JP2005228424A - 光学部品の取付装置、光ピックアップと光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】受光素子をX方向、Y方向及びZ方向に3次元調整してスレッドの受光素子取付面に2本の取付ネジで固定する際に、その3次元調整済みの受光素子を高精度に固定することを可能とする。
【解決手段】受光素子14が取り付けられた調整プレート17とスレッド4の受光素子取付面20との間に位置決め部材23を配置し、この位置決め部材23を受光素子取付面20との間に形成されたスライドカム構造28によって受光素子取付面20に対してZ方向に移動調整することで、受光素子取付面20に対する調整プレート17のZ方向の位置決めを行う。
【選択図】図1
【解決手段】受光素子14が取り付けられた調整プレート17とスレッド4の受光素子取付面20との間に位置決め部材23を配置し、この位置決め部材23を受光素子取付面20との間に形成されたスライドカム構造28によって受光素子取付面20に対してZ方向に移動調整することで、受光素子取付面20に対する調整プレート17のZ方向の位置決めを行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、光ディスク、光磁気ディスク、その他の光学的記録媒体にデータを記録及び/又は再生する光ディスクドライブ装置等の光ピックアップ等に適用される発光素子及び/又は受光素子等の光学部品をスレッド等の取付本体に取り付ける際に、該光学部品の光軸方向と直交するX方向及びY方向と、光軸方向であるZ方向との3次元調整後に固定する光学部品の取付装置に関するものである。
従来から、光ディスク、光磁気ディスク、その他の光学的記録媒体にデータを記録及び/又は再生する光ディスクドライブ装置では、光学的記録媒体の半径方向へ移動制御されるスレッド等の取付本体に光ピックアップを搭載している。この光ピックアップは半導体レーザ等の発光素子(発光用光学部品)から水平状に出射されたレーザビーム等の光ビームを反射プリズム(反射ミラー)によって垂直状に屈曲させて対物レンズに入射し、対物レンズによって光学的記録媒体の下面に収束させる。そして、その反射光を対物レンズ、反射プリズム等を介して受光素子(受光用光学部品)で受光することにより、光学的記録媒体に対するデータ(情報)の記録及び/又は再生を行っている。
この際、特に、受光素子等の光学部品をスレッドに取り付ける(組み立てる)際には、光学部品を光軸方向と直交する2方向であるX方向及びY方向(センターリング調整)と、光軸方向であるZ方向(フォーカシング調整)との3次元調整しながら高精度に位置決めして取り付ける必要がある。
そこで、従来、光ディスク装置の光ピックアップにおける受光素子の光学ベースへの取付装置の公知例として、次のようなもの(例えば、特許文献1)が知られている。
これは、板バネからなる取付板の一端側である固定端を2本のネジで光学ベースに固定し、その取付板の他端側である可動端を1本の調整ネジによりその取付板の可撓性(バネ力)を利用して光学ベースに対する遠近方向に揺動(スイング運動)可能に取り付け、その取付板の背面側には一対の押圧アーム(バネアーム)を一体に形成している。
これは、板バネからなる取付板の一端側である固定端を2本のネジで光学ベースに固定し、その取付板の他端側である可動端を1本の調整ネジによりその取付板の可撓性(バネ力)を利用して光学ベースに対する遠近方向に揺動(スイング運動)可能に取り付け、その取付板の背面側には一対の押圧アーム(バネアーム)を一体に形成している。
そして、クランプ用板上にクランプされた受光素子を一対の押圧アームのバネ力を利用して取付板の背面に押圧させた状態に取り付けて、その受光素子を一対の押圧アームの内側で取付板に対して光軸方向と直交するX方向とY方向に移動調整する。この後、1本の調整ネジによって取付板の可動端を固定端を支点にして光学ベースに対する遠近方向に揺動(スイング運動)調整することによって、受光素子を光軸方向であるZ方向に沿って揺動調整する。そして、最後に、受光素子のクランプ用板を取付板に接着剤で接着して固定するようにしたものである。
特開2003−257066号公報
