JP2001023136A - 磁気ディスク装置及び最適オフセット測定方法 - Google Patents
磁気ディスク装置及び最適オフセット測定方法Info
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Abstract
易で媒体欠陥等があっても正確に最適なオフセットを測
定できる。 【解決手段】磁気ディスク装置は、測定パターン書込部
60と最適オフセット測定部62を備える。測定パター
ン書込部62は、測定トラックの両側の隣接トラック
に、ランダムパターンを書き込んだ後に、初期設定で単
純なローパスフィルタ特性としていても正常にPR4等
化特性が得られるプリアンブルパターンを書き込む。最
適オフセット測定部62は、オフセット量を変えなが
ら、PR4等化したサンプル値yと予め定めたノイズな
しの場合のサンプル理想値eとの差の2乗の総和Σ(y
−W)2 をサンプル数Nで割っq1サンプル当りの平均
2乗誤差MSEを求め、MSEを最小とするオフセット
を最適オフセットとする。
Description
エータの先端にライトヘッドとリードヘッドをトラック
方向に並べて配置した複合ヘッドを使用した磁気ディス
ク装置及びオフセット測定方法に関し、特に、ライトヘ
ッドとリードヘッドのコアずれに起因したオフセットを
装置パラメータのデフォルト状態で正確に測定するため
の磁気ディスク装置及びそのオフセット測定方法に関す
る。
るヘッドは、読出専用のMRヘッドと書込み専用のイン
ダクティブヘッドをトラック方向に並べて配置した複合
ヘッドを使用している。また複合ヘッドは、ロータリア
クチュエータの先端に支持され、媒体トラックを横切る
径方向に移動して位置決めされる。更に、媒体のデータ
面には、トラック方向に一定間隔で位置情報を記録した
サーボフレームを予め配置したデータ面サーボを採用し
ている。
ドの再生信号から復調した位置信号によりトラックセン
タにMRヘッドのセンタをオントラックした状態で、イ
ンダクティブヘッドにより媒体にデータを書込む。この
媒体に書込んだデータを再生する読出し時には、MRヘ
ッドの再生信号から復調した位置信号によりトラックセ
ンタにMRヘッドのセンタをオンラックした状態で、M
Rヘッドにより媒体からデータを読み出して復調する。
とリードヘッドが分離配置されているため、一般にデー
タ書込み時のライトヘッドのライトセンタ位置とデータ
読出し時のリードヘッドのリードセンタ位置にはずれが
生ずる。そこで、ライトセンタ位置とリードセンタ位置
のずれ量を予め測定しておき、データを読出す際にはず
れ量の分だけリードヘッドをオフセットさせてライトセ
ンタに位置決めする制御を行う必要がある。
は、まず、ライトヘッドの位置を示す基準の信号として
ランダムなデータを書き込み、その後、リードヘッドを
少しずつオフセットさせながらデータを読み出し、エラ
ーレートが最小となるオフセット量、あるいは、エラー
の起きなかったオフセット量の範囲の中心をもって最適
なオフセット量としている。
うなライトヘッドとリードヘッドの分離配置に起因した
オフセットの測定は、リードチャネルのパラメータがデ
フォルトの設定であっても、ある程度は正しくデータを
読み出すことができなければいけない。この理由は、リ
ードチャネルのパラメータの調整は、媒体に書かれたデ
ータを使用しており、このためパラメータ調整前のデフ
ォルトのパラメータによって媒体に書かれている調整用
のパラメータを読み出すことが出来なければならないか
らである。
出したデータによる調整が必要なパラメータは比較的少
なかったので、デフォルトの設定状態でもある程度のエ
ラーレートは確保できる。
より、低S/N比でも従来と同等のエラーレートを確保
できるようになったが、その分、パラメータの設定は細
かくなり、パラメータが全く調整されてないデフォルト
設定状態では、データが読み出せないという状態になり
つつある。
配置に起因したオフセットの測定における評価では、E
CCによるデータ訂正機能を利用し、1トラックをリー
ドしてECCによる訂正が不可能なエラーが起きたセク
タ数、即ち1シリンダリードしたときのセクタエラーレ
ートが最小となるオフセット量、あるいは、訂正が不可
能なエラーが起きなかったオフセットの範囲の中心をも
って最適オフセット量とするのが普通である。
はハードウェアで行うことができ、また、リードチャネ
ルのパラメータの未調整によるエラーレートの劣化をE
CCで補うことができるからである。
は、媒体欠陥に弱いという問題がある。即ち、オフセッ
ト測定の際に、測定トラックのどちらか一方の側、例え
ばディスク動径方向のアウター側に媒体欠陥が局部的に
存在したとする。この場合、リードヘッドの位置がアウ
ター寄りのときは、アウター側の媒体欠陥によってバー
ストエラーが起きてECCによる訂正が不可能となり、
エラーレートが悪化する。
域でECCによる正常なエラーレートの評価が行われ、
この場合の最適オフセット量は、媒体欠陥がない場合の
本来の最適オフセット量に比べてインナー側にずれてし
まい、媒体欠陥に弱い。
れたもので、測定時のリードチャネルのパラメータ設定
が容易で媒体欠陥等があってもデフォルト設定状態で正
確に最適なオフセットを求めることのできる磁気ディス
ク装置及びそのオフセット測定方法を提供することを目
的とする。
図である。
チュエータ54の先端にリードヘッド52とライトヘッ
ド50を配置した複合ヘッドを備え、リードヘッドの再
生信号から復調した媒体の位置信号に基づいて目標トラ
ックにオントラックしながら情報の記録又は再生を行
い、更に再生時には、リードヘッドから再生信号を、パ
ーシャルレスポンス応答波形に等化した後に最尤検出し
て情報を復調する磁気ディスク装置を対象とする。
は、測定パターン書込部60と最適オフセット測定部6
2を設ける。測定パターン書込部60は、図1(B)の
ように、オフセットを測定する測定トラック80の両側
に位置する隣接トラック78に、ランダムパターンを書
き込むか又はACイレーズした後に、プリアンブルパタ
ーンを書き込む。
ット量を変えながら、プリアンブルパターンの再生信号
を等化したパーシャルレスポンス応答波形のサンプル値
yと予め定めたノイズなしの場合のサンプル理想値Wと
の誤差の2乗の総和Σ(y−W)2 を求め、次に2乗誤
差の総和Σ(y−W)2 をサンプル数Nで割って1サン
プル当りの平均(以下「平均事情誤差MSE」という)
を算出し、オフセット量の変化に対し平均2乗誤差MS
Eが最小となるオフセット量94を最適オフセットに決
定する。
スポンス・クラス4・最尤検出(以下「PR4ML」と
いう)の場合、プリアンブルパターンとして、測定トラ
