JP2001017505A - 併設式入浴装置 - Google Patents
併設式入浴装置Info
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- JP2001017505A JP2001017505A JP11191826A JP19182699A JP2001017505A JP 2001017505 A JP2001017505 A JP 2001017505A JP 11191826 A JP11191826 A JP 11191826A JP 19182699 A JP19182699 A JP 19182699A JP 2001017505 A JP2001017505 A JP 2001017505A
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- bathtub
- bathing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 異なる機種の複数浴槽の間に湯量を好適に管
理しながら、入浴態様の多様化に対応し入浴能率のよ
い、安全且つ省スペースで安価な併設式入浴装置を提供
すること。 【解決手段】浴槽に湯を出し入れして入退浴させる扉付
シングル浴槽(1)と、浴槽内に貯湯した状態で入浴者
を出し入れして入退浴させる据置式シングル浴槽(2)
とからなり、更に、前記異機種の両浴槽(1)・(2)
の湯のラインを連結し両浴槽(1)・(2)相互間の湯
を移動可能にする湯調整部(3)とからなり、浴槽の湯
をいずれかに切替えて入浴を行なうことを可能とし、湯
調整部(3)に、移動先の浴槽(1)又は浴槽(2)に
入浴可能な適正湯量の湯が満ちるように湯の移動調整を
可能にさせる湯量調整機能(15)が内蔵される併設式
入浴装置。
理しながら、入浴態様の多様化に対応し入浴能率のよ
い、安全且つ省スペースで安価な併設式入浴装置を提供
すること。 【解決手段】浴槽に湯を出し入れして入退浴させる扉付
シングル浴槽(1)と、浴槽内に貯湯した状態で入浴者
を出し入れして入退浴させる据置式シングル浴槽(2)
とからなり、更に、前記異機種の両浴槽(1)・(2)
の湯のラインを連結し両浴槽(1)・(2)相互間の湯
を移動可能にする湯調整部(3)とからなり、浴槽の湯
をいずれかに切替えて入浴を行なうことを可能とし、湯
調整部(3)に、移動先の浴槽(1)又は浴槽(2)に
入浴可能な適正湯量の湯が満ちるように湯の移動調整を
可能にさせる湯量調整機能(15)が内蔵される併設式
入浴装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体障害者や養護
老人等(以下入浴者という)の入浴に供される1人入浴
用のシングル式浴槽を少なくとも二個併設し、該浴槽を
互いに異機種の浴槽とし、異機種浴槽間に湯を移動させ
るための湯調整部が設けられた併設式入浴装置に関す
る。
老人等(以下入浴者という)の入浴に供される1人入浴
用のシングル式浴槽を少なくとも二個併設し、該浴槽を
互いに異機種の浴槽とし、異機種浴槽間に湯を移動させ
るための湯調整部が設けられた併設式入浴装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術の実登第2533312号の公
報には、複数個の浴槽と、湯送装置と、ドアとからなる
「複数併設型入浴装置」が開示されている。
報には、複数個の浴槽と、湯送装置と、ドアとからなる
「複数併設型入浴装置」が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来装置では、ド
ア付浴槽と同種の別個のドア付浴槽とを湯送装置で湯を
相互に移動させ、能率よく入浴できるものであった。し
かし、扉付シングル浴槽と、異なる機種の据置式シング
ル浴槽とを湯調整部で連結し湯を相互に移動させるもの
において、省スペ−スで入浴態様の多様化に対応可能で
あり、更には、湯の好適管理に係る技術は開示されてい
ない。
ア付浴槽と同種の別個のドア付浴槽とを湯送装置で湯を
相互に移動させ、能率よく入浴できるものであった。し
かし、扉付シングル浴槽と、異なる機種の据置式シング
ル浴槽とを湯調整部で連結し湯を相互に移動させるもの
において、省スペ−スで入浴態様の多様化に対応可能で
あり、更には、湯の好適管理に係る技術は開示されてい
ない。
【0004】本発明の目的は、異なる機種の複数浴槽の
間に、湯を好適に管理しながら、入浴態様の多様化に対
応し、入浴能率のよい、安全且つ省スペースで安価な併
設式入浴装置を提供することにある。
間に、湯を好適に管理しながら、入浴態様の多様化に対
応し、入浴能率のよい、安全且つ省スペースで安価な併
設式入浴装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】即ち本発明は、入浴者
が入浴体位にある浴槽に湯を出し入れして入退浴させる
扉付シングル浴槽(1)と、浴槽内に貯湯した状態で入
浴者を出し入れして入退浴させる据置式シングル浴槽
(2)とからなり、更に、前記異機種の両浴槽(1)・
(2)の湯のラインを連結し両浴槽(1)・(2)相互
間の湯を移動可能にする湯調整部(3)とからなり、浴
槽の湯をいずれかに切替えて入浴を行なうことを可能と
したことを特徴とする併設式入浴装置である。又、湯調
整部(3)に、移動先の浴槽(1)又は浴槽(2)に入
浴可能な適正湯量の湯が満ちるように湯の移動調整を可
能にさせる湯量調整機能(15)が内蔵される。更に、
湯量調整機能(15)が、異機種の両浴槽(1)・
(2)間の最大湯量差の湯を収容できる容量の貯湯調整
槽(16)からなるものである。更に又、異機種の両浴
槽(1)・(2)のうちのいずれかの浴槽に、又は、湯
調整部(3)に、入浴付帯機能(17)を設け、この入
浴付帯機能(17)を前記異機種の両浴槽(1)・
