JP2001011548A - 水銀含有廃棄物からの水銀回収方法 - Google Patents

水銀含有廃棄物からの水銀回収方法

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JP2001011548A
JP2001011548A JP18351499A JP18351499A JP2001011548A JP 2001011548 A JP2001011548 A JP 2001011548A JP 18351499 A JP18351499 A JP 18351499A JP 18351499 A JP18351499 A JP 18351499A JP 2001011548 A JP2001011548 A JP 2001011548A
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mercury
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reducing
gaseous
recovering
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JP18351499A
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English (en)
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Masahiro Hori
雅宏 堀
Masaru Torii
大 鳥井
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IWANAGA ZAIMOKUTEN KK
Original Assignee
IWANAGA ZAIMOKUTEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 水銀含有廃棄物からエネルギー効率よく
水銀を回収する方法を提供する。 【解決手段】 水銀含有廃棄物を還元性雰囲気下に置き
水銀を分離する工程と、水銀を捕集する工程と、捕集し
た水銀を気化させる工程と、気化した水銀を冷却凝縮す
る工程と、冷却凝縮した水銀を回収する工程と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物処理及び資
源リサイクルの分野に属し、特に水銀含有廃棄物から効
率よく水銀だけを取り除くとともに高純度の水銀を回収
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、水銀含有廃棄物からガス状水銀を
除去するには、ガス状水銀をそのまま水銀蒸気吸着剤に
通気させて除去している。この方法では、水銀含有廃棄
物から水銀を除去するだけで、有用な資源である水銀を
回収することができない、という欠点がある。
【0003】また、固体廃棄物に少量付着した水銀化合
物は、環境中に溶出しないかあるいは溶出したとしても
微量であるとして、そのまま埋め立て処分している。あ
るいは、固体廃棄物を800℃以上の高温に加熱し、水
銀化合物を熱分解して水銀蒸気として分離除去する方法
もある。しかし、前者の方法では水銀を全く回収でき
ず、後者の方法では、水銀を分離するために800℃以
上の高温に加熱する必要があり、エネルギー効率が悪
く、処理コストが高いという欠点がある。
【0004】一方、液体中に混入した水銀を酸化させて
水銀イオンとしてキレート吸着樹脂に吸着させ、最終処
分場で処理している。この方法では、キレート吸着樹脂
に吸着させた水銀を回収することが困難である。
【0005】あるいは、硫酸水銀などの水銀塩として、
回収する方法も提案されている。しかし、これらの方法
では、高純度の水銀を得ることができないという問題が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、水
銀含有廃棄物から、効率よく、低コストで、高純度の水
銀を分離・回収する方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、水銀含