ックに磁化反転をビット1、非磁化反転をビット0とし
た場合に、0,1で繰り返すプリアンブルパターン「0
1010101・・・」を書き込む。
R4MLの場合、「01010101・・・」で繰り返
すプリアンブルパターンを用いることで、ローパスフィ
ルタ以降の波形は正しくパーシャルレスポンス応答波形
に等化された波形と同じになり、この結果、評価量とし
ての平均2乗誤差MSEには等化誤差を全く含まず、ノ
イズのパワーのみを含むものとなる。
ると信号は小さくなり、相対的にノイズは大きくなるの
で、リードヘッドが正しくオントラックしているときに
平均2乗誤差MSEの値が最小値となり、そのときのオ
フセット量が最適なオフセット量となる。
ク中のセクタ数は数百個程度であるのに対して、本発明
のサンプル数となるビット数は、およそ1e6、即ち1
×106 個程度と極めて多くなり、従来のセクタエラー
レートよりも本発明で求めている1サンプル当りの平均
2乗誤差MSEの方が、測定誤差ははるかに小さく、最
適オフセット量をより正確に求めることができる。
レスポンス応答波形への等化で使用するローパスフィル
タのカットオフ周波数Fcを、サンプリング周波数fs
の2分の1となるナイキスト周波数fnと実質的に同一
となるように設定する。
レスポンス応答波形への等化で使用するローパスフィル
タのブースト量Fbとして、フィルタゲイン特性のピー
クとなる周波数を媒体ノイズのピーク周波数に合わせる
ように設定する。
リアンブルパターンと媒体ノイズ、回路ノイズが合成さ
れた信号が出力されるが、回路ノイズはヘッドのオフセ
ット量を変化させたときの平均2乗誤差MSEの変化に
寄与しないので、フィルタのゲイン特性のピークを媒体
ノイズのパワースペクトラムのピークに合わせてやる
と、フィルタ出力後の信号における媒体ノイズと回路ノ
イズの比はフィルタ出力前に比べて大きくなる。よって
ヘッドをオフセットさせたときの平均2乗誤差MSEの
変化量が大きくなり、測定の感度が上がる。
答波形への等化で使用するトランスバーサルフィルタ、
例えばFIRフィルタ(有限インパルス応答フィルタ)
の特定のタップ係数を0以外の値に設定し、残りのタッ
プ係数を0に設定して単純なローパスフィルタ特性と
し、パラメータ設定が簡単になる。
セット測定では、PR4応答波形に等化した信号を元に
AGCやPLLのフィードバック制御を行うので、媒体
から読み出してきた信号を正しく等化できるように等化
器を調整する必要がある。
1010・・・」というように2ビット毎に1を書き込
むプリアンブルパターン(ダイパルスパターン)を用い
たことで、等化器の初期設定を単純なローパスフィルタ
としても、PR4応答波形と同じ等化波形が出力され、
AGCやPLLのフィードバック制御は正しく行われ、
パラメータの調整が簡単で済む。
当り平均2乗誤差MSEの測定に先立ち、パーシャルレ
スポンス応答波形への等化で使用する可変利得増幅器の
自動制御ゲインとリードクロックを抽出するPLL回路
(タイミングリカバリ回路)のタイミングを、プリアン
ブルパターンの再生信号によるトレーニングで自動調整
する。
当り平均2乗誤差MSEの測定に先立ち、測定トラック
上でヘッドを一定オフセット量に固定した状態で、トラ
ック上のデータフレーム又はデータセクタ毎に平均2乗
誤差MSEを算出し、他のフレーム又はセクタと比較し
て平均2乗誤差MSEが極端に大きい場合、そのフレー
ム又はセクタには媒体欠陥があると見做して測定対象か
ら除外する。
平均2乗誤差MSEを計算するのではなく、セクタ毎、
あるいはフレーム毎に平均2乗誤差MSEを測定し、平
均2乗誤差MSEが著しく大きいセクタあるいはフレー
ムには媒体欠陥があるものとして、その部分を除いたの
平均を用いることで、媒体欠陥の影響は完全に除去でき
る。
ダ78を円周方向で均等に分散配置した複数の測定領域
を対象に、平均2乗誤差MSEを算出して媒体偏心等の
周期性偏心外乱RROの影響を軽減する。
当り平均2乗誤差MSEの測定に基づく最適オフセット
量を、媒体のインナー側とアウター側の少なくとも2つ
のトラックで測定し、それ以外のトラックについては最
適オフセットを直線補間計算により求める。
ることで、オフセット測定の処理負担を軽減できる。測
定トラックとしては、インナートラック、センタートラ
ック、アウタートラックの3トラックが望ましい。また
ヨー角θyの変化に対しオフセットは正弦関数で変化す
るが、ロータリアクチュエータのアーム長に対しヨー角
の範囲が比較的狭いため、直線補間で十分近似できる。
ト測定部62は、複合ヘッドが複数設けられた場合、複
合ヘッド毎に、1サンプル当り平均2乗誤差MSEの測
定に基づく最適オフセット量を求める。
ードヘッドとライトを配置した複合ヘッドを備え、リー
ドヘッドの再生信号から復調した媒体の位置信号に基づ
いて目標トラックにオントラックしながら情報の記録又
は再生を行い、更に再生時には、リードヘッドから再生
信号を、パーシャルレスポンス等化した後に最尤検出し
て情報を復調する磁気ディスク装置のオフセット測定方
法を提供するものであり、オフセットを測定する測定ト
ラックの両側に位置する隣接トラックにランダムパター
ンを書き込むか又はACイレーズした後に、プリアンブ
ルパターンを書き込む測定パターン書込過程と、複合ヘ
ッドのオフセット量を変えながら、プリアンブルパター
ンの再生信号を等化したパーシャルレスポンス波形のサ
ンプル値と予め定めたノイズなしの場合のサンプル理想
値との誤差の2乗の総和を求め、次に2乗誤差の総和を
サンプル数で割って1サンプル当りの平均2乗誤差MS
Eを算出し、オフセット量の変化に対し平均2乗誤差M
SEが最小となるオフセット量を最適オフセットに決定
する最適オフセット測定過程と、を備えたことを特徴と
する。
場合と同じになる。
ドディスクドライブのブロック図である。図2におい
て、ハードディスクドライブはSCSIコントローラ1
0、ドライブコントロール12、ディスクエンクロージ
ャ14で構成される。
6、制御記憶で使用されるフラッシュメモリ18、制御
プログラムを格納したプログラムメモリ20、ハードデ
ィスクコントローラ22及びデータバッファ24が設け
られる。ドライブコントロール12には、ドライブイン
タフェースロジック26、DSP28、リード/ライト
LSI30、サーボ復調部32及びサーボドライバ34
が設けられる。
IC36が設けられ、これに対しライトヘッドとリード
ヘッドを備えた複合ヘッド38−1〜38−6を接続し
ている。
スク40−1〜40−3の各記録面に対して設けられ、
VCM44による駆動で磁気ディスク40−1〜40−
3の任意のトラック位置にロータリアクチュエータ54
の駆動で一任される。磁気ディスク40−1〜40−3