(2)に共有する。又、扉付シングル浴槽(1)が、車
椅子(4)の台車部(7)を浴槽外に待機させ座席部
(5)を浴槽内に出入り可能とする車椅子入浴装置
(6)であり、据置式シングル浴槽(2)が、浴槽の中
央に担架部(8)を位置させ担架部(8)又は浴槽の昇
降によって該担架部(8)を浴槽内に出入りさせて入浴
する固定式浴槽(9)又は昇降式浴槽(25)である。
更に、据置式シングル浴槽(2)が、浴槽の中央に担架
部(8)を位置させ浴槽の昇降によって該担架部(8)
を浴槽内に出入りして入浴させる昇降式浴槽(25)で
あり、湯調整部(3)と昇降式浴槽(25)とは昇降作
動シ−ル部(26)で接続される。
が入浴体位にある浴槽に湯を出し入れして入退浴させる
扉付シングル浴槽(1)と、浴槽内に貯湯した状態で入
浴者を出し入れして入退浴させる据置式シングル浴槽
(2)とからなり、更に、前記異機種の両浴槽(1)・
(2)の湯のラインを連結し両浴槽(1)・(2)相互
間の湯を移動可能にする湯調整部(3)とからなり、浴
槽の湯をいずれかに切替えて入浴を行なうことを可能と
したことを特徴とする併設式入浴装置である。又、湯調
整部(3)に、移動先の浴槽(1)又は浴槽(2)に入
浴可能な適正湯量の湯が満ちるように湯の移動調整を可
能にさせる湯量調整機能(15)が内蔵される。更に、
湯量調整機能(15)が、異機種の両浴槽(1)・
(2)間の最大湯量差の湯を収容できる容量の貯湯調整
槽(16)からなるものである。更に又、異機種の両浴
槽(1)・(2)のうちのいずれかの浴槽に、又は、湯
調整部(3)に、入浴付帯機能(17)を設け、この入
浴付帯機能(17)を前記異機種の両浴槽(1)・
(2)に共有する。又、扉付シングル浴槽(1)が、車
椅子(4)の台車部(7)を浴槽外に待機させ座席部
(5)を浴槽内に出入り可能とする車椅子入浴装置
(6)であり、据置式シングル浴槽(2)が、浴槽の中
央に担架部(8)を位置させ担架部(8)又は浴槽の昇
降によって該担架部(8)を浴槽内に出入りさせて入浴
する固定式浴槽(9)又は昇降式浴槽(25)である。
更に、据置式シングル浴槽(2)が、浴槽の中央に担架
部(8)を位置させ浴槽の昇降によって該担架部(8)
を浴槽内に出入りして入浴させる昇降式浴槽(25)で
あり、湯調整部(3)と昇降式浴槽(25)とは昇降作
動シ−ル部(26)で接続される。
【0006】
【発明の実施の形態】扉付シングル浴槽1及び据置式シ
ングル浴槽2を使用して入浴者に入浴を施す。扉付シン
グル浴槽1は、入浴者を入浴体位に待機させておいて、
湯を出し入れして入退浴させる。扉付シングル浴槽1へ
入浴者を入出させる時は、扉23を開閉して行なうの
で、該浴槽1内の湯を空にする。
ングル浴槽2を使用して入浴者に入浴を施す。扉付シン
グル浴槽1は、入浴者を入浴体位に待機させておいて、
湯を出し入れして入退浴させる。扉付シングル浴槽1へ
入浴者を入出させる時は、扉23を開閉して行なうの
で、該浴槽1内の湯を空にする。
【0007】扉付シングル浴槽1とは異なる機種の据置
式シングル浴槽2は、浴槽内に湯を貯めておいて、入浴
者を出し入れして入退浴させる。湯調整部3は、扉付シ
ングル浴槽1の貯湯を据置式シングル浴槽2へ、又は、
据置式シングル浴槽2の貯湯を扉付シングル浴槽1へ移
動させる。
式シングル浴槽2は、浴槽内に湯を貯めておいて、入浴
者を出し入れして入退浴させる。湯調整部3は、扉付シ
ングル浴槽1の貯湯を据置式シングル浴槽2へ、又は、
据置式シングル浴槽2の貯湯を扉付シングル浴槽1へ移
動させる。
【0008】湯調整部3に内蔵される湯量調整機能15
は、扉付シングル浴槽1又は据置式シングル浴槽2の供
給先浴槽の湯面が好適になるよう湯量を調節し、湯を移
動させる。
は、扉付シングル浴槽1又は据置式シングル浴槽2の供
給先浴槽の湯面が好適になるよう湯量を調節し、湯を移
動させる。
【0009】湯量調整機能15の実施態様である貯湯調
整槽16は、異機種の両浴槽間の最大湯量差の湯を収容
できる。
整槽16は、異機種の両浴槽間の最大湯量差の湯を収容
できる。
【0010】湯に薬液を調節しながら投入する薬液調節
器18、湯を濾過し浄化する濾過浄化器19、湯を保温
する保温器20、湯を給湯する給湯器21等の各入浴付
帯機能17は、異機種浴槽のうちのいずれかの浴槽に又
は湯調整部3に設けられ、これらの各入浴付帯機能17
は、異機種の両浴槽に共有する。
器18、湯を濾過し浄化する濾過浄化器19、湯を保温
する保温器20、湯を給湯する給湯器21等の各入浴付
帯機能17は、異機種浴槽のうちのいずれかの浴槽に又
は湯調整部3に設けられ、これらの各入浴付帯機能17
は、異機種の両浴槽に共有する。
【0011】扉付シングル浴槽1の実施態様である前入
り浴槽6は、車椅子4の座席部5を該浴槽6に出入り可
能とする。据置式シングル浴槽2の実施態様である固定
式浴槽9は、該固定式浴槽9の中央に担架部8を位置さ
せ該担架部8を昇降によって該浴槽9内に出入りさせ
る。据置式シングル浴槽2の実施態様である昇降式浴槽
25は、該昇降式浴槽25の中央に担架部8を位置させ
該担架部8を昇降式浴槽25の昇降によって該浴槽25
内に出入りさせる。
り浴槽6は、車椅子4の座席部5を該浴槽6に出入り可
能とする。据置式シングル浴槽2の実施態様である固定
式浴槽9は、該固定式浴槽9の中央に担架部8を位置さ
せ該担架部8を昇降によって該浴槽9内に出入りさせ
る。据置式シングル浴槽2の実施態様である昇降式浴槽
25は、該昇降式浴槽25の中央に担架部8を位置させ
該担架部8を昇降式浴槽25の昇降によって該浴槽25
内に出入りさせる。
【0012】据置式シングル浴槽2の実施態様である昇
降式浴槽25と湯調整部3とを連通する昇降作動シ−ル
部26は、固定設置される支柱27が昇降式浴槽25の
槽底部28に水密を保持しながら貫通され、昇降式浴槽
25内へ湯を供給又は排水する。
降式浴槽25と湯調整部3とを連通する昇降作動シ−ル
