JP2001009822A - 中空PCa部材製造用型枠装置 - Google Patents

中空PCa部材製造用型枠装置

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JP2001009822A
JP2001009822A JP11181188A JP18118899A JP2001009822A JP 2001009822 A JP2001009822 A JP 2001009822A JP 11181188 A JP11181188 A JP 11181188A JP 18118899 A JP18118899 A JP 18118899A JP 2001009822 A JP2001009822 A JP 2001009822A
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Atsumasa Nishino
敦昌 西尾
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和也 浦川
Yuji Wakabayashi
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Toshiyuki Omori
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熟練を要せず、精度良く簡単に内型枠の設置・
固定および外型枠の設置・固定が行えるようにする。 【解決手段】レール設備4上の中間位置に固定配置され
るベース型枠9と、このベース型枠9に下端が差し込ま
れることにより自立支持される内型枠2と、前記ベース
型枠9の両側に夫々配設されるとともに、前記レール設
備4に沿って移動自在とされる移動外型枠3A、3B
と、内型枠2の上部が挿入される開口枠を有するととも
に、少なくとも前記移動外型枠3A、3Bに結合される
ことにより、型枠上部位置にて内型枠2と移動外型枠3
A、3Bとの離間を確保するための塞ぎ型枠15とによ
り型枠装置1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、型枠組立作業およ
び脱型作業等の省力化を図るとともに、高い製作効率で
中空のPCa(プレキャストコンクリート)部材の製作
を可能とした中空PCa部材製造用型枠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築または土木構造物におい
ては、躯体工事の省力化、工期短縮、品質向上、環境問
題に対する配慮等からプレキャストコンクリート部材が
使用されてきた。
【0003】今までは、充実コンクリート内に主筋およ
びスターラップ等の剪断筋または組立筋等を埋設した、
所謂フルプレキャストコンクリートが主流であったが、
近年は、さらなる省力化や工期短縮等のために、内部を
中空にするとともに、中空コンクリート部分に実質的に
スターラップ等の剪断筋のみを配設した筒状の中空PC
a柱が使用されるようになってきた。施工に当たって
は、前記中空PCa柱を所定の柱構築位置に配置すると
ともに、内空部に縦方向の主筋を配筋した後、この中空
PCa柱を型枠代わりとしながら内部に生コンクリート
を打設し、コンクリート柱を構築する。この中空PCa
柱を使用する他の利点としては、前述のフルPCa柱部
材よりも重量が軽いため現場での取扱いが容易となると
ともに、揚重設備が簡易で済むようになる点と、後打ち
コンクリートにより躯体PCa部材を使用した柱/梁と
の一体化が確実となる点を挙げることができる。
【0004】従来より、前記中空PCa柱の製造に当た
っては、端太材で補強されたコンポーネントパネル(以
下、単にコンパネという。)やプレキャスト製造用鋼製
型枠などを用いて、先ず、外型枠を先組した後、この外
型枠の内部に先組鉄筋を挿入し、次いで内型枠を前記先
組鉄筋の内側に挿入する手順により型枠組立および配筋
作業を行った後、上部からコンクリートを流し込んで製
造していた。このような手順によるものとしては、たと
えば特開昭62−233206号公報、特開平5−27
8022号公報、特開平4−186131号公報などを
挙げることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来法による製造手順では、1つの中空PCa柱
