JP2001016764A - モータ過負荷検知方法、モータ過負荷検知装置、および記録媒体 - Google Patents

モータ過負荷検知方法、モータ過負荷検知装置、および記録媒体

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JP2001016764A
JP2001016764A JP11182756A JP18275699A JP2001016764A JP 2001016764 A JP2001016764 A JP 2001016764A JP 11182756 A JP11182756 A JP 11182756A JP 18275699 A JP18275699 A JP 18275699A JP 2001016764 A JP2001016764 A JP 2001016764A
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Takehiko Serizawa
剛彦 芹澤
Jun Fujita
純 藤田
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータに実際に流れている電流を使用するこ
とで、誤差の小さいモータの過負荷検知ができるように
すること。 【解決手段】 入力手段50と、モータ10の実電流を
検出する電流検出器31と、A/D変換部32とよりな
る電流検出手段30と、入力手段50を用いて入力され
た数値よりサーマルリミット値Kを演算し、さらに、電
流検出手段30の出力をモータ10の電気角Maを用い
てdq軸電流フィードバックIfに変換し、このIfを
用いて積算電流Sを演算し、この積算電流Sと上記サー
マルリミット値Kと比較する演算・比較手段40とより
構成し、比較結果によって演算・比較手段40から過負
荷信号70を表示手段60、およびモータドライバ20
に対して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの過負荷検
知方法、そのモータの過負荷検知方法を行う過負荷検知
装置、およびその過負荷検知方法をコンピュータに実行
させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モータの過負荷検知方法では、モ
ータに実際に流れている電流ではなく、モータへの電流
指令を用いて過負荷検知を実施しているため、モータの
制御系が最適に近い条件でない場合には、過負荷検知の
誤差が大きくなることがある。過負荷検知の誤差が大き
いと、モータの運転条件によっては、必要以上に過負荷
と判断されてしまい、機械の稼働率が低下してしまうと
いった問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上で述べたことから、
本発明者らは、モータの焼損、破損を未然に防ぎなが
ら、機械の稼働率も一定以上に保つことができるモータ
の過負荷検知方法を実現すべく種々検討してきた。本発
明は、この課題を解決するために、検知誤差の小さなモ
ータの過負荷検知方法、その過負荷検知方法を行うため
の過負荷検知装置、および記録媒体を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明の過負荷検知方法は、過負荷判定の基準とな
る過負荷判定基準値を演算するために必要な数値を入力
し、このモータに実際に流れている電流を検出し、この
入力された数値を使用して過負荷判定基準値を演算し、
この検出した、このモータに実際に流れている電流から
過負荷判定用数値を演算し、かつ前記両者を比較し、過
負荷判定用数値が過負荷判定基準値を超えた場合に、過
負荷信号を出力することを特徴とするモータの過負荷検
知方法とした。
【0005】また、請求項2によるモータ過負荷検知装
置は、過負荷判定の基準となる過負荷判定基準値を演算
するために必要な数値を入力する入力手段と、このモー
タに実際に流れている電流を検出する検出手段と、この
入力手段を用いて入力された数値を使用して過負荷判定
基準値を演算し、この検出手段が読み取った、このモー
タに実際に流れている電流から過負荷判定用数値を演算
し、かつ両者を比較し、過負荷判定用数値が過負荷判定
基準値を超えた場合に、過負荷信号を出力する比較・演
算手段と、を有して構成することを特徴とするモータの
過負荷検知装置とした。
【0006】また、請求項3によるモータの過負荷検知
装置では、比較・演算手段は過負荷判定用数値の演算
に、相電流を使用するモータの過負荷検知装置とした。
【0007】また、請求項4によるモータの過負荷検知
装置では、比較・演算手段は過負荷判定用数値の演算
に、相電流を界磁制御用の電流と、トルク制御用の電流
とに変換したものを使用するモータの過負荷検知装置と
した。
【0008】また、請求項5によるモータの過負荷検知
装置では、比較・演算手段は、過負荷判定用数値とし
