JP2001022837A - 生活習慣改善支援装置及び記録媒体 - Google Patents

生活習慣改善支援装置及び記録媒体

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JP2001022837A
JP2001022837A JP19097899A JP19097899A JP2001022837A JP 2001022837 A JP2001022837 A JP 2001022837A JP 19097899 A JP19097899 A JP 19097899A JP 19097899 A JP19097899 A JP 19097899A JP 2001022837 A JP2001022837 A JP 2001022837A
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JP19097899A
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Nobuhiko Miyamoto
暢彦 宮本
Masako Tsutsumi
昌子 堤
Akiichi Ida
明一 井田
Yoshiaki Mizuuchi
祥晃 水内
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NTT Data Group Corp
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NTT Data Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の利用者に心理状態等に合った生活習慣
改善のための適切な働きかけの情報を提供する。 【解決手段】 運動、食事又は禁煙の生活習慣改善プロ
グラムを各利用者に割り付け、各利用者それぞれの回答
入力データに基づいて働きかけのシナリオを作成し、そ
のシナリオに沿って電子メールとホームページによる情
報提供を行う。情報提供では、シナリオに対応するコン
テンツの電子メールを送信していくと共に、最新の送信
電子メールIDに対応するコンテンツでホームページを
生成し、配信する。又、利用者の心理状態の変化を検出
してシナリオを動的に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク接続
されたコンピュータにより利用者の心理への働きかけ等
を行い、当該利用者が生活習慣を改善することを支援す
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットを利用した情報提供サー
ビスの一つとして、電子メールやホームページによって
利用者へ生活習慣の改善に関する情報を提供するものが
行われ始めている。この種の情報提供サービスは、 利用者への問診と解説のアドバイス 医学事典若しくは雑誌的な一般向け情報提供 専門カウンセラーとの電子メールのやり取り のいずれか若しくはこれらの組み合わせによって行われ
ており、は主に利用者がセルフチェックをするのに利
用され、は一般的な医療情報検索等の代替措置として
利用され、は熟練したカウンセラーや臨床心理士等に
よる属人的なサービスの提供に利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、人が生活習
慣を改めることは容易ではなく、それを支援するために
は、その時々に応じた適切な働きかけをしなければなら
ない。これに対し、上記従来のやによる情報提供サ
ービスは、提供者が一元的に予め用意された情報を発信
するものに過ぎず、各利用者毎の事情を斟酌したものと
はなっていない。又、それらの情報提供サービスは、電
子メール若しくはホームページのいずれか単独又は双方
のメディアによって提供されており、単独のメディアに
よる場合には、利用者に提供できる情報の量が限られ、
双方のメディアによる場合には、電子メールとホームペ
ージによる情報配信がそれぞれ独立しているために両者
の情報内容に時間的なずれが生じることがあり、提供す
る情報内容に一貫性を保つことが困難となっている。更
に、上記やによる情報提供サービスは、利用者が必
要なときにのみ単発的に利用するものとなっており、生
活習慣が改善されるまでの継続的な支援をするものとは
なっていない。そして利用が単発的であることから利用
者が如何なる推移を辿って現在の状態に至ったかが分か
らず、その時点での利用者の状態からしか提供する情報
を選定することができない。このため、各利用者に合っ
た具体的な情報を適切に提供することはできておらず、
生活習慣の改善に対する効果が薄い。このように、生活
習慣改善に関する従来の情報提供サービスは、利用者に
対して適切な働きかけができているとは言い難く、健康
に強い関心を持つ者以外にはあまり利用されていなかっ
た。又、かかる従来の情報提供サービスでは合理的に情
報提供の費用を算定することが困難なため、利用者に対
する適切な料金請求をすることができず、ほとんどが非
営利若しくは広告収入による運営形態をとっている。
【0004】一方、上記による情報提供サービスで
は、各利用者に個別具体的な情報を提供することができ
るが、これはカウンセラーや臨床心理士等の人的能力に
依存するものであって一般の利用者に対する情報提供を
技術的に実現しているものではない。すなわち、によ
る情報提供サービスは、通常の医療活動等における情報
伝達を電子メール等によって行っているものに過ぎず、
通常の医療活動同様に属人的なサービスに止まってお
り、生活習慣の改善を支援する働きかけの技術ないしノ
ウハウが体系化されているわけではない。このため、広
範囲の一般的なインターネット利用者がその提供を受け
られるものとはなっていない。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ネットワーク接続されたコンピュータの個々の
利用者に対して、その時々の心理状態等に合った生活習
慣改善のための適切な働きかけの情報提供をすることを
可能とすると共に、生活習慣が改善されるまでの継続的
な支援を行うことができるサポートシステムを提供する
ことを目的としている。又、本発明は、かかる情報提供
によって削減される医療費等を理論的に推定し、合理的
な情報提供料金を利用者に対して請求することを可能と
する技術を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、利用者の生活
習慣に関する個人情報に基づいて生活習慣の改善を働き
かける働きかけ情報を提供する生活習慣改善支援装置で
あって、利用者に対し、その個人情報に応じた働きかけ
情報を含む電子メールを供給するメール供給手段と、前
記メール供給手段が供給した電子メールを特定するメー
ル情報を記憶する記憶手段と、利用者に対し、その前記
記憶手段に記憶された最新のメール情報に対応する働き
かけ情報を含むホームページを供給するホームページ供
給手段とを有することを特徴としている。尚、請求項1
0記載の発明は、これら各手段の機能をコンピュータに
実現させるためのプログラムが記録されたコンピュータ
読み取り可能な記録媒体である。
【0007】又、本発明は、必要に応じて、利用者の心
理状態に応じた支援の計画に従って電子メールを供給
し、その計画を情報提供期間中に利用者の心理状態に応
じて変更し、働きかけ情報に加えて時刻に応じた情報を
提供し、働きかけの回数にも応じて情報を選定し、利用
者以外の者に利用者への最新電子メールに対応する補助
働きかけ情報を提供し、情報提供前後で個人情報を比較
した結果と情報提供期間中の履歴を利用者に供給し、働
きかけを受ける前と後の生活習慣にかかる費用を数式経
済モデルから推定してそれらの差額を算定し、生活習慣
として医療や教育等に係るものを対象とする。
【0008】
【発明の実施の形態】<構成>以下、図面を参照して本
発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の
一実施形態によるインターネットを利用した生活習慣改
善支援装置の構成を示す図である。尚、本実施形態で対
象とする生活習慣とは主に健康に関連する個人のライフ
スタイルであり、具体的には喫煙、食事及び運動に関す
る習慣を対象とする(但し、これら以外の生活習慣への
適用を排する趣旨ではない。)。
【0009】この図において、TE1、TE2、TE
2′は、それぞれ利用者DU1、DU2、IU2の使用
に係るパーソナルコンピュータで構成される端末であ
り、インターネットINと接続されている。ここに、利
用者DU1及びDU2は、自身の生活習慣を改善するた
めに本生活習慣改善支援装置による情報提供を受ける直
接の利用者であり、利用者IU2は、利用者DU2の生
活習慣改善を補助するために情報提供を受ける間接的な
利用者である(以下、前者を「直接利用者」若しくは単
に「利用者」といい、後者を「間接利用者」という。
又、両者をまとめて「利用者等」という。)。図中には
二人の直接利用者DU1及びDU2と一人の間接利用者
IU2しか示されていないが、直接利用者の数と各直接
利用者毎の間接利用者の数は、それぞれの利用者等に対
してインターネット接続された端末を設ける(或いは共
用する)ことによって任意に増減変更することが可能で
ある。
【0010】SUは本生活習慣改善支援装置の主要部を
なす支援装置部であり、インターネットINと接続され
ている。この支援装置部SUは、インターネットINを
介して、各利用者等が端末から入力した各種データを受
信すると共に各利用者等の端末へホームページと電子メ
ールを配信するものであり、所定の演算手段や記憶手段
等によって構成された符号1〜21で示す構成要素を具
備している。以下、それらの構成要素についてそれぞれ
説明する。
【0011】1は個々の利用者等に関する情報を保存蓄
積し、個人データベースとして記憶する個人情報記憶部
である。ここにいう利用者等に関する情報としては、支
援装置部SUから利用者等に対して配信した最新のホー
ムページ及び電子メールの内容に対応する“HP表示情
報”及び“メール送信情報”、利用者等の属性及び基礎
生活習慣等を示す種々の基礎的データからなる“個人基
礎情報”等があり、それらの情報が各利用者等毎に所定
のテーブル形式で登録されて前記個人データベースが形
成されている。
【0012】2は個々の利用者等と支援装置部SUとの
間で行われた情報授受の履歴に関する情報を記憶する履
歴情報記憶部である。この履歴情報記憶部2に記憶され
る履歴情報としては、情報提供サービスの開始当初から
支援装置部SUが利用者等に対して配信してきたホーム
ページ及び電子メールの内容に対応する“HP表示履
歴”及び“メール送信履歴”、同開始当初から利用者等
が端末を操作したことにより支援装置部SU側で検知さ
れた利用者の“行動履歴”等があり、それらの情報が各
利用者等毎にそれぞれ登録されて保存蓄積されている。
尚、“HP表示履歴”及び“メール送信履歴”のうちの
最新の情報は上記“HP表示情報”及び“メール送信情
報”と共通するので、その部分についての物理的な記憶
手段は共用することとしてもよい(従って、「個人デー
タベース」とは、概念的には個人情報記憶部1と履歴情
