JP2001021003A - 車両用継手 - Google Patents

車両用継手

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JP2001021003A
JP2001021003A JP11192221A JP19222199A JP2001021003A JP 2001021003 A JP2001021003 A JP 2001021003A JP 11192221 A JP11192221 A JP 11192221A JP 19222199 A JP19222199 A JP 19222199A JP 2001021003 A JP2001021003 A JP 2001021003A
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drive shaft
shaft
constant velocity
joint
velocity universal
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JP11192221A
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Kenji Miki
健二 三木
Noriyasu Murai
教恭 村井
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸の剛性もしくは強度を低下させること
なく、回転軸に入力される振動が出力側に伝達されるこ
とを抑制する。 【解決手段】 インターミディエイトシャフト4とドラ
イブシャフト1とが、等速自在継手5介して動力伝達可
能に連結され、かつ、ドライブシャフト1とシャフト1
8とが等速自在継手19により接続されている車両用継
手において、ドライブシャフト1における回転力の入力
側に、ドライブシャフト1の曲げ一次振動モードの節C
1を設定するバランスウェイト10が、ドライブシャフ
ト10に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の動力伝達
装置の一部に配置される継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されているエンジンの回転力
(トルク)は、トランスミッション、プロペラシャフ
ト、ドライブシャフトなどの動力伝達装置を介して車輪
に伝達される。これらの動力伝達装置のうち、プロペラ
シャフトやドライブシャフトなどの回転軸は、回転力の
入力側および出力側が、入力側伝達部材および出力側伝
達部材に接続された状態で回転し、トルクを伝達するよ
うに構成されている。なお、出力側伝達部材は、ナック
ルアームなどの構成部材に接続されている。このため、
エンジンおよびトランスミッションなどのパワープラン
トからの強制力によって回転軸に曲げ一次振動が発生す
ると、この振動がナックルアームを介してボデーに伝達
され、さらにはドライバーに伝達されて、振動もしくは
こもり音、ギャノイズ、エンジンノイズをドライバーに
感知させる。
【0003】このようなこもり音は、回転軸の共振周波
数を、車両の走行時におけるエンジン回転数の常用域か
ら外すように高く設定すれば低減することができる。こ
れは回転軸を中空化することにより可能であり、このよ
うに回転軸を中空化する技術の一例が、特開平6−28
1010号公報に記載されている。この公報に記載され
た車両用継手は、駆動軸と従動軸(回転軸)とを等速ジ
ョイントにより連結するとともに、従動軸の端部に小径
孔を形成することにより、従動軸の中空化を図ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報のように構成
すれば、回転軸の共振周波数を高くすることができ、こ
もり音の原因になりにくい。しかしながら、回転軸の中
空化は限界がある。すなわち、回転軸の内径をある程度
まで大きくすると質量は減るので、共振周波数を高くす
ることはできるが、回転軸の剛性もしくは強度が低下す
る。その結果、回転軸の動力伝達機能および耐久性が低
下するという別の問題が生じる可能性がある。
【0005】この発明は上記事情を背景としてなされた
もので、回転軸の剛性もしくは強度を低下させることな
く、回転軸の入力される振動が出力側に伝達されること
