JP2001009009A - マイクロ波殺菌方法 - Google Patents
マイクロ波殺菌方法Info
- Publication number
- JP2001009009A JP2001009009A JP11183882A JP18388299A JP2001009009A JP 2001009009 A JP2001009009 A JP 2001009009A JP 11183882 A JP11183882 A JP 11183882A JP 18388299 A JP18388299 A JP 18388299A JP 2001009009 A JP2001009009 A JP 2001009009A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- sealed
- microwave
- food
- sealed container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
て容器内に収容され密封されている場合にも、容器内壁
を含め殺菌を十分に行い得るマイクロ波殺菌方法を提供
することにある。 【解決手段】 被殺菌物が空隙部を有して収納・密封さ
れたマイクロ波透過性の収納容器114を、該収納容器
の体積に近い内容積を有し、マイクロ波を透過しかつ所
望殺菌温度にて実質的に変形しない密封容器120内に
収容して密閉した後、該密封容器を移動させながら、該
収納容器内圧と該密封容器内圧が略均衡するように該密
封容器内に加圧水蒸気を水蒸気導入管122により導入
しつつ該密封容器外部よりマイクロ波照射を行い、該密
封容器内を相対湿度50〜100%、圧力1.0〜3.
0kg/cm2、100℃以上の温度にして所定時間の殺菌を
行った後、該収納容器を冷却することを特徴とするマイ
クロ波殺菌方法。
Description
法、特に食品、ペットフード等の被殺菌物が空隙部を有
して収納容器内に収容され密封されている場合のマイク
ロ波殺菌方法に関する。
蔵中の変敗を防止するため、通常の場合、殺菌処理が必
須であり、従来よりレトルト殺菌方法などの加熱殺菌方
法を主体として各種の殺菌方法が考案されている。一
方、加熱殺菌は殺菌にも有効な半面、食品成分の変質に
も密接に影響しており、短時間でしかも食品内部まで加
熱することができるマイクロ波殺菌方法が注目されてい
る(特公昭56−24542、特公昭60−5866
8、特開昭56−131132、特開平6−29647
8、特開平11−149など)。
いは特公昭60−58668は、食品包装容器の内圧と
外圧を略均衡させつつマイクロ波加熱を行うことによ
り、100℃以上での短時間殺菌を試みたものであり、
また特開昭56−131132は、レトルト殺菌の前段
処理としてマイクロ波加熱を行っている。
室を設け、そこを、0.5〜2.8kg/cm2に加圧
し、マイクロ波を照射して食品温度を100〜130℃
に上昇させるとともに、この温度及び加圧条件下で相対
湿度0〜30%、130℃以下の乾熱加熱雰囲気下に所
定時間保つものである。さらに、特開平11−149に
は、マイクロ波透過性包装容器に充填・密封した対象食
品を0.5〜3.0kg/cm2程度に加圧された水蒸気存在
雰囲気中でマイクロ波加熱し、常温流通可能な滅菌食品
を製造する方法が開示されている。
者らが検討したところ、前記特公昭56−24542、
或いは特公昭60−58668に示されるような一般的
なマイクロ波殺菌方法では、理論上十分な加熱を行った
場合にも、後の保存中にスポット的に菌の繁殖が認めら
れる場合があり、特に食品表面に菌の残存・付着が認め
られる場合が多いことが明らかとなった。この点に関
し、さらに検討を行ったところ、食品表面の加熱が不十
分なため菌が残存したのではなく、食品容器内壁面に菌
の残存が認められ、これが落下して殺菌終了後の食品表
面に菌が再付着することが明らかとなった。
が空隙部12を有して収納され密封された食品容器14
が示されている。そして、この容器14外部よりマイク
ロ波照射を行った場合、水分を有する食品10ないしそ
の食品10と接した容器14の内壁は十分に加熱殺菌さ
れるものの、空隙部12と接している容器14の内壁
は、食品10から発生する水蒸気による加熱に止まり、
しかも容器14の外部はマイクロ波加熱の性質上ほとん
ど温度が上昇しないため、容器14の周りの外気は容器
14の冷却に作用し、該部分の温度上昇自体が不十分で
適正な殺菌が行われないことによると考えられる。この
ような問題は、容器14の内部に食品が一杯に充填され
ている場合には生じにくいが、最近の常温流通食品には
電子レンジなどで加熱してそのまま食せるように合成樹
脂製のトレー状容器に空隙部を有して食品が収納されて
いることが多く、この空隙部と接している容器内壁の殺
菌が極めて重要になったのである。
載された技術にあっては、前述したように圧力室を設
け、乾熱加熱雰囲気下に所定時間保つ方法なので、設備
的に大きな加圧室が必要となり、設備コストが高くなる
