JP2001021285A - 内面溝付伝熱管 - Google Patents

内面溝付伝熱管

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JP2001021285A
JP2001021285A JP11194347A JP19434799A JP2001021285A JP 2001021285 A JP2001021285 A JP 2001021285A JP 11194347 A JP11194347 A JP 11194347A JP 19434799 A JP19434799 A JP 19434799A JP 2001021285 A JP2001021285 A JP 2001021285A
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heat transfer
tube
regions
circumferential
transfer tube
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JP11194347A
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Toshiaki Hashizume
利明 橋爪
Koji Yamamoto
孝司 山本
Yasutoshi Mori
康敏 森
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣合う幅方向領域間の境界線の部分で冷媒の
乱流が抑制されることなく、攪拌による伝熱性能がより
大きい伝熱管を提供することにある。 【解決手段】 管の内面は長さ方向に沿って所定長さの
第1の長さ方向領域L1と所定長さの第2の長さ方向領
域L2とが交互に位置するように区分され、各長さ方向
領域L1,L2は管の周方向に沿って複数の周方向領域
W1〜Wnに区分され、第1の長さ方向領域L1の隣り
合う周方向領域W1,W2相互の境界線12と、第2の
長さ方向領域L2の隣り合う周方向領域W1,W2相互
の境界線12とは、管の周方向の位置を異にしており、
各長さ方向領域L1,L2の隣り合う周方向領域W1,
W2には管軸に対するねじれ角を逆にした多数の平行な
フィン10,11がそれぞれ形成されていることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調機用等の熱交
換器に使用される内面溝付伝熱管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱交換器等において蒸発管又は凝縮管と
して使用され、高い熱交換性能が得られる内面溝付伝熱
管としては、例えば特開平9−42880号公報に記載
されているように、管内面に周方向に沿ってジグザグ状
に平行する多数のフィンを形成した伝熱管が提案されて
いる。前記公報に記載された内面溝付伝熱管は、図7で
示されているように、伝熱管6の内周面は周方向に沿っ
て複数の領域R1〜Rnに区分されており、管内面を展
開した状態において、奇数番目の領域R1・・・には管
軸に対するねじれ角θ1=10〜25°である多数のフ
ィン60を平行に形成する一方、偶数番目の領域R2・
・・には管軸に対するねじれ角−θ1=−10〜−25
°である多数のフィン61を平行に形成したものであ
る。この伝熱管は、周面に前記フィン60,61に対応
する多数の溝を形成した溝付ロールと、周面が平滑な平
滑ロールとを具備した圧延機を使用し、所定幅の金属条
を繰り出しながら、この金属条を前記圧延機で圧延する
ことによりその一面に前述のようにフィンを形成した
後、当該金属条を成形ロール群を備えたフォーミング装
置によりフィンが内側になるように管状に成形し、次い
で金属条の突き合わせ部を溶接し、これを仕上げダイス
に通して製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7の内面溝付伝熱管
6は、領域R1,R2相互の境界線(フィン60,61
のV字状の合流部又は分流部)62の両側で二種の冷媒
の流れ方向を形成し、より大きな乱流によって伝熱性能
を向上させるものである。しかしながら、乱流効果が最
も期待される境界線62は管軸方向に沿って直線状に連
続して形成されているため、上流側の境界線(合流部)
62で発生した冷媒の乱流は、より下流方向に位置する
境界線62の部分で発生する冷媒の乱流と干渉し、下流
側の境界線62の部分での乱流効果が抑制される。