を製造する度に、各型枠面毎に型枠設置作業と脱型作業
とを必要とするとともに、型枠の設置精度が要求される
ため作業に熟練を要する。そのため、製造効率の向上が
望めず、その結果、コストダウンが図れないなどの問題
が生じていた。
【0006】このような問題を解決するために、たとえ
ば特開昭6−317016号公報では、無垢のコンクリ
ート柱を構築する現場施工の例ではあるが、横断面形状
がL字形状、すなわち隣接する2面分の型枠面を分担す
る可動型枠ユニットを2つ一組として、これらの可動型
枠ユニットを組み合わせることにより方形状の柱外型枠
とするものが提案されている。
【0007】前記特開昭6−317016号公報記載の
型枠装置はもちろん、工場製作または現場サイトでの中
空PCa柱製造に際し、外型枠装置として応用すること
も可能であるが、仮にこれらの可動型枠ユニットを複数
台用意し、併行作業にて中空PCa柱の製作を行うこと
を考えた場合、各可動型枠ユニットは背部に型枠板を支
持するために大掛かりなサポート脚を備えているため、
全体として広い製作用スペースを必要とすることとな
る。特に、近年は運搬費を節約するため、工場製作より
も現場サイトのスペースで製作が行われる傾向にあり、
限られたスペースを有効活用しながら現場サイトで効率
よく中空PCa柱を製造する方法が切望されている。
【0008】また、前記可動型枠ユニットは、型枠設置
精度に対する配慮が製造体毎に必要になる。換言すれば
PCa部材製造毎に、所定の型枠精度が確保されている
か否かに十分に配慮しながら型枠の組立を行わなければ
ならず、その作業に熟練を要するとともに、組み立て時
に作業床に対し堅固に固定しなければ、コンクリート打
設中に型枠装置全体が移動する虞があるなどの問題があ
る。
【0009】さらに、コンクリートの充填に係り、型枠
の上部開口から打設する場合には、実質的に内型枠と外
型枠に挟まれた狭隘空間にバイブレーターなどを差し込
んで均一な締め固めを行うことが困難であるなどの問題
が生じる。そこで、実質的に締め固めを不要とすること
ができる高流動性コンクリートを下部注入口より圧入に
よって充填することが考えられるが、この場合には最上
部まで一気にコンクリートを圧入することとなるため、
外型枠および内型枠が決して位置ずれしないように堅固
に固定されていることが条件となる。そのため、内型枠
および外型枠の起立保持機構が大掛かりとなる、内型枠
の設置・固定に大変な手間が掛かるなどの問題があっ
た。
【0010】そこで本発明の主たる課題は、熟練を要せ
ず、精度良く簡単に内型枠の設置・固定および外型枠の
設置・固定が行え、堅牢かつ高精度な型枠装置の組立を
実現するとともに、限られたスペースを有効に活用しな
がら、高い作業効率で高品位の中空PCa部材の製作を
可能とした型枠装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、レール設備上の中間位置に固定配置される
ベース型枠と、このベース型枠に下端が差し込まれるこ
とにより自立支持される内型枠と、前記ベース型枠の両
側に夫々配設されるとともに、前記レール設備に沿って
移動自在とされる移動外型枠とからなることを特徴とす
るものである。
【0012】前記前記ベース型枠は、底型枠を兼用する
外側ベース型枠と、この外側ベース型枠の内側周囲に平
面視で方形状の内型枠下端嵌合溝を形成するための内側
ベース型枠とから構成されるものが好適に使用される。
【0013】また、内型枠の上部が挿入される開口枠を
有するとともに、少なくとも前記移動外型枠に結合され
ることにより、型枠上部位置にて内型枠と移動外型枠と
の離間を確保するための塞ぎ型枠を使用することによ
り、型枠上部位置においても確実に型枠精度が確保され
るようになる。この塞ぎ型枠は、後述のように、先組鉄
筋を吊り上げするための吊り治具を兼用させることによ
り、作業効率を向上させることができるようになる。
【0014】本発明においては、レール設備の中間に好
ましくは底型枠を兼用するベース型枠を固定配置してお
き、内型枠は前記ベース型枠に下端を挿入して自立支持
させるようにし、一方外型枠はレール設備上を移動可能
な移動型枠としている。したがって、前記内型枠は前記
ベース型枠により所定位置にきっちりと位置決めされる
ようになるとともに、移動外型枠は前記ベース型枠の外