はスピンドルモータ42により一定速度で回転する。
は、次のようになる。例えばホストから書込みコマンド
が発行された場合を例にとると、この書込みコマンドは
ハードディスクコントローラ22を介してフラッシュメ
モリ18のコマンドキューに格納される。
ンドキューの先頭位置から書込みコマンドを取出し、ハ
ードディスクコントローラ22を使用してホストに対し
書込みデータの転送を要求する。ホストから転送された
書込みデータはデータバッファ24に格納される。デー
タバッファ24に書込みデータの格納が終了するとMC
U18はハードディスクコントローラ22を起動して磁
気ディスク40−1〜40−3側に対する書込みを行
う。
れていた書込みデータをハードディスクコントローラ2
2、ドライブインタフェースロジック26、リード/ラ
イトLSI30のライト系、ヘッドIC36を通り、例
えば複合ヘッド38−1に設けているライトヘッドによ
り書込みコマンドで指定されたトラックのセクタ位置に
書込まれる。
られたトラック位置に対するVCM44によるヘッドの
位置付けをサーボ復調部32を介して得られたサーボ復
調信号によりサーボドライバ34を制御し、複合ヘッド
38−1が書込みコマンドで指定された目的セクタに位
置付けられたときに、書込みデータのディスク書込みを
実行する。
はハードディスクコントローラ22を介してホストに書
込みデータが正常終了したことを示すステータスを報告
する。
場合は、ハードディスクドイラブ16が読出しコマンド
を取り出し、ハードディスクコントローラ22、ドライ
ブインタフェースロジック26、リード/ライトLSI
30のライト系、ヘッドIC36を通り、例えば複合ヘ
ッド38−1に設けているリードヘッドにより読出コマ
ンドで指定されたトラックのセクタ位置に書込まれてい
るデータを再生し、ホスストに対し読出データを転送す
る。図3は、図2のハードディスクドライブに適用され
る本発明のオフセット測定処理機能のブロック図であ
る。
びリードチャネル回路56は、図2のリード/ライトL
SI30に内蔵されており、1枚を例にとった磁気ディ
スク40に対しロータリアクチュエータ54の先端に設
けている複合ヘッドのライトヘッド50とリードヘッド
52によりデータの書込みまたは読出しを行う。
ヘッドが使用されており、またリードヘッド52として
は通常MRヘッドが使用されている。
回路56に対しては、本発明によるオフセット測定のた
めオフセット測定ユニット46が設けられている。オフ
セット測定ユニット46は、測定制御部58、測定パタ
ーン書込部60、最適オフセット測定部62及び測定結
果を格納するオフセットテーブル64で構成される。
ため磁気ディスク40の特定のトラックを測定トラック
とすることから、サーボ復調部32及びサーボドライバ
34との連携により複合ヘッドを目的とする測定トラッ
クに位置付けできるようにしている。
トチャネル回路48及びリードチャネル回路56の詳細
と共に示している。このライトチャネル回路48及びリ
ードチャネル回路56は、PL4MLを例にとってい
る。
70、プリコーダ72、書込補償回路74、ライトドラ
イバ76が設けられる。リードチャネル回路56には、
可変利得アンプ78、ローパスフィルタ80、サンプラ
として機能するADコンバータ82、イコライザとして
機能するFIRフィルタ84、PR4を対象とした最尤
検出器86、デコーダ88、AGC回路90及びPLL
回路92が設けられる。
ャネル回路56におけるPR4MLによる信号処理を簡
単に説明すると次のようになる。エンコーダ70は、書
込データを例えば8/9RLL符号に変換する。プリコ
ーダ72はエンコーダ70からの8/9RLL符号を入
力して1/(1+D)のプリコードを行う。
合に後方の磁化反転の再生信号が前方にシフトするのを
防ぐため、後方の磁化反転の記録位置を遅延させる。ラ
イトドライバ76は、例えばビット1で磁化反転とする
と、ビット1が得られるごとにライトヘッド50に流す
書込電流の方向を反転して、磁気ディスク40に磁気的
に記録する。
リードヘッド52からはライトヘッド50による磁気デ
ィスク40に記録したステップ状の記録電流による記憶
信号の微分波形となるインパルス波形を持つ再生信号が
出力され、可変利得アンプ78で増幅された後、ローパ
スフィルタ80で高域ノイズ成分が除去され、ADコン
バータ82でサンプリング周波数でサンプリングされた
後、FIRフィルタ84でPR4等化信号に波形等化さ
れる。
等化としてナイキスト等化と(1+D)の波形操作を行
うように等化する。PR4等化信号は、最尤検出器86
に入力され、+1,0,−1の3値をレベル検出した信
号のエラー訂正をビタビアルゴリズムに従って行う。最
尤検出器86で検出されたデータはデコーダ88で元の
データに復調され、再生データとして出力される。
ャネル回路48及びリードチャネル回路56に対し、オ
フセット測定のため、まずライトチャネル回路48に対
し測定パターン書込部60が設けられている。この測定
パターン書込部60には、ランダムパターン発生器66
とプリアンブルパターン発生器68が設けられる。
ックの両側に位置する隣接トラックにランダムパターン
を書込む。ランダムパターンの変わりにACレーズを行
っても良い。プリアンブルパターン発生器68は、測定
トラックにプリアンブルパターンを書込む。このプリア
ンブルパターンは磁化反転をビット1とすると「010
101・・・」と2ビットごとに磁化反転するビット位
置を書込むパターン(ライパルスパターン)を用いる。
ル回路56側には、MSE測定回路94と最適オフセッ
ト測定部62が設けられる。MSE測定回路94は、弁
別器96、減算器98、2乗器100及び加算器102
を備える。MSE測定回路94にはFIRフィルタ84
からのPR4等化信号が入力され、弁別器96でPR等
化後のノイズ無しの場合の理想的なサンプル値(W=+
1,0,−1)を判別する。
96からの理想サンプル値Wとの差(y−W)を求め
る。2乗器100は減算器98の出力の2乗(y−W)
2を求める。加算器102は2乗器100の出力を累積
加算する。
Σ(y−W)2は、最適オフセット測定部62に与えら
れ、1サンプル当たりの平均値、即ちPR4等化後のサ
ンプル値yと等化目標値Wの差の2乗値の1サンプル当
たりの平均値である平均2乗誤差MSEを、最適オフセ
ットの評価量として算出する。
ブルパターンを記録した測定トラックにおいて、オント
ラック状態からオフセットを少しずつ変化させながら、
各オフセットごとに最適オフセット測定部62で平均2
乗誤差MSEを求めており、この平均2乗誤差MSEが
最小となるオフセットを最適オフセットに決定する。
