JP2001019068A - エアゾール容器 - Google Patents
エアゾール容器Info
- Publication number
- JP2001019068A JP2001019068A JP11194248A JP19424899A JP2001019068A JP 2001019068 A JP2001019068 A JP 2001019068A JP 11194248 A JP11194248 A JP 11194248A JP 19424899 A JP19424899 A JP 19424899A JP 2001019068 A JP2001019068 A JP 2001019068A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- ring
- lower body
- annular inclined
- inclined surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Nozzles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シール性が確実に保持されてノズル上部体と
ノズル下部体とが一体化された多穴吐出ノズル部材を備
えるエアゾール容器を提供する。 【解決手段】 容器本体16の先端に多穴吐出ノズル部
材14を備えたエアゾール容器10であって、多穴吐出
ノズル部材14は、ノズル上部体12の下面側に形成さ
れた係合凹部25の内面にOリング26を介在させてノ
ズル下部体13を嵌め込むことにより装着固定してな
り、ノズル上部体12とノズル下部体13とを密閉状態
とするシール構造11は、係合凹部25おけるOリング
26の当接面をテーパー状に傾斜する凹部環状傾斜面2
7とすると共に、ノズル下部体13におけるOリング2
6の当接面をテーパー状に傾斜して凹部環状傾斜面27
と対向配置される下部体環状傾斜面28とし、凹部環状
傾斜面27と下部体環状傾斜面28との間にOリング2
6を圧縮しつつ挟み込むことにより構成される。
ノズル下部体とが一体化された多穴吐出ノズル部材を備
えるエアゾール容器を提供する。 【解決手段】 容器本体16の先端に多穴吐出ノズル部
材14を備えたエアゾール容器10であって、多穴吐出
ノズル部材14は、ノズル上部体12の下面側に形成さ
れた係合凹部25の内面にOリング26を介在させてノ
ズル下部体13を嵌め込むことにより装着固定してな
り、ノズル上部体12とノズル下部体13とを密閉状態
とするシール構造11は、係合凹部25おけるOリング
26の当接面をテーパー状に傾斜する凹部環状傾斜面2
7とすると共に、ノズル下部体13におけるOリング2
6の当接面をテーパー状に傾斜して凹部環状傾斜面27
と対向配置される下部体環状傾斜面28とし、凹部環状
傾斜面27と下部体環状傾斜面28との間にOリング2
6を圧縮しつつ挟み込むことにより構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Oリングによるシ
ール構造を用いたエアゾール容器に関する。
ール構造を用いたエアゾール容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本願出
願人の特願平11−140094号に記載されたエアゾ
ール容器のノズル部材は、ノズル上部体の下面側に形成
された係合凹部にノズル下部体を嵌め込むことにより、
ノズル上部体とノズル下部体とが一体となった多穴吐出
ノズル部材を構成するものであるが、ノズル上部体とノ
ズル下部体との間に介在する塗布液通路の気密性を保持
するために、Oリングを介してこれらを密閉状態で係合
することが望ましい。
願人の特願平11−140094号に記載されたエアゾ
ール容器のノズル部材は、ノズル上部体の下面側に形成
された係合凹部にノズル下部体を嵌め込むことにより、
ノズル上部体とノズル下部体とが一体となった多穴吐出
ノズル部材を構成するものであるが、ノズル上部体とノ
ズル下部体との間に介在する塗布液通路の気密性を保持
するために、Oリングを介してこれらを密閉状態で係合
