JP2001016229A - 送信集中サブレイヤサブネットワーク接続を自動保護切り換えするためのatmネットワーク要素及び方法 - Google Patents
送信集中サブレイヤサブネットワーク接続を自動保護切り換えするためのatmネットワーク要素及び方法Info
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Abstract
自動保護切り換えする方法及びATMネットワーク要素
を提供する。 【解決手段】 ネットワーク要素は、機能側送信集中サ
ブレイヤエンティティ(TCS-W)と保護側送信集中サブレ
イヤエンティティ(TCS-P)を含み、両エンティティは、
UTOPIAアドレスを経てATMネットワーク要素内
で個々にアドレスすることができる。ATMネットワー
ク要素は、TCS SNCにおける欠陥を指示するエラ
ーメッセージが受信されない限り、機能側送信集中サブ
レイヤエンティティ(TCS-W)あるいは保護側送信集中サ
ブレイヤエンティティ(TCS-P)のUTOPIAアドレス
(UA2)を送信のために選択し、更に、両エンティティを
経てネットワーク要素に入るデータを合体する。
Description
ヤサブネットワーク接続(TCSSNC)を自動保護切
り換えできるようにするATMネットワーク要素に係
る。又、本発明は、第1のATMネットワーク要素と第
2のATMネットワーク要素との間で送信集中サブレイ
ヤサブネットワーク接続を自動保護切り換えする方法に
も係る。
続は、ATMネットワークの異なるATMネットワーク
要素の送信集中サブレイヤエンティティ間に確立され、
これら送信集中サブレイヤエンティティは、ATMネッ
トワーク要素の物理的ラインインターフェイスの一部分
として物理的送信経路へのアクセスを与える。同期デジ
タルネットワーク(SDH)をベースとする保護機構が
この分野で良く知られている。これらは、故障に対する
迅速な切り換え反応及び短い回復時間を与える。
H送信の使用に基づく保護機構の使用は、ATMネット
ワークにおいて一応機能するが、ATMネットワーク要
素に加えて付加的な送信装置を必要とするという欠点が
ある。ATMレイヤの使用に基づくATM搬送ネットワ
ークの保護機構に対する提案が、例えば、米国特許第
5,838,924号に見られる。この保護機構は、ワ
ークルート、保護ルート及びVPGブリッジより成る仮
想経路グループ搬送アーキテクチャーを使用すると共
に、ルートの各端にセレクタ機能を使用する。欠陥形式
の指示は、新たなセグメントレベルOAMセルによって
与えられねばならない。ワークルートに指定されたVP
Gにおいて欠陥が検出された場合には、受信ノードが受
信のために保護ルートに切り換わる。しかしながら、A
TMレイヤの使用に基づく保護機構は、SDH搬送ネッ
トワークに比して、欠陥回復時間に関して性能を生み出
すことができない。
ネットワークで機能するのに適し且つ現在送信ネットワ
ークの切り換え要求(約50ms)に合致することので
きる簡単な保護機構を提供することである。この目的
は、送信集中サブレイヤサブネットワーク接続(TCS
SNC)を自動保護切り換えできるようにするATMネ
ットワーク要素であって、少なくとも1つの機能側送信
集中サブレイヤエンティティを第1の物理的ラインイン
ターフェイスの一部分として含むと共に、少なくとも1
つの保護側送信集中サブレイヤエンティティを第2の物
理的ラインインターフェイスの一部分として含み、両エ
ンティティは、各々、指定のUTOPIAアドレスを経
てATMネットワーク要素内で個々にアドレスすること
ができ、ATMネットワーク要素には、機能側送信集中
サブレイヤエンティティを経て確立された送信集中サブ
レイヤサブネットワーク接続における欠陥を指示するた
めの物理的レイヤエラーメッセージが送信集中サブレイ
ヤにより与えられ、ATMネットワーク要素は、物理的
レイヤエラーメッセージが受信されない限り、機能側送
信集中サブレイヤエンティティのUTOPIAアドレス
を、そして物理的レイヤエラーメッセージが受信された
後は、保護側送信集中サブレイヤエンティティのUTO
PIAアドレスをATMセルの送信に対して選択するよ
う構成され、そしてATMネットワーク要素は、機能側
送信集中サブレイヤエンティティと、保護側送信集中サ
ブレイヤエンティティの両方を経てATMネットワーク
要素に入るデータを合体するように構成されたATMネ
ットワーク要素によって達成される。
ける第1のATMネットワーク要素と第2のATMネッ
トワーク要素との間で送信集中サブレイヤサブネットワ
ーク接続(TCSSNC)を自動保護切り換えする方法
