JP2000009392A - 内面溝付伝熱管及び内面溝付伝熱管用金属条加工ロール - Google Patents

内面溝付伝熱管及び内面溝付伝熱管用金属条加工ロール

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JP2000009392A
JP2000009392A JP33266698A JP33266698A JP2000009392A JP 2000009392 A JP2000009392 A JP 2000009392A JP 33266698 A JP33266698 A JP 33266698A JP 33266698 A JP33266698 A JP 33266698A JP 2000009392 A JP2000009392 A JP 2000009392A
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roll
tube
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groove
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Yasutoshi Mori
康敏 森
Koji Yamamoto
孝司 山本
Kenji Nakamizo
賢治 中溝
Toshiaki Hashizume
利明 橋爪
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/10Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
    • F28F1/40Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only inside the tubular element

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒の乱流相互の干渉を抑制し、併せて、冷
媒の乱流発生部分を管の内周方向へ順次誘導して、管内
熱伝達性能をより向上させることができる内面溝付伝熱
管、及びそれを製造するための加工ロールを提供するこ
と。 【解決手段】 内面を管軸方向Lに沿って連続する複数
の領域W1,W2に区分し、隣合う領域W1,W2に
は、管軸方向Lに対するリード角θ,θ’,フィン頂角
α,α’及びフィンピッチp,p’の少なくとも一種を
異にするフィン10,11を多数形成し、隣合う領域W
1,領域W2相互の境界線部aを管軸方向Lに対して蛇
行させたことを特徴とする。加工ロールは、外周面に溝
20,21を多数形成した複数のロールピース2a,2
bを軸方向に沿って重ねた状態で組み合わせ、隣合うロ
ールピース2a,2b相互の接触面cを傾斜面にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍機や空調機
などの熱交換器に使用される内面溝付伝熱管と、このよ
うな内面溝付伝熱管用の金属条を圧延加工するための金
属条加工ロールに関するものである。さらに具体的に
は、金属管内面が管軸方向に沿って連続する複数の領域
に区分され、隣合う領域にフィンパターン(管軸方向に
対するフィンのリード角,フィイン頂角及びフィンピッ
チ等)の異なる微小で平行なフィンがそれぞれ形成され
ている内面溝付伝熱管と、そのような伝熱管用の金属条
を圧延加工するのに適する金属条加工ロールに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】金属管内面が管軸方向に沿って連続する
複数の領域に区分され、隣合う領域にフィンパターンを
異にしたフィンが多数形成されている内面溝付伝熱管
は、例えば特開平3−13796号公報や特開平4−1
58193号に記載されている。前記特開平3−137
96号公開特許公報に記載されている内面溝付伝熱管
を、図19を参照しながら説明する。金属管1の内面
は、管軸方向Lに沿って連続する複数の領域W1,W
2,W1,W2に区分されており、隣合う領域W1とW
2には、それぞれ管軸方向Lに対して逆方向のリード角
θ,θ’を有する微小なフィン10,11が多数平行に
形成されている。
【0003】図19の内面溝付伝熱管を製造するには、
例えば銅又は銅合金よりなる一定幅の帯状の金属条1a
を、図20で示すような加工ロール3と、この加工ロー
ル3に押し付けられる表面が平滑な図示しない受けロー
ルとの間に通して圧延する。加工ロール3は、所定厚み
を有する円盤状の複数のロールピース3a,3b,3
a,3bを軸方向に沿って重ねた状態で組み合わせた所
定長さのロールであって、それぞれ隣合うロールピース
3a,3bの外周面には、軸方向に対するリード角θ
1,θ1’を互いに逆になった微小で平行な溝30,3
1が多数密に形成されている。したがって、圧延された
図19の金属条1aの一面には、各加工ロール3a,3
bの前記多数の溝30,31が転写されることにより、
前述のような多数のフィン10,11がそれぞれ形成さ
れる。次いで、前記金属条1aを、そのフィン転写面が
内側になる状態で図示しない電縫装置にセットし、この
電縫装置へ多段状に設置された各対の成形ロール群の間
に通して幅方向に丸め、幅方向の突き合わされた端部相
互を溶接して管状に成形する。さらに、管状成形品の溶
接ビード部を削除し、これを所定の引抜き装置で空引き
して所定の径に縮径することにより、図19のような金
属管1を成形する。
【0004】図19の伝熱管によれば、管内部の冷媒が
例えば図19の上方へ流れるときには、冷媒はフィン1
0,11に案内されてそれぞれ隣合う各領域W1,W2
の境界線部a’に向かって流れ、当該境界線部a’の部
分で互いに衝突・乱流し、この乱流により冷媒の中に温
度勾配が生じるのを防いで管内伝熱性能を高める。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の伝熱管
は、これを熱交換器に組み込んだ場合、前記境界線部
a’において、冷媒の乱流を促進することにより伝熱性
能を向上させることができた。しかしながら、境界線部
a’が管軸方向Lと平行であって、この境界線部a’に
おける冷媒の流れ方向前方に発生する乱流がその後方に
発生する乱流と干渉し合い、乱流効果が互いに打ち消さ
れるため充分な伝熱性能の向上を達成することができな
かった。また、管軸方向Lに沿う温度勾配は解消するこ
とができるが、周方向に沿って温度勾配を生じ易いこと
により、充分な伝熱性能の向上を達成することができな
