JP2001008046A - 画像色相変化装置、画像色相変化方法、及び画像色相変化処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像色相変化装置、画像色相変化方法、及び画像色相変化処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2001008046A
JP2001008046A JP11179302A JP17930299A JP2001008046A JP 2001008046 A JP2001008046 A JP 2001008046A JP 11179302 A JP11179302 A JP 11179302A JP 17930299 A JP17930299 A JP 17930299A JP 2001008046 A JP2001008046 A JP 2001008046A
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image
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Koichi Watabe
康一 渡部
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色相を変化させた部分の画像の色ムラや偽輪
郭の目立ちを小さくする。 【解決手段】 変換量を大きくする部分(157<Φ<
162)の一定以上の彩度(S>10)を持つ画素数の
割合を求め、割合に基づいて、変換量を大きくする部分
(157<Φ<162)の色相の変換量を調整する。即
ち、y1の値は、136〜146の間を変化し、y2の
値は147〜157の間を変化させる。上記割合が3.
5%であった場合には、y1=141、y2=152と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像色相変化装
置、画像色相変化方法、及び画像色相変化処理プログラ
ムを記録した記録媒体に係り、より詳しくは、画像を構
成する複数の画素各々の画素データに基づいて、該画像
の色相を変化させる画像色相変化装置、画像色相変化方
法、及び画像色相変化処理プログラムを記録した記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像の色相の変換、特に肌色
付近の色相を変換することは広く行なわれている。
【0003】例えば、特開平10−145805号公報
には、画像信号の内の第1の色差信号成分をX軸とし、
第2の色差信号成分をY軸としたXY平面において、肌
色色相直線を挟む二つの等しい色相直線を設定し、肌色
色相直線と二つの等しい色相直線との間で形成される領
域内の色相点を抽出し、抽出した色相点を肌色色相直線
に直交する方向に色相補正する色相補正回路が記載され
ている。また、特開平6−133329号公報には、代
表色相を検出して記憶色の色相に変換する装置が記載さ
れている。
【0004】これらの装置では、変換される色相と変換
されない色相間で、画像によっては色ムラや偽輪郭が発
生する欠点があった。
【0005】また、色相の変換、特に肌色付近の色相を
変換するそもそもの理由としては、画像を3原色(R、
G、B)で検出するセンサーでの検出値が飽和すること
である場合がある。例えば、ある画素の画像データが、
Rの値が255、Gの値は170、Bの値130として
得られている場合であっても、Rを検出するセンサーが
飽和して255を得ている場合がある。即ち、例えば、
飽和しなければ本来は280であるはずが、Rの値が2
5だけ減った値となる。よって、本来の値より25減っ
たRの値に基づいて色相が本来の色相より変化したもの
となる。
【0006】このように、センサーの検出値が飽和する
ことにより色相が本来の色相から変化する場合があるの
で、画像を得る装置(カメラ)側で画像データを補正す
ることが考えられる。即ち、上記の例では、Rの値が2
5減った値として得られているので、色相を相対的に本
来の色相にするためには、Gの値及びBの値をそれぞれ
25減った値にするように補正する。しかしながら、こ
のように画像を得る側で画像データを補正すると、処理
時間が長く必要となるなどの欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実に
鑑み成されたもので、色相を変化させた部分の画像の色
ムラや偽輪郭の目立ちを小さくすることの可能な画像色
相変化装置、画像色相変化方法、及び画像色相変化処理
プログラムを記録した記録媒体を提案することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、画像を構成する複数の画素各々の画
素データに基づいて、該画像の色相を変化させる画像色
相変化装置であって、前記画像を構成する複数の画素の
画素データの内、予め定められた第1の色相角範囲内の
画素データの割合を算出する算出手段と、前記算出手段
により算出された割合に基づいて、前記第1の色相角範
囲の画素データの色相変化後の第2の色相角範囲を、少
なくとも前記第1の色相角範囲以上の範囲となるよう
に、調整する調整手段と、を含んでいる。
【0009】即ち、本発明は、画像を構成する複数の画
素各々の画素データに基づいて、該画像の色相を変化さ
せる画像色相変化装置である。
【0010】算出手段は、前記画像を構成する複数の画
素の画素データの内、予め定められた第1の色相角範囲
内の画素データの割合を算出する。
【0011】調整手段は、前記算出手段により算出され
た割合に基づいて、前記第1の色相角範囲の画素データ
の色相変化後の第2の色相角範囲を調整する。
【0012】このように、画像を構成する複数の画素の
画素データの内、予め定められた第1の色相角範囲内の
画素データの割合に基づいて、第1の色相角範囲の画素
データの色相変化後の第2の色相角範囲を調整するの
