JP2001022487A - 信号衝突検出回路 - Google Patents

信号衝突検出回路

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JP2001022487A
JP2001022487A JP11190255A JP19025599A JP2001022487A JP 2001022487 A JP2001022487 A JP 2001022487A JP 11190255 A JP11190255 A JP 11190255A JP 19025599 A JP19025599 A JP 19025599A JP 2001022487 A JP2001022487 A JP 2001022487A
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JP11190255A
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Makoto Shiragaki
眞 白垣
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、レベルの異なる複数のデータが衝
突してバス信号線上のデータが中間電位となっている場
合においてもデータの衝突を検出することが可能な信号
衝突検出回路を提供する。 【解決手段】 高い値の閾値を表すハイ・レベル用閾値
信号および、低い値の閾値を表すロー・レベル用閾値信
号を設定する閾値設定回路と、入力されるデータがハイ
・レベルの時は前記ハイ・レベル用閾値信号を選択し、
ロー・レベルの時は前記ロー・レベル用閾値信号を選択
し、前記判定基準信号として出力する閾値選択回路と、
前記データが前記判定基準信号より高ければハイ・レベ
ル,前記判定基準信号より低ければロー・レベルの前記
判定結果信号を出力するバス信号線レベル判定回路と、
前記データと、前記判定結果信号のレベルが不一致のと
きには、信号衝突検出を表す信号衝突検出信号を出力す
る論理回路とを備えることを特徴とする信号衝突検出回
路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にバス信号線上
に複数のICから同時に異なる電位のデータが出力され
ていることを検出する信号衝突検出回路に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように信号衝突検出回
路では、複数のICに接続しているバス信号線6上に複
数のICから同時に異なる電位のデータが出力されてい
ることを検出する。このような従来の信号衝突検出回路
では、一般的にバス信号線6上に出力すべきデータ1の
電位とバス信号線6上のデータとを排他的論理和回路7
Bで演算した結果を検出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
信号衝突検出回路では、バス信号線6上のデータの電位
をハイ・レベルと判定するかロー・レベルと判定するか
の基準となる閾値が一定であるため、たとえば信号衝突
検出回路を持つICからのハイ・レベルの出力データと
他のICからのロー・レベル出力データが衝突してバス
信号線6上のデータが中間電位となっている場合に、中
間電位が閾値を超えてハイ・レベルであると判定するこ
とがある。
【0004】この場合、信号衝突検出回路を持つICか
らの出力データと、バス信号線6上のデータがともにハ
イ・レベルであることから、場合によっては排他的論理
和回路7Bの演算の結果、信号衝突を検出できないとい
う問題点があった。
【0005】この場合、従来の信号衝突検出回路におい
ては、出力データがハイ・レベルである場合、他のIC
からのロー・レベル出力とがバス信号線6上で衝突して
いても排他的論理和回路7Bが入力データをロー・レベ
ルであると判定する電位までバス信号線6の電位が下が
った場合にのみ、排他的論理和回路7Bが2つの入力を
ハイ・レベルとロー・レベルであると判定し差異を検出
することが可能であった。
【0006】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、信号衝突検出回路
を持つICからのハイ・レベルの出力データと他のIC
からのロー・レベル出力データが衝突して信号線上のデ
ータが中間電位となっている場合においてもデータの衝
突を検出することが可能となる信号衝突検出回路を提供
