JP2001011711A - 水着のズレ防止構造 - Google Patents

水着のズレ防止構造

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JP2001011711A
JP2001011711A JP11179219A JP17921999A JP2001011711A JP 2001011711 A JP2001011711 A JP 2001011711A JP 11179219 A JP11179219 A JP 11179219A JP 17921999 A JP17921999 A JP 17921999A JP 2001011711 A JP2001011711 A JP 2001011711A
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swimsuit
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silicone
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堅一 井上
Rika Yoshizuka
里夏 吉塚
Takeshi Watanabe
毅 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 泳いでいるうちに水着が体からズレるのを防
止し得る水着のズレ防止構造を提供する。 【解決手段】 水着1の縁部ないし縁部の近傍の裏面側
に、シリコーン系のエラストマーからなるズレ防止部2
が固着して設けられ、前記ズレ防止部2が多数の点状突
部を散点状に配置して形成されていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水着のズレ防止構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその課題】従来使用されている水着
は、泳いでいるうちに、臀部や胸部などの部分がズレ上
がったり、ズレ下がったりする。こうした水着のズレ
は、フィット感の低下を招くだけでなく、見栄えを損な
う。
【0003】したがって、本発明の主目的は、泳いでい
るうちに水着が体からズレるのを防止し得る水着のズレ
防止構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本第1発明の水着のズレ防止構造は、水着の縁部な
いし縁部の近傍の裏面側に、シリコーン系のエラストマ
ーからなるズレ防止部が固着して設けられ、該ズレ防止
部が多数の点状突部を散点状に配置して形成されている
ことを特徴とする。
【0005】一方、本第2発明の水着のズレ防止構造
は、水着の縁部ないし縁部の近傍の裏面側に、シリコー
ン系のエラストマーからなるズレ防止部が固着して設け
られ、該ズレ防止部が複数本の線状突部を互いに略平行
に配置して形成されていることを特徴とする。
【0006】これらの発明によれば、シリコーン系のエ
ラストマーからなるズレ防止部が皮膚の表面に密着し
て、水着がズレるのを摩擦力により防止する。すなわち
本発明では、多数の点状突部を散点状に配置したり、あ
るいは、複数本の線状突部を互いに略平行に配置してい
るので、これらの突部が皮膚にくい込み易い。そのた
め、ズレ防止の効果が増大する。ところで、一般に、水
着は伸縮性の高い生地で形成されている場合が多い。こ
こで、本発明の前記点状突部や線状突部は、水着の裏面
の全面を覆っていないので、水着が伸びるのに伴って突
部間のピッチが大きくなるから、水着の伸縮性を損なう
おそれが少ない。
【0007】本第3発明の水着のズレ防止構造は、水着
の縁部ないし縁部の近傍の裏面側に、シリコーン系のエ
ラストマーからなるズレ防止部が固着して設けられ、前
記ズレ防止部を構成するエラストマーが水着の生地の目
を通して水着の表面に薄膜状に露出していることで、水
着の表面に模様が表れている。
【0008】シリコーン系のゴムや樹脂は、他のゴムな
どに比べ光沢のある美しい表面を持つ。したがって、前
記ズレ防止部を形成するエラストマーが水着の表面に露
出していることで、美しい模様を構成する。なお、この
模様は、必ずしも散点状や線状である必要はなく、商標
などのマークを構成してもよい。
【0009】なお、本発明において、シリコーン系のエ
ラストマーとしては、シリコーンゴムやシリコーン樹脂
を用いることができるが、スクリーン印刷法を用いて製
造できる点において液状シリコーンゴムが最も好まし
い。なお、液状シリコーンゴムとしては、たとえば、オ
ルガノポリシロキサンを主成分とする付加反応型シリコ
ーンRTVゴムを採用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。図1に示す水着1の縁部ないし
縁部の近傍の裏面側には、ズレ防止部2が固着して設け
てある。前記ズレ防止部2は、図2(a),(b)に示
すように、シリコーンゴムからなる多数の点状突部3が
散点状に配置して形成されている。
【0011】点状突部3の形状は、図2のように円形で
ある必要はなく、図3(a)〜(c)のように、X字
型、星型、方形などであってもよい。また、点状突部3
に代えて図3(d),(e)のように、複数本の線状突
部3Aを互いに略平行に配置してもよい。
【0012】本発明において、図2(b)に示す前記点
状突部や線状突部の高さHは、0.5mm 〜3.5mm 程度とす
るのが好ましく、0.8mm 〜2.5mm 程度とするのが更に好
ましい。その理由は、突部3の高さHが低すぎると皮膚
へのくい込みが十分に得られず、そのため、ズレ防止効
果が減退し、一方、突部3の高さHが高すぎると皮膚へ
のくい込みが大きくなりすぎて違和感を覚えるからであ
る。なお、前記点状突部3の外径Dは、たとえば2mm〜
5mm程度が好ましく、また、図2(a)の配列ピッチP
は4mm〜8mm程度に設定するのが好ましい。
【0013】本実施形態では、点状突部3を構成するシ
