JP2001020236A - スノーボード用人工滑走路の雪層形成装置およびそれを用いて雪層を形成する方法 - Google Patents

スノーボード用人工滑走路の雪層形成装置およびそれを用いて雪層を形成する方法

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JP2001020236A
JP2001020236A JP11191753A JP19175399A JP2001020236A JP 2001020236 A JP2001020236 A JP 2001020236A JP 11191753 A JP11191753 A JP 11191753A JP 19175399 A JP19175399 A JP 19175399A JP 2001020236 A JP2001020236 A JP 2001020236A
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snow layer
vertical wall
layer forming
mold
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Hiroaki Umetsu
弘章 梅津
Yuichi Niihori
裕一 新堀
Hiroshi Matsunaga
弘 松永
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スノーボード用人工滑走路の垂直壁面の一部
とこの垂直壁面に続くダウンスロープの一部に容易に雪
層を形成でき、かつ雪層が削り落とされた場合でも容易
に厚い雪層を形成して補修できる雪層形成装置を提供す
ること。 【解決手段】 前記垂直壁の上部に設置するするための
設置部と、雪を内部に供給するために前記設置部の一部
に設けられた雪供給口と、前記設置部に連結されて前記
面に沿って覆うように配設できる形状を有するととも
に、前記雪供給口から内部に供給された雪を貯め、貯め
られた雪が前記面に接して付着して適宜の幅および厚さ
の雪層を形成できる型枠などを備えた雪層形成装置を用
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内あるいは屋外
に設置してスノーボードを行うために好適に用いられる
スノーボード用人工滑走路の雪層形成装置およびそれを
用いて雪層を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スノーボードを行うために用いら
れる両側に垂直壁面を有する断面がU字型の人工滑走路
を作るには、斜面に沿って一定深さのU字型のダウンス
ロープ基盤を掘り、このダウンスロープ基盤に砕氷、天
然雪、人工雪(アイスクラッシャー他)などを一定厚さ
に積層して滑走路を形成したり、あるいはフラットなゲ
レンデに天然雪、人工雪を移動し、所要高さまで雪を積
んで小山を作り、しかる後、雪を削り出して曲面を形成
してU字型の人工滑走路を形成していた。そしてこのよ
うにして形成されたU字型の人工滑走路内を競技者がジ
グザグに滑走するようになっている。
【0003】一方、斜面に沿って形成された滑走溝部に
多数の冷却管を併設し、この冷却管の外側に砕氷、雪な
どを敷設して、前記冷却管により冷却して滑走面を形成
したスノーボード滑走路(特開平10−15146号公
報)や、断面がU字型のダウンスロープ基盤の垂直壁面
を含む表面上に、多数の冷媒流通用管路を併設し、この
冷媒流通用管路が全部埋まるように氷層(下部氷層と称
す)を形成し、前記下部氷層の上に砕氷、天然雪、人工
雪などを敷設して前記下部氷層と強固に結合した上部雪
層を形成した積層構造の滑走路(特願平11−1973
47号明細書)などが提案されている。
【0004】しかし、スノーボード滑走路(特開平10
−15146号公報)では、スノーボーダーが壁曲面を
利用して滑走、ジャンプを行う際、壁面、特に垂直部お
よびそれに続くR部より雪が削られ、崩壊していき、最
悪の場合冷却管を損傷することになる。このため、新規
に滑走路を構築する時だけでなく、頻繁に補修を行う必
要があるが、適正な形状に雪を厚く積層するためには多
大の労力と時間を要し、また大型装置の使用には屋内ス
ノーボード場では現実的には対応が困難であるという問
題があった。
【0005】一方、滑走路(特願平11−197347
号明細書)では、冷却管を埋設した氷層を形成し、その
上に雪を積層することで壁面の崩壊、冷却管の損傷防止
がなされている。ただし、この場合でも雪が削られ、下
部氷層が露出すると、エッジのききが悪くなり、滑走
性、安全性が劣るため、その都度雪を厚く補修すること
が望ましいが、補修にかけられる人、時間には制約があ
り、その結果、従来技術(例えば、トンボで雪を押し上