【0004】本発明の目的は、溶接によって造管され、
かつ周方向に沿って複数の領域に区分され、それぞれの
領域に向きを異にする多数のフィンを有する内面溝付伝
熱管において、隣り合う領域間の境界線の部分で冷媒の
乱流が抑制されることなく、攪拌効果が大きい伝熱管を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る内面溝付伝
熱管は、前述の課題を解決するため以下のように構成し
たものである。すなわち、請求項1に記載の内面溝付伝
熱管は、管の内面は長さ方向に沿って所定長さの第1の
長さ方向領域L1と所定長さの第2の長さ方向領域L2
とが交互に位置するように区分され、各長さ方向領域L
1,L2は管の周方向に沿って複数の周方向領域W1〜
Wnに区分され、第1の長さ方向領域L1の隣り合う周
方向領域W1,W2相互の境界線12と、第2の長さ方
向領域L2の隣り合う周方向領域W1,W2相互の境界
線12とは、管の周方向の位置を異にしており、各長さ
方向領域L1,L2の隣り合う周方向領域W1,W2に
は管軸に対するねじれ角を逆にした多数の平行なフィン
10,11がそれぞれ形成されていることを特徴として
いる。
【0006】請求項2に記載の内面溝付伝熱管は、請求
項1に記載の伝熱管を展開した状態において、各長さ方
向領域L1,L2の奇数番目の周方向領域W1・・・に
は管軸に対して正方向の所定のねじれ角θを有する平行
な多数のフィン10が形成されている一方、偶数番目の
周方向領域W2・・・には管軸に対して逆方向の所定の
ねじれ角−θを有する平行な多数のフィン11が形成さ
れていることを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の内面溝付伝熱管は、請求
項1に記載の伝熱管を展開した状態において、第1の長
さ方向領域L1の奇数番目の周方向領域W1・・・には
管軸に対して正方向の所定のねじれ角θを有する平行な
多数のフィン10が形成されている一方、第1の長さ方
向領域L1の偶数番目の周方向領域W2・・・には管軸
に対して逆方向の所定のねじれ角−θを有する平行な多
数のフィン11が形成され、第2の長さ方向領域L2の
偶数番目の周方向領域W2・・・には管軸に対して正方
向の所定のねじれ角θを有する平行な多数のフィン10
が形成されている一方、第2の長さ方向領域L2の奇数
番目の周方向領域W1・・・には管軸に対して逆方向の
所定のねじれ角−θを有する平行な多数のフィン11が
形成されていることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図6を参照しながら、本発
明に係る内面溝付伝熱管の好ましい実施形態を説明す
る。 第1実施形態 図1は請求項1及び2に対応する形態の内面溝付伝熱管
の内面を展開して示した部分展開図である。
【0009】金属製(この形態では銅)の伝熱管1の内
面は、長さ方向に沿って所定長さの第1の長さ方向領域
L1と所定長さの第2の長さ方向領域L2とが交互に位
置するように区分されている。各長さ方向領域L1,L
2は管1の周方向に沿って複数(この実施形態では二
つ)の周方向領域W1〜Wnに区分され、しかも、第1
の長さ方向領域L1の隣り合う周方向領域W1,W2相
互の境界線12と、第2の長さ方向領域L2の隣り合う
周方向領域W1,W2相互の境界線12とは、管の周方
向の位置を異にしている。各長さ方向領域L1,L2の
隣り合う周方向領域W1,W2には、管軸に対するねじ
れ角を逆にした多数の平行なフィン10,11が形成さ
れている。
【0010】この実施形態の内面溝付伝熱管において、
第1の長さ方向領域L1の周方向領域W1とW2の幅は
1:3の割合であり、第2の長さ方向領域L2の周方向
領域W1とW2の幅は3:1の割合である。各第1の長
さ方向領域L1の隣合う周方向領域W1,W2相互の境
界線12は、管1の周方向の位置を同じくし、各第2の
長さ方向領域L2の隣り合う周方向領域W1,W2相互
の境界線12は、管1の周方向の位置を同じくしてい
る。
【0011】伝熱管1を展開した状態において、各長さ
方向領域L1,L2の奇数番目の周方向領域W1には管
軸に対して正方向(この実施形態では、管1を展開した
状態において右ねじ方向のねじれ角を「正方向」とし、
その逆を「逆方向」とする。)の所定のねじれ角θを有
する平行な多数のフィン10が形成されている一方、偶
数番目の周方向領域W2には管軸に対して逆方向の所定
のねじれ角−θを有する平行な多数のフィン11が形成
されている。したがって、第1及び第2の長さ方向領域