報記憶部2内の双方における情報を総称したものともい
えるが、以下においては主として個人情報記憶部1内の
情報を指す。)。
【0013】3は利用者等の端末へ配信するホームペー
ジ及び電子メールを生成するための各種コンテンツが記
憶されたコンテンツ記憶部である。このコンテンツ記憶
部3に記憶されたコンテンツは、ホームページないし電
子メールを構成するパーツをそれぞれファイル化したも
のとなっており、各パーツ毎に多数のコンテンツに対応
するファイルが登録されてコンテンツデータベースを形
成している。コンテンツの種類としては、図示のように
“HP用コンテンツ”、“メール用コンテンツ”、“H
P用シナリオコンテンツ”、“メール用シナリオコンテ
ンツ”、“HP用時刻コンテンツ”、“メール用時刻コ
ンテンツ”、“間接者用HPコンテンツ”及び“間接者
用メールコンテンツ”等がある。
【0014】ここで、“HP用コンテンツ”、“メール
用コンテンツ”とは、それぞれホームページ、電子メー
ルの定型的なレイアウトやドキュメント、後述するアク
ティベート等の画面パーツをファイル化したものであ
る。“HP用シナリオコンテンツ”、“メール用シナリ
オコンテンツ”とは、それぞれ利用者に配信するホーム
ページ、電子メールの生成において、シナリオに応じて
選定する画面パーツをファイル化したものである。ここ
にいうシナリオとは、情報提供サービスの開始から生活
習慣が改善されるまでに、利用者に対して配信していく
電子メール及びホームページを構成するコンテンツ集を
規定した支援計画であり、各利用者毎に作成されて個人
情報記憶部1に“個人基礎情報”の一部として登録され
る。
【0015】又、“HP用時刻コンテンツ”、“メール
用時刻コンテンツ”とは、それぞれ利用者に配信するホ
ームページ、電子メールの生成において、その生成時刻
(送信時刻)に応じて選定する画面パーツをファイル化
したものである。“間接者用HPコンテンツ”、“間接
者用メールコンテンツ”とは、それぞれ間接利用者に配
信するホームページ、電子メールの生成で用いる画面パ
ーツをファイル化したものである。尚、各コンテンツは
適宜変更、追加、削除されて更新される。
【0016】一方、4は利用者等の端末から入力され、
インターネットINを介して支援装置部SUへ送信され
る各種入力データをモニタリングするデータ収集部であ
り、後述する所定の問診によって利用者等が入力した回
答データ等を上記“個人基礎情報”として個人データベ
ースに登録すると共に、利用者等がホームページや電子
メールを見るなどの所定の端末操作をしたときに、その
操作入力を検知して上記“行動履歴”として履歴情報記
憶部2に登録する。又、データ収集部4は、利用者等の
端末で表示されるホームページもモニタリングし、各利
用者等に対して表示されたホームページに対応する情報
を個人情報記憶部1における“HP表示情報”に上書き
登録する(これにより、利用者等の“HP表示情報”
は、最新表示のホームページに対応するものに更新され
る。)。
【0017】5は利用者に配信するホームページの内容
を電子メールの内容と同期させるHP-Mail同期制御部で
ある。このHP-Mail同期制御部5は、利用者がログイン
した時(自己の端末を操作して支援装置部SUとの接続
を確立した時。以下においても同様)に、個人情報記憶
部1から当該利用者の“メール送信情報”を抽出し、当
該利用者とその最新の送信電子メールとを特定する情報
をHP生成部6へ供給する。又、当該利用者の端末にホ
ームページが表示された後に、そのアクセス日時や利用
者氏名、表示されたホームページ等を示すホームページ
利用情報を履歴情報記憶部2における当該利用者の“H
P表示履歴”として登録する。
【0018】HP生成部6は、上記HP-Mail同期制御部
5からの情報と、個人情報記憶部1及び履歴情報記憶部
2における当該利用者の“個人基礎情報”及び“行動履
歴”と、時刻管理部7及びシナリオ管理部8から供給さ
れる情報とに応じて、コンテンツ記憶部3の“HP用コ
ンテンツ”、“HP用シナリオコンテンツ”及び“HP
用時刻コンテンツ”から当該利用者に対して表示するも
のとしてカスタマイズしたホームページを生成する。こ
こで、時刻管理部7は、年月日及び時分等の日付時刻を
計時して上記HP生成部6等に時刻情報を供給する計時
手段である。又、シナリオ管理部8は、個人データベー
スに登録される各利用者のシナリオ情報を管理する情報
管理手段であり、シナリオ情報を作成して“個人基礎情
報”の一つとして登録すると共に、シナリオが変更され
たときの手当処理等を行う。
【0019】9はシナリオ管理部8の管理動作を制御す
るシナリオ制御部であり、履歴情報記憶部2に登録され
た履歴情報に基づいてシナリオ管理部8に対するシナリ
オの作成や変更等の指示を行う。10はHP生成部6で
生成されたホームページを受け、それを所定のデータ形
式としてHP配信制御部11へ送出するHP配信部であ
る。HP配信制御部11は、インターネットINと接続
されたウェブサーバに相当するものであり、HP配信部
10から送出されたホームページをインターネットIN
を介して配信先の利用者の端末宛てに送信する。
【0020】12は利用者に配信する電子メールの内容
をホームページの内容と同期させるMail-HP同期制御部
である。このMail-HP同期制御部12は、それぞれの利
用者につき、所定の電子メール送信時期に個人情報記憶
部1から“HP表示情報”を抽出し、利用者とその最新
の表示ホームページとを特定する情報をメール生成部1
3へ供給する。又、その際に送信されることとなる電子
メールに対応した情報をメール生成部13から受け、履
歴情報記憶部2における当該利用者の“メール送信履
歴”として登録すると共に、個人情報記憶部1における
当該利用者の“メール送信情報”に上書き登録する(こ
れにより、利用者の“メール送信情報”は、最新の送信
電子メールに対応するものに更新される。)。更に、そ
の上書き登録した“メール送信情報”をメール生成部1
3からの要求に応じて読み出し、メール生成部13へ供
給する。
【0021】メール生成部13は、上記Mail-HP同期制
御部12からの情報と、個人情報記憶部1及び履歴情報
記憶部2における当該利用者の“個人基礎情報”及び
“行動履歴”と、時刻管理部7及びシナリオ管理部8か
ら供給される情報とに応じて、コンテンツ記憶部3の
“メール用コンテンツ”、“メール用シナリオコンテン
ツ”及び“メール用時刻コンテンツ”から当該利用者に
対して送信すべきものとしてカスタマイズした電子メー
ルを生成し、メール配信部14へ出力する。
【0022】メール配信部14は、メール生成部13か
らの電子メールを所定の形式でメール配信制御部15へ
送出する。メール配信制御部15は、電子メールの送信
タイミングを制御する手段であり、メール配信部14か
らの電子メールを所定のタイミングでインターネットI
Nを介して配信先の利用者等の端末宛てに送信する。
【0023】16は間接利用者に配信するホームページ
の内容を直接利用者に配信された(又はこれから配信さ
れる)ホームページ及び電子メールの内容と同期させる
直接−間接HP同期制御部である。この直接−間接HP
同期制御部16は、間接利用者がログインした時に、履
歴情報記憶部2における当該間接利用者の“HP表示履
歴”を抽出して間接者用HP生成部17へ供給する。
又、当該間接利用者の端末にホームページが表示された
後に、そのアクセス日時や間接利用者氏名、表示された
ホームページ等を示すホームページ利用情報を履歴情報
記憶部2における当該間接利用者の“HP表示履歴”と
して登録する。
【0024】間接者用HP生成部17は、上記直接−間
接HP同期制御部16からの情報と、個人情報記憶部1
における当該間接利用者の“個人基礎情報”並びに当該
間接利用者が補助しようとする直接利用者の“個人基礎
情報”及び“メール送信情報”若しくは“HP表示情
報”等に応じて、コンテンツ記憶部3の“間接者用HP
コンテンツ”から当該間接利用者に対して表示するもの
としてカスタマイズしたホームページを生成する。
【0025】18は間接利用者に配信する電子メールの
内容を直接利用者に配信された(又はこれから配信され
る)ホームページ及び電子メールの内容と同期させる直
接−間接メール同期制御部である。この直接−間接メー
ル同期制御部18は、それぞれの間接利用者につき、補
助しようとする直接利用者へのホームページや電子メー
ルの配信があった時(又はこれからあるという時)に、
履歴情報記憶部2における当該間接利用者の“メール送
信履歴”を抽出して間接者用メール生成部19へ供給す
る。又、その際に送信されることとなる電子メールに対
応した情報を間接者用メール生成部19から受け、履歴
情報記憶部2における当該間接利用者の“メール送信履
歴”として登録すると共に、個人情報記憶部1における
当該間接利用者の“メール送信情報”に上書き登録する
(これにより、間接利用者の“メール送信情報”は、最
新の送信電子メールに対応するものに更新される。)。
【0026】間接者用メール生成部19は、上記直接−
間接メール同期制御部18からの情報と、個人情報記憶
部1における当該間接利用者の“個人基礎情報”並びに
当該間接利用者が補助しようとする直接利用者の“個人
基礎情報”及び“HP表示情報”若しくは“メール送信
情報”等に応じて、コンテンツ記憶部3の“間接者用メ
ールコンテンツ”から当該間接利用者に対して送信すべ
きものとしてカスタマイズした電子メールを生成する。
【0027】20は間接者用HP生成部17及び間接者
用メール生成部19で生成されたホームページ及び電子
メールを所定の形式で送出する間接者用配信部であり、
これによって間接利用者へのホームページはHP配信制
御部11へ、電子メールはメール配信制御部15へと送
出され、インターネットINを介して配信先の間接利用
者の端末宛てに送信される。
【0028】21は個人情報記憶部1及び履歴情報記憶
部2に記憶された情報を分析・解析し、端末TE00を
介してデータ管理者DMに提供するデータ分析/解析部
である。データ管理者DMとは、利用者等が属する企業
の健康管理スタッフや産業医等であり、その端末TE0
0からの入力に応じてデータ分析/解析部21は個人情
報記憶部1及び履歴情報記憶部2内の情報を提供する。
又、データ管理者DMが端末TE00から利用者等に対
する保健指導等の文面を入力したときは、それをデータ
分析/解析部21が当該利用者等の個人データベースに
登録する。この情報は、上記HP生成部6又はメール生
成部13で利用され、当該利用者へのホームページ又は
電子メールによって配信される。
【0029】<動作>次に、上記構成による動作につい
て説明する。図2は、本生活習慣改善支援装置による直
接利用者に対する情報提供サービスの流れを示す図であ
る。尚、全体としては、それぞれの利用者について図2
の情報提供動作がそれぞれの利用時期に応じて並列的に
行われることになる。
【0030】初めに、本生活習慣改善支援装置の使用者
(情報提供者)が利用者となる者と加入契約を結び、そ
の者の氏名や健康診断データ等を個人データベース(こ
こでは上記個人情報記憶部1における“個人基礎情報”
の部分)に登録する加入登録を行う(ステップS1)。
すると、上記HP生成部6又はメール生成部13が“H
