JP2001023036A - カップ式自動販売機 - Google Patents

カップ式自動販売機

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JP2001023036A
JP2001023036A JP11193793A JP19379399A JP2001023036A JP 2001023036 A JP2001023036 A JP 2001023036A JP 11193793 A JP11193793 A JP 11193793A JP 19379399 A JP19379399 A JP 19379399A JP 2001023036 A JP2001023036 A JP 2001023036A
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cup
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Naoto Fukushima
直人 福島
Kazuhiro Uehara
一博 上原
Noboru Chigira
登 千木良
Hiroshi Yamamoto
廣 山本
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コーヒー飲料の抽出後に昇圧された配管内の
圧力が速やかに低下しないことにより販売時間が大とな
り、過度の抽出による味が低下したり、後工程の動作を
妨げることのないようにする。 【解決手段】 コーヒーの晩き豆を抽出機30に供給
し、湯を湯タンク10から配管6Aを介して抽出機30
に供給してコーヒ飲料を抽出する自動販売機の前記配管
6Aに、抽出動作終了後に配管6A内を大気に解放する
湯弁24を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカップ式自動販売機
に関し、特に、所定の圧力で供給される湯によってコー
ヒー豆の挽き豆からコーヒー成分を抽出するカップ式自
動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカップ式自動販売機として、所定
の粒度に粉砕されたコーヒー豆の挽き豆を抽出機に供給
し、ポンプで加圧した所定の高温の湯を抽出機に供給し
てコーヒー飲料を高圧で抽出するものがある。
【0003】このカップ式自動販売機によると、購買者
の選択ボタン操作等により選択されたコーヒー飲料の販
売要求に基づいて所定量の挽き豆が抽出機に分与され
る。分与後、湯タンクに貯蔵されている湯をポンプで所
定の圧力に加圧してボイラーに供給し、配管を介して抽
出機に供給することにより挽き豆を抽出してコーヒー飲
料を生成する。抽出されたコーヒー飲料はカップに供給
され、好みに応じて砂糖、クリーム等の補助原料と混合
された後に販売される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカップ
式自動販売機によると、ポンプの駆動を停止しても昇圧
された配管内の圧力がすぐには低下しないため、圧力が
自然に低下するのを待つと販売時間が大になる。また、
挽き豆が過度に抽出されてコーヒー飲料の味覚を損ねた
り、抽出機の後工程の動作を妨げるという問題がある。
従って、本発明の目的はコーヒー飲料の抽出後に抽出機
内を速やかに大気圧にすることのできるカップ式自動販
売機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、所定の粒度に粉砕されたコーヒー豆の挽き豆
を抽出機に供給し、所定の温度の湯を湯タンクから配管
を介して前記抽出機に供給してコーヒー飲料を抽出する
カップ式自動販売機において、前記コーヒー飲料の抽出
後に前記配管を大気開放する弁と、前記弁の開放を制御
する制御手段を有するカップ式自動販売機を提供する。
【0006】上記したカップ式自動販売機によると、湯
を抽出機に供給する配管を放圧することによって配管お
よび抽出機内を大気圧にすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカップ式自動販売
機を図面を参照して詳細に説明する。
【0008】図1(a)は、本発明の実施の形態におけ
るカップ式自動販売機を示し、取水管1に接続されるシ
スターン2と、シスターン2に設けられて貯水される飲
料水の水位変化を検出し、所定の水位以下となったとき
に水位低下信号を出力するフロートスイッチ2Aと、取
水管1に設けられる取水弁1Aと、シスターン2から配
管3Aを介して供給される飲料水を加熱して所定の温度
