JP2001021066A - 防水型ケーブルクランプ構造 - Google Patents

防水型ケーブルクランプ構造

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JP2001021066A
JP2001021066A JP11191857A JP19185799A JP2001021066A JP 2001021066 A JP2001021066 A JP 2001021066A JP 11191857 A JP11191857 A JP 11191857A JP 19185799 A JP19185799 A JP 19185799A JP 2001021066 A JP2001021066 A JP 2001021066A
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waterproof
cable
cap
clamp body
packing
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JP11191857A
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Hiroki Kamimura
裕樹 上村
Shinichi Kuwabara
慎一 桑原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】キャップと防水クランプ本体との間の隙間から
液物が防水筐体の内側へ侵入することを可及的に防止
し、かつ、ケーブルの長さの調整作業が簡単な防水型ケ
ーブルクランプ構造を提供する。 【解決手段】防水筐体1では、防水クランプ本体2とキ
ャップ6とが接触する面であって、ケーブル81と直交
する面に、パッキン溝16を形成し、該パッキン溝16
内に弾性材料からなるパッキン(Oリング)15を装着
するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器を収容
する筐体の壁面に固定され、該筐体内の電子機器に接続
されるケーブルを保持するケーブルクランプ構造に関
し、特に、PHS基地局等の屋外に設置される防水筐体
に使用される防水型ケーブルクランプ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆる防水筐体と呼ばれる防水
効果を奏する筐体があり、通常、屋外環境に設置される
筐体には、この防水筐体が使用されている。例えば、こ
の防水筐体には、PHS基地局に使用される筐体があ
る。このPHS基地局の筐体は、屋外に設置される性質
上雨水等の液物が筐体内に侵入し易く、侵入した液物が
内部に収容した電子機器に損傷を与える虞があるので、
これを避けるため、一般に、PHS基地局等の電子機器
を収容した筐体を防水筐体とするようにしている。
【0003】一方、防水筐体は上述のように内部に電子
機器を収容する場合があり、そのような防水筐体では、
通常、内部の電子機器を、防水筐体の外部と電気的に接
続するためケーブルが配設されており、また、このケー
ブルを介して雨水等の液物が防水筐体の内側へ侵入する
ことを防ぐため、防水筐体には、一般に、防水型ケーブ
ルクランプ構造が採用されている。
【0004】この従来の防水型ケーブルクランプ構造9
1は、その要部概念断面図で示す図16のように、防水
筐体20の壁面21に形成された孔22を介して固定さ
れ、該孔22に嵌挿するケーブル81を支承する防水ク
ランプ本体2と、防水クランプ本体2内に装着され、ケ
ーブル81を嵌挿するスリーブ3と、スリーブ3の先端
3bに装着され、ケーブル81を嵌挿するゴムパッキン
4と、ケーブル81を嵌挿するとともに防水クランプ本
体2の外側に装着されるキャップ6とから構成されてい
る。
【0005】このうち、防水クランプ本体2は、防水筐
体20の外側20bから孔22内に嵌挿しており、防水
筐体20の内側20aに配設されたナット8に螺合する
ことによって、防水筐体20の壁面21に固定されてい
る。また、スリーブ3は、環状に形成された弾性体から
構成されている。また、スリーブ3の周面には先端3b
に向け図示せぬ複数本の切り込みが形成され、この切り
込みによって、スリーブ3には、複数の舌片からなる変
形部3cが形成されている。
【0006】また、ゴムパッキン4の先端4a間には、
ケーブルの径より若干大きいスペースLが形成されてい
る。
【0007】この従来の防水型ケーブルクランプ構造9
1では、キャップ6のねじ部6aを防水クランプ本体2
の第1の螺合部2aに螺合させてキャップ6を防水クラ
ンプ本体2に装着する。また、そのようにキャップ6を
防水クランプ本体2に装着する際、キャップ6がスリー
ブ3を押圧し、これにより、スリーブ3の先端3bの変
形部3cは、図16と同一部分を同一符号で示す図17
のように、内部へ向け弾性変形し、ゴムパッキン4をケ
ーブル81に圧接させる。そのため、ゴムパッキン4は
ケーブル81を把持し、これにより、ケーブル81は防
水筐体20に保持され、また、雨水等の液物が矢印Aで
示す方向からケーブル81に沿って防水筐体20の内側
20aへ侵入することはこのパッキン4によって防止さ
れる。なお、この従来の防水型ケーブルクランプ構造9
1では、防水筐体20の壁面21と防水クランプ本体2
との間には、パッキン(Oリング)9が介在されてお
り、そのため、矢印Cで示すように、防水筐体20の壁
面21と防水クランプ本体2との間に形成された隙間か
ら侵入した液物が防水筐体20の内側20aへ侵入する
ことは、パッキン9によって防止されている。