げ、押し付ける)では雪を戻しても薄くしか付着でき
ず、ボーダーの滑走により短時間で削られるという問題
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、前記のような問題点に鑑みて、多大な労力を要する
ことなく、きわめて容易にかつ正確な形状に雪層を形成
可能とし、しかも、雪層が削り落とされた場合でもきわ
めて容易に厚い雪層を形成して補修することを可能にす
る屋外あるいは屋内に設置されたスノーボード用人工滑
走路(例えば、競技、練習、遊びなどを行うために好適
に用いられるスノーボード用U字型人工滑走路)の雪層
形成装置を提供することであり、また本発明の第2の目
的は、この雪層形成装置を用いて容易に雪層を形成する
方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、ダウンスロー
プの垂直壁面の一部とこの垂直壁面に続くダウンスロー
プの一部を含む面に沿って1つあるいは2つ以上の特定
の簡単な構造を有する安価で取り扱い易い雪層形成装置
を設置して、設置した雪形成装置の各雪供給口から内部
に雪を供給し、内部に供給した雪を貯め、貯められた雪
を前記面に接して付着させて雪層を形成することによ
り、厚い雪層を容易に形成でき、雪層が厚いと雪層が削
り落とされて使用できなくなるまでの時間が長くなるた
め、長時間の滑走に適することを見い出し本発明を完成
するに至った。
【0008】すなわち、本発明の請求項1は、スノーボ
ードを行うためのダウンスロープの少なくとも垂直壁面
の一部とこの垂直壁面に続くダウンスロープの一部を含
む面上に雪層を形成するための雪層形成装置であって、
前記垂直壁の上部に設置するための設置部と、雪を内部
に供給するために前記設置部の一部に設けられた雪供給
口と、前記設置部に連結されて前記面に沿って覆うよう
に配設できる形状を有するとともに、前記雪供給口から
内部に供給された雪を貯め、貯められた雪が前記面に接
して付着して適宜の幅および厚さの雪層を形成できる型
枠とを備えたことを特徴とする雪層形成装置に関するも
のである。
【0009】そして本発明の請求項2は、請求項1記載
の雪層形成装置において、前記型枠に貯められた雪が前
記型枠の側部および/または底部から外部にでないよう
にするための抑え部材を備え、前記型枠の側部用の抑え
部材は前記型枠の側部に着脱可能にしたことを特徴とす
るものである。
【0010】本発明の請求項3は、請求項1あるいは請
求項2記載の雪層形成装置において、前記型枠に貯めら
れた雪が前面から見えるように前部が透明プラスチック
シート、網目状メッシュから選ばれる材料で形成されて
いることを特徴とするものである。
【0011】本発明の請求項4は、請求項3記載の雪層
形成装置において、前記型枠の前部が異なるメッシュを
有する2種以上の網目状メッシュから形成されているこ
とを特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項5は、請求項1から請求項
4のいずれかに記載の雪層形成装置において、前記型枠
が前記面のRが変化しても変化した面に沿って覆うよう
に配設できるようにフレキシブルに形成したことを特徴
とするものである。
【0013】本発明の請求項6は、請求項1から請求項
5のいずれかに記載の雪層形成装置において、前記型枠
の前部と前記面との間に適当な間隔が維持できるよう
に、前記型枠の側部に複数のスペーサを配設したことを
特徴とするものである。
【0014】本発明の請求項7は、請求項1から請求項
6のいずれかに記載の雪層形成装置において、前記雪供
給口にホッパーを配設したことを特徴とするものであ
る。
【0015】本発明の請求項8は、請求項1から請求項
7のいずれかに記載の雪層形成装置を用いて下記の工程
(1)〜(9)により雪層を形成することを特徴とする
方法に関するものである。 (1)垂直壁の上部に設置部を配設するとともにダウン
スロープの垂直壁面の一部とこの垂直壁面に続くダウン
スロープの一部を含む面に沿って雪層形成装置の型枠を
設置する工程、(2)必要に応じて他の雪層形成装置の
型枠を工程(1)で設置された型枠に並列に接して同様
にして設置する工程、(3)さらに必要に応じて他の雪
層形成装置の型枠を工程(2)で設置された型枠に並列
に接して同様にして設置する工程、(4)同様な工程を
繰り返して必要な個数の雪層形成装置の型枠を設置する
工程、(5)工程(1)で設置された型枠が他の型枠と
接していない側部および、最後に設置された型枠が他の
型枠と接していない側部に抑え部材を取り付ける工程、
(6)設置された複数の雪形成装置の各雪供給口から内
部に雪を供給する工程、(7)内部に供給された雪を貯
め、貯められた雪を前記面に接して付着させて雪層を形
成する工程、(8)雪層の形成後、使用した複数の雪層