する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく、以下に掲げる構成とした。請求項1記載の発明
の要旨は、バス信号線上に複数のICから同時に異なる
電位のデータが出力されていることを検出する信号衝突
検出回路であって、高い値の閾値を表すハイ・レベル用
閾値信号および、低い値の閾値を表すロー・レベル用閾
値信号を設定する閾値設定回路と、入力端子に入力され
る前記データがハイ・レベルの時は前記ハイ・レベル用
閾値信号を選択して判定基準信号として出力し、前記入
力端子に入力される前記データがロー・レベルの時は前
記ロー・レベル用閾値信号を選択して前記判定基準信号
として出力する閾値選択回路と、前記データが前記判定
基準信号より高ければハイ・レベルの判定結果信号を出
力し、前記データが前記判定基準信号より低ければロー
・レベルの前記判定結果信号を出力するバス信号線レベ
ル判定回路と、前記データと、前記判定結果信号のレベ
ルが不一致のときには、信号衝突検出を表す信号衝突検
出信号を出力する論理回路とを備えることを特徴とする
信号衝突検出回路に存する。請求項2記載の発明の要旨
は、前記データの読み込み許可及び、前記信号衝突検出
信号出力許可を指示する制御回路と、前記バス信号線上
の前記データを保持し、前記閾値選択回路と前記論理回
路に出力する出力データ保持手段と、前記制御回路が前
記データの読み込み許可を指示したときのみ前記バス信
号線と前記出力データ保持手段の入力との間を接続する
第1のゲート手段と、前記制御回路が信号衝突検出信号
出力許可を指示したときに前記論理回路の出力と外部と
の間を接続する第2のゲート手段とを備えることを特徴
とする請求項1に記載の信号衝突検出回路に存する。請
求項3記載の発明の要旨は、前記閾値設定回路は、電源
とアースの間に直列に接続された複数の抵抗を備え、分
圧の高い接続点に発生する電圧を前記ハイ・レベル用閾
値信号に設定し、分圧の低い接続点に発生する電圧をロ
ー・レベル用閾値信号に設定することを特徴とする請求
項1または2に記載の信号衝突検出回路に存する。請求
項4記載の発明の要旨は、前記閾値設定回路は、電源と
アースの間に直列に接続された第1および第2のハイ・
レベル閾値設定用抵抗を備え、電源側に接続された前記
第1のハイ・レベル閾値設定用抵抗の抵抗値は、アース
側に接続された前記第2のハイ・レベル閾値設定用抵抗
の抵抗値よりも十分に大きく、前記第1のハイ・レベル
閾値設定用抵抗と前記第2のハイ・レベル閾値設定用抵
抗との接続点の電圧を、前記ハイ・レベル用閾値信号と
して出力し、電源とアースの間に直列に接続された第1
および第2のロー・レベル閾値設定用抵抗を備え、電源
側に接続された前記第1のロー・レベル閾値設定用抵抗
の抵抗値は、アース側に接続された前記第2のロー・レ
ベル閾値設定用抵抗の抵抗値よりも十分に小さく、前記
第1のロー・レベル閾値設定用抵抗と前記第2のロー・
レベル閾値設定用抵抗との接続点の電圧を、前記ロー・
レベル用閾値信号として出力することを特徴とする請求
項1〜3のいずれかに記載の信号衝突検出回路に存す
る。請求項5記載の発明の要旨は、前記閾値選択回路
は、前記入力端子に入力される前記データがハイ・レベ
ルの時は、前記ハイ・レベル用閾値信号が入力されるハ
イ・レベル用閾値信号入力端子と前記判定基準信号を出
力する出力端子とを接続し、前記入力端子に入力される
前記データがロー・レベルの時は、前記ロー・レベル用
閾値信号が入力されるロー・レベル用閾値信号入力端子
と前記判定基準信号を出力する前記出力端子とを接続す
るアナログスイッチを備えることを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載の信号衝突検出回路に存する。請
求項6記載の発明の要旨は、前記論理回路は、前記バス
信号線に直接接続され、バス信号線上の前記データが前
記判定基準信号より高ければハイ・レベルの判定結果信
号を出力し、前記データが前記判定基準信号より低けれ
ばロー・レベルの前記判定結果信号を出力するコンパレ
ータであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
記載の信号衝突検出回路に存する。請求項7記載の発明
の要旨は、前記論理回路は、前記データと前記判定結果
信号の論理和を、前記信号衝突検出信号として出力する
論理和回路であることを特徴とする請求項1〜6のいず