という問題と、加圧室に導入する水蒸気の量も多く必要
となり、また乾熱による加熱を使用しているので加熱効
率が悪く、ランニングコストが高くなるという問題があ
る。
の技術では、マイクロ波照射による加熱及び冷却水など
による冷却を加圧下で行うので、大きな加圧室が必要と
なり、設備コストが高くなるという問題と、大きな加圧
室を水蒸気などで加圧する為に、大量の水蒸気が必要と
なると共に、これらの水蒸気を加熱するのにもマイクロ
波のエネルギーが消費されるので、ランニングコストが
高くなるという問題がある。本発明は前記従来技術の課
題に鑑みなされたものであり、その目的は被殺菌物が空
隙部を有して容器内に収容されている場合にも、容器内
壁を含め殺菌を十分に行い得るマイクロ波殺菌方法を提
供することにある。
に本発明にかかるマイクロ波殺菌方法は、被殺菌物が空
隙部を有して収納・密封されたマイクロ波透過性の収納
容器を、該収納容器の体積に近い内容積を有し、マイク
ロ波を透過しかつ所望殺菌温度にて実質的に変形しない
密封容器内に収容して、密閉した後、該密封容器を移動
させながら、該収納容器内圧と該密封容器内圧が略均衡
するように該密封容器内に加圧水蒸気を導入しつつ該密
封容器外部よりマイクロ波照射を行い、該密封容器内
を、相対湿度50〜100%、圧力1.0〜3.0kg/c
m2、100℃以上の温度にして所定時間の殺菌を行っ
た後、冷却することを特徴とする。
後、該密封容器内に冷却剤を導入することが好適であ
る。また、前記方法において、密封容器の内容積は、収
納容器の体積の1.5〜5倍であることが好適である。
更に、前記方法において、密封容器を回転体の周囲に多
数取付け、該密封容器内に収納容器を収容する工程と、
該収納容器を加熱する工程と、該収納容器を冷却する工
程と、該収納容器を該密封容器から取り出す工程とを、
該回転体の回転中に行なうことが好適である。
に被殺菌物が収容されている収納容器を、この収納容器
の体積に近い内容積を有する密封容器内に収容して密閉
し、この密閉容器内に加圧水蒸気(水蒸気、ないし水蒸
気及び空気)を導入して密封容器外部からマイクロ波を
照射するので、大きな加圧室を必要とせず、設備コスト
が低くて済み、また、比較的小さな密封容器内に加圧水
蒸気や冷却液等を導入するだけなので、必要な水蒸気量
や冷却液等も少なくて済み、ランニングコストも低い
し、加熱や冷却速度が速くなるという利点がある。
内に照射するので、密封容器内の水蒸気と収納容器及び
被殺菌物を加熱するのに使用されるだけで、従来例の様
に、水蒸気が充満している比較的大きな圧力室にマイク
ロ波を照射する(加圧室内の水蒸気と収納容器及び被殺
菌物を加熱するのに使用される)のに比べると、マイク
ロ波のエネルギーが無駄なく使用される。以下、図面に
基づき本発明の好適な実施形態を説明する。図2には、
本発明の一実施形態にかかるマイクロ波殺菌方法に用い
られる密封容器150が示されており、前記図1と対応
する部分には符号100を加えて示し、説明を省略す
る。
食品110を収納して密封されている食品容器(収納容
器)114を収容して閉鎖されており、両容器114,
120は、マイクロ波透過性で耐熱性を有する合成樹脂
よりなる。そして、該密封容器120には、水蒸気導入
管122が設置されている。そして、この図2に示す状
態の密封容器120は、例えば図3に示すような、連続
マイクロ波殺菌装置130に導入される。
30は、導入側フィルターゾーン132と、マイクロ波
ゾーン134と、排出側フィルターゾーン136を備え
ており、前記密封容器120は耐熱性且つ耐摩耗性に優
れたガラス繊維含有エポキシ樹脂製のベルトコンベア1
38上に載置されて導入側フィルターゾーン132から
入り、マイクロ波ゾーン134、排出側フィルターゾー
ン136を順次通過して外部へ出る。そして、前記マイ
クロ波ゾーン134において導波管140よりマイクロ
波照射を受け、加熱殺菌される。なお、前記フィルター
ゾーン132,136の内壁には、フェライトが取り付
けてあり、しかも比較的狭いトンネル状になっているの
で、マイクロ波ゾーン134内で照射されたマイクロ波
が外部に漏れ出すことはない。
波ゾーン134でマイクロ波照射を行う際に、密封容器
120は前記水蒸気導入管122により加圧水蒸気の供
給を受ける。この水蒸気はマイクロ波による加熱の対象
となり、密封容器120の内部雰囲気、すなわち食品容
器114の外部雰囲気は、食品110と同様に高温とな
る。この結果、食品容器114内は、食品110及び該
食品110と接触している部分は無論のこと、食品11
0と直接接触していない容器内壁部分も十分に高温とな
り、加熱殺菌が行われる。また、食品110の加熱に伴
う空気及び水蒸気の熱膨張などによる食品容器114の
内圧の上昇も、加圧水蒸気の圧力により相殺され、易変
形材質で形成された食品容器114であっても、大きな
変形或いは破損を生じることはない。
コリー、魚の切身、魚介類等の食品をマイクロ波を照射
することにより、135℃で60秒間加熱すると、密封
容器120の圧力は1.5〜2.0kg/cm2(ゲージ圧)