解決しようとする課題は、取付板の背面に一対の押圧アームのバネ力を利用して押圧させた受光素子をその取付板の背面でX方向及びY方向に移動調整した後に、1本の調整ネジによって取付板の可動端を固定端を支点にして揺動(スイング運動)調整して、受光素子をZ方向に沿って揺動調整する際に、受光素子が一対の押圧アームの内側でX方向、Y方向に位置ずれし易い上に、取付板をZ方向に沿って揺動調整することによって受光素子をZ方向に移動調整する方法では、受光素子を光軸方向に高精度に平行移動させることができない。従って、受光素子のX方向、Y方向及びZ方向の3次元調整を高精度に行うことができないと言う点である。また、取付板の固定端を一対のネジで光学ベースに固定し、取付板の可動端を1本の調整ネジで光学ベースにZ方向に移動可能に構成し、取付板の背面側に一体に形成した一対の押圧アームによって受光素子のクランプ用板を取付板の背面に押圧して、受光素子を一対の押圧アームの内側で取付板に対してX方向、Y方向に移動調整する構造は、取付板の外径寸法が著しく大きくなり、取付装置全体が大型化してしまうと言う点である。また、受光素子のZ方向の調整後に、1本の調整ネジに緩みが発生すれば、受光素子のZ方向の位置決めに狂いが生じてしまう点である。
本発明は、光学部品を取付本体に対して光軸方向と直交するX方向及びY方向と、光軸方向であるZ方向との3次元調整後に固定する光学部品の取付装置において、前記光学部品を前記取付本体に対して前記X方向、Y方向及びZ方向に3次元調整する調整プレートと、該調整プレートと前記取付本体との間に介在されて、スライドカム構造によって該取付本体に対してZ方向に移動調整され、該調整プレートの該取付本体に対する前記Z方向の位置決めを行う位置決め部材とを備えたことを特徴とする光学部品の取付装置である。
また、本発明は、光ディスク、光磁気ディスク、その他の光学的記録媒体に光ビームを照射及び/又は受光する発光素子及び/又は受光素子としての光学素子を移動用取付本体に対して該光学素子の光軸方向と直交するX方向及びY方向と、光軸方向であるZ方向との3次元調整後に固定する光ピックアップにおいて、前記光学素子を前記移動用取付本体に対して前記X方向、Y方向及びZ方向に3次元調整する調整プレートと、該調整プレートと前記移動用取付本体との間に介在されて、スライドカム構造によって前記移動用取付本体に対するZ方向に移動調整され、該調整プレートの該移動用取付本体に対するZ方向の位置決めを行う位置決め部材とを備えたことを特徴とする光ピックアップである。
また、本発明は、光学的記録媒体の半径方向へ移動されるスレッドに搭載された光ピックアップを備え、該光ピックアップの光ビームの発光素子及び/又は受光素子である光学素子を移動用取付本体に対して光軸方向と直交するX方向及びY方向と、光軸方向であるZ方向との3次元調整後に固定する光ピックアップを備えた光ディスク装置において、前記光学素子を前記移動用取付本体に対して前記X方向、Y方向及びZ方向に3次元調整する調整プレートと、該調整プレートと前記移動用取付本体との間に介在されて、スライドカム構造によって前記移動用取付本体に対するZ方向に移動調整され、該調整プレートの該移動用取付本体に対するZ方向の位置決めを行う位置決め部材とを備えたことを特徴とする光ディスク装置である。
本発明の光学部品の取付装置は、調整プレートによって光学部品や光学素子を取付本体や移動用取付本体に対してX方向、Y方向及びZ方向の3次元調整した後に、位置決め部材によって調整プレートの取付本体や移動用取付本体に対するZ方向の位置決めを行うので、光学部品や光学素子のX方向、Y方向及びZ方向の調整をそれぞれ高精度に行うことができ、それでいて、光学部品や光学素子のX方向、Y方向及びZ方向の3次元調整後の固定を容易に行うことができるので、光学部品や光学素子のX方向、Y方向及びZ方向の調整を高精度に行える上に、設備の簡素化が容易になる。光学部品や光学素子を取付本体や移動用取付本体に対して位置決め部材によって固定する際の位置ずれが発生せず、信頼性の向上を計ることができる。調整プレートと取付本体との間に位置決め部材を挟み込んだ構造であるから、省スペース設計が可能であり、取付装置、光ピックアップ、光ディスク装置の小型化が可能であるという利点がある。
位置決め部材によって調整プレートを簡単に位置決めするという目的を、取付本体の電気部品取付面と調整プレートとの間に形成された一対の平行な斜面によって構成されたスライドカム構造やその電気部品取付面と調整プレートとの間にラセン状に形成された一対のラセン状斜面によって構成されたスライドカム構造で実現した。
