JP2001014456A - 画像加工装置及びプログラム記録媒体 - Google Patents

画像加工装置及びプログラム記録媒体

Info

Publication number
JP2001014456A
JP2001014456A JP11306384A JP30638499A JP2001014456A JP 2001014456 A JP2001014456 A JP 2001014456A JP 11306384 A JP11306384 A JP 11306384A JP 30638499 A JP30638499 A JP 30638499A JP 2001014456 A JP2001014456 A JP 2001014456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
brightness
image
correction
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11306384A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3505115B2 (ja
Inventor
Masayuki Iwamoto
正行 岩本
Koichi Fujimura
浩一 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP30638499A priority Critical patent/JP3505115B2/ja
Priority to US09/553,322 priority patent/US6664973B1/en
Publication of JP2001014456A publication Critical patent/JP2001014456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3505115B2 publication Critical patent/JP3505115B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • G06T5/73
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/40Image enhancement or restoration by the use of histogram techniques
    • G06T5/92
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/393Enlarging or reducing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/407Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level
    • H04N1/4072Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on the contents of the original
    • H04N1/4074Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on the contents of the original using histograms
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
    • H04N1/4092Edge or detail enhancement
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6027Correction or control of colour gradation or colour contrast
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6075Corrections to the hue
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6002Corrections within particular colour systems
    • H04N1/6005Corrections within particular colour systems with luminance or chrominance signals, e.g. LC1C2, HSL or YUV

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、高精度の画像加工処理を自動化構成
で実現する画像加工装置の提供を目的とする。 【解決手段】画像中の明るい領域を使って、明るさ成分
と色成分との対応関係を記述する補正直線を算出し、そ
の補正直線に対応する理想直線との差分値に従って色成
分の補正量を決定して、処理画像の色成分を補正する。
また、処理画像の明るさ成分の中央部分を検出し、そこ
を基準にして、処理画像の明るさを、それがとり得る範
囲に2次曲線の形でレンジ拡大するように補正する。ま
た、処理画像の明るさの分散値を算出し、それに従っ
て、分散値が大きくなるに従って小さな平均化率となる
態様で平均化率を設定して、それに応じて処理画像の明
るさの分布を平均化させる。また、処理画像の明るさの
平均値を検出し、それを使ってγ値を設定して、それを
使って処理画像の明るさをγ変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の加工処理を
行う画像加工装置と、その装置の実現に用いられるプロ
グラムが格納されるプログラム記録媒体とに関し、特
に、高精度の画像加工処理を自動化構成で実現する画像
加工装置と、その装置の実現に用いられるプログラムが
格納されるプログラム記録媒体とに関する。
【0002】新聞業界などの様々な分野で、画像を加工
することが要求されている。この画像加工では、専門的
な画像加工技術(画像修正技術)が必要とされており、
その操作は簡単なものではなく、専門家に委ねられてい
るのが実情である。
【0003】これから、高精度の画像加工処理を自動化
構成で実現する技術の構築が叫ばれている。
【0004】
【従来の技術】画像に対して、画像全般に付く色(白い
部分で特に目立つ)を補正する色カブリ補正や、画像の
持つ明るさをそれがとり得る範囲にレンジ拡大する階調
補正や、画像のコントラストを高めるために、画像の持
つ明るさの分布を平均化する平均化補正や、画像の持つ
暗い部分をよく見えるようにするために、暗い部分の明
るさの変化を明るい部分よりも大きくするγ変換などと
いった加工処理を施すことが行われている。
【0005】その他にも、画像に対しては、彩度補正や
色相補正など様々な加工処理が施されることになる。
【0006】従来技術では、これらの画像加工処理を施
すにあたって、補正の大きさをどの程度にするのかとい
ったことを専門家が試行錯誤的に決めていくようにして
いた。すなわち、従来技術では、画像をディスプレイ画
面に表示しつつ確認したり、画像を用紙に印刷しつつ確
認しながら、専門家がどの程度の強さで補正を行ったら
よいのかを試行錯誤的に決めていくようにしている。
【0007】また、これらの画像加工処理を施していく
あたって、画像の持つ最も明るい値として定義されるハ
イライト値と、画像の持つ最も暗い値として定義される
シャドー値とを検出する必要があるが、従来技術では、
このハイライト値を機械的に画像の持つ最も明るい値を
検出することで検出し、このシャドー値を機械的に画像
の持つ最も暗い値を検出することで検出するようにして
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のように、専門家が画像をディスプレイ画面に表示し
たりしながら、逐次、色カブリ補正量や明度階調補正量
などの補正量を指示していくことを繰り返していたので
は、専門家でないと画像加工処理が施せないという問題
点があるとともに、専門家に対して極めて煩雑な操作を
強いるという問題点がある。
【0009】また、従来技術のように、画像の持つ最も
明るい値を機械的にハイライト値として検出し、画像の
持つ最も暗い値を機械的にシャドー値として検出してい
たのでは、画像上に存在するノイズの影響を受けて、正
確なハイライト値やシャドー値を検出することができな
いという問題点がある。
【0010】これから、ハイライト値やシャドー値を使
う画像加工処理を高精度に実行することができないとい
う問題点がある。
【0011】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、高精度の画像加工処理を自動化構成で実現す
る新たな画像加工装置の提供と、その装置の実現に用い
られるプログラムが格納される新たなプログラム記録媒
体の提供とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。
【0013】図中、1は本発明を具備する画像加工装置
であって、色空間変換機構10と、HL値/SD値検出
機構20と、色カブリ補正機構30と、階調補正機構4
0と、平均化補正機構50と、γ変換機構60と、トー
ン補正機構70と、彩度補正機構71と、色相補正機構
72と、鮮鋭化機構73と、拡大縮小機構74とを備え
る。
【0014】この色空間変換変換機構10は、入力画像
の色空間を、明るさ成分と色成分とを持つ色空間に変換
する。
【0015】HL値/SD値検出機構20は、処理画像
のハイライト値及びシャドー値を検出する処理を行うも
のであって、ハイライト値及びシャドー値を持つ画素の
候補となる複数の画素を抽出する抽出手段21と、抽出
された候補画素とその近傍画素の持つ明るさの平均値を
算出する算出手段22と、算出された平均値からハイラ
イト値及びシャドー値を決定する決定手段23とを備え
る。
【0016】色カブリ補正機構30は、処理画像の色カ
ブリを補正する処理を行うものであって、処理画像のハ
イライト値を検出する検出手段31(HL値/SD値検
出機構20のこともある)と、検出されたハイライト値
を含む規定範囲の明るさを持つ画素を抽出する抽出手段
32と、抽出された画素の持つ色成分と明るさとの対応
関係を記述する補正直線を算出する算出手段33と、算
出された補正直線とそれの理想直線とから、処理画像の
画素の持つ色成分を補正する補正手段34とを備える。
【0017】階調補正機構40は、処理画像の明るさの
階調を補正する処理を行うものであって、処理画像のハ
イライト値及びシャドー値を検出する検出手段41(H
L値/SD値検出機構20のこともある)と、階調補正
の基準値を算出する算出手段42と、明るさのとり得る
最大値と算出された基準値と検出されたハイライト値と
から、明るさを入力変数としその明るさの補正量を出力
変数とする2次曲線形式の補正曲線を決定し、更に、明
るさのとり得る最小値と算出された基準値と検出された
シャドー値とから、明るさを入力変数としてその明るさ
の補正量を出力変数とする2次曲線形式の補正曲線を決
定する決定手段43と、決定された補正曲線に従って、
処理画像の画素の持つ明るさを補正する補正手段44と
備える。
【0018】平均化補正機構50は、処理画像の明るさ
の分布を平均化させる処理を行うものであって、処理画
像の画素の持つ明るさの分散値を算出する算出手段51
と、分散値を入力変数とし平均化率を出力変数とする補
正直線を使って、算出された分散値の指定する平均化率
を決定する決定手段52と、処理画像の画素の持つ明る
さに対して、決定された平均化率に応じた平均化処理を
施す補正手段53とを備える。
【0019】γ変換機構60は、処理画像の明るさをγ
変換する処理を行うものであって、処理画像の画素の持
つ明るさの平均値を算出する算出手段61と、平均値を
入力変数としγ値を出力変数とする補正直線を使って、
算出された平均値の指定するγ値を決定する決定手段6
2と、処理画像の画素の持つ明るさに対して、決定され
たγ値に応じたγ変換処理を施す補正手段63とを備え
る。
【0020】トーン補正機構70は、入力する明るさと
出力する明るさとの変換関係を記述するトーンカーブ
(テーブルデータとして管理されたり、計算式として管
理される)を使って、処理対象となる画素の持つ明るさ
を補正する。
