JP2001018428A - 電磁式印字ヘッド - Google Patents

電磁式印字ヘッド

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JP2001018428A
JP2001018428A JP19708299A JP19708299A JP2001018428A JP 2001018428 A JP2001018428 A JP 2001018428A JP 19708299 A JP19708299 A JP 19708299A JP 19708299 A JP19708299 A JP 19708299A JP 2001018428 A JP2001018428 A JP 2001018428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature
spring
print head
armature spacer
spring disc
Prior art date
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Pending
Application number
JP19708299A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Kimura
伸雄 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Yonezawa Ltd
Original Assignee
NEC Yonezawa Ltd
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Publication date
Application filed by NEC Yonezawa Ltd filed Critical NEC Yonezawa Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーマチュアスペーサの断面方向の形状(外
周面)がエッジ角に形成されているために、アーマチュ
ア及びスプリングディスクを駆動させるに従い、スプリ
ングディスクの支点部への摩耗及びへたり等の発生で印
字ヘッドの特性に著しい経時変化があった。 【解決手段】 スプリングディスク1の両面に設けられ
ているアーマチュアスペーサ2の断面方向の形状がR化
5に形成されている。このように構成することによって
スプリングディスク1の支点部3の摩耗を低減させるこ
とができる。これにより、安定した印字ヘッドを供給す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁式印字ヘッド
に関し、詳しくは、高速ドットシリアルプリンタに搭載
するスプリングチャージ式印字ヘッドであって、その内
部に構成されている一部品のスプリングディスクの支点
作用として構成されるアーマチュアスペーサの形状を変
更することにより、スプリングディスクの耐摩耗性を向
上させることを可能とした電磁式印字ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印字ヘッドにおいて、印字ヘッド
の内部に構成されているスプリングディスクは、スプリ
ングディスクの支点部の摩耗防止を図ることが課題とし
て用いられている。
【0003】図2は、従来の印字ヘッドの第1の例を示
す概略断面図である。
【0004】図2において、(a)は内部断面図及び
(b)は印字ヘッド内部に構成されているスプリングデ
ィスク1及びアーマチュアスペーサ2の実装部(B部
分)を示す正面拡大図である。
【0005】図2(a)、(b)において、スプリング
ディスク1の支点作用として、スプリングディスク1の
両面にアーマチュアスペーサ2が設けられている。
【0006】第2の従来例として、特開平4−2350
61号公報に開示されたスプリングチャージ式インパク
トドットヘッドがあげられる。
【0007】この第2の従来技術は、図3に示される如
く構成され、板ばね23が板ばね23を挟持する部材2
4と擦れて摩耗し、その摩耗部33で折れてしまうこと
を防ぐことを目的としており、板ばね23を挟持する部
材24、25の内、板ばね23のたわみ方向と反対側に
ある挟持部材24の材質を、板ばね23の硬度の1/8
〜2/3の硬度を有する材質としている。この構造にす
ると、板ばね23と板ばね挟持部材24がこすれても板
ばね23の摩耗の進行を低減させることができ、板ばね
23の耐久性が大きく向上するというものである。
【0008】第3の従来例として、特開平4−2842
60号公報に開示されたインパクトドットヘッドがあげ
られる。
【0009】この第3の従来技術は、図4に示されるよ
うに構成され、アーマチュアとピンとの接触部の摩耗を
防ぎ、長期にわたり良好の印字品質を得ることを目的と
したものであり、アーマチュア41とピン42との接触
部を同一平面形状、あるいは同一R形状にして接触面積
を増やし、お互いの部品の摩耗を防ぐものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、叙上の
従来技術には、次のような問題点があった。
【0011】第1の従来例の問題点は、アーマチュアス
ペーサ1の断面方向の形状(外周面)がエッジ角5′で
あるために、アーマチュア4及びスプリングディスク1
を駆動させるに従い、スプリングディスク1の支点部3
への摩耗及びへたり等の発生で印字ヘッドの特性に著し
い経時変化があることである。
【0012】また第2の従来例においては、板ばねを挟
持するばね押さえ板24の材質を板ばね23の材質硬度
の1/8〜2/3の硬度を有する材質を使用しなければ
ならず、使用材料の材質の選択自由度が小さく限定され
るばかりか、それ程の効果を期待することができないこ
とである。
【0013】第3の従来例は、コイルばねを使用するも
のであるために、本発明を適用しようとするスプリング
ディスク(板ばね)を使用したものとは異なっている。
【0014】本発明は従来の上記実情に鑑み、従来の技
術に内在する上記諸欠点を解消するためになされたもの