いという課題があった。
【0006】この発明の目的は、隣合う領域W1,W2
相互の境界線部において、管軸方向に移動する冷媒の乱
流相互の干渉を抑制し、併せて、冷媒の乱流発生部分を
管の内周方向へ順次誘導することにより、管内熱伝達性
能をより向上させることができる内面溝付伝熱管を提供
することにある。この発明の他の目的は、前述のような
目的を達成することができる内面溝付伝熱管用の金属条
を、円滑に加工することができる金属条加工ロールを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による内面溝付
伝熱管は、前述の課題を解決するため以下のように構成
したものである。すなわち、請求項1に記載の内面溝付
伝熱管は、金属管1の内面が、管軸方向Lに沿って連続
する複数の領域W1,W2に区分され、隣合う領域W
1,W2には多数の微小で平行なフィン10,11がそ
れぞれ形成され、隣合う一方の領域W1のフィン10と
他方の領域W2のフィン11は、管軸方向Lに対するリ
ード角θ,θ’,フィン頂角α,α’及びフィンピッチ
p,p’の少なくとも一種を異にし、少なくとも一の領
域W1と当該領域W1に隣合う他の領域W2との間の境
界線部aは、前記金属管1の管軸方向Lに対して蛇行し
ていることを特徴とするものである。
【0008】請求項2に記載の内面溝付伝熱管は、請求
項1に記載の内面溝付伝熱管において、前記隣合う一方
の領域W1に形成されているフィン10と他方の領域W
2に形成されているフィン11は、前記管軸方向Lに対
するリード角θ,θ’が逆であることを特徴としてい
る。
【0009】請求項3に記載の内面溝付伝熱管は、請求
項1又は2に記載の内面溝付伝熱管において、前記隣合
う領域W1,W2相互の前記境界線部aが、前記管軸方
向Lに対して一定の蛇行ピッチPで蛇行しており、当該
蛇行ピッチPは前記金属管1の断面外周長Wの8〜60
倍であることを特徴としている。
【0010】請求項1〜3のいずれかに記載の内面溝付
伝熱管において、前記隣合う領域W1,W2の各フィン
10,11の断面はほぼ鋭角三角形であり、それらの各
フィン10,11の頂角αは10〜30°であるのが好
ましい。
【0011】請求項1〜3に記載の内面溝付伝熱管にお
いて、前記隣合う一方の領域W1の各フィン10の前記
リード角θは15°〜50°であり、他方の領域W2の
各フィン11の前記リード角θ’は−15°〜−50°
であるのが好ましい。
【0012】請求項1〜3に記載の内面溝付伝熱管にお
いて、前記隣合う領域W1,W2における各フィン1
0,11のフィン高さhは、前記金属管1の外径Rの1
/15〜1/70であるのが好ましい。
【0013】この発明による請求項4に記載の内面溝付
伝熱管用金属条加工ロールは、前述の課題を解決するた
め、複数のロールピース2a,2bを軸方向に沿って重
ねた状態で組み合わせた所定長さのロールであって、隣
合うロールピース2a,2bの外周面には多数の微小で
平行な溝20,21がそれぞれ形成され、隣合う一方の
ロールピース2aの溝20と他方のロールピース2bの
溝21は、軸方向に対するリード角θ1,θ1’,溝底
角α1,α1 ’及び溝ピッチp1,p1’の少なくとも
一種を異にし、少なくとも一のロールピース2aと当該
ロールピース2aと隣合う他のロールピース2b相互の
接触面cは、当該各ロールピース2a,2bの軸方向に
対して所定の傾斜角を有する傾斜面であることを特徴と
している。
【0014】この発明による請求項5に記載の内面溝付
伝熱管用金属条加工ロールは、前述の課題を解決するた
め、複数のロールピース2a,2bを軸方向に沿って重
ねた状態で組み合わせた所定長さのロールであって、隣
合うロールピース2a,2bの外周面には多数の微小で
平行な溝20,21がそれぞれ形成され、隣合う一方の
ロールピース2aの溝20と他方のロールピース2bの
溝21は、軸方向に対するリード角θ1,θ1’,溝底
角α1,α1’及び溝ピッチp1,p1’の少なくとも
一種を異にし、少なくとも一のロールピース2aと当該
ロールピース2aと隣合う他のロールピース2b相互の
接触面cは、当該各ロールピース2a,2bの軸方向に
対してそれぞれ異なった傾斜角を有する複数の連続した
傾斜面であることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図18を参照しながら、こ
の発明による内面溝付伝熱管の好ましい実施形態を説明
する。 第1実施形態 図1はこの発明による第1実施形態の内面溝付伝熱管を
示す部分展開平面図、図2は第1実施形態の内面溝付伝
熱管を製造するのに適する金属条加工ロールの概略正面
図、図3は第1実施形態の内面溝付伝熱管が製造される
前の圧延金属条の部分拡大断面図である。
【0016】脱酸銅からなる厚み0.25mm、周長W
(圧延金属条1aの幅)=21mm(外径≒6.7mm)の
金属管1の内面は、周方向に沿って幅が変化しかつ管軸
方向Lに沿って連続する4つの領域W1,W2,W1,
W2に区分されている。金属管1の展開された部分は圧
延金属条1aを示しているが、圧延金属条1aの両側の
互いに隣合う領域W1,W2相互の境界線部aは、管軸
方向Lに対して一定の蛇行ピッチP≒377mm,一定の
蛇行幅(6mm)で規則的に蛇行しており、中央の隣合う
領域W2,W1相互の境界線部bは管軸方向Lと平行で
ある。
【0017】奇数番目の各領域W1には、管軸方向Lに
対するリード角θ=20°、図3で示すフィン高さ(溝
底からの高さ)h=0.2mm、頂角α=30°のフィン
10が平行に多数形成され、前記領域W1と隣合う偶数
番目の各領域W2には、管軸方向Lに対して逆方向のリ
ード角θ’=−20°、フィン高さh’=0.2mm、頂
角α’=30°のフィン11が平行に多数形成されてい
る。圧延金属条1aの幅方向両側縁には、幅の狭い平滑
部12が形成されている。各フィン10,11のそれぞ
れのピッチp,p’(金属管1の輪切り状断面外周にお
けるフィン頂部中心相互の平均間隔)は、平均約0.3
1mmになるように設定されている。
【0018】第1実施形態の内面溝付伝熱管を製造する
には、図2のような金属条加工ロール2が使用される。
この加工ロール2は、超硬合金からなる複数のロールピ
ース2a,2b,2a,2bを軸方向に沿って重ねた状
態で軸22へ固定したもので、隣合う一組のうちの一方
のロールピース2aと他方のロールピース2b相互の接
触面cは、当該ロールピース2a,2bの軸方向に対し
て所定の傾斜角θ2を有する傾斜面で形成されている。
左から二番目のロールピース2bと三番目のロールピー