位置決め部材によって調整プレートを簡単に固定するという目的を、取付本体に取り付けられた複数の固定用ネジに調整プレートをX方向及びY方向に移動可能に挿通し、複数の固定用ネジにより位置決め部材を調整プレートと共締めして取付本体に固定する構造によって実現した。
位置決め部材によって調整プレートを簡単に固定するという目的を、取付本体に取り付けられた複数の固定用ネジに調整プレートをX方向及びY方向に移動可能に挿通し、複数の固定用ネジにより位置決め部材を調整プレートと共締めして取付本体に固定する構造によって実現した。
図1〜図6によって、本発明を光ディスク装置の光ピックアップの光学素子(光学部品)の取付装置に適用した実施例1について説明する。
図6は、光ディスク装置1の概要を示したものであって、スピンドルモータ2によって回転駆動される光ディスク(光磁気ディスクやその他の光学的記録媒体を含む)3の下部にスレッド(取付本体や移動用取付本体に相当)4が配置されていて、このスレッド4はガイド手段5で案内され、かつ、図示省略されたスレッド移送機構によって光ディスク3の半径方向に移送されるように構成されている。
図6は、光ディスク装置1の概要を示したものであって、スピンドルモータ2によって回転駆動される光ディスク(光磁気ディスクやその他の光学的記録媒体を含む)3の下部にスレッド(取付本体や移動用取付本体に相当)4が配置されていて、このスレッド4はガイド手段5で案内され、かつ、図示省略されたスレッド移送機構によって光ディスク3の半径方向に移送されるように構成されている。
そして、スレッド4に光ピックアップ7が搭載されていて、この光ピックアップ7の対物レンズ8は2軸アクチュエータ9によってフォーカシング駆動及びトラッキング駆動されるように構成されている。そして、スピンドルモータ2によって光ディスク3を定速で回転駆動しながら、対物レンズ8によってレーザビーム(光ビーム)を光ディスク3の下面側に収束させ、スレッドを光ディスク3の半径方向Aに移送しながら、光ディスク3にデータ(情報)を記録及び/又は再生するように構成されている。
図5は、光ピックアップ7の光学回路の概要を示したものであって、光学素子(光学素子を含む光学部品)10から出射されたレーザビームLB1は光反射及び光透過型の素子11及びミラー12によって反射されて対物レンズ8によって光ディスク3の下面側に収束される。そして、光ディスク3で反射された反射光LB2が光反射素子12で反射され、光反射及び光透過用素子11を透過して集光レンズ13によって受光素子(光学素子を含む光学部品)14に受光されて、光ディスク3へのデータの記録及び/又は再生が行われる。
なお、2軸アクチュエータ9、発光素子10及び受光素子14等はスレッド4上に固定されているコネクター45にフレキシブルプリント基板46を介して接続され、そのコネクター45から光ディスクドライブ装置5の定位置に固定されている駆動回路にフレキシブルプリント基板(何れも図示せず)によって接続されている。
本発明は、光学部品及び光学素子として受光素子14を適用し、この受光素子14をスレッド4に対して反射光LB2の光軸方向ODに対して直角な方向であるX方向及びY方向と、光軸方向ODであるZ方向との3次元調整を行って固定する取付装置16を提供するものである。
ここで、図3及び図4は、光ピックアップ7の外観を示したものであって、図1の(A)(B)及び図2によって、本発明の取付装置16の実施例1の詳細について説明する。
ここで、図3及び図4は、光ピックアップ7の外観を示したものであって、図1の(A)(B)及び図2によって、本発明の取付装置16の実施例1の詳細について説明する。
この取付装置16の実施例1は、受光素子14がマウントされた平板形状の調整プレート17を有し、この調整プレート14は例えば横長形状に形成され、その横長方向の両端には各一対のネジ挿通孔18と治具クランプ部19が形成されている。スレッド4の電気部品取付面である受光素子取付面20が反射光LB2の光軸方向OBに対して直角状に形成されていて、その受光素子取付面20の中央には反射光LB2が透過される光透過孔21が開口されている。その受光素子取付面20で、光透過孔21の両側には一対のネジ取付孔22が形成されている。
そして、調整プレート17と受光素子取付面20との間に平板形状の位置決め部材23が配置されていて、この位置決め部材23の中央には光透過孔24が形成され、両側にはネジ挿通孔25が形成されている。