で、例えば、上記割合が大きい場合には該割合が小さい
場合より、第1の色相角範囲から第2の色相角範囲への
変化量を小さくすることができ、よって、色相を変化さ
せた部分の画像の色ムラや輪郭の目立ちを小さくするこ
とができる。
【0013】ここで、請求項2のように、算出手段は、
前記第1の色相角範囲を含む拡張色相角範囲内に予め設
定された複数の小色相角範囲各々の画素データの割合を
更に算出し、調整手段は、前記第1の色相角範囲とし
て、前記算出手段により算出された複数の小色相角範囲
各々の画素データの割合の最も少ない小色相角範囲を用
いるようにしてもよい。また、請求項3のように、前記
複数の画素データの内、所定輝度以上の画素データを抽
出する抽出手段を更に備え、前記算出手段は、前記抽出
手段により抽出された画素データを用いて、所定輝度以
上の複数の輝度範囲各々毎に前記割合を算出し、前記調
整手段は、前記抽出手段により抽出された画素データを
用いて、所定輝度以上の複数の輝度範囲各々毎に、前記
第2の色相角範囲を調整するようにしてもよい。
【0014】なお、請求項4のように、抽出手段は、前
記複数の画素データの内、所定彩度以上の画素データを
更に抽出するようにしてもよい。
【0015】一方、請求項5記載の発明は、画像を構成
する複数の画素各々の画素データに基づいて、該画像の
色相を変化させる画像色相変化装置であって、前記複数
の画素データに基づいて、色相角が輝度に対して斜めに
分布する範囲を検出する検出手段と、前記検出手段によ
り検出された範囲内の画素データを、輝度に対する色相
角の変化が小さくなるように、補正する補正手段と、を
含んでいる。
【0016】即ち、本発明は、画像を構成する複数の画
素各々の画素データに基づいて、該画像の色相を変化さ
せる画像色相変化装置である。
【0017】検出手段は、複数の画素データに基づい
て、色相角が輝度に対して斜めに分布する範囲を検出す
る。補正手段は、検出手段により検出された範囲内の画
素データを、輝度に対する色相角の変化が小さくなるよ
うに、補正する。
【0018】このように、複数の画素データに基づいて
検出された、色相角が輝度に対して斜めに分布する範囲
の画素データを、輝度に対する色相角の変化が小さくな
るように、補正するので、色相角が輝度に対して斜めに
分布する範囲の画素データに対応する部分(色相を変化
させた部分)の画像の色ムラや輪郭の目立ちを小さくす
ることができる。
【0019】ここで、色相変化精度を向上させるため、
次のようにすることができる。即ち、請求項6のよう
に、検出手段は、前記画素データの内、色相角が黄色及
びオレンジ色の間の画像データに基づいて、色相角が輝
度に対して斜めに分布する範囲を検出し、補正手段は、
前記検出された画像データの色相角を、オレンジ側の色
相角に補正するようにしてもよい。 また、請求項7の
ように、複数の画素データ各々を、各画素の周囲の画素
の画素データを用いて平均した平均値に変更する変更手
段を備え、前記検出手段は、前記変更手段により変更さ
れた平均値である画素データに基づいて、前記範囲を検
出するようにしてもよい。
【0020】更に、請求項8のように、検出手段は、前
記複数の画素データに基づいて、各画素の輝度及び色相
角の相関係数を算出し、算出した相関係数に基づいて、
色相角が輝度に対して斜めに分布する範囲を検出するよ
うにしてもよい。この場合、請求項9のように、検出手
段は、前記複数の画素データに基づいて、輝度及び色相
角の分布を求め、求めた分布を用いて、前記相関係数を
算出するようにしてもよい。更に、請求項10のよう
に、検出手段は、所定彩度未満の画素データを無視して
前記輝度及び色相角の分布を求めるようにしてもよい。
【0021】なお、請求項11のように、検出手段は、
一旦求めた分布の内、各分布の度数が所定値未満の分布
については当該分布の度数を0としてもよい。この場
合、請求項12のように、補正手段は、前記検出手段に
より検出された色相角が輝度に対して斜めに分布する範
囲内で、色相角と輝度との関係を表す1次式を求め、求
めた1次式に基づいて該範囲内の色相角の最小値を求
め、求めた最小値に基づいて、前記画素データを補正す
る。また、請求項13のように、補正手段は、前記画素
データの色相角を、色相角が輝度に対して斜めに分布す
る範囲内の色相角の最小値に強制的に補正する。
【0022】そして、請求項14のように、前記色相角
が前記範囲内の色相角の最小値に補正された前記画素デ
ータを用いて、画像データをRGBデータに変換する変
換手段と、前記変換手段による前記変換により得られた
RGBデータの中に、使用範囲より大きい値及び小さい
値があるか判定する判定手段と、前記判定手段によりR
GBデータの中に使用範囲より大きい値があると判定さ
れた場合、RGBデータの最大値と使用範囲の最大値と
の差を求め、RGBの各データから該差を減算し、前記
判定手段によりRGBデータの中に使用範囲より小さい
値があると判定された場合、RGBデータの最小値と使
用範囲の最小値との差を求め、RGBの各データに該差
を加算するRGBデータ補正手段と、を備えるようにし
てもよい。
【0023】なお、請求項15及び請求項17の発明
は、請求項1記載の発明と同様な作用効果を奏するの
で、その説明を省略する。また、請求項16及び請求項
18は、請求項5記載の発明と同様な作用効果を奏する
ので、その説明を省略する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態の説明する。
【0025】図1に示すように、本実施の形態に係るプ
リンタ(画像色相変化装置)10は、スマートメティア
12から画像データを取り込む、画像入力インターフェ
ース14、該取り込んだ画像データ(輝度、色差のデー
タ(詳細には、輝度(Y):色差(Cr):色差(C
b)=4:2:2のJPG伸張された画像データ)を記
憶するメモリ16、メモリ16に記憶された画像データ