ス2aの相互の接触面dは、軸方向に対して直角であ
る。ロールピース2a,2bの外周面には、前記金属管
1のフィン10,11と対応するように、軸方向に対す
るリード角θ1,θ1’を逆にした互いに平行な多数の
溝20,21が同ピッチ(ロール2の長さ方向に対する
溝頂部相互の間隔)で形成されている。この形態の加工
ロール2において、各ロールピース2a,2bの外径
(溝底部の外径)は120mm、隣合うロールピース2
a,2b相互の接触面cの軸方向に対する傾斜角度θ2
≒3°、溝20,21の軸方向に対するリード角θ1,
θ1’=±20°である。
【0019】前記実施形態のような加工ロール2と、平
面が平滑な図示しない受けロールとで金属条を圧延する
と、前記各ロールピース2a,2bとそれらに形成され
た多数の溝20,21に対応して、図1のように、圧延
金属条1aの一面には四つの領域W1,W2,W1,W
2が形成されるとともに、各領域W1,W2には多数の
微小で平行なフィン10,11が形成される。圧延金属
条1aにおいて、左から奇数番目の領域W1と偶数番目
の領域W2との各境界線部aは、加工ロール2における
隣合う奇数番目の各ロールピース2aと偶数番目のロー
ルピース2b相互の接触面cの傾斜角度に応じた蛇行幅
と、各ロールピース2a,2bの断面周長に応じたピッ
チP(≒377mm)で、管軸方向に対して蛇行した状態
に形成される。図1のように、一面の各領域W1,W2
領域に多数のフィン10,11が加工された圧延金属条
1aを、前述した従来方法と同様な要領で造管し、図1
のような金属管1に仕上げる。
【0020】この実施形態の内面溝付伝熱管である金属
管1によれば、これを図示しない熱交換器に組み込み、
管内で管軸方向Lに沿って(図1の下方より上方に)冷
媒を移動させる際、冷媒は隣合う領域W1,W2に形成
されたフィン10,11に沿って流れ、両領域W1,W
2の境界線部aで衝突・乱流し、この乱流によって冷媒
と管内面との熱交換を促進させて伝熱効率を高める。こ
のとき、冷媒が衝突・乱流する領域W1,W2相互間の
境界線部aは、管軸方向Lに対して蛇行していて、冷媒
の衝突・乱流発生部(境界線部a)の管内周方向の位置
が、冷媒の移動方向の前後において少しずつ異なってい
るため、冷媒の流れ方向前方に発生する乱流がその後方
に発生する乱流と干渉し合うのが抑制され、これによっ
て伝熱効率が低下するのを防止することができる。ま
た、冷媒の衝突・乱流部が蛇行した境界線部aに沿って
管内周方向へ蛇行状に移動するので、周方向に沿う温度
勾配が抑制され、充分な伝熱性能の向上を図ることがで
きる。
【0021】実施例1 脱酸銅の金属条を使用し、管の内周面を管軸方向に連続
する四つの領域W1,W2,W1,W2に区分し、断面
外周長W(金属条の幅)=21mm、肉厚(溝底肉厚)t
=0.25mm、隣合う領域W1,W2間の境界線部aの
蛇行ピッチP=30W(630mm)、境界線部aの蛇行
幅=6mm、フィン10,11の高さh,h’=0.2m
m、フィン10,11のピッチp,p’=0.31mm、
フィン頂角α,α’=30°、フィン10の管軸方向L
に対するリード角θ=20°、フィン11の同リード角
θ’=−20°であって、図1のような形態の本発明に
よる実施例の伝熱管を製造した。 比較例1 脱酸銅の金属条を使用し、管の内周面を周方向へ均等に
四つの領域W1,W2,W1,W2に区分し、断面外周
長W=21mm、肉厚(溝底肉厚)t=0.25mm、フィ
ン10,11の高さh=0.2mm、フィン10,11の
ピッチ=0.31mm、各フィン頂角=30°、フィン1
0の管軸方向Lに対するリード角θ=20°、フィン1
1の同リード角θ’=−20°であって、図19のよう
な従来形態による比較例の伝熱管を製造した。
【0022】前記実施例1の伝熱管と比較例1の伝熱管
について、冷媒流速を変化させて、各冷媒流速毎に凝縮
熱伝達率と蒸発熱伝達率を測定し、これらの熱伝達率比
を表1及び表2に示した。各熱伝達率比は、両伝熱管に
ついて単管の状態で測定装置により各10回測定し、そ
の平均値を求め、比較例伝熱管の各冷媒流速における各
測定値を100として比較してある。表1及び表2で示
されているように、この発明による実施例の伝熱管は、
比較例の伝熱管に対し、凝縮熱伝達率で48〜62%、
蒸発熱伝達率で28〜38%熱伝達性能の向上が確認さ
れた。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】実施例2 フィン10,11の頂角α,α’を5〜40°の範囲で
変化させ、各隣接の領域W1,W2間の境界線部aの蛇
行ピッチP=30W(但し、W=管の断面外周長)であ
って、他の構成要素が実施例1の伝熱管と同じである8
種の実施例伝熱管を製造した。そして、これらの各伝熱
管について、冷媒流速を200kg/m2 sとした場合
の凝縮熱伝達率を測定し、各実施例伝熱管の凝縮熱伝達
率比を表3に示した。各伝熱管の熱伝達率比は、それぞ
れ単管の状態で測定装置により10回測定し、その平均
値を求め、フィン頂角α,α’=30°である実施例伝
熱管の凝縮熱伝達率比を100として比較した。表3で
示されているように、管径やフィン密度にもよるが、フ
ィン頂角α,α’は10〜30°であるのが好ましいこ
とが確認された。
【0026】
【表3】
【0027】第2実施形態 図4は第2実施形態の内面溝付伝熱管を製造するための
金属条加工ロールの概略正面図、図5は第2実施形態の
内面溝付伝熱管の部分展開概略平面図である。図4の金
属条加工ロール2は、相互の相対する接触面cがロール
の軸方向に対して一様に傾斜する傾斜面を形成し、他の
接触面dがロールの軸方向に対して垂直面を形成するロ
ールピース2a,2bを、三組組み合わせたもので、都
合六個のロールピースで構成されている。奇数番目の各
ロールピース2a相互、及び偶数番目のロールピース2
b相互は、それぞれ正逆の姿勢になっている。
【0028】図4の金属条加工ロール2を使用して製造
される第2実施形態の内面溝付伝熱管において、圧延金
属条1aは図5のように加工される。第2実施形態の内
面溝付伝熱管は、第1実施形態の内面溝付伝熱管と比
べ、管軸方向Lに対して蛇行する境界線部aの数が多い
ので、管内で冷媒を図5の上方より下方へ流す場合、同
じ外径の伝熱管であれば熱伝達率がより向上する。ま
た、管の外径が大きい場合には、この実施形態の伝熱管
のように、管軸方向Lに沿って連続する領域W1,W2
の数と、両者間の蛇行する境界線部aを増やすことによ
って、その熱伝達率をより向上させることができる。第
