JP4991183B2 - 記憶装置、読み取りデータ保証制御装置及び読み取りデータ保証方法 - Google Patents

記憶装置、読み取りデータ保証制御装置及び読み取りデータ保証方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4991183B2
JP4991183B2 JP2006145927A JP2006145927A JP4991183B2 JP 4991183 B2 JP4991183 B2 JP 4991183B2 JP 2006145927 A JP2006145927 A JP 2006145927A JP 2006145927 A JP2006145927 A JP 2006145927A JP 4991183 B2 JP4991183 B2 JP 4991183B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
offset
read
reading
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006145927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007317307A (ja
Inventor
友雄 内海
康人 荒牧
寛幸 千葉
信昭 吉武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2006145927A priority Critical patent/JP4991183B2/ja
Priority to US11/524,074 priority patent/US7317588B2/en
Publication of JP2007317307A publication Critical patent/JP2007317307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4991183B2 publication Critical patent/JP4991183B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59627Aligning for runout, eccentricity or offset compensation

Landscapes

  • Digital Magnetic Recording (AREA)

Description

本発明は、記憶媒体のトラック中心付近でのデータ読み取りエラー発生時に、該記憶媒体の中心方向であるインナ方向及び該記憶媒体の外周方向であるアウタ方向へオフセットしてデータ読み取りを再試行するオフセット読み取り再試行処理によって読み取られた読み取りデータの保証を行う記憶装置、読み取りデータ保証制御装置及び読み取りデータ保証方法に関する。
近年、磁気ディスク装置の読み取りヘッドは、読み取り速度の向上及び読み取り信頼性の向上のために、書き込みヘッドに比べてより小さくなってきている。これは、読み取りヘッドが、S/N比(Signal to Noise ratio)が悪くなるために、ヘッドのコアをある程度までしか小さくできないのに対して、読み取りヘッドは、MR(Magneto Resistive)、GMR(Giant Magneto Resistive)、TMR(Turning Magneto Resistive)を使用することにより、読み取り性能を低下させることなく、ヘッドのコアを小さくできることによる。
ところで、磁気ディスクに書き込まれるデータは、トラック中心線に沿って書き込まれることが理想である。しかし、ヘッドを支持するアームは微小に振動し、応じて書き込みヘッドも振動するため、該データがトラック中心線からずれて書き込まれるというオフセットライトが発生する場合がある。
かかるオフセットライトによって古いデータの上に新しいデータが書き込まれた場合に、トラック中心線の付近で、古いデータと新しいデータとの両方が読み取り可能に存在することがある。これは、オフセットライトのオフセット、即ち、書き込みデータの中心線のトラック中心線からの乖離によって、新しいデータによって古いデータが完全には上書きされず、古いデータの一部が読み取り可能な状態で残されたまま新しいデータがオフセットライトされることによるものである。
このように、古いデータの上に新しいデータがオフセットライトされると、トラック中心線付近にオフセットライトの端部が位置することとなる場合があり、読み取りヘッドがオフセットなしにデータを読み取ろうとすると、読み取りエラーが発生することがある。
このような読み取りエラーが発生した場合の対処方法として、例えば、特許文献1では、読み取り利得に応じてオフセット量を変化させてデータを再取得する方法が開示されている。
また、特許文献2には、オフセットリードによってデータが復旧可能であるとき、読み取りエラーが発生し、オフセットリードによってデータが読み取れたセクタ及びその前後のセクタのデータを退避させた上で、これらのデータを元のセクタにオフセットなしで再び書き込むことにより、次回からオフセットリードを行わずともデータの読み取りを可能とした磁気ディスク装置が開示されている。
特開2004−134077号公報 特開2001−118343号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に代表される従来技術では、古いデータの上に新しいデータがオフセットライトによって上書きされている場合に、オフセット量の違いによって古いデータと新しいデータとの2種類のデータが読み取れてしまう場合に、何れのデータが信頼すべきデータであるかを保証するものではなかった。
具体的には、トラック中心線上にオフセット量が0で書き込まれている古いデータに、新しいデータが磁気ディスクの外周方向、即ちアウタ方向へオフセットライトされている場合に、磁気ディスクの中心方向、即ちインナ方向のオフセットリードによるデータは古いデータであり、アウタ方向のオフセットリードによるデータは新しいデータである。
かかる状況においては、最初にデータを読み取った段階では、何れのデータが正しいデータであるかを判断することはできない。よって、トラック中心線上でのデータの読み取りエラーが発生した場合に、オフセットリードを行って読み取ったデータを如何にして保証するかが極めて重要な課題となってきている。
本発明は、上記問題点(課題)を解消するためになされたものであって、トラック中心線上でのデータの読み取りエラーが発生した場合に、読み取りの再試行(リトライリード)としてオフセットリードを行って読み取ったデータを保証する記憶装置、読み取りデータ保証制御装置及び読み取りデータ保証方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、本発明は、記憶媒体のトラック中心付近でのデータ読み取りエラー発生時に、該記憶媒体の中心方向であるインナ方向及び該記憶媒体の外周方向であるアウタ方向へオフセットしてデータ読み取りを再試行するオフセット読み取り再試行処理によって読み取られた読み取りデータの保証を行う記憶装置であって、前記インナ方向へのオフセットによりインナオフセットデータを読み取り、前記アウタ方向へのオフセットによりアウタオフセットデータを読み取るデータ読み取り部と、前記データ読み取り部により読み取られたインナオフセットデータとアウタオフセットデータとを比較するデータ比較部と、前記データ比較部による比較結果が一致する場合に、前記読み取りデータを出力制御するデータ出力制御部と、を備え、前記データ読み取り部は、前記データ比較部による比較結果が一致しない場合に、前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に減少させてオフセット読み取りを行い、前記データ出力制御部は、前記データ比較部による比較結果が一致しない場合に行われた前記データ読み取り部によるオフセット読み取りで一方のオフセットのデータ読み取りにエラーが発生した際に他方のオフセットのデータ読み取りが正常に行われると、該他方のオフセットによる読み取りデータを出力制御すること、を特徴とする。
また、本発明は、記憶媒体のトラック中心付近でのデータ読み取りエラー発生時に、該記憶媒体の中心方向であるインナ方向及び該記憶媒体の外周方向であるアウタ方向へオフセットしてデータ読み取りを再試行するオフセット読み取り再試行処理によって読み取られた読み取りデータの保証を行うデータ保証制御装置であって、前記インナ方向へのオフセットにより読み取り取られたインナオフセットデータと、前記アウタ方向へのオフセットにより読み取られたアウタオフセットデータとを比較するデータ比較部と、前記データ比較部による比較結果が一致する場合に、前記読み取りデータを出力制御し、前記データ比較部による比較結果が一致しない場合に、前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に減少させてオフセット読み取りを行うオフセット読み取り再試行処理が行われた際、当該オフセット読み取り再試行処理において、一方のオフセットのデータ読み取りにエラーが発生した際に他方のオフセットのデータ読み取りが正常に行われると、該他方のオフセットによる読み取りデータを出力制御するデータ出力制御部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、記憶媒体のトラック中心付近でのデータ読み取りエラー発生時に、該記憶媒体の中心方向であるインナ方向及び該記憶媒体の外周方向であるアウタ方向へオフセットしてデータ読み取りを再試行するオフセット読み取り再試行処理によって読み取られた読み取りデータの保証を行う読み取りデータ保証方法であって、前記インナ方向へのオフセットによりインナオフセットデータを読み取り、前記アウタ方向へのオフセットによりアウタオフセットデータを読み取る第1のオフセットデータ読み取り工程と、前記第1のデータ読み取り工程により読み取られたインナオフセットデータとアウタオフセットデータとを比較するデータ比較工程と、前記データ比較工程による比較結果が一致する場合に、前記読み取りデータを出力制御する第1のデータ出力制御工程と、前記データ比較工程による比較結果が一致しない場合に、前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に減少させてオフセット読み取りを行う第2のオフセットデータ読み取り工程と、前記第2のオフセットデータ読み取り工程により一方のオフセットのデータ読み取りにエラーが発生した際に他方のオフセットのデータ読み取りが正常に行われると、該他方のオフセットによる読み取りデータを出力制御する第2のデータ出力制御工程と、を含んだことを特徴とする。