(輝度、色差のデータ)をRGBデータに変換するRG
B変換部20、メモリ16に記憶された画像データの色
相を変換する色相変換部18、RGBデータに対して、
色相変換部18の色相変換量を含めて、該プリンタ10
特有の色補正を行う3次元LUT変換部22、変換され
たRGBデータをYMCデータに変換する変換部24、
変換されたYMCデータに基づいて画像を印刷するプリ
ント部26、3次元LUT変換部22により変換された
RGBデータを、輝度・色差データに変換する輝度・色
差変換部28、該輝度・色差データをスマートメディア
12に出力(JPG圧縮)する画像出力インターフェー
ス30を備えている。
【0026】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0027】本実施の形態では、画像を構成する複数の
画素各々の画素データに基づいて、該画像の色相を変化
させる、即ち、黄色を挟んで、肌色と黄緑色との間の領
域の色相を変換する。図2に示すように、色相は後述す
る色相角により表され、良好な肌色の色相角=131度
から、黄色付近の色相角=162度の間の領域の色相を
変換する。
【0028】図3には、色相変換割合調整処理ルーチン
(画像色相変化処理プログラム)が示されている。
【0029】ステップ50で、本ルーチンで使用する変
数(後述するG、d)を初期化する。ステップ52で画
像の各画素を識別する変数Gを1インクリメントする。
ここで、本ルーチンで使用する画像は、メモリ16に記
憶されている全画素の画素データ(前述したように、輝
度(Y)・色差(Cr,Cb)のデータ)を用いてもよ
く、間引いて求めても良く、更には、サムネイルなどの
画像を用いても良い。
【0030】ステップ54で、画素Gの彩度Sを演算す
る。即ち、彩度Sを、例えば、S=√(Cr×Cr+C
b+Cb)より演算する。
【0031】ステップ56で、彩度Sが所定値例えば1
0より大きいか否かを判断する。彩度S≦10の場合に
は、ステップ52に戻る。彩度S>10の場合には、ス
テップ58で画素Gの色相角Φを、Φ=tan-1(Cr
/Cb)より演算する。
【0032】ステップ60で画素Gの色相Φが、157
より大きく且つ162より小さいか否かを判断する。1
57<Φ<162でない場合には、ステップ52に戻
る。157<Φ<162の場合には、ステップ62で、
157<Φ<162の度数を表す変数Dを1インクリメ
ントする。
【0033】以上の処理により、広い色相へ変化させる
部分、即ち、変換量を大きくする部分(157<Φ<1
62)の一定以上の彩度(S>10)を持つ画素の度数
がdの値として得られる。
【0034】ステップ64で、変数Gが全画素数G0
等しいか否かを判断する。変数Gが全画素数G0に等し
くない場合には、今だ上記処理を行っていない画素があ
るので、ステップ52に戻る。一方、変数Gが全画数G
0に等しい場合には、全ての画素について上記処理を行
なったので、ステップ66で、広い色相で変化させる部
分の一定以上の彩度を持つ画素の割合Dを求める。即
ち、割合DをD=(d/G0)×100から演算する。
【0035】そして、以後の処理では、上記割合Dに基
づいて、広い色相へ変化させる部分の色相の変換量を調
整する。即ち、本実施の形態では、図4に示すように、
変換前の色相角と変換後の色相角とを実線で示す関係で
規定する。そして、割合Dに基づいて、変換前における
広い色相へ変化させる部分(157<Φ<162)(第
1の色相角範囲)の色相変化後の範囲(y2<Φ<16
2)(第2の色相角範囲)を調整する。即ち、y2の値
を調整する。なお、本実施の形態では、変換前の色相角
146度の変化後の色相角y1も調整する。
【0036】即ち、ステップ68で、割合Dが2%以下
か、2%より大きく且つ5%以下か、5%より大きいか
否かを判断する。
【0037】割合D≦2%の場合には、ステップ70
で、y1を136、y2を147に設定する。また、2
%<D≦5%の場合には、ステップ72で、y1を、y
1=136+10(D−2)/3の値に設定すると共
に、y2を、y2=147+10(D−2)/3の値に
設定する。そして、5%<Dの場合には、ステップ74
で、y1を146に、y2を157に設定する。即ち、
y1の値は、136〜146の間を変化し、y2の値は
147〜157の間を変化する。例えば上記割合Dが
3.5%であった場合には、y1=141、y2=15
2となり、変換前の色相角と変換後の色相角とは、図5
で実線で示す関係に規定される。
【0038】以上説明したように、本実施の形態では、
割合Dが大きければ大きいほど、広い色相に変化させる
部分の変換量を小さくするように調整するので、色相を
変化させた部分の画像の色ムラや輪郭の目立ちを小さく
することができる。
【0039】次に第2の実施の形態を説明する。第2の
実施の形態の構成は第1の実施の形態と同様であるの
で、その説明を省略する。
【0040】次に本実施の形態の作用を説明する。本実
施の形態では、図7に示すように、予め設定された広い
色相に変化させる部分、即ち、色相の変化を大きくさせ
たい部分(157〜162度)付近の度数分布(但し、
彩度S>10)を求め、この付近で度数を小さく出来る
部分(x2〜x3)を検出して、大きく変化させたい部
分をこの部分(x2〜x3)に移動させて、更に、その
部分の度数が大きければ変換量を小さくなるように設定
する。本実施の形態では、図7に示す、y1、y2、y
3、x2、x3を求める。
【0041】図6には、本実施の形態における色相変換
割合調整処理ルーチン(画像色相変化処理プログラム)
が示されている。図6ステップ50〜ステップ58は、
前述した第1の実施の形態と同様であるのでその説明を
省略する。
【0042】ステップ80で、変数Gで識別される画素
Gの色相Φが、予め設定された色相の変化を大きくさせ
たい部分(157〜162度)の付近の範囲(拡張色相