2実施形態の内面溝付伝熱管の他の構成や作用,効果
は、第1実施形態の伝熱管と同様であるのでそれらの説
明は省略する。
【0029】第3実施形態 図6は第3実施形態の内面溝付伝熱管を製造するための
金属条加工ロールの概略正面図、図7は第3実施形態の
内面溝付伝熱管の部分展開概略平面図である。図6の金
属条加工ロール2は、相互の接触面cがロールの軸方向
に対して一様に傾斜する傾斜面を形成し、他の面がロー
ルの軸方向に対して垂直面を形成するロールピース2
a,2bを、二組組み合わせたものであり、奇数番目の
各ロールピース2a相互、及び偶数番目のロールピース
2b相互は、それぞれ同じ姿勢になっている。
【0030】図6の金属条加工ロール2を使用して製造
される第3実施形態の内面溝付伝熱管において、圧延金
属条1aは図7のように加工される。第3実施形態の内
面溝付伝熱管の内面には、管軸方向Lに対して蛇行した
2条の境界線部aが、管軸方向Lにおいて同位置で同じ
方向に同じ量蛇行する形状になる。第3実施形態の内面
溝付伝熱管の他の構成や作用,効果は、第1実施形態の
伝熱管と同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0031】第4実施形態 図8は第4実施形態の内面溝付伝熱管を製造するための
金属条加工ロールの概略正面図、図9は第4実施形態の
内面溝付伝熱管の部分展開概略平面図である。図8の金
属条加工ロール2は、相互の接触面cがロールの軸方向
と直角な面に対して一様に傾斜した傾斜面を形成するロ
ールピース2a,2bを、二組組み合わせたものであ
る。両端部のロールピース2a,2bの外側の端面は、
ロールの軸方向に対して直角な面に形成され、中央の隣
合うロールピース2b,2a相互の接触面cは、ロール
の軸方向と直角な面に対して一様に傾斜した傾斜面に形
成されている。
【0032】図8の金属条加工ロール2を使用して製造
される第4実施形態の内面溝付伝熱管において、圧延金
属条1aは図9のように加工される。第4実施形態の内
面溝付伝熱管の内面には、それぞれ図9において左側よ
り隣合う領域W1とW2、W2とW1、W1とW2相互
の間に、管軸方向Lに対して蛇行した境界線部a,a,
aがそれぞれ形成される。伝熱管内に図9の下方より上
方へ冷媒を流すときは、冷媒は両側部の各境界線部a,
aの部分で主として乱流し、図9の上方より下方へ冷媒
を流すときは、冷媒は中央部の境界線部aの部分で主と
して乱流する。したがって、圧延金属条1aの一面に、
伝熱管の管軸方向Lに沿って連続する五つの領域を形成
し、各領域の間にそれぞれ管軸方向Lに対して蛇行する
境界線部aを形成すれば、冷媒液がいずれの方向に流れ
るときも、冷媒液の乱流する境界線部aの数が同じにな
るので、当該伝熱管内にいずれの方向へ冷媒を流しても
熱伝達効率はほぼ同じになる。第4実施形態の内面溝付
伝熱管の他の構成や作用,効果は、第1実施形態の伝熱
管と同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0033】第5実施形態 図10は第5実施形態の内面溝付伝熱管を製造するため
の金属条加工ロールの概略正面図、図11は第5実施形
態の内面溝付伝熱管の部分展開概略平面図である。図1
0の金属条加工ロール2は、三個のロールピース2a,
2b,2aを組み合わせて構成したもので、両側の各ロ
ールピース2aと中央のロールピース2b相互の接触面
cは、ロールの軸方向に対して一様に傾斜しており、両
側のロールピース2a,2aは正逆の姿勢で中央のロー
ルピース2bと接している。
【0034】図10の金属条加工ロール2を使用して製
造される第5実施形態の内面溝付伝熱管において、圧延
金属条1aは図11のように加工される。第5実施形態
の内面溝付伝熱管の内面には、各領域W1,W2,W1
相互の間に、管軸方向Lに対して蛇行した境界線部aが
それぞれ形成され、各境界線部a,aは平行した状態に
なる。この実施形態の内面溝付伝熱管は、冷媒をいずれ
の方向に流しても熱伝達効率はほぼ等しくなる。第5実
施形態の内面溝付伝熱管の他の構成や作用,効果は、第
1実施形態の伝熱管と同様であるのでそれらの説明は省
略する。
【0035】第6実施形態 図12は第6実施形態の内面溝付伝熱管を製造するため
の金属条加工ロールの概略正面図、図13は第6実施形
態の内面溝付伝熱管の部分展開概略平面図である。図1
2の金属条加工ロール2は、四個のロールピース2a,
2b,2a,2bを、軸方向に沿って重ねる要領で組み
合わせて構成したもので、隣合う各ロールピース2a,
2b相互の表面には、軸方向に対するリード角θ1,θ
1’を逆にした状態の微小で平行な溝20,21がそれ
ぞれ多数形成されている。隣合うロールピース2a2b
との相互の接触面cは、ロール2の軸方向と直角な面に
対して所定の傾斜角θ2を有する傾斜面と、この傾斜面
と連続し、当該ロール2の軸方向と直角な面に対して逆
の傾斜角θ2’を有する傾斜面とから構成されている。
中央のロールピース2bと2aとの相互の接触面dは、
ロール2の軸方向に対して直角な面である。
【0036】図12の金属条加工ロール2を使用して製
造される第6実施形態の内面溝付伝熱管において、圧延
金属条1aは図13のように加工される。第6実施形態
の内面溝付伝熱管の内面は、前記各ロールピース2a,
2bに対応して四つの領域W1,W2,W1,W2に区
分され、隣合う領域W1,W2相互の間には、前記接触
面cに対応して管軸方向Lに対し一定のピッチPで蛇行
した境界線部aがそれぞれ形成され、各境界線部a,a
は対称的に蛇行し、かつ非平行になっている。中央の隣
合う領域W2,W1相互の境界線部bは管軸方向Lと平
行に形成される。隣り合う一方の領域W1には、前記溝
20に対応して管軸方向Lに対し所定のリード角θを有
する微小で平行なフィン10が形成され、その隣の領域
W2には、前記溝21に対応して管軸方向Lに対して前
記リード角θとは逆方向のリード角θ’を有する微小で
平行なフィン11が形成される。各フィン10,11相
互のピッチp,p’は同じである。
【0037】第6実施形態の金属条加工ロール2は、隣
合うロールピース2a,2b相互の接触面cが、ロール
2の軸方向と直角な面に対してそれぞれ異なる傾斜角を
有する連続した複数の傾斜面からなるので、第1実施形
態の金属条加工ロール2と比べ、ロール2の直径が比較
的大きくても、金属条1aに形成される隣合う領域W
1,W2相互の境界線部aの管軸方向Lに対する蛇行ピ
ッチPが小さくなる。このように、境界線部aの蛇行ピ
ッチPが小さく形成される結果、第6実施形態の内面溝