部26は、固定設置される支柱27が昇降式浴槽25の
槽底部28に水密を保持しながら貫通され、昇降式浴槽
25内へ湯を供給又は排水する。
【0013】
【実施例】図1は本発明の第1実施例であり、入浴機能
を説明する図である。入浴者が車椅子4で浴槽に前向き
に進入するタイプで、台車部7が浴槽外(=浴槽底壁
下)にあり、入浴体位にある扉付の前入り浴槽6に、湯
を出し入れして入退浴する扉付シングル浴槽1と、固定
式浴槽9内に湯を貯めた状態で担架部8等により入浴者
を出し入れして入退浴させる。扉付シングル浴槽1とは
入浴態様の異なる機種の据置式シングル浴槽2とを、湯
調整部3で接続してなる入浴装置である。
を説明する図である。入浴者が車椅子4で浴槽に前向き
に進入するタイプで、台車部7が浴槽外(=浴槽底壁
下)にあり、入浴体位にある扉付の前入り浴槽6に、湯
を出し入れして入退浴する扉付シングル浴槽1と、固定
式浴槽9内に湯を貯めた状態で担架部8等により入浴者
を出し入れして入退浴させる。扉付シングル浴槽1とは
入浴態様の異なる機種の据置式シングル浴槽2とを、湯
調整部3で接続してなる入浴装置である。
【0014】扉付シングル浴槽1の実施態様は、扉23
の開閉により車椅子4の出入りを可能にし、車椅子4の
台車部7は浴槽外の槽底部28の下方に収納され座席部
5のみを前入り浴槽6内に出入りさせ入浴を可能とする
1人入浴用の車椅子入浴装置である。車椅子4は、前記
座席部5と、座席部5を分離可能に載設する台車部7と
からなる。
の開閉により車椅子4の出入りを可能にし、車椅子4の
台車部7は浴槽外の槽底部28の下方に収納され座席部
5のみを前入り浴槽6内に出入りさせ入浴を可能とする
1人入浴用の車椅子入浴装置である。車椅子4は、前記
座席部5と、座席部5を分離可能に載設する台車部7と
からなる。
【0015】浴槽外においては台車部7に座席部5載設
一体化され入浴者の床上搬送を可能にし、入浴時浴槽内
へ前方向より前進し、台車部7は槽底下の浴槽外に収納
され入浴者のある座席部5は、台車部7から分離して入
浴者を乗せて浴槽内に進入し、入浴体位にセットされ
る。扉付シングル浴槽1はキャスタ−37が湯に浸から
ずその分湯の汚れが無く衛生的であり、併設浴槽には好
適である。
一体化され入浴者の床上搬送を可能にし、入浴時浴槽内
へ前方向より前進し、台車部7は槽底下の浴槽外に収納
され入浴者のある座席部5は、台車部7から分離して入
浴者を乗せて浴槽内に進入し、入浴体位にセットされ
る。扉付シングル浴槽1はキャスタ−37が湯に浸から
ずその分湯の汚れが無く衛生的であり、併設浴槽には好
適である。
【0016】据置式シングル浴槽2の実施態様は、扉2
3の無い固定式浴槽9の中央に担架8を位置させ担架8
の昇降によって該担架8を浴槽内に出入りさせる昇降式
担架付搬送車によるリフト式入浴システムである。据置
式シングル浴槽2と、浴室で入浴者を移送する搬送車1
0で構成され、該搬送車10は、入浴用の担架8と、担
架8を支持し昇降させるフレ−ム11と伸縮支柱12等
とからなるリフト部13と、リフト部13を支持する台
車枠部14とからなる。
3の無い固定式浴槽9の中央に担架8を位置させ担架8
の昇降によって該担架8を浴槽内に出入りさせる昇降式
担架付搬送車によるリフト式入浴システムである。据置
式シングル浴槽2と、浴室で入浴者を移送する搬送車1
0で構成され、該搬送車10は、入浴用の担架8と、担
架8を支持し昇降させるフレ−ム11と伸縮支柱12等
とからなるリフト部13と、リフト部13を支持する台
車枠部14とからなる。
【0017】据置式シングル浴槽2においても、担架8
のみの湯浸かりで、キャスタ−37が湯に浸からずその
分湯が汚れず、併設浴槽に好適である。
のみの湯浸かりで、キャスタ−37が湯に浸からずその
分湯が汚れず、併設浴槽に好適である。
【0018】湯調整部3は扉付シングル浴槽1の湯を据
置式シングル浴槽2へ移動させ、又は、据置式シングル
浴槽2の湯を扉付シングル浴槽1へ移動させるものであ
る。
置式シングル浴槽2へ移動させ、又は、据置式シングル
浴槽2の湯を扉付シングル浴槽1へ移動させるものであ
る。
【0019】湯調整部3には、ポンプ等でなる送湯部3
5と、移動する湯量を調整する湯量調整機能15が内蔵
される。湯量調整機能15の実施態様は、異機種の両浴
槽間の最大湯量差の湯を収容できる貯湯調整槽16であ
る。
5と、移動する湯量を調整する湯量調整機能15が内蔵
される。湯量調整機能15の実施態様は、異機種の両浴
槽間の最大湯量差の湯を収容できる貯湯調整槽16であ
る。
【0020】入浴付帯機能17は、湯調整部3内に構成
され、湯の補給及び湯質の向上等を図るものであり、具
体的には、薬液調節器18、濾過浄化器19、保温器2
0、給湯器21等である。これらの入浴付帯機能17は
異機種の両浴槽(=扉付シングル浴槽1及び固定式浴槽
9)に共有される。入浴付帯機能17には、上記の他
に、湯中に気泡を発生させる気泡装置(図示省略)、湯
中の雑菌を紫外線で殺す紫外線殺菌装置(図示省略)等
が適宜付加される。
され、湯の補給及び湯質の向上等を図るものであり、具
体的には、薬液調節器18、濾過浄化器19、保温器2
0、給湯器21等である。これらの入浴付帯機能17は
異機種の両浴槽(=扉付シングル浴槽1及び固定式浴槽
9)に共有される。入浴付帯機能17には、上記の他
に、湯中に気泡を発生させる気泡装置(図示省略)、湯
中の雑菌を紫外線で殺す紫外線殺菌装置(図示省略)等
が適宜付加される。
【0021】前記薬液調節器18は、湯調整部3に属す
る管路22に連通され、入浴剤や薬液量を調節しながら
管路22内の湯に混入し、湯中の雑菌を殺するものであ
る。処理済の湯は移動先の浴槽に供給される。前記濾過
浄化器19は、管路22内の湯を、濾過し浄化するもの
である。浄化した湯は、移動先の浴槽に供給される。
る管路22に連通され、入浴剤や薬液量を調節しながら
管路22内の湯に混入し、湯中の雑菌を殺するものであ