側側面に密着させる位置まで移動させた後、両側の移動
外型枠を結合することにより所定位置に位置決めされる
ようになる。また、コアとなる内型枠がレール設備に固
設された前記ベース型枠によって移動不能に固定配置さ
れ、かつ移動外型枠についてもベース型枠の存在により
移動不能に固定配置されるようになるため、大掛かりな
サポート設備を不要とすることが可能になるとともに、
熟練を要さず、簡単に高い精度で型枠の組立が行えるよ
うになる。また、一連の作業工程の繰り返しにより効率
的に中空PCa部材を製造することができるようにな
る。
【0015】また、コンクリートを圧入によって充填す
る施工態様との関係においても、非常に好適な構造態様
となっている。すなわち、コンクリートを圧入によって
充填する場合には、最上部まで一気にコンクリートを圧
入するため、通常の型枠支保工では構造が大掛かりとな
る。しかし、本発明の場合には、ベース型枠の存在によ
り移動外型枠は決して移動しないように堅固に固定され
るとともに、内型枠はレール設備上に固定配置されたベ
ース型枠によって下端位置が拘束され、かつ上部位置が
塞ぎ型枠によって拘束されているため、コンクリートに
よる側圧を受けても型枠装置が位置ずれすることがな
い。
【0016】一方、製造される中空PCa部材が断面方
形状である場合には、前記移動外型枠は、それぞれ隣接
する2辺を分担するべく平面視でL字形状とするのが望
ましい。平面形状をL字形状とすることにより、起立状
態および移動時における安定度が増すようになりステー
などの起立補助部材が不要となるとともに、脱型に当た
り、移動外型枠の移動方向がコンクリート面に対して離
反方向への移動となるためコンクリート面からの剥離が
効果的に行えるようになる。
【0017】他方で、製造される中空PCa部材の外面
にインサートを設ける場合には、前記移動外型枠に対し
てインサート設置治具を設けるようにする。このインサ
ート設置治具としては、支持部材に取り付けられ螺退進
自在とされるボルト部材の先端部に、せき板に形成され
た通孔を閉鎖可能な閉鎖体と、この閉鎖体の外面にイン
サートが螺設されるネジ部とからなるインサート保持具
を備えるものが好適に使用される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳述する。図1は本発明に係る中
空PCa部材製造用型枠装置1の概略斜視図、図2は型
枠組立状態の側面図、図3は型枠組立状態の平面図であ
る。
【0019】本型枠装置1は、図1〜図3に示されるよ
うに、コンクリート作業床Fに敷設された3本のレール
部材4A〜4Cからなるレール設備4と、このレール設
備4の略中央位置に固定配置されたベース型枠9と、こ
のベース型枠9に下端が差し込まれることにより自立支
持される内型枠2と、この内型枠2の両側にそれぞれ配
設されるとともに、レール設備4に沿って移動自在とさ
れる左右一対の移動外型枠3A、3Bとから構成される
型枠装置である。
【0020】前記移動外型枠3A(3Bも同じ)は、下
端部に走行体10Aを備え中央レール4B上を走行自在
とされるメイン支柱10と、下端に走行体12Aを備え
側部レール4A(4C)上を走行自在とされる補助支柱
12、12と、前記メイン支柱10と補助支柱12,1
2とに連結されるとともに、平面視で走行レール方向を
対角線方向としかつ高さ方向に複数段に亘って直交2方
向に配置されたコラムクランプ11,11…と、これら
コラムクランプ11,11…によって形成されたL字壁
面に配設された鋼製せき板パネル14とから構成された
移動式壁面架構である。なお、外気温の低い時期に中空
PCa部材の製造を行うような場合には、前記鋼製せき
板パネル14の外面に対して、図8に示されるように、
断熱材17を貼設するのが望ましい。
【0021】図示の如く、前記レール設備4の中央に固
設されたベース型枠9により内型枠2を組み立てて固定
的に起立支持した後、その両側から外型枠3A、3Bを
内型枠2に接近させ、移動外型枠3Bのコラムクランプ
11,11先端部に設けられたコラムクランプ締結具1
3を他方の移動外型枠3Aの受け金具に係止させ移動外
型枠3A、3B同士を堅固に結合させるとともに、内型
枠2と移動外型枠3A、3Bとの間に塞ぎ型枠15を取
付けたならば、高流動性コンクリートを下端の圧入口1
6より注入することにより中空PCa部材が製造され