【0008】また、この従来の防水型ケーブルクランプ
構造91では、キャップ6を防水クランプ本体2から離
脱すると、図16で示すように、ゴムパッキン4の先端
4a間にはケーブル81の径より若干大きいスペースL
が再び形成されるから、該スペースLを利用して、ケー
ブル81を防水筐体20の内側20aへ引き込んだり、
またはケーブル81を防水筐体20の内側20aから引
き抜くなど、ケーブル81の長さを調整するようにして
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の防水型ケーブルクランプ構造91によると、キャッ
プ6は、そのねじ部6aを防水クランプ本体2の第1の
螺合部2aに螺合させることにより防水クランプ本体2
に装着されることとしたから、図17および図17の要
部拡大図を示す図18のように、キャップ6を防水クラ
ンプ本体2に装着した際、防水筐体20の外側20bに
ある雨水等の液物が、図18の矢印Bで示すようにキャ
ップ6のねじ部6aと防水クランプ本体2の第1の螺合
部2aの間に形成された隙間から、図17の防水筐体2
0の内側20aへ侵入する虞があった。なお、図18で
は、図17と同一部分を同一符号で示し、特に防水クラ
ンプ本体2とスリーブ3の間に形成される隙間、および
防水クランプ本体2とスリーブ3との間に形成される隙
間を拡大して示している。
【0010】また、このような液物の防水筐体20の内
側20aへの侵入を防止するため、従来、図17と同一
部分を同一符号で示す図19の防水型ケーブルクランプ
構造92のように、キャップ6を防水クランプ本体2に
装着した後、防水クランプ本体2とキャップ6との間に
接着剤11を充填することによって、防水クランプ本体
2の第1の螺合部2aとキャップ6のねじ部6aとの間
に形成された隙間を外部から遮断する方法があるが、こ
のような方法では、接着剤11の充填作業が煩雑で、ま
た、キャップ6を防水クランプ本体2から離脱すること
が困難になるため、ケーブル81を防水筐体20の内側
20aへ引き込んだり、ケーブル81を防水筐体20の
内側20aから引き抜いたりするなどのケーブル81の
長さの調整作業が煩雑になるという問題があった。
【0011】上述した事情に鑑み、この発明は、キャッ
プと防水クランプ本体との間に形成された隙間から液物
が防水筐体の内側へ侵入することを可及的に防止し、か
つ、ケーブルの長さの調整作業が簡単な防水型ケーブル
クランプ構造を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明の第1の防水型ケーブルクランプ構造で
は、防水筐体壁面に形成された孔を介して固定され、該
孔に嵌挿するケーブルを支承する防水クランプ本体と、
該防水クランプ本体内に装着され、前記ケーブルを嵌挿
する弾性体からなるスリーブと、該スリーブ先端に装着
され、前記ケーブルを嵌挿するゴムパッキンと、前記ケ
ーブルを嵌挿するとともに前記防水クランプ本体の外側
に装着されるキャップとからなり、前記防水クランプ本
体に前記キャップを装着する際、前記キャップは前記ス
リーブを押圧して前記スリーブ先端を内部へ向け弾性変
形させるとともに前記ゴムパッキンを前記ケーブルに圧
接させ、液物が前記ケーブルに沿って前記防水筐体の内
側へ侵入することを防止するようにした防水型ケーブル
クランプ構造において、前記防水クランプ本体と前記キ
ャップとが接触する面であって、前記ケーブルと直交す
る面に、パッキン溝を形成して、該パッキン溝内に、弾
性材料からなるパッキンを装着するようにしている。
【0013】また、この発明の第2の防水型ケーブルク
ランプ構造では、前記防水クランプ本体と前記スリーブ
とが接触する面であって、前記ケーブルと直交する面
に、パッキン溝を形成し、該パッキン溝内に弾性材料か
らなるパッキンを装着するようにしている。
【0014】また、この発明の第3の防水型ケーブルク
ランプ構造では、前記防水クランプ本体と前記スリーブ
とを一体に形成するようにしている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の防水型ケ
ーブルクランプ構造、第2の防水型ケーブルクランプ構
造、第3の防水型ケーブルクランプ構造について、第1
乃至第5の実施例の防水型ケーブルクランプ構造で詳述
する。まず、第1の防水型ケーブルクランプ構造につい
て、第1、第2の実施例の防水型ケーブルクランプ構造
で説明する。
【0016】図1は、この発明の第1の防水型ケーブル
クランプ構造である第1の実施例の防水型ケーブルクラ
ンプ構造1を示す概念組み立て分解図であり、図16と
同一部分を同一符号で示している。
【0017】この発明の第1の防水型ケーブルクランプ
構造である第1の実施例の防水型ケーブルクランプ構造
1は、図1で示すように、防水筐体20の壁面21に形
成された孔22を挟んで防水筐体20の内側20aに配
設されるナット8と、防水筐体20の外側20bにナッ
ト8と対向して配設されるパッキン(Oリング)9、防
水クランプ本体2、パッキン(Oリング)15、スリー
ブ3、ゴムパッキン4およびキャップ6とから構成され
ている。
【0018】このうち、スリーブ3は、環状に形成され
た弾性体からなり、その周面の一部には、先端3bに向
け切り込み3dが複数本形成され、該切り込み3dによ
ってスリーブ3には、複数の舌片からなる変形部3cが
形成されている。
【0019】また、防水クランプ本体2は、その外周面
に、第1の螺合部2aと、第2の螺合部2bが形成さ
れ、また、第1の螺合部2aと第2の螺合部2bとの間
には、突出部2cが形成されている。
【0020】また、この防水クランプ本体2には、図2
