JP2001019687A - 3−アミノ−1,2−エポキシ体の製造法及びその中間体 - Google Patents
3−アミノ−1,2−エポキシ体の製造法及びその中間体Info
- Publication number
- JP2001019687A JP2001019687A JP11189956A JP18995699A JP2001019687A JP 2001019687 A JP2001019687 A JP 2001019687A JP 11189956 A JP11189956 A JP 11189956A JP 18995699 A JP18995699 A JP 18995699A JP 2001019687 A JP2001019687 A JP 2001019687A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amino
- group
- formula
- butoxycarbonyl
- tert
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Epoxy Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】3−アミノ−1,2−エポキシ体を簡便な方法
で製造する。 【解決手段】本発明は、式(1)で表される3−アミノ
−1−オキシ−2−スルホニルオキシブタン誘導体を塩
基の存在下で一段階でエポキシ化することにより式
(2)の3−アミノ−1,2−エポキシ体を簡便に製造
する方法を提供する。 式(1) 【化1】 (式中のR1は炭素数3〜12の炭化水素残基、R2は
アミノ基又は保護されたアミノ基(ただしフタルイミド
を除く)、R3は炭素数1〜12の炭化水素残基、R4
は塩基性条件下で除去可能なヒドロキシ保護基、*2、
*3の立体配置はS配置、もしくはR配置を示す。) 式(2) 【化2】 (式中のR1、R2、*2、*3は前記と同じ意味を示
す。)
で製造する。 【解決手段】本発明は、式(1)で表される3−アミノ
−1−オキシ−2−スルホニルオキシブタン誘導体を塩
基の存在下で一段階でエポキシ化することにより式
(2)の3−アミノ−1,2−エポキシ体を簡便に製造
する方法を提供する。 式(1) 【化1】 (式中のR1は炭素数3〜12の炭化水素残基、R2は
アミノ基又は保護されたアミノ基(ただしフタルイミド
を除く)、R3は炭素数1〜12の炭化水素残基、R4
は塩基性条件下で除去可能なヒドロキシ保護基、*2、
*3の立体配置はS配置、もしくはR配置を示す。) 式(2) 【化2】 (式中のR1、R2、*2、*3は前記と同じ意味を示
す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明で得られた光学活性3
−アミノ−1,2−エポキシ体は、医薬品中間体の合成
原料として用いられている。例えば、HIVプロテアー
ゼ阻害剤(特開平3−251563号、特開平4−25
7554号)、あるいはある種の酵素阻害剤の中間体と
して利用されている。
−アミノ−1,2−エポキシ体は、医薬品中間体の合成
原料として用いられている。例えば、HIVプロテアー
ゼ阻害剤(特開平3−251563号、特開平4−25
7554号)、あるいはある種の酵素阻害剤の中間体と
して利用されている。
【0002】
【従来の技術】これまでに式(2)で示される3−アミ
ノ−1,2−エポキシ体の製造法としては、下記のごと
き方法が知られている。 3−アミノ−1−ハロ−2−オキソブタン誘導体の
ケトン部位を還元し3−アミノ−1−ハロ−2−ヒドロ
キシブタン誘導体に誘導した後、塩基で処理し3−アミ
ノ−1,2−エポキシ体を製造する方法(J.Med.
Chem.,34,1222(1991)、EP580
402等)。 3−アミノ−2−オキソ−1−オキシブタン誘導体
のケトン部位を還元し3−アミノ−2−ヒドロキシ−1
−オキシブタン誘導体に誘導した後、2位の水酸基をス
ルホニル化し、3−アミノ−2−置換−1−オキシブタ
ン誘導体に誘導した後、酸を作用させることにより1位
の保護基を脱保護した後、得られた3−アミノ−2−置
換−1−ブタノール誘導体を塩基で処理し3−アミノ−
1,2−エポキシ体を製造する方法(特開平3−251
563、J.Org.Chem.,59,3656(1
994).)。
ノ−1,2−エポキシ体の製造法としては、下記のごと
き方法が知られている。 3−アミノ−1−ハロ−2−オキソブタン誘導体の
ケトン部位を還元し3−アミノ−1−ハロ−2−ヒドロ
キシブタン誘導体に誘導した後、塩基で処理し3−アミ
ノ−1,2−エポキシ体を製造する方法(J.Med.
Chem.,34,1222(1991)、EP580
402等)。 3−アミノ−2−オキソ−1−オキシブタン誘導体
のケトン部位を還元し3−アミノ−2−ヒドロキシ−1
−オキシブタン誘導体に誘導した後、2位の水酸基をス
ルホニル化し、3−アミノ−2−置換−1−オキシブタ
ン誘導体に誘導した後、酸を作用させることにより1位
の保護基を脱保護した後、得られた3−アミノ−2−置
換−1−ブタノール誘導体を塩基で処理し3−アミノ−
1,2−エポキシ体を製造する方法(特開平3−251
563、J.Org.Chem.,59,3656(1
994).)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】の場合は、1位の置
換基が脱離基であるためケトン部位の還元で生じる立体
とエポキシ体の立体とが同一である。例えば、還元での
選択性がエリスロ体優先の場合は、生成するエポキシ体
はエリスロ体優先である。の場合は、2位の置換基が
脱離基であるため、ケトン部位の還元で生じる立体とエ
ポキシ体の立体とが逆になる。例えば、還元での選択性
がスレオ体優先の場合は生成するエポキシ体はエリスロ
優先である。しかしながらこの方法で3−アミノー1,
2−エポキシ体を製造するためには、酸で1位水酸基の
脱保護を行い、次いで、塩基で処理することによりエポ
キシ化させるという、操作上、2工程を必要としてい
る。
換基が脱離基であるためケトン部位の還元で生じる立体
とエポキシ体の立体とが同一である。例えば、還元での
選択性がエリスロ体優先の場合は、生成するエポキシ体
はエリスロ体優先である。の場合は、2位の置換基が
脱離基であるため、ケトン部位の還元で生じる立体とエ
ポキシ体の立体とが逆になる。例えば、還元での選択性
がスレオ体優先の場合は生成するエポキシ体はエリスロ
優先である。しかしながらこの方法で3−アミノー1,
2−エポキシ体を製造するためには、酸で1位水酸基の
脱保護を行い、次いで、塩基で処理することによりエポ
キシ化させるという、操作上、2工程を必要としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの問
題について鋭意検討した結果、ケトン部位の還元で生じ
る立体と逆の立体を持つエポキシ体を得ることができ、
かつ操作的に、3−アミノ−1−オキシ−2−スルホニ
ルオキシブタン誘導体の1位のヒドロキシ基の保護基を
塩基性条件下で除去可能なヒドロキシ保護基とし、当該
化合物を塩基で処理することで脱保護反応と閉環反応を
一挙に行うことにより、3−アミノ−1,2−エポキシ
体を1工程で製造することができることを見いだした。
すなわち、本発明は次の1〜12に関する。 1.式(1)
題について鋭意検討した結果、ケトン部位の還元で生じ
る立体と逆の立体を持つエポキシ体を得ることができ、
かつ操作的に、3−アミノ−1−オキシ−2−スルホニ
ルオキシブタン誘導体の1位のヒドロキシ基の保護基を
塩基性条件下で除去可能なヒドロキシ保護基とし、当該
化合物を塩基で処理することで脱保護反応と閉環反応を
一挙に行うことにより、3−アミノ−1,2−エポキシ
体を1工程で製造することができることを見いだした。
すなわち、本発明は次の1〜12に関する。 1.式(1)
【0005】
【化6】
【0006】(式中のR1は炭素数3〜12の炭化水素
残基、R2はアミノ基又は保護されたアミノ基(ただし
フタルイミドを除く)、R3は炭素数1〜12の炭化水
素残基、R4は塩基性条件下で除去可能なヒドロキシ保
護基、*2、*3の立体配置はS配置、もしくはR配置
を示す。)で表される3−アミノ−1−オキシ−2−ス
ルホニルオキシブタン誘導体を塩基の存在下で直接エポ
キシ化することを特徴とする、式(2)
残基、R2はアミノ基又は保護されたアミノ基(ただし
フタルイミドを除く)、R3は炭素数1〜12の炭化水
素残基、R4は塩基性条件下で除去可能なヒドロキシ保
護基、*2、*3の立体配置はS配置、もしくはR配置
を示す。)で表される3−アミノ−1−オキシ−2−ス
ルホニルオキシブタン誘導体を塩基の存在下で直接エポ
キシ化することを特徴とする、式(2)
【0007】
【化7】
【0008】(式中のR1、R2、*2、*3は前記と
同じ意味を示す。)で表される3−アミノ−1,2−エ
ポキシ体の製造法。 2.R4がトリメチルシリル基、R5CO−(ただし、
R5はHあるいは炭素数1〜12の炭化水素残基)であ
らわされるエステル基またはR6OCO−(ただし、R
6は炭素数1〜12の炭化水素残基)であらわされるカ
ーボネート基である上記1記載の方法。 3.R4がR5CO−(ただし、R5はHあるいは炭素
数1〜12の炭化水素残基)であらわされるエステル基