て、電流の時間軸に対する積算値を使用する請求項2〜
請求項4に記載のモータ過負荷検知装置とした。
【0009】また、請求項6による記録媒体は、請求項
1に記載の、モータの過負荷検知方法を実行させるため
のプログラムを記録していることを特徴とする記録媒体
とした。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態例
を、図面を用いて説明する。
【0011】図1は、この発明によるモータ過負荷検知
装置の実施形態の一例である。同図に示すように、この
モータの過負荷検知装置100は、入力手段50と、電
流電流検出手段30と、CPU46と、RAM47と、
ROM48とより構成される比較・演算手段40と、表
示手段60と、入出力インターフェイス80と、モータ
ドライバ20と、過負荷検知の対象となる永久磁石同期
型のモータ10と、このモータ10の電気角を検出する
位置検出手段130とを、備え構成した制御装置であ
る。
【0012】入力手段50は、テープリーダ、キーボー
ド、フロッピーディスク等の記録媒体、ネットワーク通
信手段等から構成され、モータの過負荷判定基準値の演
算に必要となる数値の入力を行う。
【0013】電流検出手段30は、モータ10に実際に
流れている電流(以下モータの実電流)を検出する電流
検出器31と、この検出電流をアナログ−デジタル変換
するA/D変換器32とより構成されている。この実施
の形態例では、電流検出器31では、モータ10の実電
流の内、2相を検出している。以下では、この電流検出
手段30の出力をIrとよぶ。
【0014】位置検出手段130は、モータ10の電気
角Maを検出する。MaはCPU46に送られ、Irを
界磁制御用である電流(d軸電流)と、トルク制御用で
ある電流(q軸電流)とに変換するのに使用される。こ
こでは、このような変換をdq軸電流変換、変換された
モータ実電流をdq軸電流フィードバックIfとよぶ。
【0015】RAM47は、入力手段50からの入力数
値、この入力数値を用いてCPU46で演算された過負
荷判定基準値、電流検出手段30の出力Ir、モータ1
0の電気角Ma、Maを用いてIrをdq軸変換して求
めたdq軸電流フィードバックIf、Ifを用いてCP
U46で演算された過負荷判定用数値、およびCPU4
6で実行される過負荷判定基準値と過負荷判定用数値と
の比較結果が格納される記憶領域である。なお、このR
AM47には、制御装置100全体の電源からの電力供
給のほか、電池等による電力供給がなされ、制御装置1
00の停電による保存データの消滅が防止されている。
【0016】ROM48は、過負荷判定用の演算プログ
ラム110が格納される記憶領域である。
【0017】CPU46は、ROM48に格納した上記
演算プログラム110により、入力手段50を用いてR
AM47に格納された数値から過負荷判定基準値を演算
し、電流検出手段30から出力されるデジタル化された
モータ10の実電流Irを位置検出手段130で検出し
たモータ10の電気角Maを用いてdq軸電流フィード
バックIfに変換し、RAM47に格納されたIfを使
用して、過負荷判定用数値の演算を行い、この結果をR
AM47に格納する。さらにCPU46は、上記過負荷
判定基準値と過負荷判定用数値を常に比較し、その結果
をRAM47に格納する。さらにCPU46は上記の結
果において過負荷判定用数値が過負荷判定基準値を超え
た場合に過負荷信号70を出力する。
【0018】モータドライバ20は、電流指令90にも
とづいてモータの駆動を制御する。
【0019】この実施形態例における過負荷判定方法
は、図2に示すフローチャートに示されるようなプログ
ラム110に基づいて実行される。
【0020】このプログラム110は、過負荷判定基準
値の演算を行うのに必要な数値を入力する入力ステップ
111と、この数値から過負荷判定基準値を演算する演
算ステップ112と、モータの実電流および電気角を検
出する検出ステップ113と、この検出ステップ113
からの入力を用いて過負荷判定用数値の演算を行う演算
ステップ114と、過負荷判定基準値と過負荷判定用数
値とを比較する比較ステップ115と、この比較ステッ
プ115による比較結果に基づいて過負荷信号の主力指
令を行う判断ステップ116とを含み構成されている。
なお、プログラム110は、上述したROM48に格納
され、制御装置100の起動とともに、CPU46に呼
び出されるようになっている。
【0021】次に、上述した制御装置100によりプロ
グラム110を実行し、モータ10の過負荷を検知する
手順について説明する。
【0022】入力ステップ111では、過負荷検知対象
のモータ10の過負荷判定基準値を演算するのに必要な
数値が、テープリーダ、キーボード、ネットワーク通信
手段等の入力手段50より入力され、RAM47に格納
される。
【0023】ここで使用する過負荷判定基準値、および