で示すように、ケーブル81およびスリーブ3を嵌挿す
る貫通孔2eが形成されている。なお、図2は、図1の
防水型ケーブルクランプ構造1を組み立てた様子を示す
概念断面図で、ケーブル81が防水筐体20に保持され
る前の様子を示しており、図1と同一部分を同一符号で
示している。
【0021】また、防水クランプ本体2は、突出部2c
の壁面であってケーブル81と直交する面2dに、パッ
キン溝10が形成されており、また、第1の螺合部2a
側のケーブル81と直交する面2fには、パッキン溝1
6が形成されている。
【0022】この防水クランプ本体2は、第2の螺合部
2bを防水筐体20の外側20bから孔22内に嵌挿さ
せ、突出部2cの壁面2dと防水筐体20の壁面21と
を当接させるとともに、第2の螺合部2bをナット8に
螺合させることによって、防水筐体20の壁面21に固
定される。
【0023】また、図1のパッキン9は、図2のパッキ
ン溝10内に装着され、突出部2cの壁面2dと防水筐
体20の壁面21とを密着させている。また、図1のパ
ッキン15は、図2のパッキン溝16内に装着されてい
る。
【0024】なお、ケーブル81は、防水筐体20の内
側20aに収容された図示せぬ電子機器に接続され、防
水筐体20の壁面21に形成された孔22を介して、防
水筐体20の外側20bと電気的に接続される。
【0025】一方、図1のスリーブ3には、図2で示す
ように、ケーブル81を嵌挿する貫通孔3eが形成され
ており、また、このスリーブ3は、防水クランプ本体2
の貫通孔2e内に装着される。
【0026】また、図1で示すゴムパッキン4は、図2
で示すように、スリーブ3の先端3bに装着されてお
り、先端4a間には、ケーブル81の径より若干大きい
スペースLが形成されている。また、ゴムパッキン4内
には、ケーブル81が嵌挿している。
【0027】また、キャップ6にもケーブル81が嵌挿
しており、また、キャップ6の内周面には、ねじ部6a
が形成されている。また、キャップ6には、防水クラン
プ本体2に向けケーブル81と直交する面6bが形成さ
れている。
【0028】このように構成される第1の実施例の防水
型ケーブルクランプ構造1では、キャップ6のねじ部6
aを防水クランプ本体2の第1の螺合部2aに螺合させ
てキャップ6を防水クランプ本体2に装着する。また、
そのようにしてキャップ6を防水クランプ本体2に装着
すると、図2の要部拡大図で示す図3のキャップ6は、
図3と同一部分を同一符号で示す図4で示すように、ス
リーブ3を押圧し、スリーブ3の先端3bの変形部3c
を内部へ向け弾性変形させるとともにゴムパッキン4を
ケーブル81に圧接させる。そのため、ゴムパッキン4
は、図5で示すようにケーブル81を把持し、これによ
り、ケーブル81は防水筐体20に保持され、また、ゴ
ムパッキン4によって、雨水等の液物が、矢印Aで示す
方向からケーブル81に沿って防水筐体20の内側20
aへ侵入することが防止される。なお、図5は、図4で
示す防水型ケーブルクランプ構造1の全体を示す概念断
面図で、ケーブル81が防水筐体20に保持された様子
を示している。
【0029】また、このようにキャップ6が防水クラン
プ本体2に装着されると、防水クランプ本体2とキャッ
プ6とが、図4、5で示すように、ケーブル81と直交
する面2f、6bで接触する。この防水クランプ本体2
とキャップ6とが接触する面であって、ケーブル81と
直交する面2f、6bのうち、一方の面である防水クラ
ンプ本体2側の面2fには、パッキン溝16が形成され
ており、該パッキン溝16内には弾性材料のパッキン1
5が装着されているから、防水クランプ本体2とキャッ
プ6とは、パッキン15を介し確実に密着する。
【0030】そのため、液物が、図4の矢印Bの実線で
示すように防水クランプ本体2の第1の螺合部2aとキ
ャップ6のねじ部6aとの間に形成された隙間から侵入
した場合であっても、その液物は矢印Bの点線で示すよ
うにパッキン15が配設されている位置より下流へ侵入
することは可及的に防止され、これによりこの液物が防
水筐体20の内側20a(図5)へ侵入することを可及
的に防止することができる。
【0031】なお、図5の防水筐体20の壁面21と防
水クランプ本体2の突出部2cの壁面2dとの間にはパ
ッキン9が介在されているから、矢印Cで示すように防
水筐体20の壁面21と防水クランプ本体2との間に形
成された隙間から侵入した液物が、防水筐体20の内側
20aへ侵入することはパッキン9によって防止されて
いることは言うまでもない。
【0032】また、この第1の実施例の防水型ケーブル
クランプ構造1では、従来のように防水クランプ本体2
とキャップ6との間に接着剤11(図19)を充填する
ことなく、防水クランプ本体2の第1の螺合部2aとキ
ャップ6のねじ部6aとの間に形成された隙間から、液
物が防水筐体20の内側20aに侵入することを防止で
きるから、その分、キャップ6と防水クランプ本体2と
の間に形成された隙間から液物が防水筐体20の内側2
0aへ侵入することを、簡単に防止することができる。
【0033】また、この第1の実施例の防水型ケーブル
クランプ構造1では、防水クランプ本体2の第1の螺合
部2aとキャップ6のねじ部6aとの間に形成された隙
間から液物が防水筐体20の内側20aへ侵入すること
を防止するため、上述のように防水クランプ本体2とキ
ャップ6との間に接着剤11(図19)を充填すること
はないから、キャップ6と防水クランプ本体2とを離脱
する作業を簡単に行うことができる。
【0034】そのため、キャップ6と防水クランプ本体
2とを離脱した際、図2で示すように、ゴムパッキン4