付伝熱管は第1実施形態の内面溝付伝熱管と比べ伝熱性
能がより向上する。この実施形態の金属条加工ロール及
び内面溝付伝熱管の他の構成及び作用効果は、第1実施
形態のものとほぼ同様である。
【0038】実施例3 脱酸銅の金属条を使用し、管の内周面を管軸方向に連続
する四つの領域W1,W2,W1,W2に区分し、断面
外周長W(金属条の幅)=20mm、肉厚(溝底肉厚)t
=0.25mm、隣合う領域W1,W2間の境界線部aの
蛇行ピッチP=15W(300mm)、境界線部aの蛇行
幅=6mm、フィン10,11の高さh,h’=0.2m
m、フィン10,11のピッチp,p’=0.22mm、
フィン頂角α,α’=25°、フィン10の管軸方向L
に対するリード角θ=20°、フィン11の同リード角
θ’=−20°であって、図13(第6実施形態)のよ
うな形態の本発明による実施例3の伝熱管を製造した。 比較例3 脱酸銅の金属条を使用し、管の内周面を周方向へ均等に
四つの領域W1,W2,W1,W2に区分し、断面外周
長W=20mm、肉厚(溝底肉厚)t=0.25mm、フィ
ン10,11の高さh=0.2mm、フィン10,11の
ピッチ=0.22mm、各フィン頂角=25°、フィン1
0の管軸方向Lに対するリード角θ=20°、フィン1
1の同リード角θ’=−20°であって、図19のよう
な従来形態による比較例3の伝熱管を製造した。
【0039】前記実施例3の伝熱管と比較例3の伝熱管
について、冷媒流速を変化させて、各冷媒流速毎に凝縮
熱伝達率と蒸発熱伝達率を測定し、これらの熱伝達率比
を表4及び表5に示した。各熱伝達率比は、両伝熱管に
ついて単管の状態で測定装置により各10回測定し、そ
の平均値を求め、各冷媒流速における比較例3の伝熱管
の各測定値を100として比較してある。表4及び表5
で示されているように、この発明による実施例3の伝熱
管は、比較例3の伝熱管に対し、凝縮熱伝達率で58〜
71%、蒸発熱伝達率で38〜48%熱伝達性能の向上
が確認された。
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】実施例4 各領域W1,W2間の境界線部aの蛇行ピッチPを、管
の断面外周長(金属条1aの幅)Wに対して4W〜80
Wの範囲で変化させ、他の構成要素が実施例3と同様な
20種の実施例4の伝熱管を製造した。そして、これら
の各伝熱管について、冷媒流速を200kg/m2 sと
した場合の凝縮熱伝達率を測定し、各実施例の伝熱管の
凝縮熱伝達率比と、金属条を圧延加工する際のロールチ
ッピング(加工ロール2の溝20,21の壊れ)の発生
状況とを表6に示した。各伝熱管の熱伝達率比は、それ
ぞれ単管の状態で測定装置により10回測定してその平
均値を求め、その値を、前記比較例3の伝熱管の凝縮熱
伝達率(冷媒流速200kg/m2 s)を100とした
ときの値に置き換えて表示した。ロールチッピングにつ
いては、金属条の圧延加工時にそれが発生したケースで
は×を、発生しなかったケースでは○をそれぞれ表示し
た。表6で示されているように、境界線部aの蛇行ピッ
チPが管の断面外周長Wの4倍の場合には熱伝達率は大
きいが、金属条の圧延時のロールチッピングが発生し
た。他方、境界線部aの蛇行ピッチPが管の断面周長W
の60倍を超えると、比較例に対して凝縮熱伝達率の差
が小さくなることが確認された。これは、蛇行ピッチP
が60Wを超えて境界線部aの単位長さ当たりの蛇行数
が極めて少なくなり、境界線部a上でのフィン突き合わ
せ部で発生する乱流が互いに干渉し合うことによるもの
と考えられる。以上の結果から、金属管1の外径や領域
W1,W2の数,フィン高さなどにもよるが、前記境界
線部aの管軸方向Lに対する蛇行ピッチPは管の断面外
周長Wの8〜60倍であることが好ましい。
【0043】
【表6】
【0044】実施例5 フィン10,11の管軸方向Lに対するリード角θ,
θ’を±5〜±60°の範囲で変化させ、各隣接の領域
W1,W2間の境界線部aの蛇行ピッチP=15W(W
=伝熱管の断面外周長)であって、他の構成要素が実施
例3の伝熱管と同じである12種の実施例伝熱管を製造
した。そして、これらの各実施例伝熱管について、冷媒
流速を200kg/m2 sとした場合の凝縮熱伝達率を
測定し、各実施例伝熱管の凝縮熱伝達率比を表7に示し
た。各伝熱管の熱伝達率比は、それぞれ単管の状態で測
定装置により10回測定してその平均値を求め、フィン
の管軸方向Lに対するリード角θ,θ’=±20°であ
る実施例伝熱管の凝縮熱伝達率比を100として比較し
た。表7で示されているように、管の外径その他の要素
にもよるが、フィン10のリード角θ=15〜50°、
フィン11のリード角θ’=−15〜−50°の範囲内
であるのが好ましいことが判明した。
【0045】
【表7】
【0046】実施例6 フィン高さhを金属管1の外径Rに対してR/80〜R
/10の範囲で変化させ、各隣接の領域W1,W2間の
境界線部aの蛇行ピッチP=15W(但し、W=管の断
面外周長)であって、他の構成要素が実施例3の伝熱管
と同じである15種の実施例伝熱管を製造した。そし
て、これらの各伝熱管について、冷媒流速を200kg
/m2 sとした場合の凝縮熱伝達率と凝縮圧力損失を測
定し、各実施例伝熱管の凝縮熱伝達率比と凝縮圧力損失
比を表8に示した。各伝熱管の熱伝達率比及び圧力損失
比は、それぞれ単管の状態で測定装置により10回測定
し、その平均値を求め、フィン高さh=R/40である
実施例伝熱管の凝縮熱伝達率比及び凝縮圧力損失比を1
00として比較した。表8で示されているように、フィ
ン高さhが大きくなるにしたがって、凝縮熱伝達率は高
くなるが凝縮圧力損失が大きくなる。両者を勘案する
と、フィン高さhはR/70〜R/15の範囲内である
のが好ましいことが分かる。
【0047】
【表8】
【0048】第7実施形態 図14は第7実施形態の内面溝付伝熱管を製造するため
の金属条加工ロールの概略正面図、図15は第7実施形
態の内面溝付伝熱管の部分展開概略平面図である。図1
4の金属条加工ロール2は、二個のロールピース2a,
2bを、軸方向に沿って重ねる要領で組み合わせて構成
したもので、隣合う各ロールピース2a,2b相互の表
面には、軸方向に対するリード角θ1,θ1’を逆にし
た状態の微小で平行な溝20,21がそれぞれ多数形成
されている。各溝20の溝底角α1と各溝21の溝底角
α1’は、前者の方が小さくなるように設定されてい
る。隣合うロールピース2a2bとの相互の接触面c
は、ロール2の軸方向と直角な面に対して所定の傾斜角
θ2を有する傾斜面で形成されている。
