JP2001010201A - インクジェット記録用紙 - Google Patents

インクジェット記録用紙

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JP2001010201A
JP2001010201A JP11188669A JP18866999A JP2001010201A JP 2001010201 A JP2001010201 A JP 2001010201A JP 11188669 A JP11188669 A JP 11188669A JP 18866999 A JP18866999 A JP 18866999A JP 2001010201 A JP2001010201 A JP 2001010201A
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JP
Japan
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ink
receiving layer
manufactured
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solid content
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JP11188669A
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English (en)
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Hiroyuki Horiuchi
裕之 堀内
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 本発明は、インクの吸収容量を増大さ
せ、ベタ部や混色部の境界線のにじみを防止し、プリン
ト時、発色濃度の高い画像を得られるインクジェット記
録用紙を提供すること。 【解決手段】 基材上に少なくとも樹脂、顔料を含むイ
ンク受理層を設けたインクジェット記録用紙において、
前記受理層の顔料として多孔質炭酸カルシウム及びシリ
カを配合し、該受理層中の樹脂の固形分重量(R)と顔
料の固形分重量(F)の比、F/Rを1.5〜3.5としたこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水性インク等の微
小液滴をノズルから噴射して、モノクロ,フルカラー画
像を高速に印画し、ポスター,看板等を作成する際に用
いて有用なインクジェット記録用紙に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、記録方式には溶融型熱転写,昇華
型熱転写,電子写真,インクジェット等の方式がある
が、記録時の音の静かさ,高速性,大型画像の記録適
性,ランニングコスト等の面から、近年、インクジェッ
ト記録方式が主流になりつつある。また、小ロットの大
型のポスター,看板等をフルカラーで短納期で作成する
ニーズが高まり、水性インクを用いたインクジェットプ
リンターが注目されている。
【0003】上記のような状況において、インクジェッ
ト記録用紙に要求される品質としては、 (1)インクの吸収性に優れ、にじみ等が発生しないこ
と。 (2)画像の発色濃度、鮮明性に優れていること。 (3)シートおよび画像に耐水性があり、水分が付着して
も画像ににじみや流れがないこと。 (4)多量のインクを吸収してもシートに歪みを生じない
こと。 等があり、従来から上記の品質を満足させるために種々
の改良技術が開発されてきている。
【0004】そして、近年、屋外で使用される大型のポ
スター等の用途が増えているが、大型ポスター等の印画
では、プリントのいわゆるベタの部分が多く、ベタ部分
へ噴射されるインクの量が多いため、混色部分の境界線
でにじみが生じるという現象が問題となっている。
【0005】上記の課題点に対応するには、用紙のイン
ク受理層のインクの吸収容量を大きくすればよいが、そ
のための顔料であるシリカを大量に添加すると、インク
受理層形成時にひび割れを生じたり、インクが受理層内
部に入りすぎ、発色濃度が低下するという別の問題が派
生している。一方、にじみをインクの定着作用により抑
えようとして、インク受理層にカチオン成分を多量に添
加すると、にじみは抑えられるが、前記カチオン成分が
インクを表層に定着させ、受理層内へのインクの浸透を
妨げるため、印画後の乾燥が著しく遅くなるという難点
が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、イ
ンクの吸収容量を増大させ、ベタ部や混色部の境界線の
にじみを防止し、プリント時、発色濃度の高い画像を得
られるインクジェット記録用紙を提供することをその課
題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明の構成は、基材上に少なく
とも樹脂、顔料を含むインク受理層を設けたインクジェ
ット記録用紙において、前記受理層の顔料として多孔質
炭酸カルシウム及びシリカを配合し、該受理層中の樹脂
の固形分重量(R)と顔料の固形分重量(F)の比、F
/Rを1.5〜3.5としたことを特徴とするものである。
【0008】即ち、本発明インクジェット記録用紙は、
基材と該基材の少なくとも一方の面に設けられたインク
受理層とからなり、インク受理層の塗工液中に顔料とし
て多孔質炭酸カルシウムとシリカを添加すると共に、前
記受理層中の樹脂と顔料の重量割合を所定の範囲に保つ
ことにより、にじみ防止と発色濃度向上を両立させたも
のである。
【0009】本発明インクジェット記録用紙は、上記構
成に加え、インク受理層の中心線平均粗さ(Ra)を3.