角範囲)(154〜165)か否かを判断する。色相Φ
が154〜165内でない場合には、ステップ52に戻
る。色相が154〜165の間の場合には、ステップ8
2で、色相Φと同じ色相のテーブル内の値を1カウント
アップする。即ち、本実施の形態では、色相Φ=154
〜164の各色相についてカウントアップするテーブル
を備えている。ステップ84で、変数Gが全画素数G0
に等しくない場合には、ステップ52に戻る。変数Gが
全画素数G0に等しい場合には、ステップ86に進む。
以上の処理により画像中の一定彩度以上(S>10)で
ありかつ色相角が154〜164度までの各色相の画素
の度数が図8に示すように得られる。ステップ86で、
色相角が154度〜164度の範囲で、5度毎の各範囲
の度数の合計を演算する。図8に示す例では、次の通り
となる。
【0043】 154〜158の度数: 8000 155〜159の度数:12000 156〜160の度数:16000 157〜161の度数:22000 158〜162の度数:26000 159〜163の度数:27000 160〜164の度数:26000
【0044】ステップ88で、上記度数の合計の最小範
囲を検出する。上記例では、154〜158の範囲であ
る。ステップ90で、上記最小範囲の最小値(上記例で
は154)を上記x2に設定するとともに、最小範囲の
最大値(上記例では159)を上記x3に設定する。そ
して、ステップ92で、最小範囲の度数の割合Dを演算
する(前述したステップ66参照)。そして、以降の処
理では割合Dが大きくなればなるほど、広い色相に変化
させる部分(x2〜x3)の変換量を小さくなるように
調整する。
【0045】即ち、ステップ94で、割合Dが2%以下
か、2%より大きく且つ5%以下か、5%より大きいか
を判断する。D≦2%の場合には、ステップ96で、y
1を136に、y2をx2−10に設定する。2%<D
≦5%の場合には、y1を、y1=136+10(D−
2)/3の値に設定し、y2を、y2=(x2−10)
+10(D−2)/3の値に設定する。そして、5%≦
Dの場合には、ステップ100で、y1を146に設定
し、y2をx2に設定する。例えば、上記例の場合に
は、x2=154、x3=159であるので、図9に示
すように、yl=136+10×0.6/3=138に
設定され、y2=144+10×0.6/3=146に
設定される。
【0046】以上説明したように第2の実施の形態で
は、第1の実施の形態の効果に加え、色相をより広い範
囲へ変化させる色相の範囲を、その部分の度数が少なく
なるように選択したことにより、色ムラ・階調とびの発
生を低減させることができる。次に本発明の第3の実施
の形態を説明する。本実施の形態の構成は前述した第1
の実施の構成と同様であるのでその説明を省略する。次
に本実施の形態の作用を説明する。本実施の形態では、
各画素のデータについて、所定輝度未満のものについて
は、前述した第2の実施の形態(第1の実施の形態でも
よい)と同様に処理し、所定輝度以上のものに対して
は、輝度毎に区分して、徐々に対象とする色相を広げ
て、区分毎に最小度数とその範囲を求める。そして、所
定輝度未満の度数と所定輝度以上の度数を積算して、そ
の度数(総度数)により色相変化の強弱を加減する。そ
して、各画素の輝度のよって、色相を変化させる部分
を、上記最小度数となる色相範囲に応じて変化させる。
【0047】図10には、第3の実施の形態に係る色相
変換割合調整処理ルーチン(画像色相変化処理プログラ
ム)が示されている。図10のステップ102で各画素
の輝度を演算し、ステップ104で、各画素の画素デー
タを、輝度が所定値(例えば224)未満の第1のグル
ープと、輝度が所定値以上の第2のグループと、に分割
する。
【0048】ステップ106で、第1のグループの画素
に対して、第1の色相変換調整処(前述した第1の実施
の形態又は第2の実施の形態の色相変換調整処理)を実
行する。
【0049】そして、ステップ108で、第2のグルー
プの画素に対して、第2の色相変換調整処理(図11参
照)を実行する。
【0050】上記ステップ106において、第1の色相
変換調整処理として第2の実施の形態における色相変換
調整処理を実行したところ、色相の5度毎の度数が次の
ようになった。
【0051】 154〜158の度数: 8000 155〜159の度数:12000 156〜160の度数:16000 157〜161の度数:22000 158〜162の度数:26000 159〜163の度数:27000 160〜164の度数:26000
【0052】よって、最小となるのは、154〜158
(154<=Φ<159)の範囲である。よって、輝度
224未満に対しては、x2=154、x3=159と
する。そして、y1、y2を決定する。即ち、輝度22
4未満の度数にそれぞれの度数を積算すると、度数は9
800で、割合Dは3.2%となる。よって、第1の実
施の形態と同様に、上記yl、y2を求める。(y3=
x3) yl=136+10*1.2/3=140 y2=144+10*1.2/3=148 次に、ステップ108の第2の色相変換調整処理を図1
1を参照して詳細に説明する。
【0053】図11のステップ110で、第2のグルー
プで各画素データを輝度4度毎の8つのグループに分割
し、ステップ112で、各グループについて予め定めら
れた範囲の色相の1度毎の度数を検出する。
【0054】即ち、本実施の形態では、輝度224以上
の画素については、輝度4度毎の8つのグループ各々に
ついて次のように色相の範囲が定められている。
【0055】 輝度224〜227 Φ154〜165 輝度228〜231 Φ154〜166 輝度232〜235 Φ154〜167 輝度236〜239 Φ154〜168 輝度240〜243 Φ154〜169 輝度244〜247 Φ154〜170 輝度248〜251 Φ154〜171 輝度252〜255 Φ154〜172
【0056】ステップ114で、各グループについて、