形成装置の型枠を取り外す工程、(9)工程(1)〜
(8)を繰り返してスノーボードを行うためのダウンス
ロープの垂直壁面とこの垂直壁面に続くダウンスロープ
の一部を含む面上に雪層を形成する工程。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。図
1は、本発明のスノーボード用人工滑走路の雪層形成装
置の1実施形態を示す全体略図であり、図2は図1に示
した本発明のスノーボード用人工滑走路の雪層形成装置
の断面を示す説明図である。
【0017】図1および図2において、本発明の雪層形
成装置1は、スノーボード用U字型ダウンスロープ2の
垂直壁面3の上部の肩部4の上に設置するするための設
置部5と、雪(砕氷、天然雪、人工雪など)を内部に供
給するために前記設置部5の一端に設けた雪供給口6を
備えるとともに、前記設置部5に連結されて、垂直壁面
3と垂直壁面3に続くダウンスロープ2の一部の面に沿
って覆うように配設できる形状を有する型枠7を備えて
おり、前記雪供給口6から型枠7の内部に供給された雪
を貯め、貯められた雪が垂直壁面3と垂直壁面3に続く
ダウンスロープ2の一部の面に接して付着して適宜の幅
および厚さの雪層8が形成できるように構成されてい
る。なお、本発明におけるスノーボード用人工滑走路
は、断面がU字型のダウンスロープ(いわゆるハーフパ
イプと呼ばれているもの)やU字型のダウンスロープの
片方部分を含むスロープ(いわゆるクオーターパイプと
呼ばれているもの)、あるいはこれらの組み合わせなど
を包含する。以下、U字型のダウンスロープのものにつ
いて説明する。
【0018】設置部5は本発明の雪層形成装置1を肩部
4の上にしっかりと固定し、滑って落ちたりしないよう
に構成することが肝要である。滑り防止歯(板)などを
設置部5の下部に取り付けて本発明の雪層形成装置1を
肩部4の上に置いて吊り下げるだけでしっかりと固定で
きるようにした構造は好ましく使用できる。
【0019】型枠7の枠は、コの字型などの型材でもパ
イプでも棒などで形成されていてよく、その材質は、軽
く、雪層8の形成に耐える強度、剛性があれば特に限定
されず、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス
などの金属、プラスチックス、ゴムなど、あるいはこれ
らの組み合わせなどいずれでもよい。前記特性を有する
上さらに垂直壁面3と垂直壁面3に続くダウンスロープ
2の一部の面に沿って覆うように容易に配設できるよう
にするため枠自体がフレキシブルになるような形状、形
態、材質、あるいはこれらの組み合わせは好ましく使用
できる。
【0020】本発明の雪層形成装置1においては型枠7
の内部に供給された雪を外部にださずに内部に貯めて、
貯められた雪が垂直壁面3と垂直壁面3に続くダウンス
ロープ2の一部の面に接して付着するように前部に異な
るメッシュを有する2種の網目状メッシュ9−1および
9−2が設けられている。網目状メッシュ9−1および
9−2は軽量である上、フレキシブルであるので変形容
易であり型枠7を垂直壁面3と垂直壁面3に続くダウン
スロープ2の一部の面に沿って覆うように容易に配設で
きる。
【0021】本発明の雪層形成装置1においては前部が
網目状メッシュ9−1および9−2から形成されている
ので型枠7に貯められた雪の量、雪の詰まり具合、ボイ
ドの有無などを前面からよく見ることができる。雪の
量、雪の詰まり具合、ボイドの有無などに不具合があれ
ば雪をさらに追加して供給したり、棒でつついたりして
調整する必要がある。
【0022】前部の上部に設けられた網目状メッシュ9
−1の網目は型枠7の内部に供給された雪が網目状メッ
シュ9−1の網目を経て外部にでないような程度のメッ
シュ(例えば、1cm角以下)を有しており、一方、前
部の下部に設けられた網目状メッシュ9−2の網目は網
目状メッシュ9−1の網目より粗くして(例えば、5c
m角程度)、雪を雪供給口6から供給する以外に必要に
応じて型枠7の外部からスコップ、バケツなどを用いて
傾斜がなだらかなダウンスロープ2上の雪をすくって網
目状メッシュ9−2を経て型枠7の内部に雪を容易に供
給できるようにしてある。このようにすれば雪を搬送し
て雪供給口6から供給する手間、時間、費用などを軽減
できる。
【0023】網目状メッシュ9−1〜9−2の材質は雪
層8の形成に耐える強度があれば特に限定されず、金
属、プラスチックス、あるいはこれらの組み合わせなど
いずれでもよい。前部は、網目状メッシュに替えて型枠
7に貯められた雪が前面から見えるような透明性を有す
るポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリ
スチレンなどの透明プラスチック製のシートなどでもよ
い。
