JP2001023204A - 光ピックアップ装置及びその光ピックアップ用対物レンズの保持方法 - Google Patents

光ピックアップ装置及びその光ピックアップ用対物レンズの保持方法

Info

Publication number
JP2001023204A
JP2001023204A JP11189682A JP18968299A JP2001023204A JP 2001023204 A JP2001023204 A JP 2001023204A JP 11189682 A JP11189682 A JP 11189682A JP 18968299 A JP18968299 A JP 18968299A JP 2001023204 A JP2001023204 A JP 2001023204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
lens
coil
optical pickup
pickup device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11189682A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Motoi
篤 本居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11189682A priority Critical patent/JP2001023204A/ja
Publication of JP2001023204A publication Critical patent/JP2001023204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成部品に防音用樹脂材を使用したり、ある
いは防音部品を追加したりすることなく、非記録または
再生時に外部から振動を受けても可動部の衝突音を抑え
ることができる光ピックアップ装置及びその光ピックア
ップ用対物レンズの保持方法を提供する。 【解決手段】 光ディスクの記録または再生が終了する
と、フォーカスコイル15及びトラッキングコイル14
に一方向の電流を常に印加し、電磁力を発生させ、その
電磁力で対物レンズ6をレンズ保持手段10と共に一定
位置に保持(固定)しておく緩衝用回路17を設けた。
このように、電磁力でレンズ保持手段10を固定するこ
とによって、外部から振動を受けても対物レンズ6側が
動かないようにして衝突音を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク(CD)等のディジタル情報が記録されている光ディ
スクの記録・再生を行うディスク装置において、情報の
読み取り及び書き込みに使用する光ピックアップ装置と
その光ピックアップ用対物レンズの保持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクに対して記録及び再生
を行う光ピックアップ装置は、光集積素子中の半導体レ
ーザより発光されたレーザ光を、反射ミラー及び対物レ
ンズによって光ディスクの記録面に微小スポットとして
集光させて記録し、再生時には光ディスクより反射され
た反射光を、対物レンズ及び反射ミラーにより光集積素
子中の光電変換部へと導き、反射光量の強弱により情報
を再生するように構成されている。
【0003】また、情報を記録し、また再生する光ディ
スクに反りや偏心等があると、情報を記録及び再生する
際、光ディスクの上下動によりフォーカスずれや、偏心
等によるトラッキングずれが発生する。
【0004】このため、従来では、これらずれを補正す
るため、対物レンズ駆動装置により対物レンズを光ディ
スクの記録、再生面に対して垂直な光軸方向(フォーカ
ス方向)と記録、再生面に平行な半径方向(トラッキン
グ方向)の2方向へ駆動制御している。この駆動では、
コイルとマグネットを使用し、コイルに電流を供給する
ことによってレンズ保持手段を移動させる構造となって
おり、また媒体情報の非記録または非再生時にはコイル
への給電を停止している。そして、コイルに電流が供給
されていないときには電磁力が発生しないため、レンズ
保持手段はフリーな状態に置かれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の光ピックアップ装置では、媒体情報の非記録または非
再生時にはコイルへの給電を停止していて、レンズ保持
手段をフリーな状態にしているので、非記録または非再
生時に外部から振動を与えると、部品同志(アクチュエ
ータとヨークベース等)が衝突してカチカチという音
(ラトルノイズ)が発生するという問題がある。そこ
で、その衝突音を防止するのに、構成部品に防音用樹脂
材を使用したり、あるいは防音部品を追加する等の対策
がとられている。このため構成が複雑、かつ高価になる
という問題点があった。
【0006】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は構成部品に防音用樹脂材を