00〜5.80μmとした構成のもの、又は、インク受理層中
の多孔質炭酸カルシウムとシリカの固形分の重量割合を
9:1〜1:2とした構成のもの、或は、これら両構成
を具備する構成のものもある。また、前記構成におい
て、インク受理層にインク定着剤を全固形分重量中1〜
20%添加した構成のものもある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態例につ
いて詳述する。本発明に使用される基材としては、紙,
プラスチックフィルム,合成紙等が挙げられる。紙は平
滑化処理を施したものや塗工したものでもよく、平滑化
処理と塗工を併せて施したものでもよい。また、プラス
チックフィルムは、内部に空隙を設けたり、フィラーを
添加して不透明にしたものでもよく、密着性や濡れ性を
向上させるため、コロナ処理や易接着処理を施したもの
でもよい。
【0011】上記の基材の厚みは、好ましくは10〜400
μm、更に好ましくは50〜150μmである。
【0012】本発明のインク受理層は、主として接着剤
としての樹脂、インク吸収剤としての顔料よりなる。
【0013】樹脂としては、例えば、酸化でんぷん、エ
ステル化でんぷん等のでんぷん類、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース
誘導体、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、ポリビニルア
ルコールおよびその誘導体、スチレン−ブタジエン共重
合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の
共役ジエン系重合体ラテックス、アクリル酸エステルお
よびメタクリル酸エステルの重合体または共重合体等の
アクリル系樹脂、ウレタン樹脂、ポリビニルブチラール
樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体等のビニル系樹脂が挙げられる。
【0014】顔料は、多孔質炭酸カルシウムとシリカを
主として用いる。多孔質炭酸カルシウムとは、従来の炭
酸カルシウムとは形態が異なり、微粒子炭酸カルシウム
をポーラスな状態に集合させたもので、高容積,高吸油
量,高吸水量を示すものである。例えば、白石中央研究
所よりカルライト−KTの商品名で市販されている。混合
して使用するシリカは、特に制限はないが、吸油量が高
く、平均粒径は1μmより大きいものが好ましい。平均
粒径が20μmを超えると、塗工後に表層のザラツキが大
きくなり、ラミネート時の初期接着性が悪くなる恐れが
ある。上記多孔質炭酸カルシウム、シリカに加え、例え
ば、炭酸カルシウム、タルク、クレー、けいそう土、水
酸化アルミニウム、ポリスチレン、ポリメタクリレー
ト、酸化チタン、焼成カオリン等の有機または無機のフ
ィラーを適宜添加してもよい。
【0015】樹脂、フィラー以外に、耐水性を付与する
ための耐水化剤、発色を向上させるためのインク定着
剤、消泡剤、増粘剤、界面活性剤を適宜添加してもよ
い。
【0016】インク受理層中における樹脂と顔料の配合
割合を、樹脂の固形分重量(R)と顔料(多孔質炭酸カ
ルシウム、シリカ等のフィラー)の固形分重量(F)の
比、F/Rで表すと、F/Rが1.5〜3.5であることが必
要である。F/R=1.5未満ではインク吸収能力が不足
し、にじみが生じ、また、乾燥速度が著しく遅くなる。
一方、F/R=3.5より大きくなると、樹脂の接着能力
が不足し、インク受理層が脆くなる。
【0017】また、顔料としての多孔質炭酸カルシウム
とシリカとの混合比(固形分の重量割合)は、9:1〜
1:2であることが好ましい。シリカ1に対し多孔質炭
酸カルシウムの割合が9より大きい場合、吸収性は問題
ないが、横方向へのにじみがなく、インクの広がりが抑
えられるために発色濃度が低くなり易い。一方、多孔質
炭酸カルシウム1に対しシリカの割合が2より大きくな
るとインクの吸収性が劣りインク量の多い混色部でにじ
みが生じ易い。
