JP2001011500A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JP2001011500A JP2001011500A JP11183454A JP18345499A JP2001011500A JP 2001011500 A JP2001011500 A JP 2001011500A JP 11183454 A JP11183454 A JP 11183454A JP 18345499 A JP18345499 A JP 18345499A JP 2001011500 A JP2001011500 A JP 2001011500A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄性、樹脂汚染性、残存性、消臭力、安定
性、火気安全性に優れた硬質表面清浄用の洗浄剤組成物
を提供する。 【解決手段】 特定のショ糖脂肪酸エステルと特定の溶
剤とポリフェノール類と水とを特定の範囲の量含む液体
洗浄剤組成物。
性、火気安全性に優れた硬質表面清浄用の洗浄剤組成物
を提供する。 【解決手段】 特定のショ糖脂肪酸エステルと特定の溶
剤とポリフェノール類と水とを特定の範囲の量含む液体
洗浄剤組成物。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤組成物に関
する。より詳細には、本発明は、リビングやキッチン等
の床、シンク、家電製品、家具類の硬質表面を清浄する
のに適した硬質表面清浄用の液体洗浄剤組成物に関す
る。
する。より詳細には、本発明は、リビングやキッチン等
の床、シンク、家電製品、家具類の硬質表面を清浄する
のに適した硬質表面清浄用の液体洗浄剤組成物に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】硬質表面に付着した汚れを除去する際、
界面活性剤以外の成分としてアルカリ剤、酸、次亜塩素
酸ナトリウム、過炭酸ナトリウムあるいはグリコールエ
ーテル等の有機溶剤のごとき強力な薬剤が使用されてい
る。特公平７−５６０４０号に記載のごとく、硬質表面
の洗浄において、汚れを除去すること（以下、洗浄性）
と、その材質の損傷を防止すること（以下、樹脂汚染
性）は当然であるが、リビングやキッチン等にはガラス
や透明プラスチック、あるいは鏡や鏡面加工されたステ
ンレス等が数多く存在するため、拭き残りによる外観不
良（以下、残存性）への考慮が必要となる。また、プラ
スティック等には魚の臭いなどが付着しやすく、消臭性
能が必要である（以下、消臭力）。加えて、内容成分が
分離沈降を起こした場合、沈降物がスプレーノズルに詰
まるなど、商品としての機能が著しく損なわれるため、
内容成分が分離沈降しないこと（以下、安定性）が使用
上必須条件になる。そのためには特開平９−３４８８号
に記載されている通り、エチルアルコールの添加が有効
な手段であるが、エアゾールタイプ以外の場合、エチル
アルコール添加量が４０重量％を超えて６０重量％まで
がショ糖直鎖飽和脂肪酸エステルの不溶領域である。ま
た、洗浄力はエチルアルコール添加量が３５重量％以上
で６０重量％までが最大である。さらに、場所がら引火
性の強い有機溶剤はなるべくその使用量を少なくする
（以下、火気安全性）必要がある。加えて、拭き残りの
成分を誤って口にする危険性もあるため、その成分には
人体に対しても充分な考慮をする必要がある。しかしな
がら、このような要件をすべて満たす洗浄剤組成物は現
在見当たらない。
界面活性剤以外の成分としてアルカリ剤、酸、次亜塩素
酸ナトリウム、過炭酸ナトリウムあるいはグリコールエ
ーテル等の有機溶剤のごとき強力な薬剤が使用されてい
る。特公平７−５６０４０号に記載のごとく、硬質表面
の洗浄において、汚れを除去すること（以下、洗浄性）
と、その材質の損傷を防止すること（以下、樹脂汚染
性）は当然であるが、リビングやキッチン等にはガラス
や透明プラスチック、あるいは鏡や鏡面加工されたステ
ンレス等が数多く存在するため、拭き残りによる外観不
良（以下、残存性）への考慮が必要となる。また、プラ
スティック等には魚の臭いなどが付着しやすく、消臭性
能が必要である（以下、消臭力）。加えて、内容成分が