本発明によれば、インナオフセットによる読み取りデータ及びアウタオフセットによる読み取りデータの比較結果が一致する場合に読み取りデータを出力するので、オフセットによる読み取りデータの正当性を保証し、正しいデータを出力することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、インナオフセットによる読み取りデータ及びアウタオフセットによる読み取りデータの比較結果が一致しない場合に、インナ方向へのオフセット量及びアウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に減少させてオフセットデータ読み取りを行い、一方のオフセットによるデータ読み取りにエラーが発生した際に、他方のオフセットによるデータ読み取りが正常に行われると、該他方のオフセットによる読み取りデータを出力するので、オフセットによる読み取りデータの正当性を保証し、正しいデータを出力することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る記憶装置、読み取りデータ保証制御装置及び読み取りデータ保証方法の好適な実施例を詳細に説明する。以下の実施例では、本発明を、コンピュータシステムであるホストコンピュータに接続される磁気ディスク装置に適用した場合を示すこととする。しかし、これに限らず、光磁気ディスク装置などの記憶装置に広く適用可能である。
先ず、従来のオフセットリードにおける問題点について説明する。図1は、従来のオフセットリードにおける問題点を示す図である。同図に示すように、旧ライトデータの中心線が磁気ディスクのトラック中心線と一致するように旧ライトデータが磁気ディスクに書き込まれている。そしてこの、旧ライトデータに新ライトデータが上書きされている。旧ライトデータのライトコア幅と新ライトデータのコア幅とは同一であるため、旧ライトデータのデータ幅と新ライトデータのデータ幅とは一致する。新ライトデータは、図示する“offset量”分だけ図示の“アウタ方向”(磁気ディスクの外周方向)へオフセットライトされている。この“offset量”は、旧ライトデータ中心線と新ライトデータ中心線との“ずれ”に一致する。また、“offset量”は、旧ライトデータの“インナ方向”側の境界線と新ライトデータの同じく“インナ方向”側の境界線との“ずれ”とも一致するものである。
ここで、リードコアのリードコア幅は、ライトコアのライトコア幅に比べて小さいことが一般的である。そのために、図示するように、“offset量”がリードコア幅より小さければ、新ライトデータがオフセットライトされている部分のトラック及びセクタにおいて、オフセットリードによって旧ライトデータを読み出してしまうというおそれがあった。即ち、“offset量”よりリードコア幅が小さいとき、誤って旧ライトデータを読み出してしまう場合があった。
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであって、特に、トラック中心線付近上でのデータ読み出しに失敗した際に、読み取りヘッドをオフセットして再読み出しを行う場合に、オフセットリードにより読み出されたデータが正しいものであるか否かを保証するためになされたものである。
なお、「“offset量”がリードコア幅より小さければ、新ライトデータがオフセットライトされている部分のトラック及びセクタにおいて、オフセットリードによって旧ライトデータを読み出してしまう」と上記した。ライトコアのインナ方向及びアウタ方向の端部においては、微小な幅ではあるが、リードコアによる読み取りが不可能となる読み取り不可部分が存在している。このために、“offset量”がリードコア幅と同一であれば、リードコアの端部が読み取り不可部分にかかってしまうために、この場合には、読み取りエラーとなってしまう。
次に、本発明のオフセットリードにおける特徴点について説明する。図2は、本発明のオフセットリードにおける特徴点を示す図である。同図に示すように、トラック中心線付近上において読み出しエラーが発生した場合に、リードコアのオフセットを行って再度データ読み出しを行うこととなるが、旧ライトデータ中心線に一致する旧ライトデータ中心線から、インナ方向及びアウタ方向それぞれの方向へ同量のoffset量だけoffsetさせてデータを再読み出しする。このように、offset量よりリードコア幅が小さいとき、インナ方向とアウタ方向とで同量だけoffsetさせて読み込んだ2つのデータを比較することによって、オフセットリードリトライ時の読み出しデータの保証を行うことが可能となる。
詳しくは後述するが、例えば、オフセットリードリトライ時の読み出しデータの保証の例としては、インナ方向のオフセットリードリトライにより読み出された読み出しデータと、アウタ方向のオフセットリードリトライにより読み出された読み出しデータとを比較し、両者が一致すれば、読み出したデータは正しいデータであると判定できるので、このデータをホストコンピュータへ出力することとなる。
また、インナ方向のオフセットリードリトライにより読み出された読み出しデータと、アウタ方向のオフセットリードリトライにより読み出された読み出しデータとを比較し、両者が一致しなければ、読み出したデータは正しいデータであるとは判定できないので、ホストコンピュータに対してエラー情報を出力することとなる。
若しくは、インナ方向のオフセットリードリトライにより読み出された読み出しデータと、アウタ方向のオフセットリードリトライにより読み出された読み出しデータとを比較し、両者が一致しなければ、インナ方向及びアウタ方向へ同量ずつ段階的にoffset量を増加させてデータ読み出しを再試行し、先に読み出しエラーが発生した方向に存在するデータを正しくないデータとし、もう一方のデータを正しいデータとしてホストコンピュータへ出力する。これは、新ライトデータがオフセットライトされていることから、新ライトデータは旧ライトデータに比べてより多いoffset量でも読み出し可能であることに基づく。
若しくは、インナ方向のオフセットリードリトライにより読み出された読み出しデータと、アウタ方向のオフセットリードリトライにより読み出された読み出しデータとを比較し、両者が一致しなければ、インナ方向及びアウタ方向へのoffset量を同量ずつ段階的に減少させてデータ読み出しを再試行し、先に読み出しエラーが発生した方向に存在するデータを正しくないデータとし、もう一方のデータを正しいデータとしてホストコンピュータへ出力する。ただし、これは、offset量が(ライトコア幅/2)を超えないように新ライトデータがオフセットライトされていることを前提として、新ライトデータは旧ライトデータに比べてより少ないoffset量でも読み出し可能であることに基づく。
上記のように、トラック中心付近でリードエラーが発生した場合に、インナオフセットリード及びアウタオフセットリードの両方を行い、その比較結果及び検証結果に基づいて、次に行う処理を決定することとなる。インナオフセットリード又はアウタオフセットリードの何れか一方のみのリード結果のみに基づいてリードデータを決定しないために、データがオフセットライトされて同一トラックの同一セクタにおいて異なるデータが読み出し可能であっても、リードデータの正当性を高く保証することが可能となる。
次に、トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の第1の例について説明する。図3は、トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の概要を示す図(その1)である。同図に示すように、トラック中心から下方の近傍においてデータ読み取りエラーが発生するリードエラー領域が存在して、(1)このリードエラー領域をリードコアが読み取ろうとしたためにリードエラーが発生する。(2)そして、インナ方向及びアウタ方向への同じoffset量のoffsetリードが両方とも成功して、かつ両者の読み取りデータがリードデータ1であって一致する場合に、このリードデータ1を正しいデータとしてホストコンピュータへ送出する。
次に、トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の第2の例について説明する。図4は、トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の概要を示す図(その2)である。同図に示すように、トラック中心から下方の近傍においてデータ読み取りエラーが発生するリードエラー領域が存在して、(1)このリードエラー領域をリードコアが読み取ろうとしたためにリードエラーが発生する。(2)そして、インナ方向(磁気ディスクの中心方向、図では下方向)及びアウタ方向(磁気ディスクの外周方向、図では上方向)への同じoffset量のoffsetリードが両方とも成功したが、両者の読み取りデータがリードデータ1及びリードデータ2であって一致しない。(3)ここで、さらに、インナオフセットリード及びアウタオフセットリードのoffset量を段階的に同量ずつ減らしてデータ読み出しの再試行を続ける。これを、減少オフセットリトライリードと呼ぶこととする。