である上記2記載の方法。
同じ意味を示す。)で表される3−アミノ−1,2−エ
ポキシ体の製造法。 2.R4がトリメチルシリル基、R5CO−(ただし、
R5はHあるいは炭素数1〜12の炭化水素残基)であ
らわされるエステル基またはR6OCO−(ただし、R
6は炭素数1〜12の炭化水素残基)であらわされるカ
ーボネート基である上記1記載の方法。 3.R4がR5CO−(ただし、R5はHあるいは炭素
数1〜12の炭化水素残基)であらわされるエステル基
である上記2記載の方法。
【0009】4.R4がアセチル基、ピバロイル基、ホ
ルミル基、プロピオニル基、トリフルオロアセチル基、
もしくはベンゾイル基である上記3記載の方法。 5.R4がアセチル基である上記4記載の方法 6.式(1)の化合物のエポキシ化をアルカリ金属アル
コラートの存在下で行なう上記1から5のいずれかに記
載の方法。 7.塩基がナトリウムメチラートである上記6記載の方
法。 8.式(1)
ルミル基、プロピオニル基、トリフルオロアセチル基、
もしくはベンゾイル基である上記3記載の方法。 5.R4がアセチル基である上記4記載の方法 6.式(1)の化合物のエポキシ化をアルカリ金属アル
コラートの存在下で行なう上記1から5のいずれかに記
載の方法。 7.塩基がナトリウムメチラートである上記6記載の方
法。 8.式(1)
【0010】
【化8】
【0011】(式中のR1、R2、R3、R4、*2、
*3は前記と同じ意味を示す。)で表される3−アミノ
−1-オキシ−2−スルホニルオキシブタン誘導体。 9.N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチル
オキシ−3−アミノ−2−メタンスルホニルオキシ−4
−フェニルブタンもしくはN−tert−ブトキシカル
ボニル−1−アセチルオキシ−3−アミノ−4−フェニ
ル−2−p−トルエンスルホニルオキシブタン 10.式(3)
*3は前記と同じ意味を示す。)で表される3−アミノ
−1-オキシ−2−スルホニルオキシブタン誘導体。 9.N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチル
オキシ−3−アミノ−2−メタンスルホニルオキシ−4
−フェニルブタンもしくはN−tert−ブトキシカル
ボニル−1−アセチルオキシ−3−アミノ−4−フェニ
ル−2−p−トルエンスルホニルオキシブタン 10.式(3)
【0012】
【化9】
【0013】(式中のR1、R2、R4、*3は前記と
同じ意味を示す。)で表される3−アミノ−2−オキソ
−1−オキシブタン誘導体を還元することを特徴とする
式(4)
同じ意味を示す。)で表される3−アミノ−2−オキソ
−1−オキシブタン誘導体を還元することを特徴とする
式(4)
【0014】
【化10】
【0015】(式中のR1、R2、R4、*2、*3は
前記と同じ意味を示す。)で表される3−アミノ−2−
ヒドロキシ−1−オキシブタン誘導体の製造法。 11.式(3)の化合物の還元を水素化還元剤の存在下
で行なう上記10記載の方法。 12.水素化還元剤が水素化ホウ素ナトリウムである上
記11記載の方法。
前記と同じ意味を示す。)で表される3−アミノ−2−
ヒドロキシ−1−オキシブタン誘導体の製造法。 11.式(3)の化合物の還元を水素化還元剤の存在下
で行なう上記10記載の方法。 12.水素化還元剤が水素化ホウ素ナトリウムである上
記11記載の方法。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明における式(1)〜(4)
のR1で示される炭素数3〜12好ましくは3〜8の炭
化水素残基としては、飽和、不飽和、直鎖状、環状及び
それらの組み合わせのいずれでもよく、具体的にはアル
キル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基
などがあげられる。これらは反応に関与しない置換基を
有していてもよい。例えば、アルキル基としては炭素数
3〜8程度のものがよく、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどの基があげられ、
シクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル、
シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが
あげられ、好ましくはシクロヘキシルである。また、ア
リール基としては、置換または非置換フェニル及びナフ
チル、例えば、フェニル、p−トリルなどの低級アルキ
ル置換フェニル、4−メトキシフェニルなどの低級アル
コキシ置換フェニル、p−ブロモフェニル、4−クロロ
フェニルなどのハロゲン置換フェニル、p−ニトロフェ
ニルなどのニトロ置換フェニル、1−ナフチル、2−ナ
フチルなどの非置換ナフチル、4−クロロ−1−ナフチ
ル、4−メトキシ−1−ナフチル、4−メチル−1−ナ
フチルなどの置換ナフチルなどがあげられる。また、ア
ラルキル基としては、ベンジル、p−ニトロベンジル等
の置換又は非置換アラルキルがあげられる。ここで低級
アルキルや低級アルコキシの低級とは炭素数1〜8、好
ましくは1〜4の基であることを示し、以下も同様の意
味を示す。
のR1で示される炭素数3〜12好ましくは3〜8の炭
化水素残基としては、飽和、不飽和、直鎖状、環状及び
それらの組み合わせのいずれでもよく、具体的にはアル
キル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基
などがあげられる。これらは反応に関与しない置換基を
有していてもよい。例えば、アルキル基としては炭素数
3〜8程度のものがよく、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどの基があげられ、
シクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル、
シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが
あげられ、好ましくはシクロヘキシルである。また、ア
リール基としては、置換または非置換フェニル及びナフ
チル、例えば、フェニル、p−トリルなどの低級アルキ
ル置換フェニル、4−メトキシフェニルなどの低級アル
コキシ置換フェニル、p−ブロモフェニル、4−クロロ
フェニルなどのハロゲン置換フェニル、p−ニトロフェ
ニルなどのニトロ置換フェニル、1−ナフチル、2−ナ
フチルなどの非置換ナフチル、4−クロロ−1−ナフチ
ル、4−メトキシ−1−ナフチル、4−メチル−1−ナ
フチルなどの置換ナフチルなどがあげられる。また、ア
ラルキル基としては、ベンジル、p−ニトロベンジル等
の置換又は非置換アラルキルがあげられる。ここで低級
アルキルや低級アルコキシの低級とは炭素数1〜8、好
ましくは1〜4の基であることを示し、以下も同様の意
味を示す。
【0017】また、式(1)〜(4)のR2で示される
保護されたアミノ基としては特に制限はされない。例え
ば、その保護基は(1)アシル基、具体的にはホルミル
基、アセチル基、プロピオニル基、トリフルオロアセチ
ル基のような置換又は非置換の低級アルカノイル基、ベ
ンゾイル基、p−フェニルベンゾイル基、p−ニトロベ
ンゾイル基のような置換又は非置換のアロイル基(2)
ウレタン形成保護基、例えばメトキシカルボニル、2,
2,2−トリクロロエトキシカルボニル、第三級ブトキ
シカルボニル、第三級アミロキシカルボニル基等のよう
な置換又は非置換の低級アルコキシカルボニル基、p−
ニトロベンジルオキシカルボニル基、ベンジルオキシカ
ルボニル基のような置換又は非置換のアラルキルオキシ
カルボニル基、(3)トシル基、ベンゼンスルホニル基
等のような置換又は非置換のアリールスルホニル基、
(4)トリチル基、ベンジル基等のようなアラルキル基
等があげられる。最も一般的な保護基は(1)アシル基
又は(2)ウレタン形成保護基である。具体的には、好
ましくは置換又は非置換の低級アルカノイル基、置換又
は非置換の低級アルコキシカルボニル基又は置換又は非
置換のアラルキルオキシカルボニル基があげられる。よ
り好ましくはtert−ブトキシカルボニル基とベンジ
ルオキシカルボニル基である。
保護されたアミノ基としては特に制限はされない。例え
ば、その保護基は(1)アシル基、具体的にはホルミル
基、アセチル基、プロピオニル基、トリフルオロアセチ
ル基のような置換又は非置換の低級アルカノイル基、ベ
ンゾイル基、p−フェニルベンゾイル基、p−ニトロベ
ンゾイル基のような置換又は非置換のアロイル基(2)
ウレタン形成保護基、例えばメトキシカルボニル、2,
2,2−トリクロロエトキシカルボニル、第三級ブトキ
シカルボニル、第三級アミロキシカルボニル基等のよう
な置換又は非置換の低級アルコキシカルボニル基、p−
ニトロベンジルオキシカルボニル基、ベンジルオキシカ
ルボニル基のような置換又は非置換のアラルキルオキシ
カルボニル基、(3)トシル基、ベンゼンスルホニル基
等のような置換又は非置換のアリールスルホニル基、
(4)トリチル基、ベンジル基等のようなアラルキル基
等があげられる。最も一般的な保護基は(1)アシル基
又は(2)ウレタン形成保護基である。具体的には、好
ましくは置換又は非置換の低級アルカノイル基、置換又