することが望ましい。
【0003】しかしながら、前記ノズル部材のような、
ノズル上部体の係合凹部にノズル下部体を嵌め込んで装
着固定する際のOリングを介したシール構造によれば、
嵌め込んだ後に嵌め込み方向である装着方向に遊びが生
じやすく、Oリングに十分な圧縮力を負荷することがで
きなくなって、シール性が損なわれるおそれがある。
ノズル上部体の係合凹部にノズル下部体を嵌め込んで装
着固定する際のOリングを介したシール構造によれば、
嵌め込んだ後に嵌め込み方向である装着方向に遊びが生
じやすく、Oリングに十分な圧縮力を負荷することがで
きなくなって、シール性が損なわれるおそれがある。
【0004】本発明は、シール性が確実に保持されてノ
ズル上部体とノズル下部体とが一体化された多穴吐出ノ
ズル部材を備えるエアゾール容器の提供を目的とする。
ズル上部体とノズル下部体とが一体化された多穴吐出ノ
ズル部材を備えるエアゾール容器の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器本体の先
端に多穴吐出ノズル部材を備えたエアゾール容器であっ
て、前記多穴吐出ノズル部材は、ノズル上部体の下面側
に形成された係合凹部の内面にOリングを介在させてノ
ズル下部体を嵌め込むことにより、該ノズル下部体を前
記ノズル上部体に密閉状態で装着固定してなり、前記ノ
ズル上部体と前記ノズル下部体とを密閉状態とするシー
ル構造は、前記係合凹部おけるOリングの当接面を外側
又は内側に向けてテーパー状に傾斜する凹部環状傾斜面
とすると共に、前記ノズル下部体におけるOリングの当
接面を内側又は外側に向けてテーパー状に傾斜して前記
凹部環状傾斜面と対向配置される下部体環状傾斜面と
し、前記凹部環状傾斜面と前記下部体環状傾斜面との間
に前記Oリングを圧縮しつつ挟み込むことにより構成さ
れるエアゾール容器を提供することにより、上記目的を
達成したものである。
端に多穴吐出ノズル部材を備えたエアゾール容器であっ
て、前記多穴吐出ノズル部材は、ノズル上部体の下面側
に形成された係合凹部の内面にOリングを介在させてノ
ズル下部体を嵌め込むことにより、該ノズル下部体を前
記ノズル上部体に密閉状態で装着固定してなり、前記ノ
ズル上部体と前記ノズル下部体とを密閉状態とするシー
ル構造は、前記係合凹部おけるOリングの当接面を外側
又は内側に向けてテーパー状に傾斜する凹部環状傾斜面
とすると共に、前記ノズル下部体におけるOリングの当
接面を内側又は外側に向けてテーパー状に傾斜して前記
凹部環状傾斜面と対向配置される下部体環状傾斜面と
し、前記凹部環状傾斜面と前記下部体環状傾斜面との間
に前記Oリングを圧縮しつつ挟み込むことにより構成さ
れるエアゾール容器を提供することにより、上記目的を
達成したものである。
【0006】ここで、上記記載における凹部環状傾斜面
や下部体環状傾斜面は、ノズル下部体の表面等による基
準面に対して25〜65゜の角度で傾斜させることが好
ましく、35〜55゜の角度で傾斜させることが特に好
ましい。傾斜角度が25〜65゜の範囲であると、厳密
な寸法精度がない多穴吐出ノズル部材であっても、確実
なシール性を確保でき、低コストで部品の製造が可能に
なる。
や下部体環状傾斜面は、ノズル下部体の表面等による基
準面に対して25〜65゜の角度で傾斜させることが好
ましく、35〜55゜の角度で傾斜させることが特に好
ましい。傾斜角度が25〜65゜の範囲であると、厳密
な寸法精度がない多穴吐出ノズル部材であっても、確実
なシール性を確保でき、低コストで部品の製造が可能に
なる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の一実施形態に
係るエアゾール容器10は、Oリング26によるシール
構造11を採用してノズル上部体12とノズル下部体1
3とを一体化した多穴吐出ノズル部材14を備えてい
る。なお、このエアゾール容器10は、多穴吐出ノズル
部材14を押圧して、ノズル部材14の上面に開口する
ノズル開口15から清涼剤、殺菌剤、香料等の塗布液を
噴射し塗布する吐出容器等に用いられる。
係るエアゾール容器10は、Oリング26によるシール