【0024】10は、型枠7の前部と垂直壁面3と垂直
壁面3に続くダウンスロープ2の一部の面との間に適当
な間隔(d)が維持されるように、型枠7の両側部に配
設した複数のスペーサである。型枠7の前部と垂直壁面
3と垂直壁面3に続くダウンスロープ2の一部の面との
間に適当な間隔(d)が維持されさえすれば、スペーサ
10の取り付け箇所、取り付け個数、形状、材質、大き
さなどは特に限定されず、形状としては例えば脚形状の
ものであってもよい。
【0025】しかし、スペーサ10の取り付け個数およ
び幅などの大きさをできるだけミニマムにして形成した
雪層8の上にスペーサ10の跡が残らないようにするこ
とが好ましい。
【0026】間隔(d)の大きさは特に限定されない
が、あまり小さいと薄い雪層しか形成できず、薄い雪層
は直ぐに削られてしまうので好ましくない。逆にあまり
大きくすると雪層の形成に時間がかかる。補修時のよう
に短時間での作業が求められる場合、間隔(d)の大き
さは通常は約5〜10cm程度にするのが実用的であり
好ましい。
【0027】本発明の雪層形成装置1を1つ使用して雪
層8を形成するために雪を雪供給口6から型枠7の内部
に供給した時、型枠7の内部の雪が型枠7の両側部およ
び底部から型枠7の外部にでるのを防止するため、底部
には抑え部材11−1が設けられるとともに、両側部に
は着脱可能な抑え部材11−2および11−3が設けら
れてることが好ましい。両側部および底部に抑え部材1
1−1〜11−3を設けなくても、例えば、他の雪で両
側部および底部を覆って型枠7の内部の雪が型枠7の外
部にでるのを防止できる場合がある。これらの抑え部材
の材質は型枠7の内部の雪がでないように抑えることが
できる強度があれば特に限定されず、金属、プラスチッ
クス、ゴム、木あるいはこれらの組み合わせなどいずれ
でもよい。
【0028】本発明の雪層形成装置1を設置する際、型
枠7が垂直壁面3と垂直壁面3に続くダウンスロープ2
の一部の面のRが多少変化しても変化した面に沿って覆
うように配設できるようにフレキシブルに形成されてい
ることが好ましく、フレキシブルにするためには型枠7
の枠自体がフレキシブルなプラスチックスパイプなどで
形成されていてもよい。この例においては枠に多数のヒ
ンジ12を設けて枠自体をフレキシブルにしている。
【0029】図3は、本発明の雪層形成装置1の雪供給
口6にホッパー13を配設した例を示す説明図である。
ホッパー13内に雪を投入することにより本発明の雪層
形成装置1の型枠7の内部に雪供給口6から雪を容易に
供給できる。
【0030】図1〜図3に示した本発明の雪層形成装置
1を用いて雪層を形成する例を説明する。 (イ)先ず、肩部4に設置部5を配設するとともにダウ
ンスロープ2の垂直壁面3の一部とこの垂直壁面3に続
くダウンスロープ2の一部を含む面に沿って覆うように
雪層形成装置1の型枠7を設置する。型枠7は前部が網
状メッシュ9−1、9−2で構成されており、かつ多数
のヒンジ12を設けて枠自体をフレキシブルにしてある
ので垂直壁面3と垂直壁面3に続くダウンスロープ2の
一部の面のRが多少変化しても変化した面に沿って覆う
ように容易に配設できる。
【0031】(ロ)内部に供給された雪(砕氷、天然
雪、人工雪など)が外部にでないように型枠7の両側部
に着脱可能な抑え部材11−2および11−3を固定し
て装着する。型枠7の底部には抑え部材11−1が装着
されている。
【0032】(ハ)図示しない搬送装置で肩部4上に搬
送した雪(砕氷、天然雪、人工雪など)を設置した雪形
成装置1のホッパー13内に投入して雪供給口6から型
枠7の内部(型枠7の前部と垂直壁面3とこの垂直壁面
3に続くダウンスロープ2の一部を含む面の間)に雪を
供給する。雪を雪供給口6から供給する以外に必要に応
じて型枠7の外部からスコップを用いて傾斜がなだらか
なダウンスロープ2上の雪をすくって網目状メッシュ9
−2を経て型枠7の内部に雪を供給する。
【0033】(ニ)型枠7の内部に供給された雪を貯
め、貯められた雪を垂直壁面3とこの垂直壁面3に続く
ダウンスロープ2の面に接して付着させて雪層8を形成
する。貯められた雪は自重圧あるいは型枠7の前部によ
り軽く押し付けるだけで容易に壁面に付着する。
【0034】(ホ)雪層8の形成後、使用した雪層形成
装置1を取り外す。
【0035】(ヘ)工程(イ)〜(ホ)を繰り返してス
ノーボードを行うためのダウンスロープ2の両側の垂直
壁面3とこの垂直壁面3に続くダウンスロープ2の一部
を含む面上に雪層を形成する。
【0036】上記のようにして新たに雪層8を形成する
場合でも、あるいは一旦形成した雪層8が削り落とされ
たり剥離したような場合に補修のために雪層8を形成す
る場合でも、本発明の雪層形成装置1を用いて垂直壁面
3とこの垂直壁面3に続くダウンスロープ2の面に多大