有廃棄物から、低コストで、高純度の水銀を分離・回収
する方法が得られる。
【0008】詳細には、本発明によれば、水銀含有廃棄
物を還元性雰囲気下に置き、上記水銀含有廃棄物に含有
されている水銀を選択的に還元気化させて気体状水銀と
して分離する分離工程と、分離した気体状水銀を吸着物
質に水銀化合物として捕集する捕集工程と、捕集された
水銀化合物を気化させて、気体状水銀を得る気化工程
と、上記気体状水銀を冷却凝縮する冷却工程と、上記冷
却凝縮された水銀を液体状水銀として回収する回収工程
と、を備えることを特徴とする水銀含有廃棄物からの水
銀回収方法が提供される。
【0009】また、上記気化工程は、上記捕集された水
銀化合物を常温の還元性雰囲気下に置く還元気化工程を
含むか、又は、上記気化工程は、前記捕集された水銀化
合物を加熱する加熱気化工程を含むことが好ましい。
【0010】さらに、上記水銀含有廃棄物がスラッジあ
るいは液体形態である場合には、上記還元性雰囲気は、
水銀イオン又は水銀錯イオンの酸化還元電位よりも低い
酸化還元電位を有する還元剤を含む液体雰囲気であるこ
とが好ましい。この場合には、上記分離工程は、液体雰
囲気中で還元気化された気体状水銀を曝気して液相から
気相に転移させる曝気工程を含むことが好ましい。
【0011】また、上記水銀含有廃棄物が固体形態であ
る場合には、上記還元性雰囲気が還元性ガス雰囲気であ
り、上記分離工程は、上記水銀含有廃棄物を加熱する工
程を含むことが好ましい。この場合には、さらに、上記
気化工程は、上記捕集された水銀化合物を加熱する加熱
気化工程を含むことが好ましい。
【0012】本発明において、水銀含有廃棄物とは、原
子状水銀、水銀イオン又は水銀化合物のいずれかの形態
で水銀を含有する廃棄物を意味し、該水銀含有廃棄物の
形態は、固体、液体、気体のいずれであるかを問わず、
スラッジ状でもよい。
【0013】また、還元性雰囲気とは、還元性物質を含
む雰囲気であり、気体雰囲気及び液体雰囲気のいずれで
もよい。還元性気体雰囲気としては、水素、一酸化炭
素、メタノール、エチレン、プロパン等の炭化水素等を
主たるガス成分とする還元性気体雰囲気を好ましく挙げ
ることができる。還元性液体雰囲気としては、塩化第一
スズ溶液、硫酸塩化第一スズ溶液、アルカリ性のヒドラ
ジン溶液、酸性の硼素化水素ナトリウム溶液、酸性の粉
末亜鉛を含む液体等があげられ、中でも低毒性・分解性
の観点から第一スズ塩の水溶液、ヒドラジン溶液などが
好ましく用いられる。
【0014】また、本発明において用いる吸着物質は、
水銀吸収剤又は水銀吸収液として知られている、水銀と
反応可能な物質を含有する吸着物質でよく、具体的に
は、活性炭に塩化ナトリウムや塩化カルシウムを担持さ
せたもの、硫酸酸性過マンガン酸カリウム溶液、金薄膜
塗布粒子などを挙げることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、これらに
限定されるものではない。
【0016】図1は、本発明の水銀回収方法の1実施形
態としてのスラッジ又は液体形態の水銀含有廃棄物から
水銀を回収する方法に用いる水銀回収システム1の概略
図である。
【0017】図1の水銀回収システム1は、分離部10
と、捕集部20と、気化部30と、冷却部40と、回収
部50と、を備える。分離部10は、耐酸性・耐アルカ
リ性の分離容器11と、分離容器11内部を密閉状態に
維持する蓋12と、撹拌手段13と、を有する。分離容
器11内部には、還元性液体雰囲気として塩化第一スズ
溶液と、スラッジ又は微少固体形態の水銀含有廃棄物と
が所定量保持されている。この液体雰囲気中には、蓋1
2を気密状態に貫通して設けられている不活性ガス導入
ラインL1を介して、外部に設けられている不活性ガス
源S1から、不活性ガスが導入されるようになされてい
る。ここで、不活性ガスとしては、窒素ガス、アルゴン
ガスなどを好ましく用いることができるが、特に価格の
面からは窒素ガスが好ましい。分離部10と捕集部20
との間には、気体状水銀ラインL2が設けられ、分離部
10において分離された気体状水銀を捕集部20に移送
するようになされている。