の湯として貯蔵する湯タンク10と、配管3Aに設けら
れる電磁弁20と、湯タンク10の外周部に固定されて
湯を加圧して供給するポンプ60と、ポンプ60と湯タ
ンク10に接続されるバイパス管60Aと、バイパス管
60Aを開放することによりポンプ内60の湯を湯タン
ク10に戻す弁60Bと、コーヒー豆を所定の粒度に粉
砕して挽き豆を形成する挽き豆供給部7と、挽き豆供給
部7から落下する挽き豆を受容して計量する計量器5
と、計量器5から供給される所定の粒度の挽き豆を湯で
抽出してコーヒー飲料を生成し、飲料供給管30Aを介
してカップ9に供給する抽出機30と、ポンプ60から
抽出機30に湯を供給する配管6Aと、配管6Aに設け
られて配管内の圧力に応じた圧力信号を出力する圧力セ
ンサ25と、配管6Aに設けられて湯の流量に応じた流
量信号を出力する流量センサ19と、配管6Aに設けら
れて上流側への湯の逆流を防止する逆止弁21と、逆止
弁21の上流側で配管6Aから分岐して湯タンク10に
接続される配管6Bと、配管6Bに設けられる抽出湯弁
22と、抽出機30で発生するコーヒー豆の抽出滓を受
容する滓バケツ17と、カップ9の下部に配置される排
水バケツ18と、砂糖を貯蔵する砂糖容器11と、クリ
ーム原料を収容するクリーム容器12Aと、カプチーノ
用のクリーム原料を収容するクリーム容器12Bと、砂
糖およびクリームをシュート13を介して受容し、所定
量の湯で溶解し、供給管14Aを介してカップ9に供給
するミキシングボウル14と、クリーム容器の下部に配
置されるミキシングボウル14に湯タンク10から湯を
供給する配管15Aと、配管15Aに設けられる湯弁2
3Aと、砂糖容器11の下部に配置されるミキシングボ
ウル14に湯タンク10から湯を供給する配管15B
と、配管15Bに設けられる湯弁23Bと、逆止弁21
の下流側で配管6Aと分岐され、湯弁24を介して排水
バケツ18に廃液を排出する配管6Cを有する。
【0009】挽き豆供給部7は、コーヒー豆を貯蔵する
豆貯蔵容器7Aと、コーヒー豆を高速で回転する粉砕刃
(図示せず)で粉砕するコーヒーミル7Bと、コーヒー
ミル7Bの粉砕刃を回転させるミルモータ7Cと、コー
ヒーミル7Bで粉砕され、体積に基づいて計量された挽
き豆を計量器5より供給されて抽出器30に導くシュー
ト7Dを有する。湯タンク10は、飲料水加熱用のヒー
タH1に電流を供給する電源部10Aと、タンク内の湯
の水位変化を検出し、所定の水位以下となったときに水
位低下信号を出力するフロートスイッチ10Bと、タン
ク内の湯温に応じた温度検出信号を出力する湯温センサ
10Dを有する。湯タンク10の貯水量は5リットルで
あり、ヒータH1の出力は1kwで湯タンク10の湯温
は約97℃に保温される。逆止弁21は、金属材料で形
成されるボールと、このボールを所定の方向に付勢する
スプリングを筐体内に収容して形成されている。本実施
の形態では、湯タンク10から抽出機30への湯の流れ
方向を順方向としており、ボールはスプリングによって
上流方向に付勢される。
【0010】抽出機30は、シュート7Dを介して挽き
豆を供給されるシリンダ32、シリンダ32内のピスト
ン39を昇降させるピストン駆動モータ33、ピストン
駆動モータの駆動トルクをピストン39に伝達するトル
ク伝達部34、シリンダ32の上部に設けられ、抽出機
本体に形成される図示しないガイドレールに係合するス
ライドガイド(後述)を一体的に形成したシリンダユニ
ットDと、シリンダ32に係合し、配管6Aを介して所
定の高温の湯をシリンダ32内に供給するキャップ37
と、キャップモータ35の駆動トルクを伝達されてシリ
ンダユニットDを支点34Aを中心に傾斜させるととも
にキャップ37をシリンダ32に係合させるギヤ36を
有する。シリンダユニットDのシリンダ32の下部に
は、抽出されたコーヒー飲料をカップ9に供給する飲料
供給管30Aが取り付けられている。
【0011】また、上記構成のカップ式自動販売機で
は、説明を簡単にするために、カップ9を供給するカッ
プ供給部、ポンプ60に電流を供給する電源部,ミルモ
ータ7Cに電流を供給する電源部、カップ9内の飲料を
攪拌する攪拌機、コールド飲料の配管および原料貯蔵部
等の構成を図示省略している。
【0012】図1(b)は、ポンプ60を示し、一対の
ギヤ60D,60Eが矢印方向に回転することによって
湯タンク10から湯を下流側に供給する。この一対のギ
ヤ60D,60Eは、回転軸60Cあるいは60Fを図
示しないモータによって回転駆動することにより回転速
度に応じた供給量で湯を配管6Aに送出する。