構造11を採用してノズル上部体12とノズル下部体1
3とを一体化した多穴吐出ノズル部材14を備えてい
る。なお、このエアゾール容器10は、多穴吐出ノズル
部材14を押圧して、ノズル部材14の上面に開口する
ノズル開口15から清涼剤、殺菌剤、香料等の塗布液を
噴射し塗布する吐出容器等に用いられる。
【0008】このエアゾール容器10によれば、内部に
塗布液を気密に収容した容器本体16の上部には、ステ
ム17が、容器本体16の内部に装着したバルブに内設
されたスプリングの弾性によって、上方に付勢された状
態で突出している。このステム17の先端を覆って円盤
形状の多穴吐出ノズル部材14が取り付けられ、この多
穴吐出ノズル部材14を下方に向かってステム17の軸
方向に押圧することにより、ステム17を介して容器本
体16の内部と連通するノズル開口15から上方に向か
って塗布液を吐出させ、塗布する。
塗布液を気密に収容した容器本体16の上部には、ステ
ム17が、容器本体16の内部に装着したバルブに内設
されたスプリングの弾性によって、上方に付勢された状
態で突出している。このステム17の先端を覆って円盤
形状の多穴吐出ノズル部材14が取り付けられ、この多
穴吐出ノズル部材14を下方に向かってステム17の軸
方向に押圧することにより、ステム17を介して容器本
体16の内部と連通するノズル開口15から上方に向か
って塗布液を吐出させ、塗布する。
【0009】多穴吐出ノズル部材14は、合成樹脂から
なり、円盤形状を備える。多穴吐出ノズル部材14の下
面中央部分には、図2にも示すように、円柱形状のステ
ム嵌合突起18が下方に突出していて、このステム嵌合
突起18の嵌合穴19にステム17の上端部分を嵌め込
むことにより、ステム17は、多穴吐出ノズル部材14
の内部に形成した塗布液通路20と連通する。塗布液通
路20は、多穴吐出ノズル部材14の中央から放射方向
に延長する横方向流通路20aと、多穴吐出ノズル上部
体12を貫通してこれの中央及び周縁部分に6箇所形成
された縦方向流通路20bとからなり、各縦方向流通路
20bは、多穴吐出ノズル部材14の表面の中央、及び
これの周縁部分に6箇所設けられたノズル開口15に各
々接続する(図3参照)。
なり、円盤形状を備える。多穴吐出ノズル部材14の下
面中央部分には、図2にも示すように、円柱形状のステ
ム嵌合突起18が下方に突出していて、このステム嵌合
突起18の嵌合穴19にステム17の上端部分を嵌め込
むことにより、ステム17は、多穴吐出ノズル部材14
の内部に形成した塗布液通路20と連通する。塗布液通
路20は、多穴吐出ノズル部材14の中央から放射方向
に延長する横方向流通路20aと、多穴吐出ノズル上部
体12を貫通してこれの中央及び周縁部分に6箇所形成
された縦方向流通路20bとからなり、各縦方向流通路
20bは、多穴吐出ノズル部材14の表面の中央、及び
これの周縁部分に6箇所設けられたノズル開口15に各
々接続する(図3参照)。
【0010】多穴吐出ノズル部材14は、放射方向に延
長する横方向流通路20aを当該多穴吐出ノズル部材1
4の内部に形成するために、図3に示すように、ノズル
上部体12とノズル下部体13とをOリング26を介在
させて一体化して構成される。すなわち、ノズル下部体
13の上面の平坦な中央円形突部23には、これの直径
方向に延長する3本の直線状の溝が交差して形成される
ことにより、放射方向6方向に放射溝24が設けられて
いる。したがって、中央円形突部23の上面をノズル上
部体12の下面に密着させながら、ノズル下部体13を
ノズル上部体12の下面側に形成された係合凹部25に
装着固定すれば、放射溝24とノズル上部体12の下面
とによって画成されて横方向流通路20aが形成される
と共に、各放射溝24は、図2に示すように、その先端
がノズル上部体12の周縁部分に形成された6箇所の縦
方向流通路20bに各々連通する。
長する横方向流通路20aを当該多穴吐出ノズル部材1
4の内部に形成するために、図3に示すように、ノズル
上部体12とノズル下部体13とをOリング26を介在
させて一体化して構成される。すなわち、ノズル下部体
13の上面の平坦な中央円形突部23には、これの直径