【0018】捕集部20には、活性炭に塩化ナトリウム
又は塩化カルシウムなどを担持させてなる吸着物質21
が保持されていて、気体状水銀を水銀化合物として捕集
する。
【0019】気化部30は、気化容器31と、気化容器
31内部を密閉状態に維持する蓋32と、を有する。気
化容器31内には、還元性雰囲気としての液体雰囲気を
形成する塩化第一スズ塩溶液が適量保持されている。気
化容器31内部には、第2の不活性ガス導入ラインL3
を介して、外部に設けられている不活性ガス源S2から
不活性ガスが導入されるようになされている。気化部3
0と冷却部40との間には、水銀ラインL4が設けら
れ、気化部30において気化された気体状水銀を冷却部
40に移送可能となしてある。なお、水銀ラインL4に
は、除湿部60を設けて、気化された水銀に随伴される
水分を除去することが好ましい。
【0020】冷却部40は、水銀の融点(−39℃)以
下に維持されている冷却剤を保持する冷却容器41を含
む。水銀ラインL4は、その一部が冷却容器41内に収
納されるほぼU字形中空管42からなり、このU字形中
空間42内部を通過する気体状水銀が冷却凝縮され固体
状水銀に相転移して中空管42内壁に固着するように構
成されている。
【0021】回収部50は、U字形中空管42の先端に
延びる水銀ラインL4を受け入れる回収タンクからな
る。次に、上記回収システムを用いた第1の実施形態の
水銀回収方法について説明する。
【0022】本実施形態の水銀回収方法は、水銀含有廃
棄物を還元性雰囲気下に置き、上記水銀含有廃棄物に含
有されている水銀を選択的に還元気化させて気体状水銀
として分離する分離工程と、分離した気体状水銀を吸着
物質により水銀化合物として捕集する捕集工程と、捕集
された水銀化合物を気化させて、気体状水銀を得る気化
工程と、上記気体状水銀を冷却凝縮する冷却工程と、上
記冷却凝縮された水銀を液体状水銀として回収する回収
工程と、を行うことにより実施できる。
【0023】さらに詳細には、本実施形態において、前
記分離工程は、分離部10で行われる。前記分離工程に
おける前記水銀含有廃棄物がスラッジ形態であり、前記
還元性雰囲気は、水銀イオン又は水銀錯イオンの酸化還
元電位よりも低い酸化還元電位を有する還元性物質とし
て塩化第1スズ溶液等を含む液体雰囲気である。なお、
還元性雰囲気下で処理することにより生成する副生成物
の毒性を考慮すると、前記水銀含有廃棄物は、酸化水銀
の形態で存在しているものを用いることが好ましいが、
塩化水銀や硫化水銀の形態で含有するものであっても、
前処理及び後処理を施して、塩酸や硫化水素の生成を抑
制すればよい。すなわち、水銀含有廃棄物が、水銀塩を
含有するものである場合には、複製する酸を中和する中
和工程を、前処理又は後処理として行うことが好まし
い。この際、中和工程は、公知の中和手法を特に制限な
く用いることができる。
【0024】ここで、前記還元性物質の溶液中における
濃度は特に制限されないが、その使用量は、水銀含有廃
棄物中に含有される水銀原子1モルに対して、1モル以
上でよいが、接触率を増加させると還元反応率が高まる
ので10〜100モル程度、存在するような量とするの
が好ましい。
【0025】還元気化させる際の条件は、温度が15〜
30℃、反応時間を2〜3時間とするのが好ましいが、
還元気化を還元性雰囲気で行うので、温度は常温で行う
ことができ、このため、本実施形態の回収方法は、反応
のエネルギー効率に優れる。
【0026】また、前記分離工程は、液体雰囲気中で還
元気化された気体状水銀を曝気して液相から気相に転移
させる曝気工程を含む。前記曝気工程は、不活性ガスを
分離部10に導入することにより行う。また、この際の
不活性ガスの導入速度は、SV(空間速度)=1(1/
hour)とするのが好ましい。なお、ここでSV(1/ho
ur)とは、1時間あたりに充填剤の容積と等量の容積で
置換するために必要なガス導入速度である。
【0027】前記捕集工程は、捕集部20で行われる。
気体状水銀ラインL2を介して移送された気体状水銀
は、捕集部20において、吸着物質21に吸着されて水
銀化合物として捕集される。具体的には例えば、上記の
活性炭に塩化カルシウム又は塩化ナトリウムなどを担持