【0013】図2は、計量器5を示し、(a)は全体
図、(b)は、前蓋5Bを設けられる前面部である。こ
の計量器5は、上部に挽き豆を導入する導入部5Aを有
する計量室51と、計量室51の端部に前蓋5Bを回動
自在に支持するヒンジ部52と、計量室51の内部に摺
動可能に収容されるピストン56Dを一体的に形成さ
れ、側面にラック部56Aを有するピストンロッド56
と、ピストンロッド56の後端に形成されるバネ部56
Bと、バネ部56Bの近傍に形成される切り欠き56C
と、計量室51に取り付けられ、バネ部56Bに当接し
てピストンロッド56の移動を規制する突起部50A、
50Bと、バネ部56Bの切り欠き56Cを光学的に検
出する光センサ57と、ピストンロッド56のラック部
56Aと噛合する駆動ギア58Aを有する駆動軸58
と、駆動軸58をトルク伝達部59を介して回転駆動す
る計量モータ59Aを有し、ヒンジ部52の回動軸を鉛
直方向に設け、前蓋5Bが水平方向に回動して計量室5
1の最前部を開放するように形成されており、ヒンジ部
52は挽き豆が付着しないように前蓋5Bの開口部より
上方に設けられてなっている。このヒンジ部52から逆
「へ」の字型に形成された蓋支持部材5Cを介して前蓋
5Bを固定している。蓋支持部材5Cの開放端は計量室
51の側部に達し、末端には計量室51の側部に設けら
れる光センサ5Dと係合する光検出部5Eを有する。駆
動ギア58Aの直径は17.5mmで形成されており、
ラック部56Aと噛み合う歯車部分の外周長は約55m
mである。また、計量モータ59Aの回転軸には回転量
を検出する計量エンコーダ59Bが設けられている。
【0014】図3は、計量器9の前蓋5Bを開いた状態
を示し、(a)は全体図、(b)は、前蓋5Bを設けら
れる前面部である。導入部5Aから計量室51に挽き豆
が供給され、挽き豆によって計量室51が満たされる
と、前蓋5Bが僅かに回動する。この回動を発光部5a
および受光部5bを有する光センサ5Dで検出すると、
ミルモータ7Cを停止させて計量室51への挽き豆の供
給を停止し、停止後、計量モータ59Aに通電すること
によって駆動ギヤ58Aが回転し、ピストンロッド56
を前方に移動させる。ピストンロッド56に一体的に形
成されるピストン56Dの先端には、前蓋5Bに当接す
る突起部56aが設けられている。
【0015】図4は、計量室51を図示省略した状態の
ピストンロッド56を示し、前蓋5Bは、ピストン56
Dの突起部56aが当接した状態でピストンロッド56
が前方に移動することにより、ヒンジ部52を軸として
同軸的に設けられるスプリング55Aの反力に抗して紙
面上における反時計方向に回動する。このとき、前蓋5
Bと計量室51の先端部は離れ、挽き豆は前蓋5Bと計
量室51との間に挟まれることなく容易に落下する。
【0016】図5は、シリンダユニットDを示し、
(a)は正面側、(b)は背面側を示す。キャップ37
は、シリンダ32への挿入時に隙間をシールするシール
部材37Aを有し、ロッド38によってギヤ36と結合
されている。また、ロッド38の固定部には所定のガイ
ドパターンを有するガイド溝gを形成されたガイドプレ
ート31が固定されており、ガイド溝gの下部には、シ
リンダ32の側壁外部に形成された係合突起32Aが係
合している。シリンダ32に収容されたピストン39の
下部には抽出されたコーヒー飲料をカップに供給するた
めの飲料供給管30Aが接続されている。シュート7D
の下部側壁には、ピストン39によって上方に押し上げ
られた抽出滓(図示せず)をピストン39から分離させ
るワイパWが設けられており、ワイパWによって分離さ
れた抽出滓をスライドガイド40の傾斜部Sに沿って落
下させる。
【0017】このシリンダユニットDは、キャップモー
タ35の駆動トルクをギヤ35Aを介して伝達してギヤ
36をr1方向に駆動すると、ガイド溝gのガイドパタ
ーンに基づいて支点34Aを中心にr2方向に約30度
傾斜するとともにキャップ37がr3方向に変位してシ
リンダ32に挿入される。
【0018】図6は、トルク伝達部34を示し、(a)
は左側面、(b)は正面、(c)は右側面を示す。ピス
トン駆動モータ33の駆動トルクは、ピストン駆動モー
タ33の回転軸に取り付けられたギヤ341からギヤ3
42Aに伝達され、ギヤ342Aに同軸状に設けられる
ギヤ342Bに伝達され、ギヤ342Bから軸343に
設けられるギヤ344Aに伝達される。軸343の下部
にはウォームギヤ344Bが設けられており、ギヤ34
4Aから伝達された駆動トルクはウォームギヤ344B
から軸343に直交する方向に配置される軸345に取