そして、一対の取付ネジ26が調整プレート17の一対のネジ挿通孔18から位置決め部材23の一対のネジ挿通孔25を挿通してスレッド4の受光素子取付面20の一対のネジ取付孔22内に取り付けられることにより、この一対の取付ネジ26によって調整プレート17が位置決め部材23を共締めするようにして受光素子取付面20にネジ止め(固定)されるように構成されている。
そして、一対の取付ネジ26が調整プレート17の一対のネジ挿通孔18から位置決め部材23の一対のネジ挿通孔25を挿通してスレッド4の受光素子取付面20の一対のネジ取付孔22内に取り付けられることにより、この一対の取付ネジ26によって調整プレート17が位置決め部材23を共締めするようにして受光素子取付面20にネジ止め(固定)されるように構成されている。
なお、後述する受光素子14のX方向及びY方向の位置調整を行えるように、調整プレート17の一対のネジ挿通孔18は真円孔で、かつ、一対の取付ネジ26より大径のいわゆるバカ穴に形成されている。また、後述する位置決め部材23の位置決めのための上下方向のスライド調整を行えるように、この位置決め部材23の一対のネジ挿通孔25は一対の取付ネジ26の直径より大きい上下方向の長孔(バカ穴)に形成され、中央の光透過孔24も同様の長孔に形成されている。
そして、スレッド4の受光素子取付面20と位置決め部材23との間には、位置決め部材23を上下方向に移動調整することによって、この位置決め部材23を光軸方向ODへ移動調整するためのスライドカム構造28が形成されている。
このスライドカム構造28は、受光素子取付面20の両側に角度θ1で斜め下向きに形成された一対の平行な斜面29と、位置決め部材23の両端に形成されて、受光素子取付面20側へ突出された一対の傾斜部30の受光素子取付面20側に角度θ2で斜め上向きに形成された一対の平行な斜面31とによって構成されている。但し、角度θ1=θ2である。
このスライドカム構造28は、受光素子取付面20の両側に角度θ1で斜め下向きに形成された一対の平行な斜面29と、位置決め部材23の両端に形成されて、受光素子取付面20側へ突出された一対の傾斜部30の受光素子取付面20側に角度θ2で斜め上向きに形成された一対の平行な斜面31とによって構成されている。但し、角度θ1=θ2である。
なお、スレッド4に固着された板バネ32に一体に形成された一対の押圧部33によって位置決め部材23の一対の傾斜部30が一対の斜面31側とは反対側から弾性的に押圧されることによって、位置決め部材23が一対の平行な斜面31によってスレッド4の一対の平行な斜面29に所定の圧力で押圧されている。
この取付装置16の実施例1は、以上のように構成されていて、発光素子14をスレッド4の発光素子取付面20へ取り付ける際には、図1の(A)(B)に示すように、位置決め部材23をスライドカム構造28の各一対の平行な斜面29、31に沿って斜め下方である矢印a方向へスライド調整(下降)させて、この位置決め部材23を発光素子取付面20側へ接近させると共に、取付ネジ26を矢印b方向へ緩めて、調整プレート17と位置決め部材23との間に適当な隙間Gを形成する。
そして、図2に示すように、調整プレート17の両端の治具クランプ部19を図示省略した治具によってクランプして、その治具によって調整プレート17と一体に受光素子14を光軸方向ODに対する直角な方向であるX方向及びY方向と、光軸方向ODであるZ方向との3次元の調整を行い、反射光OB2に対する受光素子14のX方向及びY方向の位置調整(センターリング調整)と、Z方向の位置調整(フォーカス調整)を行う。
次に、図1の(B)に示すように、位置決め部材23を治具によってスライドカム構造28の各一対の平行な斜面29、31に沿って斜め上方である矢印c方向へスライド調整(上昇)して、その位置決め部材23を調整プレート17に矢印b方向から当接させて、この位置決め部材23によって受光素子取付面20に対する調整プレート17のZ方向の間隔Dを規定する。
そして、最後に、一対の取付ネジ26を矢印d方向へ締結して、調整プレート17によって位置決め部材23をサンドイッチ状に共締めするようにして、調整プレート17をスレッド4の受光素子取付面20に固定する。そして、この後に、瞬間接着剤等を用いて一対の取付ネジ26、調整プレート17及び位置決め部材23をスレッド4の受光素子取付面20に固着して、一連の作業を終了する。