分離沈降を起こした場合、沈降物がスプレーノズルに詰
まるなど、商品としての機能が著しく損なわれるため、
内容成分が分離沈降しないこと（以下、安定性）が使用
上必須条件になる。そのためには特開平９−３４８８号
に記載されている通り、エチルアルコールの添加が有効
な手段であるが、エアゾールタイプ以外の場合、エチル
アルコール添加量が４０重量％を超えて６０重量％まで
がショ糖直鎖飽和脂肪酸エステルの不溶領域である。ま
た、洗浄力はエチルアルコール添加量が３５重量％以上
で６０重量％までが最大である。さらに、場所がら引火
性の強い有機溶剤はなるべくその使用量を少なくする
（以下、火気安全性）必要がある。加えて、拭き残りの
成分を誤って口にする危険性もあるため、その成分には
人体に対しても充分な考慮をする必要がある。しかしな
がら、このような要件をすべて満たす洗浄剤組成物は現
在見当たらない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、洗浄
性、樹脂汚染性、残存性、消臭力、安定性、火気安全
性、さらには人体に対する安全性にも優れた、硬質材料
の表面を清浄するのに好適な洗浄剤組成物を提供するこ
とにある。
性、樹脂汚染性、残存性、消臭力、安定性、火気安全
性、さらには人体に対する安全性にも優れた、硬質材料
の表面を清浄するのに好適な洗浄剤組成物を提供するこ
とにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の非イオン系界
面活性剤と特定の溶剤とポリフェノール類とを特定範囲
の量で配合してなる洗浄剤組成物が、ガラスや透明プラ
スチック、鏡や鏡面加工されたステンレスあるいは塗装
皮膜等に対する洗浄性、樹脂汚染性、残存性、消臭力、
安定性、火気安全性の全てを同時に満足することを見出
し、本発明を完成するに至った。
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の非イオン系界
面活性剤と特定の溶剤とポリフェノール類とを特定範囲
の量で配合してなる洗浄剤組成物が、ガラスや透明プラ
スチック、鏡や鏡面加工されたステンレスあるいは塗装
皮膜等に対する洗浄性、樹脂汚染性、残存性、消臭力、
安定性、火気安全性の全てを同時に満足することを見出
し、本発明を完成するに至った。
【０００５】すなわち、本発明は、（ａ）炭素数８〜１
８の直鎖飽和脂肪酸とショ糖とのモノエステル、炭素数
８〜１２の直鎖飽和脂肪酸とショ糖とのジエステル、お
よび炭素数８〜１２の直鎖飽和脂肪酸とショ糖とのトリ
エステルから選ばれる１種または２種以上の非イオン系
界面活性剤を０.１ないし５重量％；（ｂ）蒸気圧が３
０ｍｍＨｇ（２０℃）以上の一価アルコールから選ばれ
る１種または２種以上の溶剤を３０ないし４０重量％；
および（ｃ）ポリフェノール類を０.０１ないし０.５重
量％含むことを特徴とする硬質表面清浄用の液体洗浄剤
組成物を提供する。
８の直鎖飽和脂肪酸とショ糖とのモノエステル、炭素数
８〜１２の直鎖飽和脂肪酸とショ糖とのジエステル、お
よび炭素数８〜１２の直鎖飽和脂肪酸とショ糖とのトリ
エステルから選ばれる１種または２種以上の非イオン系
界面活性剤を０.１ないし５重量％；（ｂ）蒸気圧が３
０ｍｍＨｇ（２０℃）以上の一価アルコールから選ばれ
る１種または２種以上の溶剤を３０ないし４０重量％；
および（ｃ）ポリフェノール類を０.０１ないし０.５重
量％含むことを特徴とする硬質表面清浄用の液体洗浄剤
組成物を提供する。
【０００６】また、本発明は、（ｂ）の溶剤がエチルア
ルコールである前記の洗浄剤組成物を提供する。
ルコールである前記の洗浄剤組成物を提供する。
【０００７】本発明によれば、洗浄性、樹脂汚染性、残
存性、消臭力、安定性、火気安全性、さらには人体に対
する安全性にも優れた、硬質材料の表面を清浄するのに
好適な洗浄剤組成物が提供される。
存性、消臭力、安定性、火気安全性、さらには人体に対
する安全性にも優れた、硬質材料の表面を清浄するのに
好適な洗浄剤組成物が提供される。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄剤組成物において用