を抑制することのできる車両用継手を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記目的
を達成するためこの発明は、回転軸における回転力の入
力側および出力側が、入力側伝達部材および出力側伝達
部材に接続されている車両用継手において、前記回転軸
の入力側または前記出力側の少なくとも一方が、曲げ一
次振動の節となるように、前記回転軸に調整錘が取り付
けられていることを特徴とするものである。
【0007】この発明によれば、回転軸の曲げ一次振動
の節を、回転力の入力側に近づけることができるため、
回転軸に対して半径方向の振動が入力された場合でもそ
の振動が出力側に伝達されにくくなる。また、回転軸自
体に加工を施す必要がないので、その強度もしくは剛性
の低下が抑制される。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の車両用継手を
図面に基づいて説明する。図2はこの発明の車両用継手
をドライブシャフト(言い換えれば継手シャフト)1を
含む構成要素に適用した場合の平面図であり、ドライブ
シャフト1により、デファレンシャル2とアクスルハブ
(サスペンションホイール)3とが接続されている。こ
のデファレンシャル2には、エンジン(図示せず)の動
力がトランスミッション(図示せず)を経由して入力さ
れる。デファレンシャル2はリングギヤ、ピニオンギ
ヤ、サイドギヤなどを備えた公知の構造のものであり、
サイドギヤにはインターミディエイトシャフト4が接続
されている。このインターミディエイトシャフト4とド
ライブシャフト1の一端とが等速自在継手5により連結
されているとともに、ドライブシャフト1の他端とアク
スルハブ3のシャフト18とが等速自在継手19により
連結されている。そして、アクスルハブ3には車輪20
が取り付けられている。
【0009】図1は、ドライブシャフト1とインターミ
ディエイトシャフト4との連結部分の第1の実施形態を
示す図である。等速自在継手5は、有底円筒形状のアウ
ターレース6と円筒形状のインナーレース7とを備えて
いる。アウターレース6はインターミディエイトシャフ
ト4の端部に形成され、インナーレース7はドライブシ
ャフト1の端部に取り付けられている。アウターレース
6の内側に円周方向に形成されている突出部6A、およ
びインナーレース7の外周面には、それぞれボール溝が
円周方向に沿って複数形成されているとともに、これら
のボール溝によりボール8が保持されている。
【0010】上記構成の等速自在継手5により、ドライ
ブシャフト1とインターミディエイトシャフト4とが連
結され、ドライブシャフト1およびインターミディエイ
トシャフト4を車両に取り付けると、ドライブシャフト
1の軸線A1と、インターミディエイトシャフト4の軸
線B1とに所定の交差角が設定される。
【0011】また、ドライブシャフト1におけるインタ
ーミディエイトシャフト4側の端部には、軸線方向に雌
ねじ部9が形成され、この雌ねじ部9に対してバランス
ウェイト10がねじ込まれている。このバランスウェイ
ト10は、頭部11および雄ねじ部12を有するねじ部
材であり、その雄ねじ部12が雌ねじ部9にねじ込まれ
ている。さらに頭部11には、インターミディエイトシ
ャフト4側から見た形状が六角形の締め付け用穴13が
形成されている。上記構成のバランスウェイト10は金
属材料、例えば鉄により一体成形されている。
【0012】前記ドライブシャフト1は、その軸線方向
の所定位置毎に、その直径(つまり太さ)が異なる。す
なわち、インターミディエイトシャフト4側の端面14
側に大径部15が形成され、この大径部15に対してテ
ーパ部16が接続され、このテーパ部16に小径部17
が接続されている。頭部11の外径は、大径部15の外
径よりも大きく設定されている。
【0013】一方、等速自在継手19は、シャフト18
に接続された円筒形状のアウターレース20と、ドライ
ブシャフト1の端部に固定された円筒形状のインナーレ
ース21と、アウターレース20とインナーレース21
との間に保持された複数のボール22とを有している。
また、この等速自在継手19も等速自在継手5と同様に
構成されているとともに、ドライブシャフト1のアクス
ルハブ3側の端部にも、前述したバランスウェイト10
が取り付けられている。なお、ドライブシャフト1の軸
