JP2001018501A - ロック機構を備える装置 - Google Patents

ロック機構を備える装置

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JP2001018501A
JP2001018501A JP11190325A JP19032599A JP2001018501A JP 2001018501 A JP2001018501 A JP 2001018501A JP 11190325 A JP11190325 A JP 11190325A JP 19032599 A JP19032599 A JP 19032599A JP 2001018501 A JP2001018501 A JP 2001018501A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが一見して明らかにキャリッジのロッ
ク解除の必要性を認識し、あるいはユーザが装置を初め
て使用する際の動作によって必然的にキャリッジのロッ
ク解除がなされるようなロック解除を確実にする装置を
提供すること。 【解決手段】 本体部3の側面30に、ロック機構の動
作を操作するためのロック操作部15が設けられる。蓋
体7の上面からロック操作部15の表面上にかけて剥離
可能な粘着テープ19が貼付されており、蓋体7の上面
側に貼付されたテープ部分には、ロック操作部15の操
作によりロックを解除するべき旨を示すロック解除指示
表示25が示されている。粘着テープ19を剥がすと同
時にロックが解除されるようにすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動時に固定すべ
きキャリッジ等の装置要素を内部に備えているスキャ
ナ、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の装置に係り、
特に該装置を設置後、初めて使用するときにキャリッジ
等のロック解除をより確実にするための装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近では、スキャナ、複写機、ファクシ
ミリ等はオフィスに必須のOA機器となっている。これ
らOA機器に共通する点は、文字や図形を光学的に読み
取ることであり、そのためスキャンタイプの読み取りヘ
ッドを備えたキャリッジを有するタイプが多く普及して
いる。このようなタイプのスキャナ、複写機、ファクシ
ミリ等は、出荷時にキャリッジが不用意に移動したり振
動したりしないように、即ち、不用意な移動等を防止す
るためにロック機構によりキャリッジを固定している。
また、プリンタも内部にキャリッジを備えているため、
搬送時にはロック機構によりキャリッジを固定してい
る。
【0003】従ってユーザは、スキャナ等の装置を適切
な位置に配置した後に、ロック機構によるロックを解除
してから使用しなければならない。例えば従来のスキャ
ナ等では、図6に示すように、装置本体100の背面1
02にロックとアンロック(ロック解除)とを切換可能
なスイッチ104を設け、ユーザがこのスイッチ104
をアンロック側に切り替えることにより、該スキャナを
使用できるようにしていた。
【0004】このようなロック解除の説明は、通常、マ
ニュアルに詳細に記載されているが、中にはマニュアル
を精読せずに装置の使用を試みるユーザも多い。このよ
うなユーザは、装置が動作しないことを故障と勘違い
し、サービスセンター等へ問い合わせをすることもあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
ような背景に鑑みなされたものであって、マニュアルの
説明を読まなくても、ユーザが一見して明らかにキャリ
ッジのロック解除の必要性を認識し、あるいはユーザが
装置を初めて使用する際に要求される動作によって必然
的にキャリッジのロック解除がなされるようなロック機
構を備える装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載のロック機構を備える装置は、
移動時に位置を固定すべき装置要素を内部に備える本体
部と、前記本体部の上面に回動可能に取り付けられる蓋
体と、前記固定すべき装置要素を固定するためのロック
機構とを備える装置において、前記本体部の側面に、前
記ロック機構の動作を操作するためのロック操作部が設
けられ、前記蓋体の上面から前記ロック操作部の表面上
にかけて剥離可能な粘着テープが貼付されており、前記
蓋体の上面側に貼付された前記テープ部分には、前記ロ
ック操作部の操作によりロックを解除するべき旨を示す