L1,L2において、隣合う周方向領域W1,W2相互
間の境界線12の部分におけるフィン10,11相互の
合流角の向きはすべて同じである。各フィン10,11
の形状は、図6のように鋭角二等辺三角形である。hは
フィン高さを示し、αはフィン頂角を示している。
【0012】第1実施形態の伝熱管によれば、第1の長
さ方向領域L1の隣り合う周方向領域W1,W2相互の
境界線12と、第2の長さ方向領域L2の隣り合う周方
向領域W1,W2相互の境界線12とは、管の周方向の
位置を異にしている。すなわち、周方向領域W1,W2
相互の境界線12は管軸方向(管1の長さ方向)に沿っ
て連続することなく、不連続になっている。したがっ
て、上流側で発生した冷媒の乱流と下流側で発生した冷
媒の乱流とが干渉しなくなるほか、不連続な境界線12
によって冷媒の流れが大きく変化して攪拌されるので、
伝熱性能が向上する。
【0013】第1実施形態の伝熱管は図3で示すような
製造装置を使用して製造される。所定幅の金属条1aを
繰り出しながら、溝付ロール2と周面が平滑な平滑ロー
ル3とを備えた圧延機4により、金属条1aの上面に多
数のフィン10,11を形成し、図示されていないフォ
ーミング装置により、前記金属条1aを上面が内側にな
る状態で管状に成形し、その突き合わせ部を高周波溶接
装置5により溶接した後、図示されていない仕上げダイ
スで空引きすることにより所定の外径に縮径して仕上げ
る。溝付ロール2は図4のように、周面が周方向に沿っ
て管1の第1の長さ方向領域L1に対応する対の第1の
成形領域A,Aと、第2の長さ方向領域L2に対応する
対の第2の成形領域B,Bとに区分されている。この形
態の溝付ロール2は、二つのロールピース20,21を
一体的に組み合わせたものである。そして、一方のロー
ルピース20は、管1の第1の長さ方向領域L1におけ
る奇数番目の周方向領域W1のフィン10を形成する溝
20aが形成された二つの部分と、第2の長さ方向領域
L2の奇数番目の周方向領域W1のフィン10を形成す
る溝20bが形成された二つの部分とが一体となってい
る。他方のロールピース21は、第1の長さ方向領域L
1における偶数番目の周方向領域W2のフィン11を形
成する溝21aが形成された二つの部分と、第2の長さ
方向領域L2の偶数番目の周方向領域W2のフィン11
を形成する溝21bが形成された二つの部分とが一体と
なっている。
【0014】第2実施形態 図2は請求項3に対応する形態の内面溝付伝熱管の内面
を展開して示した部分展開図である。この実施形態の内
面溝付伝熱管は、管1を展開した状態において、第1の
長さ方向領域L1の奇数番目の周方向領域W1には管軸
に対して正方向の所定のねじれ角θを有する平行な多数
のフィン10を形成する一方、第1の長さ方向領域L1
の偶数番目の周方向領域W2には管軸に対して逆方向の
所定のねじれ角−θを有する平行な多数のフィン11を
形成している。また、第2の長さ方向領域L2の偶数番
目の周方向領域W2には管軸に対して正方向の所定のね
じれ角θを有する平行な多数のフィン10を形成する一
方、第2の長さ方向領域L2の奇数番目の周方向領域W
1には管軸に対して逆方向の所定のねじれ角−θを有す
る平行な多数のフィン11を形成している。前述のよう
に、第2の長さ方向領域L2においては、第1の長さ方
向領域L1とは、正方向のねじれ角θを有するフィン1
0と逆方向のねじれ角−θを有するフィン11とが入れ
代わっているので、第1の長さ方向領域L1における周
方向領域W1,W2相互間の境界線12におけるフィン
10,11の合流角と、第2の長さ方向領域L2におけ
る周方向領域W1,W2相互間の境界線12におけるフ
ィン10,11の合流角は、それらの向きが逆になって
いる。
【0015】第2実施形態の伝熱管においても、周方向
領域W1,W2相互の境界線12は管軸方向(管1の長
さ方向)に沿って連続することなく、不連続になってい
る。したがって、上流側で発生した冷媒の乱流と下流側
で発生した冷媒の乱流とが干渉しなくなるほか、不連続
な境界線12によって冷媒の流れが大きく変化して攪拌
されるので、伝熱性能が向上する。第2実施形態の内面
溝付伝熱管の他の構成や作用,効果は、第1実施形態の
伝熱管と同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0016】第2実施形態の伝熱管も、基本的には図3
で示すような製造装置を使用して第1実施形態の伝熱管
と同様な要領で製造されるが、圧延機4における溝付ロ
ール2の構成が異なっている。溝付ロール2は例えば図