方向に延長する3本の直線状の溝が交差して形成される
ことにより、放射方向6方向に放射溝24が設けられて
いる。したがって、中央円形突部23の上面をノズル上
部体12の下面に密着させながら、ノズル下部体13を
ノズル上部体12の下面側に形成された係合凹部25に
装着固定すれば、放射溝24とノズル上部体12の下面
とによって画成されて横方向流通路20aが形成される
と共に、各放射溝24は、図2に示すように、その先端
がノズル上部体12の周縁部分に形成された6箇所の縦
方向流通路20bに各々連通する。
【0011】本実施形態によれば、シール構造11は、
ノズル上部体12の下面側に形成された係合凹部25に
Oリング26を介在させてノズル下部体13を密閉状態
で装着固定して、横方向流通路20aを介した各ノズル
開口15への塗布液のスムースな供給を可能にするべく
採用されたものである。
ノズル上部体12の下面側に形成された係合凹部25に
Oリング26を介在させてノズル下部体13を密閉状態
で装着固定して、横方向流通路20aを介した各ノズル
開口15への塗布液のスムースな供給を可能にするべく
採用されたものである。
【0012】シール構造11は、図2に示すように、ノ
ズル上部体12の係合凹部25内におけるOリング26
の当接面を、外側に向けてテーパー状に傾斜する凹部環
状傾斜面27とすると共に、ノズル下部体13における
Oリング26の当接面を、内側に向けてテーパー状に傾
斜して凹部環状傾斜面27と対向配置される下部体環状
傾斜面28とし、凹部環状傾斜面27と下部体環状傾斜
面28との間にOリング26を圧縮しつつ挟み込むこと
により構成される。
ズル上部体12の係合凹部25内におけるOリング26
の当接面を、外側に向けてテーパー状に傾斜する凹部環
状傾斜面27とすると共に、ノズル下部体13における
Oリング26の当接面を、内側に向けてテーパー状に傾
斜して凹部環状傾斜面27と対向配置される下部体環状
傾斜面28とし、凹部環状傾斜面27と下部体環状傾斜
面28との間にOリング26を圧縮しつつ挟み込むこと
により構成される。
【0013】Oリング26は、例えばシリコン、NBR
(ニトリルブダジエンラバー)等の弾性を有する材料か
らなり、円形断面を有する円環状の部材であって、凹部
環状傾斜面27あるいは下部体環状傾斜面28に沿って
配設され得る大きさを備える。
(ニトリルブダジエンラバー)等の弾性を有する材料か
らなり、円形断面を有する円環状の部材であって、凹部
環状傾斜面27あるいは下部体環状傾斜面28に沿って
配設され得る大きさを備える。
【0014】凹部環状傾斜面27は、ノズル上部体12
の下面側に係合凹部25を形成するスカート壁29との
間に間隔をおいて該スカート壁29の内側に沿って設け
られた下面環状突起30の外側傾斜面として、ノズル上
部体12の下面に対して45゜の角度で傾斜して形成さ
れる。なお下面環状突起30の内側には、上記ノズル下
部体13の中央円形突部23が密着配置される円形凹部
が形成される。
の下面側に係合凹部25を形成するスカート壁29との
間に間隔をおいて該スカート壁29の内側に沿って設け
られた下面環状突起30の外側傾斜面として、ノズル上
部体12の下面に対して45゜の角度で傾斜して形成さ
れる。なお下面環状突起30の内側には、上記ノズル下
部体13の中央円形突部23が密着配置される円形凹部
が形成される。
【0015】下部体環状傾斜面28は、ノズル下部体1
3の上面において、中央円形突部23との間に間隔をお
いてノズル下部体13の周縁部に沿って設けられた上面
環状突起31の内側傾斜面として、ノズル下部体13の
上面に対して45゜の角度で傾斜して形成される。
3の上面において、中央円形突部23との間に間隔をお
いてノズル下部体13の周縁部に沿って設けられた上面
環状突起31の内側傾斜面として、ノズル下部体13の
上面に対して45゜の角度で傾斜して形成される。
【0016】そして、シール構造11は、ノズル上部体
12の係合凹部25にOリング26を介在させてノズル
下部体13を嵌め込むことにより、これらが一体となっ
た多穴吐出ノズル部材14を形成する際に設けられる。
12の係合凹部25にOリング26を介在させてノズル