であって、各ATMネットワーク要素は、少なくとも1
つの機能側送信集中サブレイヤエンティティを第1の物
理的ラインインターフェイスの一部分として含むと共
に、少なくとも1つの保護側送信集中サブレイヤエンテ
ィティを第2の物理的ラインインターフェイスの一部分
として含み、第1及び第2のATMネットワーク要素の
上記機能側送信集中サブレイヤエンティティ及び第1及
び第2のATMネットワーク要素の上記保護側送信集中
サブレイヤエンティティは、異なる送信経路を経て独立
した送信集中サブレイヤサブネットワーク接続を行うこ
とができ、各送信集中サブレイヤエンティティは、専用
のUTOPIAアドレスを経て第1及び第2のATMネ
ットワーク要素内で各々アドレスすることができ、そし
て各送信集中サブレイヤエンティティは、送信集中サブ
レイヤサブネットワーク接続における欠陥を指示するた
めの物理的レイヤエラーメッセージを与え、上記方法
は、 − 使用される送信集中サブレイヤサブネットワーク接
続における欠陥がその与えられた物理的レイヤエラーメ
ッセージにより指示されない限り、 a)ソースポイントとして使用される第1のATMネッ
トワーク要素からのデータを、指定のUTOPIAアド
レスにより選択された機能側対応送信集中サブレイヤエ
ンティティを経て送信し、そして − 使用される送信集中サブレイヤサブネットワーク接
続における欠陥を指示する物理的レイヤエラーメッセー
ジが、第2のATMネットワーク要素の機能側送信集中
サブレイヤエンティティにより与えられる場合には、 b)第1のATMネットワーク要素に欠陥メッセージを
送信し、 c)第1のATMネットワーク要素における送信集中サ
ブレイヤエンティティへ送信されるべきATMセルをア
ドレスするのに使用されるUTOPIAアドレスを、機
能側送信集中サブレイヤエンティティに指定されたUT
OPIAアドレスから、保護側送信集中サブレイヤエン
ティティに指定されたUTOPIAアドレスへと切り換
え、 d)第1のATMネットワーク要素から、指定のUTO
PIAアドレスにより選択された対応する保護側送信集
中サブレイヤエンティティを経てATMセルを送信し、
そして − 第1のATMネットワーク要素における送信に、機
能側送信集中サブレイヤエンティティが使用されるか、
保護側送信集中サブレイヤエンティティが使用されるか
に関わりなく、 e)シンクとして使用される第2のATMネットワーク
要素の機能側送信集中サブレイヤエンティティ及び保護
側送信集中サブレイヤエンティティを経て受け取った全
てのデータを合体するという段階を備えた方法によって
達成される。
一般に、ATMネットワーク要素がUTOPIAアドレ
スを使用して、独立した物理的レイヤを識別し、ひいて
は、ATMレイヤにサービスを与えるサービスアクセス
ポイント又は送信集中サブレイヤエンティティを識別す
ることから進められる。更に、本発明は、ATMプロト
コルスタックの物理的レイヤ内の送信集中サブレイヤ
が、SDH及び/又はPDH搬送ネットワークの高次送
信経路の拡張であるアラーム及び監視機能を与えるとい
う利点を利用する。これらのアラーム及び監視機能は、
異なるオペレーション及びメンテナンス(OAM)のフ
ロー(F1‐F6)を規定したITU‐T推奨勧告I.
610によって標準化されている。物理的レイヤは、3
つの最低のOAMレベルを含み、OAMフローF3は、
送信経路レベルに割り当てられる。
方法は、これらの機能を使用して、ATMセル送信のた
めにATMネットワーク要素内でUTOPIAアドレス
の切り換えを行うことによりATMネットワーク要素の
送信集中サブレイヤにおける保護機構動作をトリガーす
る。それ故、内部のUTOPIAアドレスは、機能側送
信集中サブレイヤエンティティから、与えられた保護側
送信集中サブレイヤエンティティへと迅速に切り換わる
ように処理される。この機構は、保護側物理的ラインイ
ンターフェイスを、機能側物理的ラインインターフェイ
スに関連させ、送信集中サブレイヤサブネットワーク接
続保護を固有又は非侵襲的監視(TCSSNC/I又は
TCSSNC/N)で実行することができる。
の効果は、故障が報告された場合にトラフィックのソー
ス点においてUTOPIAアドレスを切り換えるだけで
よいので、保護機構が非常に短い回復時間を与えられる
ことである。ソースポイント又はシンクポイントのいず
れにおいても、ATMレイヤにオペレーションは必要と
されない。この切り換え機能は、標準的なアラーム、特
に、F3のOAMフローにおける標準的アラームが検出
されることによりトリガーされる。特別な自動保護切り
換えプロトコルは必要とされない。