5のように、周面が周方向に沿って管1の第1の長さ方
向領域L1に対応する対の第1の成形領域A,Aと、第
2の長さ方向領域L2に対応する対の第2の成形領域
B,Bとに区分されている。この形態の溝付ロール2
は、一つのロールピース22と二つのロールピース23
とさらに二つのロールピース24を一体的に組み合わせ
て構成している。ロールピース22は、管1の第1の長
さ方向領域L1における偶数番目の周方向領域W2のフ
ィン11を加工する溝22aが形成された二つの部分
と、第2の長さ方向領域L2の奇数番目の周方向領域W
1のフィン11を加工する溝22bが形成された二つの
部分とが一体となっている。他の二つのロールピース2
3,23は、第1の長さ方向領域L1の奇数番目の周方
向領域W1のフィン10を加工する溝23aが形成され
た一つの部分から構成されている。さらに他の二つのロ
ールピース24,24は、第2の長さ方向領域L2の偶
数番目の周方向領域W2のフィン11を加工する溝24
aが形成された一つの部分から構成されている。
【0017】実施例1 幅24mm,板厚0.40mmの銅からなる金属条を使
用し、図3のような装置(溝付ロール外径200mm、
平滑ロール外径120mm)により、外径7mm,フィ
ン10のねじれ角θ=20°,フィン11のねじれ角−
θ=−20°、各フィン10,11のフィン高さh=
0.20mm,フィン頂角α=20°であって、構成が
第1実施形態の伝熱管と同じである実施例1の伝熱管サ
ンプルを試作した。
【0018】実施例2 実施例1と同様な金属条を使用し、外径7mm,フィン
10のねじれ角θ=20°,フィン11のねじれ角−θ
1=−20°、各フィン10,11のフィン高さh=
0.20mm,フィン頂角α=20°であって、構成が
第2実施形態の伝熱管と同じである実施例2の伝熱管サ
ンプルを試作した。
【0019】比較例 実施例1と同様な金属条を使用し、外径7mm,フィン
60のねじれ角θ1=20°、フィン61のねじれ角−
θ1=−20°、各フィン60,61のフィン高さ=
0.20mm,フィン頂角=20°であって、図7のよ
うな構成の比較例の伝熱管サンプルを試作した。なお、
各実施例1,2と比較例1の伝熱管サンプルは、フィン
の数及び管長さを同じにした。
【0020】管内伝熱性能試験 実施例1,2の伝熱管サンプルと比較例の伝熱管サンプ
ルについて、以下の要領で管内伝熱性能試験を実施し
た。伝熱管サンプルを水平に設置し、管内に冷媒R22
を流し、管外で水冷により熱交換させながら、管の入口
及び出口の状態を空調機の熱交換器の入口及び出口の状
態と同等に調整して、管内凝縮時の熱伝達率及び管内圧
力損失、並びに管内蒸発時の熱伝達率及び管内圧力損失
を測定した。管内熱伝達率及び管内圧力損失は、各冷媒
流速における比較例の伝熱管サンプルの測定値を100
とした場合の割合で示した。実施例1の伝熱管と比較例
伝熱管との比較は表1及び2に、実施例2の伝熱管と比
較例伝熱管との比較は表3及び4にそれぞれ示した。
【0021】 表1 管内凝縮時の伝熱性能比(実施例1と比較例) 冷媒流速(kg/m2s) 管内熱伝達率比 管内圧力損失比 100 146 99 200 148 100 300 151 100 400 156 102 500 152 101
【0022】 表2 管内蒸発時の伝熱性能比(実施例1と比較例) 冷媒流速(kg/m2s) 管内熱伝達率比 管内圧力損失比 100 137 100 200 141 101 300 143 102 400 142 100 500 144 101
【0023】 表3 管内凝縮時の伝熱性能比(実施例2と比較例) 冷媒流速(kg/m2s) 管内熱伝達率比 管内圧力損失比 100 147 98 200 146 99 300 153 102 400 151 101 500 151 101
【0024】 表4 管内蒸発時の伝熱性能比(実施例2と比較例) 冷媒流速(kg/m2s) 管内熱伝達率比 管内圧力損失比 100 136 99 200 139 100 300 144 101 400 143 100 500 144 101
【0025】表1,2及び表3,4で示されているよう
に、本発明の実施例による内面溝付伝熱管は従来例であ
る比較例の内面溝付伝熱管と比べ、管内熱伝達率が凝縮
時で50%前後、蒸発時で40%前後それぞれ上昇した
一方、管内圧力損失はほぼ同等であった。
【0026】その他の実施形態 各長さ方向領域L1,L2における周方向領域の数や、
第1の長さ方向領域L1の隣り合う周方向領域相互の境
界線12と、第2の長さ方向領域L2の隣り合う周方向