その演算に必要な数値は、次のようにして求める。
【0024】一般にモータに負荷できる電流の大きさ
と、その大きさの電流を負荷できる時間とは、反比例の
関係にあると考えられる。
【0025】さらに、ある一定値以下の電流であれば無
限に近い長時間の運転を継続できる電流値が存在するは
ずである。ここでは、この無限に近い長時間運転が可能
となる電流値をサーマル電流基準値Ibとよぶ。
【0026】上記より、実際にモータに負荷できる電流
値Iを時間tの関数としてあらわせば、 I=(K/t)+Ib K:定数 (1) となる。式(1)における定数K、サーマル電流基準値
Ibを求める方法の一例としては、対象となるモータに
ついて、負荷電流の大きさと連続運転できる時間との関
係を求める実験を行い、その結果をグラフ化する方法が
ある。このようにして求めたグラフの模式図を図3に示
す。
【0027】図3でサーマル電流基準値Ibは、時間t
を無限大にしたときの負荷電流として読み取ることがで
きる。また、式(1)を変形すると K=(I−Ib)×t (2) となる。式(2)は、図3上のある時間Ttにおける負
荷電流Itを図3から読み取り、このItからサーマル
電流基準値Ibを引いたものに、上記Ttをかければ、
Kを求めることができることを示しており、対象とする
モータに固有の値であると考えられる。この関係は K=(It−Ib)×Tt (3) で表せる。そこで、この実施形態例では、式(3)で求
まるKを過負荷の判定基準値とし、サーマルリミット値
とよぶこととする。さらに、上述のTtをサーマル時
間、サーマル時間Ttにおける負荷電流Itをサーマル
電流とよぶこととする。また式(3)は、図3におい
て、電流軸I方向はIbとIt、時間軸方向は0(ゼ
ロ)とTtとに囲まれた4角形の面積がサーマルリミッ
ト値Kに相当することを示している。
【0028】上記より、入力ステップ111は、式
(3)を用いてサーマルリミット値Kを求めるのに必要
なサーマル電流基準値Ib、サーマル時間Tt、および
サーマル電流Itとを、キーボード等の入力手段50を
用いて入力するステップとなる。
【0029】次に、演算ステップ112では、入力ステ
ップ111で入力されRAM47に格納された数値を用
いて、サーマルリミット値Kが演算され、その結果がR
AM47に格納される。
【0030】検出ステップ113では、電流検出手段3
0により検出され出力されるモータ10のデジタル化さ
れた実電流IrがRAM47に格納される。さらに、位
置検出手段130で検出されたモータ10の電気角Ma
がRAM47に格納される。
【0031】演算ステップ114では、検出ステップ1
13にて検出されRAM47に格納されたIrとMaと
よりdq軸電流フィードバックIfが演算され、RAM
47に格納される。さらにこのIfを使用して、過負荷
判定用数値が演算され、その結果がRAM47に格納さ
れる。
【0032】この過負荷判定用数値は下記手順で求め
る。
【0033】この実施形態例では、過負荷判定基準値と
して式(2)を変形した式(3)より求まるサーマルリ
ミット値Kを用いている。従って、このサーマルリミッ
ト値Kと比較される過負荷判定用数値は、式(2)の右
辺に示される演算を、運転中のモータ10について行っ
て求めた数値を用いればよいことがわかる。ただし、こ
こで注意するのは、サーマルリミット値Kを求める際
に、負荷電流Iのうち、サーマル電流基準値値Ibを超
える部分のみ使用しているので、式(2)の右辺の演算
についても、負荷電流Iのうちサーマル電流基準値Ib
を超える部分のみを時間軸で積算することである。従っ
て、式(2)の右辺の、モータの負荷電流Iおよびサー
マル電流基準値Ibを、それぞれモータ10のdq軸電
流フィードバックIfと、サーマル電流基準値Ibをd
q軸電流値に変換したIdとに置き換え、IfがIdを
超える部分のみをモータ運転開始から時刻tまで積算し
た値と過負荷判定用数値とすればよい。この数値をここ
では積算電流値Sとよぶ。上記より積算電流Sは数1に
より求まる。
【0034】
【数1】
【0035】比較ステップ115では、上記の演算ステ
ップ112で演算されRAM47に格納されたサーマル
リミット値Kと、演算ステップ114で演算されRAM
47に格納された積算電流値Sと、が比較され、その結
果がRAM47に格納される。
【0036】さらに、判断ステップ116では、比較ス
テップ115でRAM47内に格納された比較結果にお
いて、積算電流値Sがサーマルリミット値Kを超えたと
きにモータ10が過負荷になったと判断し、過負荷信号
70が表示手段60に出力されるとともに、モータドラ
イバ20に対しても出力され、モータ10の運転が停止
される。
【0037】このような一連の処理による過負荷判定
が、プログラム110によって実行されるよう構成され
ている。
【0038】ここで、図1に示すように、dq軸電流フ
ィードバックIfはモータドライバ20への入力のフィ