の先端4a間のスペースが、ケーブル81の径より若干
大きいスペースLに復帰したとき、このスペースLを利
用して、ケーブル81を防水筐体20の内側20aへ引
き込んだり、またはケーブル81を防水筐体20の内側
20aから引き抜くなど、ケーブル81の長さを調整す
る作業を簡単に行なうことができる。
【0035】また、この第1の実施例の防水型ケーブル
クランプ構造1では、防水クランプ本体2とキャップ6
とが接触する面であって、ケーブル81と直交する面2
f、6bのうち、一方の面である防水クランプ本体2側
の面2fにパッキン溝16を形成して、該パッキン溝1
6内に弾性材料のパッキン15を装着することとし、こ
れにより防水クランプ本体2とキャップ6とを確実に密
着させることとしたが、この発明の第1の防水型ケーブ
ルクランプ構造ではこれに限定せず、次に示す第2の実
施例の防水型ケーブルクランプ構造のように、他方の面
であるキャップ6側の面6bにパッキン溝を形成し、該
パッキン溝内に弾性材料のパッキンを装着し、該パッキ
ンにより防水クランプ本体2とキャップ6とを確実に密
着させるようにしてもよい。
【0036】次に、この発明の第1の防水型ケーブルク
ランプ構造であって、防水クランプ本体2とキャップ6
とが接触する面であって、ケーブル81と直交する面2
f、6bのうち、他方の面であるキャップ6側の面6b
にパッキン溝を形成し、該パッキン溝内に弾性材料のパ
ッキンを装着するようにした第2の実施例の防水型ケー
ブルクランプ構造21について説明する。
【0037】この第2の実施例の防水型ケーブルクラン
プ構造21では、第1の実施例の防水型ケーブルクラン
プ構造1の、防水クランプ本体2側のケーブル81と直
交する面2fに配設していたパッキン溝16に代え、図
4と同一部分を同一符号で示す図6のように、キャップ
6側のケーブル81と直交する面6bに、パッキン溝2
6を形成している。そして、このパッキン溝26内に、
弾性材料のパッキン(Oリング)25を装着している。
【0038】この第2の実施例の防水型ケーブルクラン
プ構造21によると、キャップ6を防水クランプ本体2
に装着させると、図6で示すように、防水クランプ本体
2とキャップ6とが、ケーブル81と直交する面2f、
6bで接触する。一方、この接触面2f、6bのうち、
他方の面であるキャップ6側の面6bには、パッキン溝
26が形成されており、該パッキン溝26内には弾性材
料のパッキン25が装着されている。そのため、防水ク
ランプ本体2とキャップ6とは、パッキン25を介し確
実に密着する。
【0039】したがって、この第2の実施例の防水型ケ
ーブルクランプ構造21では、第1の実施例の防水型ケ
ーブルクランプ構造1と同様、矢印Bの実線で示すよう
に防水クランプ本体2の第1の螺合部2aとキャップ6
のねじ部6aとの間に形成された隙間から液物が侵入し
た場合であっても、その液物は、矢印Bの点線で示すよ
うに、パッキン25が配設されている位置より下流へ侵
入することは可及的に防止され、これにより、この液物
が防水筐体20の内側20a(図5)に侵入することを
可及的に防止することができる。
【0040】また、この第2の実施例の防水型ケーブル
クランプ構造21では、従来のように防水クランプ本体
2とキャップ6との間に接着剤11(図19)を充填す
ることなく、防水クランプ本体2の第1の螺合部2aと
キャップ6のねじ部6aとの間に形成された隙間から液
物が防水筐体20の内側20aに侵入することを防止す
ることができるから、その分、キャップ6と防水クラン
プ本体2との間に形成された隙間から液物が防水筐体2
0の内側20aに侵入することを簡単に防止することが
でき、また、キャップ6と防水クランプ本体2とを離脱
する作業を簡単に行なうことができるので、ケーブル8
1を防水筐体20の内側20aへ引き込んだり、または
ケーブル81を防水筐体20の内側20aから引き抜く
など、ケーブル81の長さを調整する作業を簡単に行う
ことができる。
【0041】なお、この第2の実施例の防水型ケーブル
クランプ構造21でも、第1の実施例の防水型ケーブル
クランプ構造1と同様、雨水等の液物が図6の矢印Aで
示す方向からケーブル81に沿って防水筐体20の内側
20aへ侵入することはゴムパッキン4によって防止さ
れ、また、矢印C(図5)で示すように防水筐体20の
壁面21と防水クランプ本体2との間に形成された隙間
から侵入した液物が、防水筐体20の内側20aへ侵入
することはパッキン9によって防止されていることは言
うまでもない。
【0042】次に、第2の防水型ケーブルクランプ構造
について、第3、4の実施例の防水型ケーブルクランプ
構造で詳述する。
【0043】第2の防水型ケーブルクランプ構造である
第3の実施例の防水型ケーブルクランプ構造31では、
図2と同一部分を同一符号で示す図7のように、防水ク
ランプ本体2の内周面に、スリーブ3の後端3fに向
け、ケーブル81と直交する面2gが、突出するように
形成されている。
【0044】また、スリーブ3には、その後端3fに、
ケーブル81と直交する面3gが形成されている。な
お、図7は、第3の実施例の防水型ケーブルクランプ構
造31の概念断面図で、図8は、図7の要部拡大図であ
る。また、図7、図8では、ケーブル81が防水筐体2
0に保持される前の様子を示している。
【0045】この第3の実施例の防水型ケーブルクラン
プ構造31では、図8のキャップ6を防水クランプ本体
2に装着させると、図8と同一部分同一符号で示す図9
のように、防水クランプ本体2とスリーブ3とが、ケー
ブル81と直交する面2g、3gで接触する。
【0046】一方、この防水クランプ本体2とスリーブ
3とが接触する面であって、ケーブル81と直交する面