領域相互の境界線12との周方向へのずれの量、θ及び
−θ等は伝熱管のサイズその他の条件によって適宜設定
される。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る内面溝付伝熱管によれば、
第1の長さ方向領域L1の隣り合う周方向領域W1,W
2相互の境界線12と、第2の長さ方向領域L2の隣り
合う周方向領域W1,W2相互の境界線12とは、管の
周方向の位置を異にしている。すなわち、周方向領域W
1,W2相互の境界線12は管軸方向(管1の長さ方
向)に沿って連続することなく、不連続になっている。
したがって、上流側で発生した冷媒の乱流と下流側で発
生した冷媒の乱流とが干渉しなくなるほか、不連続な境
界線12によって冷媒の流れが大きく変化して攪拌され
ることにより、伝熱性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2に対応する第1実施形態の内面溝付伝
熱管の内面を展開して示した部分展開図である。
【図2】請求項3に対応する第2実施形態の内面溝付伝
熱管の内面を展開して示した部分展開図である。
【図3】本発明に係る実施形態の内面溝付伝熱管を製造
するための製造装置の部分斜視図である。
【図4】第1実施形態の内面溝付伝熱管を製造するため
の溝付ロールの概略を示す分解斜視図である。
【図5】第2実施形態の内面溝付伝熱管を製造するため
の溝付ロールの概略を示す斜視図である。
【図6】第1実施形態の伝熱官の部分拡大断面図であ
る。
【図7】 従来の内面溝付伝熱管の一部を展開した部分
平面図である。
【符号の説明】
A 第1の成形領域 B 第2の成形領域 L1 第1の長さ方向領域 L2 第2の長さ方向領域 W1〜Wn 周方向領域 R1〜Rn 領域 θ,−θ,θ1,−θ1 フィンのねじれ角 1,6 伝熱管 1a 金属条 10,11,60,61 フィン 12,62 境界線(フィンの合流部又は分流部) 2 溝付ロール 20,21,22,23,24 ロールピース 20a,20b,21a,21b,22a,22b,2
3a,24a 溝 3 平滑ロール 4 圧延機 5 高周波溶接装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の内面は長さ方向に沿って所定長さの
    第1の長さ方向領域L1と所定長さの第2の長さ方向領
    域L2とが交互に位置するように区分され、 各長さ方向領域L1,L2は管の周方向に沿って複数の
    周方向領域W1〜Wnに区分され、 第1の長さ方向領域L1の隣り合う周方向領域W1,W
    2相互の境界線12と、第2の長さ方向領域L2の隣り
    合う周方向領域W1,W2相互の境界線12とは、管の
    周方向の位置を異にしており、 各長さ方向領域L1,L2の隣り合う周方向領域W1,
    W2には管軸に対するねじれ角を逆にした多数の平行な
    フィン10,11がそれぞれ形成されていることを特徴
    とする、内面溝付伝熱管。
  2. 【請求項2】 管を展開した状態において、各長さ方向
    領域L1,L2の奇数番目の周方向領域W1・・・には
    管軸に対して正方向の所定のねじれ角θを有する平行な
    多数のフィン10が形成されている一方、偶数番目の周
    方向領域W2・・・には管軸に対して逆方向の所定のね
    じれ角−θを有する平行な多数のフィン11が形成され
    ていることを特徴とする、 請求項1に記載の内面溝付伝熱管。
  3. 【請求項3】 管を展開した状態において、第1の長さ
    方向領域L1の奇数番目の周方向領域W1・・・には管
    軸に対して正方向の所定のねじれ角θを有する平行な多
    数のフィン10が形成されている一方、第1の長さ方向
    領域L1の偶数番目の周方向領域W2・・・には管軸に
    対して逆方向の所定のねじれ角−θを有する平行な多数
    のフィン11が形成され、 管を展開した状態において、第2の長さ方向領域L2の
    偶数番目の周方向領域W2・・・には管軸に対して正方
    向の所定のねじれ角θを有する平行な多数のフィン10
    が形成されている一方、第2の長さ方向領域L2の奇数
    番目の周方向領域W1・・・には管軸に対して逆方向の
    所定のねじれ角−θを有する平行な多数のフィン11が
    形成されていることを特徴とする、 請求項1に記載の内面溝付伝熱管。
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