り付けられたギヤ345Aに伝達され、ギヤ345Aに
同軸状に設けられるギヤ345Bに伝達される。ギヤ3
45Bから伝達された駆動トルクは軸346に取り付け
られたギヤ346Aに伝達され、ギヤ346Aに同軸状
に設けられるギヤ346Bに伝達されるとともにギヤ3
46Aと噛合するギヤ347Aに伝達され、ギヤ347
Aに同軸状に設けられるギヤ347Bに伝達される。ピ
ストン39の下部にはラック部348が取り付けられて
おり、ラック部348の両面にはギヤ346Bおよび3
47Bが噛合している。このギヤ346Bおよび347
Bは、ピストン駆動モータ33の回転方向に応じた駆動
トルクを伝達されると、ラック部348を挟持した状態
で相反する方向に回転することによってピストン39を
シリンダ32内で上下させる。
【0019】軸343に設けられるウォームギヤ344
Bは、コーヒー飲料の抽出過程においてピストン39側
から圧力が加えられたときにピストン39が下降するこ
とを防止する。
【0020】ピストン39は、所定の耐圧強度を有する
ピストンヘッド39Aと、ピストンヘッド39Aにネジ
39Cによって係止され、ラック部348に固定される
ピストンベース39Bと、ピストンヘッド39Aに取り
付けられてシリンダ32内からコーヒー飲料を送出し、
飲料供給管30A(図示せず)が接続される送出部39
Dと、ピストンヘッド39Aの外周部に装着されるOリ
ング39Eと、耐腐蝕性の薄い金属板で形成されてピス
トンヘッド39Aの上部に装着されるフィルタ39Fを
有し、ピストンヘッド39Aとピストンベース39B
は、ピストンヘッド39Aに圧力が作用しない状態で所
定のクリアランスを有するように係止されている。
【0021】図7は、シリンダユニットDが傾斜した状
態を示し、キャップモータ35を駆動してギヤ36を回
転させることにより支点34Aを中心に反時計方向に傾
斜するとともにキャップ37が下降してシリンダ32に
挿入される。同図においては図示されないが、シリンダ
32には傾斜前にシュート7Dを介して予め計量された
所定量の挽き豆が供給される。
【0022】図8は、ピストン駆動モータ33に供給さ
れる電流を検出する電流検出回路を示し、(a)は回路
図、(b)は検出される電流値とピストン39に加わる
圧縮荷重の関係を示す。電源線(DC24V)71にピ
ストン駆動モータ33の回転を制御するモータ駆動回路
70が接続され、主制御部(後述)からの通電信号を入
力する信号端子A,Bを有する。ピストン駆動モータ3
3は検知抵抗72を介して接地電位に固定されるととも
にA/D変換器73を介して電流検出回路74に接続さ
れている。モータ駆動回路70の信号端子Aに入力する
通電信号がHで信号端子Bに入力する通電信号がLであ
るときピストン駆動モータ33は正転方向に回転し、信
号端子Aに入力する通電信号がLで信号端子Bに入力す
る通電信号がHであるときピストン駆動モータ33は逆
転方向に回転し、信号端子AおよびBに入力する通電信
号がLであるときピストン駆動モータ33は停止し、信
号端子AおよびBに入力する通電信号がHであるときピ
ストン駆動モータ33にブレーキがかかるようになって
いる。挽き豆を圧縮することによってピストン39にか
かる負荷が大になると、(b)に示すようにピストン駆
動モータ33に通電される電流が増大する。
【0023】本実施の形態の抽出機30において、電流
検出回路74で0.5Aの電流が検出されたときピスト
ン39にかかる圧縮荷重は12.5kgfであり、2A
の電流が検出されたときピストン39にかかる圧縮荷重
は50kgfである。一般的に、挽き豆の圧縮量が大で
あると湯の通過速度は小になって濃いコーヒー飲料が抽
出され、圧縮量が小であると湯の通過速度は大になって
薄いコーヒー飲料が抽出される。この電流値と圧縮荷重
の関係に基づいてピストン駆動モータ33の通電を制御
することにより販売されるコーヒー飲料に応じた挽き豆
の圧縮量を設定する。
【0024】図9は、ピストン駆動モータ33の通電特
性を示し、モータが停止状態から回転を始めるまでの通
電初期の電流値が大になっており、回転後は電流値が低
下して負荷に応じた電流値を示す。このようなモータの
電流立ち上がり特性はモータ毎に異なるものであり、ピ
ストン39にかかる負荷に応じた電流変化の検出性を阻
害する。例えば、タンピング時では時刻t1に通電を開
始してΔt秒後に電流値の測定を開始することにより通
電初期の電流立ち上がり特性を回避している。本実施の
形態ではΔtを0.1秒として、パッキング、湯吸込
み、滓押上げの各通電時についても同様の測定を行って
いる。また、ピストン39に装着されるOリング39E