な労力を要することなく、きわめて容易にかつ正確な形
状に容易に厚い雪層8を形成することができる。
【0037】図4は、スノーボード用U字型人工滑走路
の1例を示す全体略図であり、図5は、図4に示したス
ノーボード用U字型人工滑走路の1部断面を示す説明図
である。尚、各図面において、図1〜3と構成が共通す
る部分及び同じ名称のものには同一符号を付してある。
スノーボード用U字型人工滑走路21は、両側に垂直壁
22、22を有する断面が略U字型のダウンスロープ基
盤23の上に配設された断熱材24と、垂直壁22、2
2を含むダウンスロープ基盤23上に配設された断熱材
24の上に、白矢印で方向を示したダウンスロープにほ
ぼ平行に多数併設された冷媒流通用管路である内径約7
〜15mmφのポリエチレンなどの2本のパイプを引揃
えて一体化した樹脂製ツインパイプ25と、樹脂製ツイ
ンパイプ25の上に敷設されたメッシュ26と、樹脂製
ツインパイプ25とメッシュ26を埋設するように設け
られた下部氷層27と、下部氷層27の上に形成され下
部氷層27と強固に結合した雪層8と、ダウンスロープ
基盤23と連続的に同様にして形成された肩部4と、肩
部4を支持するための複数の支柱29などとから構成さ
れている。肩部4も下から順に断熱材24、樹脂製ツイ
ンパイプ25、メッシュ26、下部氷層27および雪層
8から構成されている。
【0038】スノーボード用U字型人工滑走路21を製
造する1例を次に説明する。先ず、両側に垂直壁22を
有する断面がU字型のダウンスロープ基盤23の垂直壁
22を含む表面上に、適当な厚さを有する発泡ポリスチ
レンシートなどの断熱材24を配設する。断熱材24の
上に、白矢印で方向を示したダウンスロープにほぼ平行
に多数の樹脂製ツインパイプ25を併設する。樹脂製ツ
インパイプ25の一方のパイプから供給された冷媒が樹
脂製ツインパイプ25の他方のパイプから戻るように冷
媒を流通させるようにしてスノーボード用U字型人工滑
走路21を全面にわたり効率よく均一に冷却できるよう
にする。断熱材24は樹脂製ツインパイプ25からの冷
熱が地盤側へ逃げないような断熱性能を有している。樹
脂製ツインパイプ25上にメッシュ26を敷設する。メ
ッシュ26は樹脂製ツインパイプ25を保護するととも
に下部氷層27をよく付着させ補強する働きがある。
【0039】そして、下部氷層27を形成するには、例
えば、先ず吸水性樹脂に水を吸水させて、例えば自重の
100〜400倍の量の水を混ぜて高粘度液状物を作
る。水の配合割合は特に限定されないが、この高粘度液
状物の粘度が、この高粘度液状物を特に垂直壁22の上
の前記樹脂製ツインパイプ25およびメッシュ26が埋
設するように敷設した際、前記樹脂製ツインパイプ25
およびメッシュ26に支持されて重力によって下方にだ
れたり、流れたりしないような粘度とすることが好まし
い。高粘度液状物が前記樹脂製ツインパイプ25および
メッシュ26によって支持されずに重力によって下方に
だれたり、流れたりすると均一な厚さの下部氷層前駆体
が得られない。
【0040】メッシュ26の網目の大きさは、高粘度液
状物を前記樹脂製ツインパイプ25およびメッシュ26
が埋設するように敷設する際に高粘度液状物が網目をよ
く通過できるような大きさであることが好ましい。あま
り網目の大きさが小さいと高粘度液状物が通過し難く、
逆にあまり網目が大きいと下部氷層前駆体や下部氷層2
7を保持する効果がなくなる。
【0041】そして、樹脂製ツインパイプ25に冷媒を
流通さて十分にクールダウンを行ってから高粘度液状物
を前記樹脂製ツインパイプ25およびメッシュ26が埋
設するように敷設し、樹脂製ツインパイプ25により冷
却して凍結させて生乾き状態の下部氷層前駆体を形成す
ることが好ましい。生乾き状態の下部氷層前駆体ではな
く、樹脂製ツインパイプ25により冷却して凍結させて
完全に氷結させた氷層としてしまうと、次いでその上に
雪層8を形成した際、雪層8が前記氷層とよく結合しな
い。
【0042】前記下部氷層前駆体を形成した後、その上
に砕氷、天然雪、人工雪などを敷設して樹脂製ツインパ
イプ25により冷却して凍結させて前記下部氷層前駆体
を完全に氷結した下部氷層27とするとともに雪層8を
形成することによって両者を強固に結合することができ
る。
【0043】しかし、上記のように一旦形成した雪層8
が削り落とされたり剥離した場合には補修する必要が生
じる。次に、本発明の雪層形成装置1を用いて補修すべ
き垂直壁面3とこの垂直壁面3に続くダウンスロープ2
の面に雪層8を形成する1例を説明する。 (1)先ず、垂直壁22の上部(肩部4)に本発明の雪
層形成装置1の設置部5を配設するとともにU字型のダ
ウンスロープ2の垂直壁面3の一部とこの垂直壁面3に
続くダウンスロープ2の一部を含む面に沿って覆うよう
に雪層形成装置1の型枠7を設置する。型枠7は前部が