る。なお、具体的な製造手順についてはさらに詳しく後
述することとする。
【0022】前記内型枠2は、図4に示されるように、
レール設備4の略中央位置に固定配置されたベース型枠
9によって移動不能にレール設備4に対して固定され
る。
【0023】前記ベース型枠9は、図5に詳細に示され
るように、水平フランジ面が底型枠となるように断面逆
L字状の型材を用いて構成された外側ベース型枠9A
と、この外側ベース型枠9Aの内側に配設される内側ベ
ース型枠9Bとから構成されるもので、これら外側ベー
ス型枠9Aと内側ベース型枠9Bとによって平面視で方
形状の内型枠嵌合溝Mが形成されるようになっている。
前記外側ベース型枠9Aは、各コーナー部および各側辺
中央部にそれぞれ固定用ベースプレート9a、9a…が
固設され、レール設備4に対してボルト固定されるよう
になっている。また、前記内側ベース型枠9Bも同様
に、各コーナー部にそれぞれ固定用ベースプレート9
b,9b…が固設され、レール設備4に対してボルト固
定されるようになっている。なお、前記外側ベース型枠
9Aの側面には左右それぞれに1カ所づつボルト孔9
c、9cが形成されており、図8に示されるように、前
記移動外型枠3A、3Bの鋼製せき板パネル14をボル
ト18により外側ベース型枠9Aの側面に対して密着さ
せて固定できるようにしている。この密着面に対して
は、極薄のフィルムを介在させることにより密着性を完
全とすることができる。
【0024】一方、前記ベース型枠9によって起立支持
される内型枠2としては、たとえば図6および図7に示
されるように、4枚の面パネル7A〜7Dと、4本のコ
ーナーパネル8A〜8Dと、4枚の緩衝パネル6A〜6
Dと、1個のエアチューブ5とにより構成されるものが
使用される。
【0025】前記面パネル7A〜7Dは、それぞれ相対
的に幅の狭い面板20と相対的にやや幅の大きい面板2
1とを積層することにより両端部に段差を形成したもの
であり、表面側に位置する面板20の前面には縦方向に
適宜の間隔で外方に突出するコッター23,23…が多
数形成されている。このコッター23は、中空PCa柱
の内空部に打設されるコンクリートとの付着を確保する
ためのものである。裏面側に位置する面板21の背面側
には、2条のリップ溝型状補強材22、22が一体的に
固定されている。このリップ溝型状補強材22の下端部
は、後述のように、面パネル7A〜7Dの解体時に内側
に傾倒し易いようにテーパー22aが設けられている。
【0026】次いで、前記コーナーパネル8A〜8D
は、相対的にサイズの大きいL型部材と、このL型部材
の内側に相対的に小サイズのL型部材とを組み合わせ、
両端部に夫々前記面パネル7A〜7Dの段差部に係合す
る段差を形成した柱状の部材である。
【0027】前記面パネル7A〜7Dと、コーナーパネ
ル8A〜8Dとを、各段差を相互に係合させながら方形
枠状に組み立てた後これらをまとめて、或いは面パネル
7A〜7Dとコーナーパネル8A〜8Dとを順に組み立
てながらベース型枠9の内型枠嵌合溝Mに建込み、次い
で前記面パネル7A〜7Dの背面側位置に前記内型枠嵌
合溝Mに対して緩衝パネル6A〜6Dを挿入するととも
に、内空部に前記エアチューブ5を挿入設置することに
より、図6に示されるように起立状態で支持される。な
お、前記内型枠2を設置しかつ移動外型枠3A、3Bを
設置した状態下での内型枠2下端部の断面構造を図8に
示す。
【0028】このような構造を採用した内型枠2によれ
ば、前述したベース型枠9との関係によって、先ず前記
コーナーパネル8A〜8Dが所定の平面位置(コーナー
部)に対し、高い鉛直精度で位置決めされるようにな
り、かつこのコーナーパネル8A〜8Dに段差部が係合
しながら設置される面パネル7A〜7Dも間接的に所定
の位置に精度良く位置決めされることとなる。また、背
面側に挿入設置された前記エアチューブ5から外方向の
圧力を受けることにより、所定の位置に不動の状態に設
置される。また、解体時にあっては、エアチューブ5の
圧搾空気を解放すれば、面パネル7A〜7Dとコーナー
パネル8A〜8Dとが簡単に脱型ができるなどの利点を
有するものとなる。なお、本例では上記構造の内型枠2
を使用したが、本発明の趣旨の則り、ベース型枠9に下
端部が挿入されることにより自立支持される構造のもの
であれば、如何なる構造のものであっても使用可能であ
る。