いられる（ａ）成分は、炭素数８〜１８の直鎖飽和脂肪
酸とショ糖とのモノエステル、炭素数８〜１２の直鎖飽
和脂肪酸とショ糖とのジエステルおよび炭素数８〜１２
の直鎖飽和脂肪酸とショ糖とのトリエステルから選ばれ
る１種または２種以上の非イオン系界面活性剤である。
炭素数１３以上の直鎖飽和脂肪酸とショ糖とのジエステ
ルおよびトリエステルでは、実質的に水やアルコールに
溶解しないため、好ましくない。尚、本発明の洗浄剤組
成物に用いられる（ａ）成分は、上記条件を満たすもの
であれば特に限定されるものではないが、具体的には、
例えば、ショ糖とカプリル酸、カプリン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸もしくはステアリン酸
とのモノ脂肪酸エステル、ショ糖とカプリル酸、カプリ
ン酸、ラウリン酸との単純または混合の脂肪酸ジエステ
ル、あるいはショ糖とカプリル酸、カプリン酸、ラウリ
ン酸との単純または混合の脂肪酸トリエステル等が挙げ
られる。（ａ）成分は、１種または２種以上の合計量と
して洗浄剤組成物全体の重量に対して、０.１ないし５
重量％、好ましくは０.５ないし２.５重量％配合され
る。（ａ）成分の配合量が０.１重量％未満では充分な
洗浄性が得られず、また５重量％を超えると残存性に問
題が生じるため好ましくない。
いられる（ａ）成分は、炭素数８〜１８の直鎖飽和脂肪
酸とショ糖とのモノエステル、炭素数８〜１２の直鎖飽
和脂肪酸とショ糖とのジエステルおよび炭素数８〜１２
の直鎖飽和脂肪酸とショ糖とのトリエステルから選ばれ
る１種または２種以上の非イオン系界面活性剤である。
炭素数１３以上の直鎖飽和脂肪酸とショ糖とのジエステ
ルおよびトリエステルでは、実質的に水やアルコールに
溶解しないため、好ましくない。尚、本発明の洗浄剤組
成物に用いられる（ａ）成分は、上記条件を満たすもの
であれば特に限定されるものではないが、具体的には、
例えば、ショ糖とカプリル酸、カプリン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸もしくはステアリン酸
とのモノ脂肪酸エステル、ショ糖とカプリル酸、カプリ
ン酸、ラウリン酸との単純または混合の脂肪酸ジエステ
ル、あるいはショ糖とカプリル酸、カプリン酸、ラウリ
ン酸との単純または混合の脂肪酸トリエステル等が挙げ
られる。（ａ）成分は、１種または２種以上の合計量と
して洗浄剤組成物全体の重量に対して、０.１ないし５
重量％、好ましくは０.５ないし２.５重量％配合され
る。（ａ）成分の配合量が０.１重量％未満では充分な
洗浄性が得られず、また５重量％を超えると残存性に問
題が生じるため好ましくない。
【０００９】本発明の洗浄剤組成物において用いられる
（ｂ）成分は、蒸気圧が３０ｍｍＨｇ（２０℃）以上の
一価アルコールから選ばれる１種または２種以上の溶剤
である。これらの（ｂ）成分は上記条件を満たすもので
あれば特に限定されるものではないが、具体的には、例
えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、２−
メチル−２−プロパノール等が挙げられ、その中でもエ
チルアルコールが最も好ましい。エチレングリコール、
プロピレングリコール、グリセリン等の低蒸気圧アルコ
ール類は、拭き残りが見苦しく残存性に問題が生じるの
で、好ましくない。（ｂ）成分は、１種または２種以上
の合計量として洗浄剤組成物全体の重量に対して、３０
ないし４０重量％配合される。３０重量％未満では
（ａ）成分の乳化力を充分に引き出せず、油汚れの除去
に対して優れた効果を有さない。また、４０重量％を超
えて６０重量％まで配合された場合、安定性、樹脂汚染
性が問題となり、６０重量％を超えると樹脂汚染性、火
気安全性が問題となる。
（ｂ）成分は、蒸気圧が３０ｍｍＨｇ（２０℃）以上の
一価アルコールから選ばれる１種または２種以上の溶剤
である。これらの（ｂ）成分は上記条件を満たすもので
あれば特に限定されるものではないが、具体的には、例
えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、２−
メチル−２−プロパノール等が挙げられ、その中でもエ
