JP2001014190A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2001014190A
JP2001014190A JP11183122A JP18312299A JP2001014190A JP 2001014190 A JP2001014190 A JP 2001014190A JP 11183122 A JP11183122 A JP 11183122A JP 18312299 A JP18312299 A JP 18312299A JP 2001014190 A JP2001014190 A JP 2001014190A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報装置内で実行される個々の命令の性能測
定が可能であり、測定時に測定者に多大な負担を与える
ことの無い情報処理装置を提供する。 【解決手段】 複数の命令コードの中から、測定対象の
命令コードを抽出する命令コード抽出手段(診断プロセ
ッサ)11と、命令コード抽出手段が抽出した測定対象
の命令コードが、測定中である旨を示すフラグをセット
する測定中フラグセット手段(測定中フラグ)17と、
該測定中フラグセット手段が前記測定中フラグをセット
した場合に、他の命令コードの測定を排除する測定排除
手段と、測定中フラグセット手段がセットした命令コー
ドの命令実行時間を測定する命令実行時間測定手段(実
行時間計数部18とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に関
し、特に当該情報装置内で実行される個々の命令の性能
測定が可能な情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置の性能測定として、命令の
処理時間(例えば、メモリアクセス命令,IO周辺装置
アクセス命令の処理に要した時間)を測定することがあ
る。従来の性能測定方式は、例えば特開平2−3124
7号公報,特開平2−31248号公報,特開平2−14
4636号公報等で開示されているように、指定された
範囲内において実行された複数の命令の処理時間を計数
し、命令の実行時間および実行回数を測定することによ
り、平均命令実行時間(性能測定値)を算出することが
可能であった。
【0003】具体例としては、図6に示すように、指定
された或る範囲内において、複数の命令コードA1,A
2,A3,A4の処理時間を個別にカウントし、命令の実
行時間の合計(T=t1+t2+t3+t4)および実
行回数(この場合は4回)を測定することにより、平均
命令実行時間(性能測定値)を算出していた。ここに、
命令コードA1,A2,A3,A4のそれぞれは、命令内
容は同一であるが、実行時間t1,t2,t3,t4に
バラツキがあることを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
性能測定方式では、複数の命令(例えば、命令コードA
1,A2,A3,A4)が1つのシステム内で同時に実
行中である場合における、或る1つの命令(例えば命令
コードA1)の正確な実行時間を知ることができなかっ
た。即ち、或る範囲内における平均命令実行時間を観測
することは可能であったが、或る特定の1命令(例えば
命令コードA1)毎の実行時間を正確に測定することが
できなかった。
【0005】なお、1命令当りの命令実行時間の測定手
段として、命令発生回路のインタフェース部分(バス
等)に命令の実行時間を観測するための回路およびピン
を設け、ロジックアナライザ等を用いて前記ピンにプロ
ーブをセットして観測することが考えられる。しかしこ
の手段は、ロジックアナライザ等の機材が必要なこと、
測定のために個別のピンを必要すること、また測定時間
が長く、測定者に多大な負担がかかり効率的な測定がで
きないという欠点があった。
【0006】そこで本発明の課題は、情報装置内で実行
される個々の命令の性能測定が可能であり、測定時に測
定者に多大な負担を与えることの無い情報処理装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、複数の命令コードをランダムに発生し、命
令処理手段の制御の下に前記命令コードに応じた処理を
行う情報処理装置において、前記複数の命令コードの中
から、測定対象の命令コードを抽出する命令コード抽出
手段と、該命令コード抽出手段が抽出した測定対象の命
令コードが、測定中である旨を示すフラグをセットする
測定中フラグセット手段と、該測定中フラグセット手段
が前記測定中フラグをセットした場合に、他の命令コー
ドの測定を排除する測定排除手段と、前記測定中フラグ
セット手段がセットした命令コードの命令実行時間を測