は非置換の低級アルコキシカルボニル基又は置換又は非
置換のアラルキルオキシカルボニル基があげられる。よ
り好ましくはtert−ブトキシカルボニル基とベンジ
ルオキシカルボニル基である。
【0018】また、式(1)のR3で示される炭素数1
〜12の炭化水素残基としては、好ましくはメチル、エ
チル、プロピル、ブチルなどの炭素数1〜8、より好ま
しくは炭素数1〜4の低級アルキル基又はアリール基が
あげられ、アリール基としては前記R1と同様のものが
あげられるが、好ましくは低級アルキル置換フェニルが
あげられる。
〜12の炭化水素残基としては、好ましくはメチル、エ
チル、プロピル、ブチルなどの炭素数1〜8、より好ま
しくは炭素数1〜4の低級アルキル基又はアリール基が
あげられ、アリール基としては前記R1と同様のものが
あげられるが、好ましくは低級アルキル置換フェニルが
あげられる。
【0019】また、式(1)、(3)、(4)のR4で
示されるヒドロキシ保護基としては、塩基性条件下で除
去可能なものであれば、特に制限はされない。例えばそ
の保護基は、(1)トリメチルシリル基、(2)R5C
O−(ただし、R5はHあるいは炭素数1〜12の炭化
水素残基)であらわされるエステル基、具体的にはアセ
チル基、ピバロイル基、ホルミル基、プロピオニル基、
トリフルオロアセチル基のような置換又は非置換の低級
アルカノイル基、ベンゾイル基、p−フェニルベンゾイ
ル基、p−ニトロベンゾイル基のような置換又は非置換
のアロイル基(3)R6OCO−(ただし、R6は炭素
数1〜12の炭化水素残基)であらわされるカーボネー
ト基、具体的には、メトキシカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル
基、第3級ブトキシカルボニル基等のような置換または
非置換の低級アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシ
カルボニル基、p−ニトロベンジルオキシカルボニル基
等のような置換または非置換アラルキルオキシカルボニ
ル基等があげられる。最も一般的な保護基は(2)エス
テル基である。具体的には、好ましくは置換又は非置換
の低級アルカノイル基、非置換のアロイル基であり、さ
らに好ましくはアセチル基、ピバロイル基、ホルミル
基、プロピオニル基、トリフルオロアセチル基、ベンゾ
イル基である。
示されるヒドロキシ保護基としては、塩基性条件下で除
去可能なものであれば、特に制限はされない。例えばそ
の保護基は、(1)トリメチルシリル基、(2)R5C
O−(ただし、R5はHあるいは炭素数1〜12の炭化
水素残基)であらわされるエステル基、具体的にはアセ
チル基、ピバロイル基、ホルミル基、プロピオニル基、
トリフルオロアセチル基のような置換又は非置換の低級
アルカノイル基、ベンゾイル基、p−フェニルベンゾイ
ル基、p−ニトロベンゾイル基のような置換又は非置換
のアロイル基(3)R6OCO−(ただし、R6は炭素
数1〜12の炭化水素残基)であらわされるカーボネー
ト基、具体的には、メトキシカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル
基、第3級ブトキシカルボニル基等のような置換または
非置換の低級アルコキシカルボニル基、ベンジルオキシ
カルボニル基、p−ニトロベンジルオキシカルボニル基
等のような置換または非置換アラルキルオキシカルボニ
ル基等があげられる。最も一般的な保護基は(2)エス
テル基である。具体的には、好ましくは置換又は非置換
の低級アルカノイル基、非置換のアロイル基であり、さ
らに好ましくはアセチル基、ピバロイル基、ホルミル
基、プロピオニル基、トリフルオロアセチル基、ベンゾ
イル基である。
【0020】本発明の製造法につき詳細に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0021】式(3)で表される3−アミノ−2−オキ
ソ−1−オキシブタン誘導体の製造はJournal
of Medicinal Chemistry,197
6,19,1284.及び特開昭61−221165号
に記載の方法に準じて行うことができる。すなわち、3
−アミノ−1−ハロ−2−オキソブタン誘導体の1位を
水酸基にした後、塩基性条件下で除去可能なヒドロキシ
保護基を導入することにより得ることができる。また、
1位の置換基がアセテート基である場合は、Journ
al of Medicinal Chemistry,
1976,19,1284.及びTetrahedor
on Asymmetry,7,1181(199
6).記載の方法に準じて行うことができる。すなわち
3−アミノ−1−ハロ−2−オキソブタン誘導体の1位
を直接アセテート基に置換することにより、得ることが
できる。
ソ−1−オキシブタン誘導体の製造はJournal
of Medicinal Chemistry,197
6,19,1284.及び特開昭61−221165号
に記載の方法に準じて行うことができる。すなわち、3
−アミノ−1−ハロ−2−オキソブタン誘導体の1位を
水酸基にした後、塩基性条件下で除去可能なヒドロキシ
保護基を導入することにより得ることができる。また、
1位の置換基がアセテート基である場合は、Journ
al of Medicinal Chemistry,
1976,19,1284.及びTetrahedor
on Asymmetry,7,1181(199
6).記載の方法に準じて行うことができる。すなわち
3−アミノ−1−ハロ−2−オキソブタン誘導体の1位
を直接アセテート基に置換することにより、得ることが
できる。
【0022】得られた式(3) で表される3−アミノ−
2−オキソ−1−オキシブタン誘導体の2位のケトン部
位を還元することにより式(4)で表される3−アミノ
−2−ヒドロキシ−1−オキシブタン誘導体が得られ
る。この場合、式(4)の化合物を立体選択的に得るこ
ともできる。
2−オキソ−1−オキシブタン誘導体の2位のケトン部
位を還元することにより式(4)で表される3−アミノ
−2−ヒドロキシ−1−オキシブタン誘導体が得られ
る。この場合、式(4)の化合物を立体選択的に得るこ
ともできる。
【0023】還元反応の条件としては、ケトン部位が還
元され、また、1級の水酸基の保護基が外れない条件で
あれば、いかなる還元剤、溶媒、反応温度の組み合わせ
でも良い。還元剤としては、特に制限はないが、アルカ
リ金属水素化物またはアルカリ土類金属水素化物等が用
いられる。例えば、水素化ほう素ナトリウム、水素化ほ
う素リチウム、水素化ほう素カリウム、各種ボラン錯
体、9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン、または、
水素化トリエチルほう素リチウムなどの水素化ほう素化
合物、水素化アルミニウムリチウム、水素化アルミニウ
ム、水素化トリ第3ブトキシアルミニウムリチウム、ま
たは、水素化ジイソブチルアルミニウムなどの水素化ア
ルミニウム化合物が用いられる。好ましくは、還元力が
弱く、温和な反応条件が設定しやすい、水素化ほう素ナ
トリウム、水素化ほう素リチウム、水素化ほう素カリウ
ムなどの水素化ほう素化合物が用いられる。還元剤の使
用量としては、反応基質に対して0.5〜5モル倍、好
ましくは0.5〜2モル倍が良い。添加方法としては、
固体のまま加えてもよいし、溶液として加えてもよい。
また、入手困難なものについては反応系内で生成させて
反応させることもある。
元され、また、1級の水酸基の保護基が外れない条件で
あれば、いかなる還元剤、溶媒、反応温度の組み合わせ
でも良い。還元剤としては、特に制限はないが、アルカ
リ金属水素化物またはアルカリ土類金属水素化物等が用
いられる。例えば、水素化ほう素ナトリウム、水素化ほ
う素リチウム、水素化ほう素カリウム、各種ボラン錯
体、9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン、または、
水素化トリエチルほう素リチウムなどの水素化ほう素化
合物、水素化アルミニウムリチウム、水素化アルミニウ
ム、水素化トリ第3ブトキシアルミニウムリチウム、ま
たは、水素化ジイソブチルアルミニウムなどの水素化ア
ルミニウム化合物が用いられる。好ましくは、還元力が
弱く、温和な反応条件が設定しやすい、水素化ほう素ナ
トリウム、水素化ほう素リチウム、水素化ほう素カリウ
ムなどの水素化ほう素化合物が用いられる。還元剤の使
用量としては、反応基質に対して0.5〜5モル倍、好
ましくは0.5〜2モル倍が良い。添加方法としては、
固体のまま加えてもよいし、溶液として加えてもよい。
また、入手困難なものについては反応系内で生成させて
反応させることもある。
【0024】反応溶媒としては、アルコール系溶媒、エ
ーテル系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒、水の単独もしく
は混合溶媒で用いるのが好ましい。具体的に好ましいア
ルコール系溶媒としては、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール等があげられ特にメタノ−ル、エタノー
ルが好ましい。エーテル系溶媒としては、ジエチルエー
テル、t−ブチルメチルエーテルのような直鎖状エ−テ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような環状エー