使用したり、あるいは防音部品を追加したりすることな
く、非記録または非再生時に外部から振動を受けても可
動部の衝突音を抑えることができる光ピックアップ装置
及びその光ピックアップ用対物レンズの保持方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、対物レンズをデータ記録用の媒体に対して移
動可能に保持するレンズ保持手段と、コイルとマグネッ
トを有して前記コイルに供給された電流に応じて前記レ
ンズ保持手段をフォーカス方向及びトラッキング方向へ
追従制御させるためのレンズ駆動手段と、前記媒体情報
の非再生時に前記コイルに一方向の電流を印加し、前記
レンズ保持手段を一定位置に固定する固定手段と、対物
レンズを介して情報を媒体より記録する再生手段とを設
けた構成を有している。この構成によれば、緩衝手段に
より、媒体情報の非記録または非再生時にコイルに一方
向の電流を常に印加して電磁力を発生させ、その電磁力
で対物レンズを一定位置に保持しておくので、外部から
振動を受けても対物レンズ側は動くことがなく、衝突音
を抑えることができる。これにより、従来における光ピ
ックアップ装置の構造、特にレンズ保持手段及びレンズ
駆動手段の構成を一切変えずに、衝突音を抑えることが
できることとなる。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、情報を
媒体に記録しない時または情報を媒体から再生しない時
に、対物レンズの保持部材に固定されたコイルに一方向
の電流を印加して前記対物レンズを定位置に保持するよ
うにしたものである。この方法によれば、媒体情報の非
記録または非再生時にコイルに一方向の電流を印加して
電磁力を発生させ、その電磁力で対物レンズを一定位置
に保持しておくので、外部から振動を受けても対物レン
ズ側は動くことがなく、衝突音を抑えることができる。
これにより、従来における光ピックアップ装置の構造、
特にレンズ保持手段及びレンズ駆動手段の構成を一切変
えずに、衝突音を抑えることができることとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
を参照して説明する。図1は光ピックアップ装置の構成
を示す分解斜視図で、光学基台1は光ディスク(図示せ
ず)のトラッキング方向Tと平行するように設けられた
アクセス用主軸2とアクセス用副軸3の間に両端側が摺
動自在に支承されていて、図示せぬモータによりトラッ
キング方向Tと平行するアクセス方向Acへ移動自在と
なっている。
【0010】光学基台1のアクセス用副軸3側には、光
源となる半導体レーザと光ディスクからの反射光を光電
変換する光電変換部(共に図示せず)が設けられたレー
ザユニット4が取り付けられている。レーザユニット4
には、そのレーザユニット4に電流を供給し、信号を取
り出すためのフレキシブル基板5が装着されている。
【0011】光学基台1の中央部には、レーザユニット
4より発光されたレーザ光を対物レンズ6側へ反射し、
また光ディスクより反射されて来たレーザ光をレーザユ
ニット4の光電変換部へ導く反射ミラー7が、対物レン
ズ6の光軸に対して45°の角度で設置されている。
【0012】反射ミラー7の上方において、光学基台1
の上方には、レンズ駆動手段8が設置されている。レン
ズ駆動手段8は、光学基台1上に載置されたヨークベー
ス9を有していて、このヨークベース9上にアクチュエ
ータ可動部としてのレンズ保持手段10が配置されてい
る。
【0013】ヨークベース9は、板状の金属板をプレス
成形して、中央を開口させたリング状に作られ、リング
の内側部分には上方に向かって直角に折り曲げられた一
対の内側ヨーク片9a,9aが一体に形成され、リング
の外側部分には内側ヨーク片9a,9aと各々対向して
上方に向かって直角に折り曲げられた一対の外側ヨーク
片9b,9bが一体に形成されている。また、外側ヨー
ク片9b,9bの内面にはマグネット11が固定して取
り付けられている。そして、このヨークベース9は、中
心を光学基台1に一致させて光学基台1に固定して取り
付けられている。
【0014】レンズ保持手段10は、ボビン状の樹脂材
で成形されたレンズホルダ12を有し、中央部に対物レ
ンズ6を取り付けている。また、対物レンズ6を挟んだ
左右の位置には、ヨークベース9の内側ヨーク片9aに
対応して、上下方向に貫通している矩形状をした孔13
が形成されている。その孔13の大きさは、内側ヨーク
片9aに対して十分大きく余裕を持たせて形成されてい
る。そして、レンズホルダ12は、孔13内に内側ヨー
ク片9aを差し込むようにしてヨークベース9上に設置
されるが、設置された状態ではフォーカス方向およびト
ラッキング方向の何れの方向にも移動できる。
【0015】また、レンズホルダ12には、一方のマグ
ネット11と対応した位置に一対のトラッキングコイル
14が設けられ、他方のマグネット11と対応した位置