リコーンゴムが水着1の生地10に入り込んで、生地1
0の投錨作用により生地10に固着されている。更に、
前記シリコーンゴムは、生地10の目を通して水着1の
表面Fに薄膜30状に露出していることで、たとえば、
水玉模様となって水着1の表面Fに表れている。
【0014】つぎに、前記ズレ防止部2の形成方法につ
いて簡単に説明する。まず、図4(a)のベース20上
に生地10を載せ、更に、多孔版21を載せた上に、液
状(未加硫)のシリコーンゴム2Aを流し込む。つい
で、図4(b)のように、治具22を用いて液状のシリ
コーンゴム2Aをスキージして、多孔版21の孔23内
にシリコーンゴム2Aを充填する。この充填後、図4
(c)のように、多孔版21を取り除くと、経時的に、
液状のシリコーンゴム2Aの形状が円錐台形ないし半球
状になる。その後、液状のシリコーンゴム2Aを加熱ま
たは常温下で架橋させて、シリコーンゴム2Aからなる
ズレ防止部2を生地10に固着させる。
【0015】このようにして製造されたズレ防止部2
は、生地10の投錨作用(アンカー効果)により生地1
0に強固に固着するので、生地10から容易に剥離しな
い。
【0016】ところで、本発明において、ズレ防止部2
は、図5(a)のように、生地10の折り返し部11の
よりも若干内方の部分に設けてもよく、あるいは、図5
(b)のように、折り返し部11に設けてもよい。ま
た、ズレ防止部2を設ける部位としては、図1の水着1
におけるヒップライン、前脇ラインや胸ぐらの他、図5
(c)の肩紐や、図5(d)のスパッツの裾など、種々
の部位が考えられる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本第1および第2
発明によれば、シリコーン系のエラストマーからなるズ
レ防止部を、水着の縁部ないし縁部の近傍の裏面側に固
着して設けたので、水着のズレを摩擦力により防止する
ことができる。そのため、水着のフィット感が向上する
と共に、ズレによる見栄えの低下を防止することができ
る。
【0018】特に、多数の点状突部を散点状に配置した
り、あるいは、複数本の線状突部を互いに略平行に配置
してズレ防止部を形成すれば、各突部等が皮膚にくい込
み易いので、前記ズレ防止の効果が増大する。しかも、
点状突部や線状突部は、水着の裏面を平面的に覆ってい
ないので、水着が伸びるのに伴って突部間のピッチが大
きくなるから、水着の生地の伸縮性を損なうおそれがな
い。なお、これらの効果については、線状突部よりも点
状突部の方が更に大きな効果が得られる。
【0019】また、本第3発明によれば、シリコーン系
のエラストマーからなるズレ防止部を、水着の縁部ない
し縁部の近傍の裏面側に固着して設けたので、水着のズ
レを摩擦力により防止することができる。そのため、水
着のフィット感が向上すると共に、ズレによる見栄えの
低下を防止することができる。また、ズレ防止部を構成
するエラストマーが水着の生地の目を通して表面に露出
しているので、エラストマーが生地にくい込んでいるか
ら、水着の生地の投錨作用により、ズレ防止部が脱落し
たり、剥離したりするのを防止できる。特に、ズレ防止
部を形成するシリコーンのエラストマーが水着の表面に
露出していることで、シリコーンの美しい光沢を持つ模
様が水着の表面に表れるので、従来とは異なる美感を醸
し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる水着を示す背面図
である。
【図2】(a)はズレ防止部を示す平面図、(b)は点
状突部を示す拡大断面図である。
【図3】点状突部や線状突部の他の形態を示す模式図で
ある。
【図4】製造工程を示す断面図である。
【図5】変形例を示す斜視図および正面図である。
【符号の説明】
1:水着 2:ズレ防止部 3:点状突部 3A:線状突部 10:生地 30:薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 毅 神戸市中央区港島中町7丁目1番1 株式 会社アシックス内 Fターム(参考) 3B035 AA03 AA06 AB13 AC09 AD08 AD13 AD17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水着の縁部ないし縁部の近傍の裏面側
    に、シリコーン系のエラストマーからなるズレ防止部が
    固着して設けられ、 該ズレ防止部が多数の点状突部を散点状に配置して形成
    されていることを特徴とする水着のズレ防止構造。
  2. 【請求項2】 水着の縁部ないし縁部の近傍の裏面側
    に、シリコーン系のエラストマーからなるズレ防止部が
    固着して設けられ、 該ズレ防止部が複数本の線状突部を互いに略平行に配置
    して形成されていることを特徴とする水着のズレ防止構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2において、 前記点状突部または線状突部が水着の生地の投錨作用に
    より水着の生地に固着されている水着のズレ防止構造。
  4. 【請求項4】 請求項1もしくは2において、 前記点状突部または線状突部が、0.5mm 〜3.5mm の高さ
    を有する水着のズレ防止構造。
  5. 【請求項5】 請求項1もしくは2において、 前記ズレ防止部を構成するエラストマーが水着の生地の
    目を通して水着の表面に薄膜状に露出していることで、
    水着の表面に模様が表れている水着のズレ防止構造。
  6. 【請求項6】 水着の縁部ないし縁部の近傍の裏面側
    に、シリコーン系のエラストマーからなるズレ防止部が
    固着して設けられ、 前記ズレ防止部を構成するエラストマーが水着の生地の
    目を通して水着の表面に薄膜状に露出していることで、
    水着の表面に模様が表れている水着のズレ防止構造。
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