ロック解除指示表示が付されていることを特徴とするも
のである。
【0007】本発明によれば、本体部の機能を使用する
際に、まず粘着テープを剥離して、蓋体が開くようにし
なければならない。この際、ユーザは、必然的にロック
解除指示表示が目に入ると共に、そのロック操作部が粘
着テープを剥がした所に位置しているので、該ロック解
除指示表示に従って、その位置にあるロック操作部を操
作して、固定すべき装置要素をロック解除状態にするこ
とになる。よって、ロック解除操作をしないことにより
生じる従来の問題を未然に防止することができる。
【0008】また、本願請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載されたロック機構を備える装置において、前
記ロック操作部は円形の回転可能な部材から成り、該回
転可能な部材の回転位置により前記固定すべき装置要素
の固定とその解除を行なうものであることを特徴とす
る。本発明によれば、粘着テープを剥離することにより
回転可能な部材が回転可能な状態となる。そして、ユー
ザがロック解除指示表示に従って回転可能な部材を回転
することにより、固定すべき装置要素のロックが解除さ
れる。
【0009】また、本願請求項3に記載の発明は、移動
時に位置を固定すべき装置要素を内部に備える本体部
と、前記本体部の上面に回動可能に取り付けられる蓋体
と、前記固定すべき装置要素を固定するためのロック機
構とを備える装置において、前記本体部の側面に、前記
ロック機構の動作を操作するためのロック操作部が設け
られ、前記蓋体の上面から前記ロック操作部の表面上に
かけて剥離可能な粘着テープが貼付されており、前記ロ
ック操作部は、前記粘着テープの剥離時に、前記固定す
べき装置要素の固定が同時に解除される構造に形成され
ていることを特徴とするものである。
【0010】本発明によれば、粘着テープを剥離すると
同時にロック操作部が動作して、固定すべき装置要素の
固定が解除される。従って、ユーザは、固定すべき装置
要素の固定の解除を認識していなくても、粘着テープの
剥離動作だけで自動的に固定すべき装置要素の固定解除
が行なわれる。
【0011】また、本願請求項4に記載の発明は、請求
項3に記載されたロック機構を備える装置において、前
記ロック操作部は、自由状態において前記本体部の側面
から突出するように付勢されているボタンを備え、該ボ
タンの自由状態においては前記固定すべき装置要素の固
定が解除され、該ボタンの上に前記粘着テープが貼付さ
れて前記ボタンが押し込まれているときには前記固定す
べき装置要素が固定されていることを特徴とするもので
ある。
【0012】本発明によれば、出荷時にボタンの上に粘
着テープを貼付してボタンが押し込まれた状態になって
いる。使用時にユーザが粘着テープを剥離することによ
り、ボタンが突出した状態に自然に復帰するため、固定
すべき装置要素の固定が自動的に解除される。
【0013】また、本願請求項5に記載の発明は、請求
項3に記載されたロック機構を備える装置において、前
記ロック操作部は、前記粘着テープの粘着面側に一端側
が固定された絶縁シートと、非接続状態において前記固
定すべき装置要素が固定され、接続状態において前記固
定すべき装置要素の固定が解除されるように作動する前
記本体部内に設けられる電気接点スイッチとを備え、前
記粘着テープの非剥離状態において前記絶縁シートの他
端側が前記電気接点スイッチの間に介在して前記電気接
点スイッチを非接続状態にしており、前記粘着テープの
剥離時に前記電気接点スイッチの間の介在が解除されて
前記電気接点スイッチが接続状態になることを特徴とす
るものである。
【0014】本発明によれば、粘着テープが非剥離状態
のとき、絶縁シートの他端側が電気接点スイッチの間に
電気を流さないようにスイッチを絶縁しており、従っ
て、固定すべき装置要素が固定状態にある。一方、粘着
テープを剥離することにより、粘着テープに固定された
絶縁シートが引っ張られて電気接点スイッチの間の介在
が解除され、電気接点スイッチに電気が流れるようにな
る。これにより固定すべき装置要素の固定が解除され
る。
【0015】また、本願請求項6に記載の発明は、請求
項1から5のいずれか1項に記載されたロック機構を備
える装置において、前記本体部はスキャナ機能、印刷機
能、複写機能、ファクシミリ機能のいずれか1つ、また
はこれら機能のいずれか2以上の組み合わせ機能を備え
ることを特徴とするものである。本発明によれば、スキ
ャナ機能、印刷機能、複写機能、ファクシミリ機能のい
ずれか1つ、またはこれら機能のいずれか2以上の組み