チルアルコールが最も好ましい。エチレングリコール、
プロピレングリコール、グリセリン等の低蒸気圧アルコ
ール類は、拭き残りが見苦しく残存性に問題が生じるの
で、好ましくない。（ｂ）成分は、１種または２種以上
の合計量として洗浄剤組成物全体の重量に対して、３０
ないし４０重量％配合される。３０重量％未満では
（ａ）成分の乳化力を充分に引き出せず、油汚れの除去
に対して優れた効果を有さない。また、４０重量％を超
えて６０重量％まで配合された場合、安定性、樹脂汚染
性が問題となり、６０重量％を超えると樹脂汚染性、火
気安全性が問題となる。
【００１０】本発明の洗浄剤組成物に用いられる（ｃ）
ポリフェノール類は、消臭効果を有するものであれば特
に限定されない。このポリフェノール類は、具体的に
は、ポリフェノールを０.１ないし１００％含有する柿
渋タンニン（パーモン：サンメイト科学工業製）、リン
ゴポリフェノール（アップルフェイン：ニッカウヰスキ
ー製）、ユーカリポリフェノール（ユーカリポリフェノ
ール：長岡香料製）などを用いることができる。ポリフ
ェノール類は、１種または２種以上を配合することがで
き、その合計量として洗浄剤組成物全体の重量に対し
て、純分換算で０.０１ないし０.５重量％配合できる。
ポリフェノール類は、消臭効果を有するものであれば特
に限定されない。このポリフェノール類は、具体的に
は、ポリフェノールを０.１ないし１００％含有する柿
渋タンニン（パーモン：サンメイト科学工業製）、リン
ゴポリフェノール（アップルフェイン：ニッカウヰスキ
ー製）、ユーカリポリフェノール（ユーカリポリフェノ
ール：長岡香料製）などを用いることができる。ポリフ
ェノール類は、１種または２種以上を配合することがで
き、その合計量として洗浄剤組成物全体の重量に対し
て、純分換算で０.０１ないし０.５重量％配合できる。
【００１１】なお、本発明の洗浄剤組成物は上記の成分
に水を加えてバランスをとるが、その他にも必要に応じ
て通常の洗浄剤に用いられるアルカリ剤、キレート剤、
色素、またはラベンダー油、タイム油、ペパーミント
油、ローズマリー油、シソ油、ユーカリ油、ヒバ油、ヒ
ノキ油、マツ油もしくはスギ油等の香料、ハイドロトロ
ープ剤等の任意成分を本発明の効果を損なわない範囲で
適宜添加することも可能である。また、本発明の洗浄剤
組成物は、上記した配合成分および配合量の範囲内で処
方される場合、通常、常温にて透明液体形態を有する。
に水を加えてバランスをとるが、その他にも必要に応じ
て通常の洗浄剤に用いられるアルカリ剤、キレート剤、
色素、またはラベンダー油、タイム油、ペパーミント
油、ローズマリー油、シソ油、ユーカリ油、ヒバ油、ヒ
ノキ油、マツ油もしくはスギ油等の香料、ハイドロトロ
ープ剤等の任意成分を本発明の効果を損なわない範囲で
適宜添加することも可能である。また、本発明の洗浄剤
組成物は、上記した配合成分および配合量の範囲内で処
方される場合、通常、常温にて透明液体形態を有する。
【００１２】さらに、本発明の洗浄剤組成物の清浄対象
となる硬質表面の材質としては、例えばリビング、キッ
チンの床等のその表面がアクリル系樹脂、ウレタン系樹
脂等の樹脂等で塗装された木質材料、ＰＶＣ材料等や、
シンクやレンジ、コンロ等に使用されているステンレス
等の金属材料、各種のガラス、ポリカーボネート、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリスチレン等のプラスチック、ならびに鏡等が挙
げられる。
となる硬質表面の材質としては、例えばリビング、キッ
チンの床等のその表面がアクリル系樹脂、ウレタン系樹
脂等の樹脂等で塗装された木質材料、ＰＶＣ材料等や、
シンクやレンジ、コンロ等に使用されているステンレス
等の金属材料、各種のガラス、ポリカーボネート、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリスチレン等のプラスチック、ならびに鏡等が挙
げられる。
【００１３】
【実施例】つぎに、実施例にて本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。下記の表１に示す洗浄剤組成物を常法に従って
調製し、それらの洗浄性、樹脂汚染性、残存性、消臭