とシリンダ32の摺動抵抗によって通電量が増加するこ
とから、電流検出回路74は摺動抵抗分の電流値を差し
引いた電流値を主制御部100に出力する。
【0025】図10は、カップ式自動販売機の制御ブロ
ックを示し、販売制御部101、流量計19、圧力セン
サ25、シスターン2のフロートスイッチ2A、湯タン
ク10のフロートスイッチ10B、抽出機30に設けら
れるキャップ37の上死点を検出する光センサ36B、
下死点を検出する光センサ36C、滓廃棄位置を検出す
る光センサ36D、抽出機30に設けられるピストン3
9の上死点を検出する光センサ39G、下死点を検出す
る光センサ39H、計量器5の前蓋5Bの回動を検出す
る光センサ5D、計量器5の計量エンコーダ59B、計
量器5の光センサ57の出力に基づいて各部を制御する
主制御部100と、カップ式自動販売機の各部の制御デ
ータを格納するメモリ102と、基準クロック発生部
(図示せず)で発生するクロックをカウントして時間を
計測するタイマー103を有する。光センサ36B、3
6C、および36Dは、例えば、モータ35によって駆
動されるギヤ36に設けられ、光透過用のスリットを形
成された円板で光路を遮光される一対の受光部と発光部
を有する透過型の光センサであり、キャップ37が上死
点、下死点、および滓廃棄位置にあるとき受光(ON)
状態となるように設けられている。光センサ39G、3
9Hは、例えば、ラック部348に形成される遮光部に
よって光路を遮光される一対の受光部と発光部を有する
透過型の光センサであり、ラック部348の昇降動作に
基づく光センサ39G、39Hの受光/遮光の出力パタ
ーンに基づいてピストン39の位置を検出する。
【0026】図11(a)から(h)は、抽出機30の
抽出動作を簡略的に示す。図11(a)は、挽き豆の供
給工程を示し、シリンダユニットDは直立しており、計
量器5から供給される挽き豆Pをシュート7Dを介して
シリンダ32に供給する。
【0027】図11(b)は、抽出準備工程の第1の状
態を示し、シリンダ32に挽き豆が供給されると、キャ
ップモータ35に通電してギヤ36を駆動し、シリンダ
ユニットDを支点34Aを中心に反時計方向に回動させ
る。
【0028】図11(c)は、抽出準備工程の第2の状
態を示し、シリンダユニットDの傾斜に同期してキャッ
プ37を下降させてシリンダ32に挿入し、キャップモ
ータ35の駆動を停止する。このとき、ギヤ36は
(a)に示す状態から180度回転した位置で停止す
る。
【0029】図11(d)は、抽出工程の第1の状態を
示し、キャップ37がシリンダ32に挿入されると、ピ
ストン駆動モータ33が通電されてピストン39を矢印
方向に上昇させることにより挽き豆を圧縮(タンピン
グ)する。挽き豆の圧縮が進むにつれてピストン39に
かかる負荷が大になることによりピストン駆動モータ3
3の電流値が増加する。この電流値の増加を電流検出回
路74で検出し、所定の電流値が検出されたときにピス
トン駆動モータ33を制動し、その後、通電を停止して
ピストン39を停止させることにより挽き豆を所望の圧
縮状態にする。圧縮後、配管6Aを介してシリンダ32
の内部に湯を供給する。抽出滓の圧縮時にピストン39
に圧力が加わると、ピストンヘッド39Aが圧力作用方
向に移動し、この移動に基づいてピストンベース39B
との間に設けられるOリング39Eが弾性変形してピス
トン39とシリンダ32に圧接することによってシリン
ダ32の気密が保持される。シリンダ32内に供給され
た湯は、挽き豆を通過する際にコーヒー成分を溶解して
コーヒー抽出液となり、飲料供給管30Aを介してカッ
プ9(図示せず)に注がれる。
【0030】図11(e)は、抽出工程の第2の状態を
示し、湯弁24を開放して配管6Aを大気圧とした後、
ピストン駆動モータ33を駆動してピストン39をシリ
ンダ32内で上昇させてコーヒー抽出液を含んだ抽出滓
を圧縮(パッキング)し、絞られたコーヒー飲料を飲料
供給管30Aに送出する。
【0031】図11(f)は、シリンダ32に空気を吸
引する吸引工程を示し、ピストン駆動モータ33を逆転
駆動してピストン39を下降させる。このピストン39
の下降動作によって配管30Aに滞留するコーヒー抽出
液がシリンダ32内に吸引される。このとき、シリンダ
32内が負圧になることによって配管6Aに滞留してい
る湯も吸引される。
【0032】図11(g)は、抽出滓の廃棄準備工程を
示し、キャップモータ35を駆動してギヤ36を(c)
に示す状態から90度回転させることによってキャップ
37がシリンダ32から分離する。分離後、ピストン3