2g、3gのうち、一方の面である防水クランプ本体2
側の面2gにはパッキン溝36が形成されており、該パ
ッキン溝36内には弾性材料のパッキン(Oリング)3
5が装着されているから、防水クランプ本体2とスリー
ブ3とは、図9、10で示すようにパッキン35を介し
確実に密着する。そのため、液物が図9の矢印Bの実線
で示すように防水クランプ本体2の第1の螺合部2aと
キャップ6のねじ部6aとの間に形成された隙間から侵
入した場合であっても、その液物は、矢印Bの点線で示
すようにパッキン35が配設されている位置より下流へ
侵入することが可及的に防止され、これにより液物が防
水筐体20の内側20a(図10)へ侵入することを可
及的に防止することができる。なお、図10は、図9の
防水型ケーブルクランプ構造31の全体を示す概念断面
図で、ケーブル81が防水筐体20に保持された様子を
示す図である。
【0047】なお、この第3の実施例の防水型ケーブル
クランプ構造31でも、第1、2の実施例の防水型ケー
ブルクランプ構造1、21と同様、雨水等の液物が、図
10の矢印Aで示す方向からケーブル81に沿って防水
筐体20の内側20aへ侵入することはゴムパッキン4
によって防止され、また、矢印Cで示すように防水筐体
20の壁面21と防水クランプ本体2との間に形成され
た隙間から侵入した液物が、防水筐体20の内側20a
へ侵入することは、パッキン9によって防止されている
ことは言うまでもない。
【0048】また、この第3の実施例の防水型ケーブル
クランプ構造31では、従来のように防水クランプ本体
2とキャップ6との間に接着剤11(図19)を充填す
ることなく、防水クランプ本体2の第1の螺合部2aと
キャップ6のねじ部6aとの間に形成された隙間から液
物が防水筐体20の内側20aに侵入することを防止す
ることができるから、その分、キャップ6と防水クラン
プ本体2との間に形成された隙間から液物が防水筐体2
0の内側20aに侵入することを簡単に防止することが
でき、また、キャップ6と防水クランプ本体2とを離脱
する作業を簡単に行うことができるので、ケーブル81
を防水筐体20の内側20aへ引き込んだり、またはケ
ーブル81を防水筐体20の内側20aから引き抜くな
ど、ケーブル81の長さを調整する作業を簡単に行うこ
とができる。
【0049】さらに、この発明の第2の防水型ケーブル
クランプ構造である第3の実施例の防水型ケーブルクラ
ンプ構造31では、防水クランプ本体2とスリーブ3と
をパッキン35を介して密着させるようにしているの
で、図9の矢印Eで示すようにスリーブ3とキャップ6
との間に形成された隙間から液物が侵入した場合であっ
ても、その液物が矢印Bの点線で示すように、図10の
防水筐体20の内側20aに液物へ侵入することを、パ
ッキン35によって可及的に防止することができる。
【0050】すなわち、この発明の第2の防水型ケーブ
ルクランプ構造である第3の実施例の防水型ケーブルク
ランプ構造31によると、第1の防水型ケーブルクラン
プ構造の奏する効果に加えて、スリーブ3とキャップ6
との間に形成された隙間から侵入した液物が、防水筐体
20の内側20aへ侵入する虞を可及的に防止すること
ができる。
【0051】また、この第3の実施例の防水型ケーブル
クランプ構造31では、キャップ6を防水クランプ本体
2に装着させた際、防水クランプ本体2とスリーブ3と
が接触する面であって、ケーブル81と直交する面2
g、3gのうち、一方の面である防水クランプ本体2側
の面2gにパッキン溝36を形成して、該パッキン溝3
6内に弾性材料のパッキン35を装着することとし、こ
れにより防水クランプ本体2とスリーブ3とを確実に密
着させることとしたが、この発明の第2の防水型ケーブ
ルクランプ構造ではこれに限定せず、次に示す第4の実
施例の防水型ケーブルクランプ構造のように、他方の面
であるスリーブ3側の面3gにパッキン溝を形成し、こ
のパッキン溝内に弾性材料のパッキンを装着するように
し、該パッキンにより防水クランプ本体2とスリーブ3
とを確実に密着させるようにしてもよい。
【0052】次に、この発明の第2の防水型ケーブルク
ランプ構造であって、防水クランプ本体2とスリーブ3
とが接触する面であって、ケーブル81と直交する面2
g、3gのうち、他方の面であるスリーブ3側の面3g
にパッキン溝を形成し、該パッキン溝内に弾性材料のパ
ッキンを装着するようにした第4の実施例の防水型ケー
ブルクランプ構造41について説明する。
【0053】この第4の実施例の防水型ケーブルクラン
プ構造41では、第3の実施例の防水型ケーブルクラン
プ構造31の、防水クランプ本体2側のケーブル81と
直交する面2gに配設していたパッキン溝36に代え、
図9と同一部分を同一符号で示す図11のように、スリ
ーブ3側のケーブル81と直交する面3gに、パッキン
溝46を形成している。そして、このパッキン溝46内
に、弾性材料のパッキン(Oリング)45を装着してい
る。
【0054】この第4の実施例の防水型ケーブルクラン
プ構造41によると、キャップ6を防水クランプ本体2
に装着させると、防水クランプ本体2とスリーブ3と
は、ケーブル81と直交する面2g、3gで接触する。
一方、この接触面2g、3gのうち、他方の面であるス
リーブ3側の面3gには、パッキン溝46が形成されて
おり、該パッキン溝46内には弾性材料のパッキン45
が装着されている。そのため、防水クランプ本体2とス
リーブ3とは、パッキン45を介し確実に密着する。
【0055】したがって、この第4の実施例の防水型ケ
ーブルクランプ構造41では、第3の実施例の防水型ケ
ーブルクランプ構造31と同様、液物が、矢印Bの実線