構は、付加的なPDH又はSDH送信装置を使用する必
要なくATMネットワークにおいて実施するのに適した
送信集中サブレイヤ機能の使用をベースとしている。こ
こに提案する保護機構は、高次経路サブネットワーク接
続保護の拡張と考えることができ、この保護機構をAT
Mネットワークにおいて実施するのは簡単である。AT
Mネットワーク要素のシンクポイントで行なわれる提案
された合体は、通常のオペレーション中に、保護側送信
集中サブレイヤサブネットワーク接続によりATMレイ
ヤにセルが送信されず、且つその基礎となる物理的ライ
ンが故障したときに、機能側送信集中サブレイヤサブネ
ットワーク接続によりATMレイヤにセルが送信されな
いことから可能となる。
ポイントで行なわれる提案された切り換え、及びシンク
ポイントで行なわれる合体は、有効な保護に対して2つ
の異なるTSC SNCを経て行うデータの永久的な送
信を過剰なものとする。二重端の切り換えを使用するの
が効果的である。両送信方向は、単に一方向の欠陥又は
信号質低下状態の後であっても、機能側送信集中サブレ
イヤエンティティから保護側送信集中サブレイヤエンテ
ィティへと切り換えられる。切り換えの整合は、OAM
F3フローの使用に基づくもので、APSプロトコル
を使用しない。送信集中サブレイヤ機能は、ATMネッ
トワーク要素の全形式の物理的ラインインターフェイス
において実施されるので、TCS SNCプロトコル機
構は、全ての形式の物理的ラインインターフェイス、特
にSDH又はPDHに適用することができ、これは、A
TMの逆マルチプレクシング(IMA)がPDHリンク
上で使用される場合も含む。
構の特徴は、送信集中サブレイヤのスパンに合致する仮
想経路接続を保護するように拡張される。これは、TC
SSNCと同じアクセスポイントに終端する保護側仮想
経路接続を、機能側送信集中サブレイヤに関連させるこ
とにより行なわれる。これは、TCS SNC保護切り
換え機構が、隣接するATMネットワーク要素間に確立
された仮想経路接続を保護できることを意味する。リン
グトポロジーにおいては、保護仮想経路は、中間のAT
Mネットワーク要素を含む。機能及び保護側仮想経路接
続は、シンク終端ポイントに合体機能を含まねばならな
い。保護側仮想経路接続は、管理平面により機能側仮想
経路接続と同時に設定される。
の方法については復帰型のオペレーションが選択される
のが好ましい。これは、欠陥又は信号質低下状態から回
復したときに、保護側送信集中サブレイヤエンティティ
におけるトラフィックが、機能側送信集中サブレイヤエ
ンティティへ戻るように切り換えられねばならないこと
を意味する。この特徴は、送信集中サブレイヤのスパン
に合致する仮想経路接続(隣接するATMネットワーク
要素内の仮想経路接続)を保護できねばならないことを
必要とする。
に、回復待機状態を設定する機能が設けられる。この状
態においては、機能側送信集中サブネットワーク接続
が、欠陥又は信号質低下状態の後に回復スレッシュホー
ルドを満足する。それ故、機能側トラフィックの搬送
が、保護側送信集中サブネットワーク接続から、機能側
送信集中サブネットワーク接続へ復帰する準備ができた
ことを指示する。本発明のATMネットワーク要素及び
方法は、異種の物理的ラインインターフェイスを関連さ
せて、ポイント/ポイント接続及びループネットワーク
計画に対する保護を与えることができる。保護機構は、
シンクポイントにおいて合体するので、リングのような
更に複雑なネットワーク計画にも適用できる。本発明に
よるATMネットワーク要素及び方法は、第3世代のネ
ットワークであるWCDMA(ワイドバンドコード分割
多重アクセス)の範囲で使用するように特に意図された
ものである。更に別の効果的な実施形態は、従属請求項
から明らかとなろう。
明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1及び2
は、ATMネットワークの一部分を概略的に示す図であ
る。図示されたネットワーク部分は、本発明による2つ
のATMネットワーク要素部分ATM NE1及びAT
M NE2を含み、これらは、機能送信経路及び保護送
信経路によって相互接続される。両ATMネットワーク
要素ATM NE1、ATMNE2は、機能側送信集中
(コンバージェンス)サブレイヤエンティティTCS−
Wを第1の物理的ラインインターフェイス(PHY)の
一部分として含むと共に、保護側送信集中サブレイヤエ
ンティティTCS−Pを第2の物理的ラインインターフ
ェイスの一部分として含み、これは、異なる送信経路へ
のアクセスを与える。機能側送信集中サブレイヤエンテ
ィティTCS−W及び保護側送信集中サブレイヤエンテ
