JP2001018399A - インクジェットヘッド用ノズルプレートとその製造方法 - Google Patents
インクジェットヘッド用ノズルプレートとその製造方法Info
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Abstract
ェットヘッド用のノズルプレートを提供するとともに、
連続生産が可能でかつ効率よく生産できるノズルプレー
トの製造方法を提供する。 【解決手段】 プラスチックフィルムからなるベース5
の片面に電鋳工程により電鋳層14を積層形成し、電鋳
層14側に形成されるベルマウス形のインク導入孔15
と、インク導入孔15を介してベース5にレーザービー
ムで穿孔される直線孔状のインク通口16とでノズル口
Nを構成する。
Description
ヘッドに適用されるノズルプレートと、その製造方法に
関する。
ラスチックフィルムにノズル口を穿孔したフィルム状の
ものや、ノズルプレートを電鋳膜で形成した金属膜状の
もの等が知られている。前者はレーザービームを照射し
てあるいはエッチング法等による化学腐食によりノズル
口を形成し、後者はレジストパターンによって電着金属
の成長が規制される空孔部分をノズル口に利用して、そ
れぞれノズルプレートを形成している。
してノズル口を穿孔するプラスチックフィルム状のノズ
ルプレートは、光学レンズによるレーザービームの絞り
込み径(スポット径)を一定値以下にする場合、別途レ
ーザー照射口とプレート間にアパーチャー板等を介在さ
せて絞り込む必要があり、装置が大型化するとともに、
作業が複雑となる。また、単なるストレート状のノズル
口であるため、インクの誘い込み作用が得難く、その結
果としてインクジェットに途切れや量不足を生じやす
い。プラスチックフィルムを素材としているため、十分
な強度を得難く、耐久性に難があること、さらに強度不
足を補うためにフィルム厚さを大きくすると、レーザー
照射時の減衰のため、ノズル口始端と終端間の孔径に差
が生じ、噴射特性が低下する等ノズル口を確実に穿孔で
きなくなる点で問題がある。因みに、ノズル口の直径と
深さの比(アスペクト比)は1前後が限界で、それ以上
の仕様の加工は困難であった。
おいては、レジストパターンを越えて電着金属を成長さ
せてプレートを形成した場合、ノズル口がプレート外面
へ向かって絞り込まれたベルマウス状に形成されるの
で、インクの誘い込み作用に優れてはいる。しかし、ノ
ズル口にはベルマウス状のインク誘い込み部分に続くス
トレート部分が殆ど形成されないので、インクジェット
の直進性が劣る。電着層が形成されない空孔部分をノズ
ル口に利用するので、十分な強度を得るため、あるいは
ストレート部分をできる限り形成するためにプレート厚
を大きくする場合に、電鋳条件の管理が難しくノズル口
の口径値がばらつきやすい。インクの切れ(分離)を良
くするために、インクが吐出するプレート外面となる電
鋳母型面側に撥水性に優れたプラスチック層をコーティ
ング等によって形成することが好ましいが、この場合、
別途撥水処理の工程が追加となるとともに、母型面側だ
けでなく、ベルマウス状のインク誘い込み面側を含む全
面に撥水処理がされてしまう。このため、ノズル口の口
径値が一定値以下になると、コーティングしたプラスチ
ック材によってノズル口が塞がれてしまうので、この場
合にもノズル口の口径値を小さくすることに限界があっ
た。
導入部を備えた電鋳層と、このインク導入部の吐出口側
に連続する直線孔状のインク通口を備えたプラスチック
フィルム製のベースとからなる多層構造のノズルプレー
トを構成することにより、インクの導入とインクの直線
吐出性をそれぞれの層で分担し、高細精度の印字を行
え、耐久性にも優れ、また吐出時のインク離れの良好な
ノズルプレートを提供することにある。
製のベースとその片面に積層した電鋳層とで形成される
多層構造のノズルプレートを高精度に、また連続して効
率的に加工処理でき、低コストで生産できるノズルプレ
ートの製造方法を提供することにある。
レートは、図4に示すごとくプラスチックフィルムから
なるベース5と、ベース5の片面に積層される電鋳層1
4と、両者5・14の厚み方向に貫通形成されたノズル
口Nとを備えていて、ノズル口Nが、電鋳層14に形成
されたベルマウス形のインク導入孔15と、インク導入
孔15に連続してベース5に穿孔された直線孔状のイン
ク通口16とで形成してあることを特徴とする。
いては、プラスチックフィルムからなるベース5と、ベ
ース5の片面に積層される電鋳層14と、両者5・14
の厚み方向に貫通形成されたノズル口Nとを備えている
ノズルプレートを以下の手順で形成する。すなわち図1
および図2に示すごとくベース5の片面に導電層6を形
成する第1工程1と、導電層6の外面に、形成すべきノ
ズル口位置と対応して、ノズルの口径よりも大きな形状
のレジストパターン8aを形成する第2工程2と、電鋳
工程により、レジストパターン8aを除くベース5上の
導電層6から電着金属を析出・成長させるとともに、電
着金属をレジストパターン8aの厚みを越えて成長させ
ることで、レジストパターンに対応してベルマウス形の
インク導入孔15を備えた電鋳層14を形成する第3工
程3と、インク導入孔15に臨むベース部分にインク導
入孔15に連続する直線孔状のインク通口16を穿孔す
る第4工程4とを経て形成する。具体的には、第4工程
4におけるインク通口16は、電鋳層14側から電鋳層
14自体をマスクとして、インク導入孔15を介してベ
ース5にレーザービームを照射して穿孔形成する。
るインク通口16は、インク導入孔15に臨む、レジス
トパターン8aと導電層6とを除去した後、電鋳層14
側から電鋳層14をマスクとして、インク導入孔15を
介してエッチング液を散布することで、ベース5を溶解
して穿孔形成することができる。
ケル、クロム、鉄等の導電性金属を素材にして、スパッ
タリング法、蒸着法、メッキ、イオンプレーティング法
等の薄膜形成法によって形成する。第2工程2における
レジストパターン8aは、ベース5の導電層6の外面全
面にフォトレジスト層8を形成する工程2aと、フォト
レジスト層8にパターンフィルム9を介して所定のレジ
ストパターンを露光し、硬化させる露光工程2bと、フ
ォトレジスト層8の未露光部分を除去する現像工程2c
とを経て形成する。
るベース5の片面に電鋳層14を積層して形成し、電鋳
層14に形成したベルマウス形のインク導入孔15と、
該インク導入孔15と連続するごとく、ベース5に穿孔
形成した直線孔状のインク通口16とでノズル口Nが形
成されているので、電鋳層14部に形成されるベルマウ
ス状のインク導入孔15によりインクの誘い込み作用に
優れ、これに連続するベース5部の直線孔状のインク通
口16によりインクの切れの良さと直進性に優れた理想
的な形状のノズルプレートが得られる。
でノズルプレートを構成するので、インク誘い込み部と
インク直進用ストレート部とをそれぞれ分担させること
ができるとともに、その構造強度を向上して耐久性を向
上できるうえ、インク吐出側となるベース5面自体が撥
水性を備えたプラスチック材を使用しておけば、特別な
撥水処理工程も必要無く、インク導入孔部分である電鋳
層14側に対し、インク吐出側のベース部を選択的に撥
水処理でき、吐出時のインク離れ、切れに優れた高精度
の印字ができる。
して電鋳層14で囲まれるインク導入孔15を配し、そ
の後に電鋳層14をマスクとして、インク導入孔15に
臨むベース部分を穿孔してインク導入孔15と連続して
インク通口16を形成するノズルプレートの製造方法に
よれば、インク誘い込みの為のベルマウス状インク導入
孔15とこれに連続する直線状インク通口16とが、高
精度に製造できる。また、ベース5に導電層6を形成し
た後の一連の工程を連続的に処理することができるの
で、ノズルプレートを能率良く生産でき、ノズルプレー
トの低コスト化が図れる。また、使用するベース5の厚
みを任意に選択することにより、インク直進性を向上さ
せるインク通口16の長さを自由に設定できるととも
に、ベース上に積層形成する電鋳層14の形成時の電鋳
条件や電着厚の調整によりインク導入孔部分の流入口側
と吐出側との孔径の比あるいは断面厚さ等を変更するこ
とができる。
15を介してベース5にエキシマレーザーやYAGレー
ザー等のレーザービームを照射し、これによりベース5
にインク導入孔15と連続するインク通口16を穿孔す
る製造法によれば、電鋳層14をレーザービームの遮閉
用マスクとして利用できるので、レーザービームを必要
以上に微細に絞り込む必要もなくインク通口16を穿孔
でき、その穿孔径をインク導入孔15で正確に規定でき
る。即ち、レーザービームを絞り込むための光学系の構
造を簡素化し、その分設備コストを減少できるうえに、
インク通口16をばらつきなく形成できる。また、レー
ザービーム照射により、インク導入孔15から臨むレジ
ストパターン8a及び導電層6を同時に除去しながらベ
ース5の孔開け加工が可能で、別工程でレジストパター
ン8aおよび導電層6を除去する必要がなく、効率よく
生産できるものである。
ース5をそれぞれ溶材やエッチング液で溶解除去してイ
ンク通口16を穿孔する製造方法による場合において
も、ベース5上に形成した電鋳層14をマスクとして、
インク導入孔15を介して片面エッチングによって、イ
ンク導入孔15と対応して連続するインク通口16をベ
ース5に形成することができる。但しこの場合、ベース
5のエッチング処理前に、予めインク導入孔15と対応
するレジストパターン8aと導電層6とを除去しておく
必要がある。
おいては、図2に示す処理工程を経て、ノズルプレート
を形成する。図2において、ノズルプレートは以下の第
1〜第4の各工程1〜4を経て形成する。
ようにプラスチックフィルムからなるベース5の片面に
導電層6を形成する。ベース5の形成材料としては、好
ましくは撥水性に富み、耐熱性と耐薬品性に優れる、ポ
リイミド樹脂、フッ素樹脂、ポリフェニレンサルファイ
ド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等の合
成樹脂素材で形成した、厚み寸法が5〜100μm程度
のフィルムを用いる。本実施例では厚み50μmのポリ
イミド樹脂素材フィルムを使用し、その片面に、銅、ニ
ッケル、クロム、鉄等の導電性金属を素材にして、スパ
ッタリング法、蒸着法、メッキ等の薄膜形成法によっ
て、1000〜6000Å程度の厚みで、本実施例では
銅により3000Å厚の導電層6を形成する。導電層6
はベース5に対して、剥離し難いように高密着性を持っ
て形成する。この導電層6によって、後工程で導電層6
の外面に電鋳層14を電着形成することができる。な
お、導電層6を形成した後、この処理のみが以後の処理
工程から独立してバッチ処理される。第1工程1を経た
ベース5はロール状に巻かれて次工程へ送られる。
6の外面に、フォトレジストを用いて所定のレジストパ
ターン8aを形成する。詳しくは、ロール巻きしたベー
ス5を一定速度で送給しながら、図1(B)のごとく導
電層6の外面に5〜30μm程度、本実施例では10μ
m厚のフォトレジスト層8を形成する成膜工程2aと、
図1(C)のごとくフォトレジスト層8上にパターンフ
ィルム9を密着させて、形成すべきノズル口Nの位置と
対応して、ノズル口Nの口径よりも大きな形状からなる
所定のレジストパターン対応部分を露光硬化させる露光
工程2bと、露光硬化された部分を残し、未露光部であ
る不要なフォトレジスト層8をアルカリ溶剤等の現像液
で取り除き、導電層6を選択的に露出させる現像工程2
cとを経て、図1(D)のごとく所定のレジストパター
ン8aを形成する。
は、液状のフォトレジストを所定厚で導電層6の外面に
コーティングして、あるいは図2に示すようにフォトレ
ジストフィルム20を導電層6の外面に加熱圧着するこ
とによりラミネートして形成することができ、フォトレ
ジストはアルカリ型と有機溶剤型のいずれであってもよ
い。露光工程2bにおける露光用光源としては紫外線ラ
ンプ10を用いる。図2における符号11は現像液タン
ク、12は現像後の現像液を洗い流す洗浄水を噴出供給
する水洗ノズルである。これらの各工程を経て得られる
ベース上面の層構造は図1に示すとおりである。
ベース5をスルファミン酸ニッケル浴等のメッキ槽13
に浸して、所定の電鋳工程により、ベース5上のレジス
トパターン8aを除いて外面に露出する導電層6表面に
電鋳金属を析出させて行く。電着金属はレジストパター
ン8aの厚みを越えてさらに成長させることで、レジス
トパターン8aの外周上に一部オーバーハングした電鋳
層14を形成し、同時に該電鋳層14で囲まれるレジス
トパターン8aの中央部に対応する位置に断面ベルマウ
ス形のインク導入孔15が形成される(図1(E)参
照)。すなわち電鋳処理を行うことにより、レジストパ
ターン8aで覆われていない導電層6の外面に電鋳金属
が析出し、徐々に層厚みを増して行く。この電着層の厚
みがレジストパターン8aの厚みを越えるまでに析出が
進むと、電着層はレジストパターン8aの外周上面へと
剰り上がって電着層の形成範囲を拡げる。従って、レジ
ストパターン8aを円形に形成しておけば、その上面に
下すぼまり状のベルマウス形の空孔部が形成される。こ
の空孔部をインク導入孔15に利用する。なお、得られ
た電鋳層14の層厚みは20〜100μm程度とし、本
実施例においては、60μmのニッケル層としている。
インク導入孔15の最小直径寸法rは、レジストパター
ン8aの大きさと、メッキ時間(電鋳層厚)とによって
任意に形成できるが、この実施例では45μmとした。
また、インク導入孔15の最大直径寸法Rについても電
着金属の材質や電流密度やメッキ槽の条件等により変更
できるが、この実施例では120μmとした。メッキ金
属としては、ニッケル、銅等の他、ニッケル−コバル
ト、ニッケル−スズ等のニッケル合金、銅合金などを種
々選択できる。
出てきたベース5を水洗ノズル23で水洗し、次にファ
ン24で温風を吹き付けて乾燥した後、インク導入孔1
5に臨むベース部分を穿孔して、直線孔状のインク通口
16を形成する。このインク導入孔15とインク通口1
6とでノズル口Nが構成される。インク通口16を穿孔
形成するには、エキシマレーザーやYAGレーザー等の
レーザービームを用いてベース5を溶解して除去する手
法と、溶剤やエッチング液を用いて、ベース5を化学的
に溶解して除去する手法とがある。
カニズムであり、熱影響の少ない加工が行えるエキシマ
レーザーを使用することが好ましく、図1(F)および
図2に示すように、電鋳層14の上面外方からレーザー
ビーム21を照射し、ビーム径を光学系22で絞り込ん
で、インク導入孔15に臨むレジストパターン8a、導
電層6およびベース5に直線孔状のインク通口16を穿
孔する(図1(G)参照)。このとき、電鋳層14はレ
ーザービームを遮ってマスキング作用を発揮するので、
電鋳層14のインク導入孔15にレーザービームをトレ
ースすることにより、インク導入孔15と連続し、か
つ、インク導入孔15の最小直径寸法rと同径の穿孔加
工が容易に行え、ビーム径をインク通口16と同じ直径
値にまで絞り込む必要はない。しかも、レーザー加工時
にインク導入孔15に臨むレジストパターン8a及び導
電層6も同時に除去しながらベース5にインク通口16
を穿孔形成するようレーザー出力を設定しておけば、効
率よく加工生産できる。こうして形成されたインク通口
16の直径寸法は、図4に示すようにインク導入孔15
の下端直径値に一致するので、両者15・16は滑らか
に連続する。図2において、符号18はレーザー発振器
である。図4は以上により形成されたノズル口Nの断面
構造を示す。
通口16を形成する場合には、図3(a)に示すよう
に、ベース5のインク導入孔15に臨むレジストパター
ン8aをアルカリ溶剤により除去した後、電鋳層14を
溶解せず導電層6のみを選択的に溶解除去する液、例え
ば本実施例のごとく導電層6が銅の場内、過硫酸アンモ
ニウム溶液等により図3(b)のごとく導電層6を溶解
除去する。水洗、乾燥後に図3(c)のごとく電鋳層1
4の上方からベース5用のポリイミド専用のエッチング
液25を噴霧装置で供給して、インク導入孔15に臨む
ベース部分を溶解除去して、図3(d)に示すインク通
口16を穿孔形成する。この場合の電鋳層14はエッチ
ング液のマスク体として機能し、インク導入孔15に連
続して正確にインク通口16が形成される。
れたベース5は、水洗し、乾燥した後、再びロール状に
巻き取られて、インクジェットヘッドの組み立て工程へ
と送給される。組み立て工程においては、ベース5を所
定形状に打ち抜いてノズルプレートを完成し、これをイ
ンクジェットヘッドに接着固定する。
ある。
説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 プラスチックフィルムからなるベース5
と、ベース5の片面に積層される電鋳層14と、両者5
・14の厚み方向に貫通形成されたノズル口Nとを備え
ており、 ノズル口Nが、電鋳層14に形成されたベルマウス形の
インク導入孔15と、インク導入孔15に連続してベー
ス5に穿孔された直線孔状のインク通口16とで形成し
てあることを特徴とするインクジェットヘッド用ノズル
プレート。 - 【請求項2】 プラスチックフィルムからなるベース5
と、ベース5の片面に積層される電鋳層14と、両者5
・14の厚み方向に貫通形成されたノズル口Nとを備え
ているノズルプレートの製造方法であって、 ベース5の片面に導電層6を形成する第1工程1と、 導電層6の外面に、形成すべきノズル口位置と対応し
て、ノズル口径よりも大きな形状のレジストパターン8
aを形成する第2工程2と、 電鋳工程により、レジストパターン8aを除くベース5
上の導電層6から電着金属を析出・成長させるととも
に、電着金属をレジストパターン8aの厚みを越えて成
長させることで、レジストパターンに対応してベルマウ
ス形のインク導入孔15を備えた電鋳層14を形成する
第3工程3と、 インク導入孔15に臨むベース部分に、インク導入孔1
5に連続する直線孔状のインク通口16を穿孔する第4
工程4とを含んで形成することを特徴とするインクジェ
ットヘッド用ノズルプレートの製造方法。 - 【請求項3】 第4工程4におけるインク通口16が、
電鋳層14側から電鋳層14をマスクとして、インク導
入孔15を介してベース5にレーザービームを照射して
穿孔形成されている請求項2記載のインクジェットヘッ
ド用ノズルプレートの製造方法。 - 【請求項4】 第4工程4におけるインク通口16が、
インク導入孔15に臨む、レジストパターン8aと導電
層6とを除去した後、電鋳層14側から電鋳層14をマ
スクとして、インク導入孔15を介してエッチング液を
散布することで、ベース5を溶解して穿孔形成されてい
る請求項2記載のインクジェットヘッド用ノズルプレー
トの製造方法。 - 【請求項5】 第1工程1における導電層6が、銅、ニ
ッケル、クロム、鉄等の導電性金属を素材にして、スパ
ッタリング法、蒸着法、イオンプレーティング法、メッ
キ等の薄膜形成法によって形成されており、 第2工程2におけるレジストパターン8aが、ベース5
の導電層6の外面全面にフォトレジスト層8を形成する
工程2aと、フォトレジスト層8にパターンフィルム9
を介して所定のレジストパターン8aを露光し、硬化さ
せる露光工程2bと、フォトレジスト層8の未露光部を
除去する現像工程2cとを経て形成してある請求項2、
3または4記載のインクジェットヘッド用ノズルプレー
トの製造方法。
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---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-07-09 JP JP19536899A patent/JP4428543B2/ja not_active Expired - Fee Related
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