力、安定性についてそれぞれ以下の方法により評価し
た。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。下記の表１に示す洗浄剤組成物を常法に従って
調製し、それらの洗浄性、樹脂汚染性、残存性、消臭
力、安定性についてそれぞれ以下の方法により評価し
た。
【００１４】＜洗浄性評価方法＞汚れモデルとして牛
脂、豚脂、サラダ油（重量比１：１：１）混合物１ｇを
アセトン中に１重量％になるように分散した液にスライ
ドガラスを１０回ディッピングして乾燥させた試験体
に、下記表１の処方に従って常法により調製した実施例
１−８および比較例１−６の洗浄剤組成物調製液５００
μｌを均一に塗布し、２０℃にて１分間放置後、２０
℃、１ｌのため水に１０秒間さらし、再度乾燥させた。
そのスライドガラスを、目視によりそれらの洗浄力を評
価した。評価基準は以下の通りである。 ○：汚れがほとんど落ちる △：汚れが半分程度落ちる ×：汚れがほとんど落ちない
脂、豚脂、サラダ油（重量比１：１：１）混合物１ｇを
アセトン中に１重量％になるように分散した液にスライ
ドガラスを１０回ディッピングして乾燥させた試験体
に、下記表１の処方に従って常法により調製した実施例
１−８および比較例１−６の洗浄剤組成物調製液５００
μｌを均一に塗布し、２０℃にて１分間放置後、２０
℃、１ｌのため水に１０秒間さらし、再度乾燥させた。
そのスライドガラスを、目視によりそれらの洗浄力を評
価した。評価基準は以下の通りである。 ○：汚れがほとんど落ちる △：汚れが半分程度落ちる ×：汚れがほとんど落ちない
【００１５】＜樹脂汚染性評価方法＞アクリル系塗装タ
イプフローリングに５００μｌの各調製液を塗布し、市
販のティッシュペーパーで１０ｃｍを５往復した後の表
面の損傷を目視で評価した。評価基準は以下の通りであ
る。 ○：塗装の損傷はない △：塗装が少し損傷する ×：塗装が著しく損傷する
イプフローリングに５００μｌの各調製液を塗布し、市
販のティッシュペーパーで１０ｃｍを５往復した後の表
面の損傷を目視で評価した。評価基準は以下の通りであ
る。 ○：塗装の損傷はない △：塗装が少し損傷する ×：塗装が著しく損傷する
【００１６】＜残存性評価方法＞１０ｃｍ×１０ｃｍの
鏡表面に５００μｌの調製液を塗布し、市販のティッシ
ュペーパーで１０ｃｍを５往復した後の表面の拭き残り
を目視で評価した。評価基準は以下の通りである。 ○：拭きすじが残らない △：拭きすじが少し残る ×：拭きすじが完全に残る
鏡表面に５００μｌの調製液を塗布し、市販のティッシ
ュペーパーで１０ｃｍを５往復した後の表面の拭き残り
を目視で評価した。評価基準は以下の通りである。 ○：拭きすじが残らない △：拭きすじが少し残る ×：拭きすじが完全に残る
【００１７】＜消臭力評価方法＞トリエチルアミン５ｐ
ｐｍの水溶液に２.５×１０ｃｍのＰＰ板を２４時間浸
漬し、乾燥させて試験片を得た。その試験片の両面が充
分に濡れるように各調製液を塗布し、１０分間放置後、
市販のティッシュペーパーで試験片表面を拭き取り、１
０名のモニターによる官能評価を行った。評価基準は以
下の通りである。 ○：８名以上が臭いを感じない △：２〜５名が臭いを感じる ×：６名以上が臭いを感じる
ｐｍの水溶液に２.５×１０ｃｍのＰＰ板を２４時間浸
漬し、乾燥させて試験片を得た。その試験片の両面が充
分に濡れるように各調製液を塗布し、１０分間放置後、
市販のティッシュペーパーで試験片表面を拭き取り、１
０名のモニターによる官能評価を行った。評価基準は以
下の通りである。 ○：８名以上が臭いを感じない △：２〜５名が臭いを感じる ×：６名以上が臭いを感じる
【００１８】＜安定性評価方法＞調製液を７０ｍｌガラ
ス瓶に５０ｇずつ分注、密栓して２０℃にて２４時間放
置後の状態を目視で評価した。評価基準は以下の通りで
ある。 ○：完全に透明である △：少し濁る ×：完全に濁る これらの評価結果を、上記各評価に供した本発明の洗浄
剤組成物の処方とともに表１に掲げる。
ス瓶に５０ｇずつ分注、密栓して２０℃にて２４時間放
置後の状態を目視で評価した。評価基準は以下の通りで
ある。 ○：完全に透明である △：少し濁る ×：完全に濁る これらの評価結果を、上記各評価に供した本発明の洗浄