る。処理済の湯は移動先の浴槽に供給される。前記濾過
浄化器19は、管路22内の湯を、濾過し浄化するもの
である。浄化した湯は、移動先の浴槽に供給される。
【0022】前記保温器20は、管路22内の湯を適宜
な加熱源(図示省略)を用いて所定湯温にするものであ
る。前記給湯器21は、管路22に、高温湯と水をミキ
シングして適温の湯を供給するものである。供給される
湯は、湯調整部3の作動状況によりいずれかの浴槽へ供
給される。
な加熱源(図示省略)を用いて所定湯温にするものであ
る。前記給湯器21は、管路22に、高温湯と水をミキ
シングして適温の湯を供給するものである。供給される
湯は、湯調整部3の作動状況によりいずれかの浴槽へ供
給される。
【0023】尚、入浴付帯機能17の各機器は、異機種
の両浴槽のうちのいずれかの浴槽装置に適宜分けて設け
るものに変更してもよい。図1中、23は扉、28は槽
底部、38は送湯管、39は湯面計、41は薬液容器、
42は電磁弁、43は枕である。
の両浴槽のうちのいずれかの浴槽装置に適宜分けて設け
るものに変更してもよい。図1中、23は扉、28は槽
底部、38は送湯管、39は湯面計、41は薬液容器、
42は電磁弁、43は枕である。
【0024】第1実施例を入浴に使用する際、使用の最
初には、両浴槽のうちどちらか一方の浴槽に湯を満た
す。例えば、車椅子入浴装置の扉付シングル浴槽1に入
浴する場合は、扉付シングル浴槽1を空にしておいて、
据置式シングル浴槽2に湯を満たす。扉付シングル浴槽
1の浴槽内には車椅子4の座席部5を出入りさせること
ができる。
初には、両浴槽のうちどちらか一方の浴槽に湯を満た
す。例えば、車椅子入浴装置の扉付シングル浴槽1に入
浴する場合は、扉付シングル浴槽1を空にしておいて、
据置式シングル浴槽2に湯を満たす。扉付シングル浴槽
1の浴槽内には車椅子4の座席部5を出入りさせること
ができる。
【0025】扉付シングル浴槽1の扉23を開け、入浴
者を乗せた車椅子4を浴槽へ導入し、座席部5を台車部
7から分離させて前入り浴槽6内に移乗する。扉23を
閉め、入浴者を入浴体位に待機させる。次に、湯調整部
3を作動させ、据置式シングル浴槽2内の貯湯を前入り
浴槽6へ移動させ、前入り浴槽6に湯を満たし入浴す
る。
者を乗せた車椅子4を浴槽へ導入し、座席部5を台車部
7から分離させて前入り浴槽6内に移乗する。扉23を
閉め、入浴者を入浴体位に待機させる。次に、湯調整部
3を作動させ、据置式シングル浴槽2内の貯湯を前入り
浴槽6へ移動させ、前入り浴槽6に湯を満たし入浴す
る。
【0026】退浴時は、湯調整部3を作動させ、前入り
浴槽6の湯を据置式シングル浴槽2へ移動させ、前入り
浴槽6を空にし、扉23を開け、入浴者を乗せた座席部
5を、前入り浴槽6から後方へ引き出しつつ台車部7に
載せ、座席部5と台車部7を一体にして、所定場所へ移
動し、入浴を終わる。
浴槽6の湯を据置式シングル浴槽2へ移動させ、前入り
浴槽6を空にし、扉23を開け、入浴者を乗せた座席部
5を、前入り浴槽6から後方へ引き出しつつ台車部7に
載せ、座席部5と台車部7を一体にして、所定場所へ移
動し、入浴を終わる。
【0027】湯調整部3に内蔵される湯量調整機能15
は、供給先の前入り浴槽6の湯面が好適になるよう湯量
を調節し、湯を移動させる。湯量調整機能15の実施態
様である貯湯調整槽16は、異機種両浴槽間の最大湯量
差を収容できる。即ち、前入り浴槽6の湯を据置式シン
グル浴槽2へ移動中に、据置式シングル浴槽2に湯が適
切水位まで入った時、前入り浴槽6に残った湯は貯湯調
整槽16へ移動し貯める。
は、供給先の前入り浴槽6の湯面が好適になるよう湯量
を調節し、湯を移動させる。湯量調整機能15の実施態
様である貯湯調整槽16は、異機種両浴槽間の最大湯量
差を収容できる。即ち、前入り浴槽6の湯を据置式シン
グル浴槽2へ移動中に、据置式シングル浴槽2に湯が適
切水位まで入った時、前入り浴槽6に残った湯は貯湯調
整槽16へ移動し貯める。
【0028】湯調整部3に設けられる、湯に薬液を調節
しながら投入する薬液調節器18、湯を濾過し浄化する
濾過浄化器19、湯を保温する保温器20、湯を給湯す
る給湯器21等の各入浴付帯機能17は、異機種の両浴
槽に共有する。
しながら投入する薬液調節器18、湯を濾過し浄化する
濾過浄化器19、湯を保温する保温器20、湯を給湯す
る給湯器21等の各入浴付帯機能17は、異機種の両浴
槽に共有する。
【0029】据置式シングル浴槽2で入浴する場合は、
先ず、湯調整部3を作動させ、据置式シングル浴槽2に
扉付シングル浴槽1の湯を移動させ、据置式シングル浴
槽2に満たす。
先ず、湯調整部3を作動させ、据置式シングル浴槽2に
扉付シングル浴槽1の湯を移動させ、据置式シングル浴
槽2に満たす。
【0030】据置式シングル浴槽2の中央に搬送車10
の担架8を入浴位置にセットし該担架部8の昇降によっ
て据置式シングル浴槽2内に出入りさせて入浴する。即
ち、搬送車10を操作し入浴者を乗せた担架部8を、据
置式シングル浴槽2の真上にもって来、リフト部13を
作動させて担架部8を下降させ、据置式シングル浴槽2
内の湯に浸け、入浴者を入浴させる。
の担架8を入浴位置にセットし該担架部8の昇降によっ
て据置式シングル浴槽2内に出入りさせて入浴する。即
ち、搬送車10を操作し入浴者を乗せた担架部8を、据
置式シングル浴槽2の真上にもって来、リフト部13を
作動させて担架部8を下降させ、据置式シングル浴槽2
内の湯に浸け、入浴者を入浴させる。
【0031】退浴時は、リフト部13を作動させて担架
部8を上昇させ、湯から脱出させ、搬送車10を移動操
作し入浴者を所定場所へ搬送し入浴を終わる。
部8を上昇させ、湯から脱出させ、搬送車10を移動操
作し入浴者を所定場所へ搬送し入浴を終わる。
【0032】通常は、すでに満たされた湯の中へ入浴者
を入出させるが、固定式浴槽9内に入浴者を入れた後に
湯を入れ入浴し、又は、入浴者を固定式浴槽9から出す