ードバックとしても使用されているが、これは従来より
用いられている方法である。が、従来の過負荷検知装置
はこの電流フィードバックを過負荷検知には使用してお
らず、電流指令を使用している。
【0039】この実施形態例は、従来から検出されては
いたが、モータの駆動にのみ利用されていたこのdq軸
電流フィードバックIfに着目し、これをモータの過負
荷検知に利用している。
【0040】電流指令90は、ここで述べたように、d
q電流フィードバックIfも利用して演算され、モータ
ドライバ20へ入力されるが、モータの実際の運転状況
に対してわずかでは常にある遅れをもっている。そのた
め、モータ制御系が最適に近い条件でない場合には、d
q軸電流フィードバックIfと電流指令90とはかなり
異なることとなるので、電流指令90を過負荷検知に使
用すると、検知誤差が大きくなる。これに対してdq軸
電流フィードバックIfは、モータの実際の運転状況を
直接にあらわす値であるため、過負荷検知に利用するこ
とで、電流指令90を利用した時よりも誤差の小さな過
負荷検知が可能となる。
【0041】このように、dq軸電流フィードバック、
従って、実際にモータに流れている電流を過負荷検知に
使用することで、誤差の小さい過負荷検知を行うことが
できる。
【0042】なお、本発明は、前述の実施形態例に限定
されるものではなく、次に示す変形をも含むものであ
る。
【0043】すなわち、前述の実施形態例では、電流検
出器30の出力Irを、モータ10の電気角Maを用い
て、dq軸電流フィードバックIfにCPU46でdq
軸変換するよう構成されている。しかし、これに限ら
ず、Irから3相それぞれの相電流をCPU46で演算
して、この3相の相電流フィードバックを用いるよう構
成してもよい。
【0044】また、前述の実施形態例では、過負荷信号
70を、モータドライバ20に対して、出力している
が、この過負荷信号70を、電流指令90を指令する演
算装置(図示せず)側に出力し、電流指令90を必要な
値に変更させるといった方法をとってもよい。
【0045】さらに、前述の実施形態例では、過負荷検
知を実行させるプログラム110は、演算・比較手段4
0のROM48の領域に記録されていたが、これに限ら
ず、プログラム110がRAM47に格納されるような
演算・比較手段に本発明を利用しても、この実施形態例
で述べた効果と同様な効果を得ることができる。
【0046】さらに、この実施形態例に係る過負荷検知
方法を実行させるプログラムは、コンピュータ読み取り
可能な記録媒体に記録され、制御装置100の入力手段
50から必要に応じて入力可能となっているのが望まし
い。
【0047】ここで、コンピュータ読み取り可能な記録
媒体とは、NC装置、コンピュータ等のプログラム作成
装置等で読み取り可能な記録媒体をいい、紙テープのほ
か、ハードディスクやプロッピーディスク等の磁気記録
媒体、CD−ROMやCD−R等の光記録媒体、MO等
の光磁気記録媒体、およびフラッシュメモリ等の記録媒
体をも、含むものである。
【0048】そして、このような記録媒体には、上述し
た過負荷検知を実行させるプログラム本体のほか、バー
ジョン情報、作成者等のプログラム群を管理する情報
や、プログラム読み出し側のOS(オペレーティングシ
ステム)等に依存する情報、たとえばプログラムをOS
上で識別表示するアイコン等の情報をも記録し得る。
【0049】さらに、上述した記録媒体は、過負荷検知
を実行させるプログラムを含む種々のプログラムを、コ
ンピュータにインストールするためのプログラムや、こ
のインストールプログラムが圧縮されている場合に、解
凍するプログラムを含めることもできる。
【0050】すなわち、このような記録媒体によれば、
記録媒体を介して種々の制御装置にプログラムをインス
トールすることが可能となるので、上述したプログラム
の汎用性が向上する。特に、記録媒体がOS情報、イン
ストールプログラム、解凍プログラム等を含んでいれ
ば、インストール作業の簡単化が図られるので、プログ
ラムの汎用性は一層向上する。
【0051】また、前述の実施形態に係る過負荷検知を
実行させるプログラム110は、このプログラム110
がインストールされた制御装置100の動作自体を制御
するものであったがこれに限らない。
【0052】すなわち、ネットワーク上で外部端末から
プログラムをインストールし、実際の制御がネットワー
ク上のホストコンピュータによって遂行されるものであ
っても、ネットワークを介して外部の記録媒体から、プ
ログラムを含み情報群を出力装置に供給するような構成
であっても、本発明を利用することができ、前述の実施
形態例の効果と同様な効果を得ることができる。
【0053】さらに、本発明に係る過負荷検知方法は、
前述の実施形態例のように、1つのモータから構成され
る装置に利用するばかりでなく、複数のモータから構成
されるシステムに適用してもよい。この場合、本発明を