合わせ機能を使用するために、蓋体を開けて単票紙(シ
ート)を本体部上にセットする等の作業をしなければな
らない。そのため、ユーザはロック解除指示表示に気が
付き、固定すべき装置要素をロック解除状態にする。
【0016】また、本願請求項7に記載の発明は、請求
項1から6のいずれか1項に記載されたロック機構を備
える装置において、前記位置を固定すべき装置要素はキ
ャリッジであることを特徴とするものである。本発明に
よれば、出荷時など該装置を移動する場合は、キャリッ
ジを固定しておき、当該装置の使用時には粘着テープを
剥離する際に、ロック解除指示表示に従ってロック操作
部を操作してキャリッジのロックを解除することにな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の第1の実施の形
態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を適用した
スキャナの出荷時の状態を示す。図2は第1の実施の形
態において、スキャナの蓋体から本体側面にかけて貼付
された粘着テープ及びその周辺部分を拡大して示す拡大
斜視図であり、図3は第1の実施の形態における粘着テ
ープを示す正面図である。
【0018】図1に示す如くスキャナ1は、スキャン動
作により文字や図形を読み取る本体部3と、本体部3の
上面に設けられ回動軸5を中心に上方へ回動可能に開く
ことができる蓋体7とを備えて成る。この蓋体7は、回
動軸5を有する側の後方側蓋部9と、接続部11を介し
て後方側蓋部9と接続されている前方側蓋部13とから
構成されている。
【0019】図1には示されていないが、本体部3の内
部にはキャリッジが設けられており、該キャリッジには
光学的読み取り装置が搭載されている。キャリッジは本
体部3内で移動可能であり、この移動により光学的読み
取り装置がスキャンして、本体部3の上面にセットされ
た用紙に印刷されている文字や図形を読み取ることがで
きるようになっている。尚、図1に示すスキャナ1は、
最も一般的なページスキャナであり、その詳細の構造は
公知であるので、ここでは具体的な説明を省略する。
【0020】キャリッジは、振動により故障しやすく、
また搬送中に本体部内で移動してしまうので、キャリッ
ジを固定するロック機構(図示せず)が本体部内に設け
られている。そして製品の流通過程でのキャリッジの損
傷を防止するため、製品の出荷時にキャリッジのロック
機構をロック状態としておく。このロック機構の構造も
公知であるので、具体的な説明は省略する。
【0021】図1、図2に符号15で示す部材はロック
操作部であり、該ロック操作部15は、本体部3の側面
30の前方側に設けられている。ロック操作部15は円
形の回転可能な部材から成り、その中央には長溝17が
形成されており、該長溝17にコインの端部を差し込み
回転することにより、キャリッジのロックとアンロック
(ロック解除)とが操作できるようになっている。なお
図1および図2に示すロック操作部15の状態、即ち長
溝17が上下方向に延びている状態は、キャリッジがロ
ックされた状態であることを示す。
【0022】出荷時のスキャナ1には、図1、図2に示
す如く、前方側蓋部13の側端部からロック操作部15
の表面の上にかけて剥離可能な粘着テープ19が貼付さ
れている。この粘着テープ19の蓋体の上面側に貼付さ
れた部分には、ロック操作部15と同様な形状の図形2
1が印刷されており、長溝17を90度回転させること
によりロック状態(LOCK)からロック解除状態(U
NLOCK)になることが示されている。またこの図形
の隣には、ロック操作部15の位置を示すように矢印2
3が示されている。本発明において、このような表示を
ロック解除指示表示25と定義する。
【0023】本実施の形態では、回転式のロック操作部
15を備えているが、ロック操作部15の形態はこれに
限定されるものではなく、例えば従来技術を示す図6に
示すようにスライド式のロック操作部を採用することも
できる。この場合、ロック解除指示表示25は、それぞ
れのロック操作部での操作方法を図形や文字でわかりや
すく示すように表示する。
【0024】剥離可能な粘着テープ19は、きれいに剥
がすことができ、表面にロック解除指示表示25を印刷
することができる粘着テープであれば特に限定されな
い。本実施の形態では、リンテック株式会社製のテープ
「PET25(A)MF11YC」を使用している。ま
た粘着テープ19は、ロック解除指示表示25が印刷さ
れたものを台紙から一枚ずつ剥離して貼付する形式やロ
ール状に巻かれたものをカットしながら貼付する形式の