色相5度毎の各範囲の度数の合計を演算する。ステップ
116で各グループについて度数の合計の最小範囲を検
出する。例えば次のように最小範囲が検出されたとす
る。
【0057】 輝度224〜227 Φ155〜159 度数300 輝度228〜231 Φ156〜160 度数300 輝度232〜235 Φ157〜161 度数300 輝度236〜239 Φ158〜162 度数200 輝度240〜243 Φ160〜164 度数200 輝度244〜247 Φ162〜166 度数200 輝度248〜251 Φ163〜167 度数200 輝度252〜255 Φ165〜169 度数100
【0058】ステップ118で、各グループのx2、x
3を決定する。即ち、上記例では、次のように設定され
る。
【0059】 輝度224〜227 x2=155、x3=160 輝度228〜231 x2=156、x3=161 輝度232〜235 x2=157、x3=162 輝度236〜239 x2=158、x3=163 輝度240〜243 x2=160、x3−165 輝度244〜247 x2=162、x3=167 輝度248〜251 x2=163、x3=168 輝度252〜255 x2=165、x3=170 そして、ステップ120で、各グループのy1、y2を
決定する。
【0060】 輝度224〜227 x2=155、x3=160 yl=136+10*1.2/3=140 y2=145+10*1.2/3=149 輝度228〜231 x2=156、x3=161 yl=136+10*1.2/3=140 y2=146+10*1.2/3=150 輝度232〜235 x2=157、x3=162 yl=136+10*1.2/3=140 y2=147+10*1.2/3=151 輝度236〜239 x2=158、x3=163 yl=136+10*1.2/3=140 y2=148+10*1.2/3=152 輝度240〜243 x2=160、x3=165 yl=136+10*1.2/3=140 y2=150+10*1.2/3=154 輝度244〜247 x2=162、x3=167 yl=136+10*1.2/3=140 y2=152+10*1.2/3=156 輝度248〜251 x2=163、x3=168 yl=136+10*1.2/3=140 y2=153+10*1.2/3=157 輝度252〜255 x2=165、x3=170 yl=136+10*1.2/3=140 y2=155+10*1.2/3=159
【0061】以上説明したように第3の実施の形態で
は、肌色−黄色間の色相では、高輝度部にて肌色が黄色
に歪んでいることが多いことに鑑み、高輝度部に対して
は、より黄色側まで度数を調べる範囲・変換の範囲を広
げることにより、色ムラ・階調とびの発生を低減させる
ことができる。
【0062】次に第4の実施の形態を説明する。
【0063】本実施の形態に係るプリンタは、前述した
第1の実施の形態の構成と同様の部分があるので、同一
部分には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる
部分のみ説明する。即ち、図12に示すように、本実施
の形態に係るプリンタ11は、メモリ16に記憶された
画像データ(輝度、色差のデータ)の色相を変換してメ
モリ16に再度記憶する色相変換部17を備えている。
本実施の形態では、3次元LUT変換部22及び輝度・
色差変換部28が省略されている。YMC変換部24
は、RGB変換部20により変換されたRGBデータを
YMCデータに変換する。画像出力インターフェース3
0は、メモリ16に記憶された輝度・色差データをスマ
ートメディア12に出力する。
【0064】図13には、本実施の形態における画像デ
ータ変換処理ルーチン(画像色相変化処理プログラム)が
示されている。なお、本ルーチンは、説明の便宜上、色
相変換部17の処理及びRGB変換部20の処理が記載
されている。図13のステップ122で、前処理する。
即ち、各画素の色差Cr、Cbを、それぞれ周囲の画素
のCr、Cbを用いて平均する。例えば、画素(i,
j)の一方の色差データCr(i,j)を、 Cr’=(Cr(i−1,j−1)+Cr(i−1,
j)+Cr(i−1,j+1)+Cr(i,j−1)+
Cr(i,j)+Cr(i,j+1)+Cr(i+1,
j−1)+Cr(i+1,j)+Cr(i+1,j+
1))/9 で求まる値にする。これを全画素について行う。Cbに
ついても同様に行う。なお、これは、補正の精度を上げ
るためのものであり、実施しなくても、よい。ステップ
124で、色相角が輝度に対して斜めに分布している範
囲の色相角の最小値Φを検出する。以下、本処理を詳細
に説明する。
【0065】各画素の輝度・色差から、色相角(Φ)と
輝度(Y)の分布を作成する。なお、色相角(Φ)の演
算が実行できない場合や処理時間がかかりすぎる場合に
は、色差の組み合わせと色相角(Φ)との対応テーブル
を記憶してもよい。
【0066】そして、輝度対色差の分布を求める。即
ち、hist[色相角0..359][輝度0..25
5]で表し(各初期値0)、各画素につき、所定彩度
(S>5)のときに、hist[Φ][Y]の値を1加
算することにより、分布を求める。
【0067】なお、顔色付近黄色側に着目しており、h
istの全てを求めなくてもよい。本実施の形態では、
127≦Φ≦176、160≦Y≦255の範囲に注目
する。そして、この範囲の平均度数をもとめ、これ以下
の度数の輝度対色差の分布hist[Φ][Y]の値を
0にする。
【0068】そして、最初に、167≦Φ≦176、2
45≦Y≦255の範囲で、相関係数rを求める。
【0069】ここで、2つの変量x、yのN個の値の組
(x1、y1)、(x2、y2)..(xN、yN)を
とる場合、x、yの平均をxa、ya標準偏差をSx,
Syとすると、相関係数rは、
【0070】
【数1】
【0071】で求まる。このrをr(0、0)として、