明図であり、磁気ディスク40のトラックに対する複合
ヘッドの位置決めを表わしている。図5において、ロー
タリヘッド38は、回転中心104を持つロータリアク
チュエータ54の先端に支持されている。
るライトヘッド50とリードヘッド52は、磁気ディス
ク40のトラック方向に並んでいる。ロータリアクチュ
エータ54は、磁気ディスク40の最インナーに位置す
るインナートラック105と最アウターに位置するアウ
タートラック107の間で複合ヘッド38をトラックを
横切る径方向に移動する。
合ヘッド38の位置決め状態を基準とすると、インナー
トラック105及びアウタートラック107に、複合ヘ
ッド38A,38Bのようにロータリーアクチュエータ
54で位置合わせしたときの角度をヨー角といい、例え
ばインナー側をヨー角(−θy)、アウター側をヨー角
(+θy)とする。
に対し、もしライトヘッド50とリードヘッド52のコ
ア中心が一致していたとしてもヨー角オフセットを生ず
る。このヨー角オフセットは、図6の特性108のよう
になる。
際には正弦曲線となる。しかしながら、図5のようにヨ
ー角±θyが比較的小さく、またロータリーアクチュエ
ータ54の長さが十分あることから、図6の特性108
のように直線で近似することができる。
ッド38に分離配置しているライトヘッド50とリード
ヘッド52の間には、コア中心に通常ずれを生じてお
り、このコアずれによるオフセットが固定的にヨー角オ
フセットに加わる。例えばセンタートラック106に複
合ヘッド38を位置決めした状態のヨー角を0度とする
と、この時図6のようにコアずれオフセット72のみが
現れることになる。
角オフセット特性108に固定成分としてのコアずれオ
フセット分だけシフトしたオフセット特性110とな
る。
ば、図5のようにインナートラック105,センタート
ラック106及びアウタートラック107の3つを測定
トラックに指定して、図6のインナーオフセット110
−1、センターオフセット110−2、更にアウターオ
フセット110−3のそれぞれを最適オフセットとして
求め、それ以外の信頼値については隣接する2つのオフ
セット点の直線近値による補間計算で求めるようにす
る。
ーの3点ではなく、例えば磁気ディスク40は径方向に
複数ゾーンに分割されていることから、各ゾーン毎に測
定トラックを指定して最適オフセットを測定し、測定ト
ラック以外については隣接する測定オフセットとの直線
近似による補間計算で求めるようにしても良い。
録トラックの書込みパターンの説明図である。図7にお
いて、測定トラック112の両側の隣接トラック11
4,116には、ランダムパターン118−1,118
−2が記録される。ここで、図示のパターンは再生信号
をトラック上に表わしている。ランダムパターン118
−1,118−2を記録した隣接トラック114,11
6の間の測定トラック112には、磁化反転を1とする
と、「010101・・・」を繰り返すプリアンブルパ
ターン120が記録されている。
びプリアンブルパターンが記録される記録トラック及び
その隣接トラックに対するヘッド位置決めとヘッド再生
信号から求められる平均2乗誤差MSEのオフセットの
変化に対する特性を表わしている。
トラックは、データ面サーボ方式を取ることから、トラ
ック方向に見ると一定間隔でサーボフレームが円周方向
に分散して配置され、サーボフレームの間がデータフレ
ームとなっている。
境界部分を図8(A)に示している。隣接トラック11
8−1,118−2に対するランダムパターンの書込み
及び測定トラック112に対するプリアンブルパターン
の書込みは、複合ヘッド38のリードヘッド52でサー
ボフレームから再生したヘッド位置情報に基づき、リー
ドヘッド52のコアセンタが測定トラックサーボフレー
ム122で決まるリードセンタ126に一致するように
オントラック制御する。
るサーボフレーム122からの位置信号の復調で、リー
ドセンタ126にリードヘッド52ののコアセンタがオ
ントラックするようにヘッド位置決めが行なわれ、この
状態でライトヘッド50を使用して、例えば図示のよう
に測定トラック112のプリアンブルパターンが書込ま
れる。
ードセンタ126対し、ライトヘッド50はコアずれ1
25だけ左側にずれたライトセンタ128を持ってい
る。このため測定トラック112に対するプリアンブル
パターンの書込みは、リードヘッド52のリードセンタ
126に対し、コアずれ125だけ右側にずれたライト
センタ128をもつプリアンブルパターンを書込むこと
になる。
ク112として書込んだプリアンブルパターンをリード
ヘッド52で読み出す場合、同じくリードヘッド52を
測定トラックサーボフレーム126のリードセンタ12
6にオントラックした状態で読み出す。
2の中心は、コアずれ125だけ右側にシフトしたライ
トセンタ128にあり、これがリードヘッド52をオン
トラックするべき本来のトラックセンタである。
ド52を測定トラックサーボフレーム122の位置信号
で決まるリードセンター126にオントラックした状態
で、オフセット量をインナー側及びアウター側に所定量
ずつ増加させながら再生信号から平均2乗誤差MSEを
求める。
ットさせながら求めた平均2乗誤差MSEの測定特性1
30である。このMSE測定特性130は、リードヘッ
ド52がライトトラックセンタに近づくにつれて減少
し、ライトセンタ128にオントラックするようにオフ
セットした状態でMSE最小値132が得られる。
52をオフセットしながら求めた平均2乗誤差MSEに
ついて、その最小値を与えるオフセット134を最適オ
フセットに決定する。
た減算器98でPR4等化後のサンプル値yとノイズの
無い理想サンプル値Wとの差を求める場合の等化パター
ンとサンプル値の説明図である。
し理想サンプル値Wとして、+1,0,−1の3値が設
定されている。このような理想サンプル値W=+1,
0,−1に対し、実際のPR4等化波形136は、各サ
ンプル点でサンプル値y1〜y8のようになる。
5,y6の5つについては、理想サンプル値W=+1ま
たは−1に対し誤差を生じており、この誤差が累積され
最終的にサンプル数で割る事で1サンプル当たりの平均
2乗誤差MSEが算出される。
測定トラックにおける測定領域の説明図である。図10
において、磁気ディスク40上に、例えば測定トラック
138が指定された場合、磁気ディスク40の偏心など
による周期性外乱による測定中のオフセット変動を低減
するため、測定トラック40の円周方向の例えば、8箇
所に分散して測定領域140−1〜140−8を割当て
る。
が存在する事も予想される事から、この欠陥部分を測定
対象から除外する必要がある。測定トラックの欠陥部分
の除外は、図4のMSE測定回路94による平均2乗均