P用コンテンツ”又は“メール用コンテンツ”から当該
利用者に対する利用案内及びアクティベートのためのホ
ームページ又は電子メールを生成する。ここに、アクテ
ィベートとは、生活習慣に関する種々の問診であり、そ
の問診事項を利用案内と共にホームページや電子メール
によって配信し、当該利用者に各問診事項に対する回答
を端末から入力させて送信させる(ステップS2)。
【0031】これにより、当該利用者の氏名、会社名、
部署名、電子メールアドレス及び生年月日等の個人属性
データ、身長、体重、血圧、総コレステロール値、HD
L−コレステロール値、中性脂肪値、肝機能、血糖値及
び尿酸値等の生化学データ、並びに、喫煙習慣や運動習
慣の有無等の基礎生活習慣データ等を支援装置部SUに
おいて得、データ収集部4が個人データベースに登録す
る。この時、問診の回答に応じて当該利用者に対する生
活習慣改善プログラムのジャンルの仮割付を行い、その
ジャンル仮割付情報も“個人基礎情報”として登録する
こととする(ステップS3)。ここで、ジャンルとして
は、例えば、禁煙、運動、食事等のプログラムを用意
し、 ・問診で喫煙者と回答した利用者 → 禁煙プログラム ・問診結果からBMIが25.0以上であった利用者 → 食事プログラム ・その他の利用者 → 運動プログラム のように仮割付をする(但し、ここにいうBMIは‘Body
Mass Index’(体重(kg)÷(身長(m)×身長(m)))であ
り、回答された身長及び体重から算出して個人属性デー
タの一つとして登録しておく。)。尚、以上のような個
人情報登録によって利用者IDとパスワードが発行さ
れ、以後、当該利用者はそれらを端末から入力してログ
インすることになる。
【0032】続いて、生活習慣チェックが行われる(ス
テップS4)。この生活習慣チェックでは、まず、メー
ル生成部13が定期的(1週間に1回等)に個人データ
ベースを参照することにより‘上記アクティベートを終
えて個人情報登録のなされた利用者であって未だ生活習
慣チェックを受けていない者’を抽出し、抽出された利
用者に対して生活習慣チェックの受診を依頼する電子メ
ールを生成する。そして、その電子メールはメール配信
部14及びメール配信制御部15を介して送信され、Ma
il-HP同期制御部12が生活習慣チェックの受診依頼メ
ールに対応した情報を“メール送信情報”及び“メール
送信履歴”として更新登録する。
【0033】その後、当該電子メールを受けた利用者が
ログインすると、HP-Mail同期制御部5が登録された
“メール送信情報”を抽出し、当該利用者と最新の送信
電子メールである上記受診依頼メールの情報をHP生成
部6へ供給する。これにより、HP生成部6は、個人デ
ータベースから当該利用者の“個人基礎情報”における
ジャンル仮割付情報を読み取り、それに基づいてカスタ
マイズした生活習慣チェック用のホームページを“HP
用コンテンツ”の画面パーツから生成する。ここでのカ
スタマイズは、例えば、 ・当該利用者が禁煙プログラムに仮割付されている場合
→ 禁煙プログラム実施のための詳細設問及び一般的生
活習慣の設問が用意された生活習慣チェックの画面 ・当該利用者が食事プログラムに仮割付されている場合
→ 食事プログラム実施のための詳細設問及び一般的生
活習慣の設問が用意された生活習慣チェックの画面 ・当該利用者が運動プログラムに仮割付されている場合
→ 運動プログラム実施のための詳細設問及び一般的生
活習慣の設問が用意された生活習慣チェックの画面 のように、ジャンル仮割付情報が示すジャンルに応じた
設問画面をホームページに含ませるロジックによってカ
スタマイズする。これにより、生活習慣チェックの際に
は、利用者個人個人に対してアクティベートの回答に応
じた異なるホームページが生成され、HP配信部10及
びHP配信制御部11を介して利用者の端末へ配信され
る。尚、データ収集部4は、このホームページが利用者
の端末に表示されると、それに対応する情報を“HP表
示情報”及び“HP表示履歴”として更新登録する。
【0034】そして利用者がホームページの画面表示に
従って設問に対する回答を入力する。この場合、一般的
生活習慣の設問では、例えば、次のような回答情報が得
られるようにしておき、これらを利用者が入力して送信
したときにデータ収集部4が当該利用者の個人データベ
ースに“個人基礎情報”として登録することにする。 ・ライフスタイルデータ:職種、休暇、起床・就寝時
刻、通勤時間等 ・ストレスデータ:ストレスのレベル(自己判断)及び
体調の変化等 ・心理データ:主観的な健康度合、健康に関する価値
観、楽観的か悲観的かの思考傾向等 ・禁忌データ:医師の診断結果、既往歴、食事指導・妊
娠の有無、運動支障の有無、高血圧・糖尿の疑いの有無
等 ・安全に関するデータ:VDT作業(端末作業)の有
無、運転中の携帯電話使用習慣の有無、物の持ち上げ方
(腰痛予防)の知識等 又、これらの回答と同時に、上記個人属性データ、生化
学データ及び基礎生活習慣データ等についても再度確認
的に回答を要求し、変更等があれば再登録する。ここ
で、ライフスタイルデータや生化学データ等は、どのよ
うな生活習慣改善が必要かを判断するために利用され、
心理データ等は、生活習慣改善のための働きかけ(ある
特定の目的を持った情報を相手に伝達すること)の方針
を決定するために利用される。その方針決定を適切に行
うため、心理データとしては、主義や思想のような後天
的ではあるが長期間をかけて構築され、すぐにはなかな
か変えられないもの(上記健康に関する価値観、思考傾
向等)と、自信や心情のような働きかけをすることによ
って比較的容易に変えることができるもの(上記主観的
な健康度合い等)との双方について回答を取得し、登録
するようにする。
【0035】一方、各ジャンル毎の詳細設問では、例え
ば、次のような回答情報が得られるようにしておき、こ
れらもデータ収集部4が当該利用者の“個人基礎情報”
として登録することにする。 ・当該利用者が禁煙プログラムに仮割付されている場合
→ 喫煙習慣の有無、1日当たりの本数、吸い始めたき
っかけ、禁煙に対する意欲・自信・理解等の喫煙習慣デ
ータ ・当該利用者が食事プログラムに仮割付されている場合
→ 朝食習慣の有無、1日当たりの野菜量、間食回数、
飲酒量及び減量に対する意欲・自信・理解等の食事習慣
データ ・当該利用者が運動プログラムに仮割付されている場合
→ 運動習慣の有無、運動の種類・強度・日数・抵抗感
及び運動に対する意欲・自信・理解等の運動習慣データ
【0036】次に、アクティベート及び生活習慣チェッ
クによって個人データベースに登録された情報からシナ
リオを作成する(ステップS5)。シナリオの作成は、
図3に示すようなジャンルの正式割付、処方の割
付、ステージの割付及びシナリオの割付という過程
からなり、利用者が生活習慣チェックを終えた時に、そ
の“行動履歴”をデータ収集部4が登録し、これをシナ
リオ制御部9が参照して直ちにシナリオ管理部8へシナ
リオ作成の指示をすることによって実行される。以下、
このシナリオ作成の各過程について、上に例示した“個
人基礎情報”を用いる場合を想定して具体的に説明す
る。
【0037】ジャンルの正式割付 シナリオ管理部8が個人データベースから生活習慣チェ
ックを終えた利用者の個人属性データ、基礎生活習慣デ
ータ及び禁忌データを読み込み、図4に示す手順によっ
て当該利用者に対するジャンルの正式割付を行う。ま
ず、禁忌データにおける医師の診断結果や既往歴等の情
報より、当該利用者を禁忌する(基本的に生活習慣の改
善支援をしてはならない者としてジャンル割付をせず、
対象から除外する)べきかどうかをチェックする(ステ
ップS20)。このチェック結果がNGの場合(要禁忌
の疑いがある場合)には医師の了解を求め(ステップS
21)、その了解が得られなければ当該利用者を禁忌し
(ステップS22)、得られればステップS23の処理
へ進む。一方、チェック結果がOKの場合(基本的には
禁忌しなくてよいと認められる場合)にはそのままステ
ップS23へと進む。
【0038】ステップS23では基礎生活習慣データか
ら当該利用者が喫煙者か否かを判断し、喫煙者であれば
禁煙プログラムに割り付け(ステップS24)、喫煙者
でなければステップS25の処理へ進む。ステップS2
5では個人属性データから当該利用者のBMIが25.0以上
か否かを判断し、25.0以上であれば禁忌データにおける
食事指導・妊娠の有無等の情報から食事習慣の改善支援
に関して当該利用者を禁忌すべきかどうかをチェックす
る(ステップS26)。このチェック結果がOKの場合
には当該利用者を食事プログラムに割り付け(ステップ
S27)、NGの場合にはステップS28の処理へ進
む。ステップS28では、禁忌データにおける運動支障
の有無等の情報から運動習慣の改善支援に関して当該利
用者を禁忌すべきかどうかをチェックする。そして、こ
のチェック結果がOKの場合には当該利用者を運動プロ
グラムに割り付け(ステップS29)、NGの場合には
当該利用者を禁忌する(ステップS30)。
【0039】シナリオ管理部8は、以上のようなロジッ
クで各利用者にジャンルを割り付け、個人データベース
に登録する。これにより、ジャンルを仮割付された利用
者から本生活習慣改善支援装置による支援をすべきでな
い者が抽出されて情報提供サービスの対象から除外さ
れ、それ以外の利用者に対して正式なジャンルが割り付
けられる。又、仮割付と正式割付という形態をとったこ
とから、アクティベート時と生活習慣チェック時のタイ
ムラグに伴う生活習慣変化によるロジックミスが防止さ
れ、適切な禁忌ないし正式割付がなされることになる。
【0040】処方の割付 次に、シナリオ管理部8は処方の割付を行う。ここにい
う処方とは、ジャンルから更に分岐したプログラムであ
り、各ジャンルにおける働きかけの種類を具体化し、そ
れによる行動目標を定めたものである。シナリオ管理部
8によるこの処方割付は、利用者がどのプログラムの対
象者か(利用者の上記正式割付ジャンル)などに基づい
て次のようなロジックで行われる。 ・禁煙プログラム対象者 → 禁煙処方 ・食事プログラム対象者 → 減量処方 ・運動プログラム対象者 → スポーツ処方、通常のウ
ォーキング処方又は軽いウォーキング処方
【0041】ここで、運動プログラム対象者について
は、個人データベースから生化学データ、禁忌データ及
び運動習慣データ等を読み込み、それらの情報に基づい
て具体的な処方を割り付ける。その割付は例えば次のよ
うなロジックによって行う。 ・禁忌データより高血圧ないし糖尿の疑いがあると認め
られる利用者等、危険因子のある利用者→ 軽いウォー
キング処方,1500kcal/週のウォーキング程度を目標 ・運動習慣データにおける運動習慣の有無や運動の強度
等の情報より、日常運動をしておらず、活動量も不十分
と認められる利用者→ 通常のウォーキング処方,2000
kcal/週のウォーキング程度を目標 ・運動習慣データ全般から下記(a)〜(c)のいずれかに該
当すると認められる利用者 (a)現在運動をしていないが、運動志向があり、かつ、
十分な身体活動をしている者 (b)既に日常生活にスポーツを取り入れているが、その
回数(頻度)が少ない者 (c)既に日常生活にスポーツを取り入れているが、活動