【0049】図14の金属条加工ロール2を使用して製
造される第7実施形態の内面溝付伝熱管において、圧延
金属条1aは図15のように加工される。第6実施形態
の内面溝付伝熱管の内面は、前記各ロールピース2a,
2bに対応して二つの領域W1,W2に区分され、隣合
う領域W1,W2相互の間には、前記接触面cに対応し
て管軸方向Lに対し一定のピッチPで蛇行した境界線部
aが形成される。隣り合う一方の領域W1には、前記溝
20に対応して管軸方向Lに対し所定のリード角θを有
する微小で平行なフィン10が形成され、その隣の領域
W2には、前記溝21に対応して管軸方向Lに対して前
記リード角θと方向及び量ともに同じであるリード角
θ’を有する微小で平行なフィン11が形成される。各
フィン10,11相互のピッチも同じである。前記溝2
0と前記溝21のそれぞれの溝底角α1,α1’の差に
応じて、領域W1のフィン10の頂角αは、領域W2の
フィン11の頂角α’よりも小さく形成される。
【0050】この実施形態の伝熱管は、隣り合う領域W
1,W2のフィン10,11は、それぞれの頂角α,
α’を異にしており、しかも、両領域W1,W2の境界
線部aは管軸方向に対して蛇行しているので、境界線部
aにおける流れ方向前後のフィン突き合わせ部分で冷媒
の乱流の相互干渉が妨げられ、伝熱性能のより高い内面
溝付伝熱管が得られる。この実施形態の伝熱管のその他
の構成や作用,効果は、第1実施形態の伝熱管とほぼ同
様である。
【0051】実施例7 脱酸銅の金属条を使用し、管の内周面を管軸方向に連続
する二つの領域W1,W2に区分し、断面外周長W(金
属条の幅)=20mm、肉厚(溝底肉厚)t=0.25m
m、隣合う領域W1,W2間の境界線部aの蛇行ピッチ
P=15W(300mm)、境界線部aの蛇行幅=10m
m、フィン10,11の高さh,h’=0.2mm、フィ
ン10,11のピッチp,p’=0.30mm、フィン1
0,11の管軸方向Lに対するリード角θ,θ’=20
°であって、各フィン10の頂角αを5〜30°の範囲
で変化させるとともに、各フィン11の頂角θ’を10
〜35°の範囲で変化させ、各フィン頂角α,α’が同
じでない(但し一例を除く)図15のような実施例伝熱
管を22本製造した。
【0052】そして、これらの各実施例伝熱管につい
て、冷媒流速200kg/m2 sに設定した場合の凝縮
熱伝達率比と凝縮圧力損失比を測定し、各実施例伝熱管
の凝縮熱伝達率比と凝縮圧力損失比とを表9に示した。
同時に、各伝熱管を拡管(管内に拡管バーを圧入するこ
とによって一定量拡管した)し、拡管時のフィン倒れに
ついても表9に示した。なお、各実施例伝熱管の凝縮熱
伝達率比と凝縮圧力損失比は、それぞれ単管の状態で測
定装置に10回測定してその平均値を求め、フィン10
の頂角αとフン11の頂角α’が、ともに25°である
伝熱管の凝縮熱伝達率比と凝縮圧力損失比とをそれぞれ
100として比較した。また、拡管時のフィン倒れに関
しては、フィン倒れが認められた場合には×印を、認め
られなかった場合には○印をそれぞれ表示した。
【0053】表9で示したように、フィン頂角α,α’
の中のいずれか一方が10°未満である場合には拡管時
にフィン倒れが発生した。他方、いずれか一方のフィン
頂角が30°を超えると凝縮熱伝達率の向上よりも凝縮
圧力損失が上回る傾向が認められた。したがって、各フ
ィン頂角α,α’は、10〜30°の範囲内で選択する
ことが好ましい。また、いずれか一方のフィン頂角が2
0°以下であって、他方のフィン頂角が30°以下の範
囲で、各フィン頂角α,α’に差を設けることで、伝熱
性能を向上させることができることが分かった。
【0054】
【表9】
【0055】第8実施形態 図16は第8実施形態の内面溝付伝熱管を製造するため
の金属条加工ロールの概略正面図、図17は第8実施形
態の内面溝付伝熱管の部分展開概略平面図である。図1
6の金属条加工ロール2は、三個のロールピース2a,
2b,2aを軸方向へ沿って重なるように組み合わせた
ものである。図の左側のロールピース2aと中央のロー
ルピース2bとの接触面c、及び中央のロールピース2
bと右側のロールピースcとの接触面cは、ロール2の
軸方向と直角な面に対して互いに逆方向の傾斜角を有す
る連続した二つの傾斜面から形成され、両側の接触面
c,cは対称的な形状になっている。ロールピース2
a,2aの周面には、ロール2の軸方向に対して一定の
リード角θ1を有する微小で平行な多数の溝20がそれ
ぞれ形成されている。中央のロールピース2bの周面に
は、ロール2の軸方向に対して前記リード角θ1の逆方
向のリード角θ1’を有する微小で平行な多数の溝21
が形成されている。各ロールピース2a,2aの周面に
形成された溝20は、その溝ピッチ(ロール幅方向に沿
う溝底中央相互間の間隔)p1が中央のロールピースの
溝21の溝ピッチp1’よりも小さく形成されている。
【0056】図16の金属条加工ロール2を使用して製
造される第8実施形態の内面溝付伝熱管において、圧延
金属条1aは図17のように加工される。第8実施形態
の内面溝付伝熱管の内面には、前記ロールピース1a,
2b,1aの接触面に対応して、それぞれ図17におい
て左側より隣合う領域W1とW2、領域W2とW1相互
の間に、管軸方向Lに対して一定のピッチPで蛇行した
境界線部a,a,がそれぞれ形成される。境界線部a,
aは互いに対称的な形状で蛇行する状態になる。両側の
各領域W1,W1には、管軸方向Lに対して所定のリー
ド角θを有する微小で平行な多数のフィン10が形成さ
れ、中央の領域W2には、管軸方向Lに対して前記リー
ド角θの逆方向のリード角θ’を有する微小で多数の平
行なフィン11が形成される。前記ロール2の溝20相
互のピッチp1は溝21相互のピッチp1’よりも小さ
いので、各領域W1,W1のフィン10相互のピッチp
も中央の領域W2のフィン11相互のピッチp’よりも
小さく形成される。
【0057】この実施形態の内面溝付伝熱管は、隣合う
領域W1,W2間の境界線部aが管軸方向Lに対して蛇
行しているのみでなく、隣合う領域W1,W2のフィン
10,11のリード各θ,θ’とが逆であるとともに、
フィン10,11のフィンピッチp,p’も異なってい
るので、境界線部aにおけるフィン10,11の合流部
での冷媒液の干渉がより少なく、したがって伝熱性能が
より向上する。この実施形態の内面溝付伝熱管の他の構
成や作用,効果は、第6実施形態の内面溝付伝熱管とほ
ぼ同様である。
【0058】その他の実施形態 この発明による内面溝付伝熱管用金属条加工ロールは、
例えば図18で示すように、複数の連続した傾斜面から