で示すように防水クランプ本体2の第1の螺合部2aと
キャップ6のねじ部6aとの間に形成された隙間から侵
入した場合であっても、その液物は、矢印Bの点線で示
すようにパッキン45が配設されている位置より下流へ
侵入することは可及的に防止され、これにより、液物が
防水筐体20の内側20a(図10)へ侵入することを
可及的に防止することができる。
【0056】なお、第4の実施例の防水型ケーブルクラ
ンプ構造41でも、第3の実施例の防水型ケーブルクラ
ンプ構造31と同様、雨水等の液物が、図10の矢印A
で示す方向からケーブル81に沿って防水筐体20の内
側20aへ侵入することはゴムパッキン4によって防止
され、また、矢印Cで示すように防水筐体20の壁面2
1と防水クランプ本体2との間に形成された隙間から侵
入した液物が、防水筐体20の内側20aへ侵入するこ
とはパッキン9によって防止されることは言うまでもな
い。
【0057】また、この第4の実施例の防水型ケーブル
クランプ構造41では、従来のように防水クランプ本体
2とキャップ6との間に接着剤11(図19)を充填す
ることなく、防水クランプ本体2の第1の螺合部2aと
キャップ6のねじ部6aとの間に形成された隙間から液
物が防水筐体20の内側20aへ侵入することを防止す
ることができるから、その分、キャップ6と防水クラン
プ本体2との間に形成された隙間から液物が防水筐体2
0の内側20aへ侵入することを簡単に防止することが
でき、また、キャップ6と防水クランプ本体2とを離脱
する作業を簡単に行うことができるので、ケーブル81
を防水筐体20の内側20aへ引き込んだり、またはケ
ーブル81を防水筐体20の内側20aから引き抜くな
ど、ケーブル81の長さを調整する作業を簡単に行うこ
とができる。
【0058】さらに、この発明の第2の防水型ケーブル
クランプ構造である第4の実施例の防水型ケーブルクラ
ンプ構造41では、防水クランプ本体2とスリーブ3と
をパッキンパッキン45を介して密着させるようにして
いるので、図11の矢印Eで示すように、スリーブ3と
キャップ6との間に形成された隙間から液物が侵入した
場合であっても、その液物が、矢印Bの点線で示すよう
に防水筐体20の内側20aに液物へ侵入することをパ
ッキン45によって可及的に防止することができる。
【0059】すなわち、この発明の第2の防水型ケーブ
ルクランプ構造である第4の実施例の防水型ケーブルク
ランプ構造41によると、第1の防水型ケーブルクラン
プ構造の奏する効果に加えて、スリーブ3とキャップ6
との間に形成された隙間から侵入した液物が、防水筐体
20の内側20aへ侵入する虞を可及的に防止すること
ができる。
【0060】次に、この発明の第3の防水型ケーブルク
ランプ構造について、第5の実施例の防水型ケーブルク
ランプ構造で詳述する。第3の防水型ケーブルクランプ
構造である第5の実施例の防水型ケーブルクランプ構造
51では、その概念組み立て分解図で示す図12のよう
に、第1の防水型ケーブルクランプ構造1を構成する防
水クランプ本体2とスリーブ3(図1)に代え、防水ク
ランプ本体2とスリーブ3とが一体に形成された一体部
材52が配設されている。なお、図12では、図1、2
と同一部分を同一符号で示している。
【0061】このように構成される第5の実施例の防水
型ケーブルクランプ構造51を、組み立てた様子を、図
13で図示する。なお、図13では、ケーブル81ば防
水筐体20に保持される前の様子を示し、図1、12と
同一部分を同一符号で示している。図13のキャップ6
を防水クランプ本体2に装着させると、図13と同一部
分を同一符号で示す図14で示すように、キャップ6
は、スリーブ部52dを押圧し、スリーブ部52dの先
端3bの変形部3cを内部へ向け弾性変形させるととも
に、ゴムパッキン4をケーブル81に圧接させる。その
ため、ゴムパッキン4は、図14で示すようにケーブル
81を把持し、これにより、ケーブル81は防水筐体2
0に保持され、また、ゴムパッキン4によって、雨水等
の液物が、矢印Aで示す方向からケーブル81に沿って
防水筐体20の内側20aへ侵入することが防止され
る。
【0062】また、このようにキャップ6が防水クラン
プ本体2に装着されると、図14の要部拡大図で示す図
15の矢印Bの実線で示すように、液物が防水クランプ
本体2の第1の螺合部2aとキャップ6のねじ部6aと
の間に形成された隙間から侵入した場合であっても、そ
の液物は一体部材52のスリーブ部52dに沿って防水
筐体20と反対側に退避され、矢印Bの点線で示すよう
に防水筐体20の内側20a(図14)のある下流へ侵
入することは可及的に防止されるから、その液物が、防
水筐体20の内側20aへ侵入することを可及的に防止
することができる。
【0063】なお、この第5の実施例の防水型ケーブル
クランプ構造51でも、図14の矢印Cで示すように防
水筐体20の壁面21と防水クランプ本体2との間に形
成された隙間から侵入した液物が、防水筐体20の内側
20aに侵入することは、パッキン9によって防止され
ていることは言うまでもない。
【0064】また、この第5の実施例の防水型ケーブル
クランプ構造51では、従来のように防水クランプ本体
2とキャップ6との間に接着剤11(図19)を充填す
ることなく、防水クランプ本体2の第1の螺合部2aと
キャップ6のねじ部6aとの間に形成された隙間から液
物が防水筐体20の内側20aへ侵入することを防止す
ることができるから、その分、キャップ6と防水クラン
プ本体2との間に形成された隙間から液物が防水筐体2
0の内側20aへ侵入することを簡単に防止することが
でき、また、キャップ6と防水クランプ本体2とを離脱