定する命令実行時間測定手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0008】このようにすれば、測定排除手段で測定対
象の命令コード以外の命令コードを排除するので、測定
対象の命令コードのみを単独で測定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、[I]原理説明
と、[II]実施例の説明とに分け、それぞれ図面に基づ
いて説明する。 [I]原理説明 本発明は、本発明を適用する情報処理装置に通常の処理
を行わせている状態で、所望の個々の命令コードの処理
時間を測定することが可能である。
【0010】本発明の原理は、図3に示すように、複数
の命令コード(A1,A2,A3,A4,B1,B2,
C)が競合している場合に、前述の如く個々の性能測定
対象の命令の実行時間が異なることがある。そこで、そ
の測定対象をサンプリングし、夫々の命令に対して実行
状態の処理時間を測定する。例えば、性能測定対象命令
コードAには、実行時間の異なる命令コードA1(実行
時間t1),A2(t2),A3(t3),A4(t4)
の4種類の実行時間があり、サンプリングを行い、個々
の命令コード(例えば、A1)の実行時間を測定する。
【0011】図1は本発明の原理を説明する機能ブロッ
ク図、図2は図1の処理フローチャートである。いま、
命令コードA1の実行時間t1を測定する場合を考え
る。図1,図2に示すように、一方から「命令コード抽
出出力手段」である診断処理装置(診断プロセッサ)1
1により性能測定対象の命令コードA1をセット12し
(ステップS1a)、命令コードA1を命令コード比較
部15に入力する(ステップS2)。
【0012】他方からはその情報処理装置で一般に使用
する命令コード(α,β,γ,δ……)を命令発生回路
13がランダムに発行し(ステップS1b)、この命令
コードに測定中であることを識別するための命令識別子
IDを「ユニーク命令識別子付加手段」である命令・I
D付加部14で付加し(命令コードα+ID(α))
(ステップS1b)、命令コード比較部15に入力する
(ステップS2)。ここに、命令識別子ID(α)は、
命令コードαのみに付加するユニークな(同一の命令識
別子を他には付加しない)命令識別子であることを示
す。
【0013】命令コード比較部15では入力した命令コ
ードA1と命令コードα(ID(α)を除いたもの)を
比較し(ステップS2)、一致した場合に(ステップS
2:YES)、付加された命令識別子ID(α)をその
命令(命令コードA1)の測定処理が完了するまで「命
令識別子格納手段」である測定対象ID格納部16に格
納すると共に(ステップS3)、同時に前記一致した命
令(即ち、命令コードA1)を性能測定中である旨を示
すフラグ(測定中フラグ)が“1”でない場合には(ス
テップS4:NO)、「測定中フラグセット手段」であ
る測定中フラグセット部17により測定中フラグをセッ
トする(“1”をセットする)(ステップS5)。測定
中フラグが“1”の場合(ステップS4:YES)およ
び命令コードA1と命令コードαとが一致しない場合
(ステップS2:NO)には、その命令コードA1は測
定対象外であるので、その情報処理装置の通常処理を実
行する。
【0014】ステップS5において測定中フラグ“1”
がセットされると、「命令実行時間測定手段」をなす実
行時間計数部(カウンタ)18ではマシンクロック毎に
カウントアップ(+1)18aされ、命令コードA1の測
定処理が完了するまで(ステップS7)、加算され続
け、累積される(ステップS6)。この場合、性能測定
中フラグに“1”がセットされている間は、「測定排除
手段」(図示せず)により後続の測定対象の命令コード
(例えば、図3の命令B1)が発行されたとしても、命
令実行時間の測定対象とはしない。
【0015】情報処理装置全体を制御している命令処理
部21より命令処理が完了したIDが命令処理完了ID
格納部24を介して命令発生回路13とID比較部19
へ返信される(ステップS7)。この返信IDと測定対
象ID格納部16に格納された命令識別子(この場合は
ID(α))とがID比較部19により比較され(ステ
ップS8)、一致した場合に性能測定値制御回路22を
介して実行時間計数部18の値(カウントの累積値)を
実行時間退避部23に格納し、診断処理装置11からの
読出し指示によりサンプリングしていく。このサンプリ
ングにより、命令コードA1の実行時間t1が測定される
(ステップS9)。従って、測定対象の実行時間が実行
時間退避部23に退避されたことにより、後続の命令で
命令コードの一致のものが次回からの性能測定対象命令
として実行時間が計数される。
【0016】以降、上記の動作が触り返し実施され、或
る命令の処理時間をサンプリングしていく。そのサンプ
リングした結果を基づいて、その情報処理装置の性能ネ
ック要因の解析が可能となり、また実動作に影響を及ぼ
すことなく十分な精度での実行時間データを得る事が可
能となり、そのデータからプログラムおよびハードウェ
アのチューニング(調整)をするための有用な情報を得
ることが可能となる。
【0017】[II]実施例の説明 (1)第1実施例 図4は本実施例の情報処理装置Jのブロック図である。
図4において、命令発生回路51は、各メモリ或いはI
O周辺装置にアクセスする命令を発生し、ユニークな命
令識別子(以降、IDと称す)を、前記アクセス命令に
付加する機能をもつ。即ち、命令発生回路51は、図1
の命令発生回路13と命令ID付加部14に相当する。
【0018】命令指定レジスタ53は、診断プロセッサ
62(診断プロセッサ11に相当)より診断インタフェ
ース回路61を経由して性能測定対象の命令コード(図
2の命令コードA1に相当)を格納する。
【0019】第1比較回路55(命令コード比較部15
に相当)は、命令発生回路13から送信されるその情報
処理装置で使用されている一般の命令コード(IDを除
いた命令コード)と前記命令指定レジスタ53に格納さ
れた性能測定対象の命令コードA1とを比較し、一致を
検出した場合には、メモリ或いはIO周辺装置へのアク
セス命令(この場合は命令コードA1)の性能測定開始
を指示する。命令IDレジスタ54は、第1比較回路5
5が一致を検出し、以前に発行されたアクセスする命令
の性能測定が実施されていない場合に、アクセスする命
令のID(例えば、命令コードA1のID)を格納す
る。
【0020】第2比較回路56は、命令処理回路52か
ら前記アクセス命令(命令コードA1)に対するリプラ
イ(返信)のIDと、前記命令IDレジスタ54の格納
内容(ID)を比較する。第2比較回路56で一致を検
出した場合に、測定対象のアクセス命令(命令コードA
1)の性能測定終了を指示する。フラグ57は、第1比
較回路55で一致を検出し、且つ前記アクセス命令(命
令コードA1)の性能測定が実施されていない場合に”
1”をセットし、前記アクセス命令が実行中であること
を示し、また、第2比較回路56で一致を検出した場合
に”0”にリセットし、前記アクセス命令が完了したこ
とを指示する。
【0021】カウンタ58は、前記フラグ57が”1”
の時に、1マシンクロック毎に”+1”し、性能測定対
象命令の実行時間を計数し、第2比較回路56が”1”
の場合にリセットする。カウンタ値退避レジスタ59
は、第2比較回路56で一致を検出した場合、前記カウ
ンタ58の値を退避し格納する。カウンタ有効フラグ6
0は、第2比較回路56で一致を検出した場合に、前記
カウンタ値退避レジスタ59が有効であることを指示す
るため”1”をセットし、診断インタフェース回路61
よりカウンタ値退避レジスタ59を読み出す指示があっ
た場合にリセットする。
【0022】また、診断インタフェース回路61より性
能測定データの読み出し指示があり、且つ前記カウンタ
有効フラグが”1”の場合のみカウンタ値退避レジスタ
59の値を有効とする。診断プロセッサ11より性能測
定値を読み出すため診断インタフェース回路61を介し
て性能測定制御信号として前記カウンタ値退避レジスタ
59およびカウンタ有効フラグ60を制御し、メモリ或
いはIO周辺装置へのアクセス命令の性能測定結果を診
断プロセッサに送信する制御を行う診断インタフェース
回路61より構成し、情報処理装置内で実行される命令
の種別に応じて命令IDをトレースすることにより、実
行される命令の開始から終了までの令実行時間を、診断
プロセッサ11から読み出し指示がある毎に正確にサン
プリングする。
【0023】次に、本実施例の動作について説明する。
ここでは、主にメモリアクセス命令に関して述べる。な
お、IO周辺装置に対するアクセス命令の場合において
も同様の動作を行う。
【0024】命令処理回路52へのライト或いはリード
を行うメモリアクセス命令の性能測定を実施するため
に、診断プロセッサ62から診断インタフェース回路6
1に性能測定対象命令(命令コードA1)を送信する。
前記性能測定対象命令を命令指定レジスタ53にセット
する。命令発生回路51はIDを付加したメモリアクセ
ス命令を命令処理回路52に発行する。ここで、IDは
前述の如く情報処理装置J内でユニークであり、命令発
生回路51と命令処理回路52の間を処理が完了するま
で持ち回るものとする。
【0025】第1比較回路55は送信されてきた命令指
定レジスタ53の出力(即ち、命令コードA1)と、送
信されてきたメモリアクセス命令のコードを比較し、一
致が検出された場合に、前記メモリアクセスのIDを命
令IDレジスタ54にセットする。同時にフラグ57
に”1”をセットし、性能測定開始の指示をする。ここ
で、フラグ57が既に”1”であり、つまり以前に発行
されたメモリアクセス命令の性能測定が実施されている
場合、言い換えると性能測定対象の命令の処理が完了し
ていない場合は前記第1比較回路55で後続のメモリア
クセス命令において一致を検出しても命令IDレジスタ
54は更新しない。
【0026】例えば、命令指定レジスタ53に格納され
た命令コードと一致するメモリアクセス命令が、命令コ
ードa→命令b→命令c→命令d→命令e→命令f
→...→命令l→命令m→命令nの順で連続して命令
発生回路51より発行された場合、第1に発行した命令
コードaが性能測定対象命令となり、命令コードaに付
随するIDのみを命令IDレジスタ54にセットする。
同時にフラグ57に”1”をセットし、1つの性能測定
対象命令が実行中であることを示し、性能測定対象命令
の実行時間をカウントするカウンタ58を1マシンクロ
ック毎に”+1”することを指示する。フラグ57が”
1”の間カウンタ58は”+1”加算をし続ける。
【0027】ここで、命令コードAの実行が完了するま
で命令IDレジスタ54は更新しない。つまり命令コー
ドAの実行時間のみをカウンタ58で計数する。また、
命令コードaの実行が命令nを発行する前に完了した場
合、次の性能測定対象命令は命令nとなる。よって、前
記の命令cから命令lまでは性能測定対象命令の命令コ
ードと一致するが、実行時間は計数しない。この例で
は、命令コードAと命令nのみ実行時間を計数し、診断
プロセッサ11より読み出し指示があった場合のみ性能
測定結果としてサンプリングされる。尚、命令測定結果
は性能測定対象命令の実行完了毎に順次更新する。
【0028】命令処理回路52は、命令発生回路13か
ら発行されたメモリアクセス命令のリプライIDを介し
て返信(リプライ)する。第2比較回路56は、リプラ
イIDと前記命令IDレジスタ54の出力を比較し、一
致が検出された時、性能測定対象命令の実行が完了した
ことを示し、フラグ57をリセットし、カウンタ58の
値をカウンタ値退避レジスタ59に格納する。また、カ
ウンタ値退避レジスタ59の値が有効である事を指示す
るためカウンタ有効フラグ60に”1”をセットする。
【0029】一方、診断プロセッサ62はカウンタ値退
避レジスタ59に格納されたメモリアクセス命令の性能
測定データを定期的に読み出しサンプリングするため
に、診断インタフェース回路(診断プロッセサ)62に
指示し、診断インタフェース回路(診断プロッセサ)6
2よりカウンタ値退避レジスタ59の値を読み出し制御
を行う。診断インタフェース回路61より読み出し指示
があった場合、カウンタ有効フラグ60が”0”の場合
は、性能測定対象の命令が実行されていない、或いは実
行中であることを示すのでカウンタ値退避レジスタ59
から送信する値を無効とする。
【0030】上述したことより、命令指定レジスタ53
にセットした命令に一致したもののみを性能測定対象命
令とし、命令発生回路51から発行される命令のIDを
トレースすることにより、性能測定対象命令の実行開始
と完了タイミングを指示するメモリアクセス命令実行時
間を正確且つ容易に測定することが可能である。また、
前記の操作を繰り返し実施することにより得られるサン
プリングしたデータから性能測定対象の命令の処理に要
した実行時間の分布情報を得ることが可能である。
【0031】(2)第2実施例 図5は本実施例のブロック図である。本実施例と第1実
施例との相違点は、一点鎖線で囲んだ命令コードレジス
タ70を追加した点である。本実施例は、命令指定レジ
スタ53に命令発生回路13から送信される命令コード
以外の特定の値(例えばALL”1”)がセットされた
場合の命令実行時間のサンプリングである。
【0032】命令処理回路52へ全命令コードを性能測
定対象として命令実行時間の測定を実施するため、診断
プロセッサ11から診断インタフェース回路61に指示
する。前記指示は、命令指定レジスタ53に命令発生回
路51から送信される命令コード以外の値(ここでは、
例えばALL”1”)をセットする。命令指定レジスタ
53に”ALL1”をセットすることにより、情報処理
装置内で実行する全ての命令を性能測定対象命令とする
ことを有効とし、命令指定レジスタ53と命令コードを
比較する第1比較回路55の出力は無効とし、前記第1
実施例と同様にフラグ57が”1”でない場合、第1番
目の命令の実行開始信号により、フラグ57に”1”を
セットする。同時に第1番目の命令に付随する命令ID
を命令IDレジスタ54にセットし、また命令の種別示
す命令コードを命令コードレジスタ70にセットする。
【0033】フラグ57は、第1の命令が完了するま
で”1”のままとする。命令IDレジスタ54と命令コ
ードレジスタ70は性能測定が実行中であるため、前記
第1の命令が完了するまで更新しない。
【0034】例えば、メモリアクセス命令がリード命令
コードa→ライト命令b→ライト命令c→リード命令d
→リード命令e→ライト命令f→...→ライト命令l
→ライト命令m→ライト命令nの順で連続して命令発生
回路51より発行された場合、第1に発行したリード命
令コードAが性能測定対象命令となり、リード命令コー
ドaに付随するIDのみを命令IDレジスタ54にセッ
トする。また、命令コードレジスタ70にリード命令コ
ードAの命令コードをセットする。同時にフラグ57
に”1”をセットし、1つの性能測定対象命令が実行中
であることを示し、性能測定対象命令の実行時間をカウ
ントするカウンタ58を1マシンクロック毎に”+1”
することを指示する。フラグ57が”1”の間カウンタ
58は”+1”加算をし続ける。
【0035】ここで、リード命令コードaの実行が完了
するまで命令IDレジスタ54は更新しない。つまりリ
ード命令コードaの実行時間のみをカウンタ58で計数
する。また、リード命令コードaの実行がライト命令n
を発行する前に完了した場合、次の性能測定対象命令は
ライト命令nとなる。よって、前記の命令bから命令l
までは性能測定対象命令とはならず、実行時間は計数し
ない。この例では、リード命令コードaとライト命令n
のみ実行時間を計数する。
【0036】命令処理回路52は、命令発生回路51か
ら発行されたメモリアクセス命令のリプライIDを返信
する。第2比較回路56は、リプライIDと前記命令I
Dレジスタ54の出力を比較し、一致が検出された時、
性能測定対象命令の実行が完了したことを示し、フラグ
57をリセットし、カウンタ58の値をカウンタ値退避
レジスタ59に格納する。また、カウンタ値退避レジス
タ59の値が有効である事を指示するためカウンタ有効
フラグ60に”1”をセットする。
【0037】一方、診断プロセッサ11はカウンタ値退
避レジスタ59に格納されたメモリアクセス命令の性能
測定データを定期的に読み出しサンプリングするため
に、診断インタフェース回路(診断プロッセサ)62に
指示し、診断インタフェース回路(診断プロッセサ)6
2よりカウンタ値退避レジスタ59の値を読み出し制御
を行う。診断インタフェース回路61より読み出し指示
があった場合、カウンタ有効フラグ60が”0”の場合
は、性能測定対象の命令が実行されていない、或いは実
行中であることを示すのでカウンタ値退避レジスタ59
から送信する値を無効とする。また、命令コードレジス
タ70の読み出し指示をし、命令コードレジスタ70よ
り性能測定対象の命令コードを読み出す。
【0038】上述したことより、情報処理装置内で処理
される全命令を性能測定可能な対象として命令のコード
を保持する手段と性能測定対象命令のIDをトレースす
ることにより、命令の実行開始と完了タイミングを指示
し、命令実行時間と命令コードをサンプリングすること
を実現する。
【0039】尚、前述の診断診断プロセッサ或いはPC
等から性能測定結果を読み出す間隔を任意に設定する手
段を設けた情報処理装置、および予め命令指定レジス
タ、命令IDレジスタ、比較回路、フラグ、カウンタ、
カウンタ値退避レジスタ、カウンタ有効フラグを多重化
して具備し、複数の種別(命令コード)に対応した性能
測定を同時に行うことを可能とする手段を具備した情報
処理装置、に関しては特に図示していないが、上述した
実施例の動作を行うものとする。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏することができる。第1に情報処置装置内
で発行する性能測定対象の命令を指定し、左記命令と一
致した場合、一致した命令の情報装置内でユニークなI
Dをトレースすることにより、性能測定対象命令の実行
開始と完了を判別する手段である比較回路を具備し、前
記性能測定対象の命令実行時間を計数するカウンタによ
り命令実行時間を計数し、診断プロセッサより定期的に
性能測定結果である命令実行時間を読み出し、命令実行
時間をサンプリングする。尚、前記の場合に同種の命令
がオーバーラップして実行したとしても各命令に付随す
るIDがユニークであることから命令IDをセットした
1命令のみを性能測定対象として命令実行時間を計数す
ることが可能である。
【0041】第2に命令指定レジスタ53に命令発生回
路51で使用する命令コードと重複しない値をセット
(例えば”ALL 1”を命令指定レジスタにセット)
することにより性能測定対象命令を情報処理装置内で実
行される全命令を対象とすることを有効とする手段と、
測定対象の命令のコードを格納するレジスタを具備する
ことにより、それぞれの命令実行時間と命令の種別を同
時にサンプリングすることを可能とする。
【0042】第3に性能測定を実施する場合に必要に応
じて診断プロセッサを接続し、また診断プロセッサの代
わりに、PC等を代替機能として具備することによりシ
ンプルな構成で且つ手段で性能測定を実施することが可
能である。
【0043】よって、本発明は比較的シンプルで且つ少
量のHW(ハードウエア)で本来の動作を損なうことな
く、前記性能測定の実現を可能とし、前記のれそぞれの
操作を繰り返し実施することによりサンプリングされる
性能測定結果から情報処理装置内の各命令の処理時間
(性能測定対象命令の命令実行時間の分布、命令の種別
におけ頻度分布)を十分な精度で得ることが可能であ
る。つまり、情報処理装置の性能分析を行う上で十分な
精度のサンプリングデータを得ることが可能である。
【0044】また、上述したサンプリングしたデータを
解析することにより、情報処理装置における性能ネック
要因を比較的容易に分析することが可能であり、この性
能ネック要因をもとに更なる性能を向上させるためのプ
ログラムおよびハードウェアのチューニングをするため
の手段とて有用な情報を提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する機能ブロック図であ
る。
【図2】本発明の原理を説明するフローチャートであ
る。
【図3】本発明を適用する命令コードの発生状況の例を
示す図である。
【図4】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図5】同第2実施例のブロック図である。
【図6】従来の命令コードの内容は同一でも、実行時間
が異なる場合の例を示す図である。
【符号の説明】
11 診断プロセッサ 12 性能測定対象命令セット 13 命令発生回路 14 命令ID付加部 15 命令コード比較部 16 測定対象ID格納部 17 測定中フラグ 18 実行時間計数部 19 ID比較部 21 命令処理部 22 性能測定値制御回路 23 実行時間退避部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の命令コードをランダムに発生し、
    命令処理手段の制御の下に前記命令コードに応じた処理
    を行う情報処理装置において、 前記複数の命令コードの中から、測定対象の命令コード
    を抽出する命令コード抽出手段と、 該命令コード抽出手段が抽出した測定対象の命令コード
    が、測定中である旨を示すフラグをセットする測定中フ
    ラグセット手段と、 該測定中フラグセット手段が前記測定中フラグをセット
    した場合に、他の命令コードの測定を排除する測定排除
    手段と、 前記測定中フラグセット手段がセットした命令コードの
    命令実行時間を測定する命令実行時間測定手段とを備え
    たことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記命令実行時間測定手段は、当該情報
    処理装置のマシンクロックに基づいて測定することを特
    徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ランダムに発生した命令コードにユ
    ニークな命令識別子を付加するユニーク命令識別子付加
    手段と、 前記命令コード抽出手段が抽出した命令コードと前記ユ
    ニーク命令識別子付加手段が命令識別子を付加した命令
    コードが一致した場合に、前記付加した命令識別子のみ
    を格納する命令識別子格納手段と、 前記命令処理手段が命令処理の完了後に発行する命令処
    理完了IDと、前記命令識別子格納手段に格納した命令
    識別子とを比較し、一致した場合に、前記命令実行時間
    測定手段により命令実行時間を測定することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ランダムに発行された複数の命令コ
    ード以外の命令コードが測定対象となった場合に、当該
    情報処理装置が発行する全ての命令コードを測定対象と
    する手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記測定した命令実行時間を読み出す間
    隔を任意に設定する手段を設けたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記命令実行時間測定用の各種手段を多
    重化して備え、複数の命令コードに対応した命令実行時
    間の測定を同時に行う手段を備えたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013538378A (ja) * 2010-06-23 2013-10-10 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション コンピューティング環境におけるリソース使用を測定するコンピュータ・システム、方法、およびコンピュータ・プログラム

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