させた吸着物質を用いた場合には、気体状水銀は、塩化
カルシウム又は塩化ナトリウムと反応して、塩化水銀錯
体として活性炭に吸着され、捕集される。吸着物質の使
用量は、気体状水銀1モルに対して、吸着物質中の水銀
と反応可能な物質の量が40モル以上となるようにする
のが好ましい。また、捕集部20における吸着は、温度
15〜30℃で、下流側に設けた水銀モニター(図示せ
ず)により吸着剤が破過するまで行うことができる。
【0028】前記気化工程は、気化部30において行わ
れる。ここで、前記捕集工程において、水銀化合物を捕
集した吸着物質21を気化部30の気化容器31内の常
温の塩化第1スズ塩溶液等の還元性物質の溶液からなる
液体雰囲気に導入する。すなわち、前記気化工程は、前
記捕集された水銀化合物を常温の還元性雰囲気下に置く
還元気化工程を含む。この際の液体雰囲気における還元
性物質の使用量は、吸着物質に吸着された水銀1モルに
対して10モル以上とするのが好ましい。また、本工程
における反応条件は、温度は常温であり、時間は、15
〜30分とするのが好ましい。この気化工程において、
吸着物質に捕集されている水銀化合物は、液体還元性雰
囲気中において還元気化されて、気体状水銀となる。
【0029】前記冷却工程は、冷却部40で行われる。
冷却部40に用いられる冷却剤としては、液体窒素、ド
ライアイス、液体ヘリウム等が用いられる。また、冷却
剤の温度は、−39℃以下の温度であればよいが、好ま
しくは−40〜−45℃である。ここで、前記気化工程
において得られた気体状水銀は、水銀ラインL4を介し
て冷却部40に移送され、冷却部40にて冷却凝縮され
て、冷却容器41内部に置かれたU字形中空管内壁に固
着する。
【0030】前記回収工程は、回収部50で行われる。
前記冷却工程において、水銀を固着させたU字形中空管
42を冷却容器41から引き上げて、常温下に30分〜
1時間放置する。なお、U字形中空管42外壁にブロワ
ーなどで通風すると、この時間を短縮することができ
る。常温下にて、水銀は液化して、U字形中空管42内
部に滞留するので、U字形中空管42の先端を回収タン
ク内に傾けて、回収タンク50内に回収する。
【0031】本実施形態の回収方法によれば、水銀含有
廃棄物から、効率良く、高純度の水銀を分離回収するこ
とができる。すなわち、分離工程及び気化工程で2回、
水銀化合物を還元性雰囲気下で気化させ且つ分離工程と
気化工程との間に吸着工程を設けて吸着を行うので従来
の方法より低温度で水銀を分離でき、さらに冷却工程で
水銀を凝縮分離するので、エネルギー効率よく高純度の
水銀を回収できる。
【0032】次に、本発明の第2の実施形態として、固
体状の水銀含有廃棄物からの水銀の回収方法について説
明する。なお、以下の説明においては、上述した第1の
実施形態と異なる点を特に詳述する。特に詳述しない点
については、上述した第1の実施形態においてした説明
が適宜適用される。
【0033】まず、本実施形態において用いられる図2
に示す水銀回収システム101について説明する。図2
の水銀回収システム101は、分離部110と、捕集部
120と、気化部130と、冷却部140と、回収部1
50と、を備える。
【0034】本実施形態の水銀回収システム101にお
いては、分離部110は、耐酸性・耐アルカリ性の分離
容器111と、分離容器111内部を気密・耐圧力状態
に密閉する蓋112と、攪拌手段113と、分離容器1
11内部を加熱する加熱手段114と、容器下部に設け
た例えばステンレス製の金網115と、を具備する金属
製容器であり、蓋112は、還元性ガス導入ラインL1
1及び気体状水銀ラインL2を貫通させるための開口部
(図示せず)を有する。分離容器111には、窒素ボン
ベなどの不活性ガス源S11からの不活性ガスと、一酸
化炭素ボンベ又は水素ボンベなどの還元性ガス源S12
からの還元性ガスと、を混合して導入する還元性ガス導
入ラインL11が連結されている。なお、不活性ガスと
還元性ガスとの混合比は、不活性ガス中に還元性ガスが
還元性ガスの爆発限界以下含まれるようにすればよく、
好ましくは水素ガスの場合には1〜4%、一酸化炭素ガ
