JP2001022916A - 医用画像処理装置 - Google Patents
医用画像処理装置Info
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- JP2001022916A JP2001022916A JP11194785A JP19478599A JP2001022916A JP 2001022916 A JP2001022916 A JP 2001022916A JP 11194785 A JP11194785 A JP 11194785A JP 19478599 A JP19478599 A JP 19478599A JP 2001022916 A JP2001022916 A JP 2001022916A
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Abstract
うにすることができ、これにより特定の方向にだけ関心
領域を拡張可能にする。 【解決手段】三次元原画像内の対象点が関心領域の点と
しての拡張条件を満足するか否かを判定しながら関心領
域を拡張抽出する領域拡張装置において、前記対象点が
前記拡張条件を満足しても拡張を停止させる制御領域を
設定する。即ち、対象点の拡張条件の1つとして制御領
域を設定し、関心領域の拡張時に前記制御領域を越えな
いようにしている。
Description
係り、特に三次元原画像内の対象点が関心領域の点とし
ての拡張条件を満足するか否かを判定しながら関心領域
を拡張抽出する医用画像処理装置に関する。
装置などの医用画像診断装置により得られた断層像が複
数枚積み上げられてなる三次元原画像は、三次元的に知
覚できる二次元データに変換され、医療診断などで用い
られている。その中で領域拡張法により特定の臓器など
の領域を抽出する画像処理方法がある。この領域拡張法
による画像処理方法では、まず、関心領域のある一点を
選び、ついでそれに連結している点を隣接画素の中から
探し出し、その連結点を取り込んで領域を拡張すること
により関心領域を抽出するものである。一般的にはリー
ジョングローイング法と呼ばれている。
処理方法では所望の抽出領域以上に拡張してしまうとい
った問題点があり、この問題点に対処すべく、抽出過程
をモニタで確認しながら人間が対話方式で拡張の停止等
を指示する領域拡張法が採用されている(特許番号第2
834318号)。
域拡張法では、不適当な拡張が始まる画素をポインティ
ングデバイスを用いて指定し、その指定した画素の値を
領域拡張の対象とならない値に設定し、その画素からの
領域拡張を停止させるようにしているため、非常に手間
や時間が掛かるといった問題があった。
もので、所望の領域を越えて関心領域が拡張されないよ
うにすることができ、これにより特定の方向にだけ関心
領域を拡張することもできる医用画像処理装置を提供す
ることを目的としている。
するために、三次元原画像内の対象点があって、該対象
点の周囲の画素点を関心領域の点として拡張する拡張条
件を満足するか否かを判定して関心領域を拡張抽出する
医用画像処理装置において、あらかじめ前記拡張抽出を
停止する制御領域を入力設定する手段と、該入力設定し
た制御領域に基いて前記対象点が前記拡張条件を満足し
ても拡張を停止させる手段とを備えたことを特徴として
いる。
点の拡張条件の1つとして制御領域を設定する。そし
て、関心領域の拡張時に前記制御領域を越えないように
している。また、前記制御領域設定手段は、前記制御領
域を領域拡張によって設定するもので、拡張が等方的で
ないこと(拡張の異方性)を制御領域の拡張の終了条件
としている。具体的には、制御領域の各軸方向の長さの
比が一定値より大きい時に拡張を停止すること、制御領
域の短軸長軸方向の長さの比が一定値より大きい時に拡
張を停止すること、制御領域の中心から成長領域縁まで
の長さが一定値より大きい時に拡張を停止すること、制
御領域の各軸方向の長さの比が一定値より大きい時及び
成長領域の中心から成長領域縁までの長さが一定値より
大きい時に拡張を停止すること、制御領域の短軸長軸方
向の長さの比が一定値より大きい時及び成長領域の中心
から成長領域縁までの長さが一定値より大きい時に拡張
を停止すること等が考えられる。
角形、又は曲線の選別領域によって設定する。
心領域と通過せずに拡張した関心領域とに分割する分割
手段とを備える。
の抽出領域以上に拡張しないようにする。
準偏差値が拡張条件を満足するか否かを判定しながら関
心領域を拡張するようにしている。また、前記標準偏差
値の代わりに分散値を使用してもよい。
差値とがそれぞれ拡張条件を満足していることを条件に
拡張してもよい。同様に、対象点の画素値と該対象点の
分散値とがそれぞれ拡張条件を満足していることを条件
に拡張してもよい。更に、画素値と該画素値の上限値と
下限値(拡張条件)とを表示する表示部を有する範囲選
択手段と、標準偏差値又は分散値と該標準偏差値又は分
散値の上限値と下限値とを表示する表示部を有する範囲
選択手段の各表示部を並べて表示するようにしている。
まま保存し、又は変換して保存するようにしている。
係る領域拡張装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。
手順を示すフローチャートであり、このフローチャート
に従って説明する。
ば512×512ピクセルの断層像が512枚積み上げ
られた画像データであり、このような原画像に対して、
まず、マウスやキーボードなどの外部入力装置により指
定された点を最初の拡張点とする。
次元の原画像のある1点の周りには26点の画素点が存
在するが、拡張点の周りの26点の中から最初の点(図
2(a)の番号1)を指定し、対象点とする。
満たすかどうか判断する。拡張条件を満たせばステップ
S4に、満たさなければステップS7に跳ぶ。
である。図3のように拡張条件は、画素値(CT値)の
上限、下限の範囲によって設定してもよいが、本発明の
ように周囲の26点の画素点の値を用いて標準偏差値を
計算し、その標準偏差値の上限、下限の範囲によって設
定してもよい。尚、計算を簡単にするために、標準偏差
値の一部である分散値を使用してもよい。
み合わせることにより拡張条件がきつくなり、拡張範囲
が狭くなる。例えば、図4(a)は拡張条件として画素
値の範囲だけを指定した場合であり、図4(b)は画素
値の範囲と標準偏差値の範囲などを組み合わせて指定し
た場合である。即ち、対象点の画素値の代わりに、対象
点の標準偏差値、分散値、画素値と標準偏差値の組合
せ、又は画素値と分散値の組合せを適宜使用することが
できる。
ストッパー(栓)としての制御領域を説明するためのフ
ローチャートであり、図6は制御領域の拡張の様子を示
す図である。
うに制御領域の拡張開始点Sを指定し、拡張条件として
領域全体の平均濃度と候補点との濃度差が生じたら拡張
を停止し、そうでなければ拡張を継続し、図6(b)の
ように最長距離とその最長距離を与える2点を求める。
に、前記最長距離を与える2点の中心を求め、中心から
活性点(拡張領域の境界)までの最短距離を求める。
比が一定値(最長距離/最短距離>一定値)となったら
拡張を停止する。
血管に接しなければ拡張は停止しないが、図6(c)に
示すように血管に接して拡張が等方的でなくなったら拡
張を停止させる。そして、この停止時の拡張領域をスト
ッパーとしての制御領域とする。
例としては、拡張領域の各軸方向の長さの比が一定値よ
り大きい時、拡張領域の短軸長軸方向の長さの比が一定
値より大きい時、拡張領域の中心から成長領域縁までの
長さが一定値より大きい時、拡張領域の各軸方向の長さ
の比が一定値より大きく且つ成長領域の中心から成長領
域縁までの長さが一定値より大きい時、成長領域の短軸
長軸方向の長さの比が一定値より大きく且つ成長領域の
中心から成長領域縁までの長さが一定値より大きい時な
どが考えられる。
拡張法を図7のフローチャートに従って説明する。
(a)に示すように、ストッパーなしの領域拡張法で作
成した画像を表示する。
拡張法で作成した画像を用いて、ストッパー(栓)位置
を指定する(図8(b)のa、図9(b)のa、b、
c、d)。
での領域拡張を、前述した図5及び図6で説明した方法
で行い、これによりストッパーとしての制御領域を設定
する。
されたストッパーによって限定された限定部の領域拡張
を行う。これにより、図8(c)に示すようにストッパ
ーaで拡張が停止した関心領域を抽出することができ、
また、図9(c)に示すようにストッパーa、b、c、
dで領域拡張が停止した関心領域を抽出することができ
る。
すと、その対象点を拡張点としてx,y,z座標を拡張
テーブルに追加する(図2(c))。
のまま、或いは変換して濃度値保存メモリに保存する
(図2(b))。
ち親点の配列番号、拡張した点(子の数)を拡張テーブ
ルに追加する(図2(c))。 〔ステップS7〕図2(a)に示した指定点の周りの2
6点のうちの次の点を対象点として指定する。
点の周りの26点すべてを指定したかどうかを判定し、
指定終了ならステップS9に跳び、指定終了でなければ
ステップS3を跳ぶ。
即ち、拡張した子の点のいずれかを図2(a)の中心に
移す。
点の指定が終了したかどうかを判定する。終了していな
い場合には、ステップS2に跳び、ステップS9で指定
した指定点の回りの点について、上記ステップS3〜ス
テップS8の処理を行う。ただし、すでに拡張済の点は
再び拡張点とはしない。
と、領域拡張が終了する。これにより、図8(c)又は
図9(c)に示したようにストッパーa、b、c、dを
越えて関心領域が拡張されないようにし、特定の方向に
だけ関心領域を拡張することができる。
拡張した領域を分割する手順について説明する。まず、
拡張された関心領域を選別するための選別手段としての
制御領域を指定する。例えば、図11(a)のように球
型制御領域を指定する。図11(b)のように面型制御
領域を指定してもよい。その後の手順は以下の通りであ
る。
号はextMAX)を指定する(図2(c))。
定する。拡張末端(子の数=0)でないならステップS
96に跳ぶ。末端(子の数=0で、図10のe1,e2
等)ならステップS92に進む。
バックする(親方向に戻る)。
などで指定した点で、図11(b)ならs点)かどうか
を判定し、元祖親なら終了し、そうでないならステップ
S94に進む。
通過したかどうかを判定し、通過しない場合にはステッ
プS92に跳び、通過した場合にはステップS95に進
む。図11(b)の場合には、elから制御領域までの
チェーンは制御領域を通過せず、制御領域からe2まで
のチェーンは制御領域を通過する。選別手段としての制
御領域を通過するチェーンは切断対象になる。視線がz
軸に平行な場合、x、y座標だけでの選別も可能であ
る。この場合、z座標は任意でよい。他の軸についても
同様である。制御領域の形は球形、平面などに限定され
ず多角形、曲線その他でよい。
1(b)のe2)から制御領域までを消去する。ただ
し、消去するのではなく特定の値を代入したり、符号を
反転してもよい。
(ステップ96)。
判定し、終了でなければステップ91に戻る(ステップ
97)。
型制御領域を指定すると、抽出された領域を図11
(c)と図11(d)のように分割することができる。
ドウエア構成を示すブロック図である。図12に示すよ
うに領域拡張装置2は、X線CT装置、コーンビームC
T装置、MRI装置等の画像診断装置によって取得され
た三次元の原画像が格納された磁気ディスク4と、演算
処理に必要なソフトウェアが収納された主メモリ6と、
演算処理を行なう中央処理装置(以下CPUと称す)8
と、処理結果の表示データを記録する表示メモリ10
と、その表示データを表示するCRTディスプレイ等の
表示装置12と、画面上のソフトスイッチを操作するマ
ウス14の外部入力コントローラ16と、キーボード1
8と、共通バス20とから構成されている。
を利用して各種の入力操作を行い、CPU8はこの入力
操作に基づいて主メモリ6のソフトウェアに従って前述
した領域拡張や領域の分割等の処理を行う。この処理さ
れた表示データは表示メモリ10を介して表示装置12
に表示される。表示データは磁気ディスク4に格納さ
れ、再表示に利用される。
御領域の指定は、図13及び図14に示すようにステレ
オ視により立体空間内で指定してもよい。即ち、図13
に示すように右目用の視点(R視点)と左目用の視点
(L視点)と投影面との設定に基づいて複数枚の断層像
が積み上げられてなる三次元の原画像を投影面に投影
し、R投影像とL投影像とを作成する。また、マウス1
4によって移動指示される立体カーソルの投影像である
投影カーソル(R)と(L)も作成する。
(R)を含むR投影像と、投影カーソル(L)を含むL
投影像とをそれぞれ図14に示す表示メモリ11に記憶
させ、R投影像に基づいて右目用の画像を表示装置13
に表示させるとともに、L投影像に基づいて左目用の画
像を表示装置13に表示させる。尚、表示装置13に表
示される右目用の画像の表示面と、左目用の画像の表示
面とはそれぞれ偏光方向が異なる偏光フィルタが設けら
れている。
ィルタに対応する偏光眼鏡をかけることにより、右目で
右目用の画像だけを見ることができ、左目で左目用の画
像だけを見ることができる。これにより投影像とカーソ
ルとをそれぞれ立体視することができ、カーソルによっ
て制御領域を的確に指定することができる。
望の領域を越えて関心領域が拡張されないようにし、特
定の方向にだけ関心領域を拡張できる。
に分割することできる。
所望の抽出領域以上に拡張しないようにすることもで
き、更にまた抽出した拡張点は濃度情報をもつなどの効
果がある。
フローチャート。
ブルを示す図。
合の拡張領域を示す図と、拡張条件として画素値の範囲
と標準偏差値の範囲を組み合わせて指定した場合の拡張
領域を示す図。
チャート。
す図。
ローチャート。
示画面を示す図。
る表示画面を示す図。
ャート。
を示す図。
成を示すブロック図。
図。
別のハードウエア構成を示すブロック図。
8…CPU、10、11…表示メモリ、12、13…表
示装置、14…マウス、16…外部入力コントローラ、
18…キーボード、20…共通バス
Claims (1)
- 【請求項1】 三次元原画像内の対象点があって、該対
象点の周囲の画素点を関心領域の点として拡張する拡張
条件を満足するか否かを判定して関心領域を拡張抽出す
る医用画像処理装置において、あらかじめ前記拡張抽出
を停止する制御領域を入力設定する手段と、該入力設定
した制御領域に基いて前記対象点が前記拡張条件を満足
しても拡張を停止させる手段とを備えたことを特徴とす
る医用画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19478599A JP4343334B2 (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 医用画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19478599A JP4343334B2 (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 医用画像処理装置 |
Publications (2)
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---|---|
JP2001022916A true JP2001022916A (ja) | 2001-01-26 |
JP4343334B2 JP4343334B2 (ja) | 2009-10-14 |
Family
ID=16330230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19478599A Expired - Lifetime JP4343334B2 (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 医用画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-07-08 JP JP19478599A patent/JP4343334B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPWO2014181383A1 (ja) * | 2013-05-10 | 2017-02-23 | 株式会社島津製作所 | 画像処理装置 |
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Also Published As
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