【0029】他方、製造される中空PCa柱部材にイン
サートを埋設する場合には、図12に示されるインサー
ト設置治具34が好適に使用される。このインサート設
置治具34は、せき板14の外側に溶接等により固設さ
れた、ボルト支持部材となる断面コ字状部材35と、こ
の断面コ字状部材35の外側フランジ面に固設されたナ
ット部材36と、このナット部材36より螺入されたボ
ルト部材37と、このボルト部材37のネジ部に外嵌さ
れたバネ部材38と、前記ボルト部材37のネジ先端に
固設されたインサート保持具39とから構成されたもの
である。前記インサート保持具39は、せき板に形成さ
れた通孔を閉鎖可能な閉鎖体39aと、この閉鎖体39
aの外面にインサート40が螺設されるネジ部39bと
から構成されている。図12に示されるように、前記イ
ンサート保持具39にインサート40を螺設するととも
に、ボルト部材37を螺進させてインサート保持具39
の閉鎖体39aによりせき板パネル14に形成された通
孔14aを塞ぐようにする。その後、コンクリートを充
填しその硬化を待った後、脱型時に前記ボルト部材37
を螺退させることにより前記インサート保持具39を、
埋設されたインサート40から分離させるようにする。
【0030】以下、前述した型枠装置1を用いて中空P
Ca柱部材を製造する場合の手順について図14〜図1
6に基づいて詳述する。
【0031】先ず、図14(A)に示されるように、ベー
ス型枠9から移動外型枠3A、3Bをそれぞれ離間させ
た状態としておき、前記ベース型枠9の嵌合溝Mを利用
して内型枠2を組み立てる。
【0032】内型枠2の組立が完了したならば、内型枠
2の周りに剪断補強筋を高さ方向に適宜の間隔で配設す
る。配筋は、図14(B)、図14(C)に示される吊り治具
を兼用する塞ぎ型枠15を用い、内型枠2の周囲に、先
組された鉄筋Dを一気に落とし込みによって設置するの
が望ましい。前記塞ぎ型枠15が内型枠2に固定される
ことで、鉄筋Dの位置も正確に決まるようになり、かつ
移動外型枠3A、3Bが内型枠2から離間しているため
先組鉄筋Dの配筋状態を目視により確認することができ
る。
【0033】前記塞ぎ型枠15は、詳細には図9に示さ
れるように、内部に内型枠2の上部が挿入される方形の
開口が形成され、平面ロ字形状に成形された方形枠板2
5を吊り治具本体として、その上面側において、それぞ
れの辺に部材長手方向に沿って、かつ方形枠板の開口縁
に起立壁面を合わせて配設固定された断面L字形状のア
ングル部材26A〜26Dを設けるとともに、これらア
ングル部材26A〜26Dの内、一組の対辺部材に対し
て吊りピース28を固設し、かつ各側辺に2カ所づつU
字状切欠きを有する緊締板27,27を設けたものであ
る。
【0034】以下、さらに具体的に詳述すると、前記方
形枠板25は、そのまま中空PCa柱を製造をするため
の塞ぎ型枠として利用できるように、開口寸法について
は前述した内型枠6の外形寸法とほぼ同じ大きさとし、
各辺の幅は少なくとも製造される中空PCa柱の壁厚相
当または壁厚以上とされる。本例では、外型枠の上面に
対して前記方形枠板25を固定するようにするため、中
空PCa柱部材の壁厚+鋼製せき板パネル14の幅とし
ている。
【0035】また、前記方形枠板25の開口各隅部に
は、縦方向筋が嵌入される縦筋嵌入用切欠き部25a、
25a…が形成されている。この縦筋嵌入用切欠き部2
5aは縦方向筋がコンクリート打設空間内に配置される
ようにするために設けられた切欠きであり、コンクリー
トが打設される際のエア抜き孔ともなる。なお、塞ぎ型
枠15を中空PCa柱以外の通常の吊り込み用として用
いる場合には、前記縦筋嵌入用切欠き25a,25a…
は省力することが可能である。また、エア抜き孔につい
ては、上記のもの以外に別途、アングル部材26A〜2
6Dを方形枠板8と共に貫いて各辺毎に3カ所(符号2
5b)づつ形成してある。
【0036】先組鉄筋Dの吊り込みは、図10に示され
るように、先組鉄筋Dの各コーナー部に配置された縦方
向鉄筋30を前記方形枠板25の各縦筋嵌入用切欠き部
25aに嵌め込んだならば、方形枠板25の上面側位置
において、たとえば前記縦方向鉄筋30にナット31を
螺合させるとともに、スリーブ32を螺合させて完全に
固定する。
【0037】先組鉄筋Dに対する塞ぎ型枠15の取付け
が完了したならば、塞ぎ型枠15に設けられた吊りピー