れかに記載の信号衝突検出回路に存する。請求項8記載
の発明の要旨は、前記第1のゲート手段と、第2のゲー
ト手段は、バッファ回路であることを特徴とする請求項
1〜7のいずれかに記載の信号衝突検出回路に存する。
請求項9記載の発明の要旨は、バス信号線上に複数のI
Cから同時に異なる電位のデータが出力されていること
を検出する信号衝突検出回路であって、電源とアースの
間に介挿され、高い値の閾値を表すハイ・レベル用閾値
信号を設定する第3のハイ・レベル閾値設定用抵抗と、
電源とアースの間に介挿され、低い値の閾値を表すロー
・レベル用閾値信号を設定する第3のロー・レベル閾値
設定用抵抗と、入力端子に入力される前記データがハイ
・レベルの時は、前記ハイ・レベル用閾値信号が入力さ
れるハイ・レベル用閾値信号入力端子を選択して出力端
子と接続し、入力端子に入力される前記データがロー・
レベルの時は、前記ロー・レベル用閾値信号が入力され
るロー・レベル用閾値信号入力端子を選択して前記出力
端子と接続することにより、前記ハイ・レベル用閾値信
号か前記ロー・レベル用閾値信号のいずれかを判定基準
信号として出力するアナログスイッチを備える閾値選択
回路と、前記閾値選択回路の出力端子とアースの間に接
続され、抵抗値が、前記第3のハイ・レベル閾値設定用
抵抗の抵抗値よりも十分に大きく、前記第3のロー・レ
ベル閾値設定用抵抗の抵抗値よりも十分に小さな値であ
る、閾値設定用基準抵抗と、前記データが前記判定基準
信号より高ければハイ・レベルの判定結果信号を出力
し、前記データが前記判定基準信号より低ければロー・
レベルの前記判定結果信号を出力するバス信号線レベル
判定回路と、前記データと、前記判定結果信号のレベル
が不一致のときには、信号衝突検出を表す信号衝突検出
信号を出力する論理回路とを備えることを特徴とする信
号衝突検出回路に存する。請求項10記載の発明の要旨
は、請求項1〜9のいずれかに記載の信号衝突検出回路
を備えるICに存する。請求項11記載の発明の要旨
は、請求項1〜9のいずれかに記載の信号衝突検出回路
を備える電子回路基盤に存する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に於ける実
施の形態の一例を表す信号衝突検出回路である。図1に
示すように、本実施の形態に係る信号衝突検出回路は、
閾値設定回路11において、バス信号線6上のデータの
電位をハイ・レベルと判定する閾値であるハイ・レベル
用閾値信号およびロー・レベルと判定する閾値であるロ
ー・レベル用閾値信号を設定する。
【0009】信号衝突検出回路は、その閾値を閾値選択
回路12に於いて選択する。その際、閾値選択回路12
は、ICが出力しているデータの電位がハイ・レベルで
ある場合は、ハイ・レベル用閾値信号を選択し、ICが
出力しているデータの電位がロー・レベルである場合
は、ロー・レベル用閾値信号を選択する。
【0010】次に信号衝突検出回路は、バス信号線レベ
ル判定回路13に於いて前記閾値選択回路12で選択し
た閾値信号とバス信号線6上のデータの電位とを比較
し、閾値信号よりもバス信号線6上のデータの電位の方
が高ければハイ・レベルを出力し、閾値信号よりもバス
信号線6上のデータの電位の方が低ければロー・レベル
を出力する。
【0011】そして信号衝突検出回路は、バス信号線レ
ベル判定回路13からの出力とICが出力しているデー
タとを信号衝突検出用排他的論理和回路7で演算し、結
果を信号衝突検出信号9として出力する。以下、本実施
例の動作につき説明する。本発明の上記および他の目
的、特徴および利点を明確にすべく、以下添付した図面
を参照しながら、本発明の実施の形態につき詳細に説明
する。
【0012】まず、図1を参照し、データの出力の手順
について簡単に説明する。ICがデータを出力する場
合、出力データ保持バッファ1がそのデータを保持す
る。そして、出力許可制御回路2が、出力する出力許可
信号3が有効である期間、出力許可バッファ4を開きI
Cの出力端子5を介しバス信号線6上に出力する。この
時、出力許可信号3が無効で出力許可バッファ4が閉じ
ている期間は該ICはバス信号線6上にデータを出力し
ないためハイ・インピーダンス状態になり、バス信号線
6上のデータの電位は他のICからの出力によって決定
される。
【0013】次に、本発明の動作について説明する。本
回路は、閾値設定回路11を有する。この閾値設定回路