【0018】インク受理層の中心線平均粗さ(Ra)
は、好ましくは3.00〜5.80μm、更に好ましくは3.50〜
5.60μmである。中心線平均粗さは、JIS B0601に定義
されているが、粗さ曲線からその中心線の方向に測定長
さlの部分を抜き取り、この抜き取り部分の中心線をX
軸、縦倍率の方向をY軸、粗さ曲線をy=f(x)で表
したとき、次の式によって求められる値をμmで表した
ものをいう。
【0019】
【数1】
【0020】Raが3.00μmより小さくなるのは、粒径
の小さいフィラーを使用した場合であるが、粒径の小さ
いフィラーを使うと、インクを吸収するための穴が開か
ない場合がある。この場合はインクが吸収されず、画像
が流れてしまう。また、逆に小さな穴が多数開く場合も
あるが、この場合は、インクの吸収が良すぎて、インク
受理層の内部にインクが浸透し、横方向へのにじみもな
くなるため、発色の悪い画像となる。Raが5.80μmよ
りも大きくなるのは、粒径の大きいフィラーを使用した
場合であるが、粒径の大きいフィラーを使うと、インク
が吸収されるよりも横方向への広がりが速くなり、にじ
みが大きい画像となり易い。また、表面の粗さが大きい
と、後加工でラミネートする場合、隙間が生じてきれい
に密着しないという問題が生じる。
【0021】インク受理層には、さらに発色を上げるた
めインク定着剤を添加できる。インク定着剤は、カチオ
ン性の物質であり、例えば、ポリエーテル4級アンモニ
ウム塩、第4級ポリアンモニウム塩、ポリアミドエピク
ロロヒドリン−メタクリル酸エチルトリメチルアンモニ
ウムクロライド系物質、カチオン性コロイダルシリカ等
が挙げられる。インク定着剤の添加量は、好ましくは塗
工液中の固形分重量の1〜25%、更に好ましくは5〜20
%である。このインク定着剤の添加量が1%より少ない
と発色向上効果がなく、また25%より多くしても発色向
上効果は変化せず、多くすればするほど耐水性は益々悪
くなり易い。
【0022】次に、インク受理層の厚みは好ましくは1
〜80μm、更に好ましくは5〜60μmである。この受理
層の厚みは、インクの吸収性と発色性に密接な関係があ
り、受理層が薄いと発色性はよくなるが、吸収性が劣
り、画像がにじむ場合がある。この下限は、プリンター
のインク噴射量により異なるが、1μmより薄い場合
は、吸収性が悪く画像がにじんでぼけてしまう。
【0023】また、インク受理層が厚いと吸収性はよく
なるが、インクが下に沈み込んで発色性に劣る場合があ
る。この上限は、プリンターのインク噴射量によって異
なるが、80μmより厚くしても、インク噴射量よりも吸
収容量が大きくなるだけで、逆に発色はより一層悪くな
る。さらに、厚い場合には、乾燥しづらくなり、表面が
ひび割れてくる等の弊害も生じるため、好ましくない。
【0024】インク受理層の塗工方式としては、公知の
リバースロールコート、エアナイフコート、グラビアコ
ート、ブレードコート、コンマコート等種々の方法が使
用できる。
【0025】
【発明の効果】上記のようにして得られた本発明の記録
用紙は、インクの吸収性が良好で、大判のポスター等を
プリントした場合に、境界においてにじみがなく、さら
に画像の発色濃度も高くなるという効果が得られる。
【0026】
【実施例】次に本発明記録用紙の実施例、及び、比較例
について説明する。なお、以下の説明中、「部」は「重
量部」を、「%」は「重量%」を示す。
【0027】(実施例1)厚さ80μmの合成紙(トヨパ
ールSS P4257、東洋紡社製)の片面に下記組成1のアン
カーコート処理を施した後、下記組成2の塗工液を塗布
し、塗工厚35μmのインク受理層を形成した。 〔組成1〕 アクリル樹脂 (アクロナールYJ-6221D、固形分50%、BASFディスパージョン社製) 50部 水 50部 〔組成2〕 ポリビニルアルコール(PVA R-1130、クラレ社製) 4.8部 多孔質炭酸カルシウム(カルライトーKT、白石中央研究所社製) 8.7部 微粉末シリカ(ミズカシルP-78F、平均粒子径13μm、水澤化学工業社製) 1.0部 アルミナゾル(アルミナゾル200、固形分10%、日産化学工業社製) 10.1部 蛍光増白剤(ブランコファーUWリキッド、固形分50%、バイエル社製) 0.2部 非イオン界面活性剤(SNデフォーマー480、固形分100%、サンノプコ社製) 0.2部 水 75.0部
【0028】(比較例1)厚さ80μmの合成紙(トヨパ
ールSS P4257、東洋紡社製)の片面に下記組成1のアン
カーコート処理を施した後、下記組成3の塗工液を塗布
し、塗工厚35μmのインク受理層を形成した。 〔組成3〕 ポリビニルアルコール(PVA R-1130、クラレ社製) 4.8部 多孔質炭酸カルシウム(カルライト−KT、白石中央研究所社製) 9.7部 アルミナゾル(アルミナゾル200、固形分10%、日産化学工業社製) 10.1部 蛍光増白剤(ブランコファーUWリキッド、固形分50%、バイエル社製) 0.2部 非イオン界面活性剤(SNデフォーマー480、固形分100%、サンノプコ社製) 0.2部 水 75.0部
【0029】(比較例2)厚さ80μmの合成紙(トヨパ
ールSS P4257、東洋紡社製)の片面に上記組成1のアン
カーコート処理を施した後、下記組成4の塗工液を塗布
し、塗工厚35μmのインク受理層を形成した。 〔組成4〕 ポリビニルアルコール(PVA R-1130、クラレ社製) 7.6部 多孔質炭酸カルシウム(カルライト−KT、白石中央研究所社製) 6.1部 微粉末シリカ(ミズカシルP-78F、平均粒子径13μm、水澤化学工業社製) 1.6部 アルミナゾル(アルミナゾル200、固形分10%、日産化学工業社製) 15.8部 蛍光増白剤(ブランクフォーUWリキッド、固形分50%、バイエル社製) 0.3部 非イオン界面活性剤(SNデフォーマー480、固形分100%、サンノプコ社製) 0.3部 水 68.2部
【0030】(実施例2)厚さ80μmの合成紙(ユポF
PG#80、王子油化合成紙社製)の片面に上記組成1の
アンカーコート処理を施した後、下記組成5の塗工液を
塗布し、塗工厚35μmのインク受理層を形成した。 〔組成5〕 ポリビニルアルコール(PVA R-1130、クラレ社製) 4.0部 多孔質炭酸カルシウム(カルライト−KT、白石中央研究所社製) 10.8部 微粉末シリカ(ミズカシルP-78F、平均粒子径13μm水澤化学工業社製) 1.2部 アルミナゾル(アルミナゾル200、固形分10%、日産化学工業社製) 8.5部 蛍光増白剤(ブランコファーUWリキッド、固形分50%、バイエル社製) 0.2部 非イオン界面活性剤(SNデフォーマー480、固形分100%、サンノプコ社製) 0.2部 水 75.2部
【0031】(比較例3)厚さ80μmの合成紙(ユポF
PG#80、王子油化合成紙社製)の片面に上記組成1の
アンカーコート処理を施した後、下記組成6の塗工液を
塗布し、塗工厚35μmのインク受理層を形成した。 〔組成6〕 ポリビニルアルコール(PVA R-1130、クラレ社製) 3.2部 多孔質炭酸カルシウム(カルライト−KT、白石中央研究所社製) 11.6部 微粉末シリカ(ミズカシルP-78F、平均粒子径13μm水澤化学工業社製) 1.3部 アルミナゾル(アルミナゾル200、固形分10%、日産化学工業社製) 6.7部 蛍光増白剤(ブランコファーUWリキッド、固形分50%、バイエル社製) 0.2部 非イオン界面活性剤(SNデフォーマー480、固形分100%、サンノプコ社製) 0.2部 水 76.2部
【0032】(実施例3)厚さ80μmの合成紙(ユポF
PG#80、王子油化合成紙社製)の片面に上記組成1の
アンカーコート処理を施した後、下記組成7の塗工液を
塗布し、塗工厚40μmのインク受理層を形成した。 〔組成7〕 ポリビニルアルコール(PVA R-1130、クラレ社製) 4.9部 多孔質炭酸カルシウム(カルライト−KT、白石中央研究所社製) 6.6部 微粉末シリカ(ミズカシルP-78F、平均粒子径13μm水澤化学工業社製) 4.4部 アルミナゾル(アルミナゾル200、固形分10%、日産化学工業社製) 9.3部 蛍光増白剤(ブランコファーUWリキッド、固形分50%、バイエル社製) 0.2部 非イオン界面活性剤(SNデフォーマー480、固形分100%、サンノプコ社製) 0.2部 水 74.4部