前に、先に湯を出し退浴するようにしてもよい。
を入出させるが、固定式浴槽9内に入浴者を入れた後に
湯を入れ入浴し、又は、入浴者を固定式浴槽9から出す
前に、先に湯を出し退浴するようにしてもよい。
【0033】図2に示す第2実施例は、第1実施例にお
ける据置式シングル浴槽2が有する固定式浴槽9を、昇
降式浴槽25に代えたものである。据置式シングル浴槽
2は、順送式入浴システムである。
ける据置式シングル浴槽2が有する固定式浴槽9を、昇
降式浴槽25に代えたものである。据置式シングル浴槽
2は、順送式入浴システムである。
【0034】更に第2実施例は、第1実施例における扉
付シングル浴槽1が有する前入り浴槽6を、車椅子4の
座席部5に座した入浴者が後方移動して浴槽内に出入り
する後入り浴槽36に代えたものである。
付シングル浴槽1が有する前入り浴槽6を、車椅子4の
座席部5に座した入浴者が後方移動して浴槽内に出入り
する後入り浴槽36に代えたものである。
【0035】更に第2実施例は、第1実施例における車
椅子4を、支柱式車椅子40に代えたものである。支柱
式車椅子40は、座席部5と台車部7が椅子支柱24に
より一体的に連結してなり、槽底部28に椅子支柱24
が貫通してシ−ルされ、座席部5と台車部7が浴槽内外
に分離され、座席部5のみが湯に浸かる。扉付シングル
浴槽1は支柱分離式車椅子入浴装置である。更に第2実
施例は、第1実施例における湯調整部3を、扉付シング
ル浴槽1と据置式シングル浴槽2に分割内蔵したものに
代える。
椅子4を、支柱式車椅子40に代えたものである。支柱
式車椅子40は、座席部5と台車部7が椅子支柱24に
より一体的に連結してなり、槽底部28に椅子支柱24
が貫通してシ−ルされ、座席部5と台車部7が浴槽内外
に分離され、座席部5のみが湯に浸かる。扉付シングル
浴槽1は支柱分離式車椅子入浴装置である。更に第2実
施例は、第1実施例における湯調整部3を、扉付シング
ル浴槽1と据置式シングル浴槽2に分割内蔵したものに
代える。
【0036】昇降式浴槽25は順送式の入浴装置に擁さ
れる浴槽であり、該順送式入浴装置は、昇降式浴槽25
と、昇降式浴槽25に横付けできる横付け搬送車(図示
省略)と、横付け搬送車と昇降式浴槽25間に往復移乗
できる担架部8と、以下に説明する湯調整部3とからな
る。
れる浴槽であり、該順送式入浴装置は、昇降式浴槽25
と、昇降式浴槽25に横付けできる横付け搬送車(図示
省略)と、横付け搬送車と昇降式浴槽25間に往復移乗
できる担架部8と、以下に説明する湯調整部3とからな
る。
【0037】湯調整部3に係る湯量調整機能15は残湯
調整機能29を擁しており、該残湯調整機能29は、湯
を、湯容量の大きい浴槽から湯容量の小さい浴槽へ移動
する時、湯容量の大きい浴槽に一部残湯して湯容量の小
さい浴槽へ送湯し、該湯容量の小さい浴槽を好適な水位
になすものである。
調整機能29を擁しており、該残湯調整機能29は、湯
を、湯容量の大きい浴槽から湯容量の小さい浴槽へ移動
する時、湯容量の大きい浴槽に一部残湯して湯容量の小
さい浴槽へ送湯し、該湯容量の小さい浴槽を好適な水位
になすものである。
【0038】即ち、残湯調整機能29は、具体的には、
湯容量の大きい据置式シングル浴槽2(=昇降式浴槽2
5)から湯容量の小さい扉付シングル浴槽1(=後入り
浴槽36)へ湯を移動する時、湯を据置式シングル浴槽
2に一部残湯して扉付シングル浴槽1へ送湯し、該扉付
シングル浴槽1を好適な水位になす。支柱27の頂部に
は担架部8が載置される担架受台33が設けられる。
湯容量の大きい据置式シングル浴槽2(=昇降式浴槽2
5)から湯容量の小さい扉付シングル浴槽1(=後入り
浴槽36)へ湯を移動する時、湯を据置式シングル浴槽
2に一部残湯して扉付シングル浴槽1へ送湯し、該扉付
シングル浴槽1を好適な水位になす。支柱27の頂部に
は担架部8が載置される担架受台33が設けられる。
【0039】上記残湯調整機能29の構成によれば、据
置式シングル浴槽2の湯を扉付シングル浴槽1へ移す
時、湯量差に係る過剰湯を据置式シングル浴槽2に貯湯
し、扉付シングル浴槽1に適量の湯を供給できる。
置式シングル浴槽2の湯を扉付シングル浴槽1へ移す
時、湯量差に係る過剰湯を据置式シングル浴槽2に貯湯
し、扉付シングル浴槽1に適量の湯を供給できる。
【0040】又、逆に、扉付シングル浴槽1の湯を据置
式シングル浴槽2へ移す時は、湯量差に係る湯は据置式
シングル浴槽2に残留しているので、扉付シングル浴槽
1の湯を据置式シングル浴槽2へ移せば、残留分に扉付
シングル浴槽1分が加わり据置式シングル浴槽2は適量
の湯となる。
式シングル浴槽2へ移す時は、湯量差に係る湯は据置式
シングル浴槽2に残留しているので、扉付シングル浴槽
1の湯を据置式シングル浴槽2へ移せば、残留分に扉付
シングル浴槽1分が加わり据置式シングル浴槽2は適量
の湯となる。
【0041】従って、扉付シングル浴槽1、据置式シン
グル浴槽2のいずれの浴槽へ湯を移動させても、移動先
の浴槽に適量の湯を満たして満足な入浴を行なうことが
できる。
グル浴槽2のいずれの浴槽へ湯を移動させても、移動先
の浴槽に適量の湯を満たして満足な入浴を行なうことが
できる。
【0042】前述の湯移動の際、据置式シングル浴槽2
に残湯が有っても、該浴槽2には入浴者が出入りする扉
が無く該扉を開閉する構成ではないので、支障は無い。
据置式シングル浴槽2の湯量を扉付シングル浴槽1の湯
量より大きくした構成によれば、湯調整部3の貯湯調整
槽16は不要となる。
に残湯が有っても、該浴槽2には入浴者が出入りする扉
が無く該扉を開閉する構成ではないので、支障は無い。
据置式シングル浴槽2の湯量を扉付シングル浴槽1の湯
量より大きくした構成によれば、湯調整部3の貯湯調整
槽16は不要となる。
【0043】第2実施例に係る昇降式浴槽25で入浴す
る時には、湯量調整機能15を作動させ、扉付シングル
浴槽1から、昇降式浴槽25へ湯を移動させ、次いで、
入浴者を乗せた担架部8を昇降式浴槽25の中央の担架
受け台33上に位置させる。湯を満たした昇降式浴槽2
5の上昇によって担架部8を該浴槽25内に入れ、入浴
するものである。
る時には、湯量調整機能15を作動させ、扉付シングル
浴槽1から、昇降式浴槽25へ湯を移動させ、次いで、
入浴者を乗せた担架部8を昇降式浴槽25の中央の担架
受け台33上に位置させる。湯を満たした昇降式浴槽2
5の上昇によって担架部8を該浴槽25内に入れ、入浴
するものである。
【0044】退浴時には、引き続き扉付シングル浴槽1
で入浴する場合に於いては、昇降式浴槽25を上昇位置
にしておいて、該昇降式浴槽25の湯を落下させる如く
に扉付シングル浴槽1へ移動させることができる。次
に、昇降式浴槽25を下降し、担架部8を前記横付け搬
送車へ移乗し、入浴者を適宜位置へ運び、入浴を終了す
る。扉付シングル浴槽1で入浴しない場合には、湯の移
動は行なわず単に昇降式浴槽25を下降するだけでよ
い。
で入浴する場合に於いては、昇降式浴槽25を上昇位置
にしておいて、該昇降式浴槽25の湯を落下させる如く
に扉付シングル浴槽1へ移動させることができる。次
に、昇降式浴槽25を下降し、担架部8を前記横付け搬
送車へ移乗し、入浴者を適宜位置へ運び、入浴を終了す
る。扉付シングル浴槽1で入浴しない場合には、湯の移
動は行なわず単に昇降式浴槽25を下降するだけでよ
い。
【0045】尚、前述の様に、通常は、湯を満たした昇
降式浴槽25を上昇させて入浴するが、空の昇降式浴槽
25を上昇させ、その後から湯を供給して入浴すること
も可能である。
降式浴槽25を上昇させて入浴するが、空の昇降式浴槽
25を上昇させ、その後から湯を供給して入浴すること
も可能である。
【0046】昇降式浴槽25が昇降するため、湯調整部
3と昇降式浴槽25との接合部は昇降作動シ−ル部26
で接続連通される。昇降作動シ−ル部26は、昇降式浴
槽25に固定設置される管製の支柱27が、昇降式浴槽
25の槽底部28に、水密を保持しながら摺動自在に貫
通されるものである。
3と昇降式浴槽25との接合部は昇降作動シ−ル部26
で接続連通される。昇降作動シ−ル部26は、昇降式浴
槽25に固定設置される管製の支柱27が、昇降式浴槽
25の槽底部28に、水密を保持しながら摺動自在に貫
通されるものである。
【0047】湯調整部3が作動すると、湯は支柱27内
を通って、後入り浴槽36から昇降式浴槽25内へ供給
され、或いは逆に、上昇位置にある昇降式浴槽25から
後入り浴槽36へ移動する。扉付シングル浴槽1で入浴
する時には、湯量調整機能15を作動させ、上昇位置に
ある昇降式浴槽25から、扉付シングル浴槽1へ湯を移
動させ、入浴する。退浴時には、扉付シングル浴槽1の
湯を昇降式浴槽25へ移動させる。
を通って、後入り浴槽36から昇降式浴槽25内へ供給
され、或いは逆に、上昇位置にある昇降式浴槽25から
後入り浴槽36へ移動する。扉付シングル浴槽1で入浴
する時には、湯量調整機能15を作動させ、上昇位置に
ある昇降式浴槽25から、扉付シングル浴槽1へ湯を移
動させ、入浴する。退浴時には、扉付シングル浴槽1の
湯を昇降式浴槽25へ移動させる。
【0048】尚、図2中、30はオ−バ−フロ−管、3
1は吐出・吸入口、32は昇降装置である。 又、上述
した実施例の他、搬送車又は車椅子による入浴装置でキ
ャスタ−等が取着された台車部が入浴せず、座席部関係
のみが入浴するシステムの異機種浴槽を適宜併設するこ
とも可能であり、湯の汚れが無いため好適であり、本発
明と同様に併設される。一実施例として、図1に示す1
実施例の固定浴槽9と、図2に示す第2実施例の昇降浴
槽25とを併設しても同様の効果が得られる。
1は吐出・吸入口、32は昇降装置である。 又、上述
した実施例の他、搬送車又は車椅子による入浴装置でキ
ャスタ−等が取着された台車部が入浴せず、座席部関係
のみが入浴するシステムの異機種浴槽を適宜併設するこ
とも可能であり、湯の汚れが無いため好適であり、本発
明と同様に併設される。一実施例として、図1に示す1
実施例の固定浴槽9と、図2に示す第2実施例の昇降浴
槽25とを併設しても同様の効果が得られる。
【0049】
【発明の効果】本発明は、扉付シングル浴槽1と、異機
種の据置式シングル浴槽2と、前記両浴槽1・2を連通
し両浴槽1・2の相互間に適切に湯を移動させる湯調整
部3とからなるので、入浴態様の多様化に対応でき、異
なる入浴態様を、湯を共用して省エネルギ−、省スペ−
スを図って実施でき、便利であり、好都合である。
種の据置式シングル浴槽2と、前記両浴槽1・2を連通
し両浴槽1・2の相互間に適切に湯を移動させる湯調整
部3とからなるので、入浴態様の多様化に対応でき、異
なる入浴態様を、湯を共用して省エネルギ−、省スペ−
スを図って実施でき、便利であり、好都合である。
【0050】多様な入浴者を収容している施設では、老
人等の入浴者の状態によりそれぞれ入浴態様が異なる
が、本発明は、入浴態様の異なる二つの浴槽(=異機種
浴槽)を併設しそれぞれの入浴態様に対応でき、即応性
が良好であり便利であり、好都合である。
人等の入浴者の状態によりそれぞれ入浴態様が異なる
が、本発明は、入浴態様の異なる二つの浴槽(=異機種
浴槽)を併設しそれぞれの入浴態様に対応でき、即応性
が良好であり便利であり、好都合である。
【0051】又、要介護の入浴者1人を特殊入浴装置で
介助しながら入浴させる装置(=シングル浴槽)にあっ
ては、その入浴者の障害の態様の差異によって入浴態様
も、車椅子座位式、担架仰臥式、等と相違するのである
が、本発明は、この相違に対応してそれぞれの入浴者に
満足のいく入浴を提供でき、好都合である。
介助しながら入浴させる装置(=シングル浴槽)にあっ
ては、その入浴者の障害の態様の差異によって入浴態様
も、車椅子座位式、担架仰臥式、等と相違するのである
が、本発明は、この相違に対応してそれぞれの入浴者に
満足のいく入浴を提供でき、好都合である。
【0052】本発明は、湯調整部3に、移動先の浴槽1
又は浴槽2に入浴に適量の湯が満ちるように湯を移動さ
せる湯量調整機能15が内蔵されるので、異機種の両浴
槽1・2の容量に差が有っても、好適に湯を注げる。移
動先の浴槽1又は浴槽2に湯の不足が生じないため、湯
移動毎の増し湯操作又は廃棄操作が不要であり、又、湯
を放擲や溢水させることがないため浪費が無く、容易な
操作で経済的に入浴を行なえ、好都合である。
又は浴槽2に入浴に適量の湯が満ちるように湯を移動さ
せる湯量調整機能15が内蔵されるので、異機種の両浴
槽1・2の容量に差が有っても、好適に湯を注げる。移
動先の浴槽1又は浴槽2に湯の不足が生じないため、湯
移動毎の増し湯操作又は廃棄操作が不要であり、又、湯
を放擲や溢水させることがないため浪費が無く、容易な
操作で経済的に入浴を行なえ、好都合である。
【0053】又、通常、異機種の両浴槽では湯容量に差
異が存在する故に、その差異を調整する必要性が生じる
が、本発明では、いかなる差異があっても移動先の浴槽
に、入浴に適する量の湯を移動供給でき、好都合であ
る。
異が存在する故に、その差異を調整する必要性が生じる
が、本発明では、いかなる差異があっても移動先の浴槽
に、入浴に適する量の湯を移動供給でき、好都合であ
る。
【0054】本発明に係る湯量調整機能15が、異機種
の両浴槽1・2間の最大湯量差の湯を収容できる貯湯調
整槽16である。この構成によれば、大容量浴槽の湯を
小容量浴槽へ移す時、両浴槽の湯量差に係る過剰湯を貯
湯調整槽16に貯湯し、小容量浴槽に適量の湯を供給で
きる。
の両浴槽1・2間の最大湯量差の湯を収容できる貯湯調
整槽16である。この構成によれば、大容量浴槽の湯を
小容量浴槽へ移す時、両浴槽の湯量差に係る過剰湯を貯
湯調整槽16に貯湯し、小容量浴槽に適量の湯を供給で
きる。
【0055】又、逆に、小容量浴槽の湯を大容量浴槽へ
移す時、両浴槽の湯量差に係る不足湯を貯湯調整槽16
に貯まっている湯で補い、大容量浴槽に適量の湯を供給
できる。従って、扉付シングル浴槽1、据置式シングル
浴槽2のいずれの浴槽へ湯を移動させても、移動先の浴
槽に適量の湯を満たせ満足な入浴を行なうことができ、
好都合である。
移す時、両浴槽の湯量差に係る不足湯を貯湯調整槽16
に貯まっている湯で補い、大容量浴槽に適量の湯を供給
できる。従って、扉付シングル浴槽1、据置式シングル
浴槽2のいずれの浴槽へ湯を移動させても、移動先の浴
槽に適量の湯を満たせ満足な入浴を行なうことができ、
好都合である。
【0056】本発明は、異機種の両浴槽1・2のうちの
いずれかの浴槽に、又は、湯調整部3に、薬液調節器1
8、濾過浄化器19、保温器20、給湯器21等の各入
浴付帯機能17を設け、これらの各入浴付帯機能17を
前記両浴槽1・2に共有するものであるから、省スペ−
ス化が図れ、製造経費の節減になり、好都合である。
いずれかの浴槽に、又は、湯調整部3に、薬液調節器1
8、濾過浄化器19、保温器20、給湯器21等の各入
浴付帯機能17を設け、これらの各入浴付帯機能17を
前記両浴槽1・2に共有するものであるから、省スペ−
ス化が図れ、製造経費の節減になり、好都合である。
【0057】本発明にかかる扉付シングル浴槽1が、車
椅子4の座席部5を該浴槽内に出入り可能とする車椅子
入浴装置であり、据置式シングル浴槽2が、担架部8の
昇降によって該担架部8を浴槽2内に出入りさせる固定
式浴槽9であるから、車椅子4を用いた入浴態様と搬送
車10を用いた入浴態様との、異なる入浴態様を、湯を
共用して省エネルギ−化、省スペ−ス化を図って、便利
に実施でき、好都合である。
椅子4の座席部5を該浴槽内に出入り可能とする車椅子
入浴装置であり、据置式シングル浴槽2が、担架部8の
昇降によって該担架部8を浴槽2内に出入りさせる固定
式浴槽9であるから、車椅子4を用いた入浴態様と搬送
車10を用いた入浴態様との、異なる入浴態様を、湯を
共用して省エネルギ−化、省スペ−ス化を図って、便利
に実施でき、好都合である。
【0058】車椅子入浴装置では、車椅子4の座席部5
のみが分離して湯に浸かり、台車部7及びキャスタ−3
7が湯に入らないので、これらの部材が湯を汚すという
ことがなく、衛生的である。又、順送式入浴システム、
リフト式入浴システムにおいても、キャスタ−37が湯
に浸からず衛生的であり、湯を二個浴槽間に相互に移動
させて再使用するものにおいて良好である。即ち、座席
部5又は担架部8の入浴保持部のみが入浴する異機種の
2個浴槽を組み合わせるたものは湯の汚れが無く、併設
式入浴装置に最適である。
のみが分離して湯に浸かり、台車部7及びキャスタ−3
7が湯に入らないので、これらの部材が湯を汚すという
ことがなく、衛生的である。又、順送式入浴システム、
リフト式入浴システムにおいても、キャスタ−37が湯
に浸からず衛生的であり、湯を二個浴槽間に相互に移動
させて再使用するものにおいて良好である。即ち、座席
部5又は担架部8の入浴保持部のみが入浴する異機種の
2個浴槽を組み合わせるたものは湯の汚れが無く、併設
式入浴装置に最適である。
【0059】本発明にかかる扉付シングル浴槽1が、車
椅子入浴装置であり、据置式シングル浴槽2が、浴槽2
の昇降によって該担架部8を浴槽2内に出入りさせる昇
降式浴槽25であり、湯調整部3と昇降式浴槽25とは
昇降作動シ−ル部26で接続されるものである。
椅子入浴装置であり、据置式シングル浴槽2が、浴槽2
の昇降によって該担架部8を浴槽2内に出入りさせる昇
降式浴槽25であり、湯調整部3と昇降式浴槽25とは
昇降作動シ−ル部26で接続されるものである。
【0060】この構成によれば、車椅子4を用いた入浴
態様と、搬送車10から昇降式浴槽25へ移乗された担
架部8を用いた入浴態様との異なる入浴態様を、湯を共
用して省エネルギ−化、省スペ−ス化を図って便利に実
施でき、好都合である。