下部体13を嵌め込むことにより、これらが一体となっ
た多穴吐出ノズル部材14を形成する際に設けられる。
【0017】ここで、ノズル下部体13のスカート壁2
9の内壁面には、ノズル上部体12の下面から所定の間
隔(ノズル下部体13を、中央円形突部23をノズル上
部体12の円形凹部に密着させた状態で係合凹部25に
装着し得る間隔)をおいて、ノズル下部体13の下面周
縁部を係止する係止突起32が、周方向に例えば4箇所
突出配置されている。従って、Oリング26を凹部環状
傾斜面27と下部体環状傾斜面28との間に介在させつ
つ、ノズル下部体13を係合凹部25に嵌合してその下
面周縁部を係止突起32に係止すれば、ノズル下部体1
3がノズル上部体12に装着固定されて強固に一体化さ
れた多穴吐出ノズル部材14が得られることになる。
9の内壁面には、ノズル上部体12の下面から所定の間
隔(ノズル下部体13を、中央円形突部23をノズル上
部体12の円形凹部に密着させた状態で係合凹部25に
装着し得る間隔)をおいて、ノズル下部体13の下面周
縁部を係止する係止突起32が、周方向に例えば4箇所
突出配置されている。従って、Oリング26を凹部環状
傾斜面27と下部体環状傾斜面28との間に介在させつ
つ、ノズル下部体13を係合凹部25に嵌合してその下
面周縁部を係止突起32に係止すれば、ノズル下部体1
3がノズル上部体12に装着固定されて強固に一体化さ
れた多穴吐出ノズル部材14が得られることになる。
【0018】また、Oリング26の円形断面の直径は、
対向配置される凹部環状傾斜面27と下部体環状傾斜面
28との間の間隔よりも大きくなっていて、ノズル下部
体13をノズル上部体12に装着固定した状態ではOリ
ング26は圧縮されてこれらの間に挟み込まれることに
より、強固に密着してシール性を発揮することになる。
対向配置される凹部環状傾斜面27と下部体環状傾斜面
28との間の間隔よりも大きくなっていて、ノズル下部
体13をノズル上部体12に装着固定した状態ではOリ
ング26は圧縮されてこれらの間に挟み込まれることに
より、強固に密着してシール性を発揮することになる。
【0019】このシール構造11によれば、Oリング2
6は、傾斜面である凹部環状傾斜面27と下部体環状傾
斜面28との間に挟まれて、装着方向である縦方向のみ
ならず横方向にも圧縮力が負荷されることになる。従っ
て、係止突起32によるノズル下部体13の装着方向の
係止が弛んで遊びが生じ、縦方向に十分な圧縮力を負荷
することができなくなっても、ノズル下部体13の周囲
を囲むスカート壁29により支持されて、横方向への圧
縮力は維持されるので、強固なシール性を保持すること
が可能になる。
6は、傾斜面である凹部環状傾斜面27と下部体環状傾
斜面28との間に挟まれて、装着方向である縦方向のみ
ならず横方向にも圧縮力が負荷されることになる。従っ
て、係止突起32によるノズル下部体13の装着方向の
係止が弛んで遊びが生じ、縦方向に十分な圧縮力を負荷
することができなくなっても、ノズル下部体13の周囲
を囲むスカート壁29により支持されて、横方向への圧
縮力は維持されるので、強固なシール性を保持すること
が可能になる。
【0020】即ち、前記シール構造11によれば、Oリ
ング26を介して係合凹部25にノズル下部体13を装
着固定する際のシール性を確実に保持することができ
る。従って本実施形態のエアゾール容器10によれば、
シール性が確実に保持されてノズル上部体12とノズル
下部体13とが一体化された多穴吐出ノズル部材14を
備えることができる。
ング26を介して係合凹部25にノズル下部体13を装
着固定する際のシール性を確実に保持することができ
る。従って本実施形態のエアゾール容器10によれば、
シール性が確実に保持されてノズル上部体12とノズル
下部体13とが一体化された多穴吐出ノズル部材14を
備えることができる。
【0021】凹部環状傾斜面を内側に向けてテーパー状
に傾斜させ、下部体環状傾斜面を外側に向けて傾斜させ
ることもできる。またこれらの傾斜角度を一致させて平
行に対向させる必要は必ずしもない。
に傾斜させ、下部体環状傾斜面を外側に向けて傾斜させ