11はバス信号線6上のデータの電位がハイ・レベルで
あるかロー・レベルであるかを判定する閾値を設定す
る。
【0014】また、閾値選択回路12を有することで、
現在の出力データ保持バッファ1がハイ・レベルかロー
・レベルかによって、閾値を選択する。ここで、出力デ
ータ保持バッファ1がハイ・レベルであれば閾値の高い
方即ち、ハイ・レベル用閾値信号を選択し、ロー・レベ
ルであれば閾値の低い方即ち、ロー・レベル用閾値信号
を選択する。
【0015】この選択された閾値信号に基づき、バス信
号線レベル判定回路13は、バス信号線6上のデータが
ハイ・レベルであるかロー・レベルであるか判断する。
【0016】即ちバス信号線レベル判定回路13は、出
力データ保持バッファ1がハイ・レベルであれば閾値が
高いため少しの電位の低下をもってバス信号線6上のデ
ータをロー・レベルであると判定し、出力データ保持バ
ッファ1がロー・レベルであれば閾値が低いため少しの
電位の上昇をもってバス信号線6上のデータをハイ・レ
ベルであると判定する。
【0017】そして、本発明に従って信号衝突検出用排
他的論理和回路7が設けられている。この信号衝突検出
用排他的論理和回路7は、前述の閾値設定回路11によ
って設定した閾値に基づいて判定したバス信号線6上の
データとICが出力するデータを保持する出力データ保
持バッファ1とを比較する。信号衝突検出用排他的論理
和回路7は、排他的論理和の演算により比較した結果、
差異を検出した場合には、データの出力許可信号3が有
効である期間、信号衝突検出信号出力許可バッファ8を
介して信号衝突検出信号9を出力する。
【0018】図2は本実施の形態に係る閾値設定回路1
1の構成の一例である。図2において閾値設定回路11
は第1のハイ・レベル閾値設定用抵抗111および第2
のハイ・レベル閾値設定用抵抗112とハイ・レベル用
閾値信号113、第1のロー・レベル閾値設定用抵抗1
14および第2のローレベル閾値設定用抵抗115とロ
ー・レベル用閾値信号116から構成される。
【0019】第1および第2のハイ・レベル閾値設定用
抵抗111および112は、電源とグランド間で直列に
接続し、第1および第2のハイ・レベル閾値設定用抵抗
111と112の接点からの出力信号をハイ・レベル用
閾値信号113として出力する。この時の第1のハイ・
レベル閾値設定用抵抗111の抵抗値は第2のハイ・レ
ベル閾値設定用抵抗112の抵抗値よりも十分に大きく
する。
【0020】第1および第2のロー・レベル閾値設定用
抵抗114および115は、電源とグランド間で直列に
接続し、第1および第2のロー・レベル閾値設定用抵抗
114と115の接点からの出力信号をロー・レベル用
閾値信号116として出力する。この時の第1のロー・
レベル閾値設定用抵抗114の抵抗値は第2のロー・レ
ベル閾値設定用抵抗115の抵抗値よりも十分に小さく
する。
【0021】図3は本実施の形態に係る閾値選択回路1
2およびバス信号線レベル判定回路13の構成の一例で
ある。図3において閾値選択回路12は2つの入力を選
択信号によって排他的に選択し出力するアナログ・スイ
ッチ121で構成され、バス信号線レベル判定回路13
はアナログ電位を比較演算し、結果をハイ・レベルまた
はロー・レベルで出力するコンパレータ131で構成さ
れる。
【0022】閾値選択信号入力端子124に入力される
選択信号がハイ・レベルの時はハイ・レベル用閾値信号
入力端子122への入力信号と信号レベル判定基準信号
125を接続し、閾値選択信号入力端子124に入力さ
れる選択信号がロー・レベルの時はロー・レベル用閾値
信号入力端子123に入力される信号と信号レベル判定
基準信号125を接続する。
【0023】そして、信号レベル判定基準信号125を
基準としてバス信号線6上の電位をコンパレータ131
にて比較演算する。コンパレータ131は基準となる信
号レベル判定基準信号125よりもバス信号線6上の電
位の方が低ければロー・レベルを、バス信号線6上の電
位の方が高ければハイ・レベルを信号線レベル判定結果
信号132として出力する。
【0024】実施の形態に係る信号衝突検出回路は上記
の如く、データの電位をハイ・レベルと判定するかロー
・レベルと判定するかの基準となる閾値を設定する閾値
設定回路と、ICが現在信号線上に出力しているデータ
の電位に応じて閾値を決定する閾値選択回路と、閾値選
択回路で選択された閾値を基準としてバス信号線上のデ
ータの電位がハイ・レベルであるかロー・レベルである