(4)その結果、いずれかが先にリードエラーとなった場合(図では、インナ方向のオフセットリードが先にエラーとなっている)、リードエラーとならなかったオフセットリードデータ(図ではリードデータ1)を正しいデータとしてホストコンピュータへ送出することとなる。
次に、トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の第3の例について説明する。図5は、トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の概要を示す図(その3)である。同図に示すように、トラック中心の近傍においてデータ読み取りエラーが発生するリードエラー領域が存在して、(1)このリードエラー領域をリードコアが読み取ろうとしたためにリードエラーが発生する。(2)そして、インナ方向及びアウタ方向への同じoffset量のoffsetリードを行ったが、一方のオフセットリードのみが成功したために(図では、アウタ方向のオフセットリードのみ成功)、この読み取り成功したリードデータ1を正しいデータとしてホストコンピュータへ送出する。
次に、トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の第4の例について説明する。図6は、トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の概要を示す図(その4)である。同図に示すように、トラック中心の近傍においてデータ読み取りエラーが発生するリードエラー領域が存在して、(1)このリードエラー領域をリードコアが読み取ろうとしたためにリードエラーが発生する。(2)そして、インナ方向及びアウタ方向への同じoffset量のoffsetリードのうち一方のみが成功する(図ではアウタ方向のオフセットリードのみ成功)。(3)さらに、インナオフセットリード及びアウタオフセットリードのoffset量を段階的に同量ずつ増やしてデータ読み出しの再試行を続ける。これによってもなお依然として一方のみ(図では、アウタ方向のオフセットリードのみ)が成功する場合に、この読み取り成功しているリードデータ1を正しいデータしてホストコンピュータへ送出する。これを、増加オフセットリトライリードと呼ぶこととする。
次に、トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の第5の例について説明する。図7は、トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の概要を示す図(その5)である。同図に示すように、トラック中心から下方の近傍においてデータ読み取りエラーが発生するリードエラー領域が存在して、(1)このリードエラー領域をリードコアが読み取ろうとしたためにリードエラーが発生する。(2)そして、インナ方向及びアウタ方向への同じoffset量のoffsetリードのうち一方のみが成功する(図ではアウタ方向のオフセットリードのみ成功)。(3)さらに、インナオフセットリード及びアウタオフセットリードのoffset量を段階的に同量ずつ増やしてデータ読み出しの再試行を続ける。この結果、インナ方向及びアウタ方向への同じoffset量のoffsetリードが双方とも成功し、かつ読み出したデータがリードデータ1及びリードデータ2と一致しない。この場合に、エラー情報をホストコンピュータへ送出することとなる。
次に、実施例の磁気ディスクが有するハードディスクコントローラの構成について説明する。図8は、ハードディスクコントローラの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、ハードディスクコントローラ100は、オフセットリトライ制御部101と、オフセットリトライデータ検証部102と、ヘッド駆動制御部103と、制御パラメータインターフェース部104と、ディスクインターフェース部105と、ECC(Error Correcting Code)処理部106と、ホストインターフェース部107とを有する。なお、オフセットリードリトライ制御部101及びオフセットリトライデータ検証部102は、MCU(Microcontroller Unit)のファームウェアプログラムにより構成される。
オフセットリトライ制御部101は、磁気ディスクから読み出され、ディスクインターフェース部105、ECC処理部106、オフセットリトライデータ検証部102へと受け渡されてきた読み出しデータがエラーを示す情報であるときに、インナ方向及びアウタ方向へのオフセットリトライリードを行うようにヘッド駆動制御部103へ指示を出力する。
また、インナ方向及びアウタ方向へのオフセットリトライリードによるリードデータが不一致又はいずれか一方がリードエラーであるときに、ヘッド駆動制御部103に対してインナ方向及びアウタ方向へのoffset量を同量だけ段階的に変化(増加又は減少)させてオフセットリードを継続させる指示を出力する。
オフセットリトライデータ検証部102は、ディスクインターフェース105からECC処理部106を経て受け渡された磁気ディスクから読み出された読み出しデータを検証する処理を行う。具体的には、インナ方向のオフセットリードによる読み出しデータとアウタ方向のオフセットリードによる読み出しデータとの両方が読み出し成功して一致するか否かを検証したり、いずれか一方のオフセットリードが成功しもう一方のオフセットリードが失敗か否かを認識して、オフセットリードが成功した読み出しデータを正当なデータとして取り扱うこととしたり、双方のオフセットリードが失敗した場合はエラーを認識したりする。オフセットリトライデータ検証部102は、制御パラメータインターフェース部104を介して参照される外部から設定される制御パラメータに応じて処理を分岐させる。
また、オフセットリトライ制御部101は、オフセットリトライデータ検証部102の検証結果に基づいて読み取りデータの出力を制御し、該読み取りデータをホストインターフェース部107からホストコンピュータへ出力させる。
ヘッド駆動制御部103は、オフセットリトライ制御部101の指示に基づいて、磁気ヘッドの支持アームの駆動制御を行う。また、通常は、磁気ディスクに書き込まれているサーボ情報に基づいて特定されるデータの読み書き位置情報に応じて、磁気ヘッドの支持アームの駆動制御を行う。
制御パラメータインターフェース部104は、磁気ディスク装置の外部から設定されるオフセットリトライ時の処理方法の選択情報を受け付けるインターフェースである。制御パラメータインターフェース部104を介して外部からオフセットリトライ時の処理方法の選択情報を受け付ける方法の具体例としては、SCSI(Small Computer System Interface)のMode Parameterや、磁気ディスク装置に備えられるディップスイッチを利用する方法などがある。磁気ディスク装置の外部から設定されるオフセットリトライ時の処理方法の選択情報は、後述するように、磁気ディスクのハードディスクコントローラ100におけるオフセットリードリトライ処理時において参照される制御パラメータである。この制御パラメータの詳細については後述する。
ディスクインターフェース部105は、磁気ディスクヘッド(リードコア)から読み出された情報をECC処理部106へ受け渡したり、ECC処理部106から受け渡されたデータを磁気ディスクヘッド(ライトコア)へ出力して磁気ディスクへ書き込ませたりするためのインターフェースである。
ECC処理部106は、磁気ディスクへの書き込みデータをECC符号化し、磁気ディスクからの読み出しデータをECC復号する処理を行う。さらには、ECC処理部106は、制御パラメータインターフェース部104を介して外部から参照される制御パラメータに応じて、オフセットリトライによりインナ方向又はアウタ方向の一方で読み出し成功したデータを同一トラックの同一セクタに上書きする処理を行う。これにより、以後オフセットリードリトライを行わなくても正しいデータを読み出すことが可能となる。また、ECC処理部106は、制御パラメータインターフェース部104を介して外部から参照される制御パラメータに応じて、読み出しエラーを出力した場合には、ECCによる誤り訂正が不可能であるデータを同一トラックの同一セクタに上書きする処理を行う。これにより、以後当該トラックの当該セクタにおいて、常にエラーを出力し、誤ったデータを読み出すことをなくすることが可能となる。
ホストインターフェース部107は、ホストコンピュータから磁気ディスクへ書き込むためのデータを受け取ってECC処理部106へ受け渡し、また、磁気ディスクから読み出したデータをECC処理部106から受け取ってホストコンピュータへ受け渡すインターフェースである。
次に、オフセットリトライ方法に関する4bitパラメータの設定内容について説明する。図9は、オフセットリトライ方法に関する4bitパラメータの設定内容の設定内容を示す図である。4bitパラメータは、前述の磁気ディスク装置の外部から設定される制御パラメータである。同図に示すように、4bitパラメータは、bit0〜bit3の4ビットから構成される。この4bitパラメータを設けることによって、ホストコンピュータ及び磁気ディスク装置の運用形態に合わせて、処理の分岐を自由に設定することができ、必要な処理を必要に応じて行うようにでき、処理の効率化を図ることができる。