いずれでもよい。粘着テープ19の色は、ユーザが容易
にその存在を気づくことができ、また粘着テープ19の
下にロック操作部15が存在することを粘着テープ19
の上からでも確認できるような色が好ましく、本実施の
形態では黄色で透明なテープを採用している。
【0025】以下、第1の実施の形態の作用について説
明する。ユーザは初めてスキャナ1を使用するに当た
り、スキャナ1を適切な位置に配置して、使用のため蓋
体7を開こうとするときに粘着テープ19の存在に気が
付く。そして粘着テープ19のロック解除指示表示25
の図形21を見て、矢印23の方向、即ち本体部3の側
面に図形21と同様な形をしたロック操作部15が存在
することに気づく。また「LOCK」→「UNLOC
K」の表示により、ロック操作部15を90度回転する
ことにより、ロック状態(LOCK)からロック解除
(UNLOCK)状態になることを容易に認識する。
【0026】そこで、ユーザは粘着テープ19を剥離し
て、コインをロック操作部15の長溝17に嵌め込み、
ロック操作部15を90度回転する。これにより、キャ
リッジの固定は解除され、スキャナ1は使用可能な状態
となる。なおユーザは粘着テープ19のロック解除指示
表示25を見て、これが何のロックを解除するためのも
のかを必ずしも把握できない。しかし、そこまでの興味
を示すユーザはマニュアルを読んでその意義を知るであ
ろうし、マニュアルを参照しない場合にも、スキャナ1
を使用するに当たり必然的に剥離しなければならない粘
着テープ19に印刷されている指示を重要に考え、その
指示に従ってロック操作部15をロック解除するように
操作するであろうから、ユーザが何のロックを解除する
かを把握できないことは本質的な問題とはならない。
【0027】次に、図4を参照しながら本発明の第2の
実施の形態を説明する。本実施の形態では、ボタン式の
ロック操作部15を適用している点が第1の実施の形態
と異なる。即ち、本体部3の側面30には孔31が形成
されており、本体部3の内側から孔31に対してロック
操作部15であるボタン33の先端側35が挿入されて
いる。
【0028】ボタン33の中央にはフランジ37が形成
され、先端側35とは反対の基端側39に、コイルバネ
41がはめ込まれている。コイルバネ41の一端は、ボ
タン33のフランジ37に当接しており、他端は本体部
3内に固定される支持部材44に固定されている。従っ
て、ボタン33の先端側35は、コイルバネ41によっ
て、常時、本体部3の側面30から突出するように付勢
されている。
【0029】またボタン33は、キャリッジのロック機
構43に機械的にまたは電気的に接続されており、ボタ
ン33の押された状態(図4に示す状態)ではロック機
構43が作動してキャリッジがロックされ、一方、ボタ
ン33が側面30から突出しているときにはロック機構
43によるキャリッジのロックが解除されるようになっ
ている。
【0030】そして本実施の形態でも、蓋体7の上面か
ら側面30のボタン33の上にかけて粘着テープ19が
貼付されている。粘着テープ19はボタン33を押さえ
るように貼付されているため、ボタン33はコイルバネ
41の付勢力に抗して押し込まれることにより、キャリ
ッジはロック機構43によってロックされた状態にあ
る。
【0031】本実施の形態では、蓋体7側に貼付された
粘着テープ19に、例えば「使用前にこの粘着テープを
剥がして下さい。」というメッセージが記載されてお
り、特にロック操作部15の操作上の説明について記載
する必要はない。
【0032】以下、第2の実施の形態の作用について説
明する。ユーザが初めてスキャナ1を使用するに当たり
粘着テープ19を剥がすと、粘着テープ19によって押
し込まれていたボタン33が、コイルバネ33の付勢力
によって側面30から突出するように移動する。これに
よりロック機構43がキャリッジのロックを解除するよ
うに自動的に作動し、スキャナ1は使用可能な状態とな
る。このように本実施の形態では、粘着テープ19を剥
がすという操作だけで、自動的にキャリッジのロック状
態が解除されるため、ユーザがキャリッジのロック解除
を忘れてしまうことを確実に防止することができる。
【0033】次に、本発明の第3の実施の形態について
図5を参照しながら説明する。本実施の形態も第2の実
施の形態と同様、粘着テープの剥離動作だけでキャリッ
ジのロック解除を自動的に行うことができるものであ
る。
【0034】即ち、本体部3の内側には、コイルバネ4
7によって上方へ付勢された第1スイッチ要素49と、
第1スイッチ要素49の直ぐ上に固定されている第2ス
イッチ要素51とが設けられ、これら第1スイッチ要素
