JP2001016320A - ハンズフリー電話装置 - Google Patents
ハンズフリー電話装置Info
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- JP2001016320A JP2001016320A JP18839199A JP18839199A JP2001016320A JP 2001016320 A JP2001016320 A JP 2001016320A JP 18839199 A JP18839199 A JP 18839199A JP 18839199 A JP18839199 A JP 18839199A JP 2001016320 A JP2001016320 A JP 2001016320A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】操作性が良好な「ハンズフリー電話装置」を提
供する。 【解決手段】登録番号に対応して電話番号などの登録デ
ータが予め登録されたメモリを有する携帯電話機から該
登録データを受信して、その内容を音声出力する機能を
有するハンズフリー電話装置である。ユーザにより番号
検索についての所定のスイッチ操作が行われたなれば
(a)、該操作により選択された登録番号を含むメモリ
読出要求を携帯電話機に送る(b)。これとほぼ同時
に、該登録番号についての音声案内を開始し(d)、こ
の音声案内と並行的に携帯電話機から対応する登録デー
タを受信し(c)、登録番号についての音声案内に引き
続き、受信した登録データの内容を音声案内する。ユー
ザの入力操作から音声案内が開始されるまでの待ち時間
(t)は非常に短い。
供する。 【解決手段】登録番号に対応して電話番号などの登録デ
ータが予め登録されたメモリを有する携帯電話機から該
登録データを受信して、その内容を音声出力する機能を
有するハンズフリー電話装置である。ユーザにより番号
検索についての所定のスイッチ操作が行われたなれば
(a)、該操作により選択された登録番号を含むメモリ
読出要求を携帯電話機に送る(b)。これとほぼ同時
に、該登録番号についての音声案内を開始し(d)、こ
の音声案内と並行的に携帯電話機から対応する登録デー
タを受信し(c)、登録番号についての音声案内に引き
続き、受信した登録データの内容を音声案内する。ユー
ザの入力操作から音声案内が開始されるまでの待ち時間
(t)は非常に短い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用などとして
用いられるハンズフリー電話装置に関し、特に携帯電話
機等が備えるメモリに登録された電話番号等のデータの
転送を受けてその内容を音声出力する機能を有するハン
ズフリー電話装置に関する。
用いられるハンズフリー電話装置に関し、特に携帯電話
機等が備えるメモリに登録された電話番号等のデータの
転送を受けてその内容を音声出力する機能を有するハン
ズフリー電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車電話は飛躍的に普及してお
り、従来のハンドセット電話装置に加え、当該ハンドセ
ット操作時の片手運転を回避するために、ハンズフリー
セット電話装置も開発されている。
り、従来のハンドセット電話装置に加え、当該ハンドセ
ット操作時の片手運転を回避するために、ハンズフリー
セット電話装置も開発されている。
【0003】この場合、自動車専用電話機は、一旦自動
車を離れると使用できないことから、従来の汎用携帯電
話機をハンズフリーセット電話装置に接続可能に構成
し、乗車中は自動車電話として使用可能とする一方で、
自動車を離れたときは携帯電話として使用できるように
したものも提案されている。
車を離れると使用できないことから、従来の汎用携帯電
話機をハンズフリーセット電話装置に接続可能に構成
し、乗車中は自動車電話として使用可能とする一方で、
自動車を離れたときは携帯電話として使用できるように
したものも提案されている。
【0004】ところで、携帯電話機は一般に電話番号登
録機能(電話帳機能)を備えており、予め登録番号に対
応して電話番号や相手氏名(または名称)などを登録し
ておき、ボタン操作によりディスプレイ表示させて、発
信時に電話番号をフルダイヤルする手間を省き、操作性
の向上を図っている。
録機能(電話帳機能)を備えており、予め登録番号に対
応して電話番号や相手氏名(または名称)などを登録し
ておき、ボタン操作によりディスプレイ表示させて、発
信時に電話番号をフルダイヤルする手間を省き、操作性
の向上を図っている。
【0005】乗車中はディスプレイを目視することがで
きない場合があるため、ハンズフリー電話装置において
は、電話機に登録された電話番号や氏名などを音声出力
により通知して、通話相手の電話番号を検索・発信でき