誤差MSEの測定を、ある一定のオフセットに固定した
状態でフレーム単位、またはセクター単位に行なう。
フセットを固定した状態での平均2乗誤差MSEの測定
で、もし欠陥のあるフレームまたはセクターであった場
合には、欠陥による誤差が極端に大きくなり、その結果
他の正常なフレームまたはセクターに比べ欠陥が存在す
るフレームやセクタの平均2乗誤差MSEは極端な値を
示す。
極端に大きな値を示したフレームまたはセクタは、欠陥
が存在するものとして最適オフセットを測定するための
測定対象から除外する。
図11,図12のフローチャートを参照して説明する。
このオフセット測定処理は、ハードディスクドライブの
製造工程の最終段階における調整工程で、調整設備や試
験設備を使用して行われる。
メータの初期設定を行う。このパラメータの初期設定
は、図4のリードチャネル回路56に設けているローパ
スフィルタ80のカットオフ周波数Fcとブースト量F
bの設定、及びFIRフィルタ84のタップ係数の設定
を行う。
Fcは、ナイキスト周波数fn、即ちサンプリング周波
数fsの半分となるように設定する。この場合、カット
オフ周波数fcをナイキスト周波数fnより小さくする
ように設定することが望ましい。これによって、リード
ヘッドとしてMRヘッドを使用した場合の上下非対称性
による高調波歪みを抑えることができる。もちろん、カ
ットオフ周波数Fcはナイキスト周波数fnより多少大
きくても構わない。
定は、フィルタのゲイン特性のピーク周波数が媒体ノイ
ズのパワースペクトラムのピーク周波数と一致するよう
に行う。このためパラメータ初期設定に先立ち、ディス
ク媒体のノイズのパワースペクトラムは媒体の材質ごと
にほぼ決まるので、同種の材質を持つ他の磁気ディスク
で予め測定しておいた媒体ノイズのパワースペクトラム
を利用し、パワースペクトラムのピーク周波数にローパ
スフィルタ80のフィルタゲイン特性のピーク周波数が
一致するようにブーストFbを設定する。
定は、このフィルタが再生信号をPR4等化するために
用いられるもので、本発明のオフセット測定処理とは無
関係であることから、ゲイン特性がフラットとなるよう
に設定する。
どれか1つのみを0以外の値に設定し、残りのタップ係
数を0に設定する。この場合にもFIRフィルタ84の
ゲイン特性のピーク周波数をローパスフィルタ80の場
合と同様、媒体ノイズのパワースペクトラムのピーク周
波数と一致するように設定しても良い。尚、これ以外の
パラメータはデフォルト設定値を使用する。
る最初のヘッド番号HHを設定する。次にステップS3
で、測定トラック例えば図5のインナートラックについ
て、中央の測定トラックの両側に位置する隣接トラック
に順次ヘッドを位置決めしてランダムパターンを書き込
む。この隣接トラックへの書込みは、ランダムパターン
の代わりにACイレーズを行っても良い。
ンの書込みまたはACイレーズは、測定トラックにおけ
るシークで測定している平均2乗誤差MSEをステップ
的に増加させることで、オフセットを測定する測定トラ
ックの範囲を示す境界情報を与える。
も小さくなるので、測定トラックでオフセットしながら
行う平均2乗・誤差MSEの増加に寄与する成分がプリ
アンブルパターンの振幅現象のみとなり、感度が悪くな
るので望ましくないが、DCイレーズとしても本発明が
実施できないわけではない。
ンブルパターンを書き込む。これによって測定パターン
の書込処理が終了する。次にステップS5でリードゲー
トを一定時間開いてリードヘッドからの再生信号を読み
込み、AGC回路90による可変利得アンプ78に対す
るゲインとPLL回路92によるADコンバータ82に
対するサンプルタイミングの自動調整を行う。
気ディスクが一周する時間の整数倍が望ましい。またA
GC回路90及びPLL回路92による自動調整によっ
てサンプル値が±1になるように、可変利得アンプ78
のゲインとADコンバータ82に対するサンプルタイミ
ングの自動調整が行われる。
弁別器96にあっては、PR4等化信号としてFIRフ
ィルタ84から出力されるサンプル値が0以上のときは
理想サンプル値W=1を出力し、PR4等化信号のサン
プル値が0以下のときは理想サンプル値W=−1を出力
する。
理想値となり、これを減算器で実際のPR4等化信号の
サンプル値yとの差を求め、2乗器100及び加算器1
02を閉じて累積値を最適オフセット測定部62に出力
することができる。
フレームまたは欠陥セクタの除外処理を行う。この欠陥
除外処理は、ヘッドに一定のオフセットを与えた状態で
リードゲートを開いて、リードヘッド52からの再生信
号をリードチャネル回路56に読み込み、そのPR4等
化信号からMSE測定回路94及び最適オフセット測定
部62でフレーム単位またはセクタ単位に平均2乗誤差
MSEを算出する。
があった場合には、極端に平均2乗誤差MSEの値が増
大することから、これを欠陥フレームまたは欠陥セクタ
と見做し、オフセット測定対象から除外する。
は、MSE測定回路94から測定されたPR4等化後の
サンプル値とサンプル理想値との差の2乗の総和をサン
プル数で割って1サンプル当たりの平均2乗誤差MSE
を算出しているが、この場合のサンプル数はリードゲー
トを開いている時間にサンプリング周波数を掛け合わせ
て求めることができる。
セットシークしながら、欠陥フレームを除く有効フレー
ムまたは有効セクタを対象に、MSE測定回路94でサ
ンプル値の2乗誤差の総和(Σy−W)2 とサンプル数
N、即ち (サンプル数N)=(リードゲート間隔)×(サンプリ
ング周波数) を測定する。
ル当たりの平均値MSEを算出する。次にステップS9
で測定トラックにおける全てのオフセットシークによる
測定が終了したか否かチェックし、全てのオフセット位
置での測定が済むまでステップS7,S8の処理を繰り
返す。このオフセットの間隔は、サーボフレームから復
調されるヘッド位置信号の分解能に対応した適宜のオフ
セットシークの変化ピッチで行われる。
よる測定が終了したならば、ステップS10に進み、複
数の平均2乗誤差MSEの中の最小のもののオフセット
を最適オフセットに設定する。
測定トラック、例えばインナートラック、センタートラ
ック、アウタートラックについて測定処理を終了したか
否かチェックし、測定処理が終了していなければ図11
のステップS3に戻り、次の測定トラックについて同様
な処理を繰り返す。
終了している場合には、ステップS12に進み、全ヘッ
ドについての測定が終了したか否かチェックし、終了し
ていなければ図11のステップS2に戻り、次のヘッド
番号を設定して同様な処理を繰り返す。
た磁気ディスク装置を例にとるものであったが、これ以
外にEPR4MLやEEPR4ML等を使用した磁気デ