網状メッシュ9−1、9−2で構成されており、多数の
ヒンジ12を設けて枠自体をフレキシブルにしてあるの
で垂直壁面3と垂直壁面3に続くダウンスロープ2の一
部の面のRが多少変化しても変化した面に沿って覆うよ
うに容易に配設できる。
【0044】(2)補修箇所が大きい場合は他の本発明
の雪層形成装置1の型枠7を既に設置された型枠7に並
列に接して[内部の雪(砕氷、天然雪、人工雪など)が
外にでないように接して]前記と同様にして設置する。
【0045】(3)さらに必要に応じて他の本発明の雪
層形成装置1の型枠7を前記工程(2)で設置された型
枠7に並列に接して(内部の雪が外にでないように接し
て)前記と同様にして設置する。
【0046】(4)前記と同様な工程を繰り返して適当
な個数の本発明の雪層形成装置1の型枠7を設置する。
本発明の雪層形成装置1の持ち運びを考慮して幅が約1
m、長さ約2.5mとした場合は、例えば5個以上設置
するのが作業上好ましい。
【0047】(5)工程(1)で設置された型枠7が他
の型枠7と接していない側部および、最後に設置された
型枠7が他の型枠7と接していない側部に、内部に供給
された雪が外部にでないように着脱可能な抑え部材11
−2および11−3を固定して装着する。
【0048】(6)図示しない搬送装置で肩部4上に搬
送した雪(砕氷、天然雪、人工雪など)を設置した複数
の本発明の雪形成装置1のホッパー13内に投入して各
雪供給口6から本発明の雪層形成装置1の型枠7の内部
に雪を供給する。雪を雪供給口6から供給する以外に必
要に応じて型枠7の外部からスコップを用いて傾斜がな
だらかなダウンスロープ2上の雪をすくって網目状メッ
シュ9−2を経て型枠7の内部に雪を供給する。
【0049】(7)そして、内部に供給された雪を貯
め、貯められた雪を補修すべき垂直壁面3とこの垂直壁
面3に続くダウンスロープ2の面(下部氷層27が露出
していればその下部氷層27の面、あるいはもし下部氷
層27が露出していない場合は残存する雪層8の面)に
接して付着させて(樹脂製ツインパイプ25により冷却
して)雪層8を形成する。貯められた雪は自重圧あるい
は型枠7の前部により軽く押し付けるだけで容易に壁面
に付着する。
【0050】(8)雪層8の形成後、使用した複数の雪
層形成装置1の型枠7を取り外す。
【0051】(9)補修箇所が大きく補修がまだ必要な
場合は、工程(1)〜(8)を繰り返して垂直壁面3と
この垂直壁面3に続くダウンスロープ2の一部を含む面
上に雪層8を形成する。
【0052】上記のようにして一旦形成した雪層8が削
り落とされたり剥離したような場合に本発明の雪層形成
装置1を用いて垂直壁面3とこの垂直壁面3に続くダウ
ンスロープ2の面にきわめて容易にかつ正確な形状に容
易に厚い雪層8を形成して補修することができる。
【0053】上記の例では、一旦形成した雪層8が削り
落とされたり剥離したような場合にそれを補修するのに
本発明の雪層形成装置1を用いる例を示したが、前記の
ように下部氷層前駆体を形成した後、その上に砕氷、天
然雪、人工雪などを敷設して樹脂製ツインパイプ25に
より冷却して凍結させて前記下部氷層前駆体を完全に氷
結した下部氷層27とするとともに新たな雪層8を形成
する場合にも本発明の雪層形成装置1を用いることがで
きる。また、一旦、下部氷層27を形成した後に、その
上に新たな雪層8を形成する場合にも本発明の雪層形成
装置1を用いることができる。
【0054】傾斜がなだらかなダウンスロープ2の下部
氷層27の上に雪層8を形成するのは容易であるが、垂
直壁面3とこの垂直壁面3に続くダウンスロープ2の面
に雪層8を形成する際は雪が落下し易い。しかし、本発
明の雪層形成装置1を用いれば垂直壁面3とこの垂直壁
面3に続くダウンスロープ2の面にきわめて容易にかつ
正確な形状に容易に厚い雪層8を形成して補修すること
ができる。
【0055】前記吸水性樹脂としては、例えば、アクリ
ルアミド、アクリル酸、ポリアクリル酸塩、ビニルオキ
サゾリジノン、メタクリル酸塩、スチレン、ビニルエー
テルおよびスチレンスルホン酸塩、スチレンスルホン酸
塩のポリマーおよびコポリマーの群から選択された少な
くとも一種の吸水性樹脂を挙げることができる。吸水性
樹脂としては球状または破砕状などの粒状の吸水性樹脂
が取り扱い易く好ましい。吸水性樹脂が水を吸水して高
粘度を呈してもも互いに非粘着性の粒状吸水性樹脂であ
ることが、得られる高粘度液状物の粘度制御が容易であ
るのでさらに好ましい。粒状吸水性樹脂の平均粒径とし
ては約0.005〜5mmを例示できる。
【0056】これらの粒状吸水性樹脂を得る方法として
は、上記吸水性樹脂を粉砕して所定の粒子形状に加工す
る方法、上記吸水性樹脂の原料化合物から重合または縮
合して粒状の形で高分子化合物とする方法などが挙げら