【0021】彩度補正機構71は、処理対象となる画像
の持つ彩度の最大値と、彩度の理論的な上限値又は設定
される上限値とを使って、処理対象となる画像の持つ彩
度を補正する。
【0022】色相補正機構72は、入力する色相と出力
する色相との対応関係を記述するデータ(テーブルデー
タとして管理されたり、計算式として管理される)を使
って、処理対象となる画素の持つ色相を補正する。
【0023】鮮鋭化機構73は、処理対象となる画像の
微分画像を生成する生成手段と、生成された微分画像か
ら、鮮鋭化対象の画素を抽出する抽出手段と、抽出され
た鮮鋭化対象画素の持つ明るさに対して、鮮鋭化処理を
施すことでその明るさを補正する補正手段とを備えるこ
とで、処理対象となる画像に対して鮮鋭化処理を施す。
【0024】拡大縮小機構74は、画像のサイズ変更要
求が発行されるときに、拡大要求であるのか、縮小要求
であるのかを判断するとともに、拡大要求であるときに
は、規定の拡大率よりも大きな拡大率の拡大要求である
のか否かを判断する判断手段と、縮小要求であることが
判断されるときと、規定の拡大率よりも小さな拡大要求
であることが判断されるときに、処理速度優先の第1の
補間アルゴリズムに従って、非格子点となる画素の持つ
明るさを算出する第1の算出手段と、規定の拡大率より
も大きな拡大要求であることが判断されるときに、精度
優先の第2の補間アルゴリズムに従って、非格子点とな
る画素の持つ明るさを算出する第2の算出手段とを備え
ることで、画像のサイズを変更し、更に、非格子点とな
る画素の持つ色成分については、処理速度優先の第1の
補間アルゴリズムに従って算出する。
【0025】このように構成される本発明のHL値/S
D値検出機構20では、抽出手段21は、処理画像の画
素の持つ明るさから、ハイライト値を持つ画素の候補と
なる複数の画素と、シャドー値を持つ画素の候補となる
複数の画素とを抽出する。これを受けて、算出手段22
は、抽出された候補画素毎に、候補画素の持つ明るさ
と、候補画素の規定の近傍領域に位置する画素の持つ明
るさとの平均値を算出する。
【0026】これを受けて、決定手段23は、算出され
た平均値の最大値を特定して、それを処理画像のハイラ
イト値として決定するとともに、算出された平均値の最
小値を特定して、それを処理画像のシャドー値として決
定する。
【0027】このようにして、本発明のHL値/SD値
検出機構20によれば、画像上に存在するノイズの影響
を受けることなく、正確なハイライト値やシャドー値を
検出できるようになる。
【0028】一方、このように構成される本発明の色カ
ブリ補正機構30では、検出手段31は、処理画像の画
素の持つ明るさからハイライト値を検出し、これを受け
て、抽出手段32は、検出されたハイライト値を含む規
定範囲の明るさを持つ画素を抽出する。
【0029】これを受けて、算出手段33は、抽出され
た画素の持つ色成分とそれらの画素の持つ明るさとの対
応関係を記述する補正直線を算出し、これを受けて、補
正手段34は、算出された補正直線と、色成分と明るさ
との理想的な対応関係として設定される理想直線とか
ら、処理画像の画素の持つ色成分を補正する。
【0030】このようにして、本発明の色カブリ補正機
構30によれば、専門家の手作業によることなく、処理
画像の色カブリを補正できるようになる。
【0031】一方、このように構成される本発明の階調
補正機構40では、検出手段41は、処理画像の画素の
持つ明るさからハイライト値及びシャドー値を検出し、
これを受けて、算出手段42は、処理画像の画素の持つ
明るさから階調補正の基準値を算出する。
【0032】これを受けて、決定手段43は、明るさの
とり得る最大値と算出された基準値と検出されたハイラ
イト値とから、明るさを入力変数とし、基準値を移動さ
せないとともにハイライト値を最大値に移動させるため
の明るさの補正量を出力変数とする2次曲線形式の補正
曲線を決定し、更に、明るさのとり得る最小値と算出さ
れた基準値と検出されたシャドー値とから、明るさを入
力変数として、基準値を移動させないとともにシャドー
値を最小値に移動させるための明るさの補正量を出力変
数とする2次曲線形式の補正曲線を決定する。これを受
けて、補正手段44は、決定された補正曲線に従って、
処理画像の画素の持つ明るさを補正する。
【0033】このようにして、本発明の階調補正機構4
0によれば、専門家の手作業によることなく、処理画像
の明るさの階調を補正できるようになる。
【0034】一方、このように構成される本発明の平均
化補正機構50では、算出手段51は、処理画像の画素
の持つ明るさの分散値を算出するか、その算出する分散
値と処理画像の元となった入力画像の画素の持つ明るさ
の分散値との差分値を使って、その算出する分散値を補
正した形の分散値を算出する。
【0035】これを受けて、決定手段52は、分散値を
入力変数とし、分散値が大きくなるに従って小さな値を
取る平均化率を出力変数とする補正直線を使って、算出
された分散値の指定する平均化率を決定する。これを受
けて、補正手段53は、処理画像の画素の持つ明るさに
対して、決定された平均化率に応じた平均化処理を施す
ことでその明るさを補正する。
【0036】このようにして、本発明の平均化補正機構
50によれば、専門家の手作業によることなく、処理画
像の明るさの分布を平均化できるようになる。
【0037】一方、このように構成される本発明のγ変
換機構60では、算出手段61は、処理画像の画素の持
つ明るさの平均値を算出するか、その算出する平均値と
処理画像の元となった入力画像の画素の持つ明るさの平
均値との差分値を使って、その算出する平均値を補正し
た形の平均値を算出する。
【0038】これを受けて、決定手段62は、平均値を
入力変数とし、平均値が明るくなることを示す値を取る
に従って1に近づく値を取るγ値を出力変数とする補正
直線を使って、算出された平均値の指定するγ値を決定
する。これを受けて、補正手段63は、処理画像の画素
の持つ明るさに対して、決定されたγ値に応じたγ変換
処理を施すことでその明るさを補正する。
【0039】このようにして、本発明のγ変換機構60
によれば、専門家の手作業によることなく、処理画像の
明るさをγ変換できるようになる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。
【0041】図2に、本発明を具備する画像加工装置1
の一実施例を図示する。
【0042】この実施例に従う本発明を具備する画像加
工装置1は、色空間変換プログラム100と、HL値/
SD値検出プログラム200と、色カブリ補正プログラ
ム300と、明度階調補正プログラム400と、平均化
補正プログラム500と、γ変換プログラム600と、
トーン補正プログラム700と、彩度補正プログラム7
10と、色相補正プログラム720と、鮮鋭化プログラ
ム730と、拡大縮小プログラム740とを備える。
【0043】これらのプログラムは、フロッピィディス
クなどに格納されたり、サーバなどのディスクなどに格
納され、それらから本発明を具備する画像加工装置1に
インストールされてメモリ上で動作することになる。
【0044】図3に、色空間変換プログラム100の実
行する処理フローの一実施例、図4及び図5に、HL値
/SD値検出プログラム200の実行する処理フローの
一実施例、図6に、色カブリ補正プログラム300の実
行する処理フローの一実施例、図7に、明度階調補正プ
ログラム400の実行する処理フローの一実施例、図8
に、平均化補正プログラム500の実行する処理フロー
の一実施例、図9に、γ変換プログラム600の実行す
る処理フローの一実施例、図10に、トーン補正プログ
ラム700の実行する処理フローの一実施例、図11
に、彩度補正プログラム710の実行する処理フローの
一実施例、図12に、色相補正プログラム720の実行
する処理フローの一実施例、図13に、鮮鋭化プログラ
ム730の実行する処理フローの一実施例、図14に、
拡大縮小プログラム740の実行する処理フローの一実
施例を図示する。
【0045】次に、これらの処理フローに従って、本発
明を具備する画像加工装置1の実行する画像加工処理に
ついて詳細に説明する。
【0046】色空間変換プログラム100は、画像加工
処理の対象となる画像が入力されてくると、図3(a)
の処理フローに示すように、その入力画像の色空間をL
ab色空間に変換する。すなわち、例えば、CMY色空
間で表現される画像が入力されてくる場合には、このC
MY色空間を、明るさ成分Lと色成分a,bとで表現さ
れるLab色空間に変換するのである。
【0047】この色空間の変換処理は、図3(b)に示
すように、マトリックス演算を行うことで実行されるこ
とになる。
【0048】この色空間変換プログラム100の出力す
るLab色空間で表現される入力画像を受け取ると、H
L値/SD値検出プログラム200は、図4及び図5の
処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、
入力画像の明るさ成分(L値)のヒストグラムを作成す
る。すなわち、各L値を持つ画素数を計数することで、
図15(a)に示すようなヒストグラムを作成するので
ある。
【0049】続いて、ステップ2で、例えば、設定され
たHL側閾値よりも大きいL値を持つ画素を、HL値を
持つ画素の候補(HL候補画素)として検出するととも
に、設定されたSD側閾値よりも小さいL値を持つ画素
を、SD値を持つ画素の候補(SD候補画素)として検
出する。すなわち、図15(a)に示す斜線部分の画素
を検出することで、HL候補画素及びSD候補画素を検
出するのである。
【0050】続いて、ステップ3で、HL値の初期値と
して、HL候補画素の持つ最小L値(すなわち、HL側
閾値)を設定するとともに、SD値の初期値として、S
D候補画素の持つ最大L値(すなわち、SD側閾値)を
設定する。
【0051】続いて、ステップ4で、全てのHL候補画
素の選択を終了したのか否かを判断して、全てのHL候
補画素の選択を終了していないことを判断するときに
は、ステップ5に進んで、未選択のHL候補画素の中か
ら1つを選択する。
【0052】続いて、ステップ6で、その選択したHL
候補画素の持つL値と、そのHL候補画素の規定の近傍
領域に位置するHL候補画素の持つL値との平均値を算
出することで、その選択したHL候補画素を取り囲む近
傍領域の持つL値の平均値を算出する。すなわち、図1
5(b)に示すように、HL候補画素の近傍領域(例え
ば、240dpiのときには40×40画素、600d
piのときには100×100画素など)を設定して、
その近傍領域の持つL値の平均値を算出するのである。
【0053】続いて、ステップ7で、設定されているH
L値とその算出した平均値との大きさを比較して、その
算出した平均値の方が小さいことを判断するときには、
そのままステップ4に戻り、その算出した平均値の方が
大きいことを判断するときには、ステップ8に進んで、
その算出した平均値を新たなHL値として設定してから
ステップ4に戻る。
【0054】一方、ステップ4で、全てのHL候補画素
の選択を終了したことを判断するときには、ステップ9
(図5の処理フロー)に進んで、全てのSD候補画素の
選択を終了したのか否かを判断して、全てのSD候補画
素の選択を終了していないことを判断するときには、ス
テップ10に進んで、未選択のSD候補画素の中から1
つを選択する。
【0055】続いて、ステップ11で、その選択したS
D候補画素の持つL値と、そのSD候補画素の規定の近
傍領域に位置するSD候補画素の持つL値との平均値を
算出することで、その選択したSD候補画素を取り囲む
近傍領域の持つL値の平均値を算出する。すなわち、図
15(b)に示すように、SD候補画素の近傍領域を設
定して、その近傍領域の持つL値の平均値を算出するの
である。
【0056】続いて、ステップ12で、設定されている
SD値とその算出した平均値との大きさを比較して、そ
の算出した平均値の方が大きいことを判断するときに
は、そのままステップ9に戻り、その算出した平均値の
方が小さいことを判断するときには、ステップ13に進
んで、その算出した平均値を新たなSD値として設定し
てからステップ9に戻る。
【0057】そして、ステップ9で、全てのSD候補画
素の選択を終了したことを判断するときには、HL値及
びSD値の検出が終了したことを判断して、処理を終了
する。
【0058】このようにして、HL値/SD値検出プロ
グラム200は、HL値を持つ画素の候補となる複数の