スの場合には3〜12.5%となるように混合すること
が好ましい。
【0035】ここで、金網115は、還元性ガス導入ラ
インL11の先端部を貫通させて、還元性ガス導入ライ
ンL11の先端部が金網115の下方に位置するように
設けられていて、この金網115の上には、固体形態の
水銀含有廃棄物が位置づけられ、還元性ガス導入ライン
L11から導入された還元性ガスと不活性ガスとの混合
気体を固体形態の水銀含有廃棄物全体に拡散させる作用
をする。なお、不活性ガスと還元性ガスとを混合する混
合器M11が、還元性ガス導入ラインL11に設けられ
ている。また、撹拌手段113を設けることで、還元性
ガスと不活性ガスとの混合物を水銀含有廃棄物全体によ
り十分に拡散させることができるが、撹拌手段113は
なくてもよい。
【0036】捕集部120と気化部130とは、同じ容
器131に設けられている。すなわち、捕集部120
は、容器内部に充填されている吸着物質であり、塩化ナ
トリウム又は塩化カルシウムなどを担持させてなる添着
活性炭と金アマルガムとして捕集する金薄膜塗布粒子が
充填されている部分である。気化部130は、容器13
1外部に巻かれている電気ヒーターなどの加熱手段13
2を含む。
【0037】加熱手段114、132としては、電気ヒ
ーターや、分離容器111の壁体内に配設された蒸気等
の加熱媒体の流通路により形成されていてもよい。冷却
部140及び回収部150は、第1の実施形態と同様で
あるから、説明は割愛する。
【0038】なお、分離部110と捕集部120との間
及び気化部130と冷却部140との間には、それぞれ
空冷部C1及びC2が設けられていて、分離部110及
び気化部130で加熱されて得られた気体状水銀の温度
を下げる。これは、捕集部120及び冷却部140に、
高温の気体状水銀が導入されることによる吸着剤の吸着
能力及び冷却剤の冷却能力の低下を防止して、少量の吸
着剤及び冷却剤でも効率的に捕集及び冷却を行えるよう
にするためである。もちろん、これらの空冷部C1及び
C2を省略することもできる。
【0039】そして、本実施形態の水銀の回収方法は、
水銀含有廃棄物を還元性雰囲気下に置き、上記水銀含有
廃棄物に含有されている水銀を選択的に還元気化させて
気体状水銀として分離する分離工程と、分離した気体状
水銀を吸着物質により水銀化合物として捕集する捕集工
程と、捕集された水銀化合物を気化させて、気体状水銀
を得る気化工程と、上記気体状水銀を冷却凝縮する冷却
工程と、上記冷却凝縮された水銀を液体状水銀として回
収する回収工程と、を行うことにより実施される。
【0040】更に詳述すると、前記分離工程において、
前記水銀含有廃棄物が固体形態であり、前記還元性雰囲
気が還元性ガス雰囲気であり、前記分離工程は、上記水
銀含有廃棄物を加熱する工程を含む。
【0041】還元気化させる際における加熱温度は、2
00〜300℃とするのが好ましい。また、反応時間
は、15〜30分間とするのが好ましい。前記捕集工
程、前記冷却工程及び前記回収工程は、上述の第1の実
施形態と同様にして行うことができる。
【0042】前記気化工程は、前記捕集された水銀化合
物(ここでは、金アマルガム)を加熱する加熱気化工程
を含む。ここで、500〜600℃で3〜10分間加熱
することが好ましく、気体状水銀が吸着物質から脱離す
る。
【0043】なお、本発明は、上述の実施形態に制限さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々変形可能である。例えば、水銀含有化合物がスラッジ
又は液体形態であっても、分離工程及び気化工程におい
て加熱を行うことができ、水銀含有廃棄物が固体状であ
っても、加熱を行わずに処理回収を行うことができる。
【0044】また、各実施形態において、冷却部側から
ポンプ等を用いて吸引すれば、各工程を連続的に行うこ
とができると共に、分離工程で発生される純度の高い気
体状水銀は、他の工程を得ることなくそのまま回収する
ことも可能である。
【0045】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例によりさらに
具体的に説明するが、本発明はこれらに制限されるもの