ィスク装置についても、同様にして測定トラックでオフ
セットシークしながら1サンプル当たりの平均2乗誤差
MSEを算出し、この値が最小となるオフセット量を最
適オフセットに決定するオフセット測定処理を行うよう
にしても良い。
い範囲の変形を全て含み、更に上記の実施形態に示した
数値による限定は受けない。
ば、PR等化後のサンプル値と理想サンプル値の差の2
乗の総和をサンプル数を割った1サンプル当たりの平均
2乗誤差MSEを評価量として、測定トラックでオフセ
ットシークをしながら最小となる平均2乗誤差MSEの
オフセットを最適オフセットとしたことで、1トラック
中のサンプル数を与えるビット数はおよそ1×106 程
度と極めて大きく、この平均をとることで測定誤差を大
幅に低減し、リードチャネルの各パラメータがディフォ
ルトの設定状態であっても、比較的簡単なパラメータの
設定によってコアずれ及びヨー角に依存したオフセット
を正確に測定することができる。
状態でフレームまたはセクタ単位に平均2乗誤差MSE
を求め、極端に大きな値であった場合には欠陥と見做し
て測定対象から除外することで、媒体欠陥等による測定
誤差を起こすことなくオフセット量を正確に測定するこ
とができる。これによって媒体欠陥のオフセット測定に
対する影響はほぼ完全に除去できる。
してカットオフ周波数をサンプリング周波数の半分のナ
イキスト周波数に設定し、併せてローパスフィルタのゲ
イン特性のピークを媒体ノイズのパワースペクトラムの
ピークに合わせるブーストの設定を行うことで、プリア
ンプで増幅したヘッドからの再生信号には測定トラック
のプリアンブルパターンと媒体ノイズ、回路ノイズが合
成された信号となっているが、回路ノイズはヘッドのオ
フセット量を変化させたときの平均2乗誤差MSEの変
化に寄与せず、その結果、ローパスフィルタからの出力
信号における媒体ノイズと回路ノイズの比はフィルタ入
力信号に比べ十分に大きくでき、これによって測定トラ
ックでヘッドをオフセットさせたときの算出される平均
2乗誤差MSEを大きして測定感度を高めることができ
る。
うになる。
フセット測定部は、パーシャルレスポンス応答波形への
等化で使用するローパスフィルタのカットオフ周波数
を、サンプリング周波数の2分の1となるナイキスト周
波数と実質的に同一となるように設定したことを特徴と
する。
いて、最適オフセット測定部は、パーシャルレスポンス
応答波形への等化で使用するローパスフィルタのブース
ト量を、フィルタゲイン特性のピークとなる周波数を媒
体ノイズのピーク周波数に合わせるように設定したこと
を特徴とする。
いて、最適オフセット測定部は、パーシャルレスポンス
応答波形への等化で使用するトランスバーサルフィルタ
の特定のタップ係数を0以外の値に設定し、残りのタッ
プ係数を0に設定して単純なローパスフィルタ特性とし
たことを特徴とする。
いて、最適オフセット測定部は、1サンプル当り平均2
乗誤差MSEの測定に先立ち、パーシャルレスポンス応
答波形への等化で使用する可変利得増幅器の自動制御ゲ
インとリードクロックを抽出するPLL回路のタイミン
グを、前記プリアンブルパターンの再生信号によるトレ
ーニングで自動調整することを特徴とする。
いて、最適オフセット測定部は、前記1サンプル当り平
均2乗誤差MSEの測定に先立ち、測定トラック上でヘ
ッドを一定オフセット量に固定した状態で、データフレ
ーム又はデータセクタ毎に平均2乗誤差MSEを算出
し、他のフレーム又はセクタと比較して平均2乗誤差M
SEが極端に大きい場合、そのフレーム又はセクタには
媒体欠陥があると見做して測定対象から除外することを
特徴とする。
いて、最適オフセット測定部は、測定シリンダを円周方
向で均等に分散配置した複数の測定領域を対象に、前記
平均2乗誤差MSEを算出して周期性偏心外乱RROの
影響を軽減したことを特徴とする。
いて、最適オフセット測定部は、1サンプル当り平均2
乗誤差MSEの測定に基づく最適オフセット量を、媒体
のインナー側とアウター側の少なくとも2つのトラック
で測定し、それ以外のトラックについては最適オフセッ
トを直線補間計算により求めたことを特徴とする。
ク装置に於いて、測定パターン書込部及び最適オフセッ
ト測定部は、前記複合ヘッドが複数設けられた場合、複
合ヘッド毎に、1サンプル当り平均2乗誤差MSEの測
定に基づく最適オフセット量を求めることを特徴とす
る。
ブロック図
びリードチャネルの詳細と共に示したブロック図
セットの説明図
の説明図
平均2乗誤差MSEを算出する測定内容の説明図
理想値のサンプル誤差の説明図
測定トラックに均等に分散した測定領域の説明図
ャート
ャート
ン回路) 76:ライトドライバ 78:可変利得アンプ(VGA) 80:ローパスフィルタ(LPF) 82:ADC(サンプラ) 84:FIRフィルタ(有限インパルス応答フィルタ) 86:PR4最尤検出器 88:デコーダ 90:AGC回路 92:PLL回路(タイミング・リカバリ回路) 94:MSE測定回路 96:弁別器 98:減算器 100:2乗器 102:加算器 104:回転中心 105:インナートラック 106:センタートラック 107:アウタートラック 112:測定トラック 114,116:隣接トラック 118−1,118−2:ランダムパターン 120:プリアンブルパターン 122:測定トラックサーボフレーム 124−1,2:隣接トラックサーボフレーム 126:リードセンタ 128:ライトセンタ(トラックセンタ) 130:MSE特性曲線 132:MSE最小値 136:PR4等化波形 138:測定トラック 140−1〜14−8:測定領域
26)
平均2乗誤差MSEを計算するのではなく、セクタ毎、
あるいはフレーム毎に平均2乗誤差MSEを測定し、平
均2乗誤差MSEが著しく大きいセクタあるいはフレー
ムには媒体欠陥があるものとして、その部分を除いた平
均を用いることで、媒体欠陥の影響は完全に除去でき
る。
スク40−1〜40−3の各記録面に対して設けられ、
VCM44によるロータリアクチュエータ54の駆動で
磁気ディスク40−1〜40−3の任意のトラック位置
に移動される。磁気ディスク40−1〜40−3はスピ
ンドルモータ42により一定速度で回転する。
ンドキューの先頭位置から書込みコマンドを取出し、ハ
ードディスクコントローラ22を使用してホストに対し
書込みデータの転送を要求する。ホストから転送された
書込みデータはデータバッファ24に格納される。デー
タバッファ24に書込みデータの格納が終了するとMC
U16はハードディスクコントローラ22を起動して磁
気ディスク40−1〜40−3側に対する書込みを行
う。
られたトラック位置に対するVCM44によるヘッドの