になり、食品容器114の内圧と、密封容器120の内
圧との差は、せいぜい±0〜0.5kg/cm2(ゲージ圧)
の範囲内に収まるように、加圧水蒸気を調整する。そし
て、殺菌終了後、すなわち排出側フィルターゾーン13
6に至ると、前記導入管122より冷却剤としての冷却
水(好ましくは20℃以下)が導入され、食品110は
急冷される。従って、食品110の残熱による変質は最
小限に抑制される。
クロ波殺菌装置によれば、食品のみならず、食品容器1
14もその全体が隈無く加熱殺菌されることとなり、容
器内壁からの落下菌による食品の再汚染の可能性を著し
く低くすることができる。さらに、加圧水蒸気により食
品容器114の内圧上昇に伴う容器変形を抑制し、殺菌
後の冷却水導入による食品の急速冷却により残熱による
食品成分の変質を効率的に抑制することができる。特
に、本発明は、食品容器(収納容器)が薄い可撓性樹脂
製容器などの場合に有効である。
の密封容器内の相対湿度は、50〜100%であること
が必要であり、好ましくは70〜90%である。また内
圧は、食品容器の到達内圧に依存するが、通常1.0〜
3.0kg/cm2(ゲージ圧)である。また、収納容器は、
マイクロ波透過性を有し、殺菌温度(130℃以上)に
おける耐熱性を有する合成樹脂、例えばポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、共重合ポ
リエステル、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレ
ン、ポリアミドなどの熱可塑性樹脂の単独層からなる容
器、またはこれらの樹脂層を少なくとも一層備えている
容器、若しくはこれらの樹脂を混合した混合樹脂層を有
する容器が好ましい。
20の有する「収納容器の体積に近い内容積」とは、収
納容器の体積の1.5〜5.0倍程度の内容積を有する
ものを意味する。なお、前記特開昭56−13112に
は水蒸気を導入しつつマイクロ波加熱を行う例が示され
ているが、この技術は後にレトルト殺菌を行うことを前
提としており、空隙部を有した可撓性樹脂製の食品容器
等は対象としておらず、無論レトルト殺菌を行うのであ
れば食品容器内壁に残存する菌などは問題ともならな
い。従って、この従来技術では、柔らかい袋などに充填
された液状ないし半液状食品を対象としている。さら
に、この従来技術では釜自体に水蒸気を導入するため、
殺菌の連続化を行うことは極めて困難である。
照射を行うマイクロ波ゾーン134には特に耐圧性、気
密性などは要求されず、汎用のマイクロ波連続殺菌装置
を用いることができるという利点がある。図4には本発
明において特徴的な密封容器の詳細な構造の一例が示さ
れており、同図(A)は上面図、同図(B)は側断面図
である。なお、前記図2と対応する部分には符号100
を加えて示し説明を省略する。同図に示す密封容器22
0は、本体250と、蓋体252と、載置台254とを
含む。
れ、しかもマイクロ波の透過効率の高いガラス繊維含有
エポキシ樹脂により形成されている。なお、フッ素樹脂
などを採用することも好適である。本実施形態にかかる
密封容器220は、具体的には、食品が収容され、開口
部がヒートシールにより密封されたトレー状食品容器
(収納容器)214(140mm×170mm×20mm厚)
をガラス繊維含有エポキシ樹脂製密封容器(直径230
mm×高さ40mm)に収納して蓋体252で閉鎖し、加圧
蒸気を1.71〜2.64kg/cm2(殺菌温度130〜
140℃)の圧力で導入し、さらに食材が入った食品容
器214が破裂しないようにエアーで補助加圧(+0.
5kg/cm2)するものである。
段階に凹部255a,255bが設けられた有底円筒状
に形成されている。また、本体250の内面側の底面に
は、突起256a,256b,256c,256dを有
した前記載置台254(図6参照)がタップ258によ
り固定されている。この突起256により食品容器21
4は密封容器220と密着することがなく、食品容器外
壁全周にわたり加圧水蒸気が行き渡り、適正な加熱殺菌
が行われる。
ように前記本体250にタップ262により着脱自在に
固定されており、また密封容器220内と連通する導入
路262a,262b…262hが穿設されている。な
お、蓋体252と本体250とは、Oリング264によ
り気密状態が維持され得る。そして、前記導入路262
aには容器内温度をモニタする温度計266が、導入路
262b,262dにはバルブ268a,268bによ
り選択的に冷却水(冷却剤)ないし水蒸気が、導入路2
62cには容器220内の圧力を調整するための圧力調
整弁270が、導入路262eには容器220内の圧力
をモニタする圧力計272が、導入路262f,262
hには流量調整弁274を経て排出口が、導入路262
gには容器220内の圧力調整が水蒸気導入のみでは不
十分な場合などに導入するエアー276が、それぞれ接
続されている。
たマイクロ波ゾーン134に進入すると、バルブ268
bを介して加圧水蒸気が密封容器220内に導入される