上記167を127まで変化させ、上記245を215
まで変化させ、r(0..39)(0..39)を得
る。この中の最大値をrmaxとして、max>0.9
であれば補正を行う。rmaxとなる場合をr(n)
(m)とすると、167−n≦Φ≦176、245−m
≦Y≦255の範囲で、近似直線Y=a*Φ+bのa,
bを求める。
【0072】ここで、2つの変量x、yのN個の値の組
(x1、y1)、(x2、y2)..(xN、yN)を
とる場合、x、yの平均をxa、yaとすると、上記近
似式の傾きa及び切片bは、
【0073】
【数2】 で表される。
【0074】そして、上記注目するY、Φの範囲で、Y
=a*Φ+b上のΦの最小値を求める。図14の例の場
合Φ=141となる。
【0075】ここで、本実施の形態では、顔色付近から
黄色付近の色相変換を想定している。補正の目的は以下
の通りである。例えば(R,G,B)=(200、15
0,120)等の顔色につき、高輝度部分があり、例え
ば輝度が55高ければ(R,G,B)=(255、20
5、175)であり、飽和を起こしてなく問題ないが、
例えば輝度が90高ければ(R,G,B)=(290、
240、210)となるべきところがRが飽和して、
(R,G,B)=(255、240、210)となり、
色相が黄色側に移動してしまい、この部分の色は黄色に
歪んでいることになる。これを元の色相近くに戻し、色
相の歪みを補正(緩和)することが目的である。
【0076】よって、上記図14の様な明確な右上がり
の直線状の分布を見つけた場合(相関係数rmax>0.
9)には、右上がりの直線状の部分の画素の色相角を、
色相角の小さい方向、即ち、黄色及びオレンジ色の間の
画像データの色相角を、オレンジ色側に補正する。即
ち、図14の例では、Φmin=141度にする。以上の
方法としては、3DLUT等によって行ってもよいが、
直接的な方法を以下に説明する。
【0077】ステップ126で、Gを初期化し、ステッ
プ128で、変数Gを1インクリメントする。
【0078】ステップ130で、画素Gの色差Crを、
Cr=T・sinΦminに変更し、ステップ132で、
画素Gの色差Cbを、Cb=T・cosΦminに設定す
る。なお、Tは、変更前のCr、Cbを用いると、T=
√((Cr×Cr)十(Cb×Cb))で表される。
【0079】ステップ134で、画素Gの輝度(Y)、
色差(Cr、Cb)をRGBデータに変換する。即ち、 R=Y+1.402*Cr G=Y−0.7141*Cr−0.3441*Cb B=Y+1.772*Cb ステップ136で、RGBの値の何れかが、255より
大きい値があるか否かを判断する。255より大きい値
がある場合には、ステップ138で、RGBの最大値に
おける使用範囲の最大値の差を求め、各値から該差を減
算する。次のステップ140で、RGBの値の何れかが
0より小さい値があるか否かを判断する。0より小さい
値がある場合には、ステップ142で、RGBの最小値
の使用範囲の最小値の差を各値に加算する。
【0080】次のステップ144で変数Gは画素総数G
0に等しいか否かを判断する。変数G=G0でない場合
には、ステップ128に戻る。変数GがG0に等しい場
合には、本ルーチンを終了する。
【0081】以上の処理を更に詳細に説明する。例え
ば、Y=231、Cr=17、Cb=−34の場合(Φ
min=150度)を例にとる。この場合、 T=38.01 Cr=38.01*sin(150)=19.005 Cb=38.01*cos(150)=−32.92 R=231+1.402*19.005=257.65 G=231−0.7141*19.005+0.344
1*34=229.13 B=231−1.772*34=170.75 この場合、R>255であるので、最大値Rから255
を引いた値2.65を各RGBからひく。よって、 R=257.65−2.65=255.0 G=229.13−2.65=226.48 B=170.75−2.65=168.1 そして、求めたRGBから輝度・色差に変換して、メモ
リ16に戻す。
【0082】上記例の場合は、 Y=0.299*255+0.587*226.48+
0.114*168.1=228.35 Cr=(255−228.35)*0.7132=1
9.00 Cb=(168.1−228.35)*0.5643=
−34.00 となる。そして、求めたY、Cr+128、Cb+12
8を8bitにして、Y=255、Cr=147、Cb
=94をメモリ16に記憶する。
【0083】以上説明したように本実施の形態では、複
数の画素データに基づいて検出された、色相角が輝度に
対して斜めに分布する範囲の画素データを、輝度に対す
る色相角の変化が小さくなるように、補正するので、色
相角が輝度に対して斜めに分布する範囲の画素データに
対応する部分(色相を変化させた部分)の画像の色ムラ
や輪郭の目立ちを小さくすることができる。
【0084】即ち、画像の色の歪みが軽減され、自然な
色調となり、後に肌色引き込み等を行った場合により自
然な変換が可能になる。本実施の形態では、特に、顔色
の黄色く歪んでいる部分が補正された。
【0085】また、階調の一定部分を抜き出し新たな画
像とする場合、飽和が発生しても、良好な色相を実現し
た。また、飛び・つぶれの軽減効果もあった。
【0086】以上説明した画像色相変化処理プログラム
は、色相変換部18(17)の図示しない記憶装置に記
憶している。しかし、本発明はこれに限定されるもので
なく、次のようにしてもよい。
【0087】即ち、画像色相変化処理プログラムをフロ
ッピィーディスクに記憶すると共に、色相変換部18
(17)にハードディスクを備え、フロッピィーディス
クから該プログラムを読み取り、ハードディスクにイン
ストールしてもよい。また、有線又は無線のネットワー
クに電話回線等の伝送手段により伝送してインストール
してもよい。なお、該プログラムをフロッピィーディス
クに記憶することに限定されず、CD−ROM、磁気テ