量が不十分な者→ スポーツ処方,利用者が望むスポー
ツの生活への取り入れ(週1回以上等)やスポーツによ
る2000kcal/週の身体活動等を目標 シナリオ管理部8は、以上のようなロジックで各利用者
に割り付けた処方を個人データベースに登録する。尚、
具体的な目標の内容は、後述するツールによって利用者
自身が設定する。
【0042】ステージの割付 ステージとは、利用者のジャンルに対する取組意欲を段
階的に表したものであり、その段階を予め定義してお
き、シナリオ管理部8が利用者の喫煙習慣データ、食事
習慣データ又は運動習慣データ(上記禁煙に対する意
欲、飲酒及び減量に対する意欲又は運動に対する意欲の
情報)に基づいていずれかの段階のステージを割り付
け、個人データベースに登録する。例えば、運動プログ
ラム対象者に対しては、無関心期、関心期、準備期、実
行期及び継続期という5段階のステージを用意し、次の
ようなロジックでステージ割付を行う。 (イ)定期的に運動を始めてから、6カ月以上経過している → 継続期 (ロ)定期的に運動を始めてから、まだ6カ月未満である → 実行期 (ハ)今から1カ月以内に、定期的に運動しようと思う → 準備期 (ニ)今から6カ月以内に、定期的に運動しようと思う → 関心期 (ホ)今から6カ月以内に、定期的に運動しようと思わない → 無関心期 この場合、運動に対する意欲の情報として、上記左側の
選択回答のようなステージの割付基準となるデータを得
ておくようにする。
【0043】シナリオの割付 次に、シナリオ管理部8はシナリオの割付を行う。これ
は、各ステージに応じた働きかけを行うに際し、それを
如何なる方針で行うか(すなわちシナリオ)を各利用者
の心理状態に基づいて決定する処理である。この処理に
おいては、利用者の心理状態の指標として、自己効力感
(目標とする行動を起こすことに対してどの程度自信を
持っているか)の度合を示す状態変数 S.E. と、結果期
待感(その行動を起こしたとしたら、それは自分にとっ
てどれほどプラスになると思うか)の度合を示す状態変
数 O.E. を導入する。これら2つの状態変数は、利用者
の喫煙習慣データ中の上記禁煙に対する自信と理解、食
事習慣データ中の上記飲酒及び減量に対する自信と理
解、又は、運動習慣データ中の上記運動に対する自信と
理解の情報に基づいて割り付ける。
【0044】例えば、利用者が運動プログラム対象者で
ある場合、その運動に対する自信の情報を‘定期的に運
動することについて、どのくらい自信を持っています
か。「0〜10」の11段階の数字でお答え下さい。但
し、「0」は全く自信がない、「10」は完璧な自信が
ある、とします。’という設問によって得ておき、状態
変数 S.E. を 段階0〜6 → S.E. = Low , 段階7〜10 →
S.E. = High というロジックによって割り付ける。又、運動に対する
理解の情報を‘定期的に運動すると、どのくらい身体に
良いと思っていますか。1〜6の6段階の数字でお答え
下さい。但し、「1」は全く身体に良いとは思わない、
「6」は最も身体に良いと思う、とします。’という設
問によって得ておき、状態変数 O.E. を 段階1〜3 → O.E. = Low , 段階4〜6 →
O.E. = High というロジックによって割り付ける。そして、それら2
つの状態変数に応じ、次のようにシナリオを割り付け
る。 ・ S.E. = Low かつ O.E. = High → シナリオSA ・ S.E. = High かつ O.E. = Low → シナリオSB ・ S.E. = Low かつ O.E. = Low → シナリオSC ・ S.E. = High かつ O.E. = High → シナリオSD このような2つの状態変数を導入したシナリオ割付は
“個人基礎情報”に基づくシナリオ割付の一例であり、
自己効力感と結果期待感に応じた行動変容理論に基づく
働きかけを体系化して具体化したものに当たる。
【0045】シナリオ管理部8は以上のようにして割り
付けたシナリオを個人データベースに登録する。この結
果、個人データベース(“個人基礎情報”の一部)に
は、 “ジャンル−処方−ステージ−シナリオ” というシナリオ情報が登録されることになる。これによ
り、生活習慣チェックを終えた利用者に対するシナリオ
がユニークに決定され、図2におけるステップS5のシ
ナリオの作成が完了する。各利用者のシナリオは、この
ようにして登録されたシナリオ情報によって特定される
コンテンツ記憶部3内のコンテンツの集合となる。具体
的には、運動プログラム、食事プログラム、禁煙プログ
ラム、スポーツ処方、通常のウォーキング処方、軽いウ
ォーキング処方、無関心期、関心期、準備期、実行期、
継続期、シナリオSA、SB、SC、SD等を、それぞれ図
3に示すように、“PE”、“PN”、“PS”、
“α”、“β1”、“β2”、“PC”、“C”、
“P”、“A”、“M”、“SA”、“SB”、“S
C”、“SD”等とコード化し、これらのコードによって
シナリオ情報を表す。例えば、ジャンル、処方、ステー
ジ、シナリオがそれぞれ運動プログラム、スポーツ処
方、無関心期、シナリオSC(状態変数 S.E.= Low か
つ O.E.= Low)に割り付けられた利用者に対し、第5
回目に配信する電子メールは、 “PE−α−PC−SC−05” というシナリオ情報に配信順序番号が付されたものによ
って表されるコンテンツ集となる。すなわち、“シナリ
オ情報−配信順序番号”は、利用者への電子メールを特
定するIDとして個人データベースに登録されるものに
相当することになる(従って以下これを「電子メールI
D」という。)。そして、配信順序番号が時間やシナリ
オの内容等に応じて順次インクリメントされ、これによ
って順序の概念を持ったコンテンツ集が規定されて継続
的な(例えば平均週1回で半年間等の)働きかけが決定
される。尚、個人情報記憶部1における“メール送信情
報”等としては、このようなIDを登録することにす
る。
【0046】上述したように生活習慣チェックとシナリ
オの作成が行われると、生活習慣チェックの回答に応じ
たアドバイスがフィードバックされる状態となる(図2
のステップS6)。すなわち、メール生成部13が定期
的(毎日一定時刻等)に個人データベースを参照するこ
とにより‘生活習慣チェックを受けた利用者であって未
だその回答に応じたアドバイスを受け取っていない者’
を抽出し、抽出された利用者に対して生活習慣チェック
のフィードバックアドバイスがあることを知らせる電子
メールを生成する。その電子メールが送信されると、Ma
il-HP同期制御部12は、フィードバックアドバイスの
通知電子メールに対応した情報を“メール送信情報”及
び“メール送信履歴”として更新登録する。
【0047】その後、当該電子メールを受けた利用者が
ログインすると、HP-Mail同期制御部5が更新登録され
た“メール送信情報”を抽出し、当該利用者と最新の送
信電子メール(上記通知電子メール)の情報をHP生成
部6へ供給する。これにより、HP生成部6は、生活習
慣チェックのフィードバックアイコンを含み、当該利用
者のシナリオに応じてカスタマイズしたホームページを
生成し、それが当該利用者へ配信され表示される(ホー
ムページのカスタマイズは後述)。そして、当該利用者
が同アイコンをクリックすると、HP-Mail同期制御部5
が対応する起動指示を発し、HP生成部6が個人データ
ベースから当該利用者の“個人基礎情報”における生活
習慣チェックの回答情報及び上記シナリオ情報を読み取
り、それらの情報に基づいてカスタマイズしたアドバイ
ス画面を“HP用コンテンツ”の画面パーツから生成す
る。ここでのカスタマイズは、例えば、次のようなロジ
ックによって得られるコンテンツから表示画面を決定す
ることにより行う。 ・BMI、血圧、コレステロール等の解説文コンテンツを
用意しておき、それらの所定箇所に当該利用者のBMI、
血圧値、コレステロール値等を埋め込む。 ・喫煙、食事、運動、飲酒等の習慣の有無や形態に対応
する解説文コンテンツを用意しておき、回答情報に応じ
たものを選択する。 ・生活習慣の改善やBMIコントロール等のヒント列挙パ
ーツを用意しておき、回答情報に応じて有効なヒント項
目にチェック印を付する。 ・ストレスレベルや健康に関する価値観等について、そ
れぞれの回答情報からチャートを作成し、それぞれの一
般的な解説文コンテンツを付する。 ・それぞれのジャンルとステージに対応する生活習慣改
善に向けての提案コンテンツを用意しておき、シナリオ
情報に応じたものを選択する。 このようにしてカスタマイズされたアドバイス画面が配
信され、当該利用者によって閲覧される。又、このと
き、データ収集部4が“HP表示情報”及び“HP表示
履歴”の更新登録を行うので、当該利用者がアドバイス
画面を既読したことを示す情報が個人データベースに登
録されることになり、これによってメール生成部13は
以後上記通知電子メールを生成しなくなる。
【0048】そして、各ジャンル毎の働きかけが開始さ
れる(ステップS7)。この働きかけは、各々の利用者
に対し、電子メールとホームページによる各々のシナリ
オに沿った情報提供を、電子メールとホームページの情
報内容を同期させつつ、一定期間継続的に行っていくこ
とにより実施する。又、働きかけの実施中においては、
利用者による所定の自己申告や自己宣言によってシナリ
オを動的に変更する。以下、これらの処理についてそれ
ぞれ説明する。
【0049】(1)電子メールの送信処理 まず、働きかけの情報提供における通常の電子メール送
信処理について説明する。この送信処理は、メール生成
部13が定期的にメール生成を行うことで実行される。
メール生成部13は、例えば1週間に1回、個人データ
ベースを参照し、“個人基礎情報”から利用者のシナリ
オ情報を読み出すと共に、Mail-HP同期制御部12から
当該利用者の“メール送信情報”の供給を受ける。そし
て、そのシナリオ情報と“メール送信情報”が示す最新
の電子メール(すなわち前回送信した電子メール)とに
基づき、今回送信すべき電子メールのIDを決定する。
【0050】基本的には、“メール送信情報”が示す電
子メールIDの配信順序番号を1インクリメントしたI
Dを今回の送信電子メールIDとする。例えば、“メー
ル送信情報”が“PE−α−PC−SC−05”であれ
ば、送信電子メールIDは“PE−α−PC−SC−0
6”とする。又、“メール送信情報”が上記通知電子メ
ールを示すものであったときは、読み出したシナリオ情
報に配信順序番号“02”を付したIDを送信電子メー
ルIDとする(上記通知電子メールを配信順序番号“0
1”の電子メールとして扱う。)。但し、電子メール送
信時に当該利用者のシナリオが変更されていたときに
は、変更後のシナリオ情報に所定の配信順序番号を付し
たIDを送信電子メールIDとする。この場合の変更/
未変更や変更があったときの変更態様は、“メール送信
情報”が示す電子メールIDと読み出したシナリオ情報
とを比較することによって判断する。変更があればそれ
に応じて以後の働きかけが変わるので、その時点の利用
者の状態を表す変更態様に応じた電子メールのIDを送
信電子メールIDとするのである(詳細は後述)。
【0051】次に、決定した送信電子メールIDと時刻
管理部7からの時刻情報等に基づき、コンテンツ記憶部