テルがあげられ、特にテトラヒドロフランが好ましい。
芳香族炭化水素系溶媒としては、トルエン、キシレン、
ベンゼン等のベンゼン系溶媒(非置換または、C1〜C
6低級アルキルまたはハロゲン置換ベンゼンなど)があ
げられ、特にトルエンが好ましい。これらの溶媒は単独
で用いても良く、また、エタノールとメタノール、エタ
ノールとテトラヒドロフラン、エタノールとトルエン、
エタノールと水等のような混合溶媒として用いても良
い。この場合、混合溶媒の混合割合はいかなる割合であ
っても良い。また、反応温度は特に限定されないが、好
ましくは0℃以下の温度、特に好ましくは−70〜−2
0℃で反応を行う。
ーテル系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒、水の単独もしく
は混合溶媒で用いるのが好ましい。具体的に好ましいア
ルコール系溶媒としては、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール等があげられ特にメタノ−ル、エタノー
ルが好ましい。エーテル系溶媒としては、ジエチルエー
テル、t−ブチルメチルエーテルのような直鎖状エ−テ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのような環状エー
テルがあげられ、特にテトラヒドロフランが好ましい。
芳香族炭化水素系溶媒としては、トルエン、キシレン、
ベンゼン等のベンゼン系溶媒(非置換または、C1〜C
6低級アルキルまたはハロゲン置換ベンゼンなど)があ
げられ、特にトルエンが好ましい。これらの溶媒は単独
で用いても良く、また、エタノールとメタノール、エタ
ノールとテトラヒドロフラン、エタノールとトルエン、
エタノールと水等のような混合溶媒として用いても良
い。この場合、混合溶媒の混合割合はいかなる割合であ
っても良い。また、反応温度は特に限定されないが、好
ましくは0℃以下の温度、特に好ましくは−70〜−2
0℃で反応を行う。
【0025】反応後の後処理としては、常法に従って処
理することにより、式(4)の化合物を得ることができ
る。例えば、濃縮、抽出、晶析などの手段を適宜組み合
わせて処理する。この時点で晶析等による精製で光学的
に純粋な(4)体を得ることもできる。具体的には、反
応液のpHを、酸例えば塩酸などの鉱酸、クエン酸など
の有機酸を用いて、酸性例えばpH1〜6、好ましくは
2〜5程度にした後、水を添加して目的化合物を析出さ
せることができる。あるいは、酸性化した反応液を酢酸
エチルなどの有機溶媒で目的物を抽出し、該抽出液を濃
縮し、目的化合物の不溶性溶媒例えばn−ヘプタン、あ
るいはジイソプロピルエーテル、水を添加して、目的化
合物を析出させることができる。また、式(4)の化合
物を単離することなく次工程で用いることができる。式
(4)の化合物はジアステレオ異性体の混合物であって
も良く、また、光学的に純粋なものとして次工程以降に
使用しても良い。
理することにより、式(4)の化合物を得ることができ
る。例えば、濃縮、抽出、晶析などの手段を適宜組み合
わせて処理する。この時点で晶析等による精製で光学的
に純粋な(4)体を得ることもできる。具体的には、反
応液のpHを、酸例えば塩酸などの鉱酸、クエン酸など
の有機酸を用いて、酸性例えばpH1〜6、好ましくは
2〜5程度にした後、水を添加して目的化合物を析出さ
せることができる。あるいは、酸性化した反応液を酢酸
エチルなどの有機溶媒で目的物を抽出し、該抽出液を濃
縮し、目的化合物の不溶性溶媒例えばn−ヘプタン、あ
るいはジイソプロピルエーテル、水を添加して、目的化
合物を析出させることができる。また、式(4)の化合
物を単離することなく次工程で用いることができる。式
(4)の化合物はジアステレオ異性体の混合物であって
も良く、また、光学的に純粋なものとして次工程以降に
使用しても良い。
【0026】得られた式(4)で表される3−アミノ−
2−ヒドロキシ−1−オキシブタン誘導体の2位の水酸
基を有機溶媒中、塩基の存在下でハロゲノアルキルスル
ホニル化合物又はハロゲノアリールスルホニル化合物等
と反応させスルホニル化することにより、式(1)で表
される3−アミノ−1−オキシ−2−スルホニルオキシ
ブタン誘導体が得られる。
2−ヒドロキシ−1−オキシブタン誘導体の2位の水酸
基を有機溶媒中、塩基の存在下でハロゲノアルキルスル
ホニル化合物又はハロゲノアリールスルホニル化合物等
と反応させスルホニル化することにより、式(1)で表
される3−アミノ−1−オキシ−2−スルホニルオキシ
ブタン誘導体が得られる。
【0027】反応溶媒としては、エーテル系溶媒、エス
テル系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒、ハロゲン系溶媒が
好ましい。具体的に好ましいエーテル系溶媒としては、
ジエチルエーテル、t−ブチルメチルエーテルのような
直鎖状エ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うな環状エーテルがあげられ、特にテトラヒドロフラン
が好ましい。エステル系溶媒としては、酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メ
チル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、酪酸エチル等
の低級アルキル(アシル基がC1〜C4、アルコキシ基
C1〜C4)エステルがあげられ、特に酢酸エチルが好
ましい。芳香族炭化水素系溶媒としては、トルエン、キ
シレン、ベンゼン等のベンゼン系溶媒(非置換または、
C1〜C6低級アルキルまたはハロゲン置換ベンゼンな
ど)があげられ、特にトルエンが好ましい。ハロゲン系
溶媒としては、1,2−ジクロロエタン、塩化メチレ
ン、クロロホルム等があげられ、特に塩化メチレンが好
ましい。
テル系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒、ハロゲン系溶媒が
好ましい。具体的に好ましいエーテル系溶媒としては、
ジエチルエーテル、t−ブチルメチルエーテルのような
直鎖状エ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うな環状エーテルがあげられ、特にテトラヒドロフラン
が好ましい。エステル系溶媒としては、酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メ
チル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、酪酸エチル等
の低級アルキル(アシル基がC1〜C4、アルコキシ基
C1〜C4)エステルがあげられ、特に酢酸エチルが好
ましい。芳香族炭化水素系溶媒としては、トルエン、キ
シレン、ベンゼン等のベンゼン系溶媒(非置換または、
C1〜C6低級アルキルまたはハロゲン置換ベンゼンな
ど)があげられ、特にトルエンが好ましい。ハロゲン系
溶媒としては、1,2−ジクロロエタン、塩化メチレ
ン、クロロホルム等があげられ、特に塩化メチレンが好
ましい。
【0028】スルホニル化で用いる塩基としては、例え
ば、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、
N−メチルモルホリンなどの3級の有機アミン類、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、など
の無機塩基などがあげられるが、好ましくはトリエチル
アミンを用いる。使用量としては、式(4)で表される
3−アミノ−2−ヒドロキシ−1−オキシブタン誘導体
に対して通常0.9〜3倍当量、好ましくは、1〜1.
5倍当量である。用いるハロゲノアルキルスルホニル化
合物又はアリールスルホニル化合物としては、例えば、
メタンスルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルク
ロリド、p−ニトロベンゼンスルホニルクロリド、p−
クロロベンゼンスルホニルクロリド、p−メトキシベン
ゼンスルホニルクロリド、p−ブロモベンゼンスルホニ
ルクロリドなどがあげられるが、好ましくはメタンスル
ホニルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリドがあ
げられ、特にメタンスルホニルクロリドが好ましい。使
用量としては、式(4)で表される3−アミノ−2−ヒ
ドロキシ−1−オキシブタン誘導体に対して通常0.9
〜3倍当量、好ましくは、1〜1.5倍当量を加え、−
20℃〜溶媒の還流温度(例えば80℃程度)、好まし
くは0〜60℃で反応を行うのが良い。
ば、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジン、
N−メチルモルホリンなどの3級の有機アミン類、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、など
の無機塩基などがあげられるが、好ましくはトリエチル
アミンを用いる。使用量としては、式(4)で表される
3−アミノ−2−ヒドロキシ−1−オキシブタン誘導体
に対して通常0.9〜3倍当量、好ましくは、1〜1.