このように構成された取付装置16の実施例1によれば、受光素子14のX方向、Y方向及びZ方向の3次元調整後に、位置決め部材23によって調整プレート17を受光素子取付面20に隙間のない状態に接続すること(換言すれば、調整プレート17と受光素子取付面20との間の隙間を位置決め部材23で埋めてしまうこと)ができるので、その3次元調整後に、一対の取付ネジ26で調整プレート17をスレッド4の受光素子取付面20に固定する際に、調整プレート17を位置決め部材23を介して発光素子取付面20に簡単、かつ、高精度に固定することができる。
従って、受光素子14の3次元調整後の固定を容易に行うことができ、設備の簡素化が容易になると共に、信頼性の向上を計ることができる。位置決め部材23は受光素子取付面20と調整プレート17との間の小スペース内に組み込むことができるので、省スペース設計が可能であり、取付装置16、光ピックアップ7、光ディスク装置1の小型化が可能である。
取付ネジ26で位置決め部材23を共締めしながら調整プレート17を受光素子取付面20に固定する際の位置決め部材23の位置ずれ防止を計ることも可能である。
次に、図7の(A)(B)によって、本発明の取付装置16の実施例2を説明する。
この場合は、図1の(A)(B)及び図2で説明した取付装置16の実施例1における一対の取付ネジ26をスライドカム構造28の各一対の平行な斜面29、31に対して直角な方向から固定するように構成したものである。この際、調整プレート17の一対のネジ挿通孔18の位置決め部材23側とは反対側の外周に各一対の平行な斜面29、31と平行な斜面で形成された一対の取付ネジ押圧面35が形成されている。
この場合は、図1の(A)(B)及び図2で説明した取付装置16の実施例1における一対の取付ネジ26をスライドカム構造28の各一対の平行な斜面29、31に対して直角な方向から固定するように構成したものである。この際、調整プレート17の一対のネジ挿通孔18の位置決め部材23側とは反対側の外周に各一対の平行な斜面29、31と平行な斜面で形成された一対の取付ネジ押圧面35が形成されている。
この取付装置16の実施例2によれば、図7の(A)に示すように、受光素子14を調整プレート17によってX方向、Y方向及びZ方向へ3次元調整した後に、図7の(B)に示すように、一対の取付ネジ26を矢印d方向へ締結して、位置決め部材23を共締めしながら、調整プレート17をスレッド4の受光素子取付面20へ固定する際に、その一対の取付ネジ26の締付力を各一対の平行な斜面29、31に直角状に加えることができる。
この結果、位置決め部材23に一対の斜面29、31に沿った位置ずれを全く発生させることなく、受光素子14を受光素子取付面20へ正確に固定することができる。
この結果、位置決め部材23に一対の斜面29、31に沿った位置ずれを全く発生させることなく、受光素子14を受光素子取付面20へ正確に固定することができる。
次に、図8(A)(B)及び図9によって、本発明の取付装置16の実施例3を説明する。
この場合は、スライドカム構造28の受光素子取付面20側と調整プレート17との一対の斜面を、受光素子取付面20に開口されている光透過孔21の両側に角度θ1、θ2でラセン状に形成された各一対のラセン状斜面37、38によって構成したものである。
そして、位置決め部材23の中央に形成された真円孔39が受光素子取付面20の中央に形成されている光透過孔21の外周に一体に形成された円筒部40の外周に挿入されて、この位置決め部材23を円筒部40の外周で受光素子取付面20に対して軸方向であるZ方向に移動自在であると共に、軸心の周りに矢印e、f方向に回転自在に構成されている。
この場合は、スライドカム構造28の受光素子取付面20側と調整プレート17との一対の斜面を、受光素子取付面20に開口されている光透過孔21の両側に角度θ1、θ2でラセン状に形成された各一対のラセン状斜面37、38によって構成したものである。
そして、位置決め部材23の中央に形成された真円孔39が受光素子取付面20の中央に形成されている光透過孔21の外周に一体に形成された円筒部40の外周に挿入されて、この位置決め部材23を円筒部40の外周で受光素子取付面20に対して軸方向であるZ方向に移動自在であると共に、軸心の周りに矢印e、f方向に回転自在に構成されている。
この際、調整プレート17側に一体成形した円筒部40を受光素子取付面20に形成されている光透過孔21内に挿入することもでき、また、位置決め部材23側に一体成形した円筒部40を受光素子取付面の光透過孔21内に軸方向に移動可能で、軸心の周りに回転自在に挿入することもできる。また、位置決め部材23の両側に形成されている一対のネジ挿通孔25は真円孔39を中心とする円弧状の孔(バカ孔)に形成されている。