一方、密封容器220内の温度、圧力は温度計266,
圧力計272によりモニタされており、食品容器214
内の予想圧力に応じた内圧調整が圧力調整弁270によ
り行われる。すなわち、マイクロ波ゾーンでの照射エネ
ルギーによって生じる食品容器214内の温度及び圧力
は実験的に或いは理論的に予想され、密封容器220の
内圧すなわち食品容器214の外圧がほぼ容器214の
内圧に均衡するように調整されるのである。なお、熱水
蒸気を導入することで、マイクロ波の照射エネルギーの
損失を減少させ、また食品容器214の加熱効率を上昇
させることができる。さらに、前述した水蒸気導入のみ
では食品容器214の内圧と均衡させるのに不十分な場
合には導入路262gよりエアー276が供給される。
ーゾーン136に至ると、バルブ268bは閉じられ、
バルブ268aが開かれて冷却水が容器220内に導入
される。この際、流量調整弁274を介してフロー状態
で冷却水を順次置換することにより冷却効果を向上させ
ることができる。温度計266のモニタにより冷却水温
度すなわち食品容器214の温度が十分に下降したこと
が確認されたならば、容器220内の冷却水の排出を行
う。以上のように本実施形態にかかる密封容器220を
用いた場合には、密封容器220内の圧力、温度制御が
厳密に行われ、食品容器214の破損、変形などが生じ
にくいとともに、食品のみならず食品容器214の隅々
まで適正に殺菌が行われる。
直線的に移動させたが、例えば、ロータリー式の回転体
の外周に、6〜24個の密封容器が固着可能となるポケ
ットを設け、各ポケットに固着した密封容器内へは、エ
アー、水蒸気、冷却水の配管を接続しておき、ポケット
に固着した密封容器内に食品を収容して閉鎖した後、回
転体が1回転する間に、密封容器内に水蒸気及びエアー
の導入をした後、マイクロ波を照射して食品容器及び水
蒸気を急速加熱し、殺菌温度に到達したら、マイクロ波
のパワーを落とすか又はマイクロ波の照射を停止して、
所定時間殺菌温度を維持した後、密封容器内に冷却水を
導入して食品容器及び密封容器内を冷却してから、密封
容器を開放して食品容器を密封容器内から取り出すよう
にすると、加熱装置全体がコンパクトになり、食品容器
の収容位置と取出位置を近くすることができるので食品
容器の搬入、搬出にも便利である。
て冷却水を用いた例について説明したが、これに限られ
るものではなく、例えば液体窒素などを導入し、さらに
急速な冷却を行うことも可能である。
クロ波殺菌方法によれば、被殺菌物が空隙部を有して収
納された収納容器をさらに密封容器内に入れて密封しマ
イクロ波殺菌時に密封容器内に水蒸気を導入すること
で、少ない消費エネルギーで被殺菌物収納容器内壁の殺
菌を隅々まで行うことが可能となり、殺菌後の容器内壁
からの落下菌による被殺菌物汚染を抑制することが可能
となる。
図である。
殺菌装置の説明図である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 被殺菌物が空隙部を有して収納・密封さ
れたマイクロ波透過性の収納容器を、該収納容器の体積
に近い内容積を有し、マイクロ波を透過しかつ所望殺菌
温度にて実質的に変形しない密封容器内に収容して、密
閉した後、該密封容器を移動させながら、該収納容器内
圧と該密封容器内圧が略均衡するように該密封容器内に
加圧水蒸気を導入しつつ該密封容器外部よりマイクロ波
照射を行い、該密封容器内を相対湿度50〜100%、
圧力1.0〜3.0kg/cm2、100℃以上の温度にし
て所定時間の殺菌を行った後、該収納容器を冷却するこ
とを特徴とするマイクロ波殺菌方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法において、加熱殺菌
終了後、該密封容器内に冷却剤を導入することを特徴と
するマイクロ波殺菌方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の方法において、
密封容器の内容積は、収納容器の体積の1.5〜5倍で
あることを特徴とするマイクロ波殺菌方法。 - 【請求項4】 請求項1乃至3の方法において、密封容
器を回転体の周囲に多数取付け、該密封容器内に収納容
器を収容する工程と、該収納容器を殺菌する工程と、該
収納容器を冷却する工程と、該収納容器を該密封容器か
ら取り出す工程とを、該回転体の回転中に行なうことを
特徴とする方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18388299A JP3676125B2 (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | マイクロ波殺菌方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18388299A JP3676125B2 (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | マイクロ波殺菌方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001009009A true JP2001009009A (ja) | 2001-01-16 |