線A1とシャフト18の軸線(図示せず)とには、所定
の交差角が設定される。
【0014】ここで、各構成部品の材質や構造形式を説
明する。ドライブシャフト1は炭素鋼、炭素鋼鋼管、ボ
ロン鋼などの材料により構成され、アウターレース6,
20およびインナーレース7,21は炭素鋼、クロム鋼
などの材料により構成され、ボール8,22は軸受鋼な
どの材料により構成されている。また、等速自在継手
5,19の形式としては、クロスグルーブ形、バーフィ
ールド形(ツェッパ形)などを適宜用いることができ
る。さらに、等速自在継手5,19は、同じ形式のもの
でもよいし、異なる形式のものでもよい。
【0015】上記のようにして、ドライブシャフト1は
長手方向(軸線方向)の両端が、等速自在継手5,19
により2点で支持されている。そして、エンジンのトル
クがトランスミッションを介してデファレンシャル2に
伝達されるとともに、このトルクが等速自在継手5を経
由してドライブシャフト1に入力される。具体的には、
トルクがアウターレース6からボール8に伝達され、ボ
ール8のトルクがインナーレース7を介してドライブシ
ャフト1に伝達される。ドライブシャフト1に伝達され
たトルクは、等速自在継手19を介して車輪20に伝達
される。
【0016】このようなトルクの伝達時には、エンジン
やトランスミッションなどのパワープラント側における
エンジンノイズやギヤノイズなどにより、ドライブシャ
フト1を半径方向に振動させる強制力が入力される。こ
れに対して、この実施形態においては、図3に示すよう
に、ドライブシャフト1の単体の状態における一次曲げ
共振モードの節(ノード)C1の位置を、ドライブシャ
フト1の軸線方向における回転力(トルク)の入力点D
1、およびドライブシャフト1から等速自在継手19に
トルクが出力される出力点E1側に移動させている。
【0017】具体的には、入力点D1および出力点E1
と節C1とが同じ位置に設定されている。すなわち、ド
ライブシャフト1の両端の半径方向の移動に対する拘束
力が少なくなり、いわゆるフリーの状態になっている。
このドライブシャフト1の軸線方向における節C1の位
置は、バランスウェイト10の質量または締め付け量の
少なくとも一方を変更すれば調整することができる。な
お、節C1の調整後は、バランスウェイト10とドライ
ブシャフト1とを溶接して軸線方向の相対移動を防止
し、節C1を固定する。
【0018】ここで、実施形態の構成とこの発明の構成
との対応関係を説明する。すなわち、ドライブシャフト
1がこの発明の回転軸に相当し、バランスウェイト10
がこの発明の調整錘に相当し、等速自在継手5がこの発
明の入力側伝達部材に相当し、等速自在継手19がこの
発明の出力側伝達部材に相当する。
【0019】上記構成により、エンジンおよびトランス
ミッションにより構成されるパワープラントを起振源と
する強制力が生し、この強制力がドライブシャフト1に
入力されたとしても出力側には伝達されにくくなる。言
い換えれば、ボデーに振動が伝達されることを抑制でき
る。したがって、車両のこもり音、トランスミッション
のギヤノイズ、エンジンノイズなどを含むNV(ノイズ
バイブレーション;騒音・振動)性能の低下を抑制する
ことができる。なお、本出願人らが、車内音のピーク周
波数とドライブシャフト共振周波数との関係を実験的に
求めたところ、車内音の変化がドライブシャフト共振に
支配されていることが確認された。
【0020】また、ドライブシャフト1の軸線方向にお
ける節C1の位置の選択により、NV性能の低下を抑制
している。したがって、ドライブシャフト1の曲げ強度
や剛性、またはねじり強度や剛性が低下することを回避
でき、トルク伝達性能および耐久性を向上することがで
きる。
【0021】さらに、ドライブシャフト1の軸線方向に
おける節C1の位置を調整しており、かつ、バランスウ
ェイト10が鉄製であるために、NV性能の低下を抑制
する機能が、車両の周囲の温度、エンジンおよびトラン
スミッションの振動周波数などの条件に影響されにく
く、各種の条件変化に関わりなく、安定したこもりNV
性能制御機能を発揮できる。そして、ダイナミックダン
パをドライブシャフトに取り付けて曲げ共振を抑制する
構成の比較例とこの実施形態とを比較すると、ダイナミ
ックダンパはゴムなどの弾性部材を用いているために、