に一対のフォーカスコイル15が設けられている。さら
に、フォーカスコイル15側にはトラッキングコイル1
4及びフォーカスコイル15に電流を供給するためのコ
ネクタ16が配置されている。コネクタ16には、図示
せぬフレキシブル基板を介して緩衝用回路17及び制御
回路18と電気的に接続されている。緩衝用回路17
は、媒体情報の非記録または非再生時にトラッキングコ
イル14及びフォーカシングコイル15に一方向の電流
を印加しておく固定手段を構成しているものである。緩
衝用回路17による一方向の電流の印加は、媒体情報の
非記録または非再生時に常に実行されてもよいし、間欠
的に行なわれてもよい。
【0016】次に、上記のように構成された光ピックア
ップ装置の動作を説明する。光ディスクに情報を記録す
る場合は、レーザユニット4の半導体レーザより発光さ
れたレーザ光を、反射ミラー7及び対物レンズ6により
光ディスク2の記録・再生面に微小スポットとして集光
して記録し、再生する場合は、光ディスクからの反射光
を対物レンズ6及び反射ミラー7によりレーザユニット
4の光電変換部へと導いて、光電変換部により電気信号
に変換して再生する。
【0017】また、光ディスクに反りや偏心等があっ
て、記録・再生時にフォーカスずれやトラッキングずれ
が生じると、図示しない検出手段がこれを検出して、こ
れを補正するようにフォーカスコイル15及びトラッキ
ングコイル14に制御信号(供給電流)が印加されて電
磁力を発生する。そして、この電磁力により、レンズ保
持手段10が対物レンズ6と共にフォーカス方向F及び
トラッキング方向Tへ移動され、フォーカスずれ及びト
ラッキングずれが補正される。
【0018】一方、記録または再生が終了すると、フォ
ーカスコイル15及びトラッキングコイル14への制御
信号(供給電流)が断たれる。しかし、本発明の光ピッ
クアップ装置では、フォーカスコイル15及びトラッキ
ングコイル14への供給電流を完全には断たず、記録ま
たは再生が終了すると緩衝用回路17を働かせてフォー
カスコイル15及びトラッキングコイル14に一定方向
の電流を常に印加した状態にし、電磁力を発生させて、
その電磁力で一定位置に保持しておく。なお、フォーカ
スコイル15に印加する電流の向きは、好ましくはレン
ズホルダー12がヨークベース9に吸引される方向であ
る。
【0019】したがって、本実施の形態における光ピッ
クアップ装置では、媒体情報の記録または再生が終了す
ると、緩衝回路18が働かされて、フォーカスコイル1
5及びトラッキングコイル14に一方向の電流を常に印
加し、電磁力を発生させて、その電磁力で対物レンズ6
をレンズ保持手段10と共に一定位置に保持(固定)し
ておくので、外部から振動を受けても対物レンズ6側は
動くことがなく、衝突音を抑えることができる。すなわ
ち、従来における光ピックアップ装置の構造、特にレン
ズ保持手段10及びレンズ駆動手段8等の構成を一切変
えずに、衝突音を抑えることができることとなる。
【0020】なお、上記実施の形態の構造では、非記録
・再生時にフォーカスコイル15及びトラッキングコイ
ル14の両方に保持電流を供給する構造について説明し
たが、何れか一方であっても差し支えないものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
媒体情報の非記録または非再生時にコイルに一方向の電
流を常に印加して電磁力を発生させ、その電磁力で対物
レンズを一定位置に保持しておくので、外部から振動を
受けても対物レンズ側は動くことがなく、衝突音を抑え
ることができる。これにより、従来における光ピックア
ップ装置の構造、特にレンズ保持手段及びレンズ駆動手
段の構成等を一切変えずに、衝突音を抑えることができ
る等の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における光ピックアップ装
置の概略構成を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1 光学基台 2 アクセス用主軸 3 アクセス用副軸 4 レーザユニット 5 フレキシブル基板 6 対物レンズ 7 反射ミラー 8 レンズ駆動手段 9 ヨークベース 9a 内側ヨーク片 9b 外側ヨーク片 10 レンズ保持手段 11 マグネット 12 レンズホルダ 13 孔 14 トラッキングコイル 15 フォーカスコイル 16 コネクタ 17 緩衝用回路 18 制御回路 F フォーカス方向 T トラッキング方向 Ac アクセス方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズをデータ記録用の媒体に対し
    て移動可能に保持するレンズ保持手段と、 コイルとマグネットを有して前記コイルに供給された電
    流に応じて前記レンズ保持手段をフォーカス方向及びト
    ラッキング方向へ追従制御させるためのレンズ駆動手段
    と、 前記媒体情報の非再生時に前記コイルに一方向の電流を
    印加し、前記レンズ保持手段を一定位置に固定する固定