ープに上記プログラムを格納し、該CD−ROM、磁気
テープからインストールしてもよい。また、上記プログ
ラムを格納したハードディスクを備えるようにしてもよ
い。更に、パソコンのハードディスクやRAMに直接プ
ログラムを書き込むようにしてもよい。このように本発
明の画像色相変換処理プログラムは、有形の記憶媒体及
び/又は伝送手段により流通することができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、色相を変
化させた部分の画像の色ムラや輪郭の目立ちを小さくす
ることができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るプリンタのブロック図
である。
【図2】色相角を示した図である。
【図3】本実施の形態に係る色相変換割合調整処理ルー
チンを示したフローチャートである。
【図4】変換前の色相角と変換後の色相角との関係を規
定するグラフである。
【図5】本実施の形態に係る一実施例における変換前の
色相角と変換後の色相角との関係を規定するグラフであ
る。
【図6】第2の実施の形態に係る色相変換割合調整処理
ルーチンを示したフローチャートである。
【図7】本実施の形態における変換前の色相角と変換後
の色相角との関係を規定するグラフである。
【図8】色相と画素の同数との関係を示した図である。
【図9】本実施の形態に係る一実施例における変換前の
色相角と変換後の色相角との関係を規定するグラフであ
る。
【図10】第3の実施の形態に係る色相変換割合調整処
理ルーチンを示したフローチャートである。
【図11】図10のステップ108の第2の色相変換調
整処理サブルーチンを示したフローチャートである。
【図12】第4の実施の形態に係るプリンタのブロック
図である。
【図13】本実施の形態に係る画像データ変換処理ルー
チンを示したフローチャートである。
【図14】色相角が輝度に対して斜めに分布する範囲の
近似直線を示した図である。
【符号の説明】
18 色相変換部 17 色相変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA28 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC03 CE17 CH08 DC25 5C066 BA20 CA09 CA17 EB01 EC06 GA01 GA02 GB03 HA03 JA01 KA15 KD03 KD04 KD06 KD07 KE02 KE03 KE11 KE16 LA02 5C077 LL01 LL02 PP31 PP32 PP33 PP44 PP46 PP47 PP58 PP61 PQ22 PQ23 RR14 TT02 TT06 5C079 HB01 HB02 LA01 LB11 MA01 NA03 PA02 PA03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を構成する複数の画素各々の画素デ
    ータに基づいて、該画像の色相を変化させる画像色相変
    化装置であって、 前記画像を構成する複数の画素の画素データの内、予め
    定められた第1の色相角範囲内の画素データの割合を算
    出する算出手段と、 前記算出手段により算出された割合に基づいて、前記第
    1の色相角範囲の画素データの色相変化後の第2の色相
    角範囲を調整する調整手段と、 を含む画像色相変化装置。
  2. 【請求項2】 前記算出手段は、前記第1の色相角範囲
    を含む拡張色相角範囲内に予め設定された複数の小色相
    角範囲各々の画素データの割合を更に算出し、 前記調整手段は、前記第1の色相角範囲として、前記算
    出手段により算出された複数の小色相角範囲各々の画素
    データの割合の最も少ない小色相角範囲を用いる、 ことを特徴とする請求項1記載の画像色相変化装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の画素データの内、所定輝度以
    上の画素データを抽出する抽出手段を更に備え、 前記算出手段は、前記抽出手段により抽出された画素デ
    ータを用いて、所定輝度以上の複数の輝度範囲各々毎に
    前記割合を算出し、 前記調整手段は、前記抽出手段により抽出された画素デ
    ータを用いて、所定輝度以上の複数の輝度範囲各々毎
    に、前記第2の色相角範囲を調整する、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像色相
    変化装置。
  4. 【請求項4】 前記抽出手段は、前記複数の画素データ
    の内、所定彩度以上の画素データを更に抽出することを
    特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の
    画像色相変化装置。
  5. 【請求項5】 画像を構成する複数の画素各々の画素デ
    ータに基づいて、該画像の色相を変化させる画像色相変
    化装置であって、 前記複数の画素データに基づいて、色相角が輝度に対し
    て斜めに分布する範囲を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された範囲内の画素データを、
    輝度に対する色相角の変化が小さくなるように、補正す
    る補正手段と、 を含む画像色相変化装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は、前記画素データの内、
    色相角が黄色及びオレンジ色の間の画像データに基づい
    て、色相角が輝度に対して斜めに分布する範囲を検出
    し、 前記補正手段は、前記検出された画像データの色相角
    を、オレンジ側の色相角に補正することを特徴とする請