達成するためのソフトウェアによって表されるプログラ
ムを格納した記録媒体を、そのシステムに読み出すこと
によって、そのシステムが本発明の効果を得ることがで
きる。
【0054】具体的には、このプログラムをネットワー
ク上のデータベースから通信プログラムによりダウンロ
ードして読み出すことによって、そのシステムが本発明
の効果を得ることが可能となる。なお、このようなプロ
グラムの読み出しは、1つのモータから構成される装置
であっても、採用することが可能である。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、この発明のモータの
過負荷検知方法、そのモータの過負荷検知方法を行う過
負荷検知装置、およびその過負荷検知方法をコンピュー
タに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体によれば、誤差の小さい過負荷検知
方法を行うことができるので、モータの焼損、破損を未
然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による過負荷検知装置の実施形態の一
例を示す概略構成図である。
【図2】この発明による過負荷判定処理プログラムを示
すフローチャートである。
【図3】モータの負荷電流と負荷時間の関係を示す線図
(模式図)である。
【符号の説明】
10 永久磁石同期型モータ 20 モータドライバ 30 電流検出手段 31 電流検出器 32 A/D変換器 40 演算・比較手段 46 CPU 47 RAM 48 ROM 50 入力手段 60 表示手段 70 過負荷信号 If 電流フィードバック Ir モータの実電流 Ma モータの電気角 80 入出力インターフェース 90 電流指令 100 制御装置 130 位置検出手段 K サーマルリミット値 S 積算電流値
フロントページの続き Fターム(参考) 5G044 AA01 AC02 AD01 AD05 AE01 CA01 5H560 BB04 BB12 DC12 EB01 GG04 JJ04 RR10 TT11 TT12 TT15 TT20 XA02 XA13 5H570 AA11 BB09 DD04 GG01 HB07 HB20 JJ03 JJ16 LL02 LL15 LL28 MM01 MM02 MM04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの過負荷検知方法において、過負
    荷判定の基準となる過負荷判定基準値を演算するために
    必要な数値を入力し、この入力された数値を使用して過
    負荷判定基準値を演算し、前記モータに実際に流れてい
    る電流を検出し、この検出した前記モータに実際に流れ
    ている電流から過負荷判定用数値を演算し、この過負荷
    判定用数値と前記過負荷判定基準値とを比較し、過負荷
    判定用数値が過負荷判定基準値を超えた場合に過負荷信
    号を出力する、ことを特徴とするモータの過負荷検知方
    法。
  2. 【請求項2】 モータの過負荷検知装置において、過負
    荷判定の基準となる過負荷判定基準値を演算するために
    必要な数値を入力する入力手段と、前記モータに実際に
    流れている電流を検出する検出手段と、前記入力手段を
    用いて入力された数値を使用して過負荷判定基準値を演
    算し、前記検出手段が読み取った前記モータに実際に流
    れている電流から過負荷判定用数値を演算し、この過負
    荷判定用数値と前記過負荷判定基準値とを比較し、過負
    荷判定用数値が過負荷判定基準値を超えた場合に過負荷
    信号を出力する比較・演算手段と、を有して構成するこ
    とを特徴とするモータの過負荷検知装置。
  3. 【請求項3】 前記比較・演算手段は、過負荷判定用数
    値の演算に、相電流を用いるものであることを特徴とす
    る請求項2に記載のモータ過負荷検知装置。
  4. 【請求項4】 前記比較・演算手段は、過負荷判定用数
    値の演算に、相電流を界磁制御用の電流とトルク制御用
    の電流とに変換したものを用いるものであることを特徴
    とする請求項2に記載のモータ過負荷検知装置。
  5. 【請求項5】 前記比較・演算手段は、過負荷判定用数
    値として電流の時間軸に対する積算値を用いるものであ
    ることを特徴とする請求項2〜請求項4に記載のモータ
    過負荷検知装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のモータの過負荷検知方
    法を実行させるためのプログラムを記録した、コンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (7)

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