かを判定するバス信号線レベル判定回路という基本構成
にされているので、例えば信号衝突検出回路を持つIC
からのハイ・レベルの出力データと他のICからのロー
・レベル出力データが衝突して信号線上のデータが中間
電位となっている場合においてもデータの衝突を検出す
ることが実現されるという効果を奏する。
【0025】なお、本発明が上記各実施例に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態
は適宜変更され得ることは明らかである。
【0026】−発明の他の実施の形態−本発明の他の実
施の形態を図5に示す。図5に示す実施の形態に係る信
号衝突検出回路は、閾値設定回路11Aと閾値選択回路
12Aについてさらに工夫している。図5においてバス
信号線レベル判定回路13を含むその他の回路は図3と
同じである。
【0027】図5において本発明の閾値設定回路11A
は閾値設定用基準抵抗117と第3のハイ・レベル閾値
設定用抵抗118と第3のロー・レベル閾値設定用抵抗
119とで構成される。
【0028】閾値選択回路12Aは2つの入力を選択信
号によって排他的に選択し出力するアナログ・スイッチ
121で構成され、バス信号線レベル判定回路13はア
ナログ電位を比較演算し、結果をハイ・レベルまたはロ
ー・レベルで出力するコンパレータ131で構成され
る。
【0029】アナログ・スイッチ121の閾値選択信号
入力端子124に入力される選択信号がハイ・レベルの
時はハイ・レベル用閾値信号入力端子122への入力信
号と信号レベル判定基準信号125を接続し、閾値選択
信号入力端子124に入力される選択信号がロー・レベ
ルの時はロー・レベル用閾値信号入力端子123に入力
される信号と信号レベル判定基準信号125を接続す
る。
【0030】この時、閾値設定回路11Aの第3のハイ
・レベル閾値設定用抵抗118の抵抗値を閾値設定用基
準抵抗117の抵抗値よりも十分に小さくし、第3のロ
ー・レベル閾値設定用抵抗119の抵抗値を閾値設定用
基準抵抗117の抵抗値よりも十分に大きくすることに
より、アナログ・スイッチ121の閾値選択信号入力端
子124に入力される選択信号がハイ・レベルのときは
信号レベル判定基準信号125を高い電位に設定し、閾
値選択信号入力端子124に入力される選択信号がロー
・レベルのときは信号レベル判定基準信号125を低い
電位に設定することが可能である。
【0031】図1および図2に示した先の実施の形態に
おいては、ハイ・レベル閾値設定用抵抗を2個、ロー・
レベル閾値設定用抵抗を2個、合計4個の抵抗を必要と
するが、本実施例においては、閾値設定用基準抵抗11
7と第3のハイ・レベル閾値設定用抵抗118と第3の
ロー・レベル閾値設定用抵抗119の合計3個の抵抗で
先の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0032】なお、本実施の形態においては、本発明は
それに限定されず、本発明を適用する上で好適な形態に
適用することができる。
【0033】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
【0034】なお、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、信号衝突検出回路を持つICからのハイ・レベルの
出力データと他のICからのロー・レベル出力データが
衝突して信号線上のデータが中間電位となっている場合
においてもデータの衝突を検出することが可能となると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に於ける実施の形態の一例を表す信号衝
突検出回路を示す回路図である。
【図2】図1に示した閾値設定回路11の構成の一例を
示す回路図である。
【図3】図1に示した閾値選択回路12およびバス信号
線レベル判定回路13の構成の一例を示す回路図であ
る。
【図4】従来の信号衝突検出回路を示す回路図である。
【図5】本発明に於ける他の実施の形態の閾値設定回路
11Aと閾値選択回路12Aを表す信号衝突検出回路を
示す回路図である。
【符号の説明】