する作業を、簡単に行うことができるので、ケーブル8
1を防水筐体20の内側20aへ引き込んだり、または
ケーブル81を防水筐体20の内側20aから引き抜く
など、ケーブル81の長さを調整する作業を簡単に行な
うことができる。
【0065】また、この発明の第3の防水型ケーブルク
ランプ構造では、第5の実施例の防水型ケーブルクラン
プ構造51で示すように、防水クランプ本体2とスリー
ブ3とを一体形成させた一体部材52を配設することと
したから、図15の矢印Eで示すように、スリーブ部5
2dとキャップ6との間に形成された隙間から液物が侵
入した場合であっても、その液物は、矢印Bの点線で示
すように防水筐体20の内側20aへ侵入することはな
い。
【0066】すなわち、この発明の第3の防水型ケーブ
ルクランプ構造では、第2の防水型ケーブルクランプ構
造と同様、この発明の第1の防水型ケーブルクランプ構
造の奏する効果に加え、スリーブ部52dとキャップ6
との間に形成された隙間から液物が侵入した場合にその
液物が防水筐体20の内側20a(図14)へ侵入する
虞を可及的に防止することができる。
【0067】また、この発明の第3の防水型ケーブルク
ランプ構造では、第5の実施例の防水型ケーブルクラン
プ構造51のように防水クランプ本体2とスリーブ3と
を一体形成すると、パッキン15、25、35、45を
防水クランプ本体2、スリーブ3またはキャップ6に装
着することもないから、この発明の第1、2の防水型ケ
ーブルクランプ構造1、21、31、41に比し、ケー
ブル81を防水筐体20に保持させる作業を簡単にする
ことができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1の
防水型ケーブルクランプ構造では、防水クランプ本体と
キャップとが接触する面であって、ケーブルと直交する
面に、パッキン溝を形成し、該パッキン溝内に弾性材料
からなるパッキンを装着するようにしたから、従来のよ
うに防水クランプ本体とキャップとの間に接着剤を充填
することなく、キャップと防水クランプ本体との間に形
成された隙間から液物が防水筐体の内側へ侵入すること
を可及的に防止することができる。そのため、この発明
の第1の防水型ケーブルクランプ構造では、キャップと
防水クランプ本体との間に形成された隙間から液物が防
水筐体の内側へ侵入することを簡単に防止することがで
きるとともに、ケーブルを防水筐体の内側へ引き込んだ
り、ケーブルを防水筐体の内側から引き抜いたりするな
どのケーブルの長さの調整を簡単に行うことができる。
【0069】また、この発明の第2の防水型ケーブルク
ランプ構造では、前記防水クランプ本体と前記スリーブ
とが接触する面であって、前記ケーブルと直交する面
に、パッキン溝を形成し、該パッキン溝内に弾性材料か
らなるパッキンを装着するようにしたから、従来のよう
に防水クランプ本体とキャップとの間に接着剤を充填す
ることなく、キャップと防水クランプ本体との間の隙間
から液物が防水筐体の内側へ侵入することを可及的に防
止することができる。そのため、この発明の第2の防水
型ケーブルクランプ構造では、キャップと防水クランプ
本体との間に形成された隙間から液物が防水筐体の内側
へ侵入することを簡単に防止することができるととも
に、ケーブルを防水筐体の内側へ引き込んだり、ケーブ
ルを防水筐体の内側から引き抜いたりするなどのケーブ
ルの長さの調整を簡単に行うことができる。
【0070】また、この発明の第3の防水型ケーブルク
ランプ構造では、前記防水クランプ本体と前記スリーブ
とを一体に形成するようにしているから、従来のように
防水クランプ本体とキャップとの間に接着剤を充填する
ことなく、キャップと防水クランプ本体との間の隙間か
ら液物が防水筐体の内側へ侵入することを可及的に防止
することができる。そのため、この発明の第3の防水型
ケーブルクランプ構造では、キャップと防水クランプ本
体との間に形成された隙間から液物が防水筐体の内側へ
侵入することを簡単に防止することができるとともに、
ケーブルを防水筐体の内側へ引き込んだり、ケーブルを
防水筐体の内側から引き抜いたりするなどのケーブルの
長さの調整を簡単に行うことができる。
【0071】したがって、この発明の第1、2、3の防
水型ケーブルクランプ構造によれば、防水筐体の防水効
果が向上して、内部に収容する電子機器の損傷を可及的
に防止でき、かつ、防水筐体の作業性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の第1の防水型ケーブルクラ
ンプ構造である第1の実施例の防水型ケーブルクランプ
構造の概念組み立て分解図。
【図2】図2は、この発明の第1の防水型ケーブルクラ
ンプ構造である第1の実施例の防水型ケーブルクランプ
構造の概念断面図で、ケーブルが防水筐体に保持される
前の様子を示す図。
【図3】図3は、図2の要部拡大図。
【図4】図4は、この発明の第1の防水型ケーブルクラ
ンプ構造である第1の実施例の防水型ケーブルクランプ
構造の要部拡大断面図で、ケーブルが防水筐体に保持さ
れた様子を示す概念図。
【図5】図5は、図4の防水型ケーブルクランプ構造の
全体を示す概念断面図で、ケーブルが防水筐体に保持さ
れた様子を示す図。
【図6】図6は、この発明の第1の防水型ケーブルクラ
ンプ構造である第2の実施例の要部拡大断面図で、ケー
ブルが防水筐体に保持された様子を示す概念図。
【図7】図7は、この発明の第2の防水型ケーブルクラ
ンプ構造である第3の実施例の防水型ケーブルクランプ
構造の概念断面図で、ケーブルが防水筐体に保持される
前の様子を示す図。
【図8】図8は、図7の要部拡大図。