その共振抑制機能が温度、振動周波数などの条件により
影響されやすく、実際の振動周波数が目的とする振動周
波数から外れやすく、振動低減のための効果を得にく
い。
【0022】これに対して、この実施形態では、質量体
としてのバランスウェイト10をドライブシャフト1の
端部に取り付けるのみである。このため、バランスウェ
イト10の製造精度が高く振動周波数の調整制度が高め
ることができる。したがって、ドライブシャフト1に強
制力が入力された場合に、ドライブシャフト1から出力
される振動伝達力を低減することができる。
【0023】さらに、ドライブシャフト1の軸線方向に
おける節C1の位置を調整しているため、ドライブシャ
フト1の周辺のスペースが狭められることがない。した
がって、ドライブシャフト1の周辺に設けられる他の部
品、たとえばスタビライザーなどの取り回しが容易にな
る。
【0024】また、バランスウェイト10の頭部11が
インナーレース7の端面14に接触することにより、バ
ランスウェイト10がインナーレース7とドライブシャ
フト1とを軸線方向に位置決めする機能、つまり、スナ
ップリングと同様の機能を備えている。したがって、部
品点数が低減されて車両用継手の軽量化に寄与でき、か
つ、その製造コストを抑制することができる。
【0025】さらに、ドライブシャフト1には、インタ
ーミディエイトシャフト4側の端部から軸線方向の中央
に向けて外径が細くなるように構成されているため、ド
ライブシャフト1におけるインターミディエイトシャフ
ト4側の端部側を可及的に重くし易くなり、軽量なバラ
ンスウェイト10により、節C1と入力点D1および出
力点E1とを同じ位置に設定することができる。
【0026】図4は、ドライブシャフト1とインターミ
ディエイトシャフト4との連結部分の第2の実施形態を
示す断面図である。第2の実施形態においては、ドライ
ブシャフト1の軸線方向の外径が一定に設定されている
点が、第1の実施形態とは異なる。つまり、第2の実施
形態においては、ドライブシャフト1の軸線方向の節C
1の位置が、バランスウェイト10の質量またはねじ込
み量によってのみ調整されている。その他の構成は第1
の実施形態と同様である。また、ドライブシャフト1に
おける等速自在継手19側の端部の構成も、図4の等速
自在継手5側の端部の構成と同様であるため、その説明
を省略する。この第2の実施形態においても、第1の実
施形態と同様の作用効果を得られる。
【0027】図5は、ドライブシャフト1とインターミ
ディエイトシャフト4との連結部分の第3の実施形態を
示す断面図である。第3の実施形態においては、ドライ
ブシャフト1とバランスウェイト23との結合形態が、
第1の実施形態とは異なる。つまり、第3の実施形態に
おいては、ドライブシャフト1の端部に円柱形状の取付
孔24が形成されている。またバランスウェイト23
は、半球形状の頭部25Aと円柱形状の軸部25とを有
している。
【0028】そして、軸部25を取付孔24に圧入する
ことにより、ドライブシャフト1に対してバランスウェ
イト23が固定されている。第3の実施形態のその他の
構成は第1の実施形態と同様であるため説明を省略す
る。また、ドライブシャフト1における等速自在継手1
9側の端部の構成も、図5の等速自在継手5側の端部の
構成と同様である。この第3の実施形態においても第1
の実施形態と同様の作用効果を得られる。また、第3の
実施形態によれば、軸部25を取付孔24に圧入する量
を調整することにより、節C1の位置を調整することが
できる。さらに、軸部25を取付孔24に圧入するだけ
の作業により、バランスウェイト23をドライブシャフ
ト1に対して固定することができるため、ドライブシャ
フト1とバランスウェイト23との組み付け作業性が向
上する。
【0029】図6は、ドライブシャフト1とインターミ
ディエイトシャフト4との接続部分の構成の第4の実施
形態を示す断面図である。第4の実施形態においては、
バランスウェイトの構成が第1の実施形態とは異なる。
つまり、第4の実施形態においては、バランスウェイト
としていわゆるボルト26が用いられている。このボル
ト26は、インターミディエイトシャフト4側から見た
形状が六角形の頭部27を有している。第4の実施形態
のその他の構成は、第1の実施形態の構成と同様であ
る。また、ドライブシャフト1における等速自在継手1