【0033】(実施例4)厚さ50μmの白色ポリエステ
ルフィルム(メリネックス339、デュポン社製)の片面
に上記組成1のアンカーコート処理を施した後、下記組
成8の塗工液を塗布し、塗工厚35μmのインク受理層を
形成した。 〔組成8〕 ポリビニルアルコール(PVA R-1130、クラレ社製) 4.9部 多孔質炭酸カルシウム(カルライト−KT、白石中央研究所社製) 6.6部 微粉末シリカ (カープレックスBS-304N、平均粒子径9μm、シオノギ製薬社製) 4.4部 アルミナゾル(アルミナゾル200、固形分10%、日産化学工業社製) 9.3部 蛍光増白剤(ブランコファーUWリキッド、固形分50%、バイエル社製) 0.2部 非イオン界面活性剤(SNデフォーマー480、固形分100%、サンノプコ社製) 0.2部 水 74.4部
【0034】(実施例5)厚さ80μmの合成紙(ユポF
PG#80、王子油化合成紙社製)の片面に上記組成1の
アンカーコート処理を施した後、下記組成9の塗工液を
塗布し、塗工厚35μmのインク受理層を形成した。 〔組成9〕 ポリビニルアルコール(PVA R-1130、クラレ社製) 4.9部 多孔質炭酸カルシウム(カルライト−KT、白石中央研究所社製) 3.7部 微粉末シリカ(ミズカシルP-78F、平均粒子径13μm、水澤化学工業社製) 7.3部 アルミナゾル(アルミナゾル200、固形分10%、日産化学工業社製) 9.3部 蛍光増白剤(ブランコファーUWリキッド、固形分50%、バイエル社製) 0.2部 非イオン界面活性剤(SNデフォーマー480、固形分100%、サンノプコ社製) 0.2部 インク定着剤(ポリフィックス301、固形分30%、昭和高分子社製) 5.0部 水 74.4部
【0035】(実施例6)厚さ80μmの合成紙(ユポF
PG#80、王子油化合成紙社製)の片面に下記組成10の
アンカーコート処理を施した後、下記組成11に下記組成
12を添加した塗工液を塗布し、塗工厚30μmのインク受
理層を形成した。 〔組成10〕 PVA変性アクリル樹脂 (ニューコートPV-412、固形分45%、新中村化学工業社製) 50部 水 50部 〔組成11〕 ポリビニルアルコール(PVA R-1130、クラレ社製) 4.9部 多孔質炭酸カルシウム(カルライト−KT、白石中央研究所社製) 3.4部 微粉末シリカ (カープレックスBS-304N、平均粒子径9μm、シオノギ製薬社製) 6.6部 アルミナゾル(アルミナゾル200、固形分10%、日産化学工業社製) 9.3部 蛍光増白剤(ブランコファーUWリキッド、固形分50%、バイエル社製) 0.2部 非イオン界面活性剤(SNデフォーマー480、固形分100%、サンノプコ社製) 0.2部 水 69.4部 〔組成12〕 インク定着剤(ポリフィックス700、固形分60%、昭和高分子社製) 5.0部 水 5.0部
【0036】(比較例4)厚さ80μmの合成紙(ユポF
PG#80、王子油化合成紙社製)の片面に上記組成1の
アンカーコート処理を施した後、下記組成13の塗工液を
塗布し、塗工厚35μmのインク受理層を形成した。 〔組成13〕 ポリビニルアルコール(PVA R-1130、クラレ社製) 4.8部 軽質炭酸カルシウム(軽質炭酸カルシウム、丸尾カルシウム社製) 8.7部 微粉末シリカ(ミズカシルP-78F、平均粒子径13μm水澤化学工業社製) 1.0部 アルミナゾル(アルミナゾル200、固形分10%、日産化学工業社製) 10.1部 蛍光増白剤(ブランコファーUWリキッド、固形分50%、バイエル社製) 0.2部 非イオン界面活性剤 (SNデフォーマー480、固形分100%、サンノプコ社製) 0.2部 水 75.0部
【0037】(実施例7)厚さ80μmの合成紙(トヨパ
ールSS P4257、東洋紡社製)の片面に上記組成1のアン