れるが、とりわけ、有機溶剤中で逆相懸濁重合して得ら
れる球状のポリアクリル酸塩、ビニルアルコールとアク
リル酸塩共重合体またはイソブチレンと無水マレイン酸
との共重合体をケン化する方法が好適である。
【0057】図4〜図5に示した実施形態においては、
ダウンスロープにほぼ平行にツインパイプ25を多数併
設したが、ツインパイプ25の併設方法はこれに限定さ
れず、例えば白矢印で方向を示したダウンスロープにほ
ぼ直角にツインパイプ25を多数併設してもよく、これ
らを組み合わせて併設してもよい。
【0058】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸
脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0059】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の雪層形成装置
は、簡単な構造を有し、安価であり、かつ軽量で取り扱
い易い。屋外あるいは屋内に設置されてスノーボードの
競技、練習、遊びなどを行うために好適に用いられる人
工滑走路のダウンスロープの垂直壁面の一部とこの垂直
壁面に続くダウンスロープの一部を含む面に沿って1つ
あるいは2つ以上の本発明の請求項1記載の雪層形成装
置を設置して、各雪供給口から内部に雪を供給し、内部
に供給した雪を貯め、貯められた雪を前記面に接して付
着させれば、多大な労力を要することなく、きわめて容
易にかつ正確な形状に雪層を形成することができる。例
えば、40〜50mのダウンスロープの場合、厚さ約5
〜10cm程度の厚い雪層を4人で約2時間で容易に形
成できる。雪層が厚いと雪層が削り落とされて使用でき
なくなくなるまでの時間が長くなるので、長時間の滑走
に適する。本発明の請求項1記載の雪層形成装置は、新
たに雪層を形成するために使用できるとともに、雪層が
削り落とされた場合に補修のために使用することも可能
である。
【0060】型枠に貯められた雪が前記型枠の側部およ
び/または底部から外部にでないようにするための抑え
部材を備え、前記型枠の側部用の抑え部材は前記型枠の
側部に着脱可能にした本発明の請求項2記載の雪層形成
装置は、雪層形成装置を複数個並列に互いに接して併設
して使用する場合でも最初の型枠の側部と最後の型枠の
側部や、各雪層形成装置の底部から内部の雪が外にでる
のを抑えることができる。
【0061】型枠の前部が透明プラスチックシート、網
目状メッシュから選ばれる材料で形成されている本発明
の請求項3記載の雪層形成装置は、内部に供給された雪
の量や具合などを外から検知できる。網目状メッシュは
軽量である上、フレキシブルであるので変形容易であり
型枠を垂直壁面と垂直壁面に続くダウンスロープの一部
の面に沿って覆うように容易に配設できる。
【0062】型枠の前部が異なるメッシュを有する2種
以上の網目状メッシュから形成されている本発明の請求
項4記載の雪層形成装置は、型枠内に貯められた雪が前
面からよく見える上、型枠の下部の網目状メッシュを上
部の網目状メッシュのメッシュより粗くしておくことに
より、雪を雪供給口から供給する以外に必要に応じて型
枠の外部からスコップ、バケツなどを用いて傾斜がなだ
らかなダウンスロープ上の雪をすくって下部の目の粗い
網目状メッシュを経て型枠の内部に雪を容易に供給でき
る。
【0063】型枠が前記面のRが変化しても変化した面
に沿って覆うように配設できるようにフレキシブルに形
成した本発明の請求項5記載の雪層形成装置は、前記面
のRが変化しても前記面に沿って覆うように1つあるい
は2つ以上容易に設置することができる。
【0064】型枠の側部に複数のスペーサを配設した本
発明の請求項6記載の雪層形成装置は、型枠の前部と前
記面との間に適当な間隔をとり、それを維持することが
できるので正確な幅および厚さの雪層を容易に形成でき
る。
【0065】雪供給口にホッパーを配設した本発明の請
求項7記載の雪層形成装置は、雪をホッパー内へ投入し
て雪供給口を経て型枠の内部へ容易に供給できる。
【0066】本発明の請求項8記載の方法により、新た
に雪層を形成する場合でも、あるいは一旦形成した雪層
が削り落とされたり剥離したような場合に補修のために
雪層を形成する場合でも、垂直壁面とこの垂直壁面に続
くダウンスロープの面に多大な労力を要することなく、
きわめて容易にかつ正確な形状に容易に厚い雪層を形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスノーボード用人工滑走路の雪層形
成装置の1実施形態を示す全体略図である。
【図2】 図1に示した本発明のスノーボード用人工滑
走路の雪層形成装置の断面を示す説明図である。
【図3】 図1に示した本発明の雪層形成装置の雪供給
口にホッパーを配設した例を示す説明図である。