なる接触面cを介して隣合う一組のロールピース2a,
2bと、複数暖簾続した傾斜面からなる接触面cを介し
て隣合う他の一組のロールピース2a,2bとを組み合
わせる場合において、各接触面c,cは同数の傾斜面で
構成されている必要はない。また、同図又は図16で示
したようなロールにおいて、一方の接触面cは複数の連
続した傾斜面からなり、他方の接触面cは一つの傾斜面
からなっていても差し支えない。さらに、接触面cが連
続する複数の傾斜面において、各傾斜面の長さは同じで
ある必要はない。
【0059】この発明による内面溝付伝熱管において、
隣合う領域W1,W2(又はW2,W1)のフィン1
0,11の管軸方向Lに対するリード角θ,θ’は、前
記実施形態のように逆になっているのが好ましいが、逆
になっていずに前記リード角θ,θ’が異なっていても
よい。隣合う領域W1,W2相互間の境界線部aは全体
として管軸方向に対し蛇行していれば、部分的に管軸と
平行する部分が形成されていても差し支えない。なぜな
らば、境界線部aの一部に管軸方向と平行する部分があ
っても、他の蛇行部分において前述のような作用,効果
を奏するからである。管内に形成される領域W1,W2
の数は、管の外径に応じて増減される。
【0060】
【発明の効果】請求項1の発明に係る内面溝付伝熱管に
よれば、管内で管軸方向Lに沿って冷媒を移動させる
際、冷媒は隣合う領域W1,W2に形成されたフィン1
0,11に沿って流れ、両領域W1,W2相互の境界線
部aで乱流し、この乱流によって冷媒と管内面との熱交
換を促進させて伝熱効率を高める。このとき、冷媒が乱
流する領域W1,W2相互間の境界線部aは、管軸方向
Lに対して蛇行していて、冷媒の乱流発生部(境界線部
a)の管内周方向の位置が、冷媒の移動方向の前後にお
いて少しずつ異なっているため、冷媒の流れ方向前方に
発生する乱流がその後方に発生する乱流と干渉し合うの
が抑制され、これによって伝熱効率が低下するのを防止
することができる。また、冷媒の乱流部が蛇行した境界
線部aに沿って管内周方向へシグザグ状に移動するの
で、周方向に沿う温度勾配が抑制され、より充分な伝熱
性能の向上を図ることができる。
【0061】請求項2の発明に係る内面溝付伝熱管によ
れば、隣合う一方の領域W1に形成されているフィン1
0と他方の領域W2に形成されているフィン11が、管
軸方向Lに対するリード角θ,θ’を逆にしているの
で、冷媒が隣合う領域W1,W2相互の境界線部aで衝
突し、乱流がより盛んになることによって伝熱性能をよ
り向上させることができる。
【0062】請求項3の発明に係る内面溝付伝熱管によ
れば、隣合う領域W1,W2相互の前記境界線部aが、
前記管軸方向Lに対して一定の蛇行ピッチPで蛇行して
おり、その蛇行ピッチPは前記金属管1の断面外周長W
の8〜60倍であるので、伝熱管用金属条にフィンを加
工する際のロールチッピングを防止することができると
ともに、より高い伝熱性能を発揮する。
【0063】請求項1〜3のいずれかに記載の内面溝付
伝熱管において、前記隣合う領域W1,W2の各フィン
10,11は断面がほぼ鋭角三角形であり、それらの各
フィン10,11の頂角αが10〜30°であると、伝
熱効率がさらによくなる。
【0064】請求項1〜3のいずれかに記載の内面溝付
伝熱管において、隣合う一方の領域W1,W2の各フィ
ン10,11の管軸方向Lに対するリード角θ,θ’が
±15°〜±50°であると、伝熱効率がさらに向上す
る。
【0065】請求項1〜3のいずれかに記載の内面溝付
伝熱管において、隣合う領域W1,W2の各フィン1
0,11は、フィン高さhが金属管1の外径Rの1/1
5〜1/70であると、圧力損失の増大を抑制しつつ伝
熱性能をさらに高めることができる。
【0066】請求項4の発明に係る内面溝付伝熱管用金
属条加工ロールによれば、複数のロールピース2a,2
bを軸方向に沿って重ねた状態で組み合わせ、隣合うロ
ールピース2a,2bの外周面には、ロールの軸方向に
対するリード角θ1,θ1’,溝底角α1,α1 ’及び
溝ピッチp1,p1’の少なくとも一種を異にする互い
に平行な多数の溝20,21を形成し、隣合うロールピ
ース2a,ロールピース2b相互の接触面cを、ロール
の軸方向と直角な面に対して傾斜した傾斜面としたの
で、この発明による内面溝付伝熱管を製造するための圧
延金属条を、工業的かつ円滑に加工することができる。
【0067】請求項4の発明に係る内面溝付伝熱管用金
属条加工ロールによれば、複数のロールピース2a,2
bを軸方向に沿って重ねた状態で組み合わせ、隣合うロ
ールピース2a,2bの外周面には、ロールの軸方向に
対するリード角θ1,θ1’,溝底角α1,α1 ’及び
溝ピッチp1,p1’の少なくとも一種を異にする互い
に平行な多数の溝20,21を形成し、隣合うロールピ
ース2a,ロールピース2b相互の接触面cを、ロール
の軸方向と直角な面に対して傾斜した連続する複数の傾
斜面としたので、この発明による内面溝付伝熱管を製造
するための圧延金属条を加工する際に、隣合う領域W
1,W2相互間の境界線部aの蛇行ピッチPをより小さ
く形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による第1実施形態の内面溝付伝熱管
の部分展開平面図である。
【図2】この発明による一実施形態の内面溝付伝熱管用
金属条加工ロールの概略正面図である。
【図3】第1実施形態の内面溝付伝熱管が製造される前
の圧延金属条の分拡大断面図である。
【図4】第2実施形態の内面溝付伝熱管を製造するため
の金属条加工ロールの概略正面図である。
【図5】第2実施形態の内面溝付伝熱管の部分展開概略
平面図である。
【図6】第3実施形態の内面溝付伝熱管を製造するため
の金属条加工ロールの概略正面図である。
【図7】第3実施形態の内面溝付伝熱管の部分展開概略
平面図である。
【図8】第4実施形態の内面溝付伝熱管を製造するため
の金属条加工ロールの概略正面図である。
【図9】第4実施形態の内面溝付伝熱管の部分展開概略
平面図である。
【図10】第5実施形態の内面溝付伝熱管を製造するた
めの金属条加工ロールの概略正面図である。
【図11】第5実施形態の内面溝付伝熱管の部分展開概
略平面図である。
【図12】第6実施形態の内面溝付伝熱管を製造するた
めの金属条加工ロールの概略正面図である。
【図13】第6実施形態の内面溝付伝熱管の部分展開概
略平面図である。
【図14】(A)図は、第7実施形態の内面溝付伝熱管
を製造するための金属条加工ロールの概略正面図、
(B)図は(A)図の金属条加工ロールにおける一方の