ではない。
【0046】〔実施例1〕図1に示す装置を用いて、ス
ラッジ状の水銀含有廃棄物から水銀を回収した。すなわ
ち、スラッジ状の廃棄物を分離容器11に入れ、わずか
に流動性を与えるように水を加える。ここに1%塩化第
一スズ溶液1リットル(1%硫酸あるいは水酸化ナトリ
ウム1リットルに塩化第一スズ10gを溶解させたも
の)を加え、攪拌手段15でゆっくり攪拌する。分離容
器11内部には、不活性ガスラインL1を介して、外部
の不活性ガス源からの不活性ガスが1.5リットル/m
inの流量で流入し、液体還元性雰囲気である塩化第一
スズ溶液を曝気する。分離された気体状水銀は、外部に
設けられたポンプ(図示せず)により約2リットル/m
inの流量で気体状水銀ラインL2を介して、捕集部2
0まで強制的に吸引される。この操作を2,3時間継続
することで、捕集部20の吸着物質に捕集凝縮される。
【0047】次いで、水銀を捕集した吸着物質を、液体
還元性雰囲気を形成する1%塩化第一スズの1%硫酸溶
液を保持する気化部30に移送し、気化部30内部に外
部の不活性ガス源S2から窒素ガスなどの不活性ガスを
導入し、常温下で5〜30分間放置して、気体状水銀を
得る。次いで、気体状水銀を外部に設けたポンプ(図示
せず)によって、強制的に水銀ラインL4を介して冷却
部40に移送する。気体状水銀は、却容器41内に保持
されている液体窒素などの冷却剤によって強制的に冷却
され、U字形中空管42内壁に固着する。次いで、U字
形中空管42を冷却容器41から引き上げて、室温に3
0分〜1時間放置して、液体状水銀を回収タンク50に
回収する。このとき、U字形中空管42を回収タンク5
0側の先端部が下方になるように傾けて、液体状水銀が
回収タンク50内に自重によって流下するようにする。
なお、不活性ガス源S2から導入された不活性ガスは、
L4から外部に排気される。
【0048】〔実施例2〕図2に示す回収システムを用
いて、固体の水銀含有廃棄物の処理を行い、水銀を回収
した。
【0049】すなわち、分離容器111内に廃棄物を入
れ、蓋をして密閉した後、不活性ガス源S1からの窒素
ガスと還元性ガス源S2からの水素又は一酸化炭素とを
混合気M11にて窒素ガス100重量部に対して0.5
〜1重量部になるように混合して、還元性ガス導入ライ
ンL11を介して分離容器111下部に送り込み、空気
を除くと共に還元性雰囲気とする。その後、還元性ガス
全体の流量を100ml/min程度の低流量にして、
分離容器111を電気ヒーターで200〜300℃程度
に加熱する。この時、水銀化合物は水銀蒸気として気化
する。
【0050】気化した水銀蒸気は、長さ5m、内径1c
mの冷却用金属管からなる気体状水銀ラインL2を介し
て捕集部120及び気化部130を構成する容器131
に導入される。このとき、ポンプ(図示せず)で吸引し
てもよい。捕集部120には、容器131内部に、吸着
物質として塩化ナトリウム又は塩化カルシウムなどを担
持させてなる添着活性炭と金アマルガムとして捕集する
金薄膜塗布粒子が充填されている。
【0051】次いで、容器131に、窒素ボンベなどの
不活性ガス源S1から不活性ガスを50ml/min程
度の流速にて通気しながら、電気ヒーターなどの加熱手
段132で550〜600℃にて3〜5分間加熱し、捕
集部120すなわち吸着物質に捕集されている水銀を気
化させる。
【0052】次いで、捕集部120に窒素ガスなどの外
部の不活性ガス源S2から窒素ガスなどの不活性ガスを
導入し、水銀ラインL4に気体状水銀を流入させる。冷
却部140の冷却容器141には、約−40℃の液体窒
素が入れられている。この冷却容器141内に、水銀ラ
インL4の一部であるU字形中空管142を位置づけ
て、約5分間放置し、U字形中空管142内壁に水銀を
凝固させる。
【0053】次いで、U字形中空管142を冷却容器1
41から引き上げて、室温にて約30分間放置して、実
施例1と同様に、液体状水銀を回収タンク150に回収
する。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、還元性雰囲気下で気化
させることによって、低コストで効率よく高純度の水銀