位置付けをサーボ復調部32を介して得られたサーボ復
調信号によりサーボドライバ34で制御し、複合ヘッド
38−1が書込みコマンドで指定された目的セクタに位
置付けられたときに、書込みデータのディスク書込みを
実行する。
場合は、MPU16が読出しコマンドを取り出し、ハー
ドディスクコントローラ22、ドライブインタフェース
ロジック26、リード/ライトLSI30のライト系、
ヘッドIC36を通り、例えば複合ヘッド38−1に設
けているリードヘッドにより読出コマンドで指定された
トラックのセクタ位置に書込まれているデータを再生
し、ホストに対し読出データを転送する。図3は、図2
のハードディスクドライブに適用される本発明のオフセ
ット測定処理機能のブロック図である。
トチャネル回路48及びリードチャネル回路56の詳細
と共に示している。このライトチャネル回路48及びリ
ードチャネル回路56は、PR4MLを例にとってい
る。
ックの両側に位置する隣接トラックにランダムパターン
を書込む。ランダムパターンの変わりにACイレーズを
行っても良い。プリアンブルパターン発生器68は、測
定トラックにプリアンブルパターンを書込む。このプリ
アンブルパターンは磁化反転をビット1とすると「01
0101・・・」と2ビットごとに磁化反転するビット
位置を書込むパターン(ダイパルスパターン)を用い
る。
明図であり、磁気ディスク40のトラックに対する複合
ヘッドの位置決めを表わしている。図5において、複合
ヘッド38は、回転中心104を持つロータリアクチュ
エータ54の先端に支持されている。
ば、図5のようにインナートラック105,センタート
ラック106及びアウタートラック107の3つを測定
トラックに指定して、図6のインナーオフセット110
−1、センターオフセット110−2、更にアウターオ
フセット110−3のそれぞれを最適オフセットとして
求め、それ以外の信頼値については隣接する2つのオフ
セット点の直線近似による補間計算で求めるようにす
る。
境界部分を図8(A)に示している。隣接トラック11
8−1,118−2に対するランダムパターンの書込み
及び測定トラック112に対するプリアンブルパターン
の書込みは、複合ヘッド38のリードヘッド52でサー
ボフレームから再生したヘッド位置情報に基づき、リー
ドヘッド52のコアセンタが測定トラックサーボフレー
ム122で決まるリードセンタ126に一致するように
オントラック制御する。
るサーボフレーム122からの位置信号の復調で、リー
ドセンタ126にリードヘッド52のコアセンタがオン
トラックするようにヘッド位置決めが行なわれ、この状
態でライトヘッド50を使用して、例えば図示のように
測定トラック112のプリアンブルパターンが書込まれ
る。
ク112として書込んだプリアンブルパターンをリード
ヘッド52で読み出す場合、同じくリードヘッド52を
測定トラックサーボフレーム122のリードセンタ12
6にオントラックした状態で読み出す。
測定トラックにおける測定領域の説明図である。図10
において、磁気ディスク40上に、例えば測定トラック
138が指定された場合、磁気ディスク40の偏心など
による周期性外乱による測定中のオフセット変動を低減
するため、測定トラック40の円周方向の例えば、8箇
所に分散して測定領域140−1〜140−8を割当て
る。
が存在する事も予想される事から、この欠陥部分を測定
対象から除外する必要がある。測定トラックの欠陥部分
の除外は、図4のMSE測定回路94による平均2乗誤
差MSEの測定を、ある一定のオフセットに固定した状
態でフレーム単位、またはセクター単位に行なう。
Fcは、ナイキスト周波数fn、即ちサンプリング周波
数fsの半分となるように設定する。この場合、カット
オフ周波数Fcをナイキスト周波数fnより小さくする
ように設定することが望ましい。これによって、リード
ヘッドとしてMRヘッドを使用した場合の上下非対称性
による高調波歪みを抑えることができる。もちろん、カ
ットオフ周波数Fcはナイキスト周波数fnより多少大
きくても構わない。
弁別器96にあっては、PR4等化信号としてFIRフ
ィルタ84から出力されるサンプル値が0以上のときは
理想サンプル値W=1を出力し、PR4等化信号のサン
プル値が0未満のときは理想サンプル値W=−1を出力
する。時間にサンプリング周波数を掛け合わせて求める
ことができる。
セットシークしながら、欠陥フレームを除く有効フレー
ムまたは有効セクタを対象に、MSE測定回路94でサ
ンプル値とサンプル理想値の2乗誤差の総和(Σy−
W)2 とサンプル数N、即ち (サンプル数N)=(リードゲート間隔)×(サンプリ
ング周波数) を測定する。
ル当たりの平均値MSEを算出する。次にステップS9
で測定トラックにおける全てのオフセットシークによる
測定が終了したか否かチェックし、全てのオフセット位
置での測定が済むまでステップS7,S8の処理を繰り
返す。このオフセットの間隔は、サーボフレームから復
調されるヘッド位置信号の分解能に対応した適宜のオフ
セットシークの変化ピッチで決定される。
3)
ジのガイドレールに対する速度χドットの反転時に、固
体摩擦Ffricの符号がステップ的に例えばマイナスから
プラスに急変するところに、フィードバック制御による
補償が困難な原因がある。
で、0≦i≦(N−1)となり、例えばi=floor
(t/T)により求めて更新する。ただし、Cilastは
更新前のCi値を表し、Cinewは更新後のCi値を表
す。この式では、例えばi=floor(t/T)によるiの算出
結果によって、現在時刻tにおいて更新すべきCiを選
択し、その1サンプル(Tsample時間前)のCi値(C
ilast)に対して、IFB(t) を入力とする微分演算を施
して、現在時刻tにおけるCi値の更新結果(C
inew)を求める。i=floor(t/T)によって
算出されたi以外のインデックス番号を持つ短冊の高さ
Ciに対しては、その更新を行なわない(つまり、この
場合Cinew =Cila st)。以上の処理をまとめると次
のようになる。
置、例えばディスク中周付近で学習して近似関数を得る
場合、他の半径方向位置にシークして移動して、トラッ
ク制御を行う場合において、獲得された近似関数では誤
差を生じ、近似が不十分な場合がある。例えば、ディス
クのトラックの真円度が内周と外周で異なっていたり、
スピンドル回転に伴う周期外乱の位相や振幅の内外周で
の差が無視できなかったり、シングル駆動型の構造をも
つピックアップを使用する場合、内周と外周で摩擦の大
きさが異なる場合がある。
体回転に同期してキャリッジ88を駆動する駆動電流I
VCMの大部分は媒体回転に同期した周期の繰返し信号で