ロールピース表面の溝の拡大断面図、(C)図は(A)
図の金属条加工ロールにおける他方のロールピース表面
の溝の拡大断面図である。
【図15】(D)図は、第7実施形態の内面溝付伝熱管
の部分展開概略平面図、(E)図は(D)図の内面溝付
伝熱管内の一方の領域におけるフィンの拡大断面図、
(F)図は(D)図の内面溝付伝熱管内の他方の領域に
おけるフィンの拡大断面図である。
【図16】第8実施形態の内面溝付伝熱管を製造するた
めの金属条加工ロールの概略正面図である。
【図17】第8実施形態の内面溝付伝熱管の部分展開概
略平面図である。
【図18】他の実施形態の内面溝付伝熱管を製造するた
めの金属条加工ロールの概略平面図である。
【図19】特開平3−13796号公報に記載されてい
る従来の内面溝付伝熱管の部分展開図である。
【図20】図12の内面溝付伝熱管を製造する前の圧延
金属条の加工用ロールの概略正面図である。
【符号の説明】
1 金属管 1a 圧延金属条 10,11 フィン 12 平滑部 2 金属条加工ロール 2a,2b ロールピース 20,21 溝 22 ロールの軸 a,b 領域相互の境界線部 c,d ロールピース相互の接触面 h,h’ フィン高さ t 溝底厚み L 管軸方向 R 管の外径 W 管の断面外周長 W1,W2 領域 p,p’ フィンピッチ p1,p1’ 溝ピッチ P 蛇行ピッチ θ,θ’ フィンのリード角 θ1,θ1’ 溝のリード角 θ2 接触面の傾斜角 α,α’ フィン頂角 α1,α1’ 溝底角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中溝 賢治 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 橋爪 利明 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属管1の内面が、管軸方向Lに沿って
    連続する複数の領域W1,W2に区分され、 隣合う領域W1,W2には多数の微小で平行なフィン1
    0,11がそれぞれ形成され、 隣合う一方の領域W1のフィン10と他方の領域W2の
    フィン11は、管軸方向Lに対するリード角θ,θ’,
    フィン頂角α,α’及びフィンピッチp,p’の少なく
    とも一種を異にし、 少なくとも一の領域W1と当該領域W1に隣合う他の領
    域W2との間の境界線部aは、前記金属管1の管軸方向
    Lに対して蛇行していることを特徴とする、 内面溝付伝熱管。
  2. 【請求項2】 前記隣合う一方の領域W1に形成されて
    いるフィン10と他方の領域W2に形成されているフィ
    ン11は、前記管軸方向Lに対するリード角θ,θ’が
    逆であることを特徴とする、請求項1に記載の内面溝付
    伝熱管。
  3. 【請求項3】 前記隣合う領域W1,W2相互の前記境
    界線部aは、前記管軸方向Lに対して一定の蛇行ピッチ
    Pで蛇行しており、当該蛇行ピッチPは前記金属管1の
    断面外周長Wの8〜60倍であることを特徴とする、請
    求項1又は2に記載の内面溝付伝熱管。
  4. 【請求項4】 複数のロールピース2a,2bを軸方向
    に沿って重ねた状態で組み合わせた所定長さのロールで
    あって、 隣合うロールピース2a,2bの外周面には多数の微小
    で平行な溝20,21がそれぞれ形成され、 隣合う一方のロールピース2aの溝20と他方のロール
    ピース2bの溝21は、軸方向に対するリード角θ1,
    θ1’,溝底角α1,α1 ’及び溝ピッチp1,p1’
    の少なくとも一種を異にし、 少なくとも一のロールピース2aと当該ロールピース2
    aと隣合う他のロールピース2b相互の接触面cは、当
    該各ロールピース2a,2bの軸方向と直角な面に対し
    て所定の傾斜角を有する傾斜面であることを特徴とす
    る、 内面溝付伝熱管用金属条加工ロール。
  5. 【請求項5】 複数のロールピース2a,2bを軸方向
    に沿って重ねた状態で組み合わせた所定長さのロールで
    あって、 隣合うロールピース2a,2bの外周面には多数の微小
    で平行な溝20,21がそれぞれ形成され、 隣合う一方のロールピース2aの溝20と他方のロール
    ピース2bの溝21は、軸方向に対するリード角θ1,
    θ1’,溝底角α1,α1’及び溝ピッチp1,p1’
    の少なくとも一種を異にし、 少なくとも一のロールピース2aと当該ロールピース2
    aと隣合う他のロールピース2b相互の接触面cは、当
    該各ロールピース2a,2bの軸方向と直角な面に対し
    てそれぞれ異なった傾斜角を有する複数の連続した傾斜
    面であることを特徴とする、 内面溝付伝熱管用金属条加工ロール。
JP33266698A 1998-04-23 1998-11-24 内面溝付伝熱管及び内面溝付伝熱管用金属条加工ロール Pending JP2000009392A (ja)

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MYPI99004552A MY120261A (en) 1998-11-24 1999-10-21 Internal-grooved heat exchanger tube and metal strip machining roll for internal-grooved heat exchanger tube
CN99802370A CN1125967C (zh) 1998-11-24 1999-10-22 内表面带槽的传热管及所用金属带条的加工辊
KR1020007007979A KR20010034276A (ko) 1998-11-24 1999-10-22 내면 홈이 형성된 전열관 및 그 전열관용 메탈스트립 가공롤
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1155755A3 (en) * 2000-05-10 2002-07-17 Fuji Die Co., Ltd. Composite roll for manufacturing heat transfer tubes and method of manufacturing composite roll for manufacturing heat transfer tubes

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