この取付装置16の実施例3によれば、図8の(A)に示すように、位置決め部材矢印e方向へ回転して、スライドカム構造18の各一対のラセン状斜面38を受光素子取付面20側の各一対のラセン状斜面37に沿って矢印g方向へスライド調整することにより、この位置決め部材23を光素子取付面20側へ接近せると共に、一対の取付ネジ26を矢印b方向へ緩めて、調整プレート17と位置決め部材23との間に適当な隙間Gを形成する。
そして、調整プレート17の両端の治具クランプ部19を図示省略した治具によってクランプして、その治具によって調整プレート17と一体に受光素子14の光軸方向ODに対する直角な方向であるX方向及びY方向と、光軸方向ODであるZ方向との3次元の調整を行って、反射光OB2に対する受光素子14のX方向及びY方向の位置調整(センターリング調整)と、Z方向の位置調整(フォーカス調整)を行う。
次に、図8の(B)に示すように、位置決め部材23を治具によって矢印f方向へ回転調整して、スライドカム構造28の各一対のラセン状斜面38を受光素子取付面20側の各一対のラセン状斜面37に沿って矢印h方向へスライド調整することにより、この位置決め部材23を調整プレート17に矢印b方向から当接させて、この位置決め部材23によって受光素子取付面20に対する調整プレート17のZ方向の間隔Dを規定する。
そして、最後に、一対の取付ネジ26を矢印d方向へ締結して、調整プレート17によって位置決め部材23をサンドイッチ状に共締めするようにして、調整プレート17をスレッド4の受光素子取付面20に固定する。そして、この後に、瞬間接着剤等を用いて一対の取付ネジ26、調整プレート17及び位置決め部材23をスレッド4の受光素子取付面20に固着して、一連の作業を終了する。
このように構成された取付装置16の実施例3によれば、スライドカム構造28の各一対のラセン状斜面37、38が光透過孔21(円筒部40)の外周の両側にて互いに逆方向に傾斜されているので、一対の取付ネジ26を締結する際に、位置決め部材23に矢印e又はf方向への回転力が全く発生しない。従って、図8の(A)に示すように、受光素子14を調整プレート17によってX方向、Y方向及びZ方向へ3次元調整した後に、図8の(B)に示すように、一対の取付ネジ26を矢印c方向へ締結して、位置決め部材2を共締めしながら、調整プレート17をスレッド4の受光素子取付面20へ固定する際に、位置決め部材23の光軸方向OBの位置ずれが全く発生しない。
この結果、受光素子14を受光素子取付面20へ正確に固定することができる。
この結果、受光素子14を受光素子取付面20へ正確に固定することができる。
以上、本発明の実施例について述べたが、本発明は光ディスク7、光磁気ディスクを用いた各種の光ディスク装置における各種の光学素子の取付装置に適用可能であり、更には、光ディスク装置以外における各種の光学部品の取付装置にも適用可能である。
1 光ディスク装置
3 光学的記録媒体である光ディスク
4 取付本体や移動用取付本体であるスレッド
7 光ピックアップ
14 光学部品や光学素子である受光素子
16 取付装置
17 調整プレート
20 受光素子取付面
23 位置決め部材
26 取付ネジ
28 スライドカム構造
29 斜面
31 斜面
35 取付ネジ押圧面
37 ラセン状斜面
38 ラセン状斜面
40 円筒部
3 光学的記録媒体である光ディスク
4 取付本体や移動用取付本体であるスレッド
7 光ピックアップ
14 光学部品や光学素子である受光素子
16 取付装置
17 調整プレート
20 受光素子取付面
23 位置決め部材
26 取付ネジ
28 スライドカム構造
29 斜面
31 斜面
35 取付ネジ押圧面
37 ラセン状斜面
38 ラセン状斜面
40 円筒部
Claims (7)
- 光学部品を取付本体に対して光軸方向と直交するX方向及びY方向と、光軸方向であるZ方向との3次元調整後に固定する光学部品の取付装置において、
前記光学部品を前記取付本体に対して前記X方向、Y方向及びZ方向に3次元調整する調整プレートと、
該調整プレートと前記取付本体との間に介在されて、スライドカム構造によって該取付本体に対してZ方向に移動調整され、該調整プレートの該取付本体に対する前記Z方向の位置決めを行う位置決め部材とを備えた