1 出力データ保持バッファ 2 出力許可制御回路 3 出力許可信号 4 出力許可バッファ 5 出力端子 6 バス信号線 7 信号衝突検出用排他的論理和回路 7B 排他的論理和回路 8 信号衝突検出信号出力許可バッファ 9 信号衝突検出信号 11 閾値設定回路 11A 閾値設定回路 12 閾値選択回路 12A 閾値選択回路 13 バス信号線レベル判定回路 111 第1のハイ・レベル閾値設定用抵抗 112 第2のハイ・レベル閾値設定用抵抗 113 ハイ・レベル用閾値信号 114 第1のロー・レベル閾値設定用抵抗 115 第2のロー・レベル閾値設定用抵抗 116 ロー・レベル用閾値信号 117 閾値設定用基準抵抗 118 第3のハイ・レベル閾値設定用抵抗 119 第3のロー・レベル閾値設定用抵抗 121 アナログ・スイッチ 122 ハイ・レベル用閾値信号入力端子 123 ロー・レベル用閾値信号入力端子 124 閾値選択信号入力端子 125 信号レベル判定基準信号 131 コンパレータ 132 信号線レベル判定結果信号

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バス信号線上に複数のICから同時に異
    なる電位のデータが出力されていることを検出する信号
    衝突検出回路であって、 高い値の閾値を表すハイ・レベル用閾値信号および、低
    い値の閾値を表すロー・レベル用閾値信号を設定する閾
    値設定回路と、 入力端子に入力される前記データがハイ・レベルの時は
    前記ハイ・レベル用閾値信号を選択して判定基準信号と
    して出力し、前記入力端子に入力される前記データがロ
    ー・レベルの時は前記ロー・レベル用閾値信号を選択し
    て前記判定基準信号として出力する閾値選択回路と、 前記データが前記判定基準信号より高ければハイ・レベ
    ルの判定結果信号を出力し、前記データが前記判定基準
    信号より低ければロー・レベルの前記判定結果信号を出
    力するバス信号線レベル判定回路と、 前記データと、前記判定結果信号のレベルが不一致のと
    きには、信号衝突検出を表す信号衝突検出信号を出力す
    る論理回路とを備えることを特徴とする信号衝突検出回
    路。
  2. 【請求項2】 前記データの読み込み許可及び、前記信
    号衝突検出信号出力許可を指示する制御回路と、 前記バス信号線上の前記データを保持し、前記閾値選択
    回路と前記論理回路に出力する出力データ保持手段と、 前記制御回路が前記データの読み込み許可を指示したと
    きのみ前記バス信号線と前記出力データ保持手段の入力
    との間を接続する第1のゲート手段と、 前記制御回路が信号衝突検出信号出力許可を指示したと
    きに前記論理回路の出力と外部との間を接続する第2の
    ゲート手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載
    の信号衝突検出回路。
  3. 【請求項3】 前記閾値設定回路は、電源とアースの間
    に直列に接続された複数の抵抗を備え、分圧の高い接続
    点に発生する電圧を前記ハイ・レベル用閾値信号に設定
    し、分圧の低い接続点に発生する電圧をロー・レベル用
    閾値信号に設定することを特徴とする請求項1または2
    に記載の信号衝突検出回路。
  4. 【請求項4】 前記閾値設定回路は、 電源とアースの間に直列に接続された第1および第2の
    ハイ・レベル閾値設定用抵抗を備え、電源側に接続され
    た前記第1のハイ・レベル閾値設定用抵抗の抵抗値は、
    アース側に接続された前記第2のハイ・レベル閾値設定
    用抵抗の抵抗値よりも十分に大きく、前記第1のハイ・
    レベル閾値設定用抵抗と前記第2のハイ・レベル閾値設
    定用抵抗との接続点の電圧を、前記ハイ・レベル用閾値
    信号として出力し、 電源とアースの間に直列に接続された第1および第2の
    ロー・レベル閾値設定用抵抗を備え、電源側に接続され
    た前記第1のロー・レベル閾値設定用抵抗の抵抗値は、
    アース側に接続された前記第2のロー・レベル閾値設定
    用抵抗の抵抗値よりも十分に小さく、前記第1のロー・
    レベル閾値設定用抵抗と前記第2のロー・レベル閾値設
    定用抵抗との接続点の電圧を、前記ロー・レベル用閾値
    信号として出力することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の信号衝突検出回路。
  5. 【請求項5】 前記閾値選択回路は、前記入力端子に入
    力される前記データがハイ・レベルの時は、前記ハイ・