候補画素の近傍領域の持つL値の平均値を算出して、そ
の中で最も大きいものをHL値として設定することで、
画像上に存在するノイズの影響を受けることなく入力画
像のHL値(ハイライト値)を検出するとともに、SD
値を持つ画素の候補となる複数の候補画素の近傍領域の
持つL値の平均値を算出して、その中で最も小さいもの
をSD値として設定することで、画像上に存在するノイ
ズの影響を受けることなく入力画像のSD値(シャドー
値)を検出することを実現する。
【0059】この処理にあたって、HL候補画素を検出
すべく設定するHL側閾値は、例えば、最大L値から計
数して画素数が所定%に到達するときのL値で設定す
る。また、SD候補画素を検出すべく設定するSD側閾
値は、例えば、最小L値から計数して画素数が所定%に
到達するときのL値で設定する。
【0060】次に、色カブリ補正プログラム300の実
行する処理について説明する。
【0061】この色カブリ補正プログラム300は、画
像の持つa,b値を補正することで、白い部分にある程
度の色をもたせるという補正を行う。
【0062】色カブリ補正プログラム300は、起動さ
れると、色空間変換プログラム100の出力する画像を
処理対象として、図6の処理フローに示すように、先ず
最初に、ステップ1で、HL値/SD値検出プログラム
200により求められたHL値を含む所定のL値の範囲
にある画素を抽出することで、補正直線の算出対象とな
る画素を抽出する。
【0063】すなわち、図16(a)に示すように、H
L値よりも所定の大きさ分小さな値を取るα値と、HL
値よりも所定の大きさ分大きな値を取るβ値との間に入
るL値を持つ画素を抽出することで、補正直線の算出対
象となる画素を抽出するのである。
【0064】続いて、ステップ2で、最小二乗法などを
使って、この抽出した画素の持つL値とa値との対応関
係を記述する補正直線を算出するとともに、この抽出し
た画素の持つL値とb値との対応関係を記述する補正直
線を算出する。
【0065】すなわち、図16(b)に示すように、ス
テップ1で抽出した画素を処理対象として、最小二乗法
などを使って、L値とa値との対応関係を記述する補正
直線を算出するとともに、L値とb値との対応関係を記
述する補正直線を算出するのである。
【0066】続いて、ステップ3で、ユーザと対話する
ことなどにより、L値とa値との理想的な対応関係を記
述する理想直線を設定するとともに、L値とb値との理
想的な対応関係を記述する理想直線を設定する。
【0067】続いて、ステップ4で、各L値毎に、補正
直線と理想直線との差として定義されるa,b値の補正
量を決定して、それに従って、色空間変換プログラム1
00の出力する画像の各画素の持つa値,b値を補正す
る。
【0068】すなわち、図16(c)に示すように、画
素の持つL値に対応付けられる補正直線のa値(b値)
と理想直線のa値(b値)とを特定して、その差分値を
求め、そのL値を持つ画素のa値(b値)をその差分値
分増加あるいは減少させていくことで、色空間変換プロ
グラム100の出力する画像の各画素の持つa値,b値
が理想直線に乗るようにと補正するのである。
【0069】そして、最後に、ステップ5で、補正の対
象とならない明るさ成分(L値)と、補正した色成分
(a値,b値)とを合成して、処理を終了する。
【0070】このようにして、色カブリ補正プログラム
300は、暗い部分よりも明るい部分で人間の目に目立
つ色カブリに合わせて、画像中の明るい領域(L値の大
きい領域)を使って、L値とa値との対応関係を記述す
る補正直線と、L値とb値との対応関係を記述する補正
直線とを算出し、それらの補正直線に対応する理想直線
との差分値に従ってa,b値の補正量を決定して、それ
に従って、色空間変換プログラム100の出力する画像
の各画素の持つa,b値を補正することで、専門家に依
らずに色カブリの補正を行うことを実現する。
【0071】次に、明度階調補正プログラム400の実
行する処理について説明する。
【0072】この明度階調補正プログラム400は、L
値をそれがとり得る範囲にレンジ拡大するという補正を
行う。
【0073】明度階調補正プログラム400は、起動さ
れると、色カブリ補正プログラム300の出力する画像
を処理対象として、図7の処理フローに示すように、先
ず最初に、ステップ1で、入力する画像のL値を取得し
てその平均値を算出する。
【0074】続いて、ステップ2で、HL値/SD値検
出プログラム200により求められたHL値とSD値と
の中央値を算出する。すなわち、図17(a)に示すよ
うに、 中央値=(HL値+SD値)/2 を算出するのである。
【0075】続いて、ステップ3で、ステップ1で算出
したL値の平均値と、ステップ2で算出した中央値との
平均値として定義されるL値補正量基準値を算出する。
すなわち、図17(b)に示すように、 L値補正量基準値=(L値平均値+中央値)/2 を算出するのである。
【0076】続いて、ステップ4で、HL値側の各L値
の補正量を、 HL値側補正量=(255−HL値)×(L値補正量基
準値−L値)2/(L値補正量基準値−HL値)2 で求めて、それに従ってHL値側の各L値を補正する。
ここで、“255”は、L値のとり得る最大値(白い部
分のL値)である。
【0077】例えば、L値補正量基準値が“128”
で、HL値が“200”で、補正対象となるL値が“9
6”の場合には、HL値側補正量は“11”となるの
で、補正対象となるL値は“96”から“107”へと
補正されることになる。
【0078】この式の意味する所は、 L値=L値補正量基準値のとき、HL値側補正量=0 L値=HL値のとき、 HL値側補正量=25
5−HL値>0 から分かるように、L値補正量基準値を移動させないと
ともに、HL値をL値がとり得る最大値である“25
5”へ移動させるための補正量を決定するものであっ
て、図17(c)に示すように、その補正量を、2次曲
線に従い、L値がHL値に近づくほど大きくなる形態で
決定するものである。
【0079】続いて、ステップ5で、SD値側の各L値
の補正量を、 SD値側補正量=(0−SD値)×(L値補正量基準値
−L値)2/(L値補正量基準値−SD値)2 で求めて、それに従ってSD値側の各L値を補正する。
ここで、“0”は、L値のとり得る最小値(黒い部分の
L値)である。
【0080】例えば、L値補正量基準値が“128”
で、SD値が“32”で、補正対象となるL値が“6
4”の場合には、HL値側補正量は“−14”となるの
で、補正対象となるL値は“64”から“50”へと補
正されることになる。
【0081】この式の意味する所は、 L値=L値補正量基準値のとき、SD値側補正量=0 L値=SD値のとき、 SD値側補正量=−S
D値<0 から分かるように、L値補正量基準値を移動させないと
ともに、SD値をL値がとり得る最小値である“0”へ
移動させるための補正量を決定するものであって、図1
7(c)に示すように、その補正量を、2次曲線に従
い、L値がSD値に近づくほど大きくなる形態で決定す
るものである。
【0082】そして、最後に、ステップ6で、補正した
明るさ成分(L値)と、補正の対象とならない色成分
(a値,b値)とを合成して、処理を終了する。
【0083】このようにして、明度階調補正プログラム
400は、画像の持つL値の中央部分を検出し、そこを
基準にして、その画像の持つL値を、それがとり得る範
囲にレンジ拡大するように補正することで、専門家に依
らずに明度の階調補正を行うことを実現する。そして、
この補正にあたって、中央部分よりも明るい部分と暗い
部分とを区別しながら、中央部分の補正量を小さくし、
明るさの上下限値に近づくに従って補正量を大きくする
ことで、本来の処理画像の性質を損なうことなく明度の
階調補正を行うことを実現する。
【0084】なお、この補正処理にあたって、HL値/
SD値検出プログラム200がL値の最大値をそのまま
HD値としない構成を採っていることで、補正したL値
が最大値である“255”を超えることが起こるが、そ
のようなときには、その補正結果を“255”に制限す
るようにしている。同様に、この補正処理にあたって、
HL値/SD値検出プログラム200がL値の最小値を
そのままSD値としない構成を採っていることで、補正
したL値が最小値である“0”を超えることが起こる
が、そのようなときには、その補正結果を“0”に制限
するようにしている。
【0085】次に、平均化補正プログラム500の実行
する処理について説明する。
【0086】この平均化補正プログラム500は、画像
のコントラストを高めるべく、画像の明るさの分布を平
均化(平坦化)させる処理を行う。すなわち、図18
(a)に示すような明るさのヒストグラムを持つ画像に
対して100%の平均化処理を施すことで、図18
(b)に示すような平坦な明るさのヒストグラムを持つ
画像に変換したり、100%より小さい所定%の平均化
処理を施すことで、図18(c)に示すような明るさの
ヒストグラムを持つ画像に変換することで、画像のコン
トラストを高めるのである。
【0087】平均化補正プログラム500は、起動され
ると、明度階調補正プログラム400の出力する画像を
処理対象として、図8の処理フローに示すように、先ず
最初に、ステップ1で、明度階調補正プログラム400
から入力する画像の明るさ成分(L値)のヒストグラム
を作成する。
【0088】続いて、ステップ2で、作成したヒストグ
ラムの分散値X(明度階調補正プログラム400から入
力する画像のL値の持つ分散値と同じものである)を算
出する。続いて、ステップ3で、色空間変換プログラム
100に入力された画像(何も画像加工処理を施してい
ない入力画像)の分散値Yを算出する。続いて、ステッ
プ4で、ステップ1で算出した分散値Xと、ステップ2
で算出した分散値Yとの差分値(X−Y)を算出する。
【0089】続いて、ステップ5で、ステップ1で算出
した分散値Xを、ステップ4で算出した分散差分値(X
−Y)を使い、例えば、 X=X×〔1+(X−Y)/差分基準値〕 という算出式に従って補正する。ここで、差分基準値
は、予め設定される経験値である。
【0090】この算出式に従うと、「X>Y」であると
きには、分散値Xは大きめに補正されることになり、一
方、「X<Y」であるときには、分散値Xは大きめに補
正されることになる。すなわち、これまでに行った画像
加工処理により分散値が入力画像のものよりも大きくな
ったときには、その分散値を若干大きめに補正し、これ
までの画像加工処理により分散値が入力画像のものより
も小さくなったときには、その分散値を若干小さめに設
定するのである。この補正式の意味する所は、これまで
に行った画像加工処理が分散値に与えた影響を強調する
ことにある。
【0091】この算出式に従って、例えば、差分基準値
が“32”で、分散差分値が“+8”である場合には、
分散値Xは補正前の値の125%になり、分散差分値が
“−8”である場合には、分散値Xは補正前の値の75
%になる。
【0092】続いて、ステップ6で、平均化処理の平均
化率(平均化させる程度を示す)を算出する。平均化補
正プログラム500は、後述する手順に従って平均化処
理を行うので、このステップ6では、そのときに必要と
される平均化率を算出するのである。
【0093】この平均化率の算出は、ステップ5で補正
した分散値を使い、例えば、 平均化率=最大平均化率−分散値×(最大平均化率/分
散値最大値) という算出式に従って算出する。ここで、最大平均化率
は、予め設定される経験値であり、分散値最大値は、L
値の範囲から例えば“128(=256÷2)”と決め
られることになる。
【0094】すなわち、図19(a)に示すように、分
散値が大きくなるに従って平均化率を小さくするという
形態で平均化率を決定する。この算出式の意味する所
は、分散値が大きいということは、既にかなり平均化さ
れている状態にあるので、それに応じてあまり平均化処
理を施さないようにするために、平均化率を小さくして
いくことにある。そして、分散値が小さいということ
は、あまり平均化されていない状態にあるので、それに
応じて大きな平均化処理を施すようにするために、平均
化率を大きくしていくことにある。
【0095】この算出式に従って、例えば、分散最大値
が“128”で、最大平均化率が“30”とする場合、
分散値が“16”の場合には、平均化率は“26.2
5”と求められることになる。また、例えば、分散最大
値が“128”で、最大平均化率が“30”とする場
合、分散値が“80”の場合には、平均化率は“11.
25”と求められることになる。
【0096】続いて、ステップ7で、算出された平均化
率に応じた平均化処理を施す。このとき実行する平均化
処理について具体的に説明するならば、0〜255の各
L値に対して、次の補正を行うことで平均化を実行す
る。
【0097】すなわち、全画素数が256000個であ
る場合、完全に平均化された場合には、各L値を持つ画
素の数は1000個(=256000÷256階調)と
なる。これから、あるL値までの画素の累計数が210
00個で、そのL値を持つ画素数が5000個であると
すると、ヒストグラムから規定される完全に平均化され
た場合のそのL値は、近似的に、 L=(21000/1000)+(5000/1000)/2 =23.5 と表される。
【0098】このとき、そのL値が例えば“50”であ
ったとするならば、完全な平均化(100%の平均化)
を行うということは、“50”というL値を“23.
5”に補正することを意味する。すなわち、図19
(b)に示すように、各L値を、ステップ1で作成した
ヒストグラムから規定される、完全に平均化された場合
のそのL値(図中の<L>)に補正していくことが、1
00%の平均化を行うということになる。
【0099】従って、このステップ7では、この100
%の平均化を実現するL値の移動量と、ステップ6で算
出された平均化率とを乗算することで、その平均化率の
指定する移動量を求めて、その分だけL値を補正してい
くことで、算出された平均化率に応じた平均化処理を施
す。
【0100】例えば、完全な平均化(100%の平均
化)を行うということが、“50”というL値を“2
3.5”に補正するということを意味する場合にあっ
て、ステップ6で平均化率として10%が算出された場
合には、 50−(50−23.5)×0.1=47.35 というように、“50”というL値を“47. 35”に
補正していくという平均化処理を施すのである。
【0101】このようにして、ステップ7で、算出され
た平均化率に応じた平均化処理を施すと、最後に、ステ
ップ8で、補正した明るさ成分(L値)と、補正の対象
とならない色成分(a値,b値)とを合成して、処理を
終了する。
【0102】このようにして、平均化補正プログラム5
00は、明度階調補正プログラム400の出力する画像
の明るさの分散値を算出し、それに従って、明るさの分
散値が大きくなるに従って小さな平均化率となる態様で
平均化率を設定して、それに応じてその画像の明るさの
分布を平均化させることで、専門家に依らずに画像のコ
ントラストを高めるための明度の平均化補正を行うこと
を実現する。
【0103】次に、γ変換プログラム600の実行する
処理について説明する。
【0104】このγ変換プログラム600は、設定され
たγ値に応じて、L値を、 Lout =Lin 1/r 但し、rはγ値(ガンマ値) という変換式に従って変換することで、図20(a)に
示すように、暗い部分の明るさの変化を大きくし、明る
い部分の明るさの変化を小さくする補正を行うことで、
暗い部分をよく見えるようにする。
【0105】γ変換プログラム600は、起動される
と、平均化補正プログラム500の出力する画像を処理
対象として、図9の処理フローに示すように、先ず最初
に、ステップ1で、平均化補正プログラム500から入
力する画像の明るさ成分(L値)の平均値xを算出す
る。すなわち、図20(b)に示すように、平均化補正
プログラム500から入力する画像の明るさ成分(L
値)の平均値xを算出するのである。
【0106】続いて、ステップ2で、色空間変換プログ
ラム100に入力された画像(何も画像加工処理を施し
ていない入力画像)の平均値yを算出する。続いて、ス
テップ3で、ステップ1で算出した平均値xと、ステッ
プ2で算出した平均値yとの差分値(x−y)を算出す
る。
【0107】続いて、ステップ4で、ステップ1で算出
した平均値xを、ステップ3で算出した平均差分値(x
−y)を使い、例えば、 x=x×〔1+(x−y)/差分基準値〕 という算出式に従って補正する。ここで、差分基準値
は、予め設定される経験値である。
【0108】この算出式に従うと、「x>y」であると
きには、平均値xは大きめに補正されることになり、一
方、「x<y」であるときには、平均値xは小さめに補
正されることになる。すなわち、これまでに行った画像
加工処理により平均値が入力画像のものよりも大きくな
ったときには、その平均値を若干大きめに補正し、これ
までの画像加工処理により平均値が入力画像のものより
も小さくなったときには、その平均値を若干小さめに設
定するのである。この補正式の意味する所は、これまで
に行った画像加工処理が平均値に与えた影響を強調する
ことにある。
【0109】この算出式に従って、例えば、差分基準値
が“32”で、平均差分値が“+8”である場合には、
平均値xは元の値の125%になり、平均差分値が“−
8”である場合には、平均値xは元の値の75%にな
る。
【0110】続いて、ステップ5で、γ変換処理で用い
るγ値を算出する。γ変換プログラム600は、上述し
たように、 Lout =Lin 1/r 但し、rはγ値(ガンマ値) という変換式に従ってγ変換を行うので、このステップ
5では、そのときに必要とされるγ値を算出するのであ
る。
【0111】このγ値の算出は、ステップ5で補正した
平均値を使い、例えば、 γ値=最大γ値−平均値×〔(最大γ値−1.0)/L
値最大値〕 という算出式に従って算出する。ここで、最大γ値は、
予め設定される経験値であり、L値最大値は、L値の上
限値の“255”である。
【0112】すなわち、図20(c)に示すように、平
均値が大きくなるに従ってγ値を“1.0”に近づける
形態でもって、γ値を決定する。この算出式の意味する
所は、L値の平均値が大きいということは、明るい成分
が多いという状態にあるので、それに応じてあまり強い
γ変換を施さないようにするために、γ値を小さくして
いくことにある。そして、逆に、L値の平均値が小さい
ということは、暗い成分が多いという状態にあるので、
それに応じて強いγ変換を施していくようにするため
に、γ値を大きくしていくことにある。
【0113】この算出式に従って、例えば、L値最大値
が“255”で、最大γ値が“2.2”とする場合、平
均値が“16”の場合には、γ値は“2.1”と求めら
れることになる。
【0114】続いて、ステップ6で、算出されたγ値に
応じたγ変換処理を施す。すなわち、平均化補正プログ
ラム500から入力する画像のL値を、 Lout =Lin 1/r 但し、rはγ値(ガンマ値) という変換式に従って変換するのである。
【0115】そして、最後に、ステップ7で、補正した
明るさ成分(L値)と、補正の対象とされない色成分
(a値,b値)とを合成して、処理を終了する。
【0116】このようにして、γ変換プログラム600
は、平均化補正プログラム500の出力する画像のL値
の平均値を算出し、その平均値を使ってγ値を設定し
て、そのγ値を使ってその画像の明るさをγ変換するこ
とで、専門家に依らずに暗い部分をよく見えるようにす
るためのγ変換を行うことができるようになるととも
に、この補正にあたって、L値の平均値が大きくなるに
従って“1.0”に近づくγ値を設定することで、その
画像の性質に合わせたγ変換を行うことができるように
なる。
【0117】次に、トーン補正プログラム700の実行
する処理について説明する。
【0118】トーン補正プログラム700は、起動され
ると、γ変換プログラム600の出力する画像を処理対
象として、図10の処理フローに示すように、先ず最初
に、ステップ1で、メモリから、ユーザの設定するトー
ンカーブを読み込む。すなわち、ユーザの設定する図2
1に示すようなトーンカーブがメモリに用意されている
ので、それを読み込むのである。ここで、このトーンカ
ーブは、テーブルデータの形で用意されることもある
し、計算式の形で用意されることもある。
【0119】続いて、ステップ2で、その読み込んだト
ーンカーブに従って、各L値を補正する。すなわち、ト
ーンカーブでは、補正前のL値と補正後のL値との対応
関係を記述しているので、この対応関係に従って、各L
値を補正するのである。
【0120】そして、最後に、ステップ3で、補正した
明るさ成分(L値)と、補正の対象とされない色成分
(a値,b値)とを合成して、処理を終了する。
【0121】このようにして、トーン補正プログラム7
00は、ユーザの設定するトーンカーブに従って、明る
さを所望のものに補正する処理を行うのである。
【0122】次に、彩度補正プログラム710の実行す
る処理について説明する。
【0123】彩度補正プログラム710は、起動される
と、トーン補正プログラム700の出力する画像を処理
対象として、図11の処理フローに示すように、先ず最
初に、ステップ1で、その処理対象の画像の色空間をL
ab色空間からLCH色空間に変換する。すなわち、明
るさ(L値)と彩度(C値)と色相(H値)とで表現さ
れるLCH色空間に変換するのである。
【0124】続いて、ステップ2で、画像中の最大彩度
値を検出する。続いて、ステップ3で、その検出した最
大彩度値と、理論的に求まる彩度の上限値あるいはユー
ザが設定する彩度の上限値との比率値として定義される
彩度強調量Ca(=上限値/最大彩度値)を決定する。こ
のとき、更に、ユーザの設定する係数を乗算することも
ある。この係数を導入すると、彩度強調量Ca は“1”
よりも小さな値に設定することが可能となる。
【0125】続いて、ステップ4で、画像の各画素の持
つ彩度値と彩度強調量Ca とを乗算することで、画像の
各画素の持つ彩度値を補正する。そして、最後に、ステ
ップ5で、画像の色空間をLCH色空間から元のLab
色空間に変換して、処理を終了する。
【0126】このようにして、彩度補正プログラム71
0は、画像中の最大彩度値と、理論的に求まる彩度の上
限値あるいはユーザが設定する彩度の上限値とを使い、
簡単な演算に従って、彩度を所望のものに補正する処理
を行うのである。
【0127】次に、色相補正プログラム720の実行す
る処理について説明する。
【0128】色相補正プログラム720は、起動される
と、彩度補正プログラム710の出力する画像を処理対
象として、図12の処理フローに示すように、先ず最初
に、ステップ1で、その処理対象の画像の色空間をLa
b色空間からLCH色空間に変換する。ここで、色相補
正プログラム720が必ず彩度補正プログラム710の
後段に用意されるときには、彩度補正プログラム710
は最終段で行うLCH色空間からLab色空間への変換
処理を省略する構成を採るので、このステップ1の変換
処理を省略することができる。
【0129】続いて、ステップ2で、メモリから、ユー
ザの設定する色相変換テーブルを読み込む。すなわち、
M(マゼンタ)/R(レッド)/Y(イエロー)/G
(グリーン)/C(シアン)/B(ブルー)の6色につ
いて、どの程度色相値を変更するのかについて記述する
図22(a)に示すような色相変換テーブルがメモリに
用意されているので、それを読み込むのである。
【0130】ここで、色相の値は、図22(b)に示す
ように、H平面上での基準軸からの角度で定義されてお
り、この色相変換テーブルに管理される色相の変更量
は、この角度の変更量として与えられることになる。な
お、この色相変換テーブルは、上述したトーンカーブの
ような連続データの形で用意されることもあるし、計算
式の形で用意されることもある。
【0131】続いて、ステップ3で、その読み込んだ色
相変換テーブルを使い、補間処理に従って、各色相値の
補正量を決定する。すなわち、先ず最初に、補正量の算
出対象となる色相値が色相変換テーブルに登録されてい
るどの2つの色相値の間に位置するのかを特定し、続い
て、その位置に応じた比例配分演算を行うことで、その
色相値の補正量を決定するのである。ここで、色相変換
テーブルがトーンカーブのような連続データの形で用意
されるときには、補間処理を行わずに、そのまま色相変
換テーブルを索引することで補正量を得ることになる。
【0132】続いて、ステップ4で、その決定した補正
量に従って各色相値を補正する。そして、最後に、ステ
ップ5で、画像の色空間をLCH色空間から元のLab
色空間に変換して、処理を終了する。
【0133】このようにして、色相補正プログラム72
0は、ユーザの設定する色相変換テーブルに従って、色
相を所望のものに補正する処理を行うのである。
【0134】次に、鮮鋭化プログラム730の実行する
処理について説明する。
【0135】鮮鋭化プログラム730は、起動される
と、色相補正プログラム720の出力する画像の明るさ
成分を処理対象として、図13の処理フローに示すよう
に、先ず最初に、ステップ1で、9×9画素などのフィ
ルタサイズを持つ平均操作を行うフィルタを使ってフィ
ルタリングすることで、その処理対象の画像のぼかし画
像を生成する。
【0136】続いて、ステップ2で、元の画像とぼかし
画像との差分画像(L値の差分画像)を生成すること
で、元の画像中に含まれるエッジ部分を抽出する。続い
て、ステップ3で、その差分画像の持つL値のヒストグ
ラムを作成する。すなわち、図23に示すようなヒスト
グラムを作成するのである。
【0137】続いて、ステップ4で、正のL値を持つ差
分画像と、負のL値を持つ差分画像とで別々に、その作
成したヒストグラムの平均値及び分散値を算出する。続
いて、ステップ5で、その算出した平均値及び分散値の
区画する領域に含まれるヒストグラム部分を抽出するこ
とで、鮮鋭化処理の対象となる画素を抽出する。すなわ
ち、図23に示すように、差分値の大きすぎる所と小さ
すぎる所とを取り除いたヒストグラム部分を、鮮鋭化対
象画素として抽出するのである。
【0138】続いて、ステップ6で、鮮鋭化処理の大き
さを示す鮮鋭化係数を設定する。例えば、正のL値を持
つ差分画像と、負のL値を持つ差分画像とで別々に、 鮮鋭化係数=最大画素値/分散値 という算出式を使って鮮鋭化係数を設定したり、ユーザ
と対話することで鮮鋭化係数を設定する。
【0139】続いて、ステップ7で、ステップ5で抽出
した鮮鋭化対象画素を処理対象として、設定した鮮鋭化
係数を使い、 g=g−(g−f)×α 但し、 g:元の画像のL値 f:ぼかし画像のL値 α:鮮鋭化係数 という算出式に従って、鮮鋭化対象画素に対して、鮮鋭
化係数に応じた鮮鋭化処理を施す。
【0140】そして、最後に、ステップ8で、補正した
明るさ成分(L値)と、補正の対象とされない色成分
(a値,b値)とを合成して、処理を終了する。
【0141】このようにして、鮮鋭化プログラム730
は、図24に示すように、あまり強いエッジ部分やあま
り弱いエッジ部分を取り除いた形で鮮鋭化対象画素を設
定して、それらの鮮鋭化対象画素に対して鮮鋭化処理を
施すことで、エッジ部分をはっきり見えるようにするの
である。
【0142】次に、拡大縮小プログラム740の実行す
る処理について説明する。
【0143】この拡大縮小プログラム740は、画像を
拡大したり縮小したりするときにあって、非格子点が設
定される場合に、格子点となる画素の明るさ成分や色成
分から、その非格子点の明るさ成分や色成分を算出する
ことで、その画像の拡大や縮小を実現するものである。
【0144】拡大縮小プログラム740は、この実施例
に従う場合、非格子点の明るさ成分や色成分の算出方法
として、バイリニア方式とキュービックコンボリューシ
ョン方式という2つの補間方法を用いている。
【0145】このバイリニア方式では、非格子点(uo,
o )の濃度f(uo,o )を、図25に示す4つの周
囲格子点の濃度を使い、 f(uo,o )=f(u',v')(1−α)(1−β) + f(u'+
1,v') α(1−β)+f(u',v'+1)(1−β)β+f(u'+1,v'+
1)αβ α=uo −u’ β=vo −v’ という算出式で算出する。このバイリニア方式は、周囲
の4点を使って非格子点の濃度を算出することから、計
算時間が短くて済むという利点がある。
【0146】一方、キュービックコンボリューション方
式では、非格子点(uo,o )の濃度f(uo,o
を、16個の周囲格子点(uk,l )の濃度を使い、 f(uo,o )=Σk Σl f(uk,l )C(uk −uo )C( vl −vo ) C(x) =1−2|x|2 +|x|3 0≦|x|<1 =4−8|x|+5|x|2 −|x|3 1≦|x|<2 =0 2≦|x| という算出式で算出する。このキュービックコンボリュ
ーション方式は、周囲の16点を使って非格子点の濃度
を算出することから、補間精度が高いという利点があ
る。
【0147】拡大縮小プログラム740は、画像のサイ
ズ変更要求に応答して起動されると、鮮鋭化プログラム
730の出力する画像を処理対象として、図14の処理
フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、その
サイズ変更要求の指定する拡大率(縮小率)を算出す
る。
【0148】続いて、ステップ2で、画像の拡大要求で
あるのか縮小要求であるのかを判断して、画像の縮小要
求であることを判断するときには、バイリニア方式の精
度で十分であることを判断して、ステップ4に進んで、
非格子点の明るさ成分と色成分とをバイリニア方式を使
って算出することを決定する。
【0149】一方、ステップ2で、画像の拡大要求であ
ることを判断するときには、ステップ3に進んで、規定
の閾値(例えば300%)以上の拡大率を指定する拡大
要求であるのか否かを判断して、規定の閾値以上の拡大
率を指定する拡大要求ではないことを判断するときに
は、バイリニア方式の精度で十分であることを判断し
て、ステップ4に進んで、非格子点の明るさ成分と色成
分とをバイリニア方式を使って算出することを決定す
る。
【0150】一方、ステップ3で、規定の閾値以上の拡
大率を指定する拡大要求であることを判断するときに
は、ステップ5に進んで、明るさ成分は拡大率が大きい
ことで高精度が要求されることに対応して、非格子点の
明るさ成分をキュービックコンボリューション方式を使
って算出することを決定し、色成分については人間の目
が比較的鈍感であることで拡大率が大きくてもバイリニ
ア方式の精度で十分であることに対応して、非格子点の
明るさ成分をバイリニア方式を使って算出することを決
定する。
【0151】続いて、選択した補間方法を用いて、画像
の拡大処理(縮小処理)を実行して、処理を終了する。
【0152】このようにして、拡大縮小プログラム74
0は、画像を拡大したり縮小したりするときに、色成分
については、人間の目が比較的鈍感なことを考慮して、
高速処理を実現する補間方法を使って画像の拡大縮小処
理を実行するとともに、明るさ成分については、人間の
目が鋭敏なことに考慮して、拡大率が大きい場合には、
高精度を実現する補間方法を使って画像の拡大処理を実
行し、拡大率が小さい場合や縮小する場合には、高速処
理を実現する補間方法を使って画像の拡大縮小処理を実
行することで、高速かつ高精度を実現しつつ、その画像
の拡大処理や縮小処理を実現するのである。
【0153】図示実施例に従って本発明を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施
例で用いた色空間は一例に過ぎない。
【0154】また、実施例では、先ず最初に、HL値/
SD値を検出し、続いて、色カブリを補正し、続いて、
明度階調補正を実行し、続いて、平均化補正を実行し、
続いて、γ変換を実行し、続いて、トーン補正を実行
し、続いて、彩度補正を実行し、続いて、色相補正を実
行し、続いて、鮮鋭化処理を実行し、続いて、拡大縮小
処理を実行するという順序に従って画像を加工していく
という方法を用いたが、この順序は一例に過ぎない。
【0155】また、実施例で用いた平均化処理の方法は
一例に過ぎず、他の平均化の方法を用いることでよい。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハイライト値を持つ画素の候補となる複数の候補画素の
近傍領域の持つ明るさの平均値を算出して、その中で最
も大きいものをハイライト値として設定することで、画
像上に存在するノイズの影響を受けることなく処理画像
のハイライト値を検出するとともに、シャドー値を持つ
画素の候補となる複数の候補画素の近傍領域の持つ明る
さの平均値を算出して、その中で最も小さいものをシャ
ドー値として設定することで、画像上に存在するノイズ
の影響を受けることなく処理画像のシャドー値を検出す
ることができるようになる。
【0157】そして、本発明によれば、暗い部分よりも
明るい部分で人間の目に目立つ色カブリに合わせて、画
像中の明るい領域を使って、明るさ成分と色成分との対
応関係を記述する補正直線を算出し、その補正直線に対
応する理想直線との差分値に従って色成分の補正量を決
定して、それに従って処理画像の各画素の持つ色成分を
補正することで、専門家に依らずに色カブリの補正を行
うことができるようになる。
【0158】そして、本発明によれば、処理画像の明る
さ成分の中央部分を検出し、そこを基準にして、処理画
像の明るさを、それがとり得る範囲にレンジ拡大するよ
うに補正することで、専門家に依らずに明るさ成分の階
調補正を行うことができるようになるとともに、この補
正にあたって、中央部分の補正量を小さくし、明るさの
上下限値に近づくに従って補正量を大きくすることで、
本来の処理画像の性質を損なうことなく明るさ成分の階
調補正を行うことができるようになる。
【0159】そして、本発明によれば、処理画像の明る
さの分散値を算出し、それに従って、明るさの分散値が
大きくなるに従って小さな平均化率となる態様で平均化
率を設定して、それに応じて処理画像の明るさの分布を
平均化させることで、専門家に依らずに画像のコントラ
ストを高めるための明るさの平均化補正を行うことがで
きるようになる。
【0160】そして、本発明によれば、処理画像の明る
さの平均値を算出し、それに従ってγ値を設定して、こ
のγ値を使って処理画像の明るさをγ変換することで、
専門家に依らずに暗い部分をよく見えるようにするため
のγ変換を行うことができるようになるとともに、この
補正にあたって、明るさの平均値が明るい部分の多いこ
とを示す値を取るに従って1に近づくγ値を設定するこ
とで、処理画像の性質に合わせたγ変換を行うことがで
きるようになる。
【0161】そして、これらのことを実現するにあたっ
て、本発明によれば、ユーザの設定するトーンカーブに
従って、明るさを所望のものに補正できるようになる。
そして、画像中の最大彩度値と、理論的に求まる彩度の
上限値あるいはユーザが設定する彩度の上限値とを使っ
て、彩度を所望のものに補正できるようになる。そし
て、ユーザの設定する色相変換テーブルに従って、色相
を所望のものに補正できるようになる。そして、あまり
強いエッジ部分やあまり弱いエッジ部分を取り除いた形
で、鮮鋭化処理を施すことができるようになる。そし
て、高速かつ高精度に、画像の拡大処理や縮小処理を実
行できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例である。
【図3】色空間変換プログラムの処理フローである。
【図4】HL値/SD値検出プログラムの処理フローで
ある。
【図5】HL値/SD値検出プログラムの処理フローで
ある。
【図6】色カブリ補正プログラムの処理フローである。
【図7】明度階調補正プログラムの処理フローである。
【図8】平均化補正プログラムの処理フローである。
【図9】γ変換プログラムの処理フローである。
【図10】トーン補正プログラムの処理フローである。
【図11】彩度補正プログラムの処理フローである。
【図12】色相補正プログラムの処理フローである。
【図13】鮮鋭化プログラムの処理フローである。
【図14】拡大縮小プログラムの処理フローである。
【図15】HL値/SD値検出プログラムの処理の説明
図である。
【図16】色カブリ補正プログラムの処理の説明図であ
る。
【図17】明度階調補正プログラムの処理の説明図であ
る。
【図18】平均化補正プログラムの処理の説明図であ
る。
【図19】平均化補正プログラムの処理の説明図であ
る。
【図20】γ変換プログラムの処理の説明図である。
【図21】トーンカーブの説明図である。
【図22】色相変換テーブルの説明図である。
【図23】鮮鋭化プログラムの処理の説明図である。
【図24】鮮鋭化プログラムの処理の説明図である。
【図25】非格子点の補間方法の説明図である。
【符号の説明】
1 画像加工装置 10 色空間変換変換機構 20 HL値/SD値検出機構 21 抽出手段 22 算出手段 23 決定手段 30 色カブリ補正機構 31 検出手段 32 抽出手段 33 算出手段 34 補正手段 40 階調補正機構 41 検出手段 42 算出手段 43 決定手段 44 補正手段 50 平均化補正機構 51 算出手段 52 決定手段 53 補正手段 60 γ変換機構 61 算出手段 62 決定手段 63 補正手段 70 トーン補正機構 71 彩度補正機構 72 色相補正機構 73 鮮鋭化機構 74 拡大縮小機構

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理画像のハイライト値及びシャドー値
    を検出する処理を行う画像加工装置において、 処理画像の画素の持つ明るさから、ハイライト値を持つ
    画素の候補となる複数の画素と、シャドー値を持つ画素
    の候補となる複数の画素とを抽出する抽出手段と、 上記候補画素毎に、上記候補画素の持つ明るさと、上記
    候補画素の規定の近傍領域に位置する画素の持つ明るさ
    との平均値を算出する算出手段と、 上記平均値の最大値を特定して、それを処理画像のハイ
    ライト値として決定するとともに、上記平均値の最小値
    を特定して、それを処理画像のシャドー値として決定す
    る決定手段とを備えることを、 特徴とする画像加工装置。
  2. 【請求項2】 処理画像の色カブリを補正する処理を行
    う画像加工装置において、 処理画像の画素の持つ明るさから、ハイライト値を検出
    する検出手段と、 上記ハイライト値を含む規定範囲の明るさを持つ画素を
    抽出する抽出手段と、 上記抽出手段の抽出する画素の持つ色成分と該画素の持
    つ明るさとの対応関係を記述する補正直線を算出する算
    出手段と、 上記補正直線と、色成分と明るさとの理想的な対応関係
    として設定される理想直線とから、処理画像の画素の持
    つ色成分を補正する補正手段とを備えることを、 特徴する画像加工装置。
  3. 【請求項3】 処理画像の明るさの階調を補正する処理
    を行う画像加工装置において、 処理画像の画素の持つ明るさから、ハイライト値及びシ
    ャドー値を検出する検出手段と、 処理画像の画素の持つ明るさから、階調補正の基準値を
    算出する算出手段と、明るさのとり得る最大値と上記基
    準値と上記ハイライト値とから、明るさを入力変数と
    し、上記基準値を移動させないとともに上記ハイライト
    値を上記最大値に移動させるための該明るさの補正量を
    出力変数とする2次曲線形式の補正曲線を決定し、更
    に、明るさのとり得る最小値と上記基準値と上記シャド
    ー値とから、明るさを入力変数として、上記基準値を移
    動させないとともに上記シャドー値を上記最小値に移動
    させるための該明るさの補正量を出力変数とする2次曲
    線形式の補正曲線を決定する決定手段と、 上記補正曲線に従って、処理画像の画素の持つ明るさを
    補正する補正手段とを備えることを、 特徴とする画像加工装置。
  4. 【請求項4】 処理画像の明るさの分布を平均化させる
    処理を行う画像加工装置において、 処理画像の画素の持つ明るさの分散値を算出するか、そ
    の算出する分散値と該処理画像の元となった入力画像の
    画素の持つ明るさの分散値との差分値を使って、その算
    出する分散値を補正した形の分散値を算出する算出手段
    と、 分散値を入力変数とし、分散値が大きくなるに従って小
    さな値を取る平均化率を出力変数とする補正直線を使っ
    て、上記算出手段の算出する分散値の指定する平均化率
    を決定する決定手段と、 処理画像の画素の持つ明るさに対して、上記決定手段の
    決定する平均化率に応じた平均化処理を施すことで該明
    るさを補正する補正手段とを備えることを、 特徴とする画像加工装置。
  5. 【請求項5】 処理画像の明るさをγ変換する処理を行
    う画像加工装置において、 処理画像の画素の持つ明るさの平均値を算出するか、そ
    の算出する平均値と該処理画像の元となった入力画像の
    画素の持つ明るさの平均値との差分値を使って、その算
    出する平均値を補正した形の平均値を算出する算出手段
    と、 平均値を入力変数とし、平均値が明るくなることを示す
    値を取るに従って1に近づく値を取るγ値を出力変数と
    する補正直線を使って、上記算出手段の算出する平均値
    の指定するγ値を決定する決定手段と、 処理画像の画素の持つ明るさに対して、上記決定手段の
    決定するγ値に応じたγ変換処理を施すことで該明るさ
    を補正する補正手段とを備えることを、 特徴とする画像加工装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5に記載されるいずれかの画
    像加工装置において、 入力する明るさと出力する明るさとの変換関係を記述す
    るトーンカーブを使って、処理対象となる画素の持つ明
    るさを補正する補正手段を備えることを、 特徴とする画像加工装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5に記載されるいずれかの画
    像加工装置において、 処理対象となる画像の持つ彩度の最大値と、彩度の理論
    的な上限値又は設定される上限値とを使って、該画像の
    持つ彩度を補正する補正手段を備えることを、 特徴とする画像加工装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5に記載されるいずれかの画
    像加工装置において、 入力する色相と出力する色相との対応関係を記述するデ
    ータを使って、処理対象となる画素の持つ色相を補正す
    る補正手段を備えることを、 特徴とする画像加工装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5に記載されるいずれかの画
    像加工装置において、 処理対象となる画像の微分画像を生成する生成手段と、 上記微分画像から、鮮鋭化対象の画素を抽出する抽出手
    段と、 上記鮮鋭化対象画素の持つ明るさに対して、鮮鋭化処理
    を施すことで該明るさを補正する補正手段とを備えるこ
    とを、 特徴とする画像加工装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5に記載されるいずれかの
    画像加工装置において、 画像のサイズ変更要求が発行されるときに、拡大要求で
    あるのか、縮小要求であるのかを判断するとともに、拡
    大要求であるときには、規定の拡大率よりも大きな拡大
    率の拡大要求であるのか否かを判断する判断手段と、 上記判断手段が縮小要求であることを判断するときと、
    規定の拡大率よりも小さな拡大要求であることを判断す
    るときに、規定の第1の補間アルゴリズムに従って、非
    格子点となる画素の持つ明るさを算出する第1の算出手
    段と、 上記判断手段が規定の拡大率よりも大きな拡大要求であ
    ることを判断するときに、規定の第2の補間アルゴリズ
    ムに従って、非格子点となる画素の持つ明るさを算出す
    る第2の算出手段とを備えることを、 特徴とする画像加工装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の画像加工装置におい
    て、 非格子点となる画素の持つ色成分については、第1の補
    間アルゴリズムに従って算出するように構成されること
    を、 特徴とする画像加工装置。
  12. 【請求項12】 処理画像のハイライト値及びシャドー
    値を検出する処理を行う画像加工装置の実現に用いられ
    るプログラムが格納されるプログラム記録媒体であっ
    て、 処理画像の画素の持つ明るさから、ハイライト値を持つ
    画素の候補となる複数の画素と、シャドー値を持つ画素
    の候補となる複数の画素とを抽出する抽出処理と、 上記候補画素毎に、上記候補画素の持つ明るさと、上記
    候補画素の規定の近傍領域に位置する画素の持つ明るさ
    との平均値を算出する算出処理と、 上記平均値の最大値を特定して、それを処理画像のハイ
    ライト値として決定するとともに、上記平均値の最小値
    を特定して、それを処理画像のシャドー値として決定す
    る決定処理とをコンピュータに実行させるプログラムが
    格納されることを、 特徴とするプログラム記録媒体。
  13. 【請求項13】 処理画像の色カブリを補正する処理を
    行う画像加工装置の実現に用いられるプログラムが格納
    されるプログラム記録媒体であって、 処理画像の画素の持つ明るさから、ハイライト値を検出
    する検出処理と、 上記ハイライト値を含む規定範囲の明るさを持つ画素を
    抽出する抽出処理と、 上記抽出処理で抽出する画素の持つ色成分と該画素の持
    つ明るさとの対応関係を記述する補正直線を算出する算
    出処理と、 上記補正直線と、色成分と明るさとの理想的な対応関係
    として設定される理想直線とから、処理画像の画素の持
    つ色成分を補正する補正処理とをコンピュータに実行さ
    せるプログラムが格納されることを、 特徴とするプログラム記録媒体。
  14. 【請求項14】 処理画像の明るさの階調を補正する処
    理を行う画像加工装置の実現に用いられるプログラムが
    格納されるプログラム記録媒体であって、 処理画像の画素の持つ明るさから、ハイライト値及びシ
    ャドー値を検出する検出処理と、 処理画像の画素の持つ明るさから、階調補正の基準値を
    算出する算出処理と、 明るさのとり得る最大値と上記基準値と上記ハイライト
    値とから、明るさを入力変数とし、上記基準値を移動さ
    せないとともに上記ハイライト値を上記最大値に移動さ
    せるための該明るさの補正量を出力変数とする2次曲線
    形式の補正曲線を決定し、更に、明るさのとり得る最小
    値と上記基準値と上記シャドー値とから、明るさを入力
    変数として、上記基準値を移動させないとともに上記シ
    ャドー値を上記最小値に移動させるための該明るさの補
    正量を出力変数とする2次曲線形式の補正曲線を決定す
    る決定処理と、 上記補正曲線に従って、処理画像の画素の持つ明るさを
    補正する補正処理とをコンピュータに実行させるプログ
    ラムが格納されることを、 特徴とするプログラム記録媒体。
  15. 【請求項15】 処理画像の明るさの分布を平均化させ
    る処理を行う画像加工装置の実現に用いられるプログラ
    ムが格納されるプログラム記録媒体であって、 処理画像の画素の持つ明るさの分散値を算出するか、そ
    の算出する分散値と該処理画像の元となった入力画像の
    画素の持つ明るさの分散値との差分値を使って、その算
    出する分散値を補正した形の分散値を算出する算出処理
    と、 分散値を入力変数とし、分散値が大きくなるに従って小
    さな値を取る平均化率を出力変数とする補正直線を使っ
    て、上記算出処理で算出する分散値の指定する平均化率
    を決定する決定処理と、 処理画像の画素の持つ明るさに対して、上記決定処理で
    決定する平均化率に応じた平均化処理を施すことで該明
    るさを補正する補正処理とをコンピュータに実行させる
    プログラムが格納されることを、 特徴とするプログラム記録媒体。
  16. 【請求項16】 処理画像の明るさをγ変換する処理を
    行う画像加工装置の実現に用いられるプログラムが格納
    されるプログラム記録媒体であって、 処理画像の画素の持つ明るさの平均値を算出するか、そ
    の算出する平均値と該処理画像の元となった入力画像の
    画素の持つ明るさの平均値との差分値を使って、その算
    出する平均値を補正した形の平均値を算出する算出処理
    と、 平均値を入力変数とし、平均値が明るくなることを示す
    値を取るに従って1に近づく値を取るγ値を出力変数と
    する補正直線を使って、上記算出処理で算出する平均値
    の指定するγ値を決定する決定処理と、 処理画像の画素の持つ明るさに対して、上記決定処理で
    決定するγ値に応じたγ変換処理を施すことで該明るさ
    を補正する補正処理とをコンピュータに実行させるプロ
    グラムが格納されることを、 特徴とするプログラム記録媒体。
JP30638499A 1996-04-28 1999-10-28 画像加工装置及びプログラム記録媒体 Expired - Fee Related JP3505115B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30638499A JP3505115B2 (ja) 1999-04-28 1999-10-28 画像加工装置及びプログラム記録媒体
US09/553,322 US6664973B1 (en) 1996-04-28 2000-04-20 Image processing apparatus, method for processing and image and computer-readable recording medium for causing a computer to process images

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12218699 1999-04-28
JP11-122186 1999-04-28
JP30638499A JP3505115B2 (ja) 1999-04-28 1999-10-28 画像加工装置及びプログラム記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001014456A true JP2001014456A (ja) 2001-01-19
JP3505115B2 JP3505115B2 (ja) 2004-03-08

Family

ID=26459368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30638499A Expired - Fee Related JP3505115B2 (ja) 1996-04-28 1999-10-28 画像加工装置及びプログラム記録媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6664973B1 (ja)
JP (1) JP3505115B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100409695C (zh) * 2002-08-23 2008-08-06 三星电子株式会社 用于增强视频信号的对比度和亮度的装置和方法
EP1475745A4 (en) * 2002-02-12 2010-02-10 Panasonic Corp IMAGE PROCESSING DEVICE AND IMAGE PROCESSING METHOD
JP2013219626A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
JP2015171099A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
CN107094219A (zh) * 2016-02-18 2017-08-25 富士通先端科技株式会社 图像处理装置和图像处理方法
CN111966933A (zh) * 2020-07-10 2020-11-20 口碑(上海)信息技术有限公司 颜色数据推荐方法及装置

Families Citing this family (78)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3800873B2 (ja) * 1999-07-29 2006-07-26 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置及び方法
US7003153B1 (en) * 2000-09-29 2006-02-21 Sharp Laboratories Of America, Inc. Video contrast enhancement through partial histogram equalization
US7184066B2 (en) * 2001-05-09 2007-02-27 Clairvoyante, Inc Methods and systems for sub-pixel rendering with adaptive filtering
JP4826028B2 (ja) * 2001-05-24 2011-11-30 株式会社ニコン 電子カメラ
US6826310B2 (en) * 2001-07-06 2004-11-30 Jasc Software, Inc. Automatic contrast enhancement
US7053910B2 (en) * 2001-07-30 2006-05-30 Canon Kabushiki Kaisha Reducing metamerism in color management systems
US6903749B2 (en) * 2001-11-05 2005-06-07 Chrontel, Inc. System and method for image scaling interpolation
CN100484252C (zh) * 2001-12-29 2009-04-29 三星电子株式会社 控制图像亮度的装置和方法
JP3898075B2 (ja) * 2002-03-18 2007-03-28 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体
US7221807B2 (en) * 2002-03-29 2007-05-22 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for digital image characteristic adjustment using a neural network
US7525697B2 (en) * 2002-07-15 2009-04-28 Olympus Corporation White balance processing apparatus and processing method thereof
JP4443406B2 (ja) * 2002-07-17 2010-03-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 非線形画像処理
JP3888456B2 (ja) * 2002-09-10 2007-03-07 ソニー株式会社 デジタルスチルカメラ
JP4307095B2 (ja) * 2003-02-05 2009-08-05 キヤノン株式会社 色変換方法及びプロファイル作成方法
US6817721B1 (en) * 2003-07-02 2004-11-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method for correcting projector non-uniformity
US7570808B2 (en) * 2003-08-15 2009-08-04 Arcsoft, Inc. Better picture for inexpensive cameras
US7259769B2 (en) * 2003-09-29 2007-08-21 Intel Corporation Dynamic backlight and image adjustment using gamma correction
JP2005250235A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Seiko Epson Corp 光変調装置、光学表示装置、光変調制御プログラム及び光学表示装置制御プログラム、並びに光変調制御方法及び光学表示装置制御方法
US8358262B2 (en) 2004-06-30 2013-01-22 Intel Corporation Method and apparatus to synchronize backlight intensity changes with image luminance changes
JP4082393B2 (ja) * 2004-07-09 2008-04-30 セイコーエプソン株式会社 画像の特徴に応じた階調特性制御
KR100630888B1 (ko) * 2004-11-23 2006-10-04 삼성전자주식회사 이미지 암부인식률 개선을 위한 장치 및 방법
KR100752850B1 (ko) * 2004-12-15 2007-08-29 엘지전자 주식회사 디지털 영상 촬영장치와 방법
JP4372747B2 (ja) * 2005-01-25 2009-11-25 シャープ株式会社 輝度レベル変換装置、輝度レベル変換方法、固体撮像装置、輝度レベル変換プログラム、および記録媒体
JP4812073B2 (ja) * 2005-01-31 2011-11-09 キヤノン株式会社 画像撮像装置、画像撮像方法、プログラムおよび記録媒体
US8090198B2 (en) * 2005-03-25 2012-01-03 Mitsubishi Electric Corporation Image processing apparatus, image display apparatus, and image display method
US20060274977A1 (en) * 2005-06-07 2006-12-07 David Soo Device and method for image scaling interpolation
US7496240B2 (en) * 2005-08-24 2009-02-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image denoising apparatus and method
TWI275309B (en) * 2005-09-21 2007-03-01 Marketech Int Corp Dynamic contrast expansion method for image, and device thereof
JP4752431B2 (ja) * 2005-10-03 2011-08-17 セイコーエプソン株式会社 カラー画像複写装置、カラー画像複写方法、およびコンピュータプログラム
US7684639B2 (en) * 2005-10-20 2010-03-23 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for automatic digital image enhancement
US7684640B2 (en) * 2005-10-20 2010-03-23 Sharp Laboratories Of America, Inc. Methods and systems for automatic digital image enhancement with local adjustment
US20070091435A1 (en) * 2005-10-21 2007-04-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Image pixel transformation
JP2007114579A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Pioneer Electronic Corp 表示装置、表示方法、表示システム及びサーバ及びプログラム
US7734114B1 (en) 2005-12-07 2010-06-08 Marvell International Ltd. Intelligent saturation of video data
JP4529888B2 (ja) * 2005-12-07 2010-08-25 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
US7545385B2 (en) * 2005-12-22 2009-06-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Increased color depth, dynamic range and temporal response on electronic displays
US20070153024A1 (en) * 2005-12-29 2007-07-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Multi-mode pixelated displays
TW200739445A (en) * 2006-04-04 2007-10-16 Au Optronics Corp Hue correction system and method
US8369645B2 (en) * 2006-05-17 2013-02-05 Sony Corporation Image correction circuit, image correction method and image display
US8369646B2 (en) * 2006-05-17 2013-02-05 Sony Corporation Image correction circuit, image correction method and image display
DE102006036305A1 (de) * 2006-08-03 2008-02-21 Mekra Lang Gmbh & Co. Kg Verfahren zur Berechnung von Gammakorrekturwerten sowie Bildaufnahmevorrichtung mit einer entsprechenden Gammaadaptionseinheit
US7835569B2 (en) * 2006-10-13 2010-11-16 Apple Inc. System and method for raw image processing using conversion matrix interpolated from predetermined camera characterization matrices
US7773127B2 (en) * 2006-10-13 2010-08-10 Apple Inc. System and method for RAW image processing
US7893975B2 (en) * 2006-10-13 2011-02-22 Apple Inc. System and method for processing images using predetermined tone reproduction curves
JP4854531B2 (ja) * 2007-01-24 2012-01-18 パナソニック株式会社 位相調整装置およびデジタルカメラ
TWI354492B (en) * 2007-03-07 2011-12-11 Marketech Int Corp Image processing apparatus
KR101367199B1 (ko) * 2007-09-07 2014-02-27 삼성전자주식회사 영상표시장치 및 그의 디스플레이 특성 보정 방법
US7991226B2 (en) * 2007-10-12 2011-08-02 Pictometry International Corporation System and process for color-balancing a series of oblique images
KR101393487B1 (ko) * 2007-10-25 2014-05-14 삼성전자주식회사 디스플레이장치 및 그의 화질개선방법
JP4544308B2 (ja) * 2008-01-11 2010-09-15 ソニー株式会社 画像処理装置、撮像装置、方法およびプログラム
EP2166531A3 (en) * 2008-09-23 2011-03-09 Sharp Kabushiki Kaisha Backlight luminance control apparatus and video display apparatus
JP5067886B2 (ja) * 2008-10-30 2012-11-07 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JP4803284B2 (ja) * 2009-07-08 2011-10-26 カシオ計算機株式会社 画像処理装置、及び画像処理プログラム
US8643701B2 (en) 2009-11-18 2014-02-04 University Of Illinois At Urbana-Champaign System for executing 3D propagation for depth image-based rendering
US9628722B2 (en) 2010-03-30 2017-04-18 Personify, Inc. Systems and methods for embedding a foreground video into a background feed based on a control input
US8818028B2 (en) 2010-04-09 2014-08-26 Personify, Inc. Systems and methods for accurate user foreground video extraction
US9008457B2 (en) * 2010-05-31 2015-04-14 Pesonify, Inc. Systems and methods for illumination correction of an image
US8649592B2 (en) 2010-08-30 2014-02-11 University Of Illinois At Urbana-Champaign System for background subtraction with 3D camera
JP5810628B2 (ja) * 2011-05-25 2015-11-11 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及び画像処理プログラム
US8849028B2 (en) 2012-02-06 2014-09-30 Apple Inc. Color selection tool for selecting a custom color component
US9774548B2 (en) 2013-12-18 2017-09-26 Personify, Inc. Integrating user personas with chat sessions
US9485433B2 (en) 2013-12-31 2016-11-01 Personify, Inc. Systems and methods for iterative adjustment of video-capture settings based on identified persona
US9386303B2 (en) 2013-12-31 2016-07-05 Personify, Inc. Transmitting video and sharing content via a network using multiple encoding techniques
US9414016B2 (en) 2013-12-31 2016-08-09 Personify, Inc. System and methods for persona identification using combined probability maps
US9324155B2 (en) 2014-03-10 2016-04-26 General Electric Company Systems and methods for determining parameters for image analysis
KR102306598B1 (ko) * 2014-07-31 2021-09-30 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치
US9671931B2 (en) 2015-01-04 2017-06-06 Personify, Inc. Methods and systems for visually deemphasizing a displayed persona
US9805662B2 (en) * 2015-03-23 2017-10-31 Intel Corporation Content adaptive backlight power saving technology
JP6376673B2 (ja) * 2015-03-30 2018-08-22 シャープ株式会社 画像処理装置
US9563962B2 (en) 2015-05-19 2017-02-07 Personify, Inc. Methods and systems for assigning pixels distance-cost values using a flood fill technique
US9916668B2 (en) 2015-05-19 2018-03-13 Personify, Inc. Methods and systems for identifying background in video data using geometric primitives
US10244224B2 (en) 2015-05-26 2019-03-26 Personify, Inc. Methods and systems for classifying pixels as foreground using both short-range depth data and long-range depth data
US9607397B2 (en) 2015-09-01 2017-03-28 Personify, Inc. Methods and systems for generating a user-hair-color model
US9883155B2 (en) 2016-06-14 2018-01-30 Personify, Inc. Methods and systems for combining foreground video and background video using chromatic matching
US9881207B1 (en) 2016-10-25 2018-01-30 Personify, Inc. Methods and systems for real-time user extraction using deep learning networks
RU2755092C1 (ru) * 2020-11-23 2021-09-13 Федеральное государственное унитарное предприятие "Всероссийский научно-исследовательский институт метрологии им. Д.И. Менделеева" Способ формирования изображения с локальным градиентом яркости и устройство для его осуществления
US11800056B2 (en) 2021-02-11 2023-10-24 Logitech Europe S.A. Smart webcam system
US11800048B2 (en) 2021-02-24 2023-10-24 Logitech Europe S.A. Image generating system with background replacement or modification capabilities

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59193684A (ja) * 1983-04-19 1984-11-02 Fuji Photo Film Co Ltd ネガポジ反転装置
US5181105A (en) * 1986-05-30 1993-01-19 Canon Kabushiki Kaisha Color image correction based on characteristics of a highlights or other predetermined image portion
EP0352491B1 (en) * 1988-06-30 1996-08-14 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Method of generating gradation correction curve for correcting gradation character of image
US5194960A (en) * 1990-03-05 1993-03-16 Konica Corporation Optical image signal control device
US5757378A (en) * 1990-10-13 1998-05-26 Canon Kabushiki Kaisha Color image processing apparatus
US5420635A (en) * 1991-08-30 1995-05-30 Fuji Photo Film Co., Ltd. Video camera, imaging method using video camera, method of operating video camera, image processing apparatus and method, and solid-state electronic imaging device
DE69216190T2 (de) * 1991-09-27 1997-04-17 Dainippon Screen Mfg Verfahren und Vorrichtung zum Umsetzen von Bildsignalen die ein Bild mit Gradation darstellen
DE4310727C2 (de) * 1992-04-06 1996-07-11 Hell Ag Linotype Verfahren und Einrichtung zur Analyse von Bildvorlagen
US5410418A (en) * 1992-06-24 1995-04-25 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Apparatus for converting image signal representing image having gradation
JP3314195B2 (ja) * 1992-12-28 2002-08-12 ミノルタ株式会社 画像処理装置
US6081254A (en) * 1993-08-12 2000-06-27 Hitachi, Ltd. Color correction system of imaging apparatus
US5457477A (en) * 1994-02-02 1995-10-10 Industrial Technology Research Institute Image data processing system with false color suppression signal generator utilizing luminance and edge threshold suppression methods
US5715377A (en) * 1994-07-21 1998-02-03 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. Gray level correction apparatus
JP2735003B2 (ja) * 1994-09-28 1998-04-02 松下電器産業株式会社 ホワイトバランス調整量演算装置
JPH0997319A (ja) * 1995-09-28 1997-04-08 Fujitsu Ltd 色空間画像を補正する画像処理装置および方法
JPH1013682A (ja) * 1996-06-21 1998-01-16 Nikon Corp 画像処理方法
JP3907783B2 (ja) * 1996-12-12 2007-04-18 富士フイルム株式会社 色変換方法
US6285398B1 (en) * 1997-11-17 2001-09-04 Sony Corporation Charge-coupled device video camera with raw data format output and software implemented camera signal processing
US6493468B1 (en) * 1998-05-06 2002-12-10 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method
US6243068B1 (en) * 1998-05-29 2001-06-05 Silicon Graphics, Inc. Liquid crystal flat panel display with enhanced backlight brightness and specially selected light sources
JP3590533B2 (ja) * 1998-10-29 2004-11-17 ペンタックス株式会社 内視鏡装置
US6326977B1 (en) * 1998-11-03 2001-12-04 Sharp Laboratories Of America, Inc. Rendering of YCBCR images on an RGS display device

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1475745A4 (en) * 2002-02-12 2010-02-10 Panasonic Corp IMAGE PROCESSING DEVICE AND IMAGE PROCESSING METHOD
US7773826B2 (en) 2002-02-12 2010-08-10 Panasonic Corporation Image processing apparatus and image processing method
US8098953B2 (en) 2002-02-12 2012-01-17 Panasonic Corporation Image processing apparatus and image processing method for adaptively processing an image using an enhanced image and edge data
US8494303B2 (en) 2002-02-12 2013-07-23 Panasonic Corporation Image processing apparatus and image processing method for adaptively processing an image using an enhanced image and pixel values of an original image
CN100409695C (zh) * 2002-08-23 2008-08-06 三星电子株式会社 用于增强视频信号的对比度和亮度的装置和方法
JP2013219626A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
JP2015171099A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
US9736334B2 (en) 2014-03-10 2017-08-15 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus method and medium correcting value of pixel of interest in image data using determined amount of correction
CN107094219A (zh) * 2016-02-18 2017-08-25 富士通先端科技株式会社 图像处理装置和图像处理方法
CN107094219B (zh) * 2016-02-18 2019-07-02 富士通先端科技株式会社 图像处理装置和图像处理方法
CN111966933A (zh) * 2020-07-10 2020-11-20 口碑(上海)信息技术有限公司 颜色数据推荐方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6664973B1 (en) 2003-12-16
JP3505115B2 (ja) 2004-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001014456A (ja) 画像加工装置及びプログラム記録媒体
JP4214154B2 (ja) ホワイトバランスを自動調整する映像装置及びそのホワイトバランス調整方法
US7720279B2 (en) Specifying flesh area on image
US7426299B2 (en) Image processing method, apparatus and memory medium therefor
US6094511A (en) Image filtering method and apparatus with interpolation according to mapping function to produce final image
US8310726B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, image processing program, and printing apparatus
JP4685864B2 (ja) 画像処理方法、表示画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム、およびその画像処理装置を含む集積回路
US7715649B2 (en) Generation and adjustment of a luminance correction curve to prevent saturation of the image during contrast enhancement
US20100020341A1 (en) Image Processing Apparatus, Image Processing Method, Image Processing Program, and Image Printing Apparatus
US20090309994A1 (en) Tone Correcting Method, Tone Correcting Apparatus, Tone Correcting Program, and Image Equipment
US20050025356A1 (en) Image processing method and apparatus
US6906826B1 (en) Medium on which image modifying program is recorded, image modifying apparatus and method
US6115078A (en) Image sharpness processing method and apparatus, and a storage medium storing a program
CN104702941A (zh) 一种白点区域表示及判定方法
US7071948B2 (en) Adjusting images based on previous modifications
JP2008011286A (ja) 画像処理プログラムおよび画像処理装置
US7649657B2 (en) Adaptive method and apparatus for adjustment of pixels in a color gamut based on a reference target color
CN111028181A (zh) 一种图像增强处理方法、装置、设备及存储介质
JP4708866B2 (ja) ルックアップテーブル作成装置および方法,ならびにルックアップテーブル作成プログラム
JPH10145604A (ja) 画像のシャープネス処理方法及びその装置並びにプログラムを記録した記憶媒体
EP3826301B1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer program
JP2008118183A (ja) 画像処理プログラムおよび画像処理装置
Lee et al. Laplacian of Gaussian Based on Color Constancy Algorithm for Surrounding Image Stitching Application
JP2000105820A (ja) モノト―ン変換装置、モノト―ン変換方法およびモノト―ン変換プログラムを記録した媒体
CN113781586B (zh) 对图像中人体皮肤区域进行肤色调整的方法及系统

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031212

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees