JP2001022112A - 偽造防止用紙の作成方法 - Google Patents

偽造防止用紙の作成方法

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JP2001022112A
JP2001022112A JP18948799A JP18948799A JP2001022112A JP 2001022112 A JP2001022112 A JP 2001022112A JP 18948799 A JP18948799 A JP 18948799A JP 18948799 A JP18948799 A JP 18948799A JP 2001022112 A JP2001022112 A JP 2001022112A
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JP
Japan
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layer
mark
paper sheet
metal layer
adhesive
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JP18948799A
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English (en)
Inventor
Emiko Tomon
恵美子 外門
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Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザー光の照射によって偽造防止マークを簡
単に形成し、低コストにて偽造防止用紙を得る。 【解決手段】用紙本体2の情報掲載面3側に接着剤6を
介して金属薄層8を設け、金属薄層8に対するレーザー
光の照射により偽造防止マーク以外の金属薄層8を昇華
除去して偽造防止マーク4を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偽造防止用紙の作成
方法に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年のカラー複写機の
普及に伴って、不正に複写物を作成する偽造が行われる
可能性が高くなってきている。そこでその複写による偽
造を防止するために数々の工夫がなされており、正常な
複写像が得られないようにした部分を用紙に設けるよう
にした工夫として、例えば特開平7−52593号公
報、特開平9−234942号公報、特開平10−71
759号公報に見られるように用紙の表面側に光輝性の
ある部分を印刷などにより設けたり、特開平7−563
77号公報や特開平10−1898号公報に見られるよ
うに光輝な部材を用紙に刻みいれたり、漉き込んだりす
るものがある。しかしながら、上述のものではこの光輝
性のある部分を有する用紙を作成する上で手間を要して
おり作成コストが高いという問題がある。そこで、本発
明は上記事情に鑑み、手間を要することなく偽造防止用
紙を作成できるようにすることを目的とするものであ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解消
すべくなされたもので、文字や図柄などの情報が設けら
れる情報掲載面側に高輝度の偽造防止マークを備えた用
紙を作成するに当たり、用紙の情報掲載面側に接着剤を
介して金属薄層を設け、該金属薄層に対するレーザー光
の照射による偽造防止マーク以外の金属薄層を昇華除去
して、金属薄層からなる高輝度の偽造防止マークを形成
することを特徴とする偽造防止用紙の作成方法を提供し
て、上記課題を解消するものである。そして、本発明に
あっては、上記金属薄層は、転写基材に蒸着形成されて
この転写基材から上記用紙側に転写された金属蒸着層と
することができるものであり、また、上記金属薄層は、
金属箔とすることができるものであり、さらに上記金属
薄層の表面にレーザー光吸収剤を塗布することができる
ものである。
【0004】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を図1から図3に示
す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1は偽造
防止用紙で、該偽造防止用紙1は用紙本体2において文
字や図柄などの情報が設けられる情報掲載面3側に、金
色や銀色とした高輝度の偽造防止マーク4を例えば
「¥」「TF銀行」などの文字として備えており、この
一単位の偽造防止用紙1が複数連続された連続用紙形態
として図1に示されている。このように偽造防止用紙1
では情報掲載面3に高輝度の偽造防止マーク4があるた
め、これを原本としてカラーコピーをとったとしても前
記偽造防止マーク4での色合いが正確には複写されず、
複写物において偽造防止マーク4に対応する複写部分の
色合いなどから複写物であることが容易に判断できるよ
うにしている。
【0005】この構造の偽造防止用紙1を得るに当たっ
てはつぎの通りに行なう。図2(イ)に示すように、先
ず、偽造防止マーク4の元材となる金属箔5の裏面に接
着剤6を塗布するとともに、この金属箔5の表面にレー
ザー光吸収剤7をスプレー方式により塗布する。その
後、図2(ロ)に示すように、上記用紙本体2の片面に
前記接着剤6からなる接着剤層6aを介して金属箔5を
用紙本体2の片面に貼着して金属薄層8を形成する。
【0006】接着剤6の硬化後、図2(ハ)に示すよう
に用紙本体2の片面に上記金属箔5を貼り付けてなる金
属薄層8に対して、偽造防止マーク4のネガパターンで
レーザー光を照射して不要な金属薄層8の部分を昇華さ
せて除去し、このレーザー光を照射してなる昇華にて用
紙本体2の片面に偽造防止マーク4を形成し、これによ
って、偽造防止用紙1が得られる。なお、金属薄層が昇
華することによりその上に塗布されているレーザー光吸
収剤7も除去される。
【0007】上記実施の例において金属箔5を用いた金
属薄層8の厚さは金属蒸着の手法を用いてなる金属薄層
の厚さより大きいものとなっており、昇華不良などによ
るマーク形成パターンの解像度の低下を生じさせないよ
うにするために上記レーザー光吸収剤7を塗布して、昇
華除去すべきネガパターンとされた金属箔の部分に効率
よく昇華するようにしているものである。そのため、金
属薄層を得る金属箔の厚さが小さくレーザー光照射によ
るパターン形成が高解像度で行える場合には、このレー
ザー光吸収剤の塗布は必要としない。なお、上記レーザ
ー光吸収剤7としては、照射するレーザー光の条件にも
よるが、例えば、近赤外線吸収剤をOPニスやPVAな
どのバインダ成分と混合してなるものなどが好適であっ
て、この場合の近赤外線吸収剤とは、ミアニン色素、チ
オニールニッケル錯体、ビス−〔ミス1,2トルイル〕
エチレン−1,2ジチオレートニッケル、ビス−〔1ク
ロロ−3,4ジチオレート〕ニッケル・テトラブチルア
ンモニウムなどの金属錯体、あるいはスクアリリウム系
色素、ポリメチン系色素、(ジ)インモニウム系色素、
フタロシアニン系色素、トリアリルメタン系色素、ナフ
トキノン系色素などの各種色素などが挙げられる。
【0008】図3は他の例を示している。この図3に示
された例は上記偽造防止マーク4を金属蒸着から得るよ
うにしたものである。この例にあっては、図3(イ)に
示すように、まず、転写基材9に金属蒸着層10を有す
る金属蒸着層転写シート11を用いるもので、この金属
蒸着層転写シート11における前記金属蒸着層10の表
面に接着剤6を塗布する。そして、用紙本体2の片面に
前記接着剤6からなる接着剤層6aを介して金属蒸着層
転写シート11を貼り合わせ、図3(ロ)に示すよう
に、接着剤6の硬化した後に前記転写基材9を剥離して
金属蒸着層10を転写し、この用紙本体2の片面に金属
薄層8を形成する。
【0009】この後、用紙本体2の片面の金属薄層8に
対して、偽造防止マーク4のネガパターンでレーザー光
を照射して不要な金属薄層8の部分を昇華させて除去
し、図3(ハ)に示すように、このレーザー光を照射し
てなる昇華によって用紙本体2の片面に偽造防止マーク
4を形成する。これによって偽造防止用紙1が得られ
る。
【0010】ネガパターン部分を昇華除去するレーザー
光の照射条件の例を以下に示す。
【0011】
【表1】 ◎レーザー照射条件 ・出力50W、100Wの炭酸ガスレーザー発信器とガルバノメータを使用 ・走査速度:500〜1000mm/sec (金属箔の場合) 金属箔厚(μm) レーザー出力(W) 走査速度(mm/sec) 10 50 800 (金属蒸着層の場合) 金属蒸着層厚(μm) レーザー出力(W) 走査速度(mm/sec) 0.5 100 500 0.1 50 500 0.01 50 800 ◎蒸着層 金属蒸着層厚(μm) 幅(mm) 長さ(cm) 0.2 1 10 0.2 5 10 0.2 1 5 0.02 1 10 0.02 5 10 0.02 5 5
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の偽造防止
用紙の作成方法によれば、文字や図柄などの情報が設け
られる情報掲載面側に高輝度の偽造防止マークを備えた
用紙を作成するに当たり、用紙の情報掲載面側に接着剤
を介して金属薄層を設け、該金属薄層に対するレーザー
光の照射による偽造防止マーク以外の金属薄層を昇華除
去して、金属薄層からなる高輝度の偽造防止マークを形
成することを特徴とするものである。このように、金属
薄層に対してレーザー光をパターン状に、特に可変情報
に対応するパターン状に照射することは容易であって、
金属薄層における不要部分を昇華除去するようにしたた
め、任意な文字、図柄の偽造防止マークの形成が効率的
に行えるようになり、安価に偽造防止用紙を形成できる
ようになるなど、実用性に優れた効果を奏するものであ
る。そして、金属薄層を、転写基材に蒸着形成されて転
写基材から保持体側に転写された金属蒸着層としたり、
金属箔から金属薄層を得るようにすれば、保持基体に配
置した金属薄層の表面がより一層平滑なものとするとが
できる。さらに、上記金属薄層の表面にレーザー光吸収
剤を塗布するようにすれば、金属薄層の厚さが厚くとも
レーザー光照射によるパターン形成が高解像度にて行え
るようになるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る偽造防止用紙の作成方法による用
紙を示す説明図である。
【図2】本発明に係る偽造防止用紙の作成方法を金属箔
を用いた一例で示す説明図である。
【図3】本発明を金属蒸着転写シートを用いた一例で示
す説明図である。
【符号の説明】
1…偽造防止用紙 2…用紙本体 4…偽造防止マーク 5…金属箔 6…接着剤 6a…接着剤層 7…レーザー光吸収剤 8…金属薄層 9…転写基材 10…金属蒸着層 11…金属蒸着層転写シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字や図柄などの情報が設けられる情報掲
    載面側に高輝度の偽造防止マークを備えた用紙を作成す
    るに当たり、用紙の情報掲載面側に接着剤を介して金属
    薄層を設け、該金属薄層に対するレーザー光の照射によ
    る偽造防止マーク以外の金属薄層を昇華除去して、金属
    薄層からなる高輝度の偽造防止マークを形成することを
    特徴とする偽造防止用紙の作成方法。
  2. 【請求項2】上記金属薄層は、転写基材に蒸着形成され
    てこの転写基材から上記用紙側に転写された金属蒸着層
    である請求項1に記載の偽造防止用紙の作成方法。
  3. 【請求項3】上記金属薄層は、金属箔である請求項1に
    記載の偽造防止用紙の作成方法。
  4. 【請求項4】上記金属薄層の表面にレーザー光吸収剤を
    塗布する請求項1から3の何れか一項に記載の偽造防止
    用紙の作成方法。
JP18948799A 1999-07-02 1999-07-02 偽造防止用紙の作成方法 Pending JP2001022112A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015529578A (ja) * 2012-07-12 2015-10-08 エントラスト データカード コーポレイション アブレーションされた箔要素を有する安全な識別ドキュメント
JP2017138460A (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 日本写真印刷株式会社 加飾蒸着ラベル、その製造方法、ラベル貼付け加飾装置と加飾蒸着ラベルを貼付けた化粧容器の展示方法

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