9を上昇させることによりシリンダ32内に残留した抽
出滓を押し上げて停止する。
【0033】図11(h)は、抽出滓Aの廃棄工程を示
し、キャップモータ35を駆動してギヤ36が更に90
度回転することによってシリンダユニットDが矢印方向
に回動し、直立状態で停止する。この回動時にピストン
39によって押し上げられた抽出滓はシュート7Dの下
部側壁に設けられたワイパWによってかき落とされて矢
印で示すように落下し、滓バケツ(図示せず)に入る。
【0034】図12は、カップ式自動販売機の販売動作
におけるタイミングチャートを示す。同図において、キ
ャップ37の上死点、下死点、滓廃棄位置を検出する光
センサ36B、36C、36D、およびピストン39の
上死点、下死点の位置を検出する光センサ39G、39
Hの出力は受光時をON(H)とし、遮光時をOFF
(L)としている。
【0035】購買者がコインを投入すると、販売制御部
101から主制御部100に制御信号が出力されて抽出
湯弁22が開かれるとともに、ポンプ60が低速で駆動
されて配管6Aに少量の湯が送出される。このとき、ポ
ンプ60は、配管6Aに設けられる逆止弁21を押し開
くことのない圧送量の湯を送出するように低速で駆動さ
れる。このことによって配管6A内に滞留する湯を配管
6Bに圧送して湯タンク10に戻すとともに、湯タンク
10から供給される約90〜95℃の高温の湯で配管6
Aを暖気する。配管6Aの暖気が終了するとポンプ60
を駆動停止し、一定時間後に抽出湯弁22を閉じる。抽
出湯弁22を閉じるタイミングを遅延させる理由は、ポ
ンプ停止と同時、あるいはポンプ60を停止する前に抽
出湯弁22を閉じると配管6A内の圧力が上昇し、逆止
弁21が押し開かれて湯が抽出機30に供給され、シリ
ンダ32内の挽き豆に吸収されることを防止するためで
ある。
【0036】ポンプ60を低速で駆動する他に、例え
ば、抽出湯弁22を含む配管6Bの配管抵抗が配管6A
の配管抵抗より小になるように管路を形成し、ポンプ6
0の駆動開始時に抽出湯弁22を開くようにしても良
い。
【0037】ここで、ポンプ60の駆動停止後、抽出湯
弁22を閉じるまでの間に購買者がコーヒー飲料の選択
ボタンを押した場合、販売制御部101から主制御部1
00に販売信号が出力される。主制御部100は、販売
信号の入力に基づいて抽出湯弁22を閉じて販売動作を
実行する。
【0038】また、抽出湯弁22が閉じられた後に購買
者が砂糖およびクリーム入りコーヒー飲料の選択ボタン
を押すと、販売制御部101から主制御部100に販売
信号が出力され、主制御部100は計量モータ59Aの
電源部に通電信号を出力する。この通電信号に基づいて
計量モータ59Aが回転し、計量室51に収容された挽
き豆がピストン56Dによって押し出されてシュート7
Dを介して抽出機30のシリンダ32に供給される。ピ
ストン56Dは最前部を基準位置(計量原点)として次
販売時に使用する挽き豆を計量するために体積(かさ)
に応じた移動量だけ後退する。この移動量は計量エンコ
ーダ59Bから出力されるパルスをカウントし、所定の
カウント値となったときに計量モータ59Aの回転を停
止することにより設定される。
【0039】挽き豆の供給後、キャップモータ35を駆
動して抽出機30のシリンダユニットDを抽出位置まで
傾斜させる。この傾斜動作に同期してシリンダ32にキ
ャップ37が挿入され、光センサ36CがONになる。
主制御部100は光センサ36CのON信号に基づいて
モータ駆動回路70に通電信号を出力してピストン駆動
モータ33を駆動することによりピストン39が上昇
し、シリンダ32内に収容された挽き豆をタンピングす
る。このタンピング時のピストン駆動モータ33の電流
値を電流検出回路74で検出し、販売するコーヒー飲料
に応じた所定の電流値が検出されたときにピストン駆動
モータ33を制動し、その後、通電を停止する。
【0040】タンピングによる挽き豆の圧縮量は、飲料
の種類(ホット、アイス)、挽き豆の焙煎度、挽き豆の
粒度、砂糖の有無、クリームの有無、その他の購買者の
好みに応じた販売要求に基づいてメモリ102に格納さ
れた設定量を主制御部100に読み込むことによって設
定される。
【0041】また、挽き豆供給部7は豆貯蔵容器7Aか
ら供給されるコーヒー豆をコーヒーミル7Bで粉砕し、
次販売時で使用する挽き豆として計量器5に供給する。
【0042】挽き豆のタンピング後、湯タンク10に接
続される配管15Aの湯弁23Aを開いてミキシングボ
ウル14に湯を供給し、砂糖容器11から供給される砂
糖を湯で溶解する。同様に、配管15Bの湯弁23Bを