【図4】 スノーボード用U字型人工滑走路の1実施形
態を示す全体略図である。
【図5】 図4に示したスノーボード用U字型人工滑走
路の1部断面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本発明の雪層形成装置 2 ダウンスロープ 3 垂直壁面 4 肩部 5 設置部 6 雪供給口 7 型枠 8 雪層 9−1、9−2 網目状メッシュ 10 スペーサ 11−1、11−2、11−3 抑え部材 12 ヒンジ 13 ホッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 弘 東京都中央区日本橋小伝馬町16−8 株式 会社スノーヴァ内 Fターム(参考) 2D051 AB04 AH01 AH05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スノーボードを行うためのダウンスロー
    プの少なくとも垂直壁面の一部とこの垂直壁面に続くダ
    ウンスロープの一部を含む面上に雪層を形成するための
    雪層形成装置であって、前記垂直壁の上部に設置するた
    めの設置部と、雪を内部に供給するために前記設置部の
    一部に設けられた雪供給口と、前記設置部に連結されて
    前記面に沿って覆うように配設できる形状を有するとと
    もに、前記雪供給口から内部に供給された雪を貯め、貯
    められた雪が前記面に接して付着して適宜の幅および厚
    さの雪層を形成できる型枠とを備えたことを特徴とする
    雪層形成装置。
  2. 【請求項2】 前記型枠に貯められた雪が前記型枠の側
    部および/または底部から外部にでないようにするため
    の抑え部材を備え、前記型枠の側部用の抑え部材は前記
    型枠の側部に着脱可能にしたことを特徴とする請求項1
    記載の雪層形成装置。
  3. 【請求項3】 前記型枠に貯められた雪が前面から見え
    るように前部が透明プラスチックシート、網目状メッシ
    ュから選ばれる材料で形成されていることを特徴とする
    請求項1あるいは請求項2記載の雪層形成装置。
  4. 【請求項4】 前記型枠の前部が異なるメッシュを有す
    る2種以上の網目状メッシュから形成されていることを
    特徴とする請求項3記載の雪層形成装置。
  5. 【請求項5】 前記型枠が前記面のRが変化しても変化
    した面に沿って覆うように配設できるようにフレキシブ
    ルに形成したことを特徴とする請求項1から請求項4の
    いずれかに記載の雪層形成装置。
  6. 【請求項6】 前記型枠の前部と前記面との間に適当な
    間隔が維持できるように、前記型枠の側部に複数のスペ
    ーサを配設したことを特徴とする請求項1から請求項5
    のいずれかに記載の雪層形成装置。
  7. 【請求項7】 前記雪供給口にホッパーを配設したこと
    を特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の
    雪層形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    の雪層形成装置を用いて下記の工程(1)〜(9)によ
    り雪層を形成することを特徴とする方法。 (1)垂直壁の上部に設置部を配設するとともにダウン
    スロープの垂直壁面の一部とこの垂直壁面に続くダウン
    スロープの一部を含む面に沿って雪層形成装置の型枠を
    設置する工程、(2)必要に応じて他の雪層形成装置の
    型枠を工程(1)で設置された型枠に並列に接して同様
    にして設置する工程、(3)さらに必要に応じて他の雪
    層形成装置の型枠を工程(2)で設置された型枠に並列
    に接して同様にして設置する工程、(4)同様な工程を
    繰り返して必要な個数の雪層形成装置の型枠を設置する
    工程、(5)工程(1)で設置された型枠が他の型枠と
    接していない側部および、最後に設置された型枠が他の
    型枠と接していない側部に抑え部材を取り付ける工程、
    (6)設置された複数の雪形成装置の各雪供給口から内
    部に雪を供給する工程、(7)内部に供給された雪を貯
    め、貯められた雪を前記面に接して付着させて雪層を形
    成する工程、(8)雪層の形成後、使用した複数の雪層
    形成装置の型枠を取り外す工程、(9)工程(1)〜
    (8)を繰り返してスノーボードを行うためのダウンス
    ロープの垂直壁面とこの垂直壁面に続くダウンスロープ
    の一部を含む面上に雪層を形成する工程。
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