を分離回収することができる。特に、従来の方法では、
固着して分離しにくい水銀やスラッジ中の水銀化合物、
例えば有機水銀からも、水銀を効率よく分離回収でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、スラッジ又は液体状の水銀含有廃棄物
から水銀を回収する方法に用いるシステムを概略的に示
す説明図である。ここで、(a)は分離工程及び捕集工
程を示し、(b)は気化工程、冷却工程及び回収工程を
示す。
【図2】図2は、固体の水銀含有廃棄物から水銀を回収
する方法に用いるシステムを概略的に示す説明図であ
る。ここで、(a)は分離工程、捕集工程及び気化工程
を示し、(b)は冷却工程及び回収工程を示す。
【符号の説明】
1:スラッジ用の水銀回収システム 10:分離部 20:捕集部 30:気化部 40:冷却部 50:回収部 101:固体用の水銀回収システム 110:分離部 120:捕集部 130:気化部 140:冷却部 150:回収部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22B 7/00 C22B 9/02 9/02 B09B 5/00 M Fターム(参考) 2E191 BA02 BB00 BC01 BD11 4D004 AA46 AB05 AC04 BA05 CA22 CA32 CA47 CB32 CC11 4D059 AA12 BB03 BK16 BK30 CA14 CC07 DA21 DA25 DA70 DB04 4K001 AA14 BA12 BA14 BA21 DA06 DA07 DA10 DB35 EA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水銀含有廃棄物を還元性雰囲気下に置
    き、上記水銀含有廃棄物に含有されている水銀を選択的
    に還元気化させて気体状水銀として分離する分離工程
    と、 分離した気体状水銀を吸着物質により水銀化合物として
    捕集する捕集工程と、 捕集された水銀化合物を気化させて、気体状水銀を得る
    気化工程と、 上記気体状水銀を冷却凝縮する冷却工程と、 上記冷却凝縮された水銀を液体状水銀として回収する回
    収工程と、 を備えることを特徴とする水銀含有廃棄物からの水銀回
    収方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の水銀含有廃棄物からの水銀回
    収方法であって、 前記気化工程は、前記捕集された水銀化合物を常温の還
    元性雰囲気下に置く還元気化工程を含む、ことを特徴と
    する水銀含有廃棄物からの水銀回収方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の水銀含有廃棄物からの水銀回
    収方法であって、 前記気化工程は、前記捕集された水銀化合物を加熱する
    加熱気化工程を含む、ことを特徴とする水銀含有廃棄物
    からの水銀回収方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の水銀含有廃棄物からの水銀回
    収方法であって、 前記水銀含有廃棄物がスラッジあるいは液体形態であ
    り、 前記還元性雰囲気は、水銀イオン又は水銀錯イオンの酸
    化還元電位よりも低い酸化還元電位を有する還元性物質
    を含む液体雰囲気であり、 前記分離工程は、液体雰囲気中で還元気化された気体状
    水銀を曝気して液相から気相に転移させる曝気工程を含
    む、ことを特徴とする水銀含有廃棄物からの水銀回収方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1の水銀含有廃棄物からの水銀回
    収方法であって、 前記水銀含有廃棄物が固体形態であり、 前記還元性雰囲気が還元性ガス雰囲気であり、 前記分離工程は、上記水銀含有廃棄物を加熱する工程を
    含む、ことを特徴とする水銀含有廃棄物からの水銀回収
    方法。
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