ィティTCS−Pは、それらのATMネットワーク要素
ATMNE1及びATM NE2内でUTOPIAイン
ターフェイスを経てアクセスされ、仮想経路VP−1及
びVP−2接続を確立する。この例では、各仮想経路V
P−1及びVP−2接続は、2つの仮想回路VC−1及
びVC−2接続をサポートする。
CS−Wは、各ATMネットワーク要素ATM NE
1、NE2内で第1のUTOPIAアドレスUA1を経
てアドレスすることができ、そして保護側送信集中サブ
レイヤエンティティTCS−Pは、各ATMネットワー
ク要素ATM NE1、NE2内で第2のUTOPIA
アドレスUA2を経てアドレスすることができる。AT
Mネットワーク要素ATM NE1、ATM NE2間
の送信は、両方向であると仮定するが、一方向の送信の
みについて説明する。即ち、第1のATMネットワーク
要素ATM NE1は、ソースポイントとしてのみ示さ
れ、そして第2のATMネットワーク要素ATM NE
2は、シンクポイントとしてのみ示され、即ち、送信は
第1のATMネットワーク要素から第2のATMネット
ワーク要素への方向に行なわれる。
TM NE1とATM NE2との間の送信集中サブレ
イヤサブネットワーク接続(TCS SNC)における
欠陥のない状態を示している。ソースポイント、ここで
はATMネットワーク要素NE1において、仮想接続か
ら到来する全てのトラフィックは、専用の第1のUTO
PIAアドレスUA1を選択することにより、機能側送
信集中サブレイヤエンティティTCS−Wに送られる。
保護される送信集中サブレイヤエンティティTCS−P
は、アイドル状態のままである。
サブレイヤサブネットワーク接続を経て第1のATMネ
ットワーク要素ATM NE1の機能側送信集中サブレ
イヤエンティティTCS−Wから第2のATMネットワ
ーク要素ATM NE2の機能側送信集中サブレイヤエ
ンティティTCS−Wへ送信されるだけである。機能側
送信経路は、2つの仮想回路接続VP−1(VC−1、
VC−2)を合成する第1の仮想経路接続のトラフィッ
クと、これも2つの仮想回路接続VP−2(VC−1、
VC−2)を合成する第2の仮想経路接続のトラフィッ
クを搬送する。
ーク要素ATM NE−2では、第2のATMネットワ
ーク要素NE−2の物理的ラインインターフェイスの機
能側送信集中サブレイヤエンティティTCS−W及び保
護側送信集中サブレイヤエンティティTCS−Pを経て
入力する全トラフィックが単一のフローへと合体され
る。この合体は、機能側送信集中サブレイヤエンティテ
ィTCS−Wから到来する仮想接続を保護側送信集中サ
ブレイヤエンティティTCS‐Pから到来するものと区
別できないことを意味する。合体ポイントは、実際に
は、多ポイント−ポイント特性を有する。
レイヤサブネットワーク接続において欠陥が検出された
状態を示す。図2に示すように、欠陥は、機能側送信経
路のある場所で発生する。ソースポイントでは、仮想接
続の全てのトラフィックが、今度は、専用の第2のUT
OPIAアドレスUA2を選択することにより、機能側
送信集中サブレイヤエンティティTCS−Wではなく、
保護側送信集中サブレイヤエンティティTCS−Pへ送
られる。従って、今度は、保護側送信経路が、機能側送
信経路によりそれまで搬送された全てのトラフィックV
P−1(VC−1、VC−2)及びVP−2(VC−
1、VC−2)を搬送する。
ポイントの構成を変更する必要はない。トラフィックが
保護側送信経路へ再ルート指定されるや否や、再びシン
クポイントにおいて自動的に得られることになる。この
保護機構に伴う回復時間は非常に短い。というのは、ソ
ースポイントにおいてUTOPIAアドレスを変更する
だけでよいからである。この変更により、全ての影響さ
れる仮想経路接続及び全ての仮想回路接続が直ちに回復
される。図1に示す状態から図2に示す状態へ移行する
ための保護手順は、図3a)及び3b)を参照し、両方
向性送信に対して以下に説明する。
ブレイヤサブネットワーク接続TCS SNC及び保護
側送信集中サブレイヤサブネットワーク接続TCS S
NCを経て接続された第1及び第2のATMネットワー
ク要素ATM NE−1、ATM NE−2を示す。送
信方向に、第1及び第2のATMネットワーク要素AT
M NE−1、ATM NE−2において対応するUT
OPIAアドレスにより機能側又は保護側のTCS S
NCを選択することができる。図3a)は、通常のオペ
レーション中の両方向送信を示す。両ATMネットワー
ク要素ATM NE−1、ATM NE−2は、それら
のソース機能において、図の下部に示された機能側TC
S SNCのみを経て送信する。両ATMネットワーク
要素ATM NE−1、ATM NE−2は、それらの
シンク機能において、機能側及び保護側TCS SNC
を経て受け取ったデータを合体するが、このときには、
保護側送信経路からデータが到来しない。
要素ATM NE−2においてシンクポイントとしての
その機能に関して欠陥が検出され、ITU−T推奨勧告
I.610に基づきF3のOAMレベルでP−AIS検
出指示又は他のアラーム、例えば、セル輪郭のロス(L
OCD)、LOP等が発生される。TCSシンクポイン
トに向かう送信経路AISでは、再生セクション、マル
チプレクスセクション又は送信経路レベルにおいて観察
される欠陥から欠陥指示が生じる。P−AIS及び/又
はLOCD、LOP等の信号の結果として、ITU−T
推奨勧告I.610によりF3 OAMレベルで経路遠
隔欠陥指示(P−RDI)が発生され、そして第1のA
TMネットワーク要素ATM NE1へ返送される
(A)。
トワーク要素NE−2は、逆の送信方向として保護側T
CS SNCへ切り換わる(B)。P−RDI信号が検
出されると、第1のATMネットワーク要素ATM N
E1も、欠陥の方向において保護側TCS SNCへ切
り換わる(C)。ここで、両ATMネットワーク要素A
TM NE1、ATM NE2は、保護側TCS SN
Cを経て送信する。
方向性であり、即ち二重端切り換えを含む。両端におけ
る保護切り換えの整合は、欠陥管理OAMプロトコルに
よりF3レベルで行なわれ、これは、到来信号における
信号欠陥を指示するためのP−AIS、LOCD又はL
OPと、遠隔端により報告される信号欠陥を指示するP
−RDIとを使用する。二重端切り換え特徴は、欠陥が
両送信方向に影響するときでも保護切り換えが行なわれ
るよう確保するために必要とされる。この場合に、両送
信集中サブレイヤ端は、送信集中サブレイヤ端の一方に
ついてP−RDIではなくP−AIS、LOCD及び/
又はLOPを検出し、そしてその他方についてP−AI
S、LOCD及び/又はLOPを検出する。
ティティは、到来信号の信号欠陥が検出されたとき(P
−AIS、LOCD及び/又はLOP)、或いは信号欠
陥の検出が遠隔端により報告されたときに(P−RD
I)、保護側送信集中サブレイヤエンティティに切り換
わる。OAM F3フロー欠陥信号を招くTCS SN
Cの欠陥は、信号のロス、フレームのロス、又はセル輪
郭のロスである。本発明による保護機構の更に複雑な使
用例が、無線アクセスネットワーク(RAN)における
リングトポロジーを示した図4ないし8に示されてい
る。
のATMネットワーク要素NE−1、NE−2、NE−
3、NE−4で形成される。各ネットワーク要素は、2
つの送信集中サブレイヤエンティティTCS−1、TC
S−2を含み、その各々は、2つの関連する物理的送信
経路の1つへアクセスすることができる。各ネットワー
ク要素内で、送信集中サブレイヤエンティティTCS−
1、TCS−2は、UTOPIAインターフェイスを経
て3つの仮想経路VP−1、VP−2、VP−3エンテ
ィティに接続される。ネットワーク要素NE−1、NE
−2、NE−3は、仮想経路送信制御プロトコルVP
TCPを経て3つのベースステーションへのアクセスを
与え、そしてネットワーク要素NE−4は、RNCへの
サービスを与える。
仮想経路接続を示し、この場合に、それら接続はTCS
SNCに一致する。明瞭化のために、送信方向は、2
つの図に分離して示されている。この例は、第3世代ネ
ットワーク(TGN)に対する無線アクセスネットワー
ク(RAN)のATMネットワーク特徴を示している。
仮想経路接続VPCは、隣接するATMネットワーク要
素を相互接続する。より詳細には、VP−1は、ネット
ワーク要素NE−1及びNE−4を相互接続し、VP−
2は、ネットワーク要素NE−2及びNE−3を相互接
続し、VP−3は、ネットワーク要素NE−3及びNE
−4を相互接続する。仮想回路接続VCCは、各ベース
ステーションをRNCに端−端接続する。このため、A
TMネットワーク要素NE−3は、仮想回路試行終端ポ
イントVC TTPを実施し、仮想経路VP−2から抽
出される仮想回路接続を仮想経路VP−3へ搬送する。
るために、各機能側仮想経路接続に対して保護側仮想経
路接続が定義される。機能側仮想経路W−VP−1、W
−VP−2、W−VP−3及びそれに対応する保護側仮
想経路P−VP−1、P−VP−2、P−VP−3が、
3つの例示的な仮想経路VP−1、VP−2、VP−3
接続として図6a)、6b)、6c)に概略的に示され
ている。機能側仮想経路接続とは異なり、保護側仮想経
路接続は、隣接するATMネットワーク要素を相互接続
しない。これは、復帰保護特徴の使用を意味する重要な
相違である。多数のTCS SNCより成る保護経路を
与えるために、各ATMネットワーク要素NE−1、N
E−2、NE−3、NE−4は、各トラフィックを次の
ATMネットワーク要素NE−1、NE−2、NE−
3、NE−4へ送るときに通る仮想経路クロス接続(V
P TTP)を実施しなければならない。保護仮想経路
接続は、通常の状態のもとではトラフィックを搬送しな
い。しかしながら、それらは、TCS SNC保護機構
の適切なオペレーションを保証するためには、機能側仮
想経路接続と同時に設定されねばならない。
−2、NE−3、NE−4では、各ATMネットワーク
要素のシンクポイントである機能側仮想経路接続及び保
護側仮想経路接続から到来するデータが合体される。例
えば、データをRNCに供給するために、ATMネット
ワーク要素NE−4では、送信集中サブレイヤエンティ
ティTCS−1及び送信集中サブレイヤエンティティT
CS−2を経て送られて来る仮想経路VP−1データが
合体されると共に、送信集中サブレイヤエンティティT
CS−1及び送信集中サブレイヤエンティティTCS−
2を経て送られて来る仮想経路VP−3データが合体さ
れる。
示すが、ATMネットワーク要素NE−1からATMネ
ットワーク要素NE−4への送信経路に欠陥があって機
能側仮想経路VP−1に影響を及ぼすような状態を示
す。保護送信経路への切り換えは、ポイント−ポイント
接続に関して述べたように行なわれる。信号欠陥の信号
P−AIS及び遠隔欠陥指示(P−RDI)信号は、I
TU−T推奨勧告I.610に基づきF3 OAMレベ
ルで発生される(A)。
ットワーク要素NE−1は、UTOPIAアドレスを変
更することにより、ソースポイントとして、保護側送信
集中サブレイヤエンティティTCS−1へ切り換わる
(C)。これによりATMネットワーク要素NE−1か
らRNCへと生じる保護仮想経路VP−1が図7に示さ
れており、即ちベースステーションから仮想経路送信制
御プロトコルVP−1TCPを経てATMネットワーク
要素NE−1に入るトラフィックは、ATMネットワー
ク要素NE−1のTCS−1へ通され、更に、ATMネ
ットワーク要素NE−2のTCS−2、VP−1 TT
P及びTCS−1へ通され、更に、ATMネットワーク
要素NE−3のTCS−2、VP−1 TTP及びTC
S−1へ通され、更に、ATMネットワーク要素NE−
4のTCS−2へ通され、そして最終的に、ATMネッ
トワーク要素NE−4の仮想経路送信制御プロトコルV
P−1 TCPを経てRNCへ通される。ATMネット
ワーク要素NE−2からATMネットワーク要素NE−
3へのTCS SNCは、機能側仮想経路VP−2と共
通に使用され、そしてATMネットワーク要素NE−3
からATMネットワーク要素NE−4へのTCS SN
Cは、機能側仮想経路VP−3と共通に使用される。
−3内では、仮想経路クロス接続VP−1 TTPが、
各保護側送信集中サブレイヤエンティティTCS−1へ
のデータ転送を与える。発生されたP−AIS信号は、
ATMネットワーク要素NE−4を保護側送信集中サブ
レイヤエンティティTCS−2へ切り換えさせる
(B)。それにより、RNCからATMネットワーク要
素NE−1へと生じる保護仮想経路VP−1が図8に示
されている。
−1は、図6a)の保護仮想経路P−VP−1に対応す
る。シンクポイントとしてのATMネットワーク要素N
E−1及びNE−4は、各々、ソースポイントとしての
ATMネットワーク要素NE−4及びNE−1により送
信集中サブレイヤエンティティの切り換え直後に保護仮
想経路VP−1からトラフィックを受け取る。というの
は、各送信集中サブレイヤエンティティTCS−1、T
CS−2を経て受け取られるトラフィックが連続的に合
体されるからである。
である。
る。
る。
る。
方向にATM仮想接続を搬送するところを示す図であ
る。
方向にATM仮想接続を搬送するところを示す図であ
る。
る別の搬送ルートを示した図である。
る別の搬送ルートを示した図である。
る別の搬送ルートを示した図である。
態においてリングを経てATM仮想接続を搬送する例を
示す図である。
態においてリングを経てATM仮想接続を搬送する例を
示す図である。
要素 TCS−W 機能側送信集中サブレイヤエンティティ TCP−P 保護側送信集中サブレイヤエンティティ VP−1、VP−2 仮想経路 VC−1、VC−2 仮想回路 UA1、UA2 UTOPIAアドレス TCS SNC 送信集中サブレイヤサブネットワーク
接続
Claims (14)
- 【請求項1】 送信集中サブレイヤサブネットワーク接
続を自動保護切り換えできるようにするATMネットワ
ーク要素(ATM NE-1)であって、少なくとも1つの機能側
送信集中サブレイヤエンティティ(TCS-W)を第1の物理
的ラインインターフェイスの一部分として含むと共に、
少なくとも1つの保護側送信集中サブレイヤエンティテ
ィ(TCS-P)を第2の物理的ラインインターフェイスの一
部分として含み、両エンティティ(TCS-W,TCS-P)は、各
々、指定のUTOPIAアドレスを経てATMネットワ
ーク要素(ATM NE-1)内で個々にアドレスすることがで
き、ATMネットワーク要素(ATM NE-1)には、機能側送
信集中サブレイヤエンティティ(TCS-W)を経て確立され
た送信集中サブレイヤサブネットワーク接続における欠
陥を指示するための物理的レイヤエラーメッセージが送
信集中サブレイヤにより与えられ、ATMネットワーク
要素(ATM NE-1)は、物理的レイヤエラーメッセージが受
信されない限り、機能側送信集中サブレイヤエンティテ
ィ(TCS-W)のUTOPIAアドレス(UA1)を、そして物理
的レイヤエラーメッセージが受信された後は、保護側送
信集中サブレイヤエンティティ(TCS-P)のUTOPIA
アドレス(UA2)をATMセルの送信に対して選択するよ
う構成され、そしてATMネットワーク要素(ATM NE-1)
は、機能側送信集中サブレイヤエンティティ(TCS-W)
と、保護側送信集中サブレイヤエンティティ(TCS-P)と
の両方を経てATMネットワーク要素(ATM NE-1)に入る
データを合体するように構成されることを特徴とするA
TMネットワーク要素(ATM NE-1)。 - 【請求項2】 上記物理的ラインインターフェイスは、
SDH及び/又はPDH物理的ラインインターフェイス
である請求項1に記載のATMネットワーク要素(ATM N
E-1)。 - 【請求項3】 物理的ラインインターフェイスは、AT
Mに対する逆マルチプレクシング(IMA)に使用されるP
DH物理的ラインインターフェイスである請求項2に記
載のATMネットワーク要素(ATM NE-1)。 - 【請求項4】 上記物理的レイヤエラーメッセージは、
OAM物理的レイヤエラーメッセージ、特にOAMフロ
ーF3メッセージ、例えば、信号の検出ロス、フレーム
のロス及び/又はセル輪郭のロスを指示するP‐RDI
及びP‐AISメッセージである請求項1ないし3のい
ずれかに記載のATMネットワーク要素(ATM NE-1)。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の少
なくとも2つの相互接続されたATMネットワーク要素
(ATM NE-1)を備えたATMネットワーク。 - 【請求項6】 ポイント対ポイント、リング、又はメッ
シュの送信集中サブレイヤサブネットワーク接続に対す
る請求項1ないし4のいずれかに記載のATMネットワ
ーク要素(ATM NE-1)の使用。 - 【請求項7】 無線アクセスネットワークにおける請求
項1ないし4のいずれかに記載のATMネットワーク要
素(ATM NE-1)の使用。 - 【請求項8】 送信集中サブレイヤのスパンに一致する
仮想経路接続、又はこの仮想経路接続によりサポートさ
れる仮想回路接続を保護切り換えするための請求項1な
いし4のいずれかに記載のATMネットワーク要素(ATM
NE-1)の使用。 - 【請求項9】 ATMネットワークにおける第1のAT
Mネットワーク要素(ATM NE1)と第2のATMネットワ
ーク要素(ATM NE2)との間で送信集中サブレイヤサブネ
ットワーク接続を自動保護切り換えする方法であって、
各ATMネットワーク要素(ATM NE1,NE2)は、少なくと
も1つの機能側送信集中サブレイヤエンティティ(TCS-
W)を第1の物理的ラインインターフェイスの一部分とし
て含むと共に、少なくとも1つの保護側送信集中サブレ
イヤエンティティ(TCS-P)を第2の物理的ラインインタ
ーフェイスの一部分として含み、第1及び第2のATM
ネットワーク要素(ATM NE1,NE2)の上記機能側送信集中
サブレイヤエンティティ(TCS-W)及び第1及び第2のA
TMネットワーク要素(ATM NE1,NE2)の上記保護側送信
集中サブレイヤエンティティ(TCS-P)は、異なる送信経
路を経て独立した送信集中サブレイヤサブネットワーク
接続を行うことができ、各送信集中サブレイヤエンティ
ティ(TCS-W,TCS-P)は、専用のUTOPIAアドレスを
経て第1及び第2のATMネットワーク要素(ATM NE)内
で各々アドレスすることができ、そして各送信集中サブ
レイヤエンティティ(TCS-W,TCS-P)は、送信集中サブレ
イヤサブネットワーク接続における欠陥を指示するため
の物理的レイヤエラーメッセージを与え、上記方法は、 − 使用される送信集中サブレイヤサブネットワーク接
続における欠陥がその与えられた物理的レイヤエラーメ
ッセージにより指示されない限り、 a)ソースポイントとして使用される第1のATMネッ
トワーク要素(ATM NE-1)からのデータを、指定のUTO
PIAアドレスにより選択された機能側対応送信集中サ
ブレイヤエンティティ(TCS-W)を経て送信し、そして − 使用される送信集中サブレイヤサブネットワーク接
続における欠陥を指示する物理的レイヤエラーメッセー
ジが、第2のATMネットワーク要素(ATM NE-2)の機能
側送信集中サブレイヤエンティティ(TCS-W)により与え
られる場合は、 b)第1のATMネットワーク要素(ATM NE-1)に欠陥メ
ッセージを送信し、 c)第1のATMネットワーク要素(ATM NE-1)における
送信集中サブレイヤエンティティへ送信されるべきAT
Mセルをアドレスするのに使用されるUTOPIAアド
レスを、機能側送信集中サブレイヤエンティティ(TCS-
W)に指定されたUTOPIAアドレス(UA1)から、保護
側送信集中サブレイヤエンティティ(TCS-P)に指定され
たUTOPIAアドレス(UA2)へと切り換え、 d)第1のATMネットワーク要素(ATM NE-1)から、指
定のUTOPIAアドレスにより選択された対応する保
護側送信集中サブレイヤエンティティ(TCS-P)を経てA
TMセルを送信し、そして − 第1のATMネットワーク要素における送信に、機
能側送信集中サブレイヤエンティティ(TCS-W)が使用さ
れるか、保護側送信集中サブレイヤエンティティ(TCS-
P)が使用されるかに関わりなく、 e)シンクとして使用される第2のATMネットワーク
要素(ATM NE)の機能側送信集中サブレイヤエンティティ
(TCS-W)及び保護側送信集中サブレイヤエンティティ(TC
S-P)を経て受け取った全てのデータを合体する、という
段階を備えたことを特徴とする方法。 - 【請求項10】 上記切り換えは、第2のATMネット
ワーク要素(ATM NE-2)でもそのソース機能において行な
われる請求項9に記載の送信集中サブレイヤサブネット
ワーク接続を自動保護切り換えする方法。 - 【請求項11】 上記切り換えは、欠陥が除去されるや
否や逆転される請求項9又は10に記載の送信集中サブ
レイヤサブネットワーク接続を自動保護切り換えする方
法。 - 【請求項12】 欠陥状態により保護側送信集中サブネ
ットワーク接続へ切り換わった後に、機能側送信集中サ
ブネットワーク接続は、欠陥状態が除去されるや否や回
復待機状態にセットされる請求項9ないし11のいずれ
かに記載の送信集中サブレイヤサブネットワーク接続を
自動保護切り換えする方法。 - 【請求項13】 使用される送信集中サブレイヤサブネ
ットワーク接続における欠陥を指示するOAM物理的レ
イヤエラーメッセージが、第2のATMネットワーク要
素(ATM NE-2)の機能側送信集中サブレイヤエンティティ
(TCS-W)によって与えられる場合には、 − 第2のATMネットワーク要素(ATM NE-2)でも、ソ
ースポイントとしてのその機能において、第2のATM
ネットワーク要素(ATM NE-2)における送信集中サブレイ
ヤエンティティへ送信されるべきATMセルをアドレス
するのに使用されるUTOPIAアドレスを、機能側送
信集中サブレイヤエンティティ(TCS-W)に指定されたU
TOPIAアドレス(UA1)から、保護側送信集中サブレ
イヤエンティティ(TCS-P)に指定されたUTOPIAア
ドレス(UA2)へ切り換え、 − 第2のATMネットワーク要素(ATM NE-2)から、指
定のUTOPIAアドレスにより選択された対応する保
護側送信集中サブレイヤエンティティ(TCS-P)を経て第
1のATMネットワーク要素(ATM NE-1)へATMセルを
送信する、という付加的な段階を含む請求項9ないし1
2のいずれかに記載の送信集中サブレイヤサブネットワ
ーク接続を自動保護切り換えする方法。 - 【請求項14】 使用される物理的レイヤエラーメッセ
ージは、経路RDI及び経路AISのようなフローF3
OAMメッセージ、特に、信号の検出されたロス、フ
レームのロス、及び/又はセル輪郭のロスを指示するも
のである請求項9ないし13のいずれかに記載の送信集
中サブレイヤサブネットワーク接続を自動保護切り換え
する方法。
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