3内のコンテンツから当該利用者に対する電子メールを
カスタマイズして生成する。その電子メールのフォーマ
ット例を図5に示す。この図に示すように、利用者への
電子メールは、“働きかけ部”、“ニュース部”及び
“お知らせ部”等の部分からなり、それぞれの部分が
“時候の挨拶”、“今週のメッセージ”及び“生活の知
恵”、“今週のニュース”、“企業からのお知らせ”及
び“情報提供者からのお知らせ”のような画面パーツで
構成されている。
【0052】ここで、“今週のメッセージ”及び“生活
の知恵”は、シナリオによって管理されるパーツであ
り、送信電子メールIDに対応するコンテンツを“メー
ル用シナリオコンテンツ”から選定する。このため、
“メール用シナリオコンテンツ”としては、それぞれの
ジャンルの、それぞれの処方の、それぞれのステージ
の、それぞれのシナリオの、それぞれの配信順序番号に
対応する、利用者に適切な働きかけを行うメッセージ及
びその働きかけを行う上で有用な情報を予め用意し、フ
ァイル化して登録しておく。そして、メール生成部13
は、それらのファイルから送信電子メールIDに対応す
るものを抽出し、“今週のメッセージ”パーツ及び“生
活の知恵”パーツとして上記電子メールフォーマットに
貼り付ける。
【0053】又、メッセージや情報を配信順序番号毎に
おいて複数登録しておき、それらのうちから当該利用者
の他の情報に応じたものを更に選定して抽出することと
してもよい。例えば、所定の配信順序番号に対応するメ
ッセージに賞賛、激励及び行動目標変更の促し等のメッ
セージを用意しておき、後述するツールによって登録さ
れる“行動履歴”(判定の結果、目標達成度合等)を選
定基準として“今週のメッセージ”パーツを抽出するこ
ととする。
【0054】“今週のニュース”、“企業からのお知ら
せ”及び“情報提供者からのお知らせ”は、時刻によっ
て管理されるパーツであり、時刻管理部7からの時刻情
報に対応するコンテンツを“メール用時刻コンテンツ”
から選定する。このため、“メール用時刻コンテンツ”
としては、随時、最新の医療情報や健康に関するニュー
ス、利用者が属する企業からの通知及び本生活習慣改善
支援装置の使用者からの通知等をファイル化して登録し
ていく。そして、メール生成部13は、それらのファイ
ルから送信電子メール生成時のものを抽出し、“今週の
ニュース”パーツ、“企業からのお知らせ”パーツ及び
“情報提供者からのお知らせ”パーツとして電子メール
フォーマットに貼り付ける。
【0055】“時候の挨拶”は、シナリオと時刻の双方
によって管理されるパーツである。このパーツについて
は、電子メール送信時に当該利用者のシナリオが変更さ
れていたときには送信電子メールIDに対応するコンテ
ンツを“メール用シナリオコンテンツ”から選定し、変
更されていなければ時刻情報に対応するコンテンツを
“メール用時刻コンテンツ”から選定することにする。
このため、“メール用シナリオコンテンツ”としては、
生じ得るシナリオ変更の態様それぞれに対応する適切な
挨拶を各ジャンル毎に用意し、“メール用時刻コンテン
ツ”としては、一般的な時候の挨拶を時系列に用意し、
それぞれ予めファイル化して登録しておく。そして、メ
ール生成部13は、それらのファイルから上記判断の結
果に応じたものを抽出し、“時候の挨拶”パーツとして
電子メールフォーマットに貼り付ける(これにより、シ
ナリオの変更があればその変更態様に応じた挨拶を選定
し、変更がなければ一般的な時候の挨拶を選定するよう
にする。)。
【0056】メール生成部13は、以上のようなロジッ
クでコンテンツ記憶部3内のコンテンツから抽出した画
面パーツを組み合わせて1通のメールとし、当該利用者
に対する電子メールをカスタマイズする。これにより生
成された電子メールを当該利用者に対して送信し、その
送信電子メールIDをMail-HP同期制御部12が“メー
ル送信情報”及び“メール送信履歴”として更新登録す
る。
【0057】(2)ホームページの表示処理 次に、働きかけの情報提供におけるホームページの表示
処理について説明する。この表示処理は、利用者がログ
インした時に、HP-Mail同期制御部5が個人データベー
スから当該利用者の“メール送信情報”を抽出し、当該
利用者の特定情報と共にHP生成部6へ供給することに
よって実行される。HP生成部6は、供給された利用者
特定情報をキーとして個人データベースから当該利用者
の“個人基礎情報”を読み出すと共に、時刻管理部7か
らその時点における時刻情報の供給を受ける。そして、
その“個人基礎情報”及び時刻情報並びに供給された
“メール送信情報”が示す最新の電子メールID等の情
報に基づき、当該利用者に対して表示すべきホームペー
ジを生成する。そのホームページのフォーマット例を図
6に示す。この図に示すように、利用者へのホームペー
ジは、“メッセージ表示部”、“最新メッセージアイコ
ン”、“ツール表示部”、“編集部のおすすめ表示
部”、“お知らせ表示部”及び“ニュース表示部”等の
部分からなり、それぞれの部分が以下のようなロジック
によって決定される画面で構成される。
【0058】“最新メッセージアイコン”、“ツール表
示部”及び“編集部のおすすめ表示部”は、シナリオに
よって管理され、“メール送信情報”の最新電子メール
IDに対応するコンテンツを“ホームページ用シナリオ
コンテンツ”から選定し、その画面パーツを貼り付ける
ことによって構成される。ここで、“最新メッセージア
イコン”については、クリックされるとHP-Mail同期制
御部5が最新メッセージ表示の指示を発し、HP生成部
6が最新電子メールIDに対応する電子メールのコンテ
ンツ(特に上記“働きかけ部”のコンテンツ)から所定
様式の最新メッセージ画面を生成する。このため、“ホ
ームページ用シナリオコンテンツ”としては、上記“時
候の挨拶”や“今週のメッセージ”等を生成するための
コンテンツと同様のコンテンツを予め登録しておく(但
し、その物理的な記憶手段は“メール用シナリオコンテ
ンツ”と共用としてよい。)。尚、HP生成部6へ“メ
ール送信履歴”も供給することとし、過去に送信された
電子メールのコンテンツをも表示するようにしてもよ
い。これにより、利用者は電子メールによって送信され
た情報をホームページ上でも閲覧することができること
になる。
【0059】“ツール表示部”については、予め用意さ
れた各ツールの起動アイコンの表示/非表示を最新電子
メールIDに応じて決定し、表示すべきツールアイコン
を配列して生成する。ここにいうツールとは、各利用者
の健康増進のために作成されたコンピュータプログラム
を伴うコンテンツであり、主にホームページを媒体とし
て利用者からの入力を受け、それに対するフィードバッ
クをするものである。このようなツールとしては、例え
ば、以下のようなものを予め用意し、“HP用シナリオ
コンテンツ”として登録しておく。尚、各ツールは、そ
れぞれの利用者毎にその利用回数を“行動履歴”として
登録するものとなっている。
【0060】(i)クイズツール 利用者に健康に関する知識を取得させてその行動変容を
促すためのツールであり、生活習慣改善に関する問題を
出題して利用者に回答させ、その正答率は“行動履歴”
として登録する。それぞれのジャンル毎に用意し、最新
電子メールID中のジャンルコードに応じていずれかの
起動アイコンを表示することにする。 (ii)運動消費カロリー学習帳 同様に利用者の健康知識取得等を図る運動代謝シミュレ
ーションツールであり、どのような運動をどの程度行う
と消費エネルギーはどの程度か提示する。運動の種類及
び強度と生化学データから消費カロリーを求め、1日な
いし1週間の運動量としての過不足度合いと共に提示す
る。起動アイコンは最新電子メールID中のジャンルコ
ードが“PE”(運動プログラム)の利用者に対して表
示する。 (iii)食品成分表 同様に利用者の健康知識取得等を図る摂取エネルギーの
シミュレーションツールであり、どのような食品をどの
程度摂ると摂取エネルギーはどの程度か、栄養状況はど
うかを提示する。食品の種類及び量から摂取カロリー及
び栄養バランスを算出し、1食ないし1日の食事量とし
ての過不足度合いを生化学データから診断して提示す
る。起動アイコンは最新電子メールID中のジャンルコ
ードが“PN”(食事プログラム)の利用者に対して表
示する。
【0061】(iv)たばこの秤ツール 利用者に自己の喫煙習慣等を客観的に見つめ直させ、そ
の行動変容を促すためのツールであり、利用者の喫煙習
慣、禁煙に対する考え方、禁煙に対する自信のそれぞれ
について、メリットとデメリットのいずれが多いかを秤
の画像によって表示すると共に喫煙習慣を見つめ直すよ
うな考え方や禁煙への自信を持てるようなアドバイス等
を提供する。喫煙習慣、禁煙に対する考え方、禁煙に対
する自信のそれぞれに関するいくつかの質問を用意し、
それらに対する利用者の回答を点数化してメリットとデ
メリットのいずれが多い方に偏っているかを判定する。
判定の結果とそれに応じたアドバイス等は利用者へフィ
ードバックすると共に当該利用者の“行動履歴”として
登録する。この場合の判定結果は、次回の上記「(1)
電子メールの送信処理」における“今週のメッセージ”
パーツの選定基準に利用する。起動アイコンは、最新電
子メールID中のジャンルコードが“PS”(禁煙プロ
グラム)でステージコードが“C”(関心期)の利用者
に対し、3種の秤それぞれのアイコンを表示することと
する。
【0062】(v)自己申告ツール 利用者が電子メールやホームページによる働きかけを意
にそぐわないと感じたときに、自分自身でシナリオを変
更するためのツールであり、利用者の心理状態を把握し
てシナリオの再割付を行う。それぞれのジャンルの、そ
れぞれの処方の、それぞれのステージ毎に、遷移先のス
テージ、上記状態変数 S.E. 及び O.E.を決定するため
の3つの質問の画面を用意しておき、利用者のジャン
ル、処方及びステージに対応する質問画面を表示する。
利用者からの回答に基づいてステージ及びシナリオの再
割付を行い、個人データベースに登録する(詳細は後
述)。起動アイコンは、最新電子メールIDがシナリオ
情報を示している利用者(生活習慣チェック受診後の利
用者)に対して表示することにする。
【0063】(vi)自己宣言ツール 生活習慣改善の実行期における具体的な行動目標等を利
用者自身に設定させるためのツールである。起動アイコ
ンは、最新電子メールID中のステージコードが“P”
(準備期)の利用者に対してのみ表示することにする。
ツールの機能としては、利用者のシナリオ情報における
ジャンルコードに応じて次のような表示と利用者自信に
よる行動目標設定を行う。 ・ジャンルコード=“PE”の場合 表示設定項目は、“運動の種類”、“運動時間帯”、
“運動場所”及び“運動強度”とする。“運動の種類”
は、各処方毎に上記中の目標相当の運動をいくつか選
択肢として予め用意しておき、利用者の処方コードに応
じた選択肢を表示してその中から選択させる。“運動強
度”は、選択した運動をする量の数値(何分ないし何km
等)の数値を直接入力させる。複数種類の運動を同時に
行動目標として設定できることとしてもよい。 ・ジャンルコード=“PN”の場合 複数の行動目標(「1日3回定時に食べる」や「野菜を