49と第2スイッチ要素51との間には絶縁シート53
が設けられている。第1スイッチ要素49と第2スイッ
チ要素51とは、非接続時にキャリッジのロック機構4
3を作動させてキャリッジをロック状態にするリミット
スイッチの機能を果たす。従って図5に示す如く、絶縁
シート53によって両スイッチ要素の間が絶縁されてい
るときには、キャリッジはロック状態にある。
【0035】本体部3の側面30にはスリット55が形
成されており、絶縁シート53の一端54がこのスリッ
ト55を通って外側へ延びている。また本実施の形態で
も、蓋体7の上面から側面30のスリット55の上にか
けて粘着テープ19が貼付されており、図5に示す如く
外側へ延びた絶縁シート53の一端54が、粘着テープ
19の粘着面側に強固に接着されている。なお本実施の
形態におけるロック操作部15は、粘着テープ19に絶
縁シート53の一端54が接着されている部分である。
【0036】以下、第3の実施の形態の作用について説
明する。ユーザが初めてスキャナ1を使用するに当たり
粘着テープ19を剥がすと、粘着テープ19に強固に接
着された絶縁シート53が、粘着テープ19の剥離とと
もに引き抜かれる。これによりコイルバネ47によって
付勢されている第1スイッチ要素49が第2スイッチ要
素51に接触し、ロック機構43によりキャリッジのロ
ックを解除する回路が形成されて、キャリッジのロック
が自動的に解除される。
【0037】以上3つの実施の形態についてスキャナを
例にとって説明したが、本発明は本体部と、本体部に対
して回動可能に取り付けられる蓋体とを備え、キャリッ
ジ等の固定すべき装置要素を固定するためのロック機構
を備える他の装置にも応用して適用することができる。
【0038】例えば、複写機も蓋体を備え、本体内部に
スキャン構造を備えるため、搬送時には該スキャン構造
を固定する機構が必要である。従って蓋体と本体側面と
の間に粘着テープを貼付して、上記第1〜3の各実施の
形態と同様に、使用時にスキャン構造のロック解除を確
実に行うようにすることができる。
【0039】またファクシミリも蓋体を備え、本体内部
にスキャン構造を備える形態のものが開発されている。
このスキャン構造はやはり搬送時にロックする必要があ
る。従って、蓋体と本体側面との間に粘着テープを貼付
して、上記第1〜3の各実施の形態同様に、使用時にス
キャン構造のロック解除を確実に行うようにすることが
できる。
【0040】更にプリンタに関しても、使用時に蓋体を
開ける必要があるものがある。またプリンタ内部には印
字ヘッドを走査するためのキャリッジを備えており、プ
リンタの搬送時にはキャリッジを固定する必要がある場
合がある。従って、蓋体と本体側面との間に粘着テープ
を貼付して、上記第1〜3の各実施の形態同様に、使用
時にキャリッジのロック解除を確実に行うようにするこ
とができる。
【0041】更にまた本発明は、スキャナ機能、印刷機
能、複写機能、ファクシミリ機能のうち、2以上の機能
を併せ備える装置に対しても上記第1〜3の各実施の形
態同様に適用することができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、本体部
の機能を使用する際に、まず粘着テープを剥離して、蓋
体を開く状態にしなければならないため、ユーザは必然
的にロック解除指示表示に気づく。そのためユーザは、
ロック解除指示表示に従って確実にロック操作部を操作
して、固定すべき装置要素をロック解除状態にすること
ができる。
【0043】また請求項3に記載の発明によれば、粘着
テープを剥離すると同時にロック操作部が動作して、固
定すべき装置要素の固定が解除される。従ってユーザは
固定すべき装置要素の固定の解除を意識しなくても、粘
着テープの剥離動作だけで自動的に固定すべき装置要素
の固定を解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロック解除を確実にする装置を適用し
たスキャナの第1の実施の形態の出荷時の状態を示す斜
視図である。
【図2】第1の実施の形態において、スキャナの蓋体か
ら本体側面にかけて貼付された粘着テープ及びその周辺
部分を拡大して示す拡大斜視図である。
【図3】第1の実施の形態における粘着テープを示す正
面図である。
【図4】本発明のロック解除を確実にする装置を適用し
たスキャナのロック操作部としてボタンを適用した第2
の実施の形態を示す一部断面図である。
【図5】本発明のロック解除を確実にする装置を適用し
たスキャナのロック操作部として絶縁シートを適用した
第3の実施の形態を示す一部断面図である。