ることもできる。またこれらの傾斜角度を一致させて平
行に対向させる必要は必ずしもない。
【0022】
【発明の効果】本発明のエアゾール容器によれば、シー
ル性が確実に保持されてノズル上部体とノズル下部体と
が一体化された多穴吐出ノズル部材を備えることができ
る。
ル性が確実に保持されてノズル上部体とノズル下部体と
が一体化された多穴吐出ノズル部材を備えることができ
る。
【図1】本発明の一実施形態に係るエアゾール容器の構
成を説明する要部断面図である。
成を説明する要部断面図である。
【図2】エアゾール容器の多穴吐出ノズル部材の構成を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
【図3】エアゾール容器の多穴吐出ノズル部材の構成を
説明する斜視図である。
説明する斜視図である。
10 エアゾール容器 11 シール構造 12 ノズル上部体 13 ノズル下部体 14 多穴吐出ノズル部材 15 ノズル開口 16 容器本体 20 塗布液通路 20a 横方向流通路 20b 縦方向流通路 24 放射溝 25 係合凹部 26 Oリング 27 凹部環状傾斜面 28 下部体環状傾斜面 29 スカート壁 30 下面環状突起 31 上面環状突起 32 係止突起
フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PA01 PB01 PD01 PE17 PF09 3E084 AA04 AA12 AB01 AB05 BA02 CA01 CB02 CC03 DA01 DC03 FA09 GA08 GB12 HA04 HB03 HC03 HD03 KB06 LB01 LB07 LC01 LD30 LG06 4F033 RA02 RA20 RB03 RC21
Claims (1)
- 【請求項1】 容器本体の先端に多穴吐出ノズル部材を
備えたエアゾール容器であって、 前記多穴吐出ノズル部材は、ノズル上部体の下面側に形
成された係合凹部の内面にOリングを介在させてノズル
下部体を嵌め込むことにより、該ノズル下部体を前記ノ
ズル上部体に密閉状態で装着固定してなり、 前記ノズル上部体と前記ノズル下部体とを密閉状態とす
るシール構造は、前記係合凹部おけるOリングの当接面
を外側又は内側に向けてテーパー状に傾斜する凹部環状
傾斜面とすると共に、前記ノズル下部体におけるOリン
グの当接面を内側又は外側に向けてテーパー状に傾斜し
て前記凹部環状傾斜面と対向配置される下部体環状傾斜
面とし、前記凹部環状傾斜面と前記下部体環状傾斜面と
の間に前記Oリングを圧縮しつつ挟み込むことにより構
成されるエアゾール容器。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11194248A JP2001019068A (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | エアゾール容器 |
US09/460,439 US6283337B1 (en) | 1998-12-21 | 1999-12-14 | Aerosol container |
TW088121989A TW425293B (en) | 1998-12-21 | 1999-12-15 | Aerosol container |
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Cited By (1)
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-
1999
- 1999-07-08 JP JP11194248A patent/JP2001019068A/ja active Pending
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JP2020070054A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 株式会社吉野工業所 | 液体吐出容器 |
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