bit0は、インナ方向及びアウタ方向の両方のオフセットリードで異なったデータが読み出し成功した場合の検証許可についての情報である。bit0が“0”であるとき、設定内容は、“検証を行わずエラー報告”である。即ち、インナ方向及びアウタ方向の両方のオフセットリードで異なったデータが読み出し成功した場合に、これを無条件にエラーとしてエラー情報を出力すると設定するものである。bit0が“1”であるとき、設定内容は、“何れが有効データか検証実施”である。即ち、インナ方向及びアウタ方向の両方のオフセットリードで異なったデータが読み出し成功した場合に、何れの読み出しデータが正しい有効なデータであるかを検証すると設定するものである。これにより、インナ方向及びアウタ方向のオフセットリトライリードにより異なったデータが読み出されたとしても、何れが正当なデータであるか検証を行うことによって、データの正当性をより高く保証することができる。
bit1は、インナ方向又はアウタ方向のオフセットリードの何れかでデータが読出し成功した場合の検証許可についての情報である。bit1が“0”であるとき、設定内容は、“検証を行わずデータ送出(正常終了)”である。即ち、インナ方向又はアウタ方向のオフセットリードの何れかでデータが読み出し成功した場合に、読み出し成功したデータを無条件に正しいデータとして出力すると設定するものである。bit1が“1”であるとき、設定内容は、“同一トラック内に他のデータが存在しないか検証実施”である。即ち、インナ方向又はアウタ方向のオフセットリードの何れかでデータが読み出し成功した場合に、同一トラック内に他のデータが存在しないか減少オフセットリトライリード又は増加オフセットリトライリードを実施して検証すると設定するものである。これにより、たとえ一旦オフセットリトライリードが成功したとしても、読み出し成功したデータが真に正しいデータであるか否かを検証することとなり、データの正当性をより高く保証することができる。
bit2は、エラー時データ破壊許可についての情報である。bit2が“0”であるとき、設定内容は、“エラー時にオーバーライトしない”である。即ち、データ読み出しエラー情報を出力した場合に、当該トラックの当該セクタのデータをECC訂正不可能なデータで破壊しないと設定するものである。bit2が“1”であるとき、設定内容は、“エラー時に読み出し不可能なデータでオーバーライト”である。即ち、データ読み出しエラー情報を出力した場合に、当該トラックの当該セクタのデータをECC訂正不可能なデータで上書きして破壊すると設定するものである。これによって、以後リトライリードによって誤ってデータが読み出されることを防止することができる。
bit3は、データ送出時オーバーライト許可についての情報である。bit3が“0”であるとき、設定内容は、“正常に読み出したときはオーバーライトしない”である。即ち、データ読み出し成功してデータを出力した場合に、当該トラックの当該セクタのデータを該読み出しデータで上書きしないと設定するものである。bit3が“1”であるとき、設定内容は、“送出したデータでオーバーライト”である。即ち、読み出し成功したデータで当該トラックの当該セクタのデータを上書きすると設定するものである。これによって、以後リトライリードにおいても常に正常にデータが読み出されるようになる。
次に、図8に示したハードディスクコントローラ100において実行されるオフセットリードリトライ処理手順について説明する。図10は、図8に示したハードディスクコントローラ100において実行されるオフセットリードリトライ処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、先ず、インナオフセットリード及びアウタオフセットリードを実施する(ステップS101)。続いて、オフセットリードでエラーが発生したか否かを判定し(ステップS102)、エラーが発生したと判定されたならば(ステップS102肯定)、ステップS103へ処理を移し、エラーが発生しなかったと判定された場合には(ステップS102否定)、ステップS105へ処理を移す。
ステップS103では、インナオフセットリードとアウタオフセットリードとの両方がエラーか否かを判定する。両方がエラーと判定された場合に(ステップS103肯定)、別の方法によるリトライ継続又はエラーを報告する(ステップS104)。ステップS104が終了すると、オフセットリードリトライ処理は終了する。一方、両方がエラーと判定されなかった場合に(ステップS103否定)、ステップS107へ処理を移す。
他方、ステップS105では、インナオフセットリードとアウタオフセットリードのリードデータは一致しているか否かを判定し、一致していると判定された場合に(ステップS105肯定)、一致するデータをホストコンピュータへ送信し(ステップS106)、オフセットリードリトライ処理は終了する。一致していると判定されなかった場合に(ステップS105否定)、ステップS116へ処理を移す。
ステップS107では、bit1の設定は“1”か否かを判定し、bit1の設定が“1”である場合に(ステップS107肯定)、読み出せたデータをRD_DATAと定義して一時記憶し(ステップS108)、bit1の設定が“1”でない場合に(ステップS107否定)、読み出せたデータをホストコンピュータへ送信する(ステップS113)。ステップS113が終了すると、オフセットリードリトライ処理は終了する。
ステップS108に続いてステップS109では、オフセット量を増加させ、オフセットは所定の規定値に達したか否かを判定する(ステップS110)。オフセットが所定の規定値に達したと判定される場合に(ステップS110肯定)、RD_DATAをホストコンピュータへ送信し(ステップS114)、オフセットリードリトライ処理は終了し、オフセットはトラックの端に達したと判定されない場合に(ステップS110否定)、インナオフセットリード及びアウタオフセットリードを再び実施する(ステップS111)。
次に、インナオフセットリード及びアウタオフセットリードのリード結果がRD_DATAと等しい又は何れかがリードエラーか否かを判定し(ステップS112)、ステップS112が肯定の場合に、ステップS109へ処理を移し、ステップS112が否定の場合に、エラーを報告する(ステップS115)。ステップS115が終了すると、オフセットリードリトライ処理は終了する。
他方、ステップS105が否定の場合に続くステップS116では、bit0の値が“1”か否かを判定する。bit0の値が“1”と判定される場合に(ステップS116肯定)、ステップS117へ処理を移し、bit0の値が“1”と判定されない場合に(ステップS116否定)、エラーを報告して(ステップS120)、オフセットリードリトライ処理は終了する。
ステップS117では、オフセット量を減少させ、インナオフセットリード及びアウタオフセットリードを再び実施する(ステップS118)。続いて、インナオフセットリード又はアウタオフセットリードがエラーか否かを判定し(ステップS119)、インナオフセットリード又はアウタオフセットリードがエラーであると判定された場合に(ステップS119肯定)、ステップS117へ処理を移し、インナオフセットリード又はアウタオフセットリードがエラーであると判定されなかった場合に(ステップS119否定)、読み出せたデータをホストコンピュータへ送信し(ステップS121)、オフセットリードリトライ処理は終了する。
本実施例によれば、ライトコア幅とリードコア幅の差の増加によって、オフセットリード(インナオフセットリード及びアウタオフセットリード)により同一トラック内で異なったデータが読み出せた場合に、誤ったデータをホストコンピュータに送信することを防止し、データの保証を行って信頼性を高めることができる。
さらに、具体的には、リードエラー発生時に、トラックのインナ側とアウタ側でそれぞれオフセットリードし、それぞれのデータを比較し検証することによって、データがオフセットライトされたトラック及びセクタにおいて誤ったデータをホストコンピュータへ送信することを防止することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内で、更に種々の異なる実施例で実施されてもよいものである。また、実施例に記載した効果は、これに限定されるものではない。
(付記1)記憶媒体のトラック中心付近でのデータ読み取りエラー発生時に、該記憶媒体の中心方向であるインナ方向及び該記憶媒体の外周方向であるアウタ方向へオフセットしてデータ読み取りを再試行するオフセット読み取り再試行処理によって読み取られた読み取りデータの保証を行う記憶装置であって、
前記インナ方向へのオフセットによりインナオフセットデータを読み取り、前記アウタ方向へのオフセットによりアウタオフセットデータを読み取るデータ読み取り部と、
前記データ読み取り部により読み取られたインナオフセットデータとアウタオフセットデータとを比較するデータ比較部と、
前記データ比較部による比較結果が一致する場合に、前記読み取りデータを出力制御するデータ出力制御部と
を備えたことを特徴とする記憶装置。
(付記2)前記データ出力制御部は、前記データ読み取り部により前記インナオフセットデータ又は前記アウタオフセットデータの何れか一方のデータ読み取りが成功した場合に、該読み取り成功したデータを出力することを特徴とする付記1に記載の記憶装置。
(付記3)前記データ読み取り部は、前記データ比較部による比較結果が一致しない場合に、前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に減少させてオフセット読み取りを行い、
前記データ出力制御部は、前記データ読み取り部による一方のオフセットのデータ読み取りにエラーが発生した際に他方のオフセットのデータ読み取りが正常に行われると、該他方のオフセットによる読み取りデータを出力制御することを特徴とする付記1に記載の記憶装置。
(付記4)前記データ読み取り部は、インナオフセットデータ又はアウタオフセットデータの何れか一方のデータ読み取りが成功した場合に、前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に増加させてオフセット読み取りを行い、
前記データ出力制御部は、前記データ読み取り部により一方のオフセットのデータ読み取りにエラーが発生した際に他方のオフセットのデータ読み取りが正常に行われると、該他方のオフセットの読み取りデータを出力することを特徴とする付記1に記載の記憶装置。