【図6】従来のスキャナにおけるキャリッジのロック及
びロック解除を行うための構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スキャナ 3 本体部 7 蓋体 15 ロック操作部 17 長溝 19 粘着テープ 21 ロック操作部と同様な形状の図形 23 矢印 25 ロック解除指示表示 30 本体の側面 31 孔 33 ボタン 37 フランジ 39 ボタンの基端側 41 コイルバネ 43 ロック機構 47 コイルバネ 49 第1スイッチ要素 51 第2スイッチ要素 53 絶縁シート 55 スリット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動時に位置を固定すべき装置要素を内
    部に備える本体部と、前記本体部の上面に回動可能に取
    り付けられる蓋体と、前記固定すべき装置要素を固定す
    るためのロック機構とを備える装置において、 前記本体部の側面に、前記ロック機構の動作を操作する
    ためのロック操作部が設けられ、前記蓋体の上面から前
    記ロック操作部の表面上にかけて剥離可能な粘着テープ
    が貼付されており、前記蓋体の上面側に貼付された前記
    テープ部分には、前記ロック操作部の操作によりロック
    を解除するべき旨を示すロック解除指示表示が付されて
    いることを特徴とするロック機構を備える装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ロック操作部
    は、円形の回転可能な部材から成り、該回転可能な部材
    の回転位置により前記固定すべき装置要素の固定とその
    解除を行うものであることを特徴とするロック機構を備
    える装置。
  3. 【請求項3】 移動時に位置を固定すべき装置要素を内
    部に備える本体部と、前記本体部の上面に回動可能に取
    り付けられる蓋体と、前記固定すべき装置要素を固定す
    るためのロック機構とを備える装置において、 前記本体部の側面に、前記ロック機構の動作を操作する
    ためのロック操作部が設けられ、前記蓋体の上面から前
    記ロック操作部の表面上にかけて剥離可能な粘着テープ
    が貼付されており、前記ロック操作部は、前記粘着テー
    プの剥離時に、前記固定すべき装置要素の固定が同時に
    解除される構造に形成されていることを特徴とするロッ
    ク機構を備える装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ロック操作部
    は、自由状態において前記本体部の側面から突出するよ
    うに付勢されているボタンを備え、該ボタンの自由状態
    においては前記固定すべき装置要素の固定が解除され、
    該ボタンの上に前記粘着テープが貼付されて前記ボタン
    が押し込まれているときには前記固定すべき装置が固定
    されていることを特徴とするロック機構を備える装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記ロック操作部は
    前記粘着テープの粘着面側に一端側が固定された絶縁シ
    ートと、非接続状態において前記固定すべき装置が固定
    され、接続状態において前記固定すべき装置の固定が解
    除されるように作動する前記本体部内に設けられる電気
    接点スイッチとを備え、前記粘着テープの非剥離状態に
    おいて前記絶縁シートの他端側が前記電気接点スイッチ
    の間に介在して前記電気接点スイッチを非接続状態にし
    ており、前記粘着テープの剥離時に前記電気接点スイッ
    チの間の介在が解除されて前記電気接点スイッチが接続
    状態になることを特徴とするロック機構を備える装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項におい
    て、前記本体部はスキャナ機能、印刷機能、複写機能、
    ファクシミリ機能のいずれか1つ、またはこれら機能の
    いずれか2以上の組み合わせ機能を備えることを特徴と
    するロック機構を備える装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか1項におい
    て、前記位置を固定すべき装置要素はキャリッジである
    ことを特徴とするロック機構を備える装置。
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