るようにしている。
きない場合があるため、ハンズフリー電話装置において
は、電話機に登録された電話番号や氏名などを音声出力
により通知して、通話相手の電話番号を検索・発信でき
るようにしている。
【0006】ユーザがこのような音声案内による電話番
号検索機能を利用するため、スイッチボックスに設けら
れた所定のスイッチを操作(押下)すると、ハンズフリ
ー電話装置は、登録番号(例えば、該スイッチの押下回
数に対応する番号)を含むメモリ読出要求(転送要求)
をハーネスで電気的に接続された携帯電話機に送る。携
帯電話機はこのメモリ読出要求に含まれる登録番号に基
づきメモリを検索して、該登録番号に対応する電話番号
や氏名などのデータを読み出し、ハンズフリー電話装置
に転送する。
号検索機能を利用するため、スイッチボックスに設けら
れた所定のスイッチを操作(押下)すると、ハンズフリ
ー電話装置は、登録番号(例えば、該スイッチの押下回
数に対応する番号)を含むメモリ読出要求(転送要求)
をハーネスで電気的に接続された携帯電話機に送る。携
帯電話機はこのメモリ読出要求に含まれる登録番号に基
づきメモリを検索して、該登録番号に対応する電話番号
や氏名などのデータを読み出し、ハンズフリー電話装置
に転送する。
【0007】これを受信したハンズフリー電話装置は、
まず、登録番号を音声出力し、次いで、該データに氏名
が含まれる場合には当該氏名を、氏名が含まれない場合
には電話番号をスピーカから音声出力する。該ユーザは
音声出力された氏名や電話番号などを判断して、適切な
通話相手である場合には、フックスイッチの押下により
発信し、適切でない場合にはさらに同様の操作を行って
検索することができる。
まず、登録番号を音声出力し、次いで、該データに氏名
が含まれる場合には当該氏名を、氏名が含まれない場合
には電話番号をスピーカから音声出力する。該ユーザは
音声出力された氏名や電話番号などを判断して、適切な
通話相手である場合には、フックスイッチの押下により
発信し、適切でない場合にはさらに同様の操作を行って
検索することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハンズフリー電話装置によると、電話番号の検索のため
に該当するスイッチを操作してから、登録番号を含むメ
モリ読出要求が携帯電話機に送られ、対応するデータの
転送を受けたのちに、音声出力を開始するようにしてい
るので、該スイッチの押下から音声出力までの間の待ち
時間が長く、操作性を損なう一因となっていた。
ハンズフリー電話装置によると、電話番号の検索のため
に該当するスイッチを操作してから、登録番号を含むメ
モリ読出要求が携帯電話機に送られ、対応するデータの
転送を受けたのちに、音声出力を開始するようにしてい
るので、該スイッチの押下から音声出力までの間の待ち
時間が長く、操作性を損なう一因となっていた。
【0009】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、入力操作をしてから音声出
力が開始されるまでの時間を短縮して、操作性が良好な
ハンズフリー電話装置を提供することを目的とする。
鑑みてなされたものであり、入力操作をしてから音声出
力が開始されるまでの時間を短縮して、操作性が良好な
ハンズフリー電話装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のハンズフリー電話装置(1)は、複数の登
録データが識別情報(例えば、登録番号)に対応して予
め登録された電話機(2)に対して、ユーザの入力操作
により選択された識別情報を含む転送要求を送り、該電
話機から転送された登録データの内容を音声出力するよ
うにしたハンズフリー電話装置において、前記データ転
送要求に含まれる識別情報についての音声出力を、該転
送要求に対応して転送される登録データの受信前に開始
することを特徴とする。この場合において、特に限定さ
れないが、前記登録データは、少なくとも電話番号を含
むデータとすることができる。
に、本発明のハンズフリー電話装置(1)は、複数の登
録データが識別情報(例えば、登録番号)に対応して予
め登録された電話機(2)に対して、ユーザの入力操作
により選択された識別情報を含む転送要求を送り、該電
話機から転送された登録データの内容を音声出力するよ
うにしたハンズフリー電話装置において、前記データ転
送要求に含まれる識別情報についての音声出力を、該転
送要求に対応して転送される登録データの受信前に開始
することを特徴とする。この場合において、特に限定さ
れないが、前記登録データは、少なくとも電話番号を含
むデータとすることができる。
【0011】本発明のハンズフリー電話装置によると、
識別情報を含む転送要求に対する登録データを受信する
前に、該転送要求する時点で既知である識別情報の音声