    レベル用閾値信号が入力されるハイ・レベル用閾値信号
    入力端子と前記判定基準信号を出力する出力端子とを接
    続し、前記入力端子に入力される前記データがロー・レ
    ベルの時は、前記ロー・レベル用閾値信号が入力される
    ロー・レベル用閾値信号入力端子と前記判定基準信号を
    出力する前記出力端子とを接続するアナログスイッチを
    備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の信号衝突検出回路。
  6. 【請求項6】 前記論理回路は、前記バス信号線に直接
    接続され、バス信号線上の前記データが前記判定基準信
    号より高ければハイ・レベルの判定結果信号を出力し、
    前記データが前記判定基準信号より低ければロー・レベ
    ルの前記判定結果信号を出力するコンパレータであるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の信号衝
    突検出回路。
  7. 【請求項7】 前記論理回路は、前記データと前記判定
    結果信号の論理和を、前記信号衝突検出信号として出力
    する論理和回路であることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載の信号衝突検出回路。
  8. 【請求項8】 前記第1のゲート手段と、第2のゲート
    手段は、バッファ回路であることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれかに記載の信号衝突検出回路。
  9. 【請求項9】 バス信号線上に複数のICから同時に異
    なる電位のデータが出力されていることを検出する信号
    衝突検出回路であって、 電源とアースの間に介挿され、高い値の閾値を表すハイ
    ・レベル用閾値信号を設定する第3のハイ・レベル閾値
    設定用抵抗と、 電源とアースの間に介挿され、低い値の閾値を表すロー
    ・レベル用閾値信号を設定する第3のロー・レベル閾値
    設定用抵抗と、 入力端子に入力される前記データがハイ・レベルの時
    は、前記ハイ・レベル用閾値信号が入力されるハイ・レ
    ベル用閾値信号入力端子を選択して出力端子と接続し、
    入力端子に入力される前記データがロー・レベルの時
    は、前記ロー・レベル用閾値信号が入力されるロー・レ
    ベル用閾値信号入力端子を選択して前記出力端子と接続
    することにより、前記ハイ・レベル用閾値信号か前記ロ
    ー・レベル用閾値信号のいずれかを判定基準信号として
    出力するアナログスイッチを備える閾値選択回路と、 前記閾値選択回路の出力端子とアースの間に接続され、
    抵抗値が、前記第3のハイ・レベル閾値設定用抵抗の抵
    抗値よりも十分に大きく、前記第3のロー・レベル閾値
    設定用抵抗の抵抗値よりも十分に小さな値である、閾値
    設定用基準抵抗と、 前記データが前記判定基準信号より高ければハイ・レベ
    ルの判定結果信号を出力し、前記データが前記判定基準
    信号より低ければロー・レベルの前記判定結果信号を出
    力するバス信号線レベル判定回路と、 前記データと、前記判定結果信号のレベルが不一致のと
    きには、信号衝突検出を表す信号衝突検出信号を出力す
    る論理回路とを備えることを特徴とする信号衝突検出回
    路。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の信号
    衝突検出回路を備えるIC。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれかに記載の信号
    衝突検出回路を備える電子回路基盤。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6244349U (ja) * 1985-09-03 1987-03-17
JPH036944A (ja) * 1989-06-02 1991-01-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 制御バスライン衝突防止装置

Patent Citations (2)

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