出さ
    れるように構成されているテープカートリッジにおい
    て、 前記リーダー部材は、前記収納部で、上下ケース内にそ
    れぞれ設けられた金属製ばね部材によって保持されるこ
    とを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のテープカートリッジに
    おいて、ばね部材によってリーダー部材の上下端部を挟
    み込んで保持することを特徴とするテープカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のテープカートリッジに
    おいて、上下ケース内に配したばね部材は、リーダー部
    材の上下両端部をそれぞれ挟み込んで保持することを特
    徴とするテープカートリッジ。
JP11195844A 1999-07-09 1999-07-09 テープカートリッジ Pending JP2001023337A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002304865A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Sony Corp 磁気テープカートリッジ
US7011210B2 (en) 2001-04-17 2006-03-14 Fuji Photo Film Co., Ltd. Magnetic tape cassette case

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