(付記5)前記データ読み取り部によりインナオフセットデータ又はアウタオフセットデータの何れか一方の読み取りに成功した読み取りデータが出力された場合に、当該データ読み取りに成功したトラック及びセクタ全域に該読み取りデータを上書きする読み取りデータ上書き部をさらに備えたことを特徴とする付記3又は4に記載の記憶装置。
(付記6)前記データ出力制御部は、前記データ比較部による比較結果が一致しない場合に、読み取りエラー情報を出力することを特徴とする付記1に記載の記憶装置。
(付記7)前記データ読み取り部は、前記データ読み取り部によるインナオフセットデータ又はアウタオフセットデータの何れか一方のデータ読み取りが成功した場合に、前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に増加させてオフセット読み取りを行い、
前記データ出力制御部は、前記データ読み取り部によって両方のオフセットによるデータ読み取りが成功し、かつ前記データ比較部によって該両方のオフセットによる読み取りデータが一致しないとされた場合に、読み取りエラー情報を出力することを特徴とする付記1に記載の記憶装置。
(付記8)前記データ出力制御部により前記読み取りエラー情報が出力された場合に、当該読み取りエラーが発生したトラック及びセクタ全域にECC(Error Correcting Code)による誤り訂正不可能なデータを上書きする誤り訂正不可能データ上書き部をさらに備えたことを特徴とする付記6又は7に記載の記憶装置。
(付記9)前記データ比較部による比較結果が一致しない場合に、読み取りエラー情報を出力するか、若しくは前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に減少させてオフセット読み取りを行って一方のオフセットによるデータ読み取りにエラーが発生した際に他方のオフセットによるデータ読み取りが正常に行われると、該他方のオフセットによる読み取りデータを出力するかを選択する第1の選択部をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の記憶装置。
(付記10)前記データ読み取り部によりインナオフセットデータ又はアウタオフセットデータの何れか一方のデータ読み取りが成功した場合に、該読み取り成功したデータを出力するか、若しくは前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に減少させてオフセット読み取りを行い、一方のオフセットによるデータ読み取りにエラーが発生した際に、他方のオフセットによるデータ読み取りが正常に行われると、該他方のオフセットによる読み取りデータを出力するかを選択する第2の選択部をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の記憶装置。
(付記11)前記データ読み取り部によりインナオフセットデータ又はアウタオフセットデータの何れか一方の読み取りに成功した読み取りデータが出力された場合に、当該データ読み取りが成功したトラック及びセクタ全域に該読み取りデータを上書きするか否かを選択する第3の選択部をさらに備えたことを特徴とする付記3又は4に記載の記憶装置。
(付記12)前記データ出力制御部により読み取りエラー情報が出力された場合に、当該読み取りエラーが発生したトラック及びセクタ全域にECC(Error Correcting Code)による誤り訂正不可能なデータを上書きするか否かを選択する第4の選択部をさらに備えたことを特徴とする付記6又は7に記載の記憶装置。
(付記13)記憶媒体のトラック中心付近でのデータ読み取りエラー発生時に、該記憶媒体の中心方向であるインナ方向及び該記憶媒体の外周方向であるアウタ方向へオフセットしてデータ読み取りを再試行するオフセット読み取り再試行処理によって読み取られた読み取りデータの保証を行うデータ保証制御装置であって、
前記インナ方向へのオフセットにより読み取り取られたインナオフセットデータと、前記アウタ方向へのオフセットにより読み取られたアウタオフセットデータとを比較するデータ比較部と、
前記データ比較部による比較結果が一致する場合に、前記読み取りデータを出力制御するデータ出力制御部と
を備えたことを特徴とするデータ保証制御装置。
(付記14)前記データ出力制御部は、前記インナ方向へのオフセットによるデータ読み取り又は前記アウタ方向へのオフセットによるデータ読み取りの何れか一方によってデータ読み取りが成功した場合に、該読み取り成功したデータを出力することを特徴とする付記13に記載の読み取りデータ保証制御装置。
(付記15)前記データ出力制御部は、前記データ比較部による比較結果が一致しない場合に前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に減少させて行ったオフセット読み取り時に、一方のオフセットによるデータ読み取りにエラーが発生した際に他方のオフセットによるデータ読み取りが正常に行われると、該他方のオフセットによる読み取りデータを出力することを特徴とする付記13に記載の読み取りデータ保証制御装置。
(付記16)前記データ出力制御部は、前記インナ方向へのオフセットによるデータ読み取り又は前記アウタ方向へのオフセットによるデータ読み取りの何れか一方によりデータ読み取りが成功した場合に前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に増加させて行ったオフセット読み取り時に、一方のオフセットによるデータ読み取りにエラーが発生した際に他方のオフセットによるデータ読み取りが正常に行われると、該他方のオフセットによる読み取りデータを出力することを特徴とする付記13に記載の読み取りデータ保証制御装置。
(付記17)前記データ出力制御部は、前記データ比較部による比較結果が一致しない場合に、読み取りエラー情報を出力することを特徴とする付記13に記載の読み取りデータ保証制御装置。
(付記18)前記データ出力制御部は、前記インナ方向へのオフセットによるデータ読み取り又は前記アウタ方向へのオフセットによるデータ読み取りの何れか一方によりデータ読み取りが成功した場合に前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に増加させて行うオフセット読み取り時に、両方のオフセットによるデータ読み取りが成功し、かつ該両方のオフセットによる読み取りデータが一致しない場合に、読み取りエラー情報を出力することを特徴とする付記13に記載の読み取りデータ保証制御装置。
(付記19)前記データ比較部による比較結果が一致しない場合に、読み取りエラー情報を出力するか、若しくは前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に減少させてオフセット読み取りを行って一方のオフセットによるデータ読み取りにエラーが発生した際に他方のオフセットによるデータ読み取りが正常に行われると、該他方のオフセットによる読み取りデータを出力するかを選択する第1の選択部をさらに備えたことを特徴とする付記13に記載の読み取りデータ保証制御装置。
(付記20)記憶媒体のトラック中心付近でのデータ読み取りエラー発生時に、該記憶媒体の中心方向であるインナ方向及び該記憶媒体の外周方向であるアウタ方向へオフセットしてデータ読み取りを再試行するオフセット読み取り再試行処理によって読み取られた読み取りデータの保証を行う読み取りデータ保証方法であって、
前記インナ方向へのオフセットによりインナオフセットデータを読み取り、前記アウタ方向へのオフセットによりアウタオフセットデータを読み取るオフセットデータ読み取り工程と、
前記データ読み取り工程により読み取られたインナオフセットデータとアウタオフセットデータとを比較するデータ比較工程と、
前記データ比較工程による比較結果が一致する場合に、前記読み取りデータを出力制御するデータ出力制御工程と
を含んだことを特徴とする読み取りデータ保証方法。
本発明は、記憶媒体のオフセットリードリトライにおいて読み出されたデータの保証を行いたい場合に有用であり、特に、古いデータに新しいデータがオフセットライトされ、オフセットリードにより古いデータ及び新しいデータの双方が読み出し可能な場合に、いずれの読み出しデータを正当なデータとして取り扱ってよいかを保証したい場合に有効である。
従来のオフセットリードにおける問題点を示す図である。 本発明のオフセットリードにおける特徴店を示す図である。 トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の概要を示す図(その1)である。 トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の概要を示す図(その2)である。 トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の概要を示す図(その3)である。 トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の概要を示す図(その4)である。 トラック中心付近においてリードエラー発生時の処理の概要を示す図(その5)である。 ハードディスクコントローラの構成を示す機能ブロック図である。 オフセットリトライ方法に関する4bitパラメータの設定内容を示す図である。 オフセットリードリトライ処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 ハードディスクコントローラ
101 オフセットリトライ制御部
102 オフセットリトライデータ検証部
103 ヘッド駆動制御部
104 制御パラメータインターフェース部
105 ディスクインターフェース部
106 ECC処理部
107 ホストインターフェース部