5倍当量である。用いるハロゲノアルキルスルホニル化
合物又はアリールスルホニル化合物としては、例えば、
メタンスルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルク
ロリド、p−ニトロベンゼンスルホニルクロリド、p−
クロロベンゼンスルホニルクロリド、p−メトキシベン
ゼンスルホニルクロリド、p−ブロモベンゼンスルホニ
ルクロリドなどがあげられるが、好ましくはメタンスル
ホニルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリドがあ
げられ、特にメタンスルホニルクロリドが好ましい。使
用量としては、式(4)で表される3−アミノ−2−ヒ
ドロキシ−1−オキシブタン誘導体に対して通常0.9
〜3倍当量、好ましくは、1〜1.5倍当量を加え、−
20℃〜溶媒の還流温度(例えば80℃程度)、好まし
くは0〜60℃で反応を行うのが良い。
【0029】反応後の後処理としては、常法に従って処
理することにより、式(1)の化合物を得ることができ
る。具体的には、反応液を塩基性水溶液、例えば、水酸
化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、水酸化リ
チウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液、炭酸水素カ
リウム水溶液、炭酸ナトリウム水溶液、炭酸カリウム水
溶液、アンモニア水溶液などの塩基性無機化合物水溶液
があげられるが、好ましくは炭酸水素ナトリウム水溶液
で洗浄し、次いで食塩水洗浄した後、分液した有機層を
減圧濃縮することにより得られる。また、減圧濃縮後の
残査に目的化合物の不溶性溶媒例えばn−ヘプタン、あ
るいはジイソプロピルエーテル、水を添加して、目的化
合物を析出させることもできる。また、洗浄後の有機層
をそのまま次工程へと進めることもできる。
理することにより、式(1)の化合物を得ることができ
る。具体的には、反応液を塩基性水溶液、例えば、水酸
化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、水酸化リ
チウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液、炭酸水素カ
リウム水溶液、炭酸ナトリウム水溶液、炭酸カリウム水
溶液、アンモニア水溶液などの塩基性無機化合物水溶液
があげられるが、好ましくは炭酸水素ナトリウム水溶液
で洗浄し、次いで食塩水洗浄した後、分液した有機層を
減圧濃縮することにより得られる。また、減圧濃縮後の
残査に目的化合物の不溶性溶媒例えばn−ヘプタン、あ
るいはジイソプロピルエーテル、水を添加して、目的化
合物を析出させることもできる。また、洗浄後の有機層
をそのまま次工程へと進めることもできる。
【0030】得られた式(1)で表される3−アミノ−
1−オキシ−2−スルホニルオキシブタン誘導体を塩基
の存在下で直接エポキシ化することにより式(2)で表
される3−アミノ−1,2−エポキシ体が得られる。
1−オキシ−2−スルホニルオキシブタン誘導体を塩基
の存在下で直接エポキシ化することにより式(2)で表
される3−アミノ−1,2−エポキシ体が得られる。
【0031】反応溶媒としては、ケトン系溶媒、エーテ
ル系溶媒、エステル系溶媒、アミド系溶媒、低級アルキ
ルスルホキシド系溶媒、アルコール系溶媒、水があげら
れる。具体的に好ましいケトン系溶媒としては、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、メチル
イソブチルケトン等があげられ、特にアセトンが好まし
い。エーテル系溶媒としては、ジエチルエーテル、t−
ブチルメチルエーテルのような直鎖状エ−テル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンのような環状エーテルがあげ
られ、特にテトラヒドロフランが好ましい。エステル系
溶媒としては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エ
チル、酪酸メチル、酪酸エチル等の低級アルキル(アシ
ル基がC1〜C4、アルコキシ基C1〜C4)エステル
があげられ、特に酢酸エチルが好ましい。アミド系溶媒
としては、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアミドがあげられ、低級アルキルスルホキ
シド系溶媒としては、ジメチルスルホキシドがあげられ
る。アルコール系溶媒としては、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等があげられ特にメタノールが好
ましい。これらの溶媒は単独で用いても良く、また、メ
タノールとテトラヒドロフラン、メタノールと水、テト
ラヒドロフランと水、等のような混合溶媒として用いて
も良い。混合溶媒として用いる場合、その混合割合はい
かなる割合であっても良い。
ル系溶媒、エステル系溶媒、アミド系溶媒、低級アルキ
ルスルホキシド系溶媒、アルコール系溶媒、水があげら
れる。具体的に好ましいケトン系溶媒としては、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、メチル
イソブチルケトン等があげられ、特にアセトンが好まし
い。エーテル系溶媒としては、ジエチルエーテル、t−
ブチルメチルエーテルのような直鎖状エ−テル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンのような環状エーテルがあげ
られ、特にテトラヒドロフランが好ましい。エステル系
溶媒としては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エ
チル、酪酸メチル、酪酸エチル等の低級アルキル(アシ
ル基がC1〜C4、アルコキシ基C1〜C4)エステル
があげられ、特に酢酸エチルが好ましい。アミド系溶媒
としては、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアミドがあげられ、低級アルキルスルホキ
シド系溶媒としては、ジメチルスルホキシドがあげられ
る。アルコール系溶媒としては、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等があげられ特にメタノールが好
ましい。これらの溶媒は単独で用いても良く、また、メ
タノールとテトラヒドロフラン、メタノールと水、テト
ラヒドロフランと水、等のような混合溶媒として用いて
も良い。混合溶媒として用いる場合、その混合割合はい
かなる割合であっても良い。
【0032】エポキシ化で用いる塩基性物質としては、
アルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属化合物などが
用いられ、好ましくは、カリウムt−ブチラート、ナト
リウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムエ
チラートなどのアルカリ金属アルコラート類、ナトリウ
ムまたはカリウム水素化物などのアルカリ金属水素化物
類、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムなどのアルカリ金属水酸化物、炭酸カリウム、炭酸ナ
トリウムなどのアルカリ金属炭酸塩が用いられる。より
好ましくは、有機溶媒に溶解しやすい、ナトリウムメチ
ラート、ナトリウムエチラート、カリウムエチラートな
どのアルカリ金属アルコラート類があげられるが、それ
らを用いた方が反応が短時間で進行する。その使用量と
しては、式(1)の化合物に対して1〜10当量、好ま
しくは1〜3当量を加え、−20〜60℃、好ましく
は、0〜40℃で反応を行うのが良い。
アルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属化合物などが
用いられ、好ましくは、カリウムt−ブチラート、ナト
リウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムエ
チラートなどのアルカリ金属アルコラート類、ナトリウ
ムまたはカリウム水素化物などのアルカリ金属水素化物
類、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムなどのアルカリ金属水酸化物、炭酸カリウム、炭酸ナ
トリウムなどのアルカリ金属炭酸塩が用いられる。より
好ましくは、有機溶媒に溶解しやすい、ナトリウムメチ
ラート、ナトリウムエチラート、カリウムエチラートな
どのアルカリ金属アルコラート類があげられるが、それ
らを用いた方が反応が短時間で進行する。その使用量と
しては、式(1)の化合物に対して1〜10当量、好ま
しくは1〜3当量を加え、−20〜60℃、好ましく
は、0〜40℃で反応を行うのが良い。
【0033】反応後の後処理としては、常法に従って処
理することにより、式(2)の3−アミノ−1,2−エ
ポキシ体を得ることができる。例えば、濃縮、抽出、晶
析などの手段を適宜組み合わせて処理する。この時点で
晶析等による精製で光学的に純粋な(2)体を得ること
もできる。具体的には、反応液のpHを、酸例えば塩酸
などの鉱酸、クエン酸などの有機酸を用いて、酸性例え
ばpH1〜6、好ましくは2〜5程度にした後、水を添
加して目的化合物を析出させることができる。あるい
は、酸性化した反応液を酢酸エチルなどの水不溶性溶媒
で目的物を抽出し、該抽出液を濃縮し、目的化合物の不
溶性溶媒例えばn−ヘプタン、あるいはジイソプロピル
エーテル、水を添加して、目的化合物を析出させること
ができる。また、得られた3−アミノ−1,2−エポキ
シ体がジアステレオマー混合物の場合、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー等で容易に2種のエリスロ体及び
スレオ体に分離できる。
理することにより、式(2)の3−アミノ−1,2−エ
ポキシ体を得ることができる。例えば、濃縮、抽出、晶
析などの手段を適宜組み合わせて処理する。この時点で
晶析等による精製で光学的に純粋な(2)体を得ること
もできる。具体的には、反応液のpHを、酸例えば塩酸
などの鉱酸、クエン酸などの有機酸を用いて、酸性例え
ばpH1〜6、好ましくは2〜5程度にした後、水を添
加して目的化合物を析出させることができる。あるい
は、酸性化した反応液を酢酸エチルなどの水不溶性溶媒
で目的物を抽出し、該抽出液を濃縮し、目的化合物の不
溶性溶媒例えばn−ヘプタン、あるいはジイソプロピル
エーテル、水を添加して、目的化合物を析出させること
ができる。また、得られた3−アミノ−1,2−エポキ
シ体がジアステレオマー混合物の場合、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー等で容易に2種のエリスロ体及び
スレオ体に分離できる。
【0034】本発明における式(1)の化合物としては
例えば下記のものがあげられる。ただし立体配置に関し
ては、それぞれのエナンチオマー及びそれぞれの異性体
が任意の割合で混ざった異性体混合物も含まれる。 〔1〕N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチ
ルオキシ−3(S)−アミノ−2(S)−メタンスルホ
ニルオキシ−4−フェニルブタン 〔2〕N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチ
ルオキシ−3(S)−アミノ−2(R)−メタンスルホ
ニルオキシ−4−フェニルブタン 〔3〕N−ベンジルオキシカルボニル−1−アセチルオ
キシ−3(S)−アミノ−2(S)−メタンスルホニル
オキシ−4−フェニルブタン 〔4〕N−ベンジルオキシカルボニル−1−アセチルオ
キシ−3(S)−アミノ−2(R)−メタンスルホニル
オキシ−4−フェニルブタン 〔5〕N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチ
ルオキシ−3(S)−アミノ−4−フェニル−2(S)
−p−トルエンスルホニルオキシブタン 〔6〕N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチ
ルオキシ−3(S)−アミノ−4−フェニル−2(R)
−p−トルエンスルホニルオキシブタン 〔7〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ホルミルオキシ−2(S)−メタンスルホ
ニルオキシ−4−フェニルブタン 〔8〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ホルミルオキシ−2(R)−メタンスルホ
ニルオキシ−4−フェニルブタン
例えば下記のものがあげられる。ただし立体配置に関し
ては、それぞれのエナンチオマー及びそれぞれの異性体
が任意の割合で混ざった異性体混合物も含まれる。 〔1〕N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチ
ルオキシ−3(S)−アミノ−2(S)−メタンスルホ
ニルオキシ−4−フェニルブタン 〔2〕N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチ
ルオキシ−3(S)−アミノ−2(R)−メタンスルホ
ニルオキシ−4−フェニルブタン 〔3〕N−ベンジルオキシカルボニル−1−アセチルオ
キシ−3(S)−アミノ−2(S)−メタンスルホニル
オキシ−4−フェニルブタン 〔4〕N−ベンジルオキシカルボニル−1−アセチルオ
キシ−3(S)−アミノ−2(R)−メタンスルホニル
オキシ−4−フェニルブタン 〔5〕N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチ
ルオキシ−3(S)−アミノ−4−フェニル−2(S)
−p−トルエンスルホニルオキシブタン 〔6〕N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチ
ルオキシ−3(S)−アミノ−4−フェニル−2(R)
−p−トルエンスルホニルオキシブタン 〔7〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ホルミルオキシ−2(S)−メタンスルホ
ニルオキシ−4−フェニルブタン 〔8〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ホルミルオキシ−2(R)−メタンスルホ
ニルオキシ−4−フェニルブタン
〔9〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ホルミルオキシ−4−フェニル−2(S)
−p−トルエンスルホニルオキシブタン 〔10〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−1−ホルミルオキシ−4−フェニル−2
(R)−p−トルエンスルホニルオキシブタン 〔11〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−1−ベンゾイルオキシ−2(S)−メタンス
ルホニルオキシ−4−フェニルブタン 〔12〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−1−ベンゾイルオキシ−2(R)−メタンス
ルホニルオキシ−4−フェニルブタン 〔13〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−1−ベンゾイルオキシ−4−フェニル−2
(S)−p−トルエンスルホニルオキシブタン 〔14〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−1−ベンゾイルオキシ−4−フェニル−2
(R)−p−トルエンスルホニルオキシブタン 〔15〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−2(S)−メタンスルホニルオキシ−4−フ
ェニル−1−トリフルオロアセチルオキシブタン 〔16〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−2(R)−メタンスルホニルオキシ−4−フ
ェニル−1−トリフルオロアセチルオキシブタン 〔17〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−4−フェニル−2(S)−p−トルエンスル
ホニルオキシ−1−トリフルオロアセチルオキシブタン 〔18〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−4−フェニル−2(R)−p−トルエンスル
ホニルオキシ−1−トリフルオロアセチルオキシブタン
アミノ−1−ホルミルオキシ−4−フェニル−2(S)
−p−トルエンスルホニルオキシブタン 〔10〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−1−ホルミルオキシ−4−フェニル−2
(R)−p−トルエンスルホニルオキシブタン 〔11〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−1−ベンゾイルオキシ−2(S)−メタンス
ルホニルオキシ−4−フェニルブタン 〔12〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−1−ベンゾイルオキシ−2(R)−メタンス
ルホニルオキシ−4−フェニルブタン 〔13〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−1−ベンゾイルオキシ−4−フェニル−2
(S)−p−トルエンスルホニルオキシブタン 〔14〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−1−ベンゾイルオキシ−4−フェニル−2
(R)−p−トルエンスルホニルオキシブタン 〔15〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−2(S)−メタンスルホニルオキシ−4−フ
ェニル−1−トリフルオロアセチルオキシブタン 〔16〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−2(R)−メタンスルホニルオキシ−4−フ
ェニル−1−トリフルオロアセチルオキシブタン 〔17〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−4−フェニル−2(S)−p−トルエンスル
ホニルオキシ−1−トリフルオロアセチルオキシブタン 〔18〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−4−フェニル−2(R)−p−トルエンスル
ホニルオキシ−1−トリフルオロアセチルオキシブタン
【0035】本発明における式(2)のエポキシ体とし
ては例えば下記のものがあげられる。ただし立体配置に
関しては、それぞれのエナンチオマー及びそれぞれの異
性体が任意の割合で混ざった異性体混合物も含まれる。 〔1〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1,2(S)−エポキシ−4−フェニルブタン 〔2〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1,2(R)−エポキシ−4−フェニルブタン 〔3〕N−ベンジルオキシカルボニル−3(S)−アミ
ノ−1,2(S)−エポキシ−4−フェニルブタン 〔4〕N−ベンジルオキシカルボニル−3(S)−アミ
ノ−1,2(R)−エポキシ−4−フェニルブタン
ては例えば下記のものがあげられる。ただし立体配置に
関しては、それぞれのエナンチオマー及びそれぞれの異
性体が任意の割合で混ざった異性体混合物も含まれる。 〔1〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1,2(S)−エポキシ−4−フェニルブタン 〔2〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1,2(R)−エポキシ−4−フェニルブタン 〔3〕N−ベンジルオキシカルボニル−3(S)−アミ
ノ−1,2(S)−エポキシ−4−フェニルブタン 〔4〕N−ベンジルオキシカルボニル−3(S)−アミ
ノ−1,2(R)−エポキシ−4−フェニルブタン
【0036】本発明における式(3)の化合物としては
例えば下記のものがあげられる。ただし立体配置に関し
ては、それぞれのエナンチオマー及びそれぞれの異性体
が任意の割合で混ざった異性体混合物も含まれる。 〔1〕N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチ
ルオキシ−3(S)−アミノ−2−オキソ−4−フェニ
ルブタン 〔2〕N−ベンジルオキシカルボニル−1−アセチルオ
キシ−3(S)−アミノ−2−オキソ−4−フェニルブ
タン 〔3〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ホルミルオキシ−2−オキソ−4−フェニ
ルブタン 〔4〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ベンゾイルオキシ−2−オキソ−4−フェ
ニルブタン 〔5〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−2−オキソ−4−フェニル−1−トリフルオロ
アセチルオキシブタン
例えば下記のものがあげられる。ただし立体配置に関し
ては、それぞれのエナンチオマー及びそれぞれの異性体
が任意の割合で混ざった異性体混合物も含まれる。 〔1〕N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチ
ルオキシ−3(S)−アミノ−2−オキソ−4−フェニ
ルブタン 〔2〕N−ベンジルオキシカルボニル−1−アセチルオ
キシ−3(S)−アミノ−2−オキソ−4−フェニルブ
タン 〔3〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ホルミルオキシ−2−オキソ−4−フェニ
ルブタン 〔4〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ベンゾイルオキシ−2−オキソ−4−フェ
ニルブタン 〔5〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−2−オキソ−4−フェニル−1−トリフルオロ
アセチルオキシブタン
【0037】本発明における式(4)の化合物としては
例えば下記のものがあげられる。ただし立体配置に関し
ては、それぞれのエナンチオマー及びそれぞれの異性体
が任意の割合で混ざった異性体混合物も含まれる。 〔1〕N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチ
ルオキシ−3(S)−アミノ−2(S)−ヒドロキシ−
4−フェニルブタン 〔2〕N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチ
ルオキシ−3(S)−アミノ−2(R)−ヒドロキシ−
4−フェニルブタン 〔3〕N−ベンジルオキシカルボニル−1−アセチルオ
キシ−3(S)−アミノ−2(S)−ヒドロキシ−4−
フェニルブタン 〔4〕N−ベンジルオキシカルボニル−1−アセチルオ
キシ−3(S)−アミノ−2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニルブタン 〔5〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ホルミルオキシ−2(S)−ヒドロキシ−
4−フェニルブタン 〔6〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ホルミルオキシ−2(R)−ヒドロキシ−
4−フェニルブタン 〔7〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ベンゾイルオキシ−2(S)−ヒドロキシ