剤組成物の処方とともに表１に掲げる。
【００１９】
【表１】
【００２０】 実施例９ 洗浄剤組成物 成 分 配合量（重量％） ショ糖ラウレート １.０ （モノ・ジ・トリ脂肪酸混合物） エタノール ３５.０ ＤＬ−リンゴ酸Ｎａ ０.５ 食塩 ０.２５ 柿渋タンニン ３.０ （ポリフェノール含量５％；純分換算０.１５％） 香料 ０.０５ 水 ６０.２ 合計 １００.０
【００２１】 実施例１０ 洗浄剤組成物 成 分 配合量（重量％） ショ糖モノステアレート １.０ イソプロピルアルコール ３２.０ クエン酸３Ｎａ ０.５ 硫酸Ｎａ ０.５ リンゴポリフェノール １.０ （ポリフェノール含量５％；純分換算０.０５％） 水 ６５.０ 合計 １００.０
【００２２】 実施例１１ 洗浄剤組成物 成 分 配合量（重量％） ショ糖モノステアレート ０.５ エタノール ３８.０ 柿渋タンニン １.０ （ポリフェノール含量５％；純分換算０.０５％） 硫酸Ｎａ ０.５ 水 ６０.０ 合計 １００.０
【００２３】
【発明の効果】本発明によれば、洗浄性、樹脂汚染性、
残存性、消臭力、安定性および火気安全性に優れた硬質
表面清浄用の洗浄剤組成物が提供される。
残存性、消臭力、安定性および火気安全性に優れた硬質
表面清浄用の洗浄剤組成物が提供される。
Claims (2)
- 【請求項１】 （ａ）炭素数８〜１８の直鎖飽和脂肪酸
とショ糖とのモノエステル、炭素数８〜１２の直鎖飽和
脂肪酸とショ糖とのジエステル、および炭素数８〜１２
の直鎖飽和脂肪酸とショ糖とのトリエステルから選ばれ
る１種または２種以上の非イオン系界面活性剤を０.１
ないし５重量％；（ｂ）蒸気圧が３０ｍｍＨｇ（２０
℃）以上の一価アルコールから選ばれる１種または２種
以上の溶剤を３０ないし４０重量％；および（ｃ）ポリ
フェノール類を０.０１ないし０.５重量％含むことを特
徴とする硬質表面清浄用の液体洗浄剤組成物。 - 【請求項２】 （ｂ）の溶剤がエチルアルコールである
ことを特徴とする請求項１記載の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11183454A JP2001011500A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11183454A JP2001011500A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 洗浄剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001011500A true JP2001011500A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16136067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11183454A Pending JP2001011500A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001011500A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003049193A (ja) * | 2001-08-03 | 2003-02-21 | Asahi Denka Kogyo Kk | Ｃｉｐ洗浄用脱臭剤組成物 |
| KR20030070487A (ko) * | 2002-02-25 | 2003-08-30 | 김대승 | 세정항균탈취액의 제조방법 |
| CN111304011A (zh) * | 2020-04-10 | 2020-06-19 | 薛占军 | 一种高低压配电柜可带电操作清洁剂及其制备方法 |
-
1999
- 1999-06-29 JP JP11183454A patent/JP2001011500A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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