Claims (3)

  1. 記憶媒体のトラック中心付近でのデータ読み取りエラー発生時に、該記憶媒体の中心方向であるインナ方向及び該記憶媒体の外周方向であるアウタ方向へオフセットしてデータ読み取りを再試行するオフセット読み取り再試行処理によって読み取られた読み取りデータの保証を行う記憶装置であって、
    前記インナ方向へのオフセットによりインナオフセットデータを読み取り、前記アウタ方向へのオフセットによりアウタオフセットデータを読み取るデータ読み取り部と、
    前記データ読み取り部により読み取られたインナオフセットデータとアウタオフセットデータとを比較するデータ比較部と、
    前記データ比較部による比較結果が一致する場合に、前記読み取りデータを出力制御するデータ出力制御部と、を備え、
    前記データ読み取り部は、前記データ比較部による比較結果が一致しない場合に、前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に減少させてオフセット読み取りを行い、
    前記データ出力制御部は、前記データ比較部による比較結果が一致しない場合に行われた前記データ読み取り部によるオフセット読み取りで一方のオフセットのデータ読み取りにエラーが発生した際に他方のオフセットのデータ読み取りが正常に行われると、該他方のオフセットによる読み取りデータを出力制御すること、
    を特徴とする記憶装置。
  2. 記憶媒体のトラック中心付近でのデータ読み取りエラー発生時に、該記憶媒体の中心方向であるインナ方向及び該記憶媒体の外周方向であるアウタ方向へオフセットしてデータ読み取りを再試行するオフセット読み取り再試行処理によって読み取られた読み取りデータの保証を行うデータ保証制御装置であって、
    前記インナ方向へのオフセットにより読み取り取られたインナオフセットデータと、前記アウタ方向へのオフセットにより読み取られたアウタオフセットデータとを比較するデータ比較部と、
    前記データ比較部による比較結果が一致する場合に、前記読み取りデータを出力制御し、前記データ比較部による比較結果が一致しない場合に、前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に減少させてオフセット読み取りを行うオフセット読み取り再試行処理が行われた際、当該オフセット読み取り再試行処理において、一方のオフセットのデータ読み取りにエラーが発生した際に他方のオフセットのデータ読み取りが正常に行われると、該他方のオフセットによる読み取りデータを出力制御するデータ出力制御部と、
    を備えたことを特徴とするデータ保証制御装置。
  3. 記憶媒体のトラック中心付近でのデータ読み取りエラー発生時に、該記憶媒体の中心方向であるインナ方向及び該記憶媒体の外周方向であるアウタ方向へオフセットしてデータ読み取りを再試行するオフセット読み取り再試行処理によって読み取られた読み取りデータの保証を行う読み取りデータ保証方法であって、
    前記インナ方向へのオフセットによりインナオフセットデータを読み取り、前記アウタ方向へのオフセットによりアウタオフセットデータを読み取る第1のオフセットデータ読み取り工程と、
    前記第1のデータ読み取り工程により読み取られたインナオフセットデータとアウタオフセットデータとを比較するデータ比較工程と、
    前記データ比較工程による比較結果が一致する場合に、前記読み取りデータを出力制御する第1のデータ出力制御工程と、
    前記データ比較工程による比較結果が一致しない場合に、前記インナ方向へのオフセット量及び前記アウタ方向へのオフセット量それぞれを同量だけ段階的に減少させてオフセット読み取りを行う第2のオフセットデータ読み取り工程と、
    前記第2のオフセットデータ読み取り工程により一方のオフセットのデータ読み取りにエラーが発生した際に他方のオフセットのデータ読み取りが正常に行われると、該他方のオフセットによる読み取りデータを出力制御する第2のデータ出力制御工程と、
    を含んだことを特徴とする読み取りデータ保証方法。
JP2006145927A 2006-05-25 2006-05-25 記憶装置、読み取りデータ保証制御装置及び読み取りデータ保証方法 Expired - Fee Related JP4991183B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006145927A JP4991183B2 (ja) 2006-05-25 2006-05-25 記憶装置、読み取りデータ保証制御装置及び読み取りデータ保証方法
US11/524,074 US7317588B2 (en) 2006-05-25 2006-09-20 Storage device, data-assurance control device, and data assurance method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006145927A JP4991183B2 (ja) 2006-05-25 2006-05-25 記憶装置、読み取りデータ保証制御装置及び読み取りデータ保証方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007317307A JP2007317307A (ja) 2007-12-06
JP4991183B2 true JP4991183B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=38749257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006145927A Expired - Fee Related JP4991183B2 (ja) 2006-05-25 2006-05-25 記憶装置、読み取りデータ保証制御装置及び読み取りデータ保証方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7317588B2 (ja)
JP (1) JP4991183B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007287284A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv ディスク上にパターンを書き込む方法及びその装置
JP2010123205A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Sony Corp 再生装置および再生方法
JP5886803B2 (ja) * 2013-08-30 2016-03-16 株式会社東芝 情報記録装置およびデータ復旧方法
US9536563B1 (en) * 2016-02-16 2017-01-03 Seagate Technology Llc Detecting shingled overwrite errors
US11295777B1 (en) * 2020-10-30 2022-04-05 Seagate Technology Llc System and method for managing off-track read retry