−4−フェニルブタン 〔8〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ベンゾイルオキシ−2(R)−ヒドロキシ
−4−フェニルブタン
例えば下記のものがあげられる。ただし立体配置に関し
ては、それぞれのエナンチオマー及びそれぞれの異性体
が任意の割合で混ざった異性体混合物も含まれる。 〔1〕N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチ
ルオキシ−3(S)−アミノ−2(S)−ヒドロキシ−
4−フェニルブタン 〔2〕N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチ
ルオキシ−3(S)−アミノ−2(R)−ヒドロキシ−
4−フェニルブタン 〔3〕N−ベンジルオキシカルボニル−1−アセチルオ
キシ−3(S)−アミノ−2(S)−ヒドロキシ−4−
フェニルブタン 〔4〕N−ベンジルオキシカルボニル−1−アセチルオ
キシ−3(S)−アミノ−2(R)−ヒドロキシ−4−
フェニルブタン 〔5〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ホルミルオキシ−2(S)−ヒドロキシ−
4−フェニルブタン 〔6〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ホルミルオキシ−2(R)−ヒドロキシ−
4−フェニルブタン 〔7〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ベンゾイルオキシ−2(S)−ヒドロキシ
−4−フェニルブタン 〔8〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−1−ベンゾイルオキシ−2(R)−ヒドロキシ
−4−フェニルブタン
〔9〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−
アミノ−2(S)−ヒドロキシ−4−フェニル−1−ト
リフルオロアセチルオキシブタン 〔10〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−1−
トリフルオロアセチルオキシブタン
アミノ−2(S)−ヒドロキシ−4−フェニル−1−ト
リフルオロアセチルオキシブタン 〔10〕N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−1−
トリフルオロアセチルオキシブタン
【0038】
【実施例】次に実施例によって本発明を具体的に説明す
るが、本発明がこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。 参考例1N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチルオキ
シ−3(S)−アミノ−2−メタンスルホニルオキシ−
4−フェニルブタン N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチルオキ
シ−3(S)−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニル
ブタン1.39g(エリスロ体/スレオ体=69.2/
30.8)を酢酸エチル15mLに溶解し、0℃以下に
てメタンスルホニルクロライド0.49mL及びトリエ
チルアミン0.96mLを加えた。10℃以下にて1時
間30分攪拌した後、5%炭酸水素ナトリウム水溶液1
0mLを加え、35〜40℃にて30分攪拌した。有機
層を分離し、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水、10
%食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後
減圧濃縮した。得られた結晶をジイソプロピルエーテ
ル、n−ヘプタンで洗浄することにより、N−tert
−ブトキシカルボニル−1−アセチルオキシ−3(S)
−アミノ−2−メタンスルホニルオキシ−4−フェニル
ブタンを得た。1.56g(エリスロ体/スレオ体=6
7.3/32.7)。 200MHz 1H NMR (CDCl3)δ;1.
34(s)1.35(s)(total,9H),2.
07(s)2.11(s)(total,3H),2.
68−3.06(m,2H),3.11(s)3.13
(s)(total,3H),4.06−4.41
(m)(total,3H),4.66(brs,1
H),4.87−5.05(m,1H),7.17−
7.36(m,5H)
るが、本発明がこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。 参考例1N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチルオキ
シ−3(S)−アミノ−2−メタンスルホニルオキシ−
4−フェニルブタン N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチルオキ
シ−3(S)−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニル
ブタン1.39g(エリスロ体/スレオ体=69.2/
30.8)を酢酸エチル15mLに溶解し、0℃以下に
てメタンスルホニルクロライド0.49mL及びトリエ
チルアミン0.96mLを加えた。10℃以下にて1時
間30分攪拌した後、5%炭酸水素ナトリウム水溶液1
0mLを加え、35〜40℃にて30分攪拌した。有機
層を分離し、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水、10
%食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後
減圧濃縮した。得られた結晶をジイソプロピルエーテ
ル、n−ヘプタンで洗浄することにより、N−tert
−ブトキシカルボニル−1−アセチルオキシ−3(S)
−アミノ−2−メタンスルホニルオキシ−4−フェニル
ブタンを得た。1.56g(エリスロ体/スレオ体=6
7.3/32.7)。 200MHz 1H NMR (CDCl3)δ;1.
34(s)1.35(s)(total,9H),2.
07(s)2.11(s)(total,3H),2.
68−3.06(m,2H),3.11(s)3.13
(s)(total,3H),4.06−4.41
(m)(total,3H),4.66(brs,1
H),4.87−5.05(m,1H),7.17−
7.36(m,5H)
【0039】実施例1N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)−アミノ
−1,2−エポキシ−4−フェニルブタン N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチルオキ
シ−3(S)−アミノ−2−メタンスルホニルオキシ−
4−フェニルブタン1.27g(エリスロ体/スレオ体
=67.3/32.7)をメタノール6mLに溶解し、
30℃にて28%ナトリウムメチラートのメタノール溶
液580mgを加えた。同温度にて30分攪拌した後、
3規定塩酸水を加えてpH4〜5とし、減圧濃縮した。
濃縮残査に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機
層を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
濃縮し、N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−1,2−エポキシ−4−フェニルブタンを得
た。0.8g(エリスロ体/スレオ体=30.5/6
9.5)。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン/酢酸エチル=10/1)を用いてそれぞれの異性
体(スレオ体/エリスロ体)を得た。 スレオ体 200MHz 1H NMR (CDCl
3)δ;1.40(s,9H),2.58(m,1
H),2.69(t,1H),2.81−3.05
(m,3H),4.12(m,1H),4.49(m,
1H),7.17−7.38(m,5H) エリスロ体 200MHz 1H NMR (CDCl
3)δ;1.40(s,9H),2.78−2.97
(total,5H),3.70(m,1H),4.4
5(m,1H),7.20−7.39(m,5H)
−1,2−エポキシ−4−フェニルブタン N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチルオキ
シ−3(S)−アミノ−2−メタンスルホニルオキシ−
4−フェニルブタン1.27g(エリスロ体/スレオ体
=67.3/32.7)をメタノール6mLに溶解し、
30℃にて28%ナトリウムメチラートのメタノール溶
液580mgを加えた。同温度にて30分攪拌した後、
3規定塩酸水を加えてpH4〜5とし、減圧濃縮した。
濃縮残査に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機
層を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
濃縮し、N−tert−ブトキシカルボニル−3(S)
−アミノ−1,2−エポキシ−4−フェニルブタンを得
た。0.8g(エリスロ体/スレオ体=30.5/6
9.5)。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン/酢酸エチル=10/1)を用いてそれぞれの異性
体(スレオ体/エリスロ体)を得た。 スレオ体 200MHz 1H NMR (CDCl
3)δ;1.40(s,9H),2.58(m,1
H),2.69(t,1H),2.81−3.05
(m,3H),4.12(m,1H),4.49(m,
1H),7.17−7.38(m,5H) エリスロ体 200MHz 1H NMR (CDCl
3)δ;1.40(s,9H),2.78−2.97
(total,5H),3.70(m,1H),4.4
5(m,1H),7.20−7.39(m,5H)
【0040】実施例2N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチルオキ
シ−3(S)−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニル
ブタン N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチルオキ
シ−3(S)−アミノ−2−オキソ−4−フェニルブタ
ン2.26gのエタノール28mL懸濁液を−60℃に
冷却し、水素化ホウ素ナトリウム212mgを加えた。
同温度にてメタノール17.5ml、水素化ホウ素ナト
リウム159mgを順次追加した後、同温度にて3時間
攪拌した。10%クエン酸42mL、酢酸エチル42m
Lを加え、減圧濃縮した。濃縮残査に酢酸エチルを加え
2回抽出した。得られた有機層を水で2回、10%食塩
水で1回洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧濃縮し、N−tert−ブトキシカルボニル−1−ア
セチルオキシ−3(S)−アミノ−2−ヒドロキシ−4
−フェニルブタンを得た。2.17g(エリスロ体/ス
レオ体=68.0/32.0)。シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=4/1)を用
いてそれぞれの異性体(スレオ体/エリスロ体)を得
た。 スレオ体 200MHz 1H NMR (CDCl
3)δ;1.40(s,9H),2.06(s,3
H),2.83−3.19(total,3H),3.
75−3.86(m,2H),4.02−4.19
(m,2H),4.89(brd,1H),7.18−
7.34(m,5H) エリスロ体 200MHz 1H NMR (CDCl
3)δ;1.36(s,9H),2.10(s,3
H),2.79−3.00(m,2H),3.34(b
rs,1H),3.79−3.98(m,2H),4.