JP3676125B2 JP3676125B2 (ja) | 2005-07-27 |
Family
ID=16143484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18388299A Expired - Fee Related JP3676125B2 (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | マイクロ波殺菌方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3676125B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5901519B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2016-04-13 | マイクロ波化学株式会社 | 油状物質の製造方法、及び油状物質の製造装置 |
US9370762B2 (en) | 2011-11-11 | 2016-06-21 | Microwave Chemical Co., Ltd. | Chemical reaction apparatus |
US9573112B2 (en) | 2011-11-11 | 2017-02-21 | Microwave Chemical Co., Ltd. | Chemical reaction apparatus |
US10827659B2 (en) | 2015-11-29 | 2020-11-03 | Trong D Nguyen | Personal microwave autoclave and process using the same for sterilizing N95 masks |
US11224852B2 (en) | 2011-06-29 | 2022-01-18 | Microwave Chemical Co., Ltd. | Chemical reaction apparatus and chemical reaction method |
US11229895B2 (en) | 2011-11-11 | 2022-01-25 | Microwave Chemical Co., Ltd. | Chemical reaction method using chemical reaction apparatus |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11229095B2 (en) | 2014-12-17 | 2022-01-18 | Campbell Soup Company | Electromagnetic wave food processing system and methods |
-
1999
- 1999-06-29 JP JP18388299A patent/JP3676125B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5901519B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2016-04-13 | マイクロ波化学株式会社 | 油状物質の製造方法、及び油状物質の製造装置 |
US10457930B2 (en) | 2010-06-30 | 2019-10-29 | Microwave Chemical Co., Ltd. | Oil-based material-producing method and oil-based material-producing apparatus |
US11224852B2 (en) | 2011-06-29 | 2022-01-18 | Microwave Chemical Co., Ltd. | Chemical reaction apparatus and chemical reaction method |
US9370762B2 (en) | 2011-11-11 | 2016-06-21 | Microwave Chemical Co., Ltd. | Chemical reaction apparatus |
US9573112B2 (en) | 2011-11-11 | 2017-02-21 | Microwave Chemical Co., Ltd. | Chemical reaction apparatus |
US10464040B2 (en) | 2011-11-11 | 2019-11-05 | Microwave Chemical Co., Ltd. | Chemical reaction method |
US11229895B2 (en) | 2011-11-11 | 2022-01-25 | Microwave Chemical Co., Ltd. | Chemical reaction method using chemical reaction apparatus |
US10827659B2 (en) | 2015-11-29 | 2020-11-03 | Trong D Nguyen | Personal microwave autoclave and process using the same for sterilizing N95 masks |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3676125B2 (ja) | 2005-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8575525B2 (en) | Tunnel for conditioning of products, especially for sterilization of food in prepackaged containers | |
JP2001009009A (ja) | マイクロ波殺菌方法 | |
JP3420707B2 (ja) | 連続式マイクロ波加熱滅菌装置 | |
WO1996037112A1 (en) | Method and apparatus for sterilizing biological liquids, particularly milk and its by-products | |
JPH07255388A (ja) | 食品加熱処理方法及び装置 | |
GB2030038A (en) | Method and apparatus for the thermal treatment of foodstuffs | |
JP6915785B2 (ja) | マイクロ波加熱装置、マイクロ波加熱方法、及び包装食品の製造方法 | |
JP2875198B2 (ja) | 高周波加熱殺菌装置および方法 | |
JP3604109B2 (ja) | 殺菌済固形食材の製造方法 | |
JP4499855B2 (ja) | マイクロ波加熱殺菌方法および装置 | |
CA2611432C (en) | Method for heat treatment of a product contained in a pack such as a tray | |
JP3250324B2 (ja) | 食品の加熱殺菌処理方法および装置 | |
JPS5826949B2 (ja) | ホウソウシヨクヒンノセイゾウホウ | |
JP3676126B2 (ja) | マイクロ波殺菌方法 | |
JPH0157944B2 (ja) | ||
JPS60120970A (ja) | 高周波加圧加熱による食品の連続加工方法及び装置 | |
JPH025390B2 (ja) | ||
JP4189969B2 (ja) | マイクロ波による包装食品の殺菌方法 | |
JPS61212265A (ja) | 包装食品のマイクロ波による加熱殺菌法 | |
JPS6152266A (ja) | マイクロ波による包装食品の加熱方法および耐圧容器 | |
JPH06296478A (ja) | 密封包装食品の製造方法及びマイクロ波加熱加圧殺菌装置 | |
RU2227110C2 (ru) | Аппарат и способ тепловой обработки пищевых продуктов в пластмассовых пакетах | |
JP3999407B2 (ja) | 密封包装物品の加熱方法、密封包装物品収容ケース及び密封包装物品加熱装置 | |
JPS6158569A (ja) | 食品包装体のマイクロ波殺菌方法 | |
JPS62224272A (ja) | マイクロ波加熱殺菌方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050125 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050318 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050419 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050427 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080513 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130513 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130513 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130513 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |