JP2001013358A - フェルール組立体及びそれを備えた光モジュール - Google Patents

フェルール組立体及びそれを備えた光モジュール

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JP2001013358A
JP2001013358A JP11200629A JP20062999A JP2001013358A JP 2001013358 A JP2001013358 A JP 2001013358A JP 11200629 A JP11200629 A JP 11200629A JP 20062999 A JP20062999 A JP 20062999A JP 2001013358 A JP2001013358 A JP 2001013358A
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ferrule
optical fiber
fiber
diffraction grating
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JP11200629A
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Takashi Kato
隆志 加藤
Hiroyuki Nakatani
洋幸 中谷
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造バラツキや使用環境の変化の影響を受け
にくいレーザ共振器が得られるフェルール組立体及びそ
れを備えた光モジュールを提供する。 【解決手段】 このが発明に係るフェルール組立体は、
回折格子領域を有するシングルモード光ファイバ(107)
と、該光ファイバ(107)の先端部分(107b)に取り付けら
れたフェルール(106)とを備え、上記光ファイバ(107)の
うち回折格子領域を除く部分が、上記フェルール(106)
の固定部に固定される一方、該光ファイバ(107)のうち
該回折格子領域が、該フェルール(106)に固定されるこ
となく、該フェルール(106)における収納部の内壁から
所定距離離間した状態で該収納部に収納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光源である発光
素子のひとつの端面と、光ファイバの端部近傍に形成さ
れたブラッグ回折格子とを組み合わせてレーザ共振器を
構成する光モジュール、及びそれに好適なフェルール組
立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】外部共振器型光モジュールは、光源とし
ての発光素子と、該発光素子の出射光を相互に反射する
1対の反射器を含むレーザ共振器とから構成されてい
る。
【0003】上記のような光モジュールでは、レーザ共
振器を構成する1対の反射器のうちの一方は、発光素子
自体の端面あるいは該端面に形成された高反射率膜であ
ることが多い。また、他方の反射器は、発光素子と対面
する光ファイバ端部付近に設けられたブラッグ回折格子
が利用される。なお、ブラッグ回折格子は、光ファイバ
端部付近に周期的な屈折率変化を与えることにより該光
ファイバ内に形成され、この屈折率変化の周期により決
定される回折波長の光が反射することとなる。このよう
なブラッグ回折格子が作り込まれた光ファイバは、グレ
ーティングファイバと呼ばれ、これを用いた外部共振器
型光モジュールではブラッグ回折格子の仕様によって所
望の回折波長を決定できることから、所望のレーザ発振
波長を容易に選択できるという利点がある。
【0004】特に、発光素子の一方の端面とブラッグ回
折格子とで構成された、上述のようなレーザ共振器の場
合、グレーティングファイバの先端部分にはフェルール
が取り付けられ、該グレーティングファイバとフェルー
ルとで構成されるフェルール組立体を所定位置に固定す
ることにより、該発光素子とグレーティングファイバと
の間で光学的な結合状態が維持される。
【0005】発光素子とグレーティングファイバとの光
学的な結合は、互いに対向する発光素子の端面とグレー
ティングファイバの端面との間に光学要素(レンズ)を
配置することにより実現可能である。また、該光学要素
に代え、グレーティングファイバの端面を先球加工して
レンズ機能を持たせることによっても実現可能である。
【0006】フェルール組立体の代表的な構造として
は、発光素子の光軸とグレーティングファイバの光軸と
を一致させるのが一般的である。ただし、グレーティン
グファイバの端面で反射された光が再度発光素子に入射
されるのを防止するため、該グレーティングファイバ端
面及びフェルール端面は、該グレーティングファイバの
光軸に対して所定角度だけ傾けられている。
【0007】一方、グレーティングファイバの端面が先
球加工されたフェルール組立体は、該グレーティングフ
ァイバの端面を含む先端部分の一部がフェルール端面か
ら突出した構造となっている。これは、発光素子から出
射されるレーザ光の広がり角を考慮して該発光素子の端
面とグレーティングファイバの端面を近接した状態で設
置しなければならない一方、グレーティングファイバの
先端部分に取り付けられたフェルール自体を発光素子に
近づけることは、構造上の困難が伴うため、該フェルー
ル端面から先球加工されたグレーティングファイバ端面
が突出している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは、上記レー
ザ共振器を詳細に検討した結果、係る共振器特性がグレ
ーティングファイバとその先端部分に取り付けられたフ
ェルールとで構成されるフェルール組立体自体の構造に
左右されることを発見した。
【0009】すなわち、共振器特性に影響する第1の原
因は、当該ファイバのうちフェルール内に収納された部
分全体を、接着剤を介してフェルール内壁に密着固定す
る点にある。この場合、フェルール自体の変形により直
接ファイバ、特にブラッグ回折格子が形成された回折格
子領域にストレスが加えられ、ブラッグ回折格子の反射
特性が変化してしまう。一方、第2の原因は、ファイバ
とフェルールとの固定の際に、これら部材がしっかりと
固定されていなければ、製品によっては該ファイバの設
置位置が使用環境の変化に伴って変動してしまい、発光
素子とファイバとの結合効率が低下する危険性がある。
【0010】この発明は上述の課題を解決するためにな
されたものであり、製造バラツキや使用環境の変化の影
響を受けにくいレーザ共振器が得られるフェルール組立
体、及び該フェルール組立体を備えた外部共振器型半導
体光モジュールを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフェルー
ル組立体は、グレーティングファイバと、その先端部分
に取り付けられたフェルールとを備え、発光素子と該グ
レーティングファイバとの間にレンズなどの光学要素を
用いないで実現される光モジュールに好適な構造を備え
る。すなわち、当該フェルール組立体は、グレーティン
グファイバの端面が先球加工されており、かつ、発光素
子とグレーティングファイバとの光学的な結合効率を向
上させるため(発光素子から出射される光は一定の広が
り角を持っている)、該端面を含むグレーティングファ
イバの先端部分がフェルール端面から突出した構造を備
える。これにより、該先球加工されたグレーティングフ
ァイバの先端部分を発光素子の出射端面に近づけるのが
好ましい。
【0012】上記フェルールは、グレーティングファイ
バを固定する固定部と、該グレーティングファイバのう
ちブラッグ回折格子が設けられた回折格子領域を収納す
る収納部を有する。また、これら固定部と収納部は一体
化して貫通孔を形成する。
【0013】特に、当該フェルール組立体は、上記グレ
ーティングファイバのうち回折格子領域を除く部分が、
上記フェルールの固定部に固定され、該グレーティング
ファイバのうち該回折格子領域が、該フェルールに固定
されることなく、該フェルールにおける収納部の内壁か
ら離間した状態で該収納部に収納されていることを特徴
としている。
【0014】このような構成により、フェルール内に収
納された回折格子領域には、使用環境、製造誤差等に起
因してフェルールが変形した場合であっても、該フェル
ールからストレスを受けることがなくなり、ブラッグ回
折格子の安定した回折特性が得られる。
【0015】さらに、この発明に係るフェルール組立体
は、上記フェルールの貫通孔の開口端にテーパー部を設
けた構造であってもよい。この場合、グレーティングフ
ァイバとフェルールとは、該フェルールのテーパー部に
おいてハンダにより固定されることになるが、ハンダ材
料を適切に所望の固定位置に導くことができるので、製
品間におけるグレーティングファイバとフェルール間の
固定強度のバラツキを押さえることができる。フェルー
ルに固定される部材は上述のようなグレーティングファ
イバである必要はなく、標準的なシングルモードファイ
バであってもよい。この構成は、フェルールと光ファイ
バとをハンダにより固定する技術に広く適用できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るフェルール
組立体及びそれを備えた光モジュールの各実施形態を、
図1〜図10を用いて説明する。なお、図中の同一部分
同一要素については同一符号を付し、重複する説明を省
略する。
【0017】(第1実施形態)図1は、この発明に係る
光モジュールを説明するための図である。この図に示さ
れたように、光モジュールでは、パッケージ100内に
設置された基台103上に、サブマウント104を介し
て発光素子105が実装されている。また、基台103
の少なくとも一端は垂直に立ち上がっており、ここに設
けられた貫通孔に、ブラッグ回折格子が作り込まれたシ
ングルモード光ファイバ(グレーティングファイバ)1
07の先端部分に取り付けられたフェルール106が挿
通された状態で固定されている。グレーティングファイ
バ107の端面はフェルール106の端面から突出した
状態で発光素子105に対面しており、発光素子105
から出射された光が該グレーティングファイバ107に
効率よく結合されるように配置されている。なお、主に
結合効率を改善する目的で、グレーティングファイバ1
07の端面は先球加工されている。また、発光素子10
5の動作をモニタするために、発光素子105の後方に
はモニタ用の受光素子110も実装されている。
【0018】上記のような構造を備えた光モジュールに
おいて、発光素子105の、グレーティングファイバ1
07とは反対側の端面には、40%以上の反射率を有す
る反射膜が形成されている。一方、グレーティングファ
イバ107の端面近傍には、周期的に屈折率が変化する
ブラッグ回折格子が形成されている。このブラッグ回折
格子は、周期に応じた特定波長の光を反射する性質があ
るので、発光素子105に形成された反射膜とともにレ
ーザ共振器を構成している。
【0019】ところで、上記のような一連の機能部材
は、通常は、ペルチェ効果素子等の温度制御素子102
上に装荷された状態でパッケージ100及びカバー10
8によって封止され、発光素子105とともにサブマウ
ント104上に実装された温度検出素子109を用いた
帰還制御により一定の動作温度を維持するように構成さ
れている。
【0020】この実施形態におけるグレーティングファ
イバは、その端部近傍に、フェルールと呼ばれる補強部
材が装着された状態で取り扱われるのが一般的である。
フェルールは、通常はセラミックスにより形成された円
筒状の部材である。光ファイバの操作や固定における物
理的な取り扱いを容易にし、機械的に脆弱な光ファイバ
を保護する目的で、光ファイバの端部近傍に予め固定さ
れた状態で使用される。
【0021】図1(b)は、フェルール組立体を部分的
に拡大した断面図である。この図に示されたように、フ
ェルール106の内径は、グレーティングファイバ10
7の外径よりも僅かに大きくなっており、該グレーティ
ングファイバ107を挿通する際に接着材120を塗布
する等して両者は相互に固着されている。また、フェル
ール106の少なくとも一端は、グレーティングファイ
バ107を挿入し易いように、テーパ開口を有してい
る。なお、グレーティングファイバ107に形成されて
いるブラッグ回折格子107aは、このフェルール10
6の内部に収納されている。
【0022】ところで、上述のように、グレーティング
ファイバ107の回折格子領域に設けられたブラッグ回
折格子107aは、当該光モジュールにおけるレーザ共
振器の一方の反射器を構成している。ところが、グレー
ティングファイバ107とフェルール106を相互に固
定する際には、回折格子領域全体が接着剤120で覆わ
れるため、該回折格子領域に不可避に応力が生じる。こ
の応力は接着材が固着した後もグレーティングファイバ
107内に残留し、ブラッグ回折格子107aの光学特
性にも影響を与えている。すなわち、ブラッグ回折格子
107aにおける屈折率変化の周期は0.2〜0.6μ
m程度であり、フェルール106との組立時に発生する
歪みがたとえ数%であったとしても、ブラッグ回折格子
107aの特性に無視できない影響が生じる。このよう
な影響は組立前から予測することは難しく、最終的に得
られる光モジュールの特性のばらつきや劣化の原因とな
っていることが発明者の検討により見出された。これに
対し、この実施形態に係るフェルール組立体において、
グレーティングファイバ107は、ブラッグ回折格子1
07aが設けられた回折格子領域を避けてフェルール1
06に固着される。したがって、接着材の固化に起因す
るブラッグ回折格子107aの特性変化が効果的に抑制
される。
【0023】この実施形態では、図1(c)に示された
ように、グレーティングファイバ107と発光素子10
5との間にレンズ等の光学要素は配置されていない。そ
こで、発光素子105との結合効率を向上させるため
に、グレーティングファイバ107の先端部分は50゜
〜60゜程度のテーパー角となるよう加工され、さらに
その端面は6〜20μmの曲率半径を持つよう先球加工
されている。発光素子105(導波路長は約100μ
m)から出射される光の広がり角を考慮して、発光素子
105の出射端とグレーティングファイバ107の先球
加工された端面との間隔は、5〜10μm程度に維持さ
れている。さらに、グレーティングファイバ107は、
フェルール106のテーパー開口を有する端面からの該
グレーティングファイバ107の端面が100〜600
μm程度突出した状態で、該フェルール106に固定さ
れている。
【0024】以下、図面を参照して第1実施形態に係る
フェルール組立体をより具体的に説明する。ただし、以
下の説明はこの発明の一実施形態に過ぎず、この発明の
技術的範囲を何ら限定するものではない。
【0025】図2(a)〜図2(d)は、第1実施形態
に係るフェルール組立体の種々の構造を示す断面図であ
る。また、以下の記載において、各図面において共通な
構成要素には全て同じ参照番号を付して、詳細な説明は
省略している。
【0026】図2(a)に示された構造では、フェルー
ル106に挿通されたグレーティングファイバ107
は、フェルール106の先端部端面(固定部106a)
においてのみハンダ111で固定されている。このと
き、グレーティングファイバ107の先端部分は、フェ
ルール106の端面から、数百μmから数mm程度突出
しており、さらに、グレーティングファイバ107の端
面には先球加工及び低反射コーティングが施されてい
る。
【0027】一方、フェルール106の端面は、貫通孔
を中心にテーパ状に加工されている(フェルール106
の固定部にはハンダ付け用のテーパー開口が設けられて
いる)。また、このテーパ開口のハンダが付着する箇所
には金メッキが施されており、ハンダがフェルール10
6側へ良好に付着するよう構成されている。一方、フェ
ルール106の後端側(ブラッグ回折格子107aの収
納部106b)では、その内径は0.3mm〜1mm程
度と大きくなっており、グレーティングファイバ107
の挿入を容易にするとともに、収容されているグレーテ
ィングファイバ107、特にブラッグ回折格子107a
が設けられた回折格子領域にストレスがかからないよう
に構成されている。一方、フェルール106の内径が最
も小さい固定部106aでは、その内径は126μm程
度となっている。用意されたグレーティングファイバ1
07の直径は125μmであり、この部分ではフェルー
ル106とグレーティングファイバ107との間隙は僅
かなので、当該フェルール106の軸中心とグレーティ
ングファイバ107の軸中心とは実質的に一致してい
る。したがって、種々の光学的調芯も、従来と同様に行
うことができる。
【0028】なお、この実施形態ではグレーティングフ
ァイバ107の固定にハンダを用いたが、その他の接着
材を用いても差し支えないことはいうまでもない。グレ
ーティングファイバ107を上述のように固定すること
により、フェルール106は、グレーティングファイバ
107とともに一体的に取り扱われ、かつグレーティン
グファイバ107を保護するというフェルール本来の機
能も何ら損なわれない。一方、図2(a)に示された構
造では、グレーティングファイバ107の回折格子領域
に作り込まれたブラッグ回折格子107aには一切スト
レスがかからない。
【0029】ところが、図2(a)に示された構造のフ
ェルール組立体が適用された光モジュールでは、グレー
ティングファイバ107をフェルール106に固定する
際に、フェルール106とグレーティングファイバ10
7との間隙にハンダが流れ込んでしまう可能性がある。
このような場合、ブラッグ回折格子107aに不要な応
力が加わってしまう。そこで、図2(b)に示された構
造では、フェルール106とグレーティングファイバ1
07の間隙に緩衝材112が充填されている。この緩衝
材112(充填材料)としては、エポキシ樹脂等がある
が、要は、グレーティングファイバ107よりもヤング
率が小さい材料であれば任意に選択することができる。
このような材料を選択することにより、たとえフェルー
ル106自体が変形したとしても収納された回折格子領
域に及ぼす応力が小さくなるので、ブラッグ回折格子1
07aの特性に及ぼす影響は殆ど無視することができ
る。
【0030】さらに、図2(c)に示された構成では、
フェルール106とグレーティングファイバ107との
固定位置が異なる点を除けば、図2(b)に示された構
造と同じである。このような構成でも、図2(b)に示
された構造と同様に機能する。
【0031】図2(d)に示された構造では、フェルー
ル106の前端と後端の両方に固定部106a(貫通孔
の内径が収納部106bの内径よりも狭められている)
を設け、それぞれの固定部106aでグレーティングフ
ァイバ107をハンダ111により固定している。ただ
し、フェルール106の内部には、該フェルール106
収納部106bの長さよりも長いグレーティングファイ
バ106が収容されており、該グレーティングファイバ
107は弛んでいる。したがって、フェルール106の
変形や熱膨張(あるいは収縮)が生じた場合でも、ブラッ
グ回折格子107aにストレスが加わることはない。な
お、各固定箇所の構造や固定方法は、他の構造と同様に
ハンダや接着材で行うことができる。また、フェルール
106の内部へのハンダ等の流れ込みを防止するため
に、フェルール106の収納空間を何らかの緩衝材で充
填しておいてもよい。この場合の充填材料の選択も、他
の構造と同様である。
【0032】フェルール106の収納部106b内に充
填される緩衝材としては、例えばエポキシ樹脂及びセラ
ミックス粉末が混合された樹脂のいずれかが好ましく、
フェルール106の材料としては、樹脂材料、セラミッ
ク材料、金属材料、金属と金属メッキされたセラミック
材料を組み合わせたもののうち、少なくともいずれかで
あることが好ましい。
【0033】図3は、以上のような種々の構造のフェル
ール組立体が適用されたこの発明に係る光モジュールの
構造を示す断面図である。
【0034】この図に示されたように、当該光モジュー
ルでは、基台103上に、サブマウント104を介して
発光素子105が実装されている。また、基台103の
一端103bは垂直に立ち上がっており、ここに設けら
れた貫通孔にグレーティングファイバ107を保持した
フェルール106が挿通された状態で固定されている。
また、発光素子105の動作をモニタするために、発光
素子105の後方にはモニタ用の受光素子110も実装
されている。さらに、上記のような一連の機能部材は、
ペルチェ効果素子等の温度制御素子102上に装荷され
た状態でパッケージ100内に収容されており、発光素
子105とともにサブマウント104上に実装された温
度検出素子109を用いた帰還制御により、できるだけ
一定の動作温度を維持するように構成されている。
【0035】なお、図3において、基台103はサブマ
ウント104が搭載される部分103aと、該部分10
3aと直行する方向に伸びた部分103b、103cを
備え、部分103cは部材133と、モニタ用の受光素
子110を保持する部材132を支持している。また、
フェルール組立体は複数種類の部材141、142、1
43によって強固に固定されており、図中、121a、
121b、141a、142a、143aは各部材14
1〜143の各YAG溶接部を示している。
【0036】以上のように、ここで示された光モジュー
ルにおいては、グレーティングファイバ107の先端か
ら所定距離離間した回折格子領域には、ブラッグ回折格
子107aが設けられている。ブラッグ回折格子107
aは、発光素子105に形成された反射膜とともにレー
ザ共振器を構成している。ブラッグ回折格子107aを
グレーティングファイバ107の先端部分に作り込むと
ともに、先球加工された端面を発光素子105の直近に
配置して、共振器長をできるだけ短縮している。
【0037】(第2実施形態)上述の第1実施形態のよ
うな、グレーティングファイバの回折格子領域に設けら
れたブラッグ回折格子を外部共振器の一部として利用す
る構成では、該グレーティングファイバの端面を発光素
子にできるだけ近づけることが好ましい。このため、グ
レーティングファイバと発光素子の間にレンズ等の光学
要素を挿入することも避けなければならず、これを補う
ためにグレーティングファイバにおける端部の先球加工
も必須となる。しかしながら、該グレーティングファイ
バにフェルールを装着した状態では、集光レンズとして
所期の性能を実現できるような形状に光ファイバの端部
を加工することは難しい。したがって、このような場合
は、まずグレーティングファイバの先端を球状に加工し
た後に、フェルールを装着するという手順でフェルール
組立体を製造する必要がある。
【0038】図4(a)〜図4(c)は、上記のような
グレーティングファイバヘのフェルールの装着工程を説
明するための図である。
【0039】図4(a)に示されたように、グレーティ
ングファイバ107は、基本的にはコア173と、該コ
ア173の外周に設けられたクラッド172とを備えた
光ファイバであって、その端部近傍に位置する回折格子
領域内にブラッグ回折格子107aが形成された光部品
である。特に、この製造工程では、当該グレーティング
ファイバ107は、被覆層101の一部が除去されその
先端部分が露出している。続いて、このようなグレーテ
ィングファイバ107は、図4(b)に示されたよう
に、その端部107bが球形に加工されるとともに、そ
の側面がAu、Au/Ni(Ni層と該Ni層の上に設
けられたAu層の2層構造)、Au/Cr(Cr層と該
Cr層の上に設けられたAu層の2層構造)等の金属層
103でメッキされる。このように側面を金属で覆われ
たグレーティングファイバ107は、図4(c)に示さ
れたように、フェルール106の内部に挿通され、フェ
ルール106の一端とハンダにより固定される。なお、
この際にフェルール106の後端では、グレーティング
ファイバ107との間隙にエポキシ等の樹脂材料が充填
される。このようにグレーティングファイバ107とフ
ェルール106とを一体化することにより、脆弱なグレ
ーティングファイバ107の損傷する確率を低減し、か
つ精密に取り扱うことを可能になる。
【0040】さらに、図5(a)及び図5(b)は、図
4(a)〜図4(c)に示されたような一連の工程にお
いて、ハンダによる固定処理の詳細を説明するための図
である。
【0041】図5(a)に示されたように、フェルール
106の内部にグレーティングファイバ107を挿通さ
せた状態で、固定処理は行われる。なお、グレーティン
グファイバ107の側面には、予めAu、Au/Ni、
Au/Cr等の金属メッキが施されている。次に、図5
(b)に示されたように、ボール状のハンダ材料111
a、111bを突出したグレーティングファイバ107
の側に数個置き、高周波加熱により該ハンダボール11
1a、111bを溶融させる。このような処理の後、図
5(b)に示されたように、グレーティングファイバ1
07はハンダ111によりフェルール106の先端に固
定される。
【0042】しかしながら、外径が1mm程度のフェル
ール106の平坦な端面上で、直径0.2mm〜0.5
mm程度のハンダボール111a、11bを適切な位置
に置くことは難しく、実際には、熟練を要する上に、効
率の悪い作業になってしまう。
【0043】また、フェルール106が装着されたグレ
ーティングファイバ107を気密パッケージに実装して
使用する場合、有機物ガスが発生することも好ましくな
い。したがって、使用されるるハンダはフラックスの添
加されていないものを使用しなければならない。フラッ
クスの添加されていないハンダを使用するとハンダが下
地に馴染み難く、図6に示されたように、ハンダ111
が、グレーティングファイバ107とフェルール106
の間に流れ込んだり、フェルール106の外側の側面に
流れ落ちてしまう可能性もある。
【0044】第2実施形態に係るフェルール組立体は、
上述のような課題を解決し、光ファイバとフェルールと
を作業性良く確実に固定することができ、光モジュール
として高い光学特性が得られる構造を備えたことを特徴
としている。なお、この第2実施形態において、フェル
ールとハンダ固定される光ファイバはグレーティングフ
ァイバ等の光部品には限られず、該第2実施形態に係る
フェルール組立体は図1(a)及び図3に示された光モ
ジュールにも適用可能である。
【0045】具体的に第2実施形態に係るフェルール組
立体は、図7に示されたように、ハンダ11が光ファイ
バ107とフェルール106の両方に付着するように、
フェルール106の端部の形状等を最適化した点にその
主要な特徴がある。
【0046】この第2実施形態において、フェルール1
06の先端部にはテーパー開口が成形されている。ま
た、テーパ開口の内面は、グレーティングファイバ10
7の側面に対して50度以上、65度未満の角度をなし
ている。ここで、この角度が65度以上になると溶融し
た液状ハンダが流れて広がってしまう。一方、この角度
が50度未満の場合はグーレティングファイバ107を
固定するために必要な量のハンダをテーパ開口に収容す
ることができなくなる。また、ハンダがグレーティング
ファイバ107に付着する区間が長くなるので、該グレ
ーティングファイバ107の光学的な特性に影響を与え
易くなる。
【0047】さらに、この第2実施形態の好ましい態様
によると、フェルール106の内径は、その中に挿通さ
れるグレーティングファイバ107の外周面とフェルー
ル106の内壁面の間隔が1μm以上10μm以下に設計
されている。すなわち、フェルール106の内壁面とグ
レーティングファイバ107の間隔がこれよりも広くな
ると、溶融したハンダがフェルール106の内部に流れ
込んでしまい、該フェルール106の先端におけるグレ
ーティングファイバ107の固定が不十分になる。一
方、間隙がこれよりも狭くなると、グレーティングファ
イバ107を挿通すること自体が難しくなるので、当該
フェルール組立体の作製が困難になる。
【0048】なお、グレーティングファイバ107の固
定のために使用されるハンダ材料は、Sn、Pb、A
u、Ag及びInの少なくともいずれかであることが好
ましい。一方、フェルール106の表面でハンダが載る
領域はAuメッキ、Au/Niの2層メッキ、あるいは
Au/Crの2層メッキをしておくことが好ましい。
【0049】以下、図面を参照して第2実施形態に係る
フェルール組立体の構造について説明するが、以下の開
示は一実施例に過ぎず、本発明の技術的範囲を何等限定
するものではない。
【0050】図7は、この発明に係るフェルール組立体
の特徴部分を拡大して示す断面図である。なお、このフ
ェルール組立体は図1(a)及び図3に示された光モジ
ュールに適用可能である。
【0051】図7に示されたように、フェルール106
には、その先端部に、貫通孔の内径が端部に近づくにつ
れて大きくなるようになテーパ状開口106aが形成さ
れている。このようなフェルール106に対して、挿通
されたグレーティングファイバ107は、フェルール1
06の下端側において樹脂で、上端側においてハンダ1
11でそれぞれ固定されている。なお、フェルール10
6の内部は、樹脂とハンダ111で封止されることにな
るので、実際には、該フェルール106の内部の空気を
逃がすための通気孔106bが該フェルール106に設
けられている。また、この通気孔106bは、ハンダ1
11の付着を容易ならしめるためにも寄与する。
【0052】ここで、上述のように、第2実施形態に係
るフェルール組立体は、テーパ開口の内面106aとグ
レーティングファイバ107の側面がなす角度θと、グ
レーティングファイバ107の外径d0に対するフェル
ール106の内径d1の寸法が規定されている。そこ
で、比較のために、上記角度θと内径d1を種々に変化
させた複数のフェルールを用意し、各仕様について実際
に組み立てた試料を評価した。
【0053】用意されたフェルールサンプルは、ステン
レス製で表面をAuメッキされたものである。したがっ
て、プラスチック製あるいはセラミックス製のフェルー
ルでも、Auメッキすればこの第2実施形態と実質的に
同様に取り扱うことができる。フェルール106の外径
は1.6mm、長さは10mmであった。また、テーパ
開口の内径は0.9mmとした。また、テーパ開口の形
状は、その内面106aとグレーティングファイバ10
7の表面との角度θが60度のとき、260μm程度の
深さになるよう設計された。さらに、フェルール106
の貫通孔狭い一定の内径をなす部分(固定部)の長さは
約0.5mm、フェルールの残りの内径の大きい部分
(収納部)の内径は0.5mm程度とした。大径部分と
小径部分との段差は、加工した時に形成された形状のま
まとした。
【0054】一方、用意されたグレーティングファイバ
107は、被覆層101の一部が除去された状態で外径
125μmである。先端は先球加工されており、最終的
なフェルール組立体において、その先端は、フェルール
の端面から1.0〜1.3mm程度突出している。さら
に、このグレーティングファイバ107の先端には、長
さ約5mmに渡ってブラッグ回折格子107aが形成さ
れている。
【0055】図8(a)及び図8(b)は、上述のよう
な構造を備えたフェルール106を利用した第2実施形
態に係るフェルール組立体の製造工程を説明するための
図である。
【0056】まず、図8(a)に示されたように、フェ
ルール106の内部にグレーティングファイバ107を
挿通する。このとき、グレーティングファイバ107の
側面には、予めAu、Au/Ni、Au/Cr等の金属
メッキ220が施されている。次に、テーパ開口にはグ
レーティングファイバ107を取り囲むようにハンダボ
ールが数個置かれ、高周波加熱により該ハンダボールを
溶融させる。このような処理の後、図8(b)に示され
たように、グレーティングファイバ107はハンダ11
1によりフェルール106に固定される。
【0057】上述の一連の工程により、フェルール組立
体の複数のサンプルが作製された。ハンダ・ボールは、
直径0.2mmのものを使用した。作製された各サンプ
ルに対する評価が図10の表にまとめられている。
【0058】なお、図10の表において、成否欄に失敗
と記載されている場合は、図9に示されたように、ハン
ダ111がフェルールの外側あるいは内側に流れて、グ
レーティングファイバが十分に固定されなかった場合を
意味している。また、表中、記号※は、グレーティング
ファイバ107の外径d0とフェルール106の内径d
1の差の1/2であることを意味する。
【0059】上記の結果から判るように、フェルール1
06の貫通孔の内径を適切に選択するとともに(具体的
には、|d1−d0|が15μm以下になるように選択
する)、その端部を適切な形状にすることにより、ハン
ダ111によるグレーティングファイバ107の固定を
良好に行うことが可能になる。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、フェルール内にブラッグ回折格子を収納する空
間を設けることにより、該グレーティングファイバに機
械的なストレスがかからない。したがって、グレーティ
ングファイバは、当初設定された特性を発揮し、設計通
りの発振波長が再現性良く得られる。このような発明の
効果により、光モジュールの製造歩留り及びその製品の
安定性が向上される。
【0061】さらに、この発明に係るフェルール組立体
は、フェルールの端部にハンダ接着用のテーパー開口を
設けたので、グレーティングファイバとフェルールとを
ハンダにより確実に固定することができ、最終的に得ら
れる半導体レーザモジュール(光モジュール)の製造効
率を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光モジュールを説明するための
図であり、同図(a)は、この発明に係る光モジュール
の第1実施例の概略構成を示す図、同図(b)は、フェ
ルール組立体の構造を説明するための図、同図(c)
は、グレーティングファイバと発光素子との位置関係を
説明するための図である。
【図2】この発明に係るフェルール組立体の種々の構造
を示す図である。
【図3】この発明に係る光モジュールの第1実施例の断
面構造を示す図である。
【図4】フェルール組立体の製造工程を説明するための
図である。
【図5】グレーティングファイバをフェルールに固定す
る工程を説明するための図である。
【図6】図5に示された工程に起因する課題を説明する
ための図である。
【図7】この発明に係るフェルール組立体の断面構造を
示す図である。
【図8】図7に示されたフェルール組立体の製造工程、
特に、グレーティングファイバをフェルールに固定する
工程を説明するための図である。
【図9】この発明に係るフェルール組立体において、光
ファイバの固定が失敗した状態を示す図である。
【図10】製造されたフェルール組立体の評価結果を示
す表である。
【符号の説明】
100…パッケージ、102…ペルチェ効果素子、10
3…基台、104…サブマウント、105…発光素子、
106…フェルール、107…シングルモード光ファイ
バ(グレーティングファイバ)、107a…ブラッグ回
折格子、108…カバー、109…温度検出素子、11
0…モニタ用受光素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 BA01 CA05 CA08 DA03 DA04 DA15 DA16 DA18 DA38 5F073 AB15 AB28 BA02 FA05 FA25 GA23

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラッグ回折格子が設けられた光ファイ
    バと、 前記光ファイバの一方の端面を含む先端部分に、該光フ
    ァイバの一部を収納した状態で取り付けられた部材であ
    って、該光ファイバを固定するための固定部と、該光フ
    ァイバのうち前記ブラッグ回折格子が位置する回折格子
    領域を収納する空間を規定する収納部を有するフェルー
    ルとを備え、 前記光ファイバの一方の端面を含む先端部分は、前記フ
    ェルールから所定の長さだけ突出しているとともに、該
    光ファイバの一方の端面は、所定の曲率半径を持って先
    球加工されており、 前記光ファイバのうち前記回折格子領域を除く部分は、
    前記フェルールの固定部に固定され、該光ファイバのう
    ち該回折格子領域は、該フェルールに固定されることな
    く、該フェルールにおける収納部の内壁から離間した状
    態で該収納部に収納されたことを特徴とするフェルール
    組立体。
  2. 【請求項2】 前記フェルールの固定部は、前記光ファ
    イバの光軸と実質的に一致した状態で該光ファイバを支
    持可能な第1貫通孔を有し、 前記フェルールの収納部は、前記第1貫通孔よりも大き
    な内径の第2貫通孔を有することを特徴とする請求項1
    記載のフェルール組立体。
  3. 【請求項3】 前記フェルールの収納部内壁と前記光フ
    ァイバの外周面との間隙には、該フェルールと該光ファ
    イバとを固定しない緩衝材が充填されていることを特徴
    とする請求項1又は2記載のフェルール組立体。
  4. 【請求項4】 前記緩衝材は、エポキシ樹脂を含むこと
    を特徴とする請求項3記載のフェルール組立体。
  5. 【請求項5】 前記フェルールは、金属、及び、金属と
    金属メッキされたセラミック材料との組み合わせのいず
    れかからなり、前記光ファイバは、該フェルールの固定
    部のうちメッキされた箇所においてハンダによって該フ
    ェルールに固定されていることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか一項記載のフェルール組立体。
  6. 【請求項6】 前記光ファイバは、前記回折格子領域と
    前記一方の端面との間の第1位置、及び該回折格子領域
    を挟んで第1位置と反対側の第2位置の少なくともいず
    れかの位置で、前記フェルールの固定部に固定されてい
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の
    フェルール組立体。
  7. 【請求項7】 光ファイバと、 前記光ファイバの先端部分に取り付けられた部材であっ
    て、該光ファイバを収納する貫通孔と、該貫通孔の開口
    端に位置するテーパー部とを有するフェルールとを備
    え、 前記光ファイバの一方の端面を含む先端部分は、前記フ
    ェルールのテーパー部から所定の長さだけ突出するとと
    もに、該光ファイバの一方の端面は、所定の曲率半径を
    持って先球加工されており、 前記光ファイバと前記フェルールとは、該フェルールの
    テーパー部においてハンダにより固定されていることを
    特徴とするフェルール組立体。
  8. 【請求項8】 前記テーパ部分の内面と前記光ファイバ
    の側面とのなす角は、50度以上65度以下であることを特
    徴とする請求項7記載のフェルール組立体。
  9. 【請求項9】 前記貫通孔のうち前記テーパ部を除く部
    分と前記光ファイバの側面との間隔は、15μm以下であ
    ることを特徴とする請求項7又は8記載のフェルール組
    立体。
  10. 【請求項10】 前記テーパ部において前記光ファイバ
    と前記フェルールとを固定するハンダは、Sn、Pb、
    Au、Ag及びInのうち少なくともいずれかを含むこ
    とを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項記載のフェ
    ルール組立体。
  11. 【請求項11】 前記光ファイバの側面は、Auがメッ
    キされるか、あるいはNi及びCrのいずれかとAuと
    がこの順番にメッキされていることを特徴とする請求項
    7〜10のいずれか一項記載のフェルール組立体。
  12. 【請求項12】 前記フェルールのうち少なくとも前記
    テーパ部は、Auがメッキされるか、あるいはNi及び
    CrのいずれかとAuとがこの順番にメッキされている
    ことを特徴とする請求項7〜11のいずれか一項記載の
    フェルール組立体。
  13. 【請求項13】 前記フェルールの貫通孔は、所定内径
    の第1部分と該第1部分よりも大きな内径の第2部分と
    を有し、該第2部分の内壁と前記光ファイバの外周面と
    の間隙には樹脂が充填されていることを特徴とする請求
    項7〜12のいずれか一項記載のフェルール組立体。
  14. 【請求項14】 出射光路上の一方の端面が反射鏡とし
    て作用する発光素子と、 請求項1〜13のいずれか一項記載のフェルール組立体
    と、 前記発光素子と前記フェルール組立体とを所定位置に保
    持する保持構造とを備えた光モジュール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100453812B1 (ko) * 2001-12-07 2004-10-20 한국전자통신연구원 파장 가변형 광섬유 격자 반도체 레이저
KR20200070577A (ko) * 2018-12-10 2020-06-18 주식회사 이오엘 광섬유 지지 장치 및 이를 포함하는 레이저 장치
CN114868060A (zh) * 2019-12-25 2022-08-05 古河电气工业株式会社 光学装置及光学装置的制造方法

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