毎日300gとる」等)を予め用意しておき、食事習慣デー
タに基づいて利用者に改善が必要な事項に係る行動目標
のみを選択肢として表示し、その中から選択させる。複
数の行動目標を同時に選択できることとしてもよい。 ・ジャンルコード=“PS”の場合 表示設定項目は、“禁煙の開始日”及び“禁煙の理由”
とする。“禁煙の開始日”は、その日付を直接入力させ
る。“禁煙の理由”は、禁煙の遵守を宣言するような理
由をいくつか選択肢として予め用意しておき、その中か
ら選択させる。複数の理由を同時に選択できることとし
てもよい。
【0064】更に、自己宣言ツールは、後述する管理記
録ツール(カレンダー、グラフ等)を案内表示し、利用
者が実行期中に使用するもの(日単位か週単位のカレン
ダーと消費カロリーや体重等のいずれかを指標とするグ
ラフ)を選択設定させる処理も行う。そして、設定され
た行動目標と管理記録ツールを“個人基礎情報”として
登録する。目標を設定したということは、利用者の生活
習慣改善に対する意欲が向上したとみなすことができる
ので、ジャンルコードが“PE”若しくは“PN”の場合
にはこれらの登録と同時に、ジャンルコードが“PS”
の場合には“禁煙の開始日”となった時に、それぞれ当
該利用者の“個人基礎情報”におけるシナリオ情報のス
テージコードを“P”(準備期)から“A”(実行期)
に書換登録すると共に、そのステージ変更を“行動履
歴”として登録する。
【0065】(vii)管理記録ツール 生活習慣改善の実行期にある利用者が実行期期間中の行
動目標達成率を測り、閲覧するためのツールであり、カ
レンダーツール、グラフツール、日記ツール及び目標変
更ツールからなる。起動アイコンは、最新電子メールI
Dのステージコードが“A”(実行期)の利用者に対し
てのみ表示するととする。カレンダーツールとグラフツ
ールについては、上記(vi)自己宣言ツールで各利用者が
選択したものを利用できるようにする。
【0066】ここに、カレンダーツールは、利用者が日
々の行動目標達成度合を記録(モニタリング)していく
ツールであり、各ジャンル毎に用意する。利用者には各
行動目標を遵守できたか否かを「○」又は「×」で入力
させ、それを“行動履歴”として登録していく。その情
報に基づき、各利用者に対してそれぞれの実行期開始日
から起動日までの目標達成状況と目標達成率(目標遵守
日の割合)をカスタマイズして表示する。この場合の目
標達成率は“行動履歴”として登録し、次回の上記
「(1)電子メールの送信処理」における“今週のメッ
セージ”パーツの選定基準に利用する。又、禁煙プログ
ラム対象者には喫煙本数も入力させて登録・表示するこ
ととし、1日当たり10本以上喫煙した場合等には
「(1)電子メールの送信処理」を起動させ、直ちに注
意等の電子メールを送信する。一方、グラフツールは、
利用者が日々の生化学データ若しくは定量化できる行動
(1日当たりの歩行歩数や消費エネルギー等)を記録
(モニタリング)していくツールであり、消費カロリ
ー、体重、体脂肪率、血圧、歩行歩数、ウェスト/ヒッ
プ等を指標とするものを各ジャンル毎に用意する。利用
者にその指標を数値入力させて“行動履歴”として登録
していき、実行期開始日から起動日までの入力数値をグ
ラフ化して利用者に対して表示する。尚、日記ツールは
利用者に日々の行動(出来事や食事内容等)を入力させ
て“行動履歴”として登録していき、必要に応じて表示
して利用者の自己管理を補助するツールであり、目標変
更ツールは上記「(vi)自己宣言ツール」を起動させ、行
動目標を再設定するためのツールである。
【0067】(viii)苦しいボタン 生活習慣改善の実行期にある利用者に対して激励のメッ
セージを送信するツールである。起動アイコンは、最新
電子メールIDのステージコードが“A”(実行期)の
利用者に対してのみ表示する。送信回数毎に内容が異な
るメッセージをそれぞれのジャンル毎に用意しておき、
利用者のジャンルとツール利用回数に応じたメッセージ
を送信する。その送信タイミングはHP配信制御部11
が制御し、運動プログラム対象者と食事プログラム対象
者には起動後直ちに送信し、禁煙プログラム対象者には
起動してから1時間後に送信することとする。
【0068】又、図6における“編集部のおすすめ表示
部”については、直前の電子メールで送信した情報(コ
ンテンツ)に深く関連した(同期のとれた)情報が掲載
されている他のホームページ等のタイトル表示で構成
し、利用者がクリックするとそのタイトルの情報が表示
され、“行動履歴”にその情報の既読が登録されるよう
にする。このため、“ホームページ用シナリオコンテン
ツ”としては、それぞれの電子メールIDにつき、電子
メールの情報内容に関連したホームページ等のタイトル
(ヘッダ)情報を対応するホームページIDとして予め
登録しておく。そして、HP生成部6が最新電子メール
IDに対応するホームページIDを抽出し、そのタイト
ル表示画面を“編集部のおすすめ表示部”パーツとして
ホームページフォーマットに貼り付ける。
【0069】一方、“お知らせ表示部”及び“ニュース
表示部”は、時刻によって管理されるパーツであり、時
刻管理部7からの時刻情報に対応するコンテンツを“ホ
ームページ用時刻コンテンツ”から選定する。このた
め、“ホームページ用時刻コンテンツ”としては、随
時、利用者が属する企業や本生活習慣改善支援装置の使
用者等からの通知と健康に関するニュース等をファイル
化して登録していく。そして、HP生成部6がそれらの
ファイルからホームページ生成時のものを抽出し、“お
知らせ表示部”パーツ及び“ニュース表示部”パーツと
してホームページフォーマットに貼り付ける。
【0070】他方、“メッセージ表示部”は、シナリオ
と時刻の双方によって管理されるパーツであり、最新電
子メールIDと時刻情報の所定のパラメータに対応する
コンテンツを“ホームページ用シナリオコンテンツ”や
“ホームページ用時刻コンテンツ”から選定する。この
ため、“ホームページ用シナリオコンテンツ”として
は、それぞれのジャンルのそれぞれのステージ等毎に適
当なメッセージを用意し、“ホームページ用時刻コンテ
ンツ”としては、所定の時刻情報(生活習慣チェック受
診日が○月×日までの場合とそれ以降の場合等)毎に適
当なメッセージを用意し、それぞれ予めファイル化して
登録しておく。そして、HP生成部6は、それらのファ
イルから上記所定のパラメータに応じたものを抽出し、
“メッセージ表示部”パーツとしてホームページフォー
マットに貼り付ける。
【0071】HP生成部6は、以上のようなロジックで
コンテンツ記憶部3内から抽出した画面パーツを組み合
わせ、利用者のホームページをカスタマイズする。これ
により生成されたホームページは当該利用者へ配信され
て端末に表示され、データ収集部4がその表示を検知し
て“HP表示情報”及び“HP表示履歴”の更新登録を
すると共に上記各ツールの利用における利用者の入力デ
ータ登録を行う。
【0072】(3)シナリオの動的変更 次に、働きかけの実施中におけるシナリオの変更につい
て説明する。当初のシナリオは利用者の生活習慣チェッ
ク時の心理状態等に基づいて決定しているので、その後
の心理状態の変化を上記「(v)自己申告ツール」及び
「(vi)自己宣言ツール」並びにミニチェックによって検
出し、シナリオを変化後の心理状態に合うものに変更す
る。ここに、ミニチェックとは、“個人基礎情報”にお
けるシナリオ情報や時刻管理部7からの時刻情報等に基
づき、HP生成部6が一定期間(例えば5週間等)同じ
ステージにある利用者へのログイン直後のホームページ
画面に表示させる(起動する)チェックツールであり、
起動されたときの処理動作は「(v)自己申告ツール」と
同様になる。
【0073】すなわち、「(v)自己申告ツール」又はミ
ニチェックによるシナリオ変更では、まずホームページ
上で現在の利用者が割り付けられるべきステージ(遷移
先のステージ)、現在の利用者の状態変数 S.E. 及び
O.E. を問う3つの質問を実施する。これらの質問は、
上記「ステージの割付」及び「シナリオの割付」で
用いた回答情報(それぞれの生活習慣改善に対する意
欲、自信及び理解の情報)を得るための生活習慣チェッ
クにおける設問と同様でよく、各ジャンル毎に用意す
る。但し、遷移先ステージについてはそれぞれの変更前
ステージ毎に制限をつけ、変更前の利用者のシナリオ情
報が示すステージから直接遷移することができないステ
ージへ遷移することとなるような回答の選択肢は表示し
ない。例えば、無関心期の利用者への質問では上記
(ハ)、(ニ)及び(ホ)の選択肢のみ表示し、(イ)及び(ロ)の選
択肢は表示しない(選択できないようにする。)。
【0074】これらの質問に利用者が回答し、当該利用
者の現在のステージ、状態変数 S.E. 及び O.E. を表す
入力データが送信されると、データ収集部4は、それら
に対応するステージコードとシナリオコードに、当該利
用者のシナリオ情報におけるステージコードとシナリオ
コードを書換登録すると共に、その変更を“行動履歴”
として登録する。これにより、利用者のシナリオが心理
状態に合ったものに変更される。又、上述した「(vi)自
己宣言ツール」の処理によりシナリオ情報が書換登録さ
れると、当該利用者のシナリオはステージが準備期から
実行期へ遷移したものに変更される。但し、これらの変
更によってはジャンルコードと処方コードは変更され
ず、配信順序番号は後述の処置等に応じて次回の電子メ
ール送信時に所定の番号に更新する。以上のようなシナ
リオの変更とその変更後の電子メール生成ロジック等を
まとめると、例えば、次の表1のようになる。
【0075】
【表1】
【0076】この表に示すように、“PC”(無関心
期)や“C”(関心期)から“A”(実行期)や“M”
(継続期)へ直接遷移することはできず、“P”(準備
期)から“M”へ直接遷移することもできない。又、電
子メールにおける“時候の挨拶”や“今週のメッセー
ジ”等は、原則として遷移後のステージに対応したもの
を送信することとし、必要に応じて適宜修正を加える
(表1では、“PC”から“C”、“C”から“PC”
への遷移時に、それぞれ“今週のメッセージ”を無関心
期、関心期のもののままとしている。)。
【0077】そして更に、シナリオ制御部9が“行動履
歴”からシナリオ情報の変更状況を把握してシナリオ管
理部8に指示を発し、シナリオ管理部8が変更されたシ
ナリオに係る電子メール作成に必要な処置の情報をメー
ル生成部13へ供給する。これにより、メール生成部1
3においては、シナリオ変更直後の電子メールIDにお
ける配信順序番号(すなわち、それまでのメール送信回
数)やシナリオの変更態様等に応じた次のような処置が
とられ、これによって適宜変更される電子メールIDが
個人データベースに登録されていく。 ・“時候の挨拶”には、ステージないしシナリオ(状態
変数 S.E. 及び O.E.)の変更態様に応じた適当な接頭
部を付する。 ・変更後のシナリオが以前割り付けられたことがあるシ
ナリオと同一の場合、変更後第1回目の電子メールに再
びもとの状態に戻った旨のメッセージを含ませ、第2回
目以降の電子メールは当該シナリオで以前送信したもの
の続きから送信する(基本的に既送信メッセージは再送
信しない。)。 ・変更後のシナリオが以前割り付けられたことのないシ