開いてミキシングボウル14に湯を供給し、クリーム容
器12Aから供給されるクリーム原料を湯で溶解する。
【0043】続いて、ポンプ60を駆動して6〜8気圧
の圧力で約90〜95℃に加熱された高温の湯をシリン
ダ32に供給する。この高温の湯が挽き豆を通過する際
にコーヒー成分を溶解してコーヒー飲料となり、飲料供
給管30Aを介してカップ9に供給される。流量計19
はコーヒー飲料の抽出時に配管6Aを圧送される湯量に
応じた流量信号を主制御部100に出力する。カップ9
では、砂糖供給系のミキシングボウル14から砂糖を溶
解した湯が供給され、更に、クリーム系のミキシングボ
ウル14からクリームを溶解した湯が供給されて抽出さ
れたコーヒー飲料と混合される。
【0044】コーヒー飲料の抽出が終了すると、ポンプ
60の駆動を停止し、所定の時間(0.5秒)の経過後
に湯弁24を開き、ピストン駆動モータ33を駆動して
ピストン39を更に上昇させる。このピストン39の上
昇動作に基づいて抽出滓をパッキングしてコーヒー飲料
を絞った後、湯弁24を閉じ、ピストン駆動モータ33
を逆転駆動してピストン39を下降させることによって
逆止弁21より下流側の配管30Aに滞留しているコー
ヒー抽出液をシリンダ32内に吸引する。吸引された湯
は抽出滓に吸収される。
【0045】抽出滓の廃棄は、キャップモータ35を駆
動してキャップ37をシリンダ32から分離した後、ピ
ストン駆動モータ33を正転駆動してピストン39を上
昇させることによって抽出滓を上方に押し上げてシリン
ダ32の頂上部より露出させ、この状態でキャップモー
タ35を駆動してシリンダユニットDを直立位置へ回動
させる。この回動によって抽出滓はシュート7Dの下部
側壁に設けられたワイパWに当接してシリンダユニット
Dから払い落とされる。抽出滓の除去後、ピストン駆動
モータ33を逆転駆動してピストン39を下降させるこ
とによって販売動作が終了し、販売待機状態となる。
【0046】上記したカップ式自動販売機によると、配
管6Aを大気開放する湯弁24を設け、抽出動作の終了
後に湯弁24を開くことによって圧力を速やかに抜くこ
とができる。また、湯弁24を開いて放圧する際に配管
6Aの湯が排水バケツ18に排水される。このことによ
って抽出滓の圧縮時に絞られたコーヒー飲料が配管6A
に滞留する湯と混合されて配管内を汚すことが防止され
る。例えば、湯弁24を開くタイミングに同期してピス
トン駆動モータ33を駆動してピストン39を上昇させ
ることによって配管6A内の放圧および排水性を向上さ
せることができる。
【0047】本発明の実施の形態では、ホットコーヒー
の製造について説明したが、アイスコーヒーを販売する
カップ式自動販売機に適用することもできる。
【0048】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のカップ式自
動販売機によると、コーヒー飲料の抽出後に配管を大気
開放する弁の開放を制御手段で制御するようにしたた
め、コーヒー飲料の抽出後に抽出機内を速やかに大気圧
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施の形態に係るカップ式
自動販売機を示す説明図 (b)は、カップ式自動販売機に装着されるポンプの説
明図
【図2】(a)は、本発明の実施の形態に係る計量器の
全体図 (b)は、計量器の前面部の説明図
【図3】(a)は、本発明の実施の形態に係る計量器の
全体図 (b)は、計量器の前面部の説明図
【図4】(a)は、本発明の実施の形態に係る計量器の
平面図
【図5】(a)は、本発明の実施の形態に係る抽出機の
一部を切り欠いた正面図 (b)は、本発明の実施の形態に係る抽出機の背面図
【図6】(a)は、本発明の実施の形態に係るトルク伝
達部の側面図 (b)は、本発明の実施の形態に係るトルク伝達部の一
部を切り欠いた正面図 (c)は、本発明の実施の形態に係るトルク伝達部の他
の側面図
【図7】本発明の実施の形態に係る抽出機の説明図
【図8】(a)は、本発明の実施の形態に係る電流検出
回路を示す説明図 (b)は、圧縮荷重とモータの電流値の関係を示す説明
【図9】ピストン駆動モータの通電特性を示す説明図
【図10】本発明の実施の形態に係るカップ式自動販売
機の制御ブロック
【図11】(a)から(h)は、本発明の実施の形態に
係る抽出機の動作を示す説明図
【図12】本発明の実施の形態に係るカップ式自動販売
機のタイミングチャート
【符号の説明】