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5185681A (en) * 1990-09-28 1993-02-09 Seagate Thermal offset compensation for high density disk drives
US5455724A (en) * 1992-03-31 1995-10-03 Fujitsu Limited Method of compensating offtrack in disk unit
US5353170A (en) * 1993-05-19 1994-10-04 International Business Machines Corporation Error recovery data storage system and method with two position read verification
JPH07254243A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Fujitsu Ltd ディスク装置及びディスク媒体
JP3072014B2 (ja) * 1995-02-10 2000-07-31 富士通株式会社 記憶装置
JPH1050013A (ja) * 1996-08-02 1998-02-20 Fujitsu Ltd ディスク装置のオフトラック補正方法
JPH11232607A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Fujitsu Ltd 記憶装置
JP4026989B2 (ja) * 1999-07-08 2007-12-26 富士通株式会社 磁気ディスク装置および最適オフセット測定方法
JP2001118343A (ja) 1999-10-15 2001-04-27 Hitachi Ltd 磁気ディスク装置
JP2002042303A (ja) * 2000-07-19 2002-02-08 Hitachi Ltd 磁気ディスク装置及び磁気ディスク装置のエラー処理方法
KR100468770B1 (ko) 2002-10-09 2005-01-29 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브의 오프트랙 리트라이 방법