ことを特徴とする光学部品の取付装置。 - 前記スライドカム構造が、前記取付本体の電気部品取付面と前記調整プレートとの間に形成された一対の平行な斜面に構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の光学部品の取付装置。 - 前記スライドカム構造が、前記取付本体の電気部品取付面と前記調整プレートとの間にラセン状に形成された一対の平行なラセン状斜面によって構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の光学部品の取付装置。 - 前記調整プレートが前記取付本体に取り付けられた複数の取付ネジに対して前記X方向及びY方向に移動可能に挿通され、
前記位置決め部材が複数の前記取付ネジによって前記調整プレートと共締めされて前記取付本体に固定される
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光学部品の取付装置。 - 前記複数の取付ネジが前記スライドカム構造の斜面に対して直角な方向から締結されることを特徴とする請求項4に記載の光学部品の取付装置。
- 光ディスク、光磁気ディスク、その他の光学的記録媒体に光ビームを照射及び/又は受光する発光素子及び/又は受光素子としての光学素子を移動用取付本体に対して該光学素子の光軸方向と直交するX方向及びY方向と、光軸方向であるZ方向との3次元調整後に固定する光ピックアップにおいて、
前記光学素子を前記移動用取付本体に対して前記X方向、Y方向及びZ方向に3次元調整する調整プレートと、
該調整プレートと前記移動用取付本体との間に介在されて、スライドカム構造によって前記移動用取付本体に対するZ方向に移動調整され、該調整プレートの該移動用取付本体に対するZ方向の位置決めを行う位置決め部材とを備えた
ことを特徴とする光ピックアップ。 - 光学的記録媒体の半径方向へ移動されるスレッドに搭載された光ピックアップを備え、該光ピックアップの光ビームの発光素子及び/又は受光素子である光学素子を移動用取付本体に対して光軸方向と直交するX方向及びY方向と、光軸方向であるZ方向との3次元調整後に固定する光ピックアップを備えた光ディスク装置において、
前記光学素子を前記移動用取付本体に対して前記X方向、Y方向及びZ方向に3次元調整する調整プレートと、
該調整プレートと前記移動用取付本体との間に介在されて、スライドカム構造によって前記移動用取付本体に対するZ方向に移動調整され、該調整プレートの該移動用取付本体に対するZ方向の位置決めを行う位置決め部材とを備えた
ことを特徴とする光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004037265A JP2005228424A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 光学部品の取付装置、光ピックアップと光ディスク装置 |
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JP2004037265A JP2005228424A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 光学部品の取付装置、光ピックアップと光ディスク装置 |
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JP2005228424A true JP2005228424A (ja) | 2005-08-25 |
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ID=35002987
Family Applications (1)
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JP2004037265A Pending JP2005228424A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 光学部品の取付装置、光ピックアップと光ディスク装置 |
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2004
- 2004-02-13 JP JP2004037265A patent/JP2005228424A/ja active Pending
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