    求項5記載の画像色相変化装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の画素データ各々を、各画素の
    周囲の画素の画素データを用いて平均した平均値に変更
    する変更手段を備え、 前記検出手段は、前記変更手段により変更された平均値
    である画素データに基づいて、前記範囲を検出すること
    を特徴とする請求項5又は請求項6記載の画像色相変化
    装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段は、前記複数の画素データ
    に基づいて、各画素の輝度及び色相角の相関係数を算出
    し、算出した相関係数に基づいて、色相角が輝度に対し
    て斜めに分布する範囲を検出することを特徴とする請求
    項5乃至請求項7の何れか1項に記載の画像色相変化装
    置。
  9. 【請求項9】 前記検出手段は、前記複数の画素データ
    に基づいて、輝度及び色相角の分布を求め、求めた分布
    を用いて、前記相関係数を算出することを特徴とする請
    求項8記載の画像色相変化装置。
  10. 【請求項10】 前記検出手段は、所定彩度未満の画素
    データを無視して前記輝度及び色相角の分布を求めるこ
    とを特徴とする請求項9記載の画像色相変化装置。
  11. 【請求項11】 前記検出手段は、一旦求めた分布の
    内、各分布の度数が所定値未満の分布については当該分
    布の度数を0とすることを特徴とする請求項9又は請求
    項10記載の画像色相変化装置。
  12. 【請求項12】 前記補正手段は、前記検出手段により
    検出された色相角が輝度に対して斜めに分布する範囲内
    で、色相角と輝度との関係を表す1次式を求め、求めた
    1次式に基づいて該範囲内の色相角の最小値を求め、求
    めた最小値に基づいて、前記画素データを補正すること
    を特徴とする請求項5乃至請求項11記載の画像色相変
    化装置。
  13. 【請求項13】 前記補正手段は、前記画素データの色
    相角を、色相角が輝度に対して斜めに分布する範囲内の
    色相角の最小値に強制的に補正することを特徴とする請
    求項12記載の画像色相変化装置。
  14. 【請求項14】 前記色相角が前記範囲内の色相角の最
    小値に補正された前記画素データを用いて、画像データ
    をRGBデータに変換する変換手段と、 前記変換手段による前記変換により得られたRGBデー
    タの中に、使用範囲より大きい値及び小さい値があるか
    判定する判定手段と、 前記判定手段によりRGBデータの中に使用範囲より大
    きい値があると判定された場合、RGBデータの最大値
    と使用範囲の最大値との差を求め、RGBの各データか
    ら該差を減算し、前記判定手段によりRGBデータの中
    に使用範囲より小さい値があると判定された場合、RG
    Bデータの最小値と使用範囲の最小値との差を求め、R
    GBの各データに該差を加算するRGBデータ補正手段
    と、 を備えたことを特徴とする請求項13記載の画像色相変
    化装置。
  15. 【請求項15】 画像を構成する複数の画素各々の画素
    データに基づいて、該画像の色相を変化させる画像色相
    変化方法であって、 前記画像を構成する複数の画素の画素データの内、予め
    定められた第1の色相角範囲内の画素データの割合を算
    出し、 前記算出された割合に基づいて、前記第1の色相角範囲
    の画素データの色相変化後の第2の色相角範囲を調整す
    る、 画像色相変化方法。
  16. 【請求項16】 画像を構成する複数の画素各々の画素
    データに基づいて、該画像の色相を変化させる画像色相
    変化方法であって、 前記複数の画素データに基づいて、色相角が輝度に対し
    て斜めに分布する範囲を検出し、 前記検出された範囲内の画素データを、輝度に対する色
    相角の変化が小さくなるように、補正する、 画像色相変化方法。
  17. 【請求項17】 画像を構成する複数の画素各々の画素
    データに基づいて、該画像の色相を変化させる画像色相
    変化処理をコンピュータに実行させる画像色相変化処理
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記画像色相変化処理プログラムは、 前記画像を構成する複数の画素の画素データの内、予め
    定められた第1の色相角範囲内の画素データの割合を算
    出させ、 前記算出された割合に基づいて、前記第1の色相角範囲
    の画素データの色相変化後の第2の色相角範囲を調整さ
    せることを特徴とする、 記録媒体。
  18. 【請求項18】 画像を構成する複数の画素各々の画素
    データに基づいて、該画像の色相を変化させる画像色相
    変化処理をコンピュータに実行させる画像色相変化処理
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記画像色相変化処理プログラムは、 前記複数の画素データに基づいて、色相角が輝度に対し
    て斜めに分布する範囲を検出させ、 前記検出された範囲内の画素データを、輝度に対する色
    相角の変化が小さくなるように、補正させることを特徴
    とする、 記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7832046B2 (en) 2005-10-27 2010-11-16 Korea Automotive Motor Corporation Coupling apparatus of wiper arm

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