ス28に吊りワイヤをシャックルなどを介して連結し、
所定の吊り上げ設備によって吊り上げ、図14(B)に示
されるように、先組鉄筋Dを既に組み上がっている内型
枠2に挿入するとともに、方形枠板25の開口内部に前
記内型枠2の上部を挿入させることにより、自動的に先
組鉄筋Dが所定の位置に位置決めされるとともに、方形
枠板25により内型枠2の周囲が拘束される。なお、四
隅にある縦方向筋30,30…は、方形枠板25の各縦
筋嵌入用切欠き部25a、25a内に収まっているた
め、先組鉄筋Dの落とし込みの際に障害となることはな
い。
【0038】以上の要領にて、前記内型枠2に対して剪
断補強筋のセットが完了したならば、図15(D)(E)に示
されるように、移動外型枠3A、3Bを夫々内型枠2側
に接近させる。内型枠2を囲む所定位置まで移動させた
ならば、コラムクランプ締結具13,13…により移動
外型枠3A、3B同士を堅固に緊結するとともに、図1
1に示されるように、移動外型枠3A、3Bの上部に設
けたクランプ締結具33を塞ぎ型枠15に形成した緊締
板27に係止させ、塞ぎ型枠15を移動外型枠3A、3
Bに緊締する。
【0039】以上の工程によりすべての型枠設置作業が
完了したならば、図15(F)に示されるように、コンク
リートポンプ41から繰り出されたコンクリートホース
42を圧入口16に接続し、高流動性コンクリートをポ
ンプ圧入する。その後、塞ぎ型枠15に形成した確認孔
25bからコンクリートが洩れ出したことを確認してコ
ンクリートの打設作業を完了する。
【0040】その後、コンクリートが硬化するのを待
ち、脱型作業に入る。脱型は先ず移動外型枠3A、3B
を内型枠2から切り離す前に先ず内型枠2を解体する。
内型枠2の解体は、先ず内部に充満されている圧搾空気
を抜いてエアチューブ5を撤去する。この際、エアチュ
ーブ5は緩衝パネル6A〜6Dによって保護されている
ため補強材22に引っ掛かることはなく容易かつ安全に
撤去が可能である。
【0041】次いで、緩衝パネル6A〜6Dを引き抜い
て撤去した後、外型枠3A、3Bの天端よりも上方に突
出している面パネル7A〜7Dの上端部に水平外力を加
え、補強材22下端(P点)を支点として前記面パネル
7A〜7Dを内側に倒し、コンクリート面から剥離させ
る。この内倒しの際に、補強材22の下端に予めテーパ
ー22aが形成されていること、および前記緩衝パネル
6A〜6Dが撤去され「遊び」が確保されていることに
より面パネル7A〜7Dの傾倒は容易に行えるようにな
っている。
【0042】以上の工程により、内型枠2の解体が完了
したならば、次に移動外型枠3A、3Bのコラムクラン
プ締結具13による締結を解くとともに、塞ぎ型枠15
の緊締を開放し、前記移動外型枠3A、3Bを中空PC
a柱から剥離させた後、図16(H)に示されるように、
4t程度のユニック車により前記製作された中空PCa
柱を荷台上に積み上げ、所定のストック場所まで運搬す
る。上記工程を1サイクルとして繰り返すことにより多
数の中空PCa柱を効率的に製造することができる。
【0043】本型枠装置1では、移動外型枠3A、3B
をそれぞれ、隣接する2辺を一組として分担するように
平面視でL字形状を成す外型枠としたが、図17に示さ
れるように、一方の移動外型枠3A’を3辺を一組とし
て分担するように平面視でコ字形状の外型枠とし、他方
の移動外型枠3B’を一辺のみを分担する平面形状の外
型枠としてもよい。さらに、製造される中空PCa柱の
外形状に関しても、四角形状のものに限定されるもので
はなく、五角形、六角形等の多角形状の中空PCa柱で
あっても製造が可能であるとともに、中空PCa柱部材
以外に、PCaボックスカルバート、中空壁、コンクリ
ート製角管などの任意の中空PCa部材に対しても適用
が可能である。
【0044】
【発明の効果】以上詳説のとおり本発明によれば、熟練
を要せず、精度良く簡単に内型枠の設置・固定および外
型枠の設置・固定が行え、堅牢かつ高精度な型枠装置の
組立を実現するとともに、限られたスペースを有効に活
用しながら、高い作業効率で高品位の中空PCa部材の
製作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る中空PCa部材製造用型枠装置1
の概略斜視図である。
【図2】型枠組立状態の側面図である。
【図3】型枠組立状態の平面図である。
【図4】レール設備4およびベース型枠9を示す、(A)
は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。
【図5】ベース型枠9を示す、(A)は平面図、(B)は側面
図である。
【図6】内型枠2を示す斜視図である。
【図7】内型枠2の分解図である。
【図8】型枠組立時における型枠下端部の納まりを示す
要部断面図である。
【図9】塞ぎ型枠15の平面図である。
【図10】先組鉄筋Dの吊り状態を同時に示した塞ぎ型
枠15の側面図である。
【図11】塞ぎ型枠15の緊締要領を示す要部断面図で
ある。
【図12】インサート設置治具34を示す断面図であ
る。
【図13】脱型時におけるインサート設置治具34の操
作要領を示す断面図である。
【図14】中空PCa部材の製造手順図(その1)であ
る。
【図15】中空PCa部材の製造手順図(その2)であ
る。
【図16】中空PCa部材の製造手順図(その3)であ
る。
【図17】移動外型枠の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…型枠装置、2…内型枠、3A・3B…移動外型枠、
4…レール設備、9…ベース型枠、9A…外側ベース型
枠、9B…内側ベース型枠、15…塞ぎ型枠、34…イ
ンサート設置治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 敦昌 神奈川県厚木市三田47−3 佐藤工業株式 会社中央技術研究所内 (72)発明者 近藤 悟 神奈川県厚木市三田47−3 佐藤工業株式 会社中央技術研究所内 (72)発明者 浦川 和也 神奈川県厚木市三田47−3 佐藤工業株式 会社中央技術研究所内 (72)発明者 若林 祐司 神奈川県厚木市三田47−3 佐藤工業株式 会社中央技術研究所内 (72)発明者 大森 敏之 神奈川県相模原市田名柳久保1711−1 株 式会社ケーエムエフ相模原工場内 Fターム(参考) 4G058 AA01 AD01 AF07 AF09 EA05 FA23 FA25 FA53

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール設備上の中間位置に固定配置される
    ベース型枠と、このベース型枠に下端が差し込まれるこ
    とにより自立支持される内型枠と、前記ベース型枠の両
    側に夫々配設されるとともに、前記レール設備に沿って
    移動自在とされる移動外型枠とからなることを特徴とす
    る中空PCa部材製造用型枠装置。
  2. 【請求項2】前記ベース型枠は、底型枠を兼用する外側
    ベース型枠と、この外側ベース型枠の内側周囲に平面視
    で方形状の内型枠下端嵌合溝を形成するための内側ベー
    ス型枠とから構成される請求項1に記載される中空PC
    a部材製造用型枠装置。
  3. 【請求項3】内型枠の上部が挿入される開口枠を有する
    とともに、少なくとも前記移動外型枠に結合されること
    により、型枠上部位置にて内型枠と移動外型枠との離間
    を確保するための塞ぎ型枠を含む請求項1,2いずれか
    に記載されるの中空PCa部材製造用型枠装置。
  4. 【請求項4】前記塞ぎ型枠は、先組鉄筋を吊り上げする
    ための吊り治具を兼用している請求項3に記載される中
    空PCa部材製造用型枠装置。
  5. 【請求項5】製造される中空PCa部材は断面方形状で
    あり、前記移動外型枠は、それぞれ隣接する2辺を分担
    するべく平面視でL字形状を成している請求項1〜4い
    ずれかに記載される中空PCa部材製造用型枠装置。
  6. 【請求項6】前記移動外型枠は、製造される中空PCa
    部材の外面にインサートを埋設するためのインサート設
    置治具を備えており、前記インサート設置治具は、支持
    部材に取り付けられ螺退進自在とされるボルト部材の先
    端部に、せき板に形成された通孔を閉鎖可能な閉鎖体
    と、この閉鎖体の外面にインサートが螺設されるネジ部
    とからなるインサート保持具を備えるものである請求項
    1〜5いずれかに記載される中空PCa部材製造用型枠
    装置。
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