あると見做せ、例えば図6に示すような電流パターンと
して捉えることができる。この図6のように、周期的に
繰り返す電流パターンを未知な駆動電流関数Irepeat
(t)として捉え、図6のように媒体1回転の周期TL
をN分割した短冊の高さで近似表現することを考える。
ここでN分割した短冊1個当りの時間幅Tは T=TL/N . となる。
数である。(3)式に示すように、tの値に応じて、i
を決定し、つまり学習対象とする短冊Ciを選択し、そ
の時の制御信号の値IFB(t) を入力とした積分演算を行
う。この(3)式に従った学習則によれば、学習則の入
力であるIFBが略ゼロになるまで、各短冊の高さが積分
されていくので、学習収束後は、短冊C0〜CN-1で表わ
される近似関数I^repeat(t) は、未知の駆動電流関数
であるIrepeat(t) を近似した関数になる。
て、同様の処理が行われる。他の短冊が選択されている
間は、mem[i]の値の更新は行なわれない。ディスクが1
回転して、再び短冊の高さCiが選択されたときには、
mem[i]が既に格納されている前の回転までの積分結果を
初期値として、(5)式の積分演算がさらに行われてい
く。
のフィードバック制御信号IFBに含まれる外乱成分を、
図11(C)のように学習結果として出力する学習制御
信号I^repeatに、段階的に移し込んでいく処理とな
る。そして学習終了側の時刻0.2〜0.25secに
至ると、学習開始時に図11(B)のフィードバック制
御信号IFBに含まれていた外乱成分は、ほとんど図11
(C)のフィードフォワード出力となる学習制御信号I
^repeatに移し込まれてしまい、その結果、図11
(A)のトラッキングエラー信号TESに外乱は見られ
なくなる。
Claims (8)
- 【請求項1】アクチュエータの先端にリードヘッドとラ
イトを配置した複合ヘッドを備え、前記リードヘッドの
再生信号から復調した媒体の位置信号に基づいて目標ト
ラックにオントラックしながら情報の記録又は再生を行
い、更に再生時には、前記リードヘッドから再生信号
を、パーシャルレスポンスの応答波形に等化した後に最
尤検出して情報を復調する磁気ディスク装置に於いて、 オフセットを測定する測定トラックの両側に位置する隣
接トラックにランダムパターンを書き込むか又はACイ
レーズした後に、プリアンブルパターンを前記測定トラ
ックに書き込む測定パターン書込部と、 前記複合ヘッドのオフセット量を変えながら、前記プリ
アンブルパターンの再生信号を等化したパーシャルレス
ポンス応答波形のサンプル値と予め定めたノイズなしの
場合のサンプル理想値との誤差の2乗の総和を求め、次
に前記2乗誤差の総和をサンプル数で割って1サンプル
当りの平均を算出し、前記オフセット量の変化に対し前
記平均が最小となるオフセット量を最適オフセットに決
定する最適オフセット測定部と、を備えたことを特徴と
する磁気ディスク装置。 - 【請求項2】請求項1記載の磁気ディスク装置に於い
て、前記測定パターン書込部は、パーシャルレスポンス
クラス4最尤検出(PR4ML)の場合、前記プリアン
ブルパターンとして、前記測定トラックに磁化反転をビ
ット1、非磁化反転をビット0とした場合に、0,1で
繰り返すプリアンブルパターンを書き込むことを特徴と
する磁気ディスク装置。 - 【請求項3】請求項1記載の磁気ディスク装置に於い
て、前記最適オフセット測定部は、前記パーシャルレス
ポンス応答波形への等化で使用するローパスフィルタの
カットオフ周波数を、サンプリング周波数の2分の1と
なるナイキスト周波数と実質的に同一となるように設定
したことを特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項4】請求項3記載の磁気ディスク装置に於い
て、前記最適オフセット測定部は、前記パーシャルレス
ポンス応答波形への等化で使用するローパスフィルタの
ブースト量を、フィルタゲイン特性のピークとなる周波
数を媒体ノイズのピーク周波数に合わせるように設定し
たことを特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項5】アクチュエータの先端にリードヘッドとラ
イトを配置した複合ヘッドを備え、前記リードヘッドの
再生信号から復調した媒体の位置信号に基づいて目標ト
ラックにオントラックしながら情報の記録又は再生を行
い、更に再生時には、前記リードヘッドから再生信号
を、パーシャルレスポンスの応答波形に等化した後に最
尤検出して情報を復調する磁気ディスク装置のオフセッ
ト測定方法に於いて、 オフセットを測定する測定トラックの両側に位置する隣
接トラックにランダムパターンを書き込むか町はACイ
レーズした後に、プリアンブルパターンを前記測定トラ
ックに書き込む測定パターン書込過程と、 前記複合ヘッドのオフセット量を変えながら、前記プリ
アンブルパターンの再生信号を等化したパーシャルレス
ポンス応答波形のサンプル値と予め定めたノイズなしの
場合のサンプル理想値との誤差の2乗の総和を求め、次
に前記2乗誤差の総和をサンプル数で割って1サンプル
当りの平均を算出し、前記オフセット量の変化に対し前
記平均が最小となるオフセット量を最適オフセットに決
定する最適オフセット測定過程と、を備えたことを特徴
とする磁気ディクスク装置のオフセット測定方法。 - 【請求項6】請求項5記載の磁気ディクスク装置のオフ
セット測定方法に於いて、前記測定パターン書込過程
は、パーシャルレスポンスクラス4最尤検出(PR4M
L)の場合、前記プリアンブルパターンとして、前記測
定トラックに磁化反転をビット1、非磁化反転をビット
0とした場合に、0,1で繰り返すプリアンブルパター
ンを書き込むことを特徴とする磁気ディクスク装置のオ
フセット測定方法。 - 【請求項7】請求項5記載の磁気ディクスク装置のオフ
セット測定方法に於いて、前記最適オフセット測定過程
は、前記パーシャルレスポンス応答波形への等化で使用
するローパスフィルタのカットオフ周波数を、サンプリ
ング周波数の2分の1となるナイキスト周波数と実質的
に同一となるように設定したことを特徴とする磁気ディ
クスク装置のオフセット測定方法。 - 【請求項8】請求項7記載の磁気ディクスク装置のオフ
セット測定方法に於いて、前記最適オフセット測定過程
は、前記パーシャルレスポンス応答波形への等化で使用
するローパスフィルタのブースト量を、フィルタゲイン
特性のピークとなる周波数を媒体ノイズのピーク周波数
に合わせるように設定したことを特徴とする磁気ディク
スク装置のオフセット測定方法。
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