1,取水管 1A,取水弁 2,シスターン 2A,フロートスイッチ 3A,配管 5,計量器 5A,導入部 5a,発光部 5B,前蓋 5b,受光部 5C,蓋支持部材 5D,光センサ 5E,光検出部 6A,配管 6B,配管 6C,配管 6D,配管 6E,配管 6F,導入管 6G,配管 7,挽き豆供給部 7A,豆貯蔵容器 7B,コーヒーミル 7C,ミルモータ 7D,シュート 8,抽出機 8A,抽出容器 8B,飲料供給管 8C,回転軸 8D,移動モータ 8E,孔 9,カップ 10,湯タンク 10A,電源部 10B,フロートスイッチ 10D,湯温センサ 11,砂糖容器 12A,クリーム容器 12B,クリーム容器 13,シュート 14,ミキシングボウル 14A,供給管 15A,配管 15B,配管 16,配管 17,滓バケツ 18,排水バケツ 19,流量計 20,電磁弁 21,逆止弁 22,抽出湯弁 23A,湯弁 23B,湯弁 24,湯弁 25,圧力センサ 30,抽出機 30A,飲料供給管 31,ガイドプレート 32,シリンダ 33,ピストン駆動モータ 34,トルク伝達部 34A,支点 35,キャップモータ 35A,ギヤ 36,ギヤ 36A,回転軸 36B,光センサ 36C,光センサ 36D,光センサ 37,キャップ 38,ロッド 39,ピストン 39A,ピストンヘッド 39B,ピストンベース 39C,ネジ 39D,送出部 39E,Oリング 39F,フィルタ 39G,光センサ 39H,光センサ 40,スライドガイド 50A,突起部 50B,突起部 51,計量室 52,ヒンジ部 55A,スプリング 56,ピストンロッド 56A,ラック部 56a,突起部 56B,バネ部 56C,切り欠き 56D,ピストン 57,光センサ 58,駆動軸 58A,駆動ギア 59,トルク伝達部 59A,計量モータ 59B,計量エンコーダ 60,ポンプ 60A,バイパス管 60B,弁 60C,回転軸 60D,ギヤ 60E,ギヤ 60F,回転軸 70,モータ駆動回路 71,電源線 72,検出抵抗 73,A/D変換器 74,電流検出回路 100,主制御部 101,販売制御部 102,メモリ 103,タイマー 341,ギヤ 342A,ギヤ 342B,ギヤ 343,軸 344A,ギヤ 344B,ウォームギヤ 345,軸 345A,ギヤ 345B,ギヤ 346,軸 346A,ギヤ 346B,ギヤ 347A,ギヤ 347B,ギヤ 348,ラック部 A,抽出滓 D,シリンダユニット W,ワイパ P,挽き豆 g,ガイド溝 S,傾斜部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千木良 登 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 山本 廣 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3E047 AA02 AA03 BA01 DB08 DC04 DC08 EC02 EC05 EC07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の粒度に粉砕されたコーヒー豆の挽
    き豆を抽出機に供給し、所定の温度の湯を湯タンクから
    配管を介して前記抽出機に供給してコーヒー飲料を抽出
    するカップ式自動販売機において、 前記コーヒー飲料の抽出後に前記配管を大気開放する弁
    と、 前記弁の開放を制御する制御手段を有することを特徴と
    するカップ式自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記弁の開放後に前記
    抽出機を駆動させる構成の請求項第1項記載のカップ式
    自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記弁の開放動作に同
    期して前記抽出機を駆動させる構成の請求項第1項記載
    のカップ式自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記抽出機は、前記挽き豆を収容するシ
    リンダ、前記シリンダ内に昇降自在に設けられるピスト
    ン、および前記ピストンを駆動する駆動手段を有するシ
    リンダユニットと、 前記シリンダユニットを第1の姿勢から第2の姿勢に傾
    斜させる傾斜手段と、 前記第2の姿勢において前記シリンダと相対的に係合
    し、前記湯タンクから前記シリンダ内に前記湯を供給す
    るキャップを有する構成の請求項第1項記載のカップ式
    自動販売機。
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