Also Published As

Publication number Publication date
US7317588B2 (en) 2008-01-08
US20070273999A1 (en) 2007-11-29
JP2007317307A (ja) 2007-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3663377B2 (ja) データ記憶装置、読み出しデータの処理装置および読み出しデータの処理方法
US7451344B1 (en) Optimizing order of error recovery steps in a disk drive
US8285923B2 (en) Disk drive and method using native command queuing tags to identify logical block size and implement protection information
US8413010B1 (en) Data storage device employing high quality metrics when decoding logical block address appended to a data sector
US6687850B1 (en) Disk drive for storing sector-reconstruction sectors and for storing a sector-reconstruction status in sectors distributed around a disk
US6661591B1 (en) Disk drive employing sector-reconstruction-interleave sectors each storing redundancy data generated in response to an interleave of data sectors
US7136244B1 (en) Disk drive employing data averaging techniques during retry operations to facilitate data recovery
US7647544B1 (en) Disk drive implementing data path protection without writing the error detection code data to the disk
US8301948B2 (en) Storage device with adaptive error-correcting code for improved areal efficiency
JP4991183B2 (ja) 記憶装置、読み取りデータ保証制御装置及び読み取りデータ保証方法
JP3776884B2 (ja) イレージャ訂正機能の検証に適した記録再生制御装置、同制御装置を備えた記録再生装置、及びイレージャ訂正機能を検証する方法
US5471351A (en) Method and apparatus of verifying accurate writing through comparisons of written and read data
US7602576B2 (en) Data reading method and storage device
US20100153821A1 (en) Solid-state memory with error correction coding
US5438462A (en) Magnetic storage devices with dynamic boost adjustment to reduce read errors
US20070198904A1 (en) Error correction processing apparatus and error correction processing method
US20010042230A1 (en) Sector validation for use in ECC engine validation
US6496313B1 (en) Audio-visual drive optimized for response to a misread sector
US20120198304A1 (en) Information reproduction apparatus and information reproduction method
US9257146B1 (en) Data storage device comprising sequence detector compensating for inter-track interference
US7719788B2 (en) Servo information correcting method
US9633691B2 (en) Storage controller, storage device, and method
US10846176B2 (en) Magnetic disk device and method of continued reading of sectors of magnetic disk device even after an error is detected in one of the sectors
US7855851B2 (en) Storage device
US8086944B2 (en) Hard disk drive with data error recovery using multiple reads and derived reliability information

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090108

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20091022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110512

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20120118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120410

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120507

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees