JP3900470B2 - ディジタル信号測定装置及びトラフィック観測方法 - Google Patents

ディジタル信号測定装置及びトラフィック観測方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測定対象システムのバスにおける信号トラフィックを観測するディジタル信号測定装置及びその観測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディジタルバスの観測及び評価は、次のようにして行われるのが一般的である。
まず、ロジック・アナライザ等のディジタル信号測定装置を用い、バスをプローブして、所定のバスパターンによってトリガーをかけ、その後のディジタルバス信号を取得し、得られたディジタルバス信号のデータをロジック・アナライザに装備されているディジタル・ストレージに保存する。同時に、このディジタル信号の測定結果を表示装置に波形表示する。
また、測定結果を詳細に観測、解析する場合は、ディジタル・ストレージに保存されている取得データに対し、コンピュータ上で解析用プログラムを実行することにより実現している。
【0003】
以下に、ディジタルバスを観測するための、従来のディジタル信号測定装置の例を示す。
図8は、ロジック・アナライザの構成例を示す図である。同図には2つのロジック・アナライザ810A、810Bが記載されているが、これは2つのバス820A、820Bをそれぞれ観測するためであり、各々の構成は同一である。
【0004】
図8を参照すると、ロジック・アナライザ810A、810Bは、バス820A、820Bからディジタルバス信号を取得するプローブ830に接続され、ディジタルバス信号取得のタイミングを取るトリガー発生装置811と、取得されたディジタルバス信号のデータを蓄積するディジタル・ストレージ812と、当該データを表示するディスプレイ813とを備える。
また図8に示すように、個々のロジック・アナライザ810A、810Bは、バス820A、820Bを、それぞれ個別に観測する。また、ロジック・アナライザ810A、810Bは互いに外部接続されており、ロジック・アナライザ810Aからの同期信号によりロジック・アナライザ810Bのトリガーがかけられる。
【0005】
また、特開平11−344511号公報には、ロジック・アナライザとロジック・アナライザにより測定される被測定回路との間に介在するロジック・アナライザ用プローブ回路に関する技術が開示されている。
図9は、同公報に記載されたロジック・アナライザ用プローブ回路の構成を示す図である。
図9を参照すると、このロジック・アナライザ用プローブ回路910は、被測定回路920の測定点より入力した信号に電気的仕様の変換をして変換後の信号を出力するプローブ回路911と、プローブ回路911の出力信号を入力して所定の論理演算をして論理演算の出力をロジック・アナライザ930に出力する論理演算部(プログラマブルゲートアレイ)912とを備える。
【0006】
図10は、従来の他のディジタル信号測定装置であるPCIバスモニタの構成例を示す図である。
図10において、測定対象システムのPCIバス1020にバスモニタ装置1010を挿入すると、バスモニタ装置1010は、PCIバス1020上を伝送するディジタルバス信号を取得し、測定結果のデータを、バスモニタ装置1010に実装されているディジタル・ストレージ(SRAM)1011に保存する。測定終了後、ディジタル・ストレージ1011に保存された測定結果は、外部に接続されている解析装置としてのコンピュータへ転送され、専用の解析プログラムの実行により解析結果が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年のシステムバス幅の増加により、ディジタルバスの観測において時間当たりに保存しなければならないデータ量が膨大になってきている。保存すべきデータ量という観点のみを考慮すると、測定装置外部にストレージ(磁気ディスクなど)を追加装着することによって対応できるが、システムバスクロックが高速な場合は、外部ストレージでは書き込み速度が低速であるために書き込みが間に合わない。そのため、測定装置内部に実装されている、高速に書き込みが可能なディジタル・ストレージ(半導体メモリなど)が必要となる。
【0008】
高速ディジタル・ストレージは高価であり、物理的に実装可能な容量にも限界がある。したがって、保存しなければならないデータ量が増大している現状において、上記従来のディジタル信号測定装置では、長時間の連続的な観測及び評価は困難になってきている。
一方で、システム全体の評価、解析を目的とした場合、長時間の観測は不可欠である。また、長時間観測しなければ発見することができない、期待されないバスイベントを検出し、その動作の評価を行うことも不可欠である。
【0009】
また、上記従来のディジタル信号測定装置は、バス上のディジタルバス信号を取得してディジタル・ストレージに保存した後、蓄積された当該ディジタルバス信号を解析してバスイベントを抽出し、当該バスの信号トラフィックを観測していた。そのため、測定対象システムの動作に応じてリアルタイムにバス上の信号トラフィックを観測することができなかった。
【0010】
さらにまた、複数のバスを観測する場合、近年のバス幅の増加に伴い、観測対象であるバスの数が1台のロジック・アナライザに実装可能なプローブの数を上回る場合が生じ得る。この場合、図8に示したように、複数台のロジック・アナライザを用意し、相互に外部接続して同期させて用いることとなる。
しかし、ケーブルによる外部接続は、信号の周波数が上がるほどノイズがのりやすく、誤動作の原因となる。
【0011】
そこで、本発明は、複数のバスを持つ複雑なシステムにおいても、バス上の信号トラフィックに対する長時間の観測を可能とするディジタル信号測定装置を提供することを目的とする。
これにより、稀に発行されるような期待されないバスイベントを検出し評価できるようにすることを他の目的とする。
また、本発明は、測定対象システムの動作に応じたバス上の信号トラフィックをリアルタイムに観測できるようにすることをさらに他の目的とする。
さらに本発明は、複数のバスを観測する場合にも、複数のディジタル信号測定装置を外部接続することなく観測可能なディジタル信号測定装置を提供することをさらに他の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記の目的を達成するため、測定対象システムのバス上のディジタルバス信号をそのまま保存しまたは処理するのではなく、当該ディジタルバス信号からバスイベントを抽出し、当該バスイベントの発生情報を処理する。これにより、扱う情報量を削減し、観測結果を随時(リアルタイムで)ディスプレイ表示したり、長時間の連続した観測を行ったりすることを可能とする。
かかる思想に鑑み、本発明は、次のように構成されたことを特徴とするディジタル信号測定装置を提供する。すなわち、このディジタル信号測定装置は、測定対象システムのバス上で発生するバスイベントを観測する観測手段と、この観測手段にて観測されたバスイベントの発生に関する情報を蓄積する蓄積手段と、この蓄積手段にて蓄積されたバスイベントの発生に関する情報を処理する処理手段とを備える。
【0013】
ここで、この観測手段は、バス上のディジタルバス信号を取得するプローブと、このプローブにて取得されたディジタルバス信号を観測対象であるバスイベントにデコードするデコーダとを備える構成とする。そして好ましくは、このデコーダをPLD(Programmable Logic Device:プログラマブルロジックデバイス)にて実現する。
【0014】
また、蓄積手段は、観測手段にて抽出されたバスイベントの発生回数をこのバスイベントの種類ごとに計数するカウンタと、処理手段からの要求に応じてカウンタの計数値を読み出し、この処理手段に送る制御部とを備える構成とする。
ここで、上述した観測手段を測定対象システムのバスの数に応じて複数設けると共に、蓄積手段のカウンタにおいて、この複数の観測手段にてそれぞれ抽出されたバスイベントの発生回数を計数し、処理手段において、この蓄積手段にて計数された複数のバスにおけるバスイベントの発生回数に基づいて、この複数のバスの相関関係を解析することができる。
【0015】
さらに、上述した処理手段は、蓄積手段から取得したバスイベントの発生に関する情報を解析するデータ処理部と、このデータ処理部による解析結果を視覚化して表示する表示部とを備える構成とする。
【0016】
また、本発明は、次のように構成されたことを特徴とするディジタル信号測定装置を提供する。すなわち、このディジタル信号測定装置は、測定対象システムのバス上のディジタルバス信号を取得するプローブ・ユニットと、このプローブ・ユニットにて取得されたディジタルバス信号からバスイベントを抽出するデコーダ・ユニットと、このデコーダ・ユニットにて抽出されたバスイベントの発生回数を計数するカウンタ・ユニットとを備える。
【0017】
さらにまた、本発明は、次のように構成されたことを特徴とするディジタル信号測定装置を提供する。すなわち、このディジタル信号測定装置は、測定対象システムのバス上のディジタルバス信号を取得し、このディジタルバス信号に基づいてバスイベントの発生を観測する観測手段と、この観測手段にて観測されたバスイベントの発生状況に関する情報を処理し、随時、画像表示する情報処理手段とを備える。
【0018】
ここで、この情報処理手段は、測定対象システムにおける複数のバスから取得されたバスイベントの発生状況を解析してこの複数のバスの相関関係を解析することができる。この場合も、この解析結果を随時、画像表示することができる。さらに、このディジタル信号測定装置は、観測手段にて観測されたバスイベントの発生状況に関する情報を格納する格納手段を備える構成とすることができる。
【0019】
また、本発明は、測定対象システムのバス上の信号トラフィックを観測するトラフィック観測方法において、このバス上のディジタルバス信号を取得するステップと、取得されたディジタルバス信号が予め設定されたバスイベントを定義する信号パターンと一致した場合に、このバスの発生を示すトリガー信号を生成するステップと、生成されたトリガー信号に基づいて、バスイベントごとに発生回数を計数するステップと、このバスイベントの発生回数の計数結果に基づいてバスの信号トラフィックを解析するステップとを含むことを特徴とする。
さらに好ましくは、このトラフィック観測方法は、信号トラフィックの解析結果を視覚化するイメージデータを生成し、随時表示するステップを含む構成とする。
【0020】
ここで、上述した信号トラフィックを解析するステップは、複数のバスから取得されたバスイベントの計数結果を解析し、この複数のバスの相関関係を示す情報を生成するステップを含む。
また、バスイベントの発生回数を計数するステップは、トリガー信号を受信し、このトリガー信号に対応して設けられたカウンタにて計数するステップと、所定のタイミングで全てのカウンタによる計数値を順次読み出し、バッファに蓄積するステップとを含み、信号トラフィックを解析するステップは、全てのカウンタの計数値がバッファに格納された後、このバッファ内の計数値を用いてバスの信号トラフィックを解析するステップを含む。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて、この発明を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態によるディジタル信号測定装置の構成を示す図である。図1を参照すると、本実施の形態のディジタル信号測定装置は、バス・プローブ装置10と、トラフィック測定装置20と、コンソール・ユニット30とを備える。バス・プローブ装置10とトラフィック測定装置20とを接続するトリガーデータ通信線路40、及びトラフィック測定装置20とコンソール・ユニット30とを接続する測定データ通信線路50は、USB、IEEE1394、IEEE1284などを用いた高速なパラレル転送またはシリアル転送である。
【0022】
バス・プローブ装置10は、測定対象システム100に設けられているバスに接続され、当該バス上で発生するバスイベントの観測装置として機能する。すなわち、当該バス上のディジタルバス信号を取得し、当該ディジタルバス信号からバスイベントを抽出し、当該バスイベントの発生を示す信号を生成してトラフィック測定装置20に送信する。また、バス・プローブ装置10は、カウンタ・トリガー信号の時系列を保持するために、常に、バスクロックを観測し、トラフィック測定装置20へ伝送している。
図2は、バス・プローブ装置10の構成を示す図である。
図2を参照すると、本実施の形態によるバス・プローブ装置10は、測定対象システム100のバスからディジタルバス信号をラッチする入力部11と、入力部11によりラッチされたディジタルバス信号をバスイベントにデコードするバスイベント・デコーダ・ユニット12と、バスイベント・デコーダ・ユニット12にてデコードされたバスイベントの発生情報をトラフィック測定装置20に送信するための通信ユニット13と、バスイベント・デコーダ・ユニット12及び通信ユニット13を制御するプローブ制御ユニット14とを備える。
【0023】
入力部11は、測定対象システム100のバスに接続されるプローブ・ユニットであり、ディジタルバス信号をラッチするために通常用いられるプローブと同様である。測定対象システム100への影響を極力抑えるために高インピーダンスな部材で構成される。
【0024】
バスイベント・デコーダ・ユニット12は、例えばPLDにて実現され、入力部11にてラッチされたディジタルバス信号から観測対象であるバスイベントを抽出する。すなわち、テーブルに照合する等の手段を用い、入力部11にて取得された当該ディジタルバス信号に基づいて、観測すべきイベントが発生したかどうかを判断する。入力部11から取得したディジタルバス信号が予め設定されたバスイベントを定義する信号パターンと一致した場合は、当該バスイベントが発生したことを示すカウンタ・トリガー信号を出力する。このカウンタ・トリガー信号は、バスイベントごとに区別して出力される。したがって、バスイベント・デコーダ・ユニット12においてn種類のバスイベントを観測するように設定されていれば、n個のカウンタ・トリガー信号が出力されることとなる。当該カウンタ・トリガー信号は、バスイベントごとに区別されて、通信ユニット13からトリガーデータ通信線路40を経てトラフィック測定装置20へ送信される。
【0025】
バス・プローブ装置10は、図1に示すように複数設け、測定対象システム100の複数のバスにおけるバスイベントを抽出することが可能である。この場合、各バス・プローブ装置10は、同様の構成であり、それぞれのバスで発生したバスイベントに基づいてカウンタ・トリガー信号を生成し、バスクロックと共に、トリガーデータ通信線路40を介してトラフィック測定装置20へ送信する。
【0026】
以上のように、本実施の形態は、バス・プローブ装置10において、単にディジタルバス信号を取得するのみでなく、当該ディジタルバス信号をバスイベントにデコードしてトラフィック測定装置20に送る。したがって、ディジタルバス信号を、外部ケーブルを介して伝送する工程が入らないため、ノイズの発生を極力抑えることが可能である。また、ディジタルバス信号をそのままトラフィック測定装置20に送信するのではなく、バスイベントの発生情報に変換して送信するため、所定のバスイベントが発生した場合にその旨を通知する信号(カウンタ・トリガー信号)が送信されることとなり、トラフィック測定装置20において処理すべき情報量を大幅に削減することが可能となる。
【0027】
トラフィック測定装置20は、バス・プローブ装置10にて観測されたバスイベントの発生に関する情報を蓄積する。具体的には、バス・プローブ装置10から送られたカウンタ・トリガー信号に基づいて、バスイベントの発生回数を計数する。そして、コンソール・ユニット30からの要求に応じて計数結果(測定データ)をコンソール・ユニット30に返送する。
図1を参照すると、トラフィック測定装置20は、バス・プローブ装置10との間での通信を行うプローブ通信ユニット21と、バスイベントの発生回数をカウントするカウンタ・ユニット22と、コンソール・ユニット30との間での通信を行うコンソール通信ユニット23と、トラフィック測定装置20の全体の動作制御を行う測定装置制御ユニット24とを備える。
【0028】
プローブ通信ユニット21は、バス・プローブ装置10の通信ユニット13から送られたカウンタ・トリガー信号を受信し、カウンタ・ユニット22へ出力する。このプローブ通信ユニット21は、当該カウンタ・トリガー信号とカウンタ・ユニット22との同期を取るバッファの役割を果たす。また、プローブ通信ユニット21は、複数のバス・プローブ装置10からのカウンタ・トリガー信号の入力を受け付けることができる。
【0029】
カウンタ・ユニット22は、プローブ通信ユニット21からカウンタ・トリガー信号を入力し、入力したカウンタ・トリガー信号に対応するカウンタの値を更新する。これにより、当該カウンタ・トリガー信号が示すバスイベントの発生回数が計数されることとなる。
図3は、カウンタ・ユニット22の構成を示す図である。
図3を参照すると、カウンタ・ユニット22は、バス・プローブ装置10から送信されたクロック信号(バスクロック)を受信して計数するクロックカウンタ22aと、カウンタ・トリガー信号を受信して計数するカウンタ22bと、クロックカウンタ22aの計数値を一時的に格納するクロックバッファ22cと、カウンタ22bの計数値を一時的に格納するバッファ22dと、これらのカウンタ及びバッファを制御するカウンタ制御ユニット22eとを備える(以下、クロックカウンタ22aとカウンタ22b、及びクロックバッファ22cとバッファ22dを特に区別する必要がない場合は、適宜、カウンタ22a、22b、バッファ22c、22dと略記する)。
【0030】
図3に示すように、カウンタ22b及びバッファ22dは、バス・プローブ装置10から送信されるカウンタ・トリガー信号の数、すなわち、バス・プローブ装置10にて観測されるバスイベントの数に応じて設けられる。これにより、バス・プローブ装置10において観測されるバスイベントごとに発生回数の計数が行われることとなる。
カウンタ制御ユニット22eは、測定装置制御ユニット24からの制御信号にしたがって、クロックカウンタ22a及びカウンタ22bの計数値をクロックバッファ22c及び対応するバッファ22dにコピーさせる。そして、クロックカウンタ22a及び全てのカウンタ22bの計数値が読み出された後、クロックバッファ22c及びバッファ22dから保持している計数値をコンソール通信ユニット23へ出力させる。
【0031】
また、カウンタ・ユニット22には、プローブ通信ユニット21を介して複数のバス・プローブ装置10からのカウンタ・トリガー信号が入力される場合がある。この場合、バスごとに図3に示すカウンタ22a、22b及びバッファ22c、22dのセットが設けられることとなる。ただし、カウンタ・ユニット22において、特にバスを区別する必要はなく、信号ごとに対応するカウンタ22a、22bにてカウントアップを行えば良い。
このように、本実施の形態では、観測対象であるバスが増えてもカウンタ・ユニット22におけるカウンタ22a、22b及びバッファ22c、22dを追加することで対応できるため、容易に拡張することができ、従来のロジック・アナライザのように複数台のディジタル信号測定装置を外部接続する必要がない。これにより、誤動作の原因となるノイズの発生を抑えることができる。
【0032】
コンソール通信ユニット23は、コンソール・ユニット30からの要求を受け付けて、カウンタ・ユニット22のクロックバッファ22c及びバッファ22dから受け取った測定データ(計数値)を、測定データ通信線路50を介してコンソール・ユニット30に返送する。
【0033】
測定装置制御ユニット24は、トラフィック測定装置20全体の動作を制御するが、特に、上述したカウンタ・ユニット22及びコンソール通信ユニット23による測定データの送信動作を制御する。すなわち、コンソール通信ユニット23がコンソール・ユニット30から測定データの読み出し要求を受け付けると、カウンタ・ユニット22のカウンタ制御ユニット22eに制御信号を送り、上述したようにクロックカウンタ22a及びカウンタ22bの計数値をクロックバッファ22c及びバッファ22dへコピーさせ、コンソール通信ユニット23へ出力させる。そして、コンソール通信ユニット23に、当該測定データ(計数値)を、コンソール・ユニット30へ送信させる。
【0034】
コンソール・ユニット30は、パーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータ装置にて実現され、トラフィック測定装置20から受信した測定データを処理する処理装置(CPU)31と、処理装置31による処理結果を表示するディスプレイ装置32と、処理装置31による処理結果を格納し保存する磁気ディスクなどの記憶装置(ディジタル・ストレージ)33とを備える。
【0035】
処理装置31は、測定対象システム100におけるバスイベントを解析するための解析用プログラムを実行する。これにより、トラフィック測定装置20に対してバスイベントの発生状況を示す測定データ(カウンタ・ユニット22の計数値)の読み出し要求を、所定のタイミングで送信する。そして、当該読み出し要求に応じて返送された測定データを解析し、解析結果を記憶装置33に格納すると共に、当該解析結果を視覚化するイメージデータを作成してディスプレイ装置32に表示させる。
【0036】
トラフィック測定装置20においてバスイベントの発生回数が計数されている段階では、当該バスイベントがいつ発生したか、どの程度の頻度で発生するかといった信号トラフィックに関する情報を得ることができない。したがって、本実施の形態では、コンソール・ユニット30において定期的にあるいは任意のタイミングでトラフィック測定装置20から測定データ(計数値)を取得することにより、当該測定データを取得した時間情報と合わせて、当該バスにおける信号トラフィックに関する情報を得る。すなわち、測定データを取得した時間(取得時間)と共に測定データにて示される各バスイベントの発生回数を比較することにより、所定の取得時間と他の所定の取得時間との間にどのバスイベントが何回発生したかを認識することができる。
【0037】
上述したように、本実施の形態では、バス・プローブ装置10及びトラフィック測定装置20において、測定対象システム100におけるバス上のディジタルバス信号がバスイベントにデコードされ、当該バスイベントの発生情報のみがコンソール・ユニット30に送られる。したがって、コンソール・ユニット30では、ディジタルバス信号を蓄積して処理する必要がなく、取得したバスイベントの発生情報を直接解析することができる。このため、本実施の形態におけるコンソール・ユニット30は、解析結果を随時(リアルタイムで)ディスプレイ表示することができる。
さらに、扱う情報をディジタルバス信号そのものではなく、バスイベントの発生情報としたため、処理すべき情報量を大幅に削減することができる。このため、従来のロジック・アナライザ等に比べ、長時間にわたって得られた情報を記憶装置33に格納することができ、したがって、長時間、連続して測定対象システム100におけるバスの信号トラフィックを観測することが可能となる。またこれにより、稀にしか発生しないバスイベントを観測し検出することが可能となる。
【0038】
また、処理装置31は、複数のバスにおけるバスイベントの発生状況を解析し、当該複数のバスにおける信号トラフィックの相関関係を示す情報を生成することができる。かかる相関関係についても、当該関係を示す情報を視覚化するイメージデータを作成してディスプレイ装置32に表示する処理を、リアルタイムで実行することが可能である。
【0039】
なお、上記構成は、本発明における好適な一実施の形態を示すに過ぎず、単なる設計変更に過ぎない程度の構成の相違は、本発明の技術的思想に含まれることは言うまでもない。
例えば、上述した構成では、カウンタ・ユニット22のカウンタ22a、22bから読み出された計数値を一時的に保持するバッファ22c、22dをカウンタ・ユニット22自体に設けたが、カウンタ・ユニット22とは別個に設けたり、コンソール通信ユニット23に設けたりしても良い。
また、バス・プローブ装置10における入力部11とバスイベント・デコーダ・ユニット12とは必ずしも一体に構成されている必要はない。ディジタルバス信号をそのまま処理または保存するのではなく、バスイベントにデコードした上で処理または保存することによる処理対象の情報量の削減という目的を主眼とすれば、入力部11に相当するプローブと本実施の形態のトラフィック測定装置20との間にバスイベント・デコーダ・ユニット12が介在していれば良く、当該プローブとバスイベント・デコーダ・ユニット12とを外部ケーブルで接続してあっても構わない。
【0040】
次に、上記のように構成された本実施の形態により、バス上で発生するイベントを観測して当該バスの信号トラフィックを測定する動作について説明する。
バス上で発生するバスイベントを、イベント−1、2、3(以下、E−1、E−2、E−3と略記する)とする。バス・プローブ装置10のバスイベント・デコーダ・ユニット12は、各バスイベントE−1、E−2、E−3を観測した際に、各バスイベントに対応したカウンタ・トリガー信号(以下、対応バスイベントごとにT−1、T−2、T−3と記す)をトラフィック測定装置20に送信する。トラフィック測定装置20のカウンタ・ユニット22は、カウンタ・トリガー信号であるT−1、T−2、T−3を受信すると、対応するカウンタ22bの計数値(以下、カウンタ・トリガー信号に対応させてC−1、C−2、C−3と記す)を1増加させる。
【0041】
図4は、バスイベントの発生状況とカウンタ・ユニット22におけるカウンタ22bの計数値の読み出しタイミングとの関係を説明する図である。
バス・プローブ装置10は、測定対象システム100におけるバスクロックを常時観測し、トラフィック測定装置20へ送信している。また、カウンタ・ユニット22内のクロックカウンタ22aは、バス・プローブ装置10から送られたクロック信号を受信し、クロック数をカウントアップしている(以下、このクロック数の値をCLKとする)。
【0042】
時間t1において、バス・プローブ装置10のバスイベント・デコーダ・ユニット12によりE−1が検出されると、E−1に対応するT−1がバス・プローブ装置10からトラフィック測定装置20へ送信され、カウンタ・ユニット22において、対応するC−1がカウントアップされる。
次に、時間t1’において、コンソール・ユニット30からトラフィック測定装置20へ測定データの読み出し要求が送られると、カウンタ・ユニット22において、各カウンタ22a、22bのCLK、C−1、C−2、C−3が対応するバッファ22c、22dへコピーされる。そして、当該CLK、C−1、C−2、C−3がバッファ22c、22dから読み出されてコンソール・ユニット30へ送信されるまで、当該バッファ22c、22dの値はロックされる。コンソール・ユニット30からの読み出し要求により、CLK、C−1、C−2、C−3がバッファ22c、22dから読み出されると、当該バッファ22c、22dのロックは解除される。
【0043】
次に、時間t2において、バス・プローブ装置10のバスイベント・デコーダ・ユニット12によりE−3が検出されると、E−3に対応するT−3がバス・プローブ装置10からトラフィック測定装置20へ送信され、カウンタ・ユニット22において、対応するC−3がカウントアップされる。
次に、時間t2’において、コンソール・ユニット30からトラフィック測定装置20へ測定データの読み出し要求が送られると、カウンタ・ユニット22において、各カウンタ22a、22bのCLK、C−1、C−2、C−3が対応するバッファ22c、22dへコピーされる。そして、当該CLK、C−1、C−2、C−3がバッファ22c、22dから読み出されてコンソール・ユニット30へ送信されるまで、当該バッファ22c、22dの値はロックされる。コンソール・ユニット30からの読み出し要求により、CLK、C−1、C−2、C−3がバッファ22c、22dから読み出されると、当該バッファ22c、22dのロックは解除される。
【0044】
コンソール・ユニット30において、例えば、時間t1’と時間t2’で取得された測定データバスイベントの発生回数を示す計数値の差を評価すると、CLKはt1’からt2’までのクロック数を示し、C−3は1増加しており、他のカウンタは変化していない。この解析結果から、時間t1’〜t2’の間にE−3のバスイベントがバス上で1回発行されたことを認識することができる。なお、時間t1’及び時間t2’の実際の時間間隔は、(t2−t1)/クロック周波数である。
【0045】
次に、コンピュータシステムを測定対象システム100として本実施の形態を適用した具体的な適用例を説明する。
図5は、IA−32のコンピュータシステムを測定対象システム100とし、本実施の形態を用いて、CPUバス及びPCIバスの信号トラフィックを観測する場合の構成を示す図である。また、図6は、図5においてPCIバスにおけるバスイベントの発生状況に応じたバスイベント・デコーダ・ユニット12の動作を説明する図、図7は、図5においてCPUバスにおけるバスイベントの発生状況に応じたバスイベント・デコーダ・ユニット12の動作を説明する図である。
【0046】
図5に示すように、測定対象システム100であるコンピュータシステムは、CPUとして米国インテル社のペンティアムIIIプロセッサを搭載し、CPUバスと、当該CPUバスにCPU−PCIブリッジを介して接続されたPCIバスとを備える。このCPUバスとPCIバスとに、それぞれバス・プローブ装置10が接続され、当該CPUバス及びPCIバス上のディジタルバス信号を観測している。そして、各バス・プローブ装置10のバスイベント・デコーダ・ユニット12において、CPUバス及びPCIバス上で発生したバスイベントがそれぞれ抽出され、カウンタ・トリガー信号がトラフィック測定装置20に送られる。トラフィック測定装置20は、当該カウンタ・トリガー信号を受け付けて、カウンタ・ユニット22にてバスイベントの発生回数を計数する。そして、この計数値がコンソール・ユニット30に送られ、処理される。
なお、図5の構成例では、トラフィック測定装置20とコンソール・ユニット30とはUSB接続され、測定データ通信線路50としてUSBケーブルが用いられている。
【0047】
ここで、図6を参照すると、バスイベント・デコーダ・ユニット12には、PCIバス信号として、バスクロック(CLK)、FRAME#、C/BE#の3種類の信号が入力されている。C/BE#信号はC/BE[0]#からC/BE[3]#までの4つが入力されており、この4つのC/BE#信号の値に応じて、7種類のイベント(Memory Read, Memory Read Line, Memory Read Multiple, Memory Write, Memory Write and Invalidate, I/O Read, I/O Write)が検出されている。そして、これらのイベントごとにカウンタ・トリガー信号(Trigger-1〜Trigger-7)が出力されている。
【0048】
また、図7を参照すると、バスイベント・デコーダ・ユニット12には、CPUバス信号として、バスクロック(CLK)、ADS#、REQ#の3種類の信号が入力されている。REQ#信号はREQ[0]#からREQ[4]#までの5つが入力されており、この5つのREQ#信号の値に応じて、7種類のイベント(I/O Read, I/O Write, Memory Read and Invalidate, Memory Code Read, Memory Data Read, Memory Write, Memory Write Back)が検出されている。そして、これらのイベントごとにカウンタ・トリガー信号(Trigger-1〜Trigger-7)が出力されている。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ディジタル信号測定装置において扱う情報量を削減することにより、複数のバスを持つ複雑なシステムにおいても、バス上の信号トラフィックに対する長時間の観測を可能とする。
これにより、稀に発行されるような期待されないバスイベントを検出し評価することが可能となる。
また、本発明によれば、バス上のディジタルバス信号をバスイベントにデコードして扱うことにより、測定対象システムの動作に応じたバス上の信号トラフィックをリアルタイムに観測することができる。
さらに、本発明によれば、複数のバスを観測する場合にも、複数のディジタル信号測定装置を外部接続することなく観測可能な装置構成を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態によるディジタル信号測定装置の構成を示す図である。
【図2】 本実施の形態におけるバス・プローブ装置の構成を示す図である。
【図3】 本実施の形態におけるカウンタ・ユニットの構成を示す図である。
【図4】 バスイベントの発生状況とカウンタ・ユニットにおけるカウンタの計数値の読み出しタイミングとの関係を説明する図である。
【図5】 IA−32のコンピュータシステムを測定対象システムとし、本実施の形態を用いて、CPUバス及びPCIバスの信号トラフィックを観測する場合の構成を示す図である。
【図6】 図5においてPCIバスにおけるバスイベントの発生状況に応じたバスイベント・デコーダ・ユニットの動作を説明する図である。
【図7】 図5においてCPUバスにおけるバスイベントの発生状況に応じたバスイベント・デコーダ・ユニットの動作を説明する図である。
【図8】 従来のロジック・アナライザの構成例を示す図である。
【図9】 従来のロジック・アナライザ用プローブ回路の構成を示す図である。
【図10】 従来の他のディジタル信号測定装置であるPCIバスモニタの構成例を示す図である。
【符号の説明】
10…バス・プローブ装置、11…入力部、12…バスイベント・デコーダ・ユニット、13…通信ユニット、14…プローブ制御ユニット、20…トラフィック測定装置、21…プローブ通信ユニット、22…カウンタ・ユニット、22a…クロックカウンタ、22b…カウンタ、22c…クロックバッファ、22d…バッファ、23…コンソール通信ユニット、24…測定装置制御ユニット、30…コンソール・ユニット、31…処理装置、32…ディスプレイ装置、33…記憶装置、40…トリガーデータ通信線路、50…測定データ通信線路

Claims (13)

  1. 測定対象システムのバス上のディジタルバス信号をプローブにて取得し、当該プローブにて取得されたディジタルバス信号を特定の信号パターンで定義されたバスイベントにデコードするデコーダにて観測対象である当該バスイベントの発生をリアルタイムで観測する観測手段と、
    前記観測手段にて前記バスイベントの発生が観測されたことを表す情報を蓄積する蓄積手段と、
    前記蓄積手段にて蓄積された前記バスイベントの発生に関する情報を処理する処理手段と
    を備えることを特徴とするディジタル信号測定装置。
  2. 前記蓄積手段は、
    前記観測手段にて抽出された前記バスイベントの発生回数を当該バスイベントの種類ごとに計数するカウンタと、
    前記処理手段からの要求に応じて前記カウンタの計数値を読み出し、当該処理手段に送る制御部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のディジタル信号測定装置。
  3. 前記観測手段は、測定対象システムのバスの数に応じて複数設けられ、
    前記蓄積手段のカウンタは、複数の前記観測手段にてそれぞれ抽出された前記バスイベントの発生回数を計数し、
    前記処理手段は、前記蓄積手段にて計数された複数の前記バスにおける前記バスイベントの発生回数に基づいて、当該複数のバスの相関関係を解析することを特徴とする請求項2に記載のディジタル信号測定装置。
  4. 前記処理手段は、
    前記蓄積手段から取得した前記バスイベントの発生に関する情報を解析するデータ処理部と、
    前記データ処理部による解析結果を視覚化して表示する表示部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のディジタル信号測定装置。
  5. 測定対象システムのバス上のディジタルバス信号を取得するプローブ・ユニットと、
    前記プローブ・ユニットにて取得されたディジタルバス信号から特定の信号パターンで定義されたバスイベントをリアルタイムで抽出するデコーダ・ユニットと、
    前記デコーダ・ユニットにて抽出された前記バスイベントの発生回数を計数するカウンタ・ユニットと
    を備えることを特徴とするディジタル信号測定装置。
  6. 前記デコーダ・ユニットは、プログラマブルロジックデバイス(PLD)であることを特徴とする請求項5に記載のディジタル信号測定装置。
  7. 測定対象システムのバス上のディジタルバス信号をプローブにて取得し、当該プローブにて取得されたディジタルバス信号を特定の信号パターンで定義されたバスイベントにデコードするデコーダにて観測対象である当該バスイベントの発生をリアルタイムで観測する観測手段と、
    前記観測手段にて観測された前記バスイベントの発生状況に関する情報を処理し、随時、画像表示する情報処理手段と
    を備えることを特徴とするディジタル信号測定装置。
  8. 前記情報処理手段は、前記観測手段により前記測定対象システムにおける複数のバスから取得された前記バスイベントの発生状況を解析して当該複数のバスの相関関係を解析し、解析結果を随時、画像表示することを特徴とする請求項7に記載のディジタル信号測定装置。
  9. 前記観測手段にて観測された前記バスイベントの発生状況に関する情報を格納する格納手段をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載のディジタル信号測定装置。
  10. 測定対象システムのバス上の信号トラフィックを観測するトラフィック観測方法において、
    前記バス上のディジタルバス信号をプローブにて取得するステップと、
    取得されたディジタルバス信号が予め設定されたバスイベントを定義する信号パターンとをリアルタイムに比較し、当該ディジタルバス信号と当該バスイベントとが一致した場合に、前記バスの発生を示すトリガー信号を生成するステップと、
    生成された前記トリガー信号に基づいて、前記バスイベントごとに発生回数を計数するステップと、
    前記バスイベントの発生回数の計数結果に基づいて前記バスの信号トラフィックを解析するステップと
    を含むことを特徴とするトラフィック観測方法。
  11. 前記信号トラフィックの解析結果を視覚化するイメージデータを生成し、随時表示するステップをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載のトラフィック観測方法。
  12. 前記信号トラフィックを解析するステップは、複数のバスから取得された前記バスイベントの計数結果を解析し、当該複数のバスの相関関係を示す情報を生成するステップを含むことを特徴とする請求項10に記載のトラフィック観測方法。
  13. 前記バスイベントの発生回数を計数するステップは、
    前記トリガー信号を受信し、当該トリガー信号に対応して設けられたカウンタにて計数するステップと、
    所定のタイミングで全ての前記カウンタによる計数値を順次読み出し、バッファに蓄積するステップとを含み、
    前記信号トラフィックを解析するステップは、
    全ての前記カウンタの計数値が前記バッファに格納された後、当該バッファ内の計数値を用いて前記バスの信号トラフィックを解析するステップを含むことを特徴とする請求項10に記載のトラフィック観測方法。
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