態様と、搬送車10から昇降式浴槽25へ移乗された担
架部8を用いた入浴態様との異なる入浴態様を、湯を共
用して省エネルギ−化、省スペ−ス化を図って便利に実
施でき、好都合である。
【0061】又、昇降する昇降式浴槽25へ湯を入れ、
又は、湯を排出する接続部分は、浴槽2の水密を保った
昇降作動シ−ル部26であり、当該接続部分は、小型化
に作れ、又、大形ホ−ス接続等昇降時に繰り返し屈曲す
る素材が無く、邪魔にならず、疲労破断等の故障は無い
故に耐久性が良く、好都合である。
又は、湯を排出する接続部分は、浴槽2の水密を保った
昇降作動シ−ル部26であり、当該接続部分は、小型化
に作れ、又、大形ホ−ス接続等昇降時に繰り返し屈曲す
る素材が無く、邪魔にならず、疲労破断等の故障は無い
故に耐久性が良く、好都合である。
【図1】本発明の第1実施例を示す図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す図である。
1 扉付シングル浴槽 2 据置式シングル浴槽 3 湯調整部 4 車椅子 5 座席部 6 前入り浴槽 7 台車部 8 担架部 9 固定式浴槽 15 湯量調整機能 16 貯湯調整槽 17 入浴付帯機能 18 薬液調節器 19 濾過浄化器 20 保温器 21 給湯器 24 椅子支柱 25 昇降式浴槽 26 昇降作動シ−ル部 29 残湯調整機能
Claims (6)
- 【請求項1】入浴者が入浴体位にある浴槽に湯を出し入
れして入退浴させる扉付シングル浴槽(1)と、 浴槽内に貯湯した状態で入浴者を出し入れして入退浴さ
せる据置式シングル浴槽(2)とからなり、更に、前記
異機種の両浴槽(1)・(2)の湯のラインを連結し両
浴槽(1)・(2)相互間の湯を移動可能にする湯調整
部(3)とからなり、浴槽の湯をいずれかに切替えて入
浴を行なうことを可能としたことを特徴とする併設式入
浴装置。 - 【請求項2】湯調整部(3)に、移動先の浴槽(1)又
は浴槽(2)に入浴可能な適正湯量の湯が満ちるように
湯の移動調整を可能にさせる湯量調整機能(15)が内
蔵されることを特徴とする請求項1記載の併設式入浴装
置。 - 【請求項3】湯量調整機能(15)が、異機種の両浴槽
(1)・(2)間の最大湯量差の湯を収容できる容量の
貯湯調整槽(16)からなるものであることを特徴とす
る請求項2記載の併設式入浴装置。 - 【請求項4】異機種の両浴槽(1)・(2)のうちのい
ずれかの浴槽に、又は、湯調整部(3)に、入浴付帯機
能(17)を設け、この入浴付帯機能(17)を前記異
機種の両浴槽(1)・(2)に共有することを特徴とす
る併設式入浴装置。 - 【請求項5】扉付シングル浴槽(1)が、車椅子(4)
の台車部(7)を浴槽外に待機させ座席部(5)を浴槽
内に出入り可能とする車椅子入浴装置(6)であり、据
置式シングル浴槽(2)が、浴槽の中央に担架部(8)
を位置させ担架部(8)又は浴槽の昇降によって該担架
部(8)を浴槽内に出入りさせて入浴する固定式浴槽
(9)又は昇降式浴槽(25)であることを特徴とする
請求項1記載の併設式入浴装置。 - 【請求項6】据置式シングル浴槽(2)が、浴槽の中央
に担架部(8)を位置させ浴槽の昇降によって該担架部
(8)を浴槽内に出入りして入浴させる昇降式浴槽(2
5)であり、湯調整部(3)と昇降式浴槽(25)とは
昇降作動シ−ル部(26)で接続されることを特徴とす
る請求項1記載の併設式入浴装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191826A JP2001017505A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 併設式入浴装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191826A JP2001017505A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 併設式入浴装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001017505A true JP2001017505A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16281173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11191826A Pending JP2001017505A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 併設式入浴装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001017505A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002325817A (ja) * | 2001-05-01 | 2002-11-12 | Og Giken Co Ltd | 機能性殺菌入浴装置 |
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1999
- 1999-07-06 JP JP11191826A patent/JP2001017505A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002325817A (ja) * | 2001-05-01 | 2002-11-12 | Og Giken Co Ltd | 機能性殺菌入浴装置 |
JP4711537B2 (ja) * | 2001-05-01 | 2011-06-29 | オージー技研株式会社 | 機能性殺菌入浴装置 |
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