    手段と、対物レンズを介して情報を媒体より記録する再
    生手段とを備えることを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  2. 【請求項2】 情報を媒体に記録しない時または情報を
    媒体から再生しない時に、対物レンズの保持部材に固定
    されたコイルに一方向の電流を印加して前記対物レンズ
    を定位置に保持することを特徴とする光ピックアップ用
    対物レンズの保持方法。
JP11189682A 1999-07-02 1999-07-02 光ピックアップ装置及びその光ピックアップ用対物レンズの保持方法 Pending JP2001023204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11189682A JP2001023204A (ja) 1999-07-02 1999-07-02 光ピックアップ装置及びその光ピックアップ用対物レンズの保持方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11189682A JP2001023204A (ja) 1999-07-02 1999-07-02 光ピックアップ装置及びその光ピックアップ用対物レンズの保持方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001023204A true JP2001023204A (ja) 2001-01-26

Family

ID=16245427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11189682A Pending JP2001023204A (ja) 1999-07-02 1999-07-02 光ピックアップ装置及びその光ピックアップ用対物レンズの保持方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001023204A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100407302C (zh) * 2001-09-28 2008-07-30 蒂雅克股份有限公司 光学拾取装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100407302C (zh) * 2001-09-28 2008-07-30 蒂雅克股份有限公司 光学拾取装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4612085B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JP2001291254A (ja) 光記録再生装置
JP2001023204A (ja) 光ピックアップ装置及びその光ピックアップ用対物レンズの保持方法
JP2002183997A (ja) 光ピックアップ装置
JP4137108B2 (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP5024184B2 (ja) 光ピックアップ及びディスクドライブ装置
JP2008112526A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP5104524B2 (ja) 光ピックアップ及びディスクドライブ装置
JP2006277854A (ja) 光ピックアップ
JP3008913B2 (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
US20080159090A1 (en) Optical pickup and disk drive device
JP3866948B2 (ja) 光ディスク装置
KR20060036810A (ko) 픽업 액츄에이터의 방열장치
JP2003308626A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2000011412A (ja) 光学ヘッド駆動装置およびこれを用いた光学ピックアップ装置、光学装置
JP2000076673A (ja) 光学ヘッド駆動装置及び光磁気記録媒体の記録再生システム
JP2001101672A (ja) 光学ディスク装置
JP2001023216A (ja) 光ピックアップ装置
JP2000357332A (ja) 二軸アクチュエータ
KR20030018104A (ko) 광 픽업 액츄에이터
JP2004310808A (ja) 光ディスク装置
JP2007193860A (ja) 光ディスク装置
JP2000231742A (ja) 光ピックアップ装置
JP2005228424A (ja) 光学部品の取付装置、光ピックアップと光ディスク装置
JP2001256739A (ja) 光ピックアップ装置