であり、従って本発明の目的は、印字ヘッドの内部に形
成されているスプリングディスクの支点作用として構成
されるアーマチュアスペーサの形状を変更することによ
り、スプリングディスクの耐摩耗性を向上させることを
可能とした新規な電磁式印字ヘッドを提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係る電磁式印字ヘッドは、高速ドットシリ
アルプリンタに搭載するスプリングチャージ式印字ヘッ
ドにおいて、該印字ヘッドの内部に形成されているスプ
リングディスクの支点作用として機能するアーマチュア
スペーサの形状を変更し、該スプリングディスクの耐摩
耗性を向上させることを特徴としている。
【0016】前記アーマチュアスペーサの形状の変更
は、前記アーマチュアスペーサの前記スプリングディス
クに接する側の先端部の断面方向の端面に所定の曲率の
アールを形成することにより実現される。
【0017】
【作用】本発明は、図1において、スプリングディスク
1の両面に設けられているアーマチュアスペーサ2の断
面方向の形状をR化5にすることによりスプリングディ
スク1の支点部3の摩耗を低減させることができる。こ
れにより、安定した印字ヘッドを供給することが可能と
なる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明をその好ましい一実
施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1(a)は、本発明による一実施の形態
を示す概略断面図であり、図1(b)は図1(a)のA
部の拡大図である。
【0020】[実施の形態の構成]図1(a)、(b)
を参照するに、本発明による印字ヘッドは、励磁コイル
8、印字ワイヤ9、アーマチュア4を1組の構成要素と
し、例えば、印字ワイヤ9を縦2列に並べて、これらの
構成要素の24組を放射状に配置している構成である。
【0021】さらに、印字ヘッド内部に構成されている
一部品であるアーマチュアスペーサ2に関する本発明の
主要部について図1(a)、(b)を参照しながら説明
する。
【0022】アーマチュアスペーサ2のスプリングディ
スク1に接する側の先端部の端面の断面方向が所定の曲
率をもってR化状に形成されている。
【0023】即ち本発明においては、アーマチュアスペ
ーサ2をプレス加工で形成した後に、外周面を角からバ
レル研磨等で断面方向の形状をR化5にすることによ
り、スプリングディスク1がアーマチュアスペーサ2の
エッジ面での動作がなくなり、スプリングディスク1の
支点部3の耐摩耗性を向上させることが可能となる。
【0024】[実施の形態の動作]次に、本発明に係る
印字ヘッドの動作について、図1を参照しながら説明す
る。
【0025】本発明に係る印字ヘッドにおいて、アーマ
チュア4は、スプリングディスク1と接合されており、
アーマチュア4は永久磁石7の磁束によりスプリングデ
ィスク1がたわませられた状態でヨーク6に吸引されて
いる。
【0026】ここで励磁コイル8に永久磁石7の磁束を
打ち消すような磁束を発生する電流を流すことで、アー
マチュア4に働いていた吸引力が相殺され、スプリング
ディスク1に蓄積されていた歪みエネルギーが解放され
てアーマチュア4とその他端部に設けられた印字ワイヤ
9を前進(図1では下側)させ、この印字ワイヤ9の先
端が図示を省略のインクリボンを介して打撃印字を行わ
せる。
【0027】励磁コイル8に流された電流が切られる
と、アーマチュア4は再び永久磁石7によりヨーク6に
吸引されて初期位置に復帰する。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され作用するも
のであり、本発明によれば以下に示すような効果が得ら
れる。
【0029】第1の効果は、スプリングディスクの支点
部の耐摩耗性が向上したことである。
【0030】その理由は、アーマチュアスペーサの断面
方向の形状をR化したことにより、スプリングディスク
がアーマチュアスペーサのエッジ面での動作がなくなっ
たことによるものである。
【0031】第2の効果は、安定した印字ヘッドを供給
することが可能である。
【0032】その理由は、スプリングディスクの支点部
の摩耗及びへたり等が低減され、印字ヘッドの特性の経
時変化がなくなったことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明による一実施の形態を示す概略
断面図であり、(b)は(a)のA部の拡大図である。
【図2】(a)は第1の従来例を示す概略断面図であ
り、(b)は(a)のB部の拡大図である。
【図3】第2の従来例を示す概略図である。
【図4】第3の従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
1…スプリングディスク 2…アーマチュアスペーサ 3…支点 4…アーマチュア 5…アーマチュアスペーサのR部 6…ヨーク 7…永久磁石 8…励磁コイル 9…印字ワイヤ 10…解放方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速ドットシリアルプリンタに搭載する
    スプリングチャージ式印字ヘッドにおいて、該印字ヘッ
    ドの内部に形成されているスプリングディスクの支点作
    用として機能するアーマチュアスペーサの形状を変更
    し、該スプリングディスクの耐摩耗性を向上させること
    を特徴とする電磁式印字ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記アーマチュアスペーサの形状の変更
    は、前記アーマチュアスペーサの前記スプリングディス
    クに接する側の先端部の断面方向の端面に所定の曲率の
    アールを形成することにより実現することを更に特徴と
    する請求項1に記載の電磁式印字ヘッド。
JP19708299A 1999-07-12 1999-07-12 電磁式印字ヘッド Pending JP2001018428A (ja)

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