カーコート処理を施した後、下記組成14の塗工液を塗布
し、塗工厚35μmのインク受理層を形成した。 〔組成14〕 ポリビニルアルコール(PVA R-1130、クラレ社製) 4.8部 多孔質炭酸カルシウム(カルライト−KT、白石中央研究所社製) 6.6部 微粉末シリカ(カープレックス#80、平均粒子径20μm、シオノギ製薬社製) 4.4部 アルミナゾル(アルミナゾル200、固形分10%、日産化学工業社製) 10.1部 蛍光増白剤(ブランコファーUWリキッド、固形分50%、バイエル社製) 0.2部 非イオン界面活性剤(SNデフォーマー480、固形分100%、サンノプコ社製) 0.2部 水 75.0部
【0038】(比較例5)厚さ80μmの合成紙(トヨパ
ールSS P4257、東洋紡社製)の片面に下記組成1のアン
カーコート処理を施した後、下記組成15の塗工液を塗布
し、塗工厚35μmのインク受理層を形成した。 〔組成15〕 ポリビニルアルコール(PVA R-1130、クラレ社製) 4.0部 微粉末シリカ(ミズカソーブC-1、平均粒子径6μm、水澤化学工業社製) 12.0部 アルミナゾル(アルミナゾル200、固形分10%、日産化学工業社製) 8.5部 蛍光増白剤(ブランコファーUWリキッド、固形分50%、バイエル社製) 0.2部 非イオン界面活性剤(SNデフォーマー480、固形分100%、サンノプコ社製) 0.2部 水 75.2部
【0039】上記の実施例1〜7、及び、比較例1〜5
のインクジェット記録用紙の評価は、ENCAD社製フ
ルカラーインクジェットプリンターノバジェット4を用
い、ベタのテストパターンを作成して行った。インクは
GOインク(顔料)およびGAインク(染料)を用い
た。次に、主な評価要素について説明する。
【0040】「中心線平均粗さ(Ra)」は、小坂研究
所社製サーフコーダSE-30Dを用い測定した。「にじみ」
は200%ベタのレッド(R)、グリーン(G)、ブルー
(B)の境界を目視して判断した。「にじみ」が目視で
認められない場合○、目視では「にじみ」がないといい
切れない場合△、明らかに「にじみ」が生じている場合
×とした。「テープ剥離」は、セロハンテープ(ニチバ
ンNo405 18mm幅)長さ10cmをコート層上に親指の
腹で押しながら密着させ、直後に45°の角度で逆行する
向きに低速(5cm/5秒)で剥離し、セロテープに付
着したコート層の面積が0の場合◎、30%以下の場合
○、60%以下の場合△、60%より多い場合×とした。
「発色濃度」は、上記のGOインク(顔料)、及び、G
Aインク(染料)を用い、それぞれについてイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)のベタの反射濃度をマクベス濃度計RD-918を用い
測定した。上記の評価結果は、表1に示す通りである。
【0041】
【表1】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に少なくとも樹脂、顔料を含むイ
    ンク受理層を設けたインクジェット記録用紙において、
    前記受理層の顔料として多孔質炭酸カルシウム及びシリ
    カを配合し、該受理層中の樹脂の固形分重量(R)と顔
    料の固形分重量(F)の比、F/Rを1.5〜3.5としたこ
    とを特徴とするインクジェット記録用紙。
  2. 【請求項2】 インク受理層の中心線平均粗さ(Ra)
    は、3.00〜5.80μmである請求項1のインクジェット記
    録用紙。
  3. 【請求項3】 インク受理層中の多孔質炭酸カルシウム
    とシリカの固形分重量割合は、9:1〜1:2である請
    求項1又は2のインクジェット記録用紙。
  4. 【請求項4】 インク受理層にインク定着剤が全固形分
    重量中1〜20%添加されている請求項1〜3のいずれか
    のインクジェット記録用紙。
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