JP2001007739A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2001007739A
JP2001007739A JP17900199A JP17900199A JP2001007739A JP 2001007739 A JP2001007739 A JP 2001007739A JP 17900199 A JP17900199 A JP 17900199A JP 17900199 A JP17900199 A JP 17900199A JP 2001007739 A JP2001007739 A JP 2001007739A
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resistor
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transmission
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JP17900199A
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Yukio Aizawa
幸雄 会沢
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バランスネットが接続されるレシーバアンプ
をアナログ加算器として用いることによりレシーバアン
プに大きな入力ダイナミックレンジを要求せず、レシー
バアンプを内蔵するLSIの低電圧化を実現する。ま
た、場合によりインダクタンスを用いないでバランスネ
ットを構成することにより部品コストの削減、実装面積
の縮小を可能にし、半導体基板上への集積化も容易にす
る。さらに、1thHPFで低域の位相補正をすること
により低域のエコー抑圧特性を改善し、信号帯域を有効
に活用する。 【解決手段】 差動構成のトランシーバのアナログフロ
ントエンド部にバランスネット6Cを具備し、レシーバ
アンプ7A、8Aの負入力端子には、前記バランスネッ
ト6Cと、入力抵抗R32と、帰還抵抗R41をそれぞ
れ接続し、前記帰還抵抗R41のもう一端は出力端子に
接続し、正入力端子は接地する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送線路の電気特
性を等価的に模擬して送信信号の廻り込み(以下、エコ
ーという)を抑圧するバランスネットを有する通信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットが急速に普及し画
像伝送等大容量の情報の伝送も広く行われるようにな
り、特にアクセス回線の高速化が熱望されている。こう
した状況下で既存のメタリック回線上での高速アクセス
を可能にするxDSLという通信システムが実用化され
つつある。
【0003】そのようなシステムを構築する通信装置に
は、受信側のアナログフロントエンド部に搭載されるア
ナログ/ディジタル変換器(ADC)の入力ダイナミッ
クレンジを有効に活用するために、複数のパッシブ素子
を用いて伝送線路の電気特性を模擬したバランスネット
と呼ばれる送信信号の廻り込み(エコー)を抑圧するた
めの回路が組み込まれる。
【0004】図12はかかるバランスネットを有し、か
つ非対象ディジタル加入者伝送方式(ADSL)を採用
した通信装置のアナログフロントエンドの一部を示す回
路図である。バランスネット6は、抵抗R1、R2、R
3、キャパシタンスC1およびインダクタンスL1を送
信ドライバ1の正相出力部1aと接地点間、及び逆相出
力部1bと接地点間にそれぞれ直並列接続した回路構成
となる。レシーバアンプ7の負入力端子とバランスネッ
ト6の抵抗R1と抵抗R2の接続点(ノードB)には抵
抗R10が接続され、レシーバアンプ7の正入力端子は
抵抗R30と抵抗R31の抵抗分割を介して出力抵抗R
20と送受信用トランス3の接続点(ノードA)と接続
される。さらに、レシーバアンプ7の負入力端子と出力
端子間には帰還抵抗R40が接続される。レシーバアン
プ8についても同様の接続がなされる。
【0005】ところで、全信号帯域で出力抵抗R20、
終端抵抗R21及び伝送線路5の特性インピーダンス間
のインピーダンス整合が取れていれば、送信ドライバ1
の正相出力部1aの送信電圧とノードAの送信電圧との
比は全信号帯域で一定である。その場合、バランスネッ
ト6に周波数特性を持たせる必要は無い。
【0006】しかし、伝送線路5の特性インピーダンス
は周波数特性を有し、かつ出力抵抗R20と伝送線路5
との間に挿入されるトランス3とキャパシタンス3a及
び伝送線路5と対向トランシーバ2のインピーダンスで
ある終端抵抗R21との間に挿入される対向トランス4
とキャパシタンス4aも使用する周波数域によってはイ
ンピーダンスとして見える。
【0007】つまり、使用する周波数域によってはイン
ピーダンス不整合が生じるため送信ドライバ1の正相出
力部1aの送信電圧とノードAの送信電圧との比は周波
数特性を有する。
【0008】そこで、従来の技術では送信ドライバ1か
ら出力されてノードBに伝達される送信電圧の周波数特
性及び位相特性がノードAに伝達される送信電圧の周波
数特性及び位相特性と同じになるように前記バランスネ
ット6の回路を構成してその回路定数を調整して、エコ
ーを抑圧している。
【0009】具体的にはノードAから抵抗R30と抵抗
R31の抵抗分割を介してレシーバアンプ7の正入力端
子に入力される周波数域の送信電圧をVa(ω)・exp
iθ(ω)、ノードBでの周波数域の送信電圧をVb(ω)
・expiθ(ω)とし、周波数域のエコー電圧をVec
(ω)・expiθ(ω)とすると、エコー電圧Vec(ω)
・expiθ(ω)はVa(ω)・expiθ(ω)、Vb
(ω)・expiθ(ω)をレシーバアンプ7を用いてアナ
ログ減算された結果であるからVec(ω)・expiθ
(ω)=Va(ω)・expiθ(ω)−Vb(ω)・expi
θ(ω)である。ここで、ωは信号の周波数、θは信号の
位相である。レシーバアンプ8を用いた場合も同様であ
る。
【0010】よって、エコーを抑圧するためには、すな
わちVec(ω)・expiθ(ω)≒0とするためには全
信号帯域でVa(ω)・expiθ(ω)≒Vb(ω)・ex
piθ(ω)となるようにバランスネット6の回路を構成
してその回路定数を調整すればよいことになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、前記レシーバアンプ7、8をアナログ減算器として
用いるためにレシーバアンプを内蔵するLSIに入力ダ
イナミックレンジに応じた電源電圧を必要とし、レシー
バアンプを内蔵するLSIの低電圧化が困難であるとい
う課題があった。また、インダクタンスを用いると部品
コストが高く、実装面積も大きくなるという課題があっ
た。さらに、従来のバランスネット回路では低域のエコ
ー抑圧特性が悪いという課題があった。
【0012】本発明は前記課題を解決するものであり、
レシーバアンプを内蔵するLSIの低電圧化を容易に
し、インダクタンスを抵抗およびキャパシタンスで置き
換えた場合には部品コストの低減及び実装面積を縮小で
き、さらに低域のエコー抑圧特性をも改善できる通信装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
請求項1の発明にかかる通信装置は、差動構成のアナロ
グフロントエンド部に複数のパッシブ素子からなるバラ
ンスネットと、複数のレシーバアンプと、複数の送信ド
ライバと、複数のインピーダンス整合用出力抵抗と、複
数の入力抵抗と、送受信用トランスを具備し、複数の送
信ドライバの第1の出力部をバランスネットの第1の入
力部と複数のインピーダンス整合用出力抵抗の第1の出
力抵抗の一端に接続し、複数の送信ドライバの第2の出
力部をバランスネットの第2の入力部と複数のインピー
ダンス整合用出力抵抗の第2の出力抵抗の一端に接続
し、第1の出力抵抗のもう一端は送受信用トランスの第
1の接続部と接続し、第2の出力抵抗のもう一端は送受
信用トランスの第2の接続部と接続し、送受信用トラン
スの第1の接続部は複数の入力抵抗の第1の入力抵抗の
一端に接続し、送受信用トランスの第2の接続部は複数
の入力抵抗の第2の入力抵抗の一端に接続し、第1の入
力抵抗のもう一端とバランスネットの第1の出力部を複
数のレシーバアンプの第1のレシーバアンプの負入力端
子に接続し、第2の入力抵抗のもう一端とバランスネッ
トの第2の出力部を複数のレシーバアンプの第2のレシ
ーバアンプの負入力端子にそれぞれ接続し、第1、第2
のレシーバアンプの負入力端子と第1、第2のレシーバ
アンプの出力端子間にはそれぞれ帰還抵抗を接続し、第
1、第2のレシーバアンプの正入力端子は接地した。こ
れによりレシーバアンプはアナログ加算器として用いら
れ、レシーバアンプに入力信号の大きさに応じた入力ダ
イナミックレンジを必要としない。
【0014】また、請求項2の発明にかかる通信装置
は、前記バランスネットを直列接続された第1の抵抗、
第1のインダクタンスと並列接続された第1のキャパシ
タンス、第2の抵抗とを直列接続した複数の直並列回路
で構成し、複数の直並列回路の第1の直並列回路の一端
を送信ドライバの第1の出力部に接続した場合は第1の
直並列回路のもう一端は複数のレシーバアンプの第2の
レシーバアンプの負入力端子に接続し、複数の直並列回
路の第2の直並列回路の一端を送信ドライバの第2の出
力部に接続した場合は複数のレシーバアンプの第1のレ
シーバアンプの負入力端子にそれぞれ接続した回路構成
にしたものである。
【0015】また、請求項3、請求項4の発明にかかる
通信装置は、請求項2に記載の直列接続された第1の抵
抗、第1のインダクタンスによる第1の複数の直列回路
を、直列接続された第3の抵抗、第2のキャパシタンス
による第2の複数の直列回路と複数の第4の抵抗を用い
て、第2の複数の直列回路の一つの直列回路の一端は複
数の第4の抵抗の一つ抵抗の一端と接続し、第2の複数
の直列回路の一つの直列回路のもう一端を送信ドライバ
の第1の出力部に接続した場合は複数の第4の抵抗の一
つの抵抗のもう一端は送信ドライバの第2の出力部に接
続され、第2の複数の直列回路の一つの直列回路のもう
一端を送信ドライバの第2の出力部に接続した場合は複
数の第4の抵抗の一つの抵抗のもう一端は送信ドライバ
の第1の出力部に接続されるというように、第2の複数
の直列回路と複数の第4の抵抗とを互いにたすきがけに
接続することにより置き換え、さらに第3の抵抗と第4
の抵抗の抵抗値を同じにすることにより、インダクタン
スを用いなくてもインダクタンスを用いた場合と同等の
関数特性を実現している。
【0016】また、請求項5の発明にかかる通信装置
は、請求項2、請求項3および請求項4に記載の前記バ
ランスネットに抵抗、キャパシタンスからなる複数の一
次のハイパスフィルタを接続したものであり、これによ
りバランスネットの低域の位相特性を改善している。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。図1に本発明の第一の実施の形
態を示す。図1は直列接続された抵抗R4、インダクタ
ンスL2と、並列接続された抵抗R5およびキャパシタ
ンスC2とを直列接続した回路構成のバランスネット6
Aと、正相出力部1a、逆相出力部1bを含んだ送信ド
ライバ1と、インピーダンス整合用出力抵抗R20と、
入力抵抗R32と、アナログ加算器として用いるレシー
バアンプ7A、8Aと、送受信用のトランス3とこのト
ランス3に接続され音声帯域への信号の漏れ込みを押え
るキャパシタンス3aと、伝送媒体である伝送線路5
と、終端抵抗R21で置き換えた対向トランシーバ2
と、対向の送受信用トランス(対向トランス)4とこの
対向トランス4に接続されるキャパシタンス4aとの接
続関係を示している。尚、レシーバアンプ7A、8Aの
正入力端子は抵抗R33を介して接地されている。この
ような通信系で送信ドライバ1から送信信号を出力した
場合に、受信信号と重畳してレシーバアンプに廻り込む
送信信号は、入力抵抗R32を流れる電流として観測さ
れる。この電流の周波数特性を図2に、位相特性を図3
に示す。
【0018】バランスネット6Aは、抵抗R4と、イン
ダクタンスL2と、並列接続された抵抗R5およびキャ
パシタンスC2とを直列接続することにより、図2の電
流の周波数特性を模擬している。尚、抵抗、インダクタ
ンスおよびキャパシタンスの直列接続が定性的に図2の
ような電流の周波数特性を有することは教科書等で周知
のことである。ここで、図4に送信ドライバ1から送信
信号が出力された場合に、図1のバランスネット6Aか
らレシーバアンプ7Aの負入力端子であるノードAに流
れる電流の周波数特性のシミュレーション結果を示す。
また、このときの電流の位相特性を図5のQに示す。図
4と図2を比べた場合、定量的には回路定数の調整が必
要になり不十分であるが、定性的には近い関数特性持っ
ていることが分かる。
【0019】また、図5のQと図3を比べた場合、ある
周波数以上(図5および図3では100kHz以上)で
は図3に対し図5のQの位相は180度反転した特性に
なっていることが分かる。
【0020】よって、抵抗R4、インダクタンスL2、
抵抗R5、キャパシタンスC2などの回路定数を図2の
特性に合わせて調整することにより、ある周波数以上で
は送信信号電圧によりバランスネット6AからノードA
に流れる電流と、入力抵抗R32を流れる電流の加算値
をほぼ0にすることができ、エコーを抑圧できる。
【0021】図6に本発明の第二の実施の形態を示す。
第二の実施の形態と前記第一の実施の形態との違いは、
バランスネット6Aをバランスネット6Bで置き換えた
ことにある。以下、バランスネット6Aとバランスネッ
ト6Bの関数特性がほぼ等価でありバランスネット6A
のインダクタンスL2を抵抗R4、R6およびキャパシ
タンスC3で置き換えられることを示す。説明を簡単に
するために、バランスネット6A、6Bの抵抗、キャパ
シタンスが並列接続された部分の影響が表れない周波数
領域で考える。まず、図7に前記バランスネット6Aの
抵抗R4およびインダクタンスL2で構成される部分を
抜き出して示す。この図7の入出力関係を2ポートのF
マトリックスで表現すると、式1となる。
【0022】
【数1】
【0023】また、この式1より式2を導出できる。 Vi=Vx+2(R4+sL2)I’i …(2)
【0024】ここで、出力を接地し(すなわち、Vx=
0と置き)、電流I’iの関数を求めると、式3とな
る。 I’i={1/2(R4+sL2)}Vi …(3)
【0025】次に、図8に図6のバランスネット6Bの
抵抗R4と直列接続された抵抗R6、キャパシタンスC
3とが、たすきがけに接続されている部分を抜き出して
示す。この図8の入出力関係を2ポートのFマトリック
スで表現すると、式4となる。
【0026】
【数2】
【0027】この式4より式5が導出できる。 Vi={1+sC3(R6+R4)}Vx/{1+sC3(R6−R4)} +2R4(1+sC3R6)I’i/{1+sC3(R6−R4)} …(5)
【0028】同様に出力を接地し(すなわち、Vx=0
と置き)、電流I’iの関数を求める。ここで、さらに
R4=R6となるように抵抗値を選ぶと、式5から式6
が得られる。 I’i={1/2(R4+sC3R42)}Vi …(6)
【0029】そこで、式3と式6を比較してC3R42
C =L2と選べば、図7と図8は等価であることが分
かる。よって、インダクタンスを用いなくてもR、L直
列接続回路と同等の関数特性を実現できる。図9に送信
ドライバ1から送信信号が出力された場合に、図6のバ
ランスネット6Bからレシーバアンプ7Aの負入力端子
であるノードAに流れる電流の周波数特性のシミュレー
ション結果を示す。また、位相特性を図5のRに示す。
図4、図9と図5のR、Qの比較から定性的には同等の
関数特性を有していることが分かる。
【0030】図10に本発明の第三の実施の形態を示
す。ここで、図10におけるバランスネット6C部を抜
き出して図11に示す。第三の実施の形態と前記第二の
実施の形態との違いは、バランスネット6Bに対し抵抗
R7、キャパシタンスC4で作られた一次のハイパスフ
ィルタを図11のFのように接続したことにある。これ
により、バランスネット6Cを流れる電流の周波数特性
を変えずに、低域の位相特性を90度進めた。第一、第
二の実施の形態では、図3の位相特性に対して、図5に
示すR、Qはある周波数以上(図中では100kHz以
上)で位相が180度反転した特性になるが、より低域
(図中では100kHz以下)では位相特性が大きく異
なる。しかし、図5のPに示すように、第三の実施の形
態ではより低域(図中では100kHz以下)でも位相
特性が合うため、低域でも加算電流をほぼ0にすること
ができ、低域でも十分にエコーを抑圧できる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の通信装置は、レ
シーバアンプをアナログ加算器として用いることによ
り、レシーバアンプの入力端子には電流として信号が入
力されるためレシーバアンプの入力端子に入力電圧レベ
ルに応じた入力ダイナミックレンジを要求しない。よっ
て、レシーバアンプを内蔵するLSIを低電圧化できる
という効果がある。またインダクタンスを用いないでバ
ランスネットを構成すると、部品コストを下げられ実装
面積も小さくでき、半導体基板上に集積化するのも比較
的容易であるという効果がある。さらに、低域のエコー
抑圧特性の改善により、データ通信に使う信号帯域をよ
り広く有効に活用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態による通信装置を示
す回路図である。
【図2】 図1における抵抗R32を流れる電流の周波
数特性図である。
【図3】 図1における抵抗R32を流れる電流の位相
特性図である。
【図4】 図1におけるバランスネット6Aからノード
Aに流れる電流の周波数特性図である。
【図5】 図1、図6および図10におけるバランスネ
ット6A、6Bおよび6CそれぞれからノードAに流れ
る電流の位相特性図である。
【図6】 本発明の第二の実施の形態による通信装置を
示す回路図である。
【図7】 図1におけるバランスネットの一部を取り出
して示す回路図である。
【図8】 図6におけるバランスネットの一部を取り出
して示す回路図である。
【図9】 図6におけるバランスネット6Bからノード
Aに流れる電流の周波数特性図である。
【図10】 本発明の第三の実施の形態による通信装置
を示す回路図である。
【図11】 図10におけるバランスネット部を取り出
して示す回路図である。
【図12】 従来の通信装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1 送信ドライバ 1a 正相出力部 1b 逆相出力部 2 対向トランシーバ 3 トランス 4 対向トランス 5 伝送線路 6、6A、6B、6C バランスネット 7、7A、8、8A レシーバアンプ R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R10、
R33 抵抗 R20 出力抵抗 R21 終端抵抗 R30、R31、R32 入力抵抗 R40、R41 帰還抵抗 3a、4a、C1、C2、C3、C4 キャパシタンス L1、L2 インダクタンス F 一次のハイパスフィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動構成のアナログフロントエンド部に
    複数のパッシブ素子からなるバランスネットと、複数の
    レシーバアンプと、複数の送信ドライバと、複数のイン
    ピーダンス整合用出力抵抗と、複数の入力抵抗と、送受
    信用トランスを具備し、該複数の送信ドライバの第1の
    出力部を該バランスネットの第1の入力部と該複数のイ
    ンピーダンス整合用出力抵抗の第1の出力抵抗の一端に
    接続し、前記複数の送信ドライバの第2の出力部を前記
    バランスネットの第2の入力部と前記複数のインピーダ
    ンス整合用出力抵抗の第2の出力抵抗の一端に接続し、
    該第1の出力抵抗のもう一端は該送受信用トランスの第
    1の接続部と接続し、該第2の出力抵抗のもう一端は前
    記送受信用トランスの第2の接続部と接続し、前記送受
    信用トランスの第1の接続部は該複数の入力抵抗の第1
    の入力抵抗の一端に接続し、前記送受信用トランスの第
    2の接続部は前記複数の入力抵抗の第2の入力抵抗の一
    端に接続し、該第1の入力抵抗のもう一端と前記バラン
    スネットの第1の出力部を該複数のレシーバアンプの第
    1のレシーバアンプの負入力端子に接続し、該第2の入
    力抵抗のもう一端と前記バランスネットの第2の出力部
    を前記複数のレシーバアンプの第2のレシーバアンプの
    負入力端子にそれぞれ接続し、前記第1、第2のレシー
    バアンプの負入力端子と前記第1、第2のレシーバアン
    プの出力端子間にはそれぞれ帰還抵抗を接続し、前記第
    1、第2のレシーバアンプの正入力端子は接地したこと
    を特徴とする電話線等のメタリック伝送線路に用いられ
    る通信装置。
  2. 【請求項2】 前記バランスネットを直列接続された第
    1の抵抗、第1のインダクタンスと並列接続された第1
    のキャパシタンス、第2の抵抗とを直列接続した複数の
    直並列回路で構成し、該複数の直並列回路の第1の直並
    列回路の一端を前記送信ドライバの第1の出力部に接続
    した場合は該第1の直並列回路のもう一端は前記複数の
    レシーバアンプの第2のレシーバアンプの負入力端子に
    接続し、前記複数の直並列回路の第2の直並列回路の一
    端を前記送信ドライバの第2の出力部に接続した場合は
    該第2の直並列回路のもう一端は前記複数のレシーバア
    ンプの第1のレシーバアンプの負入力端子にそれぞれ接
    続することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記直列接続された第1の抵抗、第1の
    インダクタンスによる第1の複数の直列回路を、直列接
    続された第3の抵抗、第2のキャパシタンスによる第2
    の複数の直列回路と複数の第4の抵抗とを用いて、該第
    2の複数の直列回路の一つの直列回路の一端は該複数の
    第4の抵抗の一つ抵抗の一端と接続し、前記第2の複数
    の直列回路の一つの直列回路のもう一端を前記送信ドラ
    イバの第1の出力部に接続した場合は前記複数の第4の
    抵抗の一つの抵抗のもう一端は前記送信ドライバの第2
    の出力部に接続され、前記第2の複数の直列回路の一つ
    の直列回路のもう一端を前記送信ドライバの第2の出力
    部に接続した場合は前記複数の第4の抵抗の一つの抵抗
    のもう一端は前記送信ドライバの第1の出力部に接続さ
    れるというように前記第2の複数の直列回路と前記複数
    の第4の抵抗とを互いにたすきがけに接続することによ
    り置き換えることを特徴とする請求項2に記載の通信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第3の抵抗と前記第4の抵抗の抵抗
    値を同じにすることを特徴とする請求項3に記載の通信
    装置。
  5. 【請求項5】 前記バランスネットに抵抗、キャパシタ
    ンスで構成される複数の一次のハイパスフィルタを接続
    したことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記
    載の通信装置。
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Cited By (2)

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