ナリオの場合、当該シナリオにおける第1回目の電子メ
ールから順に送信していくことにする。但し、同一ステ
ージ内でのシナリオ変更にあっては、変更後のシナリオ
における第2週目の電子メールから送信する。 ・準備期ですべてのメッセージを送信し終えた場合、次
段階に相当するシナリオのメッセージを送信し始める。 ・準備期の禁煙プログラム対象者に対しては、禁煙開始
日までの残り期間に応じて電子メールを送信する(送信
時間間隔の短縮や間引き送信等)。 シナリオが変更されたときにはこのような電子メールの
送信回数に応じた適切な処置をとり、通常の電子メール
送信は上述のように各配信順序番号毎に応じて行う。従
って各利用者に対しては、働きかけが行われた回数に基
づく個別の時間概念を基準とした電子メール送信とホー
ムページ配信がなされることになる。
【0078】電子メールとホームページによる情報提供
は、以上のようにして情報内容の同期が保たれつつ利用
者のシナリオに沿って行われ、かつ、そのシナリオが利
用者の心理状態に合わせて動的に変更される。これによ
り、利用者に適合した多くの情報を印象付けつつ与える
ことができ、利用者の意識を高めて生活習慣改善のため
の行動変容を促す適切な働きかけが継続的になされるこ
とになる。そして、この働きかけが利用者に対して一定
期間(例えば6カ月間)継続されて終了すると、図2の
ステップS8へ進んで当該利用者の生活習慣再チェック
が行われる。
【0079】ステップS8での生活習慣再チェックは、
HP生成部6が上記一定期間の働きかけを受けて生活習
慣の再チェックを受けていない者を個人データベースか
ら抽出し、そのホームページに生活習慣チェックの起動
アイコンを表示して当該利用者がそれをクリックした時
に実施される。チェック処理の内容は上記ステップS4
での生活習慣チェックと同様であり、当該利用者のジャ
ンルに基づいてカスタマイズした生活習慣チェック用の
ホームページを生成、表示し、各設問に対する回答情報
を個人データベースに登録し、“HP表示情報”等を更
新登録する。
【0080】続いて、ステップS4での第1回目の生活
習慣チェックとステップS8での第2回目の生活習慣チ
ェックの結果を比較し、その比較データ等を利用者へフ
ィードバックする(ステップS9)。これは、HP生成
部6が個人データベースから生活習慣再チェックを受け
た者を抽出し、そのホームページに比較データフィード
バックの起動アイコンを表示して当該利用者がそれをク
リックした時に実施される。フィードバック画面は、各
ジャンル毎のフォーマット(表示項目)と比較結果に応
じたメッセージ等を“HP用コンテンツ”に予め用意し
ておき、HP生成部6が当該利用者の個人データベース
から読み込んだ“個人基礎情報”及び“行動履歴”やそ
れらに対応するメッセージ等を貼り付けてカスタマイズ
する。
【0081】そのフィードバック画面の例を図7に示
す。図中、“カスタマイズメッセージ表示エリア”に
は、第1回目と第2回目の生活習慣チェック結果を比較
して得られたステージ、状態変数 S.E. 及び O.E. の各
変化に応じたメッセージと、“行動履歴”のツール等の
利用状況に応じたメッセージを表示する。“取り組みジ
ャンルに関する結果の表示エリア”には、取り組み期間
等の“行動履歴”中の所定の情報を表示すると共に、1
週間の消費エネルギーの変化、食習慣比較又は1日の喫
煙本数等、利用者のジャンルに係る生活習慣チェックの
詳細設問回答をいくつか比較してその変化等を表示す
る。“その他のデータエリア”には、当該利用者の生化
学データ等の変化を表示し、“全員共通メッセージ表示
エリア”には、所定の謝辞や通知等を表示する。このよ
うにして生活習慣の変化と行動履歴を集計・分析した測
定結果が利用者に提示され、利用者はどの程度自信の健
康度合や意識、行動、生化学データ等が変化したかを把
握する。
【0082】そして、一定期間の働きかけを受けた利用
者に対し、その効果を理論的に算定してフィードバック
する(ステップS10)。働きかけによって行動変容が
達成されると、その変容内容に応じて期待医療費(生活
習慣に関して要求されると考えられる費用)が削減され
る。そこで、その削減医療費を理論的に推定する数式の
医療経済モデルを導入し、働きかけの効果として合理的
な医療費削減額を算定する。このような算定額は、合理
的な情報提供料金として利用者に請求することも可能で
ある。
【0083】例えば、喫煙者、禁煙者及び非喫煙者のリ
スク(受療率及び死亡率)は、次の式を解くことによっ
て求められる。 λa=s・λs+(1−s)λn , λs=γ・λn , λe=λn+(λs−λn)×0.1t/15 ここに、λaは全体リスク、γは相対リスク、sは喫煙
率、tは禁煙後年数、λsは喫煙者リスク、λnは非喫煙
者リスク、λeは禁煙者リスクである。これにより求ま
るリスクから喫煙者、禁煙者、非喫煙者のそれぞれの年
間医療費やその経年推移を算出する。すると、それらの
医療費における喫煙者と禁煙者の差分額は、喫煙者を禁
煙させた場合に期待される医療費削減額に相当すること
になる。従って、上記禁煙プログラムによって利用者の
ステージが継続期に達したとき(禁煙を達成したとき)
には、その差分額を算定し、効果である医療費削減額と
して電子メールやホームページにより利用者等へフィー
ドバックする。
【0084】本生活習慣改善支援装置による直接利用者
への情報提供は以上のようにして行われる。一方、間接
利用者に対しては、上述した情報提供と並行して以下の
ような情報提供が行われ、直接利用者の行動変容をサポ
ートするように働きかけがなされる。尚、間接利用者と
は、直接利用者以外のものであって、具体的には、特定
の直接利用者と関連があり、その周囲に深く携わってい
る者として予め届出を受け(当該直接利用者の生活習慣
改善をサポートする旨の同意を得て)、当該直接利用者
との関係を含む個人属性データ等を個人データベースに
登録した者であり、直接利用者の家族や上司、友人等が
その対象となる。
【0085】まず、間接利用者がログインすると、直接
−間接HP同期制御部16が“HP表示履歴”から当該
間接利用者の前回までのホームページ利用情報を抽出
し、それをホームページの生成指示と共に間接者用HP
生成部17に与える。すると、間接者用HP生成部17
は、当該間接利用者の個人属性データ等を個人データベ
ースから読み込み、そのデータに対応する(当該間接利
用者がサポートしようとする)直接利用者の個人属性デ
ータ、シナリオ情報及び最新電子メールID等を“メー
ル送信情報”及び“個人基礎情報”から抽出する。そし
て抽出した最新電子メールID等に対応するコンテンツ
を“間接者用HPコンテンツ”から選定し、それらを組
み合わせて当該間接利用者へのホームページをカスタマ
イズする。
【0086】ここでのホームページカスタマイズについ
ては、所定のフォーマットに画面パーツを貼り付けて生
成する等の基本的な手法は上記直接利用者の場合と同様
でよいが、“間接者用HPコンテンツ”としては、間接
利用者の個人属性データ(直接利用者との関係)や直接
利用者の電子メールID等のそれぞれに対応する、直接
利用者の行動変容をサポートする上で有用な情報やメッ
セージ等を予め用意しておく。又、上記直接利用者の場
合に用いたコンテンツと同様のコンテンツを含ませるよ
うにしてもよい。これにより、例えば、食事プログラム
対象者の直接利用者に‘野菜を食べましょう’という内
容の電子メールが送信された時期にその家族(妻)であ
る間接利用者がログインすると‘野菜を用いた献立のメ
ニューレシピ’を含むホームページが生成されたり、禁
煙プログラム対象者の直接利用者に働きかけの効果が表
れていない場合に間接利用者がログインすると‘(当該
直接利用者に)たばこを買うお金を渡さないように’や
‘吸いすぎを注意して下さい’等のメッセージを含むホ
ームページが生成されたりする。
【0087】一方、間接利用者への電子メールについて
は、定期的(或いは直接利用者への情報提供に合わせ
て)直接−間接メール同期制御部18が“メール送信履
歴”から当該間接利用者への前回までのメール送信情報
を抽出し、それを電子メールの生成指示と共に間接者用
メール生成部19に与え、間接者用メール生成部19が
上記間接者用HP生成部17と同等の手法でカスタマイ
ズする。すなわち、間接者用メール生成部19は、当該
間接利用者の個人属性データや対応直接利用者への最新
電子メールID等に対応するコンテンツを“間接者用メ
ールコンテンツ”から選定し、それらを組み合わせて当
該間接利用者への電子メールを生成する(このため、
“間接者用メールコンテンツ”としても直接利用者の電
子メールID等それぞれに対応する有用な情報やメッセ
ージ等を予め用意し、上記直接利用者の場合と同様のコ
ンテンツも適宜含ませる。)。
【0088】間接利用者に対するホームページや電子メ
ールは以上のようにして生成され、それぞれ間接者用配
信部20等を介して間接利用者へ配信される。これによ
り、直接利用者へ配信した電子メールやホームページの
情報と同等ないし内容的に同期のとれた(深く関連し
た)情報が間接利用者に提供され、その口頭等による直
接利用者への働きかけが行われて効果的に生活習慣の改
善支援がなされる。
【0089】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上述の形態に限られるものではない。例
えば、上記禁煙等以外の医療関係や教育関係等における
種々の働きかけを動的変更可能なシナリオに基づいて継
続的に行う仕組みとして上述したような情報提供を適用
し、広く健康一般に関する支援や受験勉強の支援等を行
うこととしてもよい。又、上述したような種々の機能に
よって多くの利用者に情報提供をすることができるの
で、企業や健康保険組合等の団体と契約を結び、その従
業員等のデータの提供を受けて加入登録をすることによ
り、団体内の従業員等に対する生活習慣の改善支援を一
括して請け負うことも可能である。尚、情報の授受は、
必要に応じて手紙、電話、FAX等で行うこととしても
よい。
【0090】そして、図1における支援装置部SUの機
能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り
可能な記録媒体に記録し、その記録媒体に記録されたプ
ログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行す
ることにより情報提供を行うこととしてもよい。尚、こ
こにいうコンピュータシステムとは、OSや周辺機器等
のハードウェアを必要に応じて含み、WWWシステムを
利用しているものにあってはホームページ提供環境(あ
るいは表示環境)も含む。又、コンピュータ読み取り可
能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ディスク、光
磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コ
ンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等のい
ずれの記憶装置でもよく、更にはインターネット等のネ
ットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラム
を送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的に
プログラムを保持するもの(伝送媒体ないしは伝送
波)、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュ
ータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プ
ログラムを保持しているもの等であってもよい。又、上
記プログラムは、上述した機能の一部を実現するための
ものであってもよく、上述した機能をコンピュータシス
テムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで
実現できるいわゆる差分ファイル(差分プログラム)で
あってもよい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、利
用者に対し、個人情報に応じた働きかけ情報を含む電子
メールを供給すると共に、その電子メールを特定するメ
ール情報を記憶することとして最新のメール情報に対応
する働きかけ情報を含むホームページを供給することと
したので、電子メールとホームページの内容を同期させ
つつ情報提供をすることができる。これにより、一貫性
のある多くの情報提供、複数のメディアによる確実な情
報提供、多彩な形式により利用者を飽きさせない情報提
供等が可能となり、印象的な情報提供による効果的な働
きかけを実現することができるという効果が得られる。
尚、請求項10記載の発明によれば、この効果をコンピ
ュータによって実行される各機能によって得ることがで
きる。
【0092】又、請求項2記載の発明では、利用者の心
理状態に応じた支援の計画に従って電子メールを供給す
ることとしたので、これと同期するホームページと共
に、筋道を立てて理論的かつ系統的に、個々の利用者そ
れぞれに合った情報提供を継続的に行うことができる。
更に、請求項3記載の発明では、その計画を情報提供期
間中に利用者の心理状態に応じて変更することとしたの
で、利用者の心理状態の変化に(リアルタイムに)対応
したより適切な情報提供が可能となる。そして、請求項
4記載の発明では、働きかけ情報に加えて時刻に応じた
情報を提供することとしたので、時事性に富んだ情報を
併せて提供できると共に、それぞれの利用者が情報提供
者側から随時実際に情報を提供されているように見せか
けられ、親近感を持って働きかけを受けることができ、
請求項5記載の発明では、働きかけの回数にも応じて情
報を選定することとしたので、より適切で効果的な情報
を提供することができる。
【0093】一方、請求項6記載の発明では、利用者以
外の者に利用者への最新電子メールに対応する補助働き
かけ情報を提供することとしたので、その者による口頭
等での働きかけが期待できる。他方、請求項7記載の発
明では、情報提供前後で個人情報を比較した結果と情報
提供期間中の履歴を利用者に供給することとしたので、
利用者が働きかけの効果を認識することができ、請求項
8記載の発明では、働きかけを受ける前と後の生活習慣
にかかる費用を数式経済モデルから推定してそれらの差
額を算定することとしたので、その差額に基づいて利用
者に合理的な料金請求をすることも可能となる。そし
て、請求項9記載の発明のように、生活習慣としては、
医療や教育等に係るものを対象とすることも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による生活習慣改善支援
装置の構成を示す図である。
【図2】 同装置による情報提供サービスの流れを示す
図である。
【図3】 同流れにおけるシナリオの作成の過程を示す
図である。
【図4】 同作成過程におけるジャンルの正式割付の手
順を示す図である。
【図5】 同装置で生成される電子メールのフォーマッ
ト例である。
【図6】 同装置で生成されるホームページのフォーマ
ット例である。
【図7】 同装置で生成されるフィードバック画面の例
を示す図である。
【符号の説明】
1…個人情報記憶部、2…履歴情報記憶部、3…コンテ
ンツ記憶部、4…データ収集部、5…HP-Mail同期制御
部、6…HP生成部、7…時刻管理部、8…シナリオ管
理部、9…シナリオ制御部、12…Mail-HP同期制御
部、13…メール生成部、16…直接−間接HP同期制
御部、17…間接者用HP生成部、18…直接−間接メ
ール同期制御部、19…間接者用メール生成部、TE
1、TE2、TE2′…端末、DU1、DU2…(直
接)利用者、IU2…間接利用者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/54 G06F 15/40 370Z 12/58 15/42 A H Z H04L 11/20 101B (72)発明者 井田 明一 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 水内 祥晃 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 Fターム(参考) 5B049 BB21 BB41 CC03 CC21 CC31 DD05 EE05 EE41 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 GG09 5B075 KK03 KK07 KK13 KK33 KK37 MM11 ND03 ND20 ND22 ND23 ND36 NK10 NK13 NK24 PQ02 PQ63 PQ64 UU24 UU32 UU40 5B089 GA11 HA10 JB22 KA04 LA01 MC03 5K030 GA20 HA06 HC01 HC13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の生活習慣に関する個人情報に基
    づいて生活習慣の改善を働きかける働きかけ情報を提供
    する生活習慣改善支援装置であって、 利用者に対し、その個人情報に応じた働きかけ情報を含
    む電子メールを供給するメール供給手段と、 前記メール供給手段が供給した電子メールを特定するメ
    ール情報を記憶する記憶手段と、 利用者に対し、その前記記憶手段に記憶された最新のメ
    ール情報に対応する働きかけ情報を含むホームページを
    供給するホームページ供給手段とを有することを特徴と
    する生活習慣改善支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の生活習慣改善支援装置に
    おいて、 利用者の生活習慣改善に対する意欲、自信及び理解を示
    す心理状態に係る個人情報に応じ、当該利用者に順次供
    給していく働きかけ情報を規定した支援の計画を作成す
    る計画作成手段を更に有し、 前記メール供給手段は、前記計画作成手段により作成さ
    れた計画に従って当該利用者に対する電子メールの供給
    を行うことを特徴とする生活習慣改善支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の生活習慣改善支援装置に
    おいて、 前記メール供給手段による前記計画に従った電子メール
    の供給期間中に、当該利用者の前記心理状態に係る個人
    情報を得、前記計画を当該個人情報に応じた計画に変更
    する計画変更手段を更に有することを特徴とする生活習
    慣改善支援装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項記載の生活
    習慣改善支援装置において、 前記メール供給手段、前記ホームページ供給手段は、そ
    れぞれ、前記働きかけ情報に加えて時刻に応じた情報を
    電子メール、ホームページに含ませることを特徴とする
    生活習慣改善支援装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項記載の生活
    習慣改善支援装置において、 前記メール供給手段、前記ホームページ供給手段は、そ
    れぞれ、利用者に働きかけ情報が提供された回数に応じ
    て電子メール、ホームページに含ませる働きかけ情報を
    選定することを特徴とする生活習慣改善支援装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの項記載の生活
    習慣改善支援装置において、 前記記憶手段に記憶された最新のメール情報に対応し、
    当該メール情報によって特定される電子メールが送信さ
    れた利用者の生活習慣改善の補助を働きかける補助働き
    かけ情報を含む電子メール又はホームページを、その利
    用者以外の者に供給する補助働きかけ情報供給手段を更
    に有することを特徴とする生活習慣改善支援装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかの項記載の生活
    習慣改善支援装置において、 前記電子メール及び前記ホームページの供給期間前後の
    利用者の個人情報を比較する比較手段と、 その利用者の前記供給期間における前記電子メール及び
    前記ホームページの利用履歴を記録する履歴記録手段と
    を更に有し、 前記比較手段による比較結果及び前記履歴記録手段に記
    録された利用履歴を、その利用者に供給することを特徴
    とする生活習慣改善支援装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかの項記載の生活
    習慣改善支援装置において、 利用者の前記生活習慣に関して要求される費用を推定す
    る数式経済モデルに基づき、前記電子メール及び前記ホ
    ームページの供給期間前後の費用を推定し、それら推定
    費用の差額を算定することを特徴とする生活習慣改善支
    援装置。
  9. 【請求項9】 前記生活習慣として医療や教育等に係る
    生活習慣を対象とすることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれかの項記載の生活習慣改善支援装置。
  10. 【請求項10】 利用者に対し、その生活習慣に関する
    個人情報に応じて、当該生活習慣の改善を働きかける働
    きかけ情報を含む電子メールを供給する機能と、 前記第1の機能によって供給した電子メールを特定する
    メール情報を記憶手段に記憶させる機能と、 利用者に対し、その前記記憶手段に記憶された最新のメ
    ール情報に対応する働きかけ情報を含むホームページを
    供給する機能とを、 コンピュータに実現させるためのプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP19097899A 1999-07-05 1999-07-05 生活習慣改善支援装置及び記録媒体 Pending JP2001022837A (ja)

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