07−4.27(m,2H),4.58(brd,1
H),7.19−7.34(m,5H)
シ−3(S)−アミノ−2−ヒドロキシ−4−フェニル
ブタン N−tert−ブトキシカルボニル−1−アセチルオキ
シ−3(S)−アミノ−2−オキソ−4−フェニルブタ
ン2.26gのエタノール28mL懸濁液を−60℃に
冷却し、水素化ホウ素ナトリウム212mgを加えた。
同温度にてメタノール17.5ml、水素化ホウ素ナト
リウム159mgを順次追加した後、同温度にて3時間
攪拌した。10%クエン酸42mL、酢酸エチル42m
Lを加え、減圧濃縮した。濃縮残査に酢酸エチルを加え
2回抽出した。得られた有機層を水で2回、10%食塩
水で1回洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減
圧濃縮し、N−tert−ブトキシカルボニル−1−ア
セチルオキシ−3(S)−アミノ−2−ヒドロキシ−4
−フェニルブタンを得た。2.17g(エリスロ体/ス
レオ体=68.0/32.0)。シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=4/1)を用
いてそれぞれの異性体(スレオ体/エリスロ体)を得
た。 スレオ体 200MHz 1H NMR (CDCl
3)δ;1.40(s,9H),2.06(s,3
H),2.83−3.19(total,3H),3.
75−3.86(m,2H),4.02−4.19
(m,2H),4.89(brd,1H),7.18−
7.34(m,5H) エリスロ体 200MHz 1H NMR (CDCl
3)δ;1.36(s,9H),2.10(s,3
H),2.79−3.00(m,2H),3.34(b
rs,1H),3.79−3.98(m,2H),4.
07−4.27(m,2H),4.58(brd,1
H),7.19−7.34(m,5H)
【0041】
【発明の効果】3−アミノ−1−オキシ−2−スルホニ
ルオキシブタン誘導体の1位の水酸基の保護基を塩基性
条件下で除去可能な保護基とすることにより、当該化合
物を塩基で処理するだけで、脱保護反応と閉環反応が一
挙に行え、3−アミノ−1,2−エポキシ体が製造でき
る。
ルオキシブタン誘導体の1位の水酸基の保護基を塩基性
条件下で除去可能な保護基とすることにより、当該化合
物を塩基で処理するだけで、脱保護反応と閉環反応が一
挙に行え、3−アミノ−1,2−エポキシ体が製造でき
る。
Claims (12)
- 【請求項1】式(1) 【化1】 (式中のR1は炭素数3〜12の炭化水素残基、R2は
アミノ基又は保護されたアミノ基(ただしフタルイミド
を除く)、R3は炭素数1〜12の炭化水素残基、R4
は塩基性条件下で除去可能なヒドロキシ保護基、*2、
*3の立体配置はS配置、もしくはR配置を示す。)で
表される3−アミノ−1−オキシ−2−スルホニルオキ
シブタン誘導体を塩基の存在下で直接エポキシ化するこ
とを特徴とする、式(2) 【化2】 (式中のR1、R2、*2、*3は前記と同じ意味を示
す。)で表される3−アミノ−1,2−エポキシ体の製
造法。 - 【請求項2】R4がトリメチルシリル基、R5CO−
(ただし、R5はHあるいは炭素数1〜12の炭化水素
残基)であらわされるエステル基またはR6OCO−
(ただし、R6は炭素数1〜12の炭化水素残基)であ
らわされるカーボネート基である請求項1記載の方法。 - 【請求項3】R4がR5CO−(ただし、R5はHある
いは炭素数1〜12の炭化水素残基)であらわされるエ
ステル基である請求項2記載の方法。 - 【請求項4】R4がアセチル基、ピバロイル基、ホルミ
ル基、プロピオニル基、トリフルオロアセチル基、もし
くはベンゾイル基である請求項3記載の方法。 - 【請求項5】R4がアセチル基である請求項4記載の方
法。 - 【請求項6】式(1)の化合物のエポキシ化をアルカリ
金属アルコラートの存在下で行なう請求項1から5のい
ずれかに記載の方法。 - 【請求項7】塩基がナトリウムメチラートである請求項
6記載の方法。 - 【請求項8】式(1) 【化3】 (式中のR1、R2、R3、R4、*2、*3は前記と
同じ意味を示す。)で表される3−アミノ−1-オキシ
−2−スルホニルオキシブタン誘導体。 - 【請求項9】N−tert−ブトキシカルボニル−1−
アセチルオキシ−3−アミノ−2−メタンスルホニルオ
キシ−4−フェニルブタンもしくはN−tert−ブト
キシカルボニル−1−アセチルオキシ−3−アミノ−4
−フェニル−2−p−トルエンスルホニルオキシブタン - 【請求項10】式(3) 【化4】 (式中のR1、R2、R4、*3は前記と同じ意味を示
す。)で表される3−アミノ−2−オキソ−1−オキシ
ブタン誘導体を還元することを特徴とする式(4) 【化5】 (式中のR1、R2、R4、*2、*3は前記と同じ意
味を示す。)で表される3−アミノ−2−ヒドロキシ−
1−オキシブタン誘導体の製造法。 - 【請求項11】式(3)の化合物の還元を水素化還元剤
の存在下で行なう請求項10記載の方法。 - 【請求項12】水素化還元剤が水素化ホウ素ナトリウム
である請求項11記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11189956A JP2001019687A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 3−アミノ−1,2−エポキシ体の製造法及びその中間体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11189956A JP2001019687A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 3−アミノ−1,2−エポキシ体の製造法及びその中間体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001019687A true JP2001019687A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16250015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11189956A Pending JP2001019687A (ja) | 1999-07-05 | 1999-07-05 | 3−アミノ−1,2−エポキシ体の製造法及びその中間体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001019687A (ja) |
-
1999
- 1999-07-05 JP JP11189956A patent/JP2001019687A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6880127B2 (ja) | 多環式カルバモイルピリドン化合物の合成 | |
JPH0819098B2 (ja) | アミノアルコール類 | |
JPH0529216B2 (ja) | ||
RU2376308C2 (ru) | СПОСОБ ПОЛУЧЕНИЯ (3R, 3aS,6aR)-ГЕКСАГИДРОФУРО[2,3-b]ФУРАН-3-ИЛ(1S,2R)-3-[[(4-АМИНОФЕНИЛ)СУЛЬФОНИЛ](ИЗОБУТИЛ)АМИНО]-1-БЕНЗИЛ-2-ГИДРОКСИПРОПИЛКАРБАМАТА | |
JP2000053642A (ja) | 3―アミノ―ピロリジン誘導体の製造方法 | |
JP2010525029A (ja) | N−イソブチル−n−(2−ヒドロキシ−3−アミノ−4−フェニルブチル)−p−ニトロベンゼンスルホニルアミド誘導体の製造方法 | |
WO1999038855A1 (fr) | Procede servant a preparer des composes de threo-3-amino-1,2-epoxy optiquement actifs | |
JPH09508628A (ja) | Hivプロテアーゼ阻害剤の製造法 | |
JP4294121B2 (ja) | ピリドンカルボン酸誘導体の製造方法およびその中間体 | |
JP2007112723A (ja) | アミノクロロヒドリン硫酸塩の製造方法 | |
JP2001019687A (ja) | 3−アミノ−1,2−エポキシ体の製造法及びその中間体 | |
JP2019199446A (ja) | S−icaリボシルホモシステインの製造方法 | |
EP0657446B1 (en) | Process for producing optically active erythro-3-amino-1,2-epoxy compound | |
JP2003221369A (ja) | スフィンゴシンの合成方法 | |
JP4193198B2 (ja) | α−アミノケトン類の製造方法 | |
KR100491748B1 (ko) | 광학활성 에리스로-3-아미노-2-히드록시부티르산에스테르류및 해당 부티르산류의 제조방법 | |
JP3032442B2 (ja) | 光学活性エリスロ−3−アミノ−1,2−エポキシ体の製造法 | |
Willert et al. | A study of baker's yeast reduction of piperidone-carboxylates | |
EA011891B1 (ru) | Способы получения соединений бензоксазолсульфонамида и их промежуточные соединения | |
WO1999054297A1 (fr) | Procede de preparation de chloroalcools et de leurs intermediaires | |
JPWO2004099136A1 (ja) | ピロリジン誘導体の製造方法 | |
JPH09323960A (ja) | 3−アミノ−1,2−オキシランの製造方法 | |
WO2002022549A1 (fr) | Procede d'extraction de nitrobenzenesulfonyle | |
HU190404B (en) | Process for preparing amino-lactone-carboxylic acid | |
JP2000319235A (ja) | α−アミノケトン化合物の製造方法 |