【図9】図9は、この発明の第2の防水型ケーブルクラ
ンプ構造である第3の実施例の防水型ケーブルクランプ
構造の要部拡大断面図で、ケーブルが防水筐体に保持さ
れた様子を示す概念図。
【図10】図10は、図9の防水型ケーブルクランプ構
造の全体を示す概念断面図。
【図11】図11は、この発明の第2の防水型ケーブル
クランプ構造である第4の実施例の防水型ケーブルクラ
ンプ構造の要部拡大断面図で、ケーブルが防水筐体に保
持された様子を示す概念図。
【図12】図12は、この発明の第3の防水型ケーブル
クランプ構造である第5の実施例の防水型ケーブルクラ
ンプ構造の概念組み立て分解図。
【図13】図13は、この発明の第3の防水型ケーブル
クランプ構造である第5の実施例の防水型ケーブルクラ
ンプ構造の概念断面図で、ケーブルが防水筐体に保持さ
れる前の様子を示す図。
【図14】図14は、この発明の第3の防水型ケーブル
クランプ構造である第5の実施例の防水型ケーブルクラ
ンプ構造の概念断面図で、ケーブルが防水筐体に保持さ
れた様子を示す図。
【図15】図15は、図14の要部拡大図。
【図16】図16は、従来の防水型ケーブルクランプ構
造の概念断面図で、ケーブルが防止筐体に保持される前
の様子を示す図。
【図17】図17は、従来の防水型ケーブルクランプ構
造の概念断面図で、ケーブルが防水筐体に保持された様
子を示す図。
【図18】図18は、図17の要部拡大図で、液物の経
路を示す概念図。
【図19】図19は、従来の防水型ケーブルクランプ構
造の概念断面図で、液物侵入防止を図った防水型ケーブ
ルクランプ構造を示す図。
【符号の説明】
1、21、31、41、51…防水型ケーブルクランプ
構造 2…防水クランプ本体 3…スリーブ 3b…スリーブの先端 4…ゴムパッキン 6…キャップ 15、25、35、45…パッキン(Oリング) 16、26、36、46…パッキン溝 20…防水筐体 20a…防水筐体の内側 21…防水筐体壁面 22…孔 2f、6b…防水クランプ本体とキャップとが接触する
面 2g、3g…防水クランプ本体とスリーブとが接触する
面 52…一体部材 81…ケーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水筐体壁面に形成された孔を介して固定
    され、該孔に嵌挿するケーブルを支承する防水クランプ
    本体と、該防水クランプ本体内に装着され、前記ケーブ
    ルを嵌挿する弾性体からなるスリーブと、該スリーブ先
    端に装着され、前記ケーブルを嵌挿するゴムパッキン
    と、前記ケーブルを嵌挿するとともに前記防水クランプ
    本体の外側に装着されるキャップとからなり、前記防水
    クランプ本体に前記キャップを装着する際、前記キャッ
    プは前記スリーブを押圧して前記スリーブ先端を内部へ
    向け弾性変形させるとともに前記ゴムパッキンを前記ケ
    ーブルに圧接させ、液物が前記ケーブルに沿って前記防
    水筐体の内側へ侵入することを防止するようにした防水
    型ケーブルクランプ構造において、 前記防水クランプ本体と前記キャップとが接触する面で
    あって、前記ケーブルと直交する面に、パッキン溝を形
    成し、該パッキン溝内に弾性材料からなるパッキンを装
    着するようにしたことを特徴とする防水型ケーブルクラ
    ンプ構造。
  2. 【請求項2】防水筐体壁面に形成された孔を介して固定
    され、該孔に嵌挿するケーブルを支承する防水クランプ
    本体と、該防水クランプ本体内に装着され、前記ケーブ
    ルを嵌挿する弾性体からなるスリーブと、該スリーブ先
    端に装着され、前記ケーブルを嵌挿するゴムパッキン
    と、前記ケーブルを嵌挿するとともに前記防水クランプ
    本体の外側に装着されるキャップとからなり、前記防水
    クランプ本体に前記キャップを装着する際、前記キャッ
    プは前記スリーブを押圧して前記スリーブ先端を内部へ
    向け弾性変形させるとともに前記ゴムパッキンを前記ケ
    ーブルに圧接させ、液物が前記ケーブルに沿って前記防
    水筐体の内側へ侵入することを防止するようにした防水
    型ケーブルクランプ構造において、 前記防水クランプ本体と前記スリーブとが接触する面で
    あって、前記ケーブルと直交する面に、パッキン溝を形
    成し、該パッキン溝内に弾性材料からなるパッキンを装
    着するようにしたことを特徴とする防水型ケーブルクラ
    ンプ構造。
  3. 【請求項3】防水筐体壁面に形成された孔を介して固定
    され、該孔に嵌挿するケーブルを支承する防水クランプ
    本体と、該防水クランプ本体内に装着され、前記ケーブ
    ルを嵌挿する弾性体からなるスリーブと、該スリーブ先
    端に装着され、前記ケーブルを嵌挿するゴムパッキン
    と、前記ケーブルを嵌挿するとともに前記防水クランプ
    本体の外側に装着されるキャップとからなり、前記防水
    クランプ本体に前記キャップを装着する際、前記キャッ
    プは前記スリーブを押圧して前記スリーブ先端を内部へ
    向け弾性変形させるとともに前記ゴムパッキンを前記ケ
    ーブルに圧接させ、液物が前記ケーブルに沿って前記防
    水筐体の内側へ侵入することを防止するようにした防水
    型ケーブルクランプ構造において、 前記防水クランプ本体と前記スリーブとを一体に形成す
    るようにしたことを特徴とする防水型ケーブルクランプ
    構造。
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