9側の端部の構成も、図6の等速自在継手5側の端部の
構成と同様である。この第4の実施形態においても第1
の実施形態と同様の作用効果を得られる。さらに第4の
実施形態においては、バランスウェイトとして既存のボ
ルト26を用いることができるため、格別のバランスウ
ェイトを製造する必要がなく、その製造コストを抑制す
ることができる。
【0030】なお、第1の実施形態ないし第4の実施形
態は、ドライブシャフトを対象として説明しているが、
この実施形態は、トランスミッションとデファレンシャ
ルとの間の動力伝達経路に設けられるプロペラシャフト
に適用することもできる。この場合は、プロペラシャフ
トとトランスミッションおよびデファレンシャルとを2
つの連結装置により別々に連結した車両用継手におい
て、調整錘により、プロペラシャフトの軸線方向におけ
る曲げ振動の節を、トランスミッション側のトルク入力
点側に移動させることになる。この場合、連結装置とし
ては、等速自在継手の他にフックスジョイントを用いる
ことができる。なお、ドライブシャフト1を対象とする
実施形態は、FF(フロントエンジン・フロントドライ
ブ)車またはFR(フロントエンジンリヤドライブ)車
のいずれにも適用することができる。プロペラシャフト
を対象とする実施形態は、FR車に適用される。
【0031】上記の具体例に基づいて開示されたこの発
明の特徴的な構成を記載すれば以下のとおりである。す
なわち、回転軸の軸線方向における第1の所定箇所(入
力点)に回転力が入力され前記軸線を中心として回転す
るとともに、前記回転軸の軸線方向における第2の所定
箇所(出力点)から回転力が出力されるように構成され
ている車両用継手において、前記回転軸の一次曲げ振動
の2つの節を、それぞれ前記第1の所定箇所および前記
第2の所定箇所側に移動させる調整錘が、前記回転軸に
取り付けられていることを特徴とする。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、回転軸の曲げ一次振動の節を、回転軸における回転
力の入力側に力側に近づけることができる。このため、
回転軸を半径方向に振動させる強制力が回転軸に入力さ
れた際に、この振動が出力側に伝達されにくくなり、こ
もり音を低減することができる。また、回転軸自体に加
工を施す必要がないので、その強度もしくは剛性の低下
が抑制され、回転軸の動力伝達機能および耐久性を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の車両用継手の第1の実施形態を示
す断面図である。
【図2】 この発明の車両用継手をドライブシャフトに
適用した場合の平面断面図である。
【図3】 この発明の車両用継手において、ドライブシ
ャフトと曲げ共振モードの節との関係を示すモデル図で
ある。
【図4】 この発明の車両用継手の第2の実施形態を示
す断面図である。
【図5】 この発明の車両用継手の第3の実施形態を示
す断面図である。
【図6】 この発明の車両用継手の第4の実施形態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1…ドライブシャフト、 5…等速自在継手、 10,
23…バランスウェイト、 19…等速自在継手、 2
6…ボルト、 A1…軸線、 C1…節、 D1…入力
点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸における回転力の入力側および出
    力側が、入力側伝達部材および出力側伝達部材に接続さ
    れている車両用継手において、 前記回転軸の入力側または前記出力側の少なくとも一方
    が、曲げ一次振動の節となるように、前記回転軸に調整
    錘が取り付けられていることを特徴とする車両用継手。
JP11192221A 1999-07-06 1999-07-06 車両用継手 Pending JP2001021003A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6813973B1 (en) * 2003-08-20 2004-11-09 Torque-Traction Technologies, Inc. Drive shaft balancing
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