出力を開始するようにしたので、この識別情報の音声出
力中に対応する登録データを電話機から受信することが
できる。したがって、この識別情報の音声出力に続いて
対応する登録データの内容を音声出力することができ、
ハンズフリー電話装置のユーザの観点からは、入力操作
した直後から音声出力が開始され、一連の音声出力がな
されるので、電話機との間の通信による待ち時間を認識
することがなくなり、操作性を向上することができる。
識別情報を含む転送要求に対する登録データを受信する
前に、該転送要求する時点で既知である識別情報の音声
出力を開始するようにしたので、この識別情報の音声出
力中に対応する登録データを電話機から受信することが
できる。したがって、この識別情報の音声出力に続いて
対応する登録データの内容を音声出力することができ、
ハンズフリー電話装置のユーザの観点からは、入力操作
した直後から音声出力が開始され、一連の音声出力がな
されるので、電話機との間の通信による待ち時間を認識
することがなくなり、操作性を向上することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明のハンズフリー電話装
置の実施形態を示す外観図、図2は同実施形態の回路ブ
ロック図、図3は同実施形態における処理のタイミング
を示す図である。
基づいて説明する。図1は本発明のハンズフリー電話装
置の実施形態を示す外観図、図2は同実施形態の回路ブ
ロック図、図3は同実施形態における処理のタイミング
を示す図である。
【0013】本実施形態のハンズフリー電話装置1は、
携帯電話機2を接続して自動車用電話としても、あるい
は汎用携帯電話機そのものとしても使用できるものであ
り、制御器11と操作器12とから構成されている。
携帯電話機2を接続して自動車用電話としても、あるい
は汎用携帯電話機そのものとしても使用できるものであ
り、制御器11と操作器12とから構成されている。
【0014】操作器12には、通話相手に送信すべきユ
ーザ(このハンズフリー電話装置の使用者であり、たと
えば運転者)の音声を取り込むための外部マイクロホン
121が内蔵されている。また、発着信時に操作するフ
ックスイッチ122と、電話をかけるときに電話帳機能
を利用して相手の電話番号を検索・選択したり、各種の
操作を選択するためのアップスイッチ123およびダウ
ンスイッチ124がボタン式スイッチとして備えられて
いる。この操作器12は、たとえば右ハンドル車であれ
ば室内の右フロントピラーに取り付けられて、運転者が
そのまま操作できるようになっている。
ーザ(このハンズフリー電話装置の使用者であり、たと
えば運転者)の音声を取り込むための外部マイクロホン
121が内蔵されている。また、発着信時に操作するフ
ックスイッチ122と、電話をかけるときに電話帳機能
を利用して相手の電話番号を検索・選択したり、各種の
操作を選択するためのアップスイッチ123およびダウ
ンスイッチ124がボタン式スイッチとして備えられて
いる。この操作器12は、たとえば右ハンドル車であれ
ば室内の右フロントピラーに取り付けられて、運転者が
そのまま操作できるようになっている。
【0015】図2に示されるように、この操作器12と
後述する制御器11とは、4極ピンジャックを有するハ
ーネス125によって接続され、4極のうちの2極は電
源ライン125aとグランドライン125dとされ、残
りの2極は信号ライン125b,125cとされてい
る。
後述する制御器11とは、4極ピンジャックを有するハ
ーネス125によって接続され、4極のうちの2極は電
源ライン125aとグランドライン125dとされ、残
りの2極は信号ライン125b,125cとされてい
る。
【0016】この信号ラインの一方125bは、外部マ
イクロホン121に接続されて、当該外部マイクロホン
121に入力された音声信号を送信する。これに対し
て、信号ラインの他方125cは、操作器12に設けら
れた3つの操作スイッチ122,123,124からの
スイッチ信号を送信する。
イクロホン121に接続されて、当該外部マイクロホン
121に入力された音声信号を送信する。これに対し
て、信号ラインの他方125cは、操作器12に設けら
れた3つの操作スイッチ122,123,124からの
スイッチ信号を送信する。
【0017】一方、制御器11には、通話相手からの音
声や電話番号の案内などを室内へ出力するための外部ス
ピーカ111が内蔵されており、この制御器11は車室
内の適宜箇所に置かれる。制御器11には電源用ハーネ
ス115によって車載バッテリからの12V電源が供給
され、16芯コネクタ116Zを有する電話機ハーネス
116によって携帯電話機2と接続される。
声や電話番号の案内などを室内へ出力するための外部ス
ピーカ111が内蔵されており、この制御器11は車室
内の適宜箇所に置かれる。制御器11には電源用ハーネ
ス115によって車載バッテリからの12V電源が供給
され、16芯コネクタ116Zを有する電話機ハーネス
116によって携帯電話機2と接続される。
【0018】そして、携帯電話機2で受信された通話相
手の音声信号は、電話機ハーネス116を通って受信音
声端子116aに至り、音声処理回路117で音声処理
されたのち、ハウリングを防止するためのエコーキャン
セル回路であるアッテネータ制御回路118、およびパ
ワーアンプ119を介して外部スピーカ111から出力
される。
手の音声信号は、電話機ハーネス116を通って受信音
声端子116aに至り、音声処理回路117で音声処理
されたのち、ハウリングを防止するためのエコーキャン
セル回路であるアッテネータ制御回路118、およびパ
ワーアンプ119を介して外部スピーカ111から出力
される。
【0019】一方、操作器12の外部マイクロホン12
1から入力された運転者の音声信号は、信号ライン12
5bを介して音声処理回路117に至り、ここで音声処
理されたのち、送信音声端子116bから電話機ハーネ
ス116を通って携帯電話機2に送信される。
1から入力された運転者の音声信号は、信号ライン12
5bを介して音声処理回路117に至り、ここで音声処
理されたのち、送信音声端子116bから電話機ハーネ
ス116を通って携帯電話機2に送信される。
【0020】ちなみに、電話機ハーネス116の信号ラ
イン端子のうち、116cは受信シリアル信号端子、1
16dは送信シリアル信号端子であり、携帯電話機2と
マイクロコンピュータ114の通信処理回路との間で制
御信号やデータの交信が実行される。
イン端子のうち、116cは受信シリアル信号端子、1
16dは送信シリアル信号端子であり、携帯電話機2と
マイクロコンピュータ114の通信処理回路との間で制
御信号やデータの交信が実行される。
【0021】また、操作器12では、4極ピンジャック
を有するハーネス125のうちの2本の信号ライン12
5bおよび125cが、マイクロコンピュータ114の
第1入力ポート112および第2入力ポート113にそ
れぞれ接続され、これら2本の信号ラインを用いて3つ
の操作スイッチ122,123,124の判別が行われ
る。
を有するハーネス125のうちの2本の信号ライン12
5bおよび125cが、マイクロコンピュータ114の
第1入力ポート112および第2入力ポート113にそ
れぞれ接続され、これら2本の信号ラインを用いて3つ
の操作スイッチ122,123,124の判別が行われ
る。
【0022】制御器11のマイクロコンピュータ114
は、操作器12の操作スイッチ122,123,124
からの操作信号に応じた各種制御の他、外部マイクロホ
ン121に入力された運転者の音声信号を携帯電話機2
に送信する制御や携帯電話機2から送られてきた通話相
手の音声信号を外部スピーカ111に出力する制御など
を実行する。
は、操作器12の操作スイッチ122,123,124
からの操作信号に応じた各種制御の他、外部マイクロホ
ン121に入力された運転者の音声信号を携帯電話機2
に送信する制御や携帯電話機2から送られてきた通話相
手の音声信号を外部スピーカ111に出力する制御など
を実行する。
【0023】このハンズフリー電話装置1は、携帯電話
機2の電話帳機能(電話番号登録機能)と連携して、音
声案内による電話番号の検索機能を備えている。携帯電
話機2の電話帳機能は、メモリアドレスなどの登録番号
(識別情報)に対応して電話番号や相手氏名(または名
称)を予めメモリに登録しておき、必要に応じて登録番
号などを指定することにより対応する電話番号を発信電
話番号として設定する機能である。なお、特に限定され
ないが、この実施形態では、登録データの数は100個
とし、登録番号は「00」〜「99」であるものとす
る。
機2の電話帳機能(電話番号登録機能)と連携して、音
声案内による電話番号の検索機能を備えている。携帯電
話機2の電話帳機能は、メモリアドレスなどの登録番号
(識別情報)に対応して電話番号や相手氏名(または名
称)を予めメモリに登録しておき、必要に応じて登録番
号などを指定することにより対応する電話番号を発信電
話番号として設定する機能である。なお、特に限定され
ないが、この実施形態では、登録データの数は100個
とし、登録番号は「00」〜「99」であるものとす
る。
【0024】図3は音声案内による電話番号の検索機能
を実現する際のハンズフリー電話装置1のマイクロコン
ピュータ114が実行する処理のタイミングを示す図で
ある。
を実現する際のハンズフリー電話装置1のマイクロコン
ピュータ114が実行する処理のタイミングを示す図で
ある。
【0025】まず、ユーザは、電話帳検索を指示するた
めの所定の操作(ここではたとえば、操作器12のアッ
プスイッチ123またはダウンスイッチ124をオン
(押下)する操作とする)を行う。なお、このときのデ
フォルトの登録番号は「00」であり、所定の間隔でア
ップスイッチ123を1回オンすると、登録番号は「0
1」を、2回オンすると「02」を、3回オンすると
「03」を、というように、アップスイッチ123のオ
ンの回数により登録番号を指定することができる。アッ
プスイッチ123は1回オンする毎に1ずつ指定登録番
号が増加(アップ)していくが、これと反対にダウンス
イッチ124は1回オンする毎に1ずつ指定登録番号が
減少(ダウン)するようになっている。ただし、登録番
号の指定入力の方法は、かかるスイッチ123,124
の操作に限られず、他の方法で、あるいは他の仕様上の
約束に従って指定入力するようにしてもよい。
めの所定の操作(ここではたとえば、操作器12のアッ
プスイッチ123またはダウンスイッチ124をオン
(押下)する操作とする)を行う。なお、このときのデ
フォルトの登録番号は「00」であり、所定の間隔でア
ップスイッチ123を1回オンすると、登録番号は「0
1」を、2回オンすると「02」を、3回オンすると
「03」を、というように、アップスイッチ123のオ
ンの回数により登録番号を指定することができる。アッ
プスイッチ123は1回オンする毎に1ずつ指定登録番
号が増加(アップ)していくが、これと反対にダウンス
イッチ124は1回オンする毎に1ずつ指定登録番号が
減少(ダウン)するようになっている。ただし、登録番
号の指定入力の方法は、かかるスイッチ123,124
の操作に限られず、他の方法で、あるいは他の仕様上の
約束に従って指定入力するようにしてもよい。
【0026】図3(a)に示されるように、ユーザによ
りスイッチ123,124がオンされ(ここではアップ
スイッチ123またはダウンスイッチ124が1回オン
されたものとする)、これを検出すると、図3(b)に
示されるように、マイクロコンピュータ114は、登録
番号(ここでは「00」)を含むメモリ読出要求(転送
要求)を携帯電話機2に送る。
りスイッチ123,124がオンされ(ここではアップ
スイッチ123またはダウンスイッチ124が1回オン
されたものとする)、これを検出すると、図3(b)に
示されるように、マイクロコンピュータ114は、登録
番号(ここでは「00」)を含むメモリ読出要求(転送
要求)を携帯電話機2に送る。
【0027】また、これと同時に、マイクロコンピュー
タ114は、図3(d)に示されるように、当該登録番
号(すなわち、当該メモリ読出要求に設定された登録番
号)をスピーカ111を介して音声出力するための処理
(音声案内)を行う。
タ114は、図3(d)に示されるように、当該登録番
号(すなわち、当該メモリ読出要求に設定された登録番
号)をスピーカ111を介して音声出力するための処理
(音声案内)を行う。
【0028】この音声出力処理は、以下のように実行さ
れる。すなわち、図2の音声合成ROM114bには、
いわゆる50音(濁音、半濁音、拗音などを含む)や特
定の文字列に対応して音声データが格納されており、音
声出力すべき文字列をこれを構成する音に分解して、対
応する音声データを抽出し、マイクロコンピュータ11
4が備える不図示の音源回路により音声信号に変換し
て、パワーアンプ119に送り、該当する音声案内をス
ピーカ111から出力する。
れる。すなわち、図2の音声合成ROM114bには、
いわゆる50音(濁音、半濁音、拗音などを含む)や特
定の文字列に対応して音声データが格納されており、音
声出力すべき文字列をこれを構成する音に分解して、対
応する音声データを抽出し、マイクロコンピュータ11
4が備える不図示の音源回路により音声信号に変換し
て、パワーアンプ119に送り、該当する音声案内をス
ピーカ111から出力する。
【0029】マイクロコンピュータ114からのメモリ
読出要求を受信した携帯電話機2は、該携帯電話機2の
メモリから該登録番号「00」に対応する登録データ
(ここでは電話番号および相手氏名が登録されているも
のとする)を読み出して、マイクロコンピュータ114
に転送する。マイクロコンピュータ114は、図3
(c)に示されるように、携帯電話機2から当該登録デ
ータを受信し、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
114aに当該登録データを記憶保持(格納)する。
読出要求を受信した携帯電話機2は、該携帯電話機2の
メモリから該登録番号「00」に対応する登録データ
(ここでは電話番号および相手氏名が登録されているも
のとする)を読み出して、マイクロコンピュータ114
に転送する。マイクロコンピュータ114は、図3
(c)に示されるように、携帯電話機2から当該登録デ
ータを受信し、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
114aに当該登録データを記憶保持(格納)する。
【0030】次いで、図3(d)に示されるように、マ
イクロコンピュータ114は、転送されてRAM114
aに格納された登録データについて、前記と同様の音声
出力処理を実行することにより、当該登録データの内容
をスピーカ111から音声出力する。
イクロコンピュータ114は、転送されてRAM114
aに格納された登録データについて、前記と同様の音声
出力処理を実行することにより、当該登録データの内容
をスピーカ111から音声出力する。
【0031】この実施形態では、登録データとして電話
番号および相手氏名が登録されているものとしたので、
この場合における音声出力は、相手氏名について行われ
る。登録データが電話番号のみで相手氏名を含まない場
合には、当該電話番号について音声出力が行われる。
番号および相手氏名が登録されているものとしたので、
この場合における音声出力は、相手氏名について行われ
る。登録データが電話番号のみで相手氏名を含まない場
合には、当該電話番号について音声出力が行われる。
【0032】上述した実施形態によると、登録番号(識
別情報)を含むメモリ読出要求(転送要求)に対する登
録データ(電話番号、相手氏名など)を受信する前、よ
り正確には、メモリ読出要求を携帯電話機2に送るのと
同時に(ただし、多少前後してもよい)、該登録番号の
音声出力を開始するようにしたので、この登録番号の音
声出力中に対応する登録データを携帯電話機2から受信
することができ、したがって、この登録番号の音声出力
に続いて対応する登録データの内容を音声出力すること
ができる。
別情報)を含むメモリ読出要求(転送要求)に対する登
録データ(電話番号、相手氏名など)を受信する前、よ
り正確には、メモリ読出要求を携帯電話機2に送るのと
同時に(ただし、多少前後してもよい)、該登録番号の
音声出力を開始するようにしたので、この登録番号の音
声出力中に対応する登録データを携帯電話機2から受信
することができ、したがって、この登録番号の音声出力
に続いて対応する登録データの内容を音声出力すること
ができる。
【0033】これにより、ユーザが番号検索のためのス
イッチ操作を行った直後に、待ち時間なく、登録番号に
ついての音声出力が開始され、これに引き続いて相手氏
名などの一連の音声出力がなされるので、ユーザは携帯
電話機2から登録データを受信するために要する待ち時
間を認識することがなくなり、操作性を大幅に向上する
ことができる。
イッチ操作を行った直後に、待ち時間なく、登録番号に
ついての音声出力が開始され、これに引き続いて相手氏
名などの一連の音声出力がなされるので、ユーザは携帯
電話機2から登録データを受信するために要する待ち時
間を認識することがなくなり、操作性を大幅に向上する
ことができる。
【0034】参考のため、図3に示した本実施形態の処
理のタイミングチャートに対応する従来技術のタイミン
グチャートを図4に示す。従来技術では、図4に示され
るように、番号検索のためのスイッチ操作を行ってから
(図4(a))、音声案内が開始されるまでには、登録
データの受信などの処理(図4(b),(c))に要す
る時間が経過するまで待つ必要があり、その待ち時間は
Tである。
理のタイミングチャートに対応する従来技術のタイミン
グチャートを図4に示す。従来技術では、図4に示され
るように、番号検索のためのスイッチ操作を行ってから
(図4(a))、音声案内が開始されるまでには、登録
データの受信などの処理(図4(b),(c))に要す
る時間が経過するまで待つ必要があり、その待ち時間は
Tである。
【0035】これに対して、本実施形態では、図3に示
されるように、番号検索のためのスイッチ操作を行って
から(図3(a))、登録データの受信などの処理(図
3(b),(c))に要する時間の経過を待たないの
で、音声案内が開始されるまでの待ち時間はtであり、
この待ち時間tは従来の待ち時間Tと比較して極めて短
い時間であることが理解できる。ここで、図3および図
4において、ハイレベルは待機状態を、ローレベルは対
応する処理の実行状態を示している。
されるように、番号検索のためのスイッチ操作を行って
から(図3(a))、登録データの受信などの処理(図
3(b),(c))に要する時間の経過を待たないの
で、音声案内が開始されるまでの待ち時間はtであり、
この待ち時間tは従来の待ち時間Tと比較して極めて短
い時間であることが理解できる。ここで、図3および図
4において、ハイレベルは待機状態を、ローレベルは対
応する処理の実行状態を示している。
【0036】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0037】たとえば、上述の実施形態は、携帯電話機
のメモリに登録された電話番号に関する登録データの音
声案内に本発明を適用した場合であるが、本発明はこれ
に限定されず、携帯電話機のメモリに記憶された他のデ
ータについてその内容を音声案内する場合であっても勿
論適用することができる。
のメモリに登録された電話番号に関する登録データの音
声案内に本発明を適用した場合であるが、本発明はこれ
に限定されず、携帯電話機のメモリに記憶された他のデ
ータについてその内容を音声案内する場合であっても勿
論適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、入力
操作をしてから音声出力が開始されるまでの時間が短縮
されるので、操作性が良好なハンズフリー電話装置が提
供されるという効果がある。
操作をしてから音声出力が開始されるまでの時間が短縮
されるので、操作性が良好なハンズフリー電話装置が提
供されるという効果がある。
【図1】本発明のハンズフリー電話装置の実施形態を示
す外観図である。
す外観図である。
【図2】本発明のハンズフリー電話装置の実施形態を示
す回路ブロック図である。
す回路ブロック図である。
【図3】本発明のハンズフリー電話装置における処理の
タイミングを示す図である。
タイミングを示す図である。
【図4】従来のハンズフリー電話装置における処理のタ
イミングを示す図である。
イミングを示す図である。
1…ハンズフリー電話装置 11…制御器 111…外部スピーカ 114…マイクロコンピュータ 114a…RAM(メモリ) 114b…音声合成ROM 12…操作器 121…外部マイクロホン 122…フックスイッチ 123…アップスイッチ 124…ダウンスイッチ 2…携帯電話機(電話機)
Claims (2)
- 【請求項1】複数の登録データが識別情報に対応して予
め登録された電話機に対して、ユーザの入力操作により
選択された識別情報を含む転送要求を送り、該電話機か
ら転送された登録データの内容を音声出力するようにし
たハンズフリー電話装置において、 前記データ転送要求に含まれる識別情報についての音声
出力を、該転送要求に対応して転送される登録データの
受信前に開始することを特徴とするハンズフリー電話装
置。 - 【請求項2】前記登録データは、少なくとも電話番号を
含むことを特徴とする請求項1記載のハンズフリー電話
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18839199A JP2001016320A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | ハンズフリー電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18839199A JP2001016320A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | ハンズフリー電話装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001016320A true JP2001016320A (ja) | 2001-01-19 |
Family
ID=16222823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18839199A Pending JP2001016320A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | ハンズフリー電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001016320A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100393631B1 (ko) * | 2001-02-15 | 2003-08-02 | 삼성전자주식회사 | 이어폰-마이크로폰을 이용한 휴대용 무선 전화기의 음성안내 방법 |
-
1999
- 1999-07-02 JP JP18839199A patent/JP2001016320A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100393631B1 (ko) * | 2001-02-15 | 2003-08-02 | 삼성전자주식회사 | 이어폰-마이크로폰을 이용한 휴대